JP2009090374A - 矯正機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体11に、圧下装置27により上下動される昇降部材26が配設される。昇降部材26の下側に、上矯正ロール12が回転自在に支持される支持部材28が上下動可能に配設される。昇降部材26と支持部材28とは、昇降部材26に対する支持部材28の移動量に応じて油室の容積が可変する油圧シリンダ31で連結される。油圧シリンダ31には、矯正時における被矯正材料Wの径寸法の変化に追従して上矯正ロール12を備える支持部材28が昇降部材28に対して移動するのを許容するよう油室に充填される作動油の充填量を調整する調整装置34が接続される。
【選択図】図1
Description
被矯正材料のパスラインを挟んで上下に位置し、前記パスラインに対し所定の角度で相互に交差する一対の矯正ロールと、両矯正ロールの間隔を調整する圧下装置とを備える矯正機において、
前記圧下装置により上下動される昇降部材と、
前記昇降部材に対して上下動可能に配設され、一方の矯正ロールが支持される支持部材と、
前記昇降部材と支持部材とに連結され、昇降部材に対する支持部材の移動量に応じて油室の容積が可変する油圧シリンダと、
前記油圧シリンダに接続され、前記油室に充填される作動油の充填量を、矯正時における被矯正材料の径寸法の変化に追従して支持部材が昇降部材に対して移動するのを許容するよう調整する調整装置とを備えることを特徴とする。
前記増圧シリンダに対する圧縮空気の供給回路に接続され、前記油圧シリンダに加わる負荷に応じて増減する増圧シリンダ内の圧力が一定となるように調整する圧力調整手段とを備えることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、圧縮空気を用いた増圧シリンダを用いる構成により、被矯正材料の寸法変化に対する応答性が高く、より精度の高い矯正を行なうことができる。
請求項3に係る発明によれば、矯正ロールに過負荷が加わったときには該矯正ロールを逃すことができ、装置の保護を図り得る。
前記矯正機10の本体11は、図1および図2に示す如く、被矯正材料WのパスラインPLに沿う材料給送方向に離間する一対の枠状部材16,16と、該両枠状部材16,16を連結する複数の連結部材17と、両枠状部材16,16間に介挿されて間隔を保持する複数の保持部材18とから基本的に構成される。各枠状部材16は、断面角筒状に形成された一対の縦枠材19,19と、同じく断面角筒状に形成された一対の横枠材20,20を相互に連結することで矩形枠状に形成されたものであって、該枠状部材16には矩形状の開口部16aが開設される。そして、材料給送方向の上流側に位置する枠状部材16の開口部16aから、前記材料搬入装置14で搬送される被矯正材料Wが矯正空間Sに通入され、矯正後の被矯正材料Wが材料給送方向の下流側に位置する枠状部材16の開口部16aから前記材料搬出装置15へ通出される。
前記油圧シリンダ31には、該油圧シリンダ31に加わる負荷に応じて下矯正ロール13に対する上矯正ロール12の近接・離間移動(上下動)を許容する調整装置34が接続されている。この調整装置34は、図3に示す如く、油圧シリンダ31に接続される増圧シリンダ35を備える。増圧シリンダ35は、空圧用バレル36の内部に、ピストン37が摺動自在に配設され、該ピストン37によって空圧用バレル内が第1室36aと第2室36bとに分割されている。空圧用バレル36の第2室側に、第2室36bより内径の小さな油圧室38aが内部画成された油圧用バレル38が配設されると共に、該油圧室38aは第2室36bと連通している。前記ピストン37の第2室側には、該ピストン37と一体に移動する小径のピストンロッド37aが連結されており、該ピストンロッド37aの先端部が油圧室38aの内部を摺動するよう構成される。また油圧用バレル38の油圧室38aは、前記油圧シリンダ31の油室31aに連通され、後述するエア・オイルタンク39から油圧室38aに供給された作動油が、油圧シリンダ31の油室31aに充填されるよう構成される。
前記本体11におけるパスラインPLとの交差方向の両側には、前記両枠状部材16,16と保持部材18,18とで画成される側部開口11a,11aが形成され、各側部開口11aに、被矯正材料Wを案内するガイドバーフェーシング60を備えるホルダ61が夫々回動自在に配設されている。すなわち、図5に示す如く、材料給送方向に対向する枠状部材16,16における縦枠材19,19間に、各縦枠材19に対してパスラインPLと平行な支持軸62を介してホルダ61が回動自在に配設される(図5では上流側の支持軸62のみ示す)。
前記矯正機10の材料給送方向の下流側に配置される前記材料搬出装置15は、図6に示す如く、矯正機10から下流側に所定間隔離間して配置され、該材料搬出装置15と矯正機10との間に、前記矯正ロール12,13を交換するロール交換装置68が配設されている。このロール交換装置68は、材料給送方向に離間してパスラインPLとの交差方向に所定長さで延在する一対のガイドレール69,69に沿って交差方向に移動自在な搬送台車70を備える。搬送台車70は、駆動源のモータおよび該モータで作動されるボールネジとナット等からなる作動手段を備える移動装置71によって、前記交差方向に離間する矯正位置(図6(a))と交換位置(図6(b))との間を移動されるようになっている。なお、実施例では矯正機10とロール交換装置68とから矯正装置が構成される。
次に、前述した実施例に係る矯正機の作用につき説明する。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.実施例では、一対の枠状部材を連結部材で連結した場合で説明したが、枠状部材の数は3つ以上であってもよい。また、隣り合う枠状部材に隙間を設けることなく複数の枠状部材を並べて配置して連結部材で相互に連結する構成を採用し得る。
