JP2009089326A - 負荷分散機能パケット転送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】冗長化された複数のゲートウェイ装置のうち一方を現用系、他方を予備系とするとき、負荷が均等になるようにユーザ端末を接続するためのゲートウェイ装置の管理および冗長化構成が構築できない。
【解決手段】ユーザ端末とゲートウェイ装置間にゲートウェイ選択装置および負荷分散管理装置を設置し、ゲートウェイ選択装置にて受信した複数のゲートウェイ装置からの応答パケットより、負荷分散管理装置の負荷分散管理テーブルにおける優先度に従い、優先度の高いゲートウェイ装置からの応答パケットを選択し、ユーザ端末に対して選択した応答パケットの転送を行い、選択したゲートウェイ装置以外からの応答パケットの廃棄を行うことで、ユーザ端末の実装に依存することなく、ゲートウェイ装置の冗長化構成を構築することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、インターネットアクセス網を構成するパケット転送システムに関し、更に詳しくは、インターネット中継網に接続された複数のゲートウェイ装置のうちの1つを選択し、選択されたゲートウェイ装置を介してユーザ端末を上記中継網に接続するゲートウェイ負荷分散機能を備えたパケット転送システムに関する。
現在、ユーザ端末をADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、FTTH(Fiber To The Home)、無線LAN等の高速アクセス回線を介して認証サーバに接続し、認証に成功したユーザ端末のみをインターネットに接続する認証型高速インターネット接続サービスが提供されている。認証型高速インターネット接続サービスでは、ユーザ端末は、例えば、高速アクセス網を終端するゲートウェイ(ゲートウェイ)装置であるBAS(Broadband Access Server)等を介して、インターネットサービスプロバイダ:ISP(Internet Services Provider)が管理する中継網に接続される。ユーザ端末が、RFC2516(非特許文献1)で規定されたPPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet(登録商標))端末の場合、BASは、ユーザ端末との接続プロトコルであるPPPoEおよびPPPを終端して、中継網にレイヤ3のパケットを転送する。
上述した高速アクセス網では、近年、IP電話サービスの開始に伴って、既存の電話網並みの高い品質が要求されている。そのため、障害が発生した時、ネットワークへの影響度が高いBASにおけるサービス停止時間を短縮すべく、中継網の入り口に冗長化された複数のBASを設置し、各ユーザ端末と中継網との接続経路を冗長化した構成のアクセス網が構築されている。今後は、このような冗長化された複数のBASを含むアクセス網において、各BASの接続負荷を適正に分散可能なアクセス網の提供が望まれている。
上述したレイヤ3レベルでのインターネット接続サービス以外に、近年では、レイヤ2レベルでの認証接続サービスも提供され始めている。レイヤ2レベルの認証接続サービスでは、ユーザ認証は、RFC2284(非特許文献2)で規定されたIEEE802.1XにおけるEAP(PPP Extensible Authentication Protocol)に従って行われ、中継網は、イーサネットで構築される。EAPでは、サプリカント(認証要求者:ユーザ端末)とオーセンティケータ(認証者:ゲートウェイ装置)との間で、EAPOL(EAP over LAN)パケットを交信することによって、ユーザ認証が行われる。オーセンティケータは、認証済みユーザ端末からパケットを受信すると、これを中継網にレイヤ2パケットとして転送する。
