JP2006110069A - 画像処理装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単でかつ精度良く胸郭を検出することができる画像処理装置及びその制御方法、プログラムを提供する。
【解決手段】 放射線画像から、被写体の胸郭に関する複数の特徴点を検出する。検出した複数の特徴点の位置間において、複数のランドマークを検出する。検出した複数の特徴点と、複数のランドマークとの内挿補間により、複数の特徴点を連結し、この連結画像を胸郭として検出する。
【選択図】 図1B

Description

本発明は、被写体の胸部画像を含む放射線画像中の胸郭を検出する画像処理装置及びその制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
近年、胸部単純X線写真のデジタル化、撮影工程の自動化に伴い、胸部単純X線写真のコンピュータ支援診断が盛んになってきている。特に、異なる時点に撮影された同一の被写体の2つの胸部X線画像について、被写体領域の撮影位置の違い及び呼吸等の要因により生じた肺野等の被写体領域の変形を補正した上で、両画像の差分をとることにより、正常な解剖構造を取り除き、変化のある部位を強調し、差分画像に表示する経時差分技術が実用化されている。
この差分画像は、セカンド・オピニオンとして医師に提供されることにより、大量読影業務の迅速化、病変の早期発見や病気の進行又は治癒の状況把握に大いに貢献する。また、差分画像では、経時的に変化していない正常な解剖学的構造に対応する信号は、相殺又は抑制される。このため、正常な解剖学的構造に隠された病変及び病変の変化も表示でき、患者に病状等を分かりやすく説明する場合にも利用できる。
この経時差分技術において、異なる時点で撮影された2つの胸部X線画像を位置合わせするために、胸郭の位置を検出する必要がある。従来の胸郭検出技術に関しては、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1では、以下の手順から胸郭のエッジを検出する。
1.まず、垂直画素値分布の1次差分における負の傾きのゼロ交差に基づいて多数の候補位置を決定し、図24に示す工程で、複数の指標を経験的に決めた閾値と比較することにより、肺上端平均位置が決定される。
2.次に、図25に示すような、肺の中央線、肺下端、肺角度線、肺上端探索始点と肺上端エッジの左右探索範囲、胸郭外側エッジの上限と下限、横隔膜の探索始点と内外探索範囲等の肺の目印情報が決定される。ここで、肺下端は、右肺の中央での垂直プロファイルに横隔膜のエッジを検出することによって決定される。胸郭外側エッジの下限は、肺下端から肺長さの15%下側の位置とする。また、横隔膜の内側限界は、中央線と横隔膜の探索始点の中間点に決定され、外側限界は、最も低い胸郭外側エッジの水平位置から選択される。
3.肺上端探索始点から始めて、所定の水平幅に複数の垂直探索ROI(Region Of Interest)を配置し、垂直プロファイルの画素値とその1次及び2次導関数により、肺上端エッジを検出し、4次の多項式フィティングにより、滑らかにする。
4.胸郭外側エッジの上限から下限まで、複数の水平探索ROIを配置し、水平プロファイルの画素値とその1次及び2次導関数により、胸郭外側エッジの検出を行い、4次の多項式フィティングにより、滑らかにする。
5.肺上端エッジと胸郭外側エッジの重複部分に単純加重平均法が適用され、滑らかに接続する。
6.右肺横隔膜の探索始点から始めて、複数の垂直探索ROIを配置し、垂直プロファイルの画素値とその1次導関数により、右肺横隔膜を検出し、3次の多項式フィティングにより、滑らかにする。横隔膜曲線と胸郭曲線の交点は肋骨横隔膜角とする。
7.左横隔膜の探索始点から始めて、ガスなど他のエッジの排除を考慮し、真の横隔膜エッジを検出し、3次の多項式フィティングにより、滑らかにする。横隔膜曲線と胸郭曲線の交点は肋骨横隔膜角とする。
特許第3326070号
しかしながら、従来技術において、肺上端の平均位置は被写体の姿勢変化により正しく検出できないことがありえる。また、肺上端検出の方法は、図24に示すように複雑である。
また、胸郭外側エッジの下限は、肺下端から肺長さの15%下側の位置とするため、被撮影者個人差が激しい場合、真の肺部最低位置まで届かず、完全な胸郭外側エッジを検出できなかった。その影響で、横隔膜の外側限界は正しくなく、横隔膜の完全さを保証できず、肋骨横隔膜角を正しく検出できない場合がある。
また、肺上端エッジは、垂直プロファイルにより決定されるため、鎖骨に引っかかる可能性があり、誤検出される場合がありえる。そのため、誤検出された状態の肺上端エッジと、胸郭外側エッジと加重平均しても、正しいエッジを得られない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単でかつ精度良く胸郭を検出することができる画像処理装置及びその制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、
被写体の胸部画像を含む放射線画像中の胸郭を検出する画像処理装置であって、
前記放射線画像から、前記被写体の胸郭に関する複数の特徴点を検出する特徴点検出手段と、
前記特徴点検出手段で検出した複数の特徴点の位置間において、複数のランドマークを検出するランドマーク検出手段と、
前記特徴点検出手段で検出した前記複数の特徴点と、前記ランドマーク検出手段で検出した複数のランドマークとの内挿補間により、前記複数の特徴点を連結し、この連結画像を胸郭として検出する胸郭検出手段と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
被写体の胸部画像を含む放射線画像中の胸郭を検出する画像処理装置の制御方法であって、
前記放射線画像から、前記被写体の胸郭に関する複数の特徴点を検出する特徴点検出工程と、
前記特徴点検出工程で検出した複数の特徴点の位置間において、複数のランドマークを検出するランドマーク検出工程と、
前記特徴点検出工程で検出した前記複数の特徴点と、前記ランドマーク検出工程で検出した複数のランドマークとの内挿補間により、前記複数の特徴点を連結し、この連結画像を胸郭として検出する胸郭検出工程と
を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
被写体の胸部画像を含む放射線画像中の胸郭を検出する画像処理装置の制御を実現するプログラムであって、
