JP2009090054A - 胸部正面x線画像の検像方法及び検像装置 - Google Patents

胸部正面x線画像の検像方法及び検像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】X線撮影装置がディジタル化された利点をさらに活かすため、映像がディジタル化された胸部X線画像のノイズ量評価に基づく、検像方法並びに検像装置を提供する。
【解決手段】
胸部正面X線画像の検像方法において次のステップを有する。
−胸部正面X線画像から肺の下縦隔部を対象領域(ROI)として抽出するステップ。
−該ROIにおける画像のノイズ量を算出するステップ。
−前記ノイズ量を所定の基準値と比較して、小さい場合には該対象画像を送信するステップ。
ROI抽出は次のように行う。(1)肺野縦中心線を求める。(2)肺野縦中心線の左右の各々領域に対して上側肺野境界線及び下側肺野境界線の抽出をする。(3)左右の上側及び下側肺野境界線と肺野縦中心線とからROIの中心点を求める。(4)中心点の周りに所定の大きさのピクセルサイズを有する領域をROIとする。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、フィルムレス化により映像がディジタル化された医療用X線画像の検像方法及び検像システムに関する。特に胸部X線画像の検像方法及び検像システムに関する。
医療用X線画像撮影のフィルムレス化に伴い、画像の確認作業はモニター上での検像システムを用いた作業へ移行しつつある。画像の確認作業とは、医者がX線写真を利用して診断を行うに先だって、X線写真の映像が適正に撮影されているかを確認する作業である。この作業が必要なのは、人体の影響を考慮してX線線量をできるだけ少なくして撮影するため、ノイズが多いなど診断に不適切な映像を得る場合があるからである。フィルムを利用していたときはもちろん、モニター上で行うようになっても、検像作業は放射線技師自身がX線写真映像を自分の目で確認しているのが現状である。能率が良くないことはもちろん、フィルムレス化で映像がディジタル化されたメリットを十分享受していないと言える。
特開2007−68715号公報 Improved Method for Automatic Identification of Lung Regions on Chest Radiographs1(Lihua Li, PhD, Yang Zheng, MS, Maria Kallergi, PhD, Robert A. Clark, MD, Academic Radiology, Vol 8, No. 7, July 2001 pp.629-638. 第63回日本放射線技術学会総会学術大会(2007年4月開催)抄録、「画像認識技術を用いた検像システムの構築」 第62回日本放射線技術学会総会学術大会(2006年4月開催)抄録、「検像システムにおけるノイズ自動判別」
本願発明の課題は、X線撮影装置がディジタル化された利点をさらに活かすため、ディジタル化された医療用X線画像、とりわけ胸部X線画像のノイズ量評価に基づく、検像方法並びに検像装置を提供することである。胸部X線画像ノイズ量を定量的に評価する評価方法を用いることが必要である。
課題を解決するために、本発明では以下のような手段を提供する。
(1)胸部正面X線画像の検像方法であって、胸部正面X線画像から肺の下縦隔部を対象領域(ROI)として抽出するROI抽出ステップ、及び、該ROIにおける画像のノイズ量を算出するステップを有する。
(2)上記胸部正面X線画像の検像方法で、さらに、該ROI抽出ステップが、
左右肺野を分離する直線である肺野縦中心線を求めるステップ、左右各々の肺野に対する上側及び下側の境界線である上側肺野境界線及び下側肺野境界線の抽出をする肺野境界線抽出ステップ、左右各々の肺野に対する該上側肺野境界線及び左右各々の肺野に対する該下側肺野境界線ならびに該肺野縦中心線からROI中心を求めるステップ、及び、ROIの中心に対して所定の大きさのピクセルサイズを有する領域をROIに設定するステップを有する。