上記IEEE802.1Xを利用したレイヤ2レベルのインターネット接続サービスでは、各ユーザ端末(サプリカント)は、例えば、EAP認証フェーズが完了すると、EAP転送フェーズにおいて、ISPが管理するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバにIPアドレスを要求し、使用すべきIPアドレスの割当てを受ける。IEEE802.1Xは、サプリカントとオーセンティケータを1対1で接続することを基本としているため、オーセンティケータとなるゲートウェイ装置には、収容するサプリカントの個数に応じた複数の接続ポートを備える必要がある。
但し、複数のユーザ端末をL2SWを介してオーセンティケータに収容しておき、各ユーザ端末が、EAPOLパケットにマルチキャスト用の特殊なMACアドレス(「01−80−C2−00−00−03」)を適用し、L2SWが、このマルチキャスト用EAPOLパケットを透過するようにしておくことによって、オーセンティケータの1つの接続ポートに複数のサプリカントを収容することもできる。
レイヤ2レベルのインターネット接続サービスでも、上述したレイヤ3の接続サービスと同様、IP電話サービスの提供に伴って、ゲートウェイ装置(オーセンティケータ)の冗長化と負荷分散が求められている。
特許文献1には、それぞれが複数のISPに接続されている複数のBRAS(Broadband Remote Access Server)と、PPPoE端末との間にPPPoEセッション管理装置を配置し、PPPoE端末からPADIパケットを受信した時、PPPoEセッション管理装置が、該PPPoE端末を接続すべき最適なBRASを選択し、この選択されたBRASにPADIパケットを転送するようにしたPPPoE分散システムおよび方法が提案されている。
特開2005−064936号公報 RFC2516 RFC2284
各ユーザ端末に中継網を介してIP電話サービスを提供するためには、アクセス網および中継網の通信性能を既存の電話網並みに高める必要がある。PPPoEに従ったレイヤ3の接続サービスでは、上述したように、冗長化BAS構成のアクセス網を構築できる。
冗長化BAS構成のネットワークでは、PPPoE端末からブロードキャストされたPADI(PPPoE Active Discovery Initiation)パケットに対して、複数のBASが応答パケット:PADO(PPPoE Active Discovery Offer)を返信する。PPPoE端末は、これらのPADOパケットの送信元BASのうちの1つを選択し、選択されたBASとの間で、PPPoEの接続手順に従ったPADR(PPPoE Active Discovery Request)パケット送信以降の通信制御手順を実行する。
但し、PPPoE端末におけるBASの選択は、PADOパケットの受信タイミング、または各PPPoE端末に実装されたBAS選択アルゴリズムに依存している。従って、PPPoE端末がBASを選択する方式では、中継網を運営するISP(または通信事業者)側で、冗長化した複数のBASの負荷分散を独自に制御することができない。そのため、複数のBASで接続負荷が均等になるようにPPPoE端末の接続先BASを決める負荷分散型のBAS管理や、冗長化された複数のBASを現用系と予備系に分けたBAS運用ができないという問題がある。
特許文献1で提案されたPPPoEセッション分散システムによれば、PPPoEセッション管理によって、負荷が複数のBRASに分散される。特許文献1のPPPoEセッション管理装置は、各BRASが持っているISP毎のIPアドレスの残数を記憶したBRAS IPアドレス管理テーブルと、端末MACアドレスと接続先ISPとの対応関係を示すISP PPPセッション対応テーブルとを備えている。PPPoEセッション管理装置は、ユーザ端末からブロードキャストされたPADIパケットを受信した時、ISP PPPセッション対応テーブルを参照して接続先ISPを特定し、BRAS IPアドレス管理テーブルを参照して、接続先ISP用のIPアドレス残数が最も多いBRASを選択し、選択されたBRASに対して、ユニキャストパケットに変換されたPADIパケットを送信している。