前記放射線画像から、前記被写体の胸郭に関する複数の特徴点を検出する特徴点検出工程のプログラムコードと、
前記特徴点検出工程で検出した複数の特徴点の位置間において、複数のランドマークを検出するランドマーク検出工程のプログラムコードと、
前記特徴点検出工程で検出した前記複数の特徴点と、前記ランドマーク検出工程で検出した複数のランドマークとの内挿補間により、前記複数の特徴点を連結し、この連結画像を胸郭として検出する胸郭検出工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とするプログラム。
以上説明したように、本発明によれば、簡単でかつ精度良く胸郭を検出することができる画像処理装置及びその制御方法、プログラムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1Aは本発明の実施形態の放射線画像処理装置のハードウェア構成を説明する図である。
図1Aにおいて、101は制御部102に対して指示を行なうマウス、キーボードなどの入力部である。102は入力部101より入力された指示をコントロールする制御部である。103はハードディスク、外部記憶媒体等の記憶媒体からなる、データを保持するデータ保存部である。104はCRT、液晶ディスプレイといったデータ及び画像などを表示する表示部を有している。
入力部101、制御部102、データ保存部103及び表示部104は、システムバスを介して相互に接続されている。
尚、本実施形態では、放射線画像として、X線画像を例に挙げて説明するが、これに限定されず、他の放射線によって撮影された画像についても、本発明を適用することができる。また、必要に応じて、放射線(例えば、X線)撮影を行う撮影部が構成されていても良い。この場合、撮影部は、放射線撮影を行うための一般的な構成(例えば、放射線発生装置、放射線センサー等)を有している。
次に、放射線画像処理装置の機能構成について、図1Bを用いて説明する。
図1Bは本発明の実施形態の放射線画像処理装置の機能構成を示す図である。
図1Bは、特に、胸郭検出処理を実現するための機能構成を示している。
2000は画像入力部であり、処理対象の画像を入力する。1000は特徴点検出部であり、肺尖部位置検出部1010、肺底部位置検出部1020及びその他肺部特徴位置検出部1030から構成されている。
肺尖部位置検出部1010、左右肺の頂点である肺尖部をそれぞれ検出する。肺底部位置検出部1020は、左右肺の外側一番下の肺底部を検出する。その他肺部特徴位置検出部1030は、肺尖部及び肺底部以外の他の肺部の特徴位置を検出する。
1040は特徴点間ランドマーク位置検出部であり、検出された肺部特徴位置の間において、均等的な垂直(水平)位置で、胸郭エッジを検出し、これをランドマークとする。1050は肺部特徴位置連結部であり、検出された肺尖部、肺底部とランドマークに対して、Robust Filteringを行って平滑化した後、多項式による内挿補間により特徴点を連結する。
3000は画像出力部であり、肺部特徴位置連結部1050により得られる連結画像を胸郭として、出力先に出力する。ここで、出力先は、例えば、表示部104であったり、印刷部(不図示)であったりする。
ここで、Robust Filtering工程は、以下のステップから構成される。
(1)データ系列を単純平均等の典型的な平滑方法で各データの平均値を計算する。
(2)各データのRobust重みwiを、以下の数式で計算する
Figure 2006110069
ここで、riは、i番めデータ値とその平均値の差であり、MADはその差の絶対値の中間値である。即ち、以下の数式となる。
Figure 2006110069
(3)計算したRobust重みwiを使って、再びデータ系列を平滑化する。
(4)上記(2)、(3)の2つのステップを5回再帰的に行う。
肺尖部位置検出部1010は、肺尖部及びその他の特徴点の存在範囲を決定するために、左右肺の中央縦隔を検出する必要があるため、ここで、左右肺の中央縦隔の検出方法について説明する。
図2に示すように、放射線画像である胸部X線画像を垂直方向に5つのバンドに区切り、各バンドで垂直方向に画像信号を積算投影する。そして、積算投影信号において、仮中心cを移動しながら、仮中心cに対して対称度sを計算して、最も対称度の高い位置を当該バンドに関する水平方向の中心位置(縦隔位置)とする。当該バンドに関する垂直方向の中心位置は、当該バンドの垂直方向の画素数h'の1/2に相当する位置としている。
対称度は、図2に示すように、画像信号に対して水平方向の仮中心となる位置cと、それから等しい距離に左右2つのエリアを設定し、エリア内の対応する信号値の差分に基づいて計算する。即ち、対称度sは、式(1)で計算される。
Figure 2006110069
ここで、仮中心cの移動範囲は2w/5〜3w/5とし、a=w/4[pixel]、b=25[pixel]とする。ここで、wは胸部X線画像の水平方向の画素数を示している。
また、各バンドにおいて、縦隔位置は個別に計算されるが、肺尖部を検出するために、上から3つのバンドの位置を縦隔平均し、これを両肺の中心位置としている。
ここで、左右肺の中央縦隔を検出する縦隔検出処理について、図3を用いて説明する。
図3は本発明の実施形態の縦隔検出処理を示すフローチャートである。
ステップS1101で、処理対象画像を垂直方向に所定数(例えば、5つ)のバンドに区切る。ステップS1102で、処理済のバンド数iが最後のバンド数(所定数)未満であるか否かを判定する。最後のバンド数以上である場合(ステップS1102でNO)、処理を終了する。一方、最後のバンド数未満である場合(ステップS1102でYES)、ステップS1103に進む。
ステップS1103で、仮中心c=2w/5を設定する。ステップS1104で、仮中心cが3w/5未満であるか否かを判定する。3w/5以上である場合(ステップS1104でNO)、ステップS1107に進む。一方、3w/5未満である場合(ステップS1104でYES)、ステップS1105に進む。
ステップS1105で、仮中心cに対する対称度sを計算する。ステップS1106で、仮中心cの値を1インクリメントして、ステップS1104に戻る。以降、仮中心cが3w/5以上になるまで、仮中心cの値を1インクリメントする毎に、その時の対称度sを計算し、仮中心cが3w/5以上になったら、ステップS1107に進む。