さらに、下記(a)(b)(c)のうちいずれかの特徴を1つ以上有することが可能である。
(a)該肺野縦中心線を求めるステップが、該胸部X線画像の上下方向をY軸、左右方向をX軸として、
X軸座標の各値に対するY軸上のピクセルのグレースケール値の平均値を求めるステップ、及び、該平均値の中から最大値を求め該最大値に対応するX座標を有するY軸に平行な直線を肺野縦中心線とするステップを有する。
(b)該肺野境界線抽出ステップが、該胸部X線画像の上下方向をY軸、左右方向をX軸として、
該縦中心線で分けられた左右領域別にY軸座標の各値に対するX軸上のピクセルのグレースケール値の平均値を求めるステップ、左右領域別にそれぞれの該平均値の微分値を求めるステップ、及び、該微分値を上から分析し、グレースケールの減少率が第1のしきい値を超える場合のY座標を求め、左側及び右側に対する該Y座標を有するX軸に平行な2つの直線を上側横肺野境界線とし、該微分値を下から分析し、グレースケールの減少率が第2のしきい値を超える場合のY座標を求め、左側及び右側に対する該Y座標を有するX軸に平行な2つの直線を下側横肺野境界線とするステップ、を有する。
(c)該ROI中心を求めるステップが、
左右各々の肺野に対する該上側肺野境界線の該肺野縦中心線との交点の中点、ならびに、左右各々の肺野に対する該下側肺野境界線の該肺野縦中心線との交点の中点を求め、該2つの中点を所定の比に内分する点をROIの中心とするステップを有する。
(3)上記各胸部正面X線画像の検像方法で、前記ノイズ量を算出するステップにおいてウェーブレット変換を利用する。
(4)上記各胸部正面X線画像の検像方法で、前記ノイズ量を所定の基準値と比較して、小さい場合には該対象画像を送信するステップをさらに有する。
(5)コンピュータ読み取り可能な胸部正面X線画像の検像プログラムであって、上記各胸部正面X線画像の検像方法をコンピュータに実行させる。
(6)胸部正面X線画像の検像装置であって、
胸部正面X線画像を所定の送信元から受信する画像受信手段と、該胸部X線画像を蓄積する画像蓄積手段と、該胸部X線画像から肺の下縦隔部を対象領域(ROI)として抽出する、ROI抽出手段と、前記ROIにおける画像のノイズ量を算出する、ノイズ量算出手段と、前記ノイズ量の所定の基準値に対する大小関係から、該胸部X線画像の合否を判別し、合格の場合に合格信号を出力する合否判定手段と、前記合否判定手段からの合格信号を受けて、前記画像蓄積手段から該胸部X線画像を所定の送信先に送信する送信手段とを有する。さらに、下記(d)の特徴を有することが可能である。
(d)前記ROI抽出手段が、
左右肺野を分離する直線である、肺野縦中心線を求める手段、左右各々の肺野に対する上側及び下側の境界線である、上側肺野境界線及び下側肺野境界線の抽出をする、肺野境界線抽出手段、左右各々の肺野に対する該上側肺野境界線及び左右各々の肺野に対する該下側肺野境界線ならびに該肺野縦中心線からROI中心を求める手段、及び、ROIの中心に対して所定の大きさのピクセルサイズを有する領域をROIに設定する手段を有する。
(7)X線画像検像システムであって、上記の胸部正面X線画像の検像装置、該所定の送信元である画像発生装置及び該所定の送信先であるサーバーを有する。
肺の下縦隔部は放射能量増加に伴うノイズが低減する感度が高いので、この部分を対象領域(ROI)として抽出しノイズ量を評価することにより、画像の良否判断が効率的に行える。
人体のX線撮影において、X線放射能量は低い方が望ましいが、ノイズの低下した鮮明な画像を得るには放射能量(mAs値)を多くする必要がある。一般的にmAs値が多ければ多いほど出力される画像は鮮明になりノイズは低下するが、部位によりその値は異なってくる。本願発明では、放射能量増加に伴うノイズが低減する感度が高い部位を抽出してその部位におけるノイズの算出を行い、ノイズの値の大小によって画像の良否を判別する検像方法を提案する。