しかしながら、特許文献1では、PPPoEセッション管理装置が参照するBRAS IPアドレス管理テーブルの内容を適正化するために、PPPoEセッションを終端した各BRASが、現在自分が保持しているPPPoEセッション数と残りのIPアドレス数をPPPoEセッション管理装置に報告し、PPPoEセッション管理装置が、各BRASからの報告データに従って、BRAS IPアドレス管理テーブルを更新するようにしている。従って、特許文献1の負荷分散方式では、各BRASに、PPPoEセッション数と残りIPアドレス数のレポート機能を新たに追加する必要がある。また、各BRASの配下に複数のPPPoEセッション管理装置が接続されている網構成において、各PPPoEセッション管理装置間にて各BRASのPPPoEセッション数等を共有することが出来ず、他のPPPoEセッション管理装置にて接続されたPPPoEセッション数等の最新情報を即時に反映することが出来ないという課題がある。
なお、PPPoEに従ったレイヤ3(またはIEEE802.1Xに従ったレイヤ2)の接続サービスにおいて、本願の発明者等は、複数のユーザ端末と接続されたパケット転送装置が、各ユーザ端末から受信したPADIパケット(またはEAPOL−Startパケット)を中継網にマルチキャストし、これに応答して複数のゲートウェイ装置(BASまたはオーセンティケータ)がPADO(またはEAPOL−Request/ID要求)パケットを返信した時、パケット転送装置が、選択された特定ゲートウェイ装置からの応答パケットのみを接続要求元ユーザ端末に転送するようにした網構成を提案している(特願2006−162074)。
また、複数のユーザ端末が接続されたアクセス網と、インターネットへの中継網とを冗長化された複数のゲートウェイ装置(BAS、オーセンティケータ等)で接続したネットワーク構成において、各ゲートウェイ装置に特別な機能を追加することなく、これらのゲートウェイ装置の負荷を分散して、ユーザ端末とゲートウェイ装置とを接続できる負荷分散パケット転送装置を提案している(特願2006−295020)。
上記網構成によれば、ゲートウェイ装置の機能を変更することなく、ゲートウェイ装置の冗長化および負荷分散制御が可能となる。但し、上記特許出願では、ゲートウェイ装置配下に複数の負荷分散パケット転送装置が接続されている網構成において、各パケット転送装置間のユーザ接続情報共有による冗長化ゲートウェイ装置の負荷分散制御については述べていない。
本発明の目的は、ユーザ端末が接続されたアクセス網と、インターネットへの中継網とを接続する冗長化された複数のゲートウェイ装置(BAS、オーセンティケータ等)を有する網構成において、ゲートウェイ装置の負荷分散を考慮してユーザ端末を接続する負荷分散機能パケット転送システムを提供することにある。
上述した課題は、ユーザ端末とインターネットへの中継網に接続されている冗長化された複数のゲートウェイ装置との間に配置される負荷分散パケット転送装置と、この負荷分散パケット転送装置と連携して動作する負荷分散管理装置とからなり、負荷分散パケット転送装置は、ユーザ端末またはゲートウェイ装置との接続回線を収容する複数の回線インタフェースと、複数の回線インタフェース間でのユーザパケットおよび通信制御パケットの転送を制御するプロトコル処理部とからなり、プロトコル処理部は、ユーザ端末から受信した中継網への接続開始要求パケットを複数のゲートウェイ装置に転送し、所定時間内に受信した接続開始要求パケットに対する応答パケットの情報を、負荷分散管理装置に通知し、負荷分散管理装置が選択したゲートウェイ装置からの応答パケットをユーザ端末に転送し、ユーザ端末から受信した通信制御パケットとユーザパケットとを選択したゲートウェイ装置に転送するパケット転送システムにより、達成できる。
また、ユーザ端末とインターネットへの中継網に接続されている冗長化された複数のゲートウェイ装置との間に配置される負荷分散パケット転送装置と、この負荷分散パケット転送装置と連携して動作する負荷分散管理装置とからなり、負荷分散管理装置は、負荷分散パケット転送装置との接続回線を収容する回線インタフェースと、ゲートウェイ装置の負荷分散制御を行う負荷分散処理部とからなり、ゲートウェイ装置毎の優先度情報を記憶する負荷分散管理テーブルに基いて、負荷分散パケット転送装置からのゲートウェイ情報一覧通知より、優先度の高いゲートウェイ装置を選択し、選択ゲートウェイ装置情報を負荷分散パケット転送装置に通知する負荷分散パケット転送システムにより、達成できる。