2.実施例では、一対の枠状部材の間に保持部材を介挿して間隔を保持するようにしたが、連結部材の長手方向の両端部を段付き形状としたりフランジを設け、該連結部材により枠状部材の間隔を保持する構成を採用することができ、この場合は保持部材を省略し得る。
3.実施例では、枠状部材の4隅部を連結部材で連結したが、該連結部材の配設位置は、複数の枠状部材を強固に固定し得る位置であればよい。また、実施例では各部に2本の連結部材を配設したが、1本あるいは3本以上の連結部材を配設してもよい。
4.実施例では、枠状部材を中空(断面角筒状)としたが中実なものであってもよい。
5.実施例では、本体を構成する枠状部材を材料給送方向に離間して配置したが、パスラインとの交差方向に離間して配置する構成を採用することができる。
6.実施例では、矩形枠状の枠状部材を用いたが、該枠状部材の形状はこれに限定されるものでなく、多角形や上下端部が弧状に形成されたもの等、その他の形状を適宜に採用可能である。
7.実施例では、矯正機の本体を複数の枠状部材から構成したが、上下に離間する一対のフレームを4本の支柱により連結する構成であってもよい。
8.実施例では、圧縮空気と油圧とを併用した増圧シリンダを採用した調整装置の場合で説明したが、圧縮空気を用いることなく油圧のみを用いた増圧シリンダを採用することができる。
9.実施例では、ロール交換装置を矯正機の下流側に配置した場合で説明したが、矯正機の上流側にロール交換装置を配置する構成を採用し得る。
10.実施例では、搬出入手段として搬出入シリンダを用いた場合で説明したが、モータとラック−ピニオン等の機構を用いた装置等、矯正機の本体と搬送台車との間で矯正ロールを進退し得る手段であればよい。
11.実施例では、矯正ロールの交換等に際して本体に対して矯正ロールをパスラインに沿う方向に引き出したり送り込む場合で説明したが、本体に対して矯正ロールをパスラインとの交差方向へ引き出したり送り込む構成を採用し得る。
12.実施例では、ホルダの回動手段として開閉用シリンダを用いた場合で説明したが、モータとラック−ピニオン等の機構を用いた装置等、ホルダを案内位置と取替え位置との間を回動させ得る手段であればよい。
13.実施例では、ホルダをパスラインに沿う支持軸を支点として垂直面内で回動する場合で説明したが、鉛直に延在する軸にホルダの幅方向(上流側または下流側)の一方の端部を枢支して、該ホルダを水平面内で回動する構成を採用し得る。
26 昇降部材,27 圧下装置,28 支持部材,31 油圧シリンダ,31a 油室
34 調整装置,35 増圧シリンダ,36 空圧用バレル,36a 第1室
36b 第2室,37 ピストン,37a ピストンロッド,38 油圧用バレル
38a 油圧室,39 エア・オイルタンク(油圧供給源)
41 ソレノイドバルブ(保護装置),42 空圧供給源,43 第1管路(供給回路)
48 第2管路(供給回路),49 第1シャットオフバルブ(保護装置)
54 第2シャットオフバルブ(保護装置),W 被矯正材料,PL パスライン
Claims (3)
- 被矯正材料(W)のパスライン(PL)を挟んで上下に位置し、前記パスライン(PL)に対し所定の角度で相互に交差する一対の矯正ロール(12,13)と、両矯正ロール(12,13)の間隔を調整する圧下装置(27)とを備える矯正機において、
前記圧下装置(27)により上下動される昇降部材(26)と、
前記昇降部材(26)に対して上下動可能に配設され、一方の矯正ロール(12)が支持される支持部材(28)と、
前記昇降部材(26)と支持部材(28)とに連結され、昇降部材(26)に対する支持部材(28)の移動量に応じて油室(31a)の容積が可変する油圧シリンダ(31)と、
前記油圧シリンダ(31)に接続され、前記油室(31a)に充填される作動油の充填量を、矯正時における被矯正材料(W)の径寸法の変化に追従して支持部材(28)が昇降部材(28)に対して移動するのを許容するよう調整する調整装置(34)とを備える
ことを特徴とする矯正機。 - 前記調整装置(34)は、前記油圧シリンダ(31)に接続され、圧縮空気の作用により内部の作動油を増圧して油圧シリンダ(31)の油室(31a)に供給する増圧シリンダ(35)と、
前記増圧シリンダ(35)に対する圧縮空気の供給回路(43,48)に接続され、前記油圧シリンダ(31)に加わる負荷に応じて増減する増圧シリンダ(35)内の圧力が一定となるように調整する圧力調整手段(49)とを備える請求項1記載の矯正機。 - 前記増圧シリンダ(35)は、空圧用バレル(36)内に摺動自在に配設されて該空圧用バレル(36)内を第1室(36a)と第2室(36b)とに分割するピストン(37)と、空圧用バレル(36)に配設されて第2室(36b)および前記油圧シリンダ(31)の油室(31a)に連通する油圧室(38a)が画成された油圧用バレル(38)と、前記ピストン(37)に連結されて前記油圧室(38a)内を摺動するピストンロッド(37a)とを備え、前記第1室(36a)に前記圧力調整手段(49)を介して空圧供給源(42)が接続されると共に前記油圧室(38a)に油圧供給源(39)が接続され、前記油圧シリンダ(31)に予め設定された異常負荷が加わったときに、前記空圧供給源(39)からの圧縮空気を第2室(36b)に供給すると共に、前記油圧室(38a)の作動油を油圧供給源(39)に戻す保護装置(41,52,54)を備える請求項2記載の矯正機。
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