図1は、放射能量とノイズ量との関係を示す図である。横軸には、mAs値で表した放射能量、縦軸にはノイズ量(SD)の対数値を示す。この図からわかるように、胸部正面のX線画像に対しては、ROI6で示す下縦隔部の領域が放射能量増加に伴うノイズが低減する感度が高いので、この部分のノイズ量を評価すれば、画像の良否判断が効率的に行える。また、患者へ投与するX線放射能量を一定に抑えながら、診断に適した画像を提供することが可能となる。
本実施例では、検像方法を説明する。
1.検像方法の基本的な手順
検像方法の基本的な手順はつぎの通りである。胸部正面X線画像を図2に示し、基本手順のフローチャートを図3に示す。これらの手順のうち、下記(2)及び(3)によりノイズ大小の観点からの画像の評価値が求まる。
(1)X線撮影装置等から対象とする胸部正面X線画像を受信する(S205)。これは、既存の手法にて可能である。
(2)対象の胸部正面X線画像300から、ノイズ量の評価を行うのに適した対象領域(Region of Interest, 以下ROIと称する)345を抽出する(S210)。前述のように、線量に対するノイズ量の感度が高い肺の縦隔部である。ROI抽出の具体例は後述する。
(3)ROIにおけるノイズ量を算出する(S215)。例えば後述のようにウェーブレット変換を利用して、算出することが可能である。
(4)算出されたノイズ量が予め定めた基準値を上回るか、下回るかを判断する(S220)。下回る場合は対象胸部X線画像を合格画像、上回る場合は不合格画像とする。
(5)画像の合否に応じて必要な処理をする。例えば、合格画像の場合は該胸部X線画像をサーバー等へ送信することができる(S225)。また、不合格画像の場合は、不合格画像である旨のメッセージをグラフィックユーザーインターフェース(GUI)にて表示あるいはユーザーへ送信する。(S230)
合格画像の場合のみにサーバー等に送信することにより、胸部X線画像の自動チェックと一定基準を満たした画像の配信とを行うことができる。
2.ROI抽出方法
胸部正面X線画像からROI、言い換えれば下縦隔部の抽出は次のようにして行う。図2に示したディジタル胸部X線画像をもとに説明する。ROI抽出のフローチャートを図4に示す。該胸部X線画像において、画像の左側が人体の右肺、画像の右側が人体の左肺となる。また、画像左上隅(人体では右上側)を画像におけるピクセル座標の原点Oとし、ここから右方向をX軸の正方向とし、下方向をY軸の正方向とする。X座標、Y座標の最大値をそれぞれXZ,YZとする。したがって、画像の右下隅の座標は(X,Y)=(XZ,YZ)となる。各ピクセルのグレースケールは黒を最小値(例えば8ビット2進数で表現して00000000)、白を最大値(同様に11111111)とする。
(1)画像の事前処理(S250)
ROIを抽出するにあたり、必要ならば、抽出精度を高くするために画像の事前処理を予め行っておく。例えば、メディアンフィルターを用いてノイズの除去を行うことや、抽出部分を強調させるために2値化処理(コントラスト調整)を行うことが挙げられる。
(2)肺野縦中心線の抽出(S255)
X線画像における左右の肺野を分離する、縦方向の直線である肺野縦中心線の抽出を行う(S255)。左右の肺野の中心を横切るような直線を抽出するのが好適であるが、必ずしもこれにかぎらず、該直線で仕切られる一方の側に左肺が、他方の側に右肺が存在するような抽出方法であればよい。例えば次の方法が好適である。ただし、かならずしもこの方法に限定されるものではない。
(2−1)X軸座標の各値に対する、Y軸上のピクセルのグレースケール値を合計し、その平均値を求める(S305)。ただし、画像における左右の端の所定領域、例えば左右の端の1/4の領域に対して(すなわち、X<XZ/4、X>XZ*3/4に対して)はこれを実施しないことが好適である。該領域を除くX軸座標の各値に対して、平均値が1つずつ算出される。なお、グレースケール値を合計し、平均値を求める過程で、画像の背景(黒色)部分を適宜計算対象から外すことが望ましい。
(2−2)さらに、これらの平均値の中から最大値を求め、最大値をとるときのX座標をXEとする。X=XEでありかつY軸に平行な直線を肺野縦中心線310とする(S310)。
(3)上下横肺野境界線の抽出(S260)