本発明によれば、ユーザ端末が接続されたアクセス網と、インターネットへの中継網とを接続する冗長化された複数のゲートウェイ装置を有する網構成において、ゲートウェイ装置の負荷分散を考慮してユーザ端末を接続する負荷分散機能パケット転送システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について実施例を用い、図面を参照しながら説明する。なお、実質同一部位には同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。
図1を参照して、負荷分散パケット転送システムが適用される通信ネットワークの構成を説明する。ここで、図1は、通信ネットワークのブロック図である。図1において、通信ネットワーク100は、アクセス網1と、通信事業者またはISPが管理する中継網2と、インターネット網3とからなっている。
アクセス網1は、それぞれ、IEEE802.1X、PPPoE等の異種プロトコルによる通信フレームの終端機能をもつゲートウェイ(GW)装置20(20−1、20−m)を介して中継網2と接続されている。
アクセス網1は、それぞれIEEE802.1XまたはPPPoE等によるセッション接続機能を備えた複数の端末40と、これらの端末40を収容する複数の負荷分散パケット転送装置10と、ゲートウェイ装置20の負荷分散制御を行う負荷分散管理装置60からなる。各パケット転送装置10は、冗長化された複数のゲートウェイ装置20と接続されている。
負荷分散パケット転送システムは、負荷分散パケット転送装置10と負荷分散管理装置60からなり、後述するように、負荷分散パケット転送装置10は、受信パケットをレイヤ2ヘッダ情報に従って転送する一般的なL2SW機能の他に、各端末40を冗長化された複数のゲートウェイ装置20のうちの1つに選択的に接続するためのゲートウェイ選択機能を備えている。以下の説明では、特に後者の機能に着目して、負荷分散パケット転送装置10を「ゲートウェイ選択装置」と呼ぶことにする。
次に、負荷分散管理装置60は、各負荷分散パケット転送装置10から通知されるゲートウェイ識別情報に従って負荷分散制御を行い、選択したゲートウェイ装置情報の通知を行う機能を備えている。また、負荷分散管理装置60は、アクセス網1に接続されているが、中継網2に接続されても良い。
アクセス網1では、ゲートウェイ選択装置10−1は、複数の端末40−1〜40−kをそれぞれ個別のアクセス回線を介して収容している。一方、ゲートウェイ選択装置10−nは、複数の端末40−1〜40−nを受動光網PON(Passive Optical Network)を介して収容している。PONは、複数の加入者接続装置ONU(Optical Network Unit)42と、ゲートウェイ選択装置10−nに内蔵された局側装置OLT(Optical Line Terminal)とOLTに収容された1本の光ファイバをスターカプラ(S.C.)43で複数の支線光ファイバに分岐した構造の光ファイバ網とからなっている。
中継網2は、複数のレイヤ2スイッチ(L2SW)21と、ユーザ認証サーバ(RADIUSサーバ)22と、ユーザ端末にIPアドレスを配布するためのDHCPサーバ23と、該中継網をインターネット3に接続するためのルータ24とからなる。L2SW21−1は、ルータ24および冗長化された1組のゲートウェイ装置(20−1〜20−m)に接続され、RADIUSサーバ22とDHCPサーバ23はL2SW21−nに接続されている。
図2を参照して、ゲートウェイ選択装置および負荷分散管理装置が備える負荷分散ゲートウェイ選択機能を説明する。ここで、図2は、通信ネットワークの簡便なブロック図である。ここでは、ゲートウェイ選択装置10−1、10−2が、冗長化された2台のゲートウェイ装置(20−1、20−2)に接続され、PPPoEに従ったセッション接続手順を実行する端末40から、セッション接続要求を受信した場合の動作について説明する。なお、端末ブロックとゲートウェイブロックに付随する「MAC xx−xx−xx−xx−xx−xx」は、端末またはゲートウェイ装置のMACアドレスの値を示している。