ステップS1107で、計算した複数の対称度の内、最も対称度の高い位置を当該バンドに関する水平方向の中心位置(縦隔位置)に決定する。ステップS1108で、処理済のバンド数iを1インクリメントして、ステップS1102に戻り、全てのバンドについて、水平方向の中心位置(縦隔位置)が決定したら、処理を終了する。
尚、縦隔を計算する際、バンド数は5つに限定されるものではなく、縦隔を安定して検出できるような所定数であればよい。また、対称度sは、以下の式(2)で計算してもよい。また、a,bの値、または仮中心cの移動範囲は若干変更しても構わない。
Figure 2006110069
次に、肺尖部位置検出部1010における肺尖部検出について説明する。
肺尖部検出は、肺尖部の存在範囲内の画像水平標準偏差で決定する。図4に肺尖部検出処理のブロック図を示す。
図4に示すように、縦隔位置を基準として右肺および左肺の方向に、幅がw/4(wは、胸部X線画像の水平方向の画素数)、高さが2h'(h'は縦隔位置を求める際に設定したバンドの垂直方向の画素数h')範囲を肺尖部存在範囲として設定する。この肺尖部存在範囲で水平画像信号の標準偏差を1ラインずつ計算する。
次に、計算した一連の標準偏差を1次元の信号としてタップ数がtap=9、σ値がσ=3のガウシアンフィルタにより平滑化し、標準偏差値が閾値(本実施形態では、経験的に、600と設定している)以下で、下に凸となる極値の位置を1次微分がゼロクロスする(zero−crossing)点(以下、ゼロクロス点という)として計算し、これを肺尖部の垂直方向位置(肺尖部垂直位置)とする。
次に、肺尖部存在範囲内の右肺および左肺毎に、検出された垂直方向位置から所定範囲(例えば、9画素の解析領域)を解析領域として設定し、解析領域内の画像信号を垂直方向に積算して解析用信号とする。解析用信号にtap=9、σ=3のガウシアンフィルタをかけて平滑化し、平滑化したプロファイルに対して、上に凸となる最大の極値の位置(1次微分のゼロクロス点)を計算し、これを肺尖部の水平方向位置(肺尖部水平位置)とする。
ここで、肺尖部検出処理について、図5を用いて説明する。
図5は本発明の実施形態の肺尖部検出処理を示すフローチャートである。
ステップS1201で、肺尖部存在範囲を設定し、設定した肺尖部存在範囲内で垂直方向に移動する位置ポインタkを0に設定する。ステップS1202で、位置ポインタkが2h'(h'はバンドの垂直方向の画素数)未満であるか否かを判定する。
2h'以上である場合(ステップS1202でNO)、ステップS1205に進む。一方、2h'未満である場合(ステップS1202でYES)、ステップS1203に進み、位置ポインタkにおける水平画像信号の標準偏差を計算する。ステップS1204で、kを1インクリメントして、ステップS1202に戻る。
以降、位置ポインタkが2h'以上になるまで、位置ポインタkの値を1インクリメントする毎に、その時の水平画像信号の標準偏差を計算し、位置ポインタkが2h'以上になったら、ステップS1205に進む。
ステップS1205で、2h'分の標準偏差配列をガウスフィルタで平滑化する。ステップS1206で、平滑化後の標準偏差の1次微分を計算する。ステップS1207で、1次微分のゼロクロス点を探索する。
ステップS1208で、位置ポインタkを0に設定する。ステップS1209で、位置ポインタkにおける標準偏差が閾値未満であるか否かを判定する。閾値未満である場合(ステップS1208でYES)、ステップS1211に進む。一方、閾値以上である場合(ステップS1208でNO)、ステップS1210に進み、kを1インクリメントして、ステップS1209に戻る。
以降、位置ポインタkの値を1インクリメントする毎に、位置ポインタkにおける標準偏差が閾値未満であるか否かを判定し、閾値未満になったら、ステップS1211に進む。
ステップS1211で、現在の位置ポインタkが示す位置を肺尖部垂直位置に決定する。ステップS1212で、肺尖部垂直位置に解析領域を配置する。ステップS1213で、解析領域を積算して水平方向の画像信号情報からなる水平プロファイルを生成する。ステップS1214で、生成した水平プロファイルをガウスフィルタで平滑化する。ステップS1215で、得られる信号の1次微分のゼロクロス点を肺尖部水平位置に決定する。
尚、ガウシアンフィルタのタップ数、σ値、標準偏差の閾値は、経験的に決めた値であり、異なる画像の性質により、変更しても構わない。
次に、肺底部位置検出部1020における肺底部検出について説明する。
図6に示すように、肺底部位置検出部1020は、照射野絞り領域検出部2010、上半身体境界検出部2020、肺底部候補位置検出部2030、肺底部垂直位置検出部2040と肺底部水平位置検出部2050の5つから構成される。以下、肺底部位置検出部1020の各検出部について説明する。
本発明の処理対象となる画像は、胸部像が照射野絞り領域から分離されていない状態がありえる。照射野絞り領域の画素値は低いので、X線画像の透ぬけ部分の画素値と大幅に相違し、後述の上半身境界の検出に影響を与えるので、照射野絞り領域の検出が必要となる。
照射野絞り領域の検出部2010は、胸部X線画像の垂直方向の画素数hとしたときに、画像の最上端からh/3の位置から最下端の位置まで、1ライン(1画素分の水平方向の行)ずつ照射野絞り領域の検出を行う。各ラインデータの1次微分を行い、1次微分データにおいて、ラインの中心位置を基準にして左右に分割して考えたときに、分割したラインの左側での最大値を検出する。
次に、分割したラインの左側部分において、最大値位置よりも左側画素の平均画素値VLと、最大値位置よりも右側画素の平均画素値VRを比較して、VL<VRであって、かつ、該最大値位置よりも左側画素における最大画素値が該最大値位置の画素値より小さい場合、その最大値位置を左照射野絞り領域の境界とする。
同じく、1次微分データにおいて、分割したラインの右側での最小値を検出する。次に、分割したラインの右側部分において、最小値位置よりも右側画素群の平均画素値URと、最小値位置よりも左側画素群の平均画素値ULとを比較して、UR<ULであって、かつ、該最小値位置よりも右側画素群における最小画素値が該最小値位置の画素値より小さい場合、その最小値位置を右照射野絞り領域の境界とする。
図7に照射野絞り領域検出の垂直方向のサーチ範囲を示す。また、図7の水平プロファイル位置における、水平プロファイル(オリジナルデータ(画素値データ))とその1次微分データを図8に示す。
図8に示すように、照射野絞りがある場合は、照射野絞り境界周辺では、大きな画素値変化が起こるので、その境界は容易に検出できる。しかしながら、照射野絞りがない場合でも、このような境界の判断条件を満たす位置が存在する。また、図8に示すように、画像左の照射野絞り境界は正しく検出されているが、右腕の骨のエッジが、照射野絞りの境界として誤検出されている。