肺野縦中心線の抽出により、画像上の左右の肺を分離することができれば、つぎに左右各々の肺に対して肺野領域の上部及び下部の境界線である、上下横肺野境界線を抽出する。これには例えばつぎのような方法とすることが好適である。ただし、かならずしもこの方法に限定されるものではない。
以下の処理は、肺野縦中心線310を境として左右の領域別、すなわちX>XE及びX<XEの各々の領域について別に行う。
(3−1)Y軸座標の各値に対する、X軸上のピクセルのグレースケール値を合計し、その平均値を求める(S315)。なお、平均値を求める際、画像の背景(黒色)部分を適宜計算対象から外すことが望ましい。
(3−2)それぞれの平均値の微分値を求める(S320)。
(3−3)右肺、左肺のそれぞれに上側及び下側の肺野境界線を抽出する(S325)。これはつぎのように行う。
求めた微分値を上から、すなわちY=0からY軸の正の方向に向かって分析し、傾きが予め定めたしきい値よりも小さくなる点、言い換えれば、Y軸の正方向に対してグレースケールの減少率(白から黒になる変化率)がある特定のしきい値を超える場合のY座標を求める。このとき、左側、すなわちX<XEの領域に対して求めた該Y座標をYJとし、右側、すなわちX>XEの領域に対して求めた該Y座標をYLとする。Y=YJまたはYLとなるX軸に平行な2つの直線をそれぞれ「右肺の上側横肺野境界線」325、または「左肺の上側横肺野境界線」326とする。
また、求めた微分の数値を下から、すなわちY=YZからY=0となる方向に向かって分析し、傾きが予め定めたしきい値(上記しきい値とは同じでも異なってもよい)よりも小さくなる点、言い換えれば、Y軸の負方向に対してグレースケールの減少率(白から黒になる変化率)がある特定のしきい値を超える場合のY座標を求める。このとき、左側、すなわちX<XEの領域に対して求めた該Y座標をYKとし、右側、すなわちX>XEの領域に対して求めた該Y座標をYMとする。Y=YKまたはYMとなるX軸に平行な2つの直線をそれぞれ「右肺の下側横肺野境界線」330、または「左肺の下側横肺野境界線」331とする。
(4)ROI中心の抽出(S265)
さらに、4本の該横肺野境界線(左右の上側肺野境界線及び左右の下側肺野境界線)と該肺野縦中心線とからROI中心を求める(S265)。例えば、次のようにして求めることができる。ただし、かならずしもこの方法に限定されるものではない。
左右各々の肺野に対する該上側肺野境界線の該肺野縦中心線との交点の中点(上側中点N)、ならびに、左右各々の肺野に対する該下側肺野境界線の該肺野縦中心線との交点の中点(下側中点P)を求め、該2つの中点を所定の比に内分する点を該ROIの中心Rとする。言い換えればつぎのようになる。
前記肺野縦中心線310上において、「右肺の上側横肺野境界線325」と「左肺の上側横肺野境界線326」とのY座標の平均値をY座標とする点または「右肺の下側横肺野境界線330」と「左肺の下側横肺野境界線331」とのY座標の平均値をY座標とする点、すなわち、Y=YN=(YJ+YL)/2またはY=YP=(YK+YM)/2となる点をそれぞれ上側中点N(XE,YN)335または下側中点P(XE,YP)336とする。さらに上側中点335と下側中点336とを所定の比に内分する点を「ROIの中心」R(XE,YR)340とする。
内分の比は4:1で下側中点の方に近い点とする、すなわち、肺野縦中心線310上でY=YQ=(4*YP+YN)/5 となる点を「ROIの中心」R(XE,YR)340とするのが好適である。
(5)ROIの設定(S270)
最後にROIを設定する。これは、ROIの中心340を中心に所定の大きさのピクセルサイズを有する領域をROI345とする。X線画像のサイズをX方向2000ピクセル×Y方向3000ピクセルとすると、この場合はROIのサイズを512ピクセル×512ピクセルとするのが好適である。
上記に示した、ROI抽出方法では、肺の下縦隔部が精度良く抽出されるので、画像の良否判断が効率的に行える。
3.ROIにおけるノイズ量算出方法
ROIに含まれるノイズ量算出は、一般にノイズ低減に用いられる、ウェーブレット変換を利用することができる。