端末40−1からPPPoEによる接続要求を受信した場合、ゲートウェイ選択装置10−1は、端末40−1をPPPoE端末とし、ゲートウェイ選択装置10−1に接続されたゲートウェイ装置をそれぞれBAS20−1、20−2とみなして、接続制御手順を実行する。
これらのゲートウェイ装置(BAS)から上記接続要求に対する応答を受信した時、ゲートウェイ選択装置10−1は、負荷分散管理装置60における負荷分散制御にて選択通知されたゲートウェイ装置20−1を端末40−1用の有効BASとして選択して、その後の接続制御手順を続行する。PPPoE端末40−1と通信すべき有効BASが決定すると、他のゲートウェイ装置20−2は、PPPoE端末40−1のパケット転送には関与しない。
同様の方法で、ゲートウェイ選択装置10−1は、PPPoE端末40−2からの接続要求については、ゲートウェイ装置20−1を選択する。ゲートウェイ選択装置10−2は、PPPoE端末40−11からの接続要求については、ゲートウェイ装置20−2を選択する。各PPPoE端末40は、ゲートウェイ選択装置10−1または10−2および負荷分散管理装置60の負荷分散制御によって選択されたゲートウェイ装置20を介して、インターネット3と通信する。PPPoE端末からの接続要求を受信した時、負荷分散管理装置60が行うゲートウェイ選択(負荷分散)アルゴリズムについては、後で詳述する。
図3を参照して、負荷分散パケット転送装置(ゲートウェイ選択装置)を説明する。ここで、図3はゲートウェイ選択装置のハードウェアブロック図である。図3において、ゲートウェイ選択装置10は、それぞれ個別のポート番号(Port−1〜Port−n)が割り当てられた複数の回線インタフェース11と、これらの回線インタフェース11に接続されたルーティング部12と、通信制御パケット用の送信バッファ13Tおよび受信バッファ13Rと、制御プロセッサ14と、メモリ15からなる。
ルーティング部12と制御プロセッサ14は、上記回線インタフェース間でのパケット転送を制御するためのプロトコル処理部を構成している。メモリ15には、制御プロセッサ14が実行するプログラムである通信制御ルーチン16と、監視パケットテーブル151、接続管理テーブル152およびポート管理テーブル153が格納されている。
通信制御ルーチン16には、図10〜図12、図14〜図16で後述する各種の制御パケット受信処理ルーチンと、タイマ監視ルーチンが含まれる。監視パケットテーブル151は、制御プロセッサ14で処理すべき通信制御パケットの種類を指定している。オペレータが制御端末50を操作して、監視パケットテーブル151の内容を書き換えることにより、制御プロセッサ14の動作モードを変更することができる。接続管理テーブル152とポート管理テーブル153については、後で図6、図7を参照して詳述する。
ゲートウェイ選択装置10が、図1に示したアクセス網1のゲートウェイ選択装置10−1の場合、回線インタフェース11−1〜11−nは、Ethernet、ATM、POS(PPP over SONET)等、収容回線上で適用される通信プロトコルに対応したフレーム終端機能を備える。ゲートウェイ選択装置10が、PONを収容するゲートウェイ選択装置10−nの場合は、回線インタフェース11−1〜11−nは、GE−PON、G−PON、WDM−PON等のPONフレームを終端するOLT機能を備えた構成となる。
図4を参照して、負荷分散管理装置を説明する。ここで、図4は負荷分散管理装置のハードウェアブロック図である。図4において、負荷分散管理装置60は、バス64で相互接続された回線インタフェース61と、メモリ62と、制御プロセッサ63からなる。
メモリ62には、プロセッサが実行する負荷分散処理プログラム621と、ゲートウェイ負荷分散管理テーブル622が格納されている。制御プロセッサ63が、負荷分散処理プログラム621を実行することにより、負荷分散管理装置60の負荷分散処理部として機能する。