この他、腕と透ぬけ画像のエッジと、少数肺の境界を照射野絞りとして誤検出する場合があるが、実際の実験結果では、いずれの場合も、上半身境界より高い位置にあるか、上半身の境界の外側にあるので、後述の処理に影響を与えない。
ここで、照射野絞り領域検出部2010における左照射野絞り領域検出処理について、図9を用いて説明する。
図9は本発明の実施形態の左照射野絞り領域検出処理を示すフローチャートである。
尚、右照射野絞り領域検出は、左照射野絞り領域検出処理における処理対象である左半分の画像を右半分の画像にすることで実現できるので、ここでは省略する。
ステップS2101で、胸部X線画像全体に対して、垂直方向に移動する位置ポインタkをh/3に設定する。ステップS2102で、kが胸部X線画像の垂直方向の画素数h未満であるか否かを判定する。h以上である場合(ステップS2101でNO)、処理を終了する。一方、h未満である場合(ステップS2101でYES)、ステップS2103に進む。
ステップS2103で、位置ポインタkが示すkラインの画素値データに対して1次微分を行う。ステップS2104で、ラインの中心位置を基準にして左右に分割し、1次微分データ中の左側範囲内での最大値を探索する。
ステップS2105で、分割したラインの左側部分において、最大値位置より左側画素群の平均画素値VLと、最大値位置よりも右側画素群の平均画素値VRを比較して、であるか否かを判定する。ここでVL<VRである場合(ステップS2105でNO)、ステップS2108に進み、左照射野絞りの境界位置posを0に設定する。一方、VL<VRでない場合(ステップS2105でYES)、ステップS2106に進む。
ステップS2106で、分割したラインの左側部分において、最大値位置の画素値が最大値位置よりも左側画素群の最大画素値より大きいか否かを判定する。最大画素値以下である場合(ステップS2106でNO)、ステップS2108に進み、左照射野絞りの境界位置posを0に設定する。一方、最大画素値より大きい場合(ステップS2106でYES)、ステップS2107に進み、左照射野絞りの境界位置posをその最大値位置に設定する。
ステップS2109で、kを1インクリメントして、ステップS2102に戻る。以降、位置ポインタkの値を1インクリメントする毎に、位置ポインタkがh未満であるか否かを判定し、h以上になったら、処理を終了する。
図10に、肺底部存在範囲の設定結果を示す。肺底部存在範囲は、画像の水平方向中心位置より左右にw/8だけ偏移した位置から、照射野絞り領域の境界までの矩形領域Rを、右肺及び左肺の肺底部存在範囲としている。
図11の実線は図10の水平プロファイルの画素値の軌跡(オリジナルデータ)を示している。また、点線は、水平プロファイルに対してガウスフィルタでフィルタリングしたフィルタ化データである。更に、一点鎖線は、フィルタ化データの1次微分データである。
図11に示すように、右肺底部存在範囲内において、1次微分データの最小値位置が右上半身境界となり、左肺底部存在範囲内において、1次微分データの最大値位置が左上半身境界となる。
次に、上半身体境界検出部2020によって、上半身体境界を検出するために、まず、肺野の最大画素値を取得する。この場合、水平方向にw/4〜3w/4の範囲内、垂直方向にh/8〜h/4の範囲内における最大画素値を、肺野最大画素値とする。
次に、右肺底部存在範囲内に、1次微分データの最小値が0より小さく、かつ、この最小値位置から左側へ照射野絞りの境界までの画素値の平均値が、あらかじめ計算された肺野の最大画素値より大きい場合、本位置を右上半身境界とする。
右上半身境界を検出できないラインでは、右上半身境界をあらかじめ決められた位置にする、例えば、右肺底部存在範囲内の所定位置(例えば、3w/8の位置)とする。
また、左肺底部存在範囲内に、1次微分データの最大値が0より大きく、かつ、その最大値位置から右側へ照射野絞り領域の境界までの画素値の平均値が、肺野最大画素値より大きい場合、この位置を左上半身境界とする。
また、このとき、左上半身境界を検出できないラインでは、左上半身境界をあらかじめ決められた位置にする、例えば、左肺底部存在範囲の所定位置(例えば、5w/8の位置)とする。
ここで、上半身体境界検出部2020における右上半身体境界検出について、図12を用いて説明する。
図12は本発明の実施形態の右上半身体境界検出処理を示すフローチャートである。
ステップS2201で、右肺底部存在範囲を設定し、設定した右肺底部存在範囲内で垂直方向に移動する位置ポインタkをh/3に設定する。ステップS2202で、kが胸部X線画像の垂直方向の画素数h未満であるか否かを判定する。h以上である場合(ステップS2201でNO)、処理を終了する。一方、h未満である場合(ステップS2201でYES)、ステップS2203に進む。
ステップS2203で、位置ポインタkが示すkラインの右肺部分に対応する水平プロファイル(右肺プロファイル)を取得する。ステップS2204で、その右肺プロファイルの画素値データに対して1次微分を行う。ステップS2205で、1次微分データ中の最小値を探索する。
ステップS2206で、最小値が0未満であるか否かを判定する。最小値が0以上である場合(ステップS2206でNO)、ステップS2209に進み、右上半身体境界位置posを3w/8の位置に設定する。一方、最小値が0未満である場合(ステップS2206でYES)、ステップS2207に進む。
ステップS2207で、最小値位置の左側の平均画素値が肺野最大画素値より大きいか否かを判定する。肺野最大画素値以下である場合(ステップS2207でNO)、ステップS2209に進み、右上半身体境界位置posを3w/8に設定する。一方、肺野最大画素値より大きい場合(ステップS2207でYES)、ステップS2208に進み、右上半身体境界位置posを1次微分データ中の最小値位置に設定する。
ステップS2210で、kを1インクリメントして、ステップS2202に戻る。以降、位置ポインタkの値を1インクリメントする毎に、位置ポインタkが高さh未満であるか否かを判定し、高さh以上になったら、処理を終了する。