図5はウェーブレット変換を説明する図である。(a)は、原画像であり、この画像にウェーブレット変換を施すと(b)に示す画像になる。この画像のLL領域を逆ウェーブレット変換すると原画像(a)からノイズを減らしたデノイズ画像(c)を得ることができる。反対に残りの部分(LH、HL及びHH)の領域を(LL領域を全てゼロとおいて)逆ウェーブレット変換するとノイズ画像(d)を得ることができる。ノイズ画像(d)の全ピクセルのグレースケールから標準偏差を計算すればノイズ量を得ることができる。
ウェーブレット変換にはいくつかの種類が存在するが例えばドベシー変換を採用するのが好適である。
ウェーブレット変換に限らず、グレースケール画像のノイズ量を算出できる手法であればいずれの方法でも採用することができる。
胸部X線画像ノイズ量を定量的に評価する評価方法が用いられているので、ノイズが十分に押さえられて胸部X線写真が撮影されたか否かを効率的に判定することができる。
図3及び図4に示されるフローチャートに記載された各工程を実行するプログラムコードから成る測定プログラムは、当該測定プログラムが記憶されたCD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体を入手することで、あるいは当該測定プログラムが格納された外部のサーバからダウンロードすることで利用することが可能である。情報記憶媒体から読み出されるか、あるいは外部のサーバからダウンロードされた測定プログラムは、例えばマイクロコンピュータやパーソナルコンピュータ、あるいは検像用に一体化された専用端末の記憶手段にインストールされる。メモリーなどの記憶手段にインストールされた検像プログラムを、例えば専用端末内のCPUにより実行することで、本実施例で説明した方法を実現することができる。
実施例2では、検像装置及びシステムを説明する。
図6は、画像認識技術を用いた検像システム100を示す図である。また、検像システム100における検像装置20の構成を図7に示す。検像システム100では通信回線40に、画像生成装置50、検像装置20及びサーバー60が接続されている。画像生成装置50は、例えばX線撮影装置も含まれる。検像装置20には、通信回線を経由して送られる画像を受信する受信装置である受信手段105,その画像を蓄積するメモリーである画像蓄積手段110を有している。画像蓄積手段110に蓄積された画像からROIを抽出する抽出手段120.画像からROIのみにおけるノイズ量を算出するノイズ量算出手段125,さらにノイズ量と所定の基準値との大小関係を判断して、合否判定結果の信号を送出する合否判定手段130、対象の画像を検像装置20外の通信回線上に接続されたサーバーなどに送信する送信手段135を有している。また、検像装置20は、必要に応じてディスプレイなどの表示手段140を有する。
図6、7に示した装置の動作を説明する。
X線画像生成装置50で生成された胸部X線画像が、通信回線40を伝わって検像装置20の受信手段105にて受信され、画像蓄積手段110に蓄積される。次にROI抽出手段120にて、画像蓄積手段110に蓄積された胸部X線画像からROIを抽出する。つぎにノイズ量算出手段125で、ROIにおけるノイズ量を算出する。ROI抽出とノイズ量算出とは、例えば、実施例1に示したROI抽出方法、ノイズ量算出方法のプログラムを検像装置に設けたメモリー部分(図示しない)に搭載し、検像装置に設けたCPU(図示しない)にて実施することにより、ROI抽出手段120、ノイズ量算出手段125を実現できる。
算出されたノイズ量は、胸部X線画像全体のノイズ量を評価する評価量となる。
つぎに合否判定手段130にて、算出されたノイズ量の予め定められた基準値との大小関係を判断し、小さければ合格、大きければ不合格とし、合格または不合格を示す判定信号を出力する。送信手段135は該判定信号を受け、合格信号を受けた場合のみ、通信回線40を介してサーバー60へ対象画像を送信する。一方、不合格の場合は、その旨の判定信号を受けて、表示手段140に不合格の表示を行う。不合格である旨のメッセージを検像装置100外の通信端末(表示せず)に通信回線40を介して送信することも可能である。合格の場合のみに対象画像をサーバーに送信することにより、胸部X線画像の自動チェックと一定基準を満たした画像の配信とを行うことができる。