負荷分散処理プログラム621には、図13で後述する各種の制御パケット受信処理ルーチンと、負荷分散処理ルーチンと、タイマ監視ルーチンが含まれる。ゲートウェイ負荷分散管理テーブル622については、後で図8を参照して詳述する。
図5を参照して、PPPoEで使用される通信制御フレームのフォーマットを説明する。ここで、図5はPPPoEの通信制御フレームのフォーマットである。すなわち、図5(A)は、端末40からゲートウェイ装置20に送信される接続開始パケット:PADIである。図5(B)は、ゲートウェイ装置20から端末40に送信される接続開始応答パケット:PADOである。図5(C)は、ゲートウェイ装置20から端末40に送信されるセッションID通知パケット:PADS(PPPoE Active Discovery Session−Confirmation)である。図5(D)は、端末40またはゲートウェイ装置20が発行する切断通知パケット:PADT(PPPoE Active Discovery Terminate)のフォーマットである。これらの通信制御フレームには、イーサネットヘッダ900とPPPoEヘッダ920が付加されている。
PADIは、図5(A)に示すように、MAC−DA901にブロードキャストMACアドレス(B.C)、MAC−SA902に、送信元となる端末40のMACアドレスを含む。プロトコルタイプ903には、「0x8863」のようなPPPoEを表す特定値が設定され、PPPoEヘッダのフレームタイプ921には、このフレームが「PADI」であることを示すコードが設定される。
PADOは、図5(B)に示すように、MAC−DA901に、PADIの送信元である端末40のMACアドレス、MAC−SA902に、ゲートウェイ装置20のMACアドレスを含み、プロトコルタイプ903は、PPPoEを表す特定値「0x8863」が設定される。PPPoEヘッダのフレームタイプ921には、このフレームが「PADO」であることを示すコードが設定される。
PADSは、図5(C)に示すように、MAC−DA901に、PADIの送信元である端末40のMACアドレス、MAC−SA902に、ゲートウェイ装置20のMACアドレスを含み、プロトコルタイプ903には、PPPoEを表す特定値「0x8863」が設定される。PPPoEヘッダのフレームタイプ921には、このフレームが「PADS」であることを示すコードが設定され、セッションID922に、ゲートウェイ装置20から端末40に割り当てられたセッションIDの値が設定される。
PADTは、端末40からゲートウェイ装置20に送信する場合、図5(D)に示すように、MAC−DA901にゲートウェイ装置20のMACアドレス、MAC−SA902に端末40のMACアドレスを含み、プロトコルタイプ903には、PPPoEを表す特定値「0x8863」が設定される。PPPoEヘッダのフレームタイプ921にはこのフレームが「PADT」であることを示すコードが設定され、セッションID922に、切断すべきセッションIDが設定される。なお、ゲートウェイ装置20が端末40にPADTを送信する場合、MAC−DA901とMAC−SA902との関係が逆になる。
図6ないし図8を参照して、各種管理テーブルを説明する。ここで、図6は接続管理テーブルを説明する図である。図7はポート管理テーブルを説明する図である。図8は負荷分散管理テーブルを説明する図である。
図6において、(A)〜(F)は、特定のタイミングでの接続管理テーブル152の状態である。ここでは、一般的な接続管理テーブル152を説明し、詳細な遷移は後述する。端末管理テーブル152は、端末ポート512と、端末MAC1522と、ゲートウェイポート1523と、ゲートウェイ MAC/*ゲートウェイ MAC−SA 1524と、ステータス1525と、タイマ値1526とから構成される。
図7において、ポート管理テーブル153は、ポートNo.1531と、ゲートウェイ接続フラグ1532と、MACアドレス1533とから構成される。ポートNo.1531は、ゲートウェイ選択装置10のポート番号である。ゲートウェイ接続フラグ1532が「1」のポートにはゲートウェイ20が接続され、そのMACアドレスがMACアドレス1533に記載される。一方、ゲートウェイ接続フラグ1532が「0」のポートには端末40、負荷分散管理装置60等が接続され、そのMACアドレスがMACアドレス1533に記載される。なお、一つのポートに複数のMACアドレス1533のレコードがあるのは、ポートにスイッチをカスケード接続する際に有効になるからである。
図8において、ゲートウェイ負荷分散管理テーブル622は、ゲートウェイ MAC6221と、管理優先度6222、選択優先度6223、接続比率6224、最大接続数6225、接続数6226からなる。接続比率6224は、接続数6226を最大接続数6225で割った値であり、最も接続比率6224が低く、かつMACアドレスが最も若いゲートウェイ20に優先度「1」を表示する。
次に、図9〜図16を参照して、負荷分散パケット転送システムによるPPPoEの接続制御について説明する。ここで、図9は負荷分散パケット転送システムによるPPPoEの接続制御を説明するシーケンス図である。図10はゲートウェイ選択装置が実行するPADIパケット受信処理のフローチャートである。図11はゲートウェイ選択装置が実行するPADOパケット受信処理のフローチャートである。図12はゲートウェイ選択装置が実行するタイマ監視処理のフローチャートである。図13は負荷分散管理装置が実行するゲートウェイ負荷分散処理のフローチャートである。図14はゲートウェイ選択装置が実行するゲートウェイ MAC登録処理のフローチャートである。図15はゲートウェイ選択装置が実行するPADSパケット受信処理のフローチャートである。図16はゲートウェイ選択装置が実行するPADTパケット受信処理のフローチャートである。
ここでは、図2に示したゲートウェイ選択装置10−1が、ゲートウェイ装置20−1、20−2から受信した応答パケット(PADO)のうち、負荷分散管理装置60の負荷分散制御にて選択された、優先度の最も高いゲートウェイ装置から受信したものを有効とし、以降の通信制御およびパケット転送を行い、負荷分散管理装置60では、今回選択したゲートウェイ装置の優先度を低く設定し、あるゲートウェイ選択装置10からの次の接続問合せでは、異なる別の優先度の高いゲートウェイ装置を有効とするゲートウェイ選択方法を採用した場合について説明する。
図9において、端末(PPPoE端末)40−2がPADIパケットをブロードキャストすると(SQ110)、PPPoE接続フェーズSP1がスタートする。
ゲートウェイ選択装置10−1のルーティング部12は、上記PADIパケットを受信すると、これを受信ポート番号「m」と共に受信バッファ13Rに出力する。制御プロセッサ14は、PADIパケット受信処理を実行し(SQ130)、図6(A)に示す接続管理テーブル152のENmに、端末MAC1522、ステータス1525、タイマ値1526を記録する。ルーティング部12は、さらに、図7のポート管理テーブル153のゲートウェイ接続フラグ1532が「1」のテーブルエントリに対して、PADIパケットをゲートウェイに接続された複数の回線インタフェースにブロードキャストする(SQ111−1、SQ111−2)。なお、ここではポート5へのブロードキャストパケットの送信を、図示の簡便のため省く。
ゲートウェイ(BAS)20−1、20−2は、PADIパケットに応答して、それぞれPADOパケットを返信する(SQ112−1、SQ112−2)。これらのPADOパケットの宛先MACアドレス(MAC−DA901)は、PPPoE端末40−2のMACアドレス「00−00−00−00−00−02」となっている。
ゲートウェイ選択装置10−1のルーティング部12は、ゲートウェイ(BAS)20−2から受信した最初のPADOパケットを受信ポート番号「n」と共に受信バッファ13Rに出力する。2番目に受信したゲートウェイ(BAS)20−1からのPADOパケットは、受信ポート番号「4」と共に受信バッファ13Rに出力される。
制御プロセッサ14は、図11に示すPADOパケット受信処理ルーチン(SQ140)を実行し、負荷分散管理装置60に、複数の*ゲートウェイ MAC−SA一覧を含む選択要求を送信する(SQM1)。なお、先頭の「*」は未確定を意味する。
負荷分散管理装置60は、ゲートウェイ選択装置10−1から、選択要求を受信すると、図13に示すゲートウェイ負荷分散処理を実行する(SQ150)。なお、ゲートウェイ負荷分散処理150は、図4の負荷分散処理プログラム621の一部を構成している。負荷分散管理装置60は、選択した選択したゲートウェイ(BAS)のMACアドレスを添付した選択応答をゲートウェイ選択装置10−1宛てに送信する(SQM2)。
ゲートウェイ選択装置10−1が負荷分散管理装置60からの選択MACアドレスを受信すると、制御プロセッサ14は、図14のゲートウェイ MAC登録処理を実行する(SQ160)。ルーティング部12は、ゲートウェイ MAC登録処理を終了すると、受信パケットの宛先MACアドレス(MAC−DA901)に基づいて、ポート管理テーブル153を参照する。ここでは、PADOパケットの宛先MACアドレスは「00−00−00−00−00−02」となっており、ポート管理テーブル153は、図7に示すように、MACアドレス「00−00−00−00−00−02」と対応するポート番号1531として、PPPoE端末40−2の接続ポート番号「m」を示している。従って、ルーティング部12は、上記PADOパケットをポート番号「m」の回線インタフェースから送信する(SQ113)。
PPPoE端末40−2は、上記PADOパケットを受信すると、該PADOパケットの送信元であるゲートウェイ(BAS)20−1宛にPADRパケットを送信する(SQ114)。ここでは、図6の(D)に示すように、接続管理テーブル152において、端末40−2と対応するテーブルエントリENmのステータス1525がPADRへの応答パケットであるPADS待ち状態となっている。つまり、PADRパケットは、ゲートウェイ選択装置10−1での監視対象から除外されているため、ゲートウェイ選択装置10−1の制御プロセッサ14は、ルーティング部12から上記PADRパケットを受信すると、これを直ちにルーティング部12に転送する。ルーティング部12は、上記PADRパケットを受信すると、受信パケットをポート管理テーブル153に従ってルーティングする。
上記PADRパケットの宛先MACアドレス(MAC−DA901)は、ゲートウェイ(BAS)20−1のMACアドレス「00−00−00−22−22−01」となっており、ポート管理テーブル153には、上記MACアドレスと対応して、ゲートウェイ(BAS)20−1との接続回線のポート番号「4」が記憶されている。従って、PADRパケットは、回線インタフェース11−4を介してゲートウェイ(BAS)20−1に転送される(SQ115)。
ゲートウェイ(BAS)20−1は、上記PADRに応答して、PADSパケットを返信する(SQ116)。ゲートウェイ選択装置10−1ルーティング部12は、上記PADSパケットを受信すると、これを受信ポート番号「4」と共に受信バッファ13Rに出力する。
制御プロセッサ14は、PADSパケットを受信すると、図15に示すPADSパケット受信処理ルーチンを実行する(SQ170)。
上記PADSパケットの宛先アドレス(MAC−DA901)は「00−00−00−00−00−02」となっているため、ルーティング部12は、上記PADSパケットを図7のポート管理テーブル153が示すポート番号「m」の回線インタフェースに転送する。これによって、PADSパケットは、PPPoE端末40−2に送信される(SQ117)。
PPPoE端末40−2がPADSパケットを受信すると、PPPoE接続フェーズSP1からPPPoE転送フェーズSP2に移行する。PPPoE転送フェーズSP2において、ゲートウェイ選択装置10−1は、PPPoE端末40−2とゲートウェイ(BAS)20−1との間で交信されるユーザパケットの転送(SQ200)を行う。
PPPoE転送フェーズSP2において、ゲートウェイ(BAS)20−1は、ゲートウェイ選択装置10−1を介してPPPoE端末40−2から、PPPoEパケットを受信すると(SQ200)、IPパケットに変換して、ルータ24に転送する(SQ201)。また、ルータ24からIPパケットを受信すると(SQ201)