ここで、上半身体境界検出の結果を、図13に示す。図13に示すように、画像の下方にも照射野絞り領域の境界があり得るので、検出された上半身の境界に決められた位置と等しい末尾の境界値を削除する。また、先頭から決められた位置(3w/8、5w/8など)と等しい境界値を、最初の体境界を検出できるラインの境界値とする。最後に、修正した境界値をmedianフィルタまたはRobust Filterに通して平滑化し、最終の境界とする。その結果、検出された境界は、図10のようになる。
尚、左上半身境界検出処理では、左肺底部存在範囲内に、1次微分データの最大値が0より大きく、かつ、その最大値位置から右側へ照射野絞り領域の境界までの画素値の平均値が、肺野最大画素値より大きい場合という条件に変えて同様の処理を行う。
右上半身体境界検出結果の修正について、図14を用いて説明する。
図14は本発明の実施形態の右上半身体境界検出結果の修正処理を示すフローチャートである。
ステップS2301で、右肺底部存在範囲内を設定し、設定した右肺底部存在範囲内に垂直方向に移動する位置ポインタkをh/3に設定する。
ステップS2302で、位置ポインタkにける境界位置posである境界位置pos[k]が3w/8であるか否かを判定する。3w/8である場合(ステップS2302でYES)、ステップS2303で、kを1インクリメントして、ステップS2302に戻る。一方、3w/8でない場合(ステップS2302でNO)、ステップS2304に進む。
ステップS2304で、第1境界開始位置start_pos1に現在の位置ポインタkの値を設定する。ステップS2305で、kが0より大きいか否かを判定する。kが0より大きい場合(ステップS2305でYES)、ステップS2306に進み、境界位置pos[k]に第1境界開始位置start_pos1の値を設定する。ステップS2307で、kを1インクリメントして、ステップS2305に戻る。一方、kが0以下である場合(ステップS2305でNO)、ステップS2308に進む。
ステップS2308で、位置ポインタkにhを設定する。ステップS2309で、境界位置pos[k]が3w/8であるか否かを判定する。3w/8である場合(ステップS2309でYES)、ステップS2310で、kを1インクリメントして、ステップS2309に戻る。一方、3w/8でない場合(ステップS2309でNO)、ステップS2311に進む。
ステップS2311で、第2境界開始位置start_pos2に現在の位置ポインタkの値を設定する。ステップS2312で、右上半身体境界を第2境界開始位置start_pos2に決定する。ステップS2313で、右上半身体境界を平滑化する。
尚、左上半身境界検出結果の修正については、1次微分の最大値を探索し、左上半身境界位置posを5w/8に変えて同様の処理を行う。
次に、肺底部候補位置検出部2030について説明する。
肺底部候補位置の検出は、まず、検出した上半身体境界から、上記のサーチ範囲内で一行づつ、水平プロファイルを取得して、tap=10、σ=5のガウスフィルタでフィルタリングし、その1次微分データの第1ポジティブゼロクロス点の位置を胸郭のエッジとするとともに、肺底部の候補位置とする。図15に、肺部領域の水平プロファイルとその1次微分データを示す。これに対し、図16に、肺底部の水平プロファイルとその1次微分データを示す。
肺底部の下は腹部があり、ガスの部位を除いて、ゼロクロス点の検出をできなくなるので、検出できなくなるラインの直前のラインにおけるの肺底部候補位置に対して1画素だけ中心方向にずらした位置をこのラインの肺底部候補位置とする。このようにして検出した肺底部候補位置検出結果を図17に示す。
ここで、肺底部候補位置検出について、図18を用いて説明する。
図18は本発明の実施形態の肺底部候補位置検出処理を示すフローチャートである。
ステップS2401で、垂直方向に移動する位置ポインタkをh/3に設定する。ステップS2402で、kが上半身体境界位置start_pos2未満であるか否かを判定する。上半身体境界位置start_pos2以上である場合(ステップS2402でNO)、処理を終了する。一方、上半身体境界位置start_pos2未満である場合(ステップS2402でYES)、ステップS2403に進む。
ステップS2403で、垂直位置kにおいて、上半身体境界位置start_pos2から水平プロファイルを取得する。ステップS2404で、その水平プロファイルを平滑化する。ステップS2405で、平滑化の画素値データに対して1次微分を行う。
ステップS2406で、ゼロクロス点が存在するか否かを判定する。ゼロクロス点が存在しない場合(ステップS2406でNO)、ステップS2408に進み、前行の候補位置を1画素だけ中心方向へ移動し、これを肺底部候補位置とする。一方、ゼロクロス点が存在する場合(ステップS2406でYES)、ステップS2407に進み、そのゼロクロス点を肺底部候補位置とする。
次に、肺底部垂直位置検出部2040及び肺底部水平位置検出部2050について説明する。
肺底部垂直位置及び水平位置の検出は、まず、決定した肺底部候補位置に沿って、幅9画素の垂直プロファイルを取って、tap=20、σ=5のガウスフィルタでフィルタリングし、フィルタリングしたプロファイルの1次微分を行う。図19に、図17の右肺の垂直プロファイルとその1次微分データを示す。
次に、腹部のガスの影響を除くために、垂直プロファイルの最大値を取得する。最大値位置が、上述した肺底部存在範囲下端から10分の1の範囲にあれば、下端から1次微分データの第1ゼロクロス点を探索し、肺底部存在範囲の上端からこのゼロクロス点位置まで、再び垂直プロファイルの最大値及びその位置を取得する。
取得した最大値位置から、ゼロクロス点位置まで、1次微分データの最小値位置を探索し、探索した位置を肺底部の垂直位置とする。また、垂直プロファイルの最大値位置がサーチ範囲下端から10分の1以外の範囲にあれば、最大値から最後まで、1次微分データの最小値位置を探索し、探索した位置を肺底部垂直位置とする。
最後に、取得した肺底部の垂直位置の上半身境界から肺底部存在範囲内の、幅9画素の水平プロファイルを取得して、その1次微分データの第1ポジティブゼロクロス点位置を肺底部水平位置とする。
ここで、肺底部垂直位置及び水平位置検出処理について、図20を用いて説明する。
図20は本発明の実施形態の肺底部垂直位置及び水平位置検出処理を示すフローチャートである。
ステップS2501で、肺底部候補位置に沿って、垂直プロファイルを取得する。ステップS2502で、垂直プロファイルを平滑化する。ステップS2503で、平滑化した垂直プロファイルに対して1次微分を行う。ステップS2504で、垂直プロファイルの1次微分データの最大値位置pos_maxを探索する。