一方、ROI抽出手段120は、図8に示すように、
左右肺野を分離する直線である、肺野縦中心線を求める手段255、
左右各々の肺野に対する上側及び下側の境界線である、上側肺野境界線及び下側肺野境界線の抽出をする、肺野境界線抽出手段260、
左右各々の肺野に対する該上側肺野境界線及び左右各々の肺野に対する該下側肺野境界線ならびに該肺野縦中心線からROI中心を求める手段265、及び、
ROIの中心に対して所定の大きさのピクセルサイズを有する領域をROIに設定する手段270
から構成することができる。
また、必要ならば、画像事前処理手段250を有することも可能である。
ここに登場した各手段においては、前述したそれぞれに対応する方法を実施するものとする。また、各方法をメモリーなどの記憶手段にインストールし、検像装置20またはROI抽出手段120に備えられたCPU(図示せず)により実施することができる。
上記に示した、ROI抽出手段120では、肺の下縦隔部が精度良く抽出されるので、画像の良否判断が効率的に行える。
(実験例)
実施例2で示されたシステムを構築した。さらに、病院にて撮影され、ランダムに抽出された胸部X線画像100例を対象として、システムの動作確認を行い評価した。
画像発生装置を5台接続した場合、1接続、画像1枚につき約3秒で検像装置により受信した。
ROI抽出、ノイズ算出及び画像の合否判定からなる一連の処理は、画像1枚につき約20秒で可能であった。さらに、合格画像1枚につき、検像装置からサーバーへ1枚に付き約3秒で送信した。
ただし、本実験例では、被写体によってはノイズが高い個所がうまく抽出できない場合があり、それが100例の内10例ほど見受けられた。これは、片肺が切除された患者を対象とするなど、左右の肺を正しく認識できない場合があるからである。一方、検診センターにて撮影された胸部X線画像を使用した場合では、健常者がほとんどであるため、抽出不可の場合はほとんど発生しなかった。
以上本発明の実施例を説明した。特許請求の範囲に記載された発明の技術的思想から逸脱することなく、これらに変更を施すことができることは明らかである。
医療機関において、ディジタルX線撮影装置にて撮影された胸部X線画像の検像を自動化した装置及びシステムに利用することができる。
各対象領域に対する放射能量とノイズ量の関係を表す図である。 胸部正面X線画像及びそれからROI抽出方法を示す図である。 検像方法を示すフローチャートである。 ROI抽出方法を示すフローチャートである。 ウェーブレット変換を説明する図である。 検像システムを示す図である。 検像装置の構成を示す図である。 ROI抽出手段を示す図である。
符号の説明
20:検像装置
40:通信回線
50:画像生成装置
60:サーバー
100:検像システム
105:画像受信手段
110:画像蓄積手段
120:ROI抽出手段
125:ノイズ量算出手段
130:合否判定手段
135:画像送信手段
140:表示手段
250:画像事前処理手段
300:胸部X線画像
310:肺野縦中心線
325:右肺の上側横肺野境界線
326:左肺の上側横肺野境界線
330:右肺の下側横肺野境界線
331:左肺の下側横肺野境界線
335:上側中点
336:下側中点
340:ROIの中心
345:対象領域(ROI)

Claims (11)

  1. −胸部正面X線画像から肺の下縦隔部を対象領域(ROI)として抽出する、ROI抽出ステップ、及び、
    −該ROIにおける画像のノイズ量を算出するステップ、
    を有する胸部正面X線画像の検像方法。
  2. 該ROI抽出ステップが、
    −左右肺野を分離する直線である、肺野縦中心線を求めるステップ、
    −左右各々の肺野に対する上側及び下側の境界線である、上側肺野境界線及び下側肺野境界線の抽出をする、肺野境界線抽出ステップ、
    −左右各々の肺野に対する該上側肺野境界線及び左右各々の肺野に対する該下側肺野境界線ならびに該肺野縦中心線からROI中心を求めるステップ、
    及び、
    −ROIの中心に対して所定の大きさのピクセルサイズを有する領域をROIに設定するステップ、
    を有する、請求項1記載の胸部正面X線画像の検像方法。
  3. 該肺野縦中心線を求めるステップが、該胸部X線画像の上下方向をY軸、左右方向をX軸として、
    −X軸座標の各値に対する、Y軸上のピクセルのグレースケール値の平均値を求めるステップ、及び
    −該平均値の中から最大値を求め、該最大値に対応するX座標を有するY軸に平行な直線を肺野縦中心線とするステップ、
    を有する請求項2記載の胸部正面X線画像の検像方法。
  4. 該肺野境界線抽出ステップが、該胸部X線画像の上下方向をY軸、左右方向をX軸として、
    ―該縦中心線で分けられた左右領域別に、Y軸座標の各値に対するX軸上のピクセルのグレースケール値の平均値を求めるステップ、
    −左右領域別に、それぞれの該平均値の微分値を求めるステップ、及び、
    −該微分値を上から分析し、グレースケールの減少率が第1のしきい値を超える場合のY座標を求め、左側及び右側に対する該Y座標を有するX軸に平行な2つの直線を上側横肺野境界線とし、該微分値を下から分析し、グレースケールの減少率が第2のしきい値を超える場合のY座標を求め、左側及び右側に対する該Y座標を有するX軸に平行な2つの直線を下側横肺野境界線とするステップ、
    を有する請求項2または3記載の胸部正面X線画像の検像方法。
  5. 該ROI中心を求めるステップが、
    左右各々の肺野に対する該上側肺野境界線の該肺野縦中心線との交点の中点、ならびに、左右各々の肺野に対する該下側肺野境界線の該肺野縦中心線との交点の中点を求め、該2つの中点を所定の比に内分する点をROIの中心とするステップを有する請求項2ないし4のいずれか1項記載の胸部正面X線画像の検像方法。
  6. 前記ノイズ量を算出するステップにおいて、ウェーブレット変換を利用する請求項1ないし5記載の胸部正面X線画像の検像方法。
  7. 前記ノイズ量を所定の基準値と比較して、小さい場合には該対象画像を送信するステップをさらに有する請求項1ないし6記載の胸部正面X線画像の検像方法。
  8. 請求項1ないし7に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能な胸部正面X線画像の検像プログラム。
  9. 胸部正面X線画像を所定の送信元から受信する画像受信手段と、
    該胸部X線画像を蓄積する画像蓄積手段と、
    該胸部X線画像から肺の下縦隔部を対象領域(ROI)として抽出する、ROI抽出手段と、
    前記ROIにおける画像のノイズ量を算出する、ノイズ量算出手段と、
    前記ノイズ量の所定の基準値に対する大小関係から、該胸部X線画像の合否を判別し、合格の場合に合格信号を出力する合否判定手段と、
    前記合否判定手段からの合格信号を受けて、前記画像蓄積手段から該胸部X線画像を所定の送信先に送信する送信手段とを有する、胸部正面X線画像の検像装置。
  10. 前記ROI抽出手段が、
    左右肺野を分離する直線である、肺野縦中心線を求める手段、
    左右各々の肺野に対する上側及び下側の境界線である、上側肺野境界線及び下側肺野境界線の抽出をする、肺野境界線抽出手段、
    左右各々の肺野に対する該上側肺野境界線及び左右各々の肺野に対する該下側肺野境界線ならびに該肺野縦中心線からROI中心を求める手段、及び、
    ROIの中心に対して所定の大きさのピクセルサイズを有する領域をROIに設定する手段を有する、請求項9記載の胸部正面X線画像の検像装置。
  11. 請求項9または10に記載の胸部X線画像の検像装置にさらに該所定の送信元である画像発生装置及び該所定の送信先であるサーバーを有するX線画像検像システム。
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