ステップS2505で、画像下端ノイズの影響を除去するために、最大値位置pos_maxが閾値より大きいか否かを判定する。閾値より大きい場合(ステップS2505でYES)、ステップS2507に進み、肺底部存在範囲下端から1次微分データの第1ゼロクロス点位置pos_zcを探索する。
ステップS2508で、第1ゼロクロス点位置pos_zcまで、垂直プロファイルの最大値位置pos_max2を探索する。ステップS2509で、最大値位置pos_max2から、第1ゼロクロス点位置pos_zcまでの間の1次微分データ中の最小値位置を探索する。その後、ステップS2510に進む。
一方、ステップS2505で、最大値位置pos_maxが閾値以下である場合(ステップS2505でNO)、ステップS2506に進み、最大値位置pos_maxまでの1次微分データ中の最小値位置を探索する。その後、ステップS2510に進む。
ステップS2510で、探索した最小値位置に水平解析領域を設定する。ステップS2511で、水平解析領域を積算して、水平プロファイルを取得する。ステップS2512で、水平プロファイルに対して一次微分を行う。ステップS2513で、一次微分データの第1ポジティブゼロクロス点位置を肺底部水平位置とする。
尚、ガウスフィルタのタップ数、σ値、候補位置に沿った垂直プロファイルの幅、または肺底部水平位置を検出するための水平プロファイルの幅は、経験的に決めた値であるので、これに限定されるものではない。
次に、特徴点間ランドマーク位置検出部1040について説明する。
図21に示すように、特徴点間ランドマーク位置検出部1040は、胸郭ランドマーク検出部3010、フィルタリング部3020及び内挿補間部3030の3つから構成される。
つまり、胸郭ランドマーク検出部3010で、肺尖部と肺底部の間に均等的な垂直位置に胸郭の外側エッジを検出し、これらのエッジをランドマークとし、肺尖部と肺底部とともに、フィルタリング部3020でRobust filterで平滑化(フィルタリング)し、内挿補間部3030で、多項式による内挿補間により、胸郭の外輪郭を検出する。
尚、フィルタリング部3020は、Robustフィルタリングでなくmedianフィルタリングに変更しても構わない。
本実施形態では、図22に示すように、肺尖部と肺底部の間の垂直位置を均等的に10分割し、それぞれの垂直位置において、肺底部の水平位置からが外側へw画像幅Wの1/16だけを遷移した位置を始点とし、肺尖部と肺底部を通す直線まで、幅が9画素の水平解析領域を設定する。そして、設定した解析領域内で信号を積算して水平プロファイルを取得し、水平プロファイルの1次微分データの閾値クロス点位置をランドマークとする。ここで、閾値は水平プロファイルの1次微分データの最大値と最小値の平均であり、閾値が0より小さい場合、0とする。
ここで、特徴点間ランドマーク位置検出処理について、図23を用いて説明する。
図23は本発明の実施形態の特徴点間ランドマーク位置検出処理を示すフローチャートである。
ステップS3101で、肺尖部と肺底部間に均等な垂直位置を計算する。ステップS3102で、ランドマークポインタkを0に設定する。ステップS3103で、kが取得目標ランドマーク数未満であるか否かを判定する。ランドマーク数以上である場合(ステップS3103でNO)、処理を終了する。一方、ランドマーク数未満である場合(ステップS3103でYES)、ステップS3104で、水平解析領域を配置する。
ステップS3105で、水平解析領域を積算し、水平プロファイルを取得する。ステップS3106で、水平プロファイルに対して1次微分を行う。ステップS3107で、閾値を計算する。ステップS3108で、1次微分データの閾値クロス点位置をランドマーク位置とする。ステップS3109で、kを1インクリメントとする。以降、位置ポインタkの値を1インクリメントする毎に、ランドマークポインタkがランドマーク数未満であるか否かを判定し、ランドマーク数以上になったら、処理を終了する。
尚、肺尖部と肺底部の間の垂直位置の分割数、水平解析領域の始点の位置は、経験的に決められたパラメータであり、必要に応じて、変更しても構わない。
以上説明したように、本実施形態によれば、胸部単純写真において、肺尖部所在範囲の水平プロファイルの標準偏差を用いて、肺尖部を検出するので、簡単かつ精度良く肺尖部を検出することができる。
また、照射野絞り検出、上半身体境界検出等の詳細な胸部X尖画像情報を検出することにより、肺底部の検出範囲を限定して、肺部領域から腹領域へ変更する際の画素値の大幅な変化を注目することで、簡単かつ精度良く肺底部を検出でき、左右肺部上端と肋骨横隔膜を安定して検出することができる。
また、離散的な位置でランドマークを検出することにより、鎖骨画像を誤って検出してしまう可能性を低減し、さらに、Robust filtering工程を通すことにより、胸郭エッジ検出の誤りを抑制し、正しいエッジを安定して検出することができる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態の放射線画像処理装置のハードウェア構成を説明する図である。 本発明の実施形態の放射線画像処理装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態の縦隔位置検出の概要を説明するための図である。 本発明の実施形態の縦隔検出処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の肺尖部の探索範囲を説明するための図である。 本発明の実施形態の肺尖部検出処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の肺底部位置検出部の詳細構成を示す図である。 本発明の実施形態の照射野略検出の垂直方向の垂直サーチ範囲を示す図である。 本発明の実施形態の胸部水平プロファイルとその1次微分データを示す図である。 本発明の実施形態の左照射野絞り略検出処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の上半身境界のサーチ範囲と検出結果を示す図である。 本発明の実施形態の上半身境界位置の水平プロファイル、フィルタ化データ及び1次微分データを示す図である。 本発明の実施形態の右上半身体境界検出処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の上半身体境界の検出結果を示す図である。 本発明の実施形態の右上半身体境界検出結果の修正処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の肺部領域の水平プロファイルとその1次微分データを示す図である。 本発明の実施形態の肺底部の水平プロファイルとその1次微分データを示す図である。 本発明の実施形態の肺底部候補位置検出結果を示す図である。 本発明の実施形態の肺底部候補位置検出処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の肺底部候補位置の垂直プロファイルとその1次微分データを示す図である。 本発明の実施形態の肺底部垂直位置及び水平位置検出処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の特徴点間ランドマーク位置検出部の詳細構成を示す図である。 本発明の実施形態の特徴点間ランドマーク位置検出を説明するための図である。 本発明の実施形態の特徴点間ランドマーク位置検出処理を示すフローチャートである。 従来の肺上端検出処理を説明するための図である。 従来の肺上端検出処理を説明するための図である。
符号の説明
1000 特徴点検出部
1010 肺尖部位置検出部
1020 肺底部位置検出部
1030 その肺部特徴位置検出部
1040 特徴点間ランドマーク位置検出部
1050 肺部特徴位置連結部
2000 画像入力部
3000 画像出力部

Claims (26)

  1. 被写体の胸部画像を含む放射線画像中の胸郭を検出する画像処理装置であって、
    前記放射線画像から、前記被写体の胸郭に関する複数の特徴点を検出する特徴点検出手段と、
    前記特徴点検出手段で検出した複数の特徴点の位置間において、複数のランドマークを検出するランドマーク検出手段と、
    前記特徴点検出手段で検出した前記複数の特徴点と、前記ランドマーク検出手段で検出した複数のランドマークとの内挿補間により、前記複数の特徴点を連結し、この連結画像を胸郭として検出する胸郭検出手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記胸郭に関する複数の特徴点は、前記被写体中の左右肺それぞれの一番上の位置である肺尖部を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記胸郭に関する複数の特徴点は、前記被写体中の左右肺それぞれの外側一番下の位置である肺底部を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記胸郭に関する複数の特徴点は、前記被写体中の肺エッジ曲線の極値点、もしくは、肺エッジ曲線の1次微分データのゼロクロス点を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記肺エッジ曲線は、前記放射線画像に対して平滑化処理を施して得られる曲線画像である
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記特徴点検出手段は、前記放射線画像から、前記被写体の肺尖部位置を検出する肺尖部位置検出手段を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記特徴点検出手段は、前記放射線画像から、前記被写体の肺底部位置を検出する肺底部位置検出手段を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記特徴点検出手段は、前記被写体中の肺の特徴点の周辺で肺エッジ曲線を検出する手段と、前記肺エッジ曲線の極値点、もしくは、前記肺エッジ曲線の1次微分データのゼロクロス点または極値点を検出する手段とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記被写体の中央縦隔位置を検出する中央縦隔位置検出手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記肺尖部位置検出手段は、
    前記被写体中の肺尖部垂直位置を決定する肺尖部垂直位置決定手段と、
    前記被写体中の肺尖部水平位置を決定する肺尖部水平位置決定手段と
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  11. 前記肺尖部垂直位置決定手段は、
    前記被写体中の肺尖部存在範囲を決定する肺尖部存在範囲決定手段と、
    前記肺尖部存在範囲に各行の画素値標準偏差を計算する計算手段と、
    前記計算手段で計算した一連の標準偏差を平滑化する平滑化手段と、
    前記平滑化手段で平滑化した一連の標準偏差のゼロクロス点位置を前記肺尖部垂直位置として決定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記肺尖部水平位置決定手段は、前記肺尖部垂直位置に、所定幅の水平解析領域を設定し、解析領域内で信号を積算して、水平プロファイルを計算する計算手段と、前記水平プロファイルで上に凸となる最大極値位置を肺尖部水平位置とする
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  13. 前記肺底部位置検出手段は、前記放射線画像中の照射野絞り領域境界を検出する照射野絞り領域検出手段と、上半身体境界検出手段と、肺底部候補位置検出手段と、肺底部垂直位置の定手段と、肺底部水平位置決定手段を含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  14. 前記照射野絞り領域検出手段は、
    所定の範囲内に、1ラインずつの水平プロファイルを取得する取得手段と、
    前記水平プロファイルから、照射野絞り領域境界を決定する照射野絞り領域境界決定手段と
    を備えることを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記上半身体境界検出手段は、
    所定の範囲内に、前記照射野絞り領域境界を用いて、前記水平プロファイルから、オリジナルの上半身体境界を決定する上半身体境界決定手段と、
    前記上半身体境界を調整し、照射野絞り領域を除去する除去手段と
    を備えることを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 前記肺底部候補位置検出手段は、
    前記上半身体境界を用いて、水平プロファイルの範囲を決定する範囲決定手段と、
    前記範囲決定手段で決定された範囲内の水平プロファイルを平滑化し、その1次微分データのゼロクロス点位置を検出するゼロクロス点位置検出手段とを備え
    前記ゼロクロス点位置が検出された場合、そのゼロクロス点位置を前記肺底部候補位置に決定し、一方、前記ゼロクロス点位置が検出されない場合、別のラインで検出された前記肺底部候補位置から、中心部に向かって、所定画素だけを移動した位置を前記肺底部候補位置に決定する
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  17. 前記肺底部垂直位置決定手段は、
    前記肺底部の候補位置に従って、所定幅の垂直プロファイルを取得する取得手段とを備え、
    前記取得手段で取得した垂直プロファイルから、前記肺底部垂直位置を決定する
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  18. 前記肺底部水平位置決定手段は、
    前記肺底部垂直位置に、前記上半身体境界を用いて、所定幅の水平解析領域を設定し、その水平解析領域内で信号を積算して、水平プロファイルを計算する計算手段を備え、
    前記計算手段で計算した水平プロファイルから、前記肺底部水平位置を決定する
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  19. 前記ランドマーク検出手段は、前記胸郭に関する特徴点の間において、均等的な垂直位置で胸郭エッジを検出し、その検出した胸郭エッジをランドマークとして検出する胸郭エッジ検出手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  20. 前記胸郭エッジ検出手段は、前記胸郭に関する特徴点の間に、均等的な垂直位置に所定数の水平プロファイルを計算する計算手段と、
    前記胸郭に関する特徴点の位置を通る直線で、前記水平プロファイルの水平範囲を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定された水平範囲内で、前記胸郭エッジをランドマークとして検出する
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理装置。
  21. 前記胸郭検出手段は、前記特徴点検出手段によって検出される前記被写体中の肺尖部、肺底部と、前記ランドマーク検出手段で検索されるランドマークを、所定の平滑化工程を通して、多項式補間を実行することで、前記複数の特徴点を連結し、この連結画像を胸郭として検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  22. 被写体の胸部画像を含む放射線画像中の肺尖部を検出する画像処理装置であって、
    前記被写体中の肺尖部存在範囲を決定する肺尖部存在範囲決定手段と、
    前記肺尖部存在範囲の各ラインの画素値標準偏差を計算する計算手段と、
    前記計算手段で計算した一連の標準偏差を平滑化する平滑化手段と、
    前記平滑化手段で平滑化した一連の標準偏差のゼロクロス点位置を前記肺尖部垂直位置として決定する肺尖部垂直位置決定手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  23. 被写体の胸部画像を含む放射線画像中の肺底部を検出する画像処理装置であって、
    前記被写体中の肺底部存在範囲を決定する肺底部存在範囲決定手段と、
    前記肺底部存在範囲内の水平プロファイルを平滑化し、その1次微分データのゼロクロス点位置を検出するゼロクロス点位置検出手段を備え
    前記ゼロクロス点位置検出手段でゼロクロス点位置が検出された場合、そのゼロクロス点位置を前記肺底部位置に決定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  24. 被写体の胸部画像を含む放射線画像中の肺底部を検出する画像処理装置であって、
    前記被写体中の肺底部存在範囲を決定する肺底部存在範囲決定手段と、
    前記肺底部存在範囲内の水平プロファイルを平滑化し、その1次微分データのゼロクロス点位置を検出するゼロクロス点位置検出手段と、
    前記ゼロクロス点位置検出手段で検出したゼロクロス点位置を基準に、所定幅の垂直プロファイルを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した垂直プロファイルから、肺底部の垂直位置を決定する肺底部垂直位置決定手段と、
    前記肺底部垂直位置決定手段で決定した前記肺底部垂直位置に所定幅の水平解析領域を設定し、その水平解析領域内で信号を積算して、水平プロファイルを計算する計算手段と、
    前記計算手段で計算した水平プロファイルから、肺底部の水平位置を決定する肺底部水平位置決定手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  25. 被写体の胸部画像を含む放射線画像中の胸郭を検出する画像処理装置の制御方法であって、
    前記放射線画像から、前記被写体の胸郭に関する複数の特徴点を検出する特徴点検出工程と、
    前記特徴点検出工程で検出した複数の特徴点の位置間において、複数のランドマークを検出するランドマーク検出工程と、
    前記特徴点検出工程で検出した前記複数の特徴点と、前記ランドマーク検出工程で検出した複数のランドマークとの内挿補間により、前記複数の特徴点を連結し、この連結画像を胸郭として検出する胸郭検出工程と
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  26. 被写体の胸部画像を含む放射線画像中の胸郭を検出する画像処理装置の制御を実現するプログラムであって、
    前記放射線画像から、前記被写体の胸郭に関する複数の特徴点を検出する特徴点検出工程のプログラムコードと、
    前記特徴点検出工程で検出した複数の特徴点の位置間において、複数のランドマークを検出するランドマーク検出工程のプログラムコードと、
    前記特徴点検出工程で検出した前記複数の特徴点と、前記ランドマーク検出工程で検出した複数のランドマークとの内挿補間により、前記複数の特徴点を連結し、この連結画像を胸郭として検出する胸郭検出工程のプログラムコードと
    を備えることを特徴とするプログラム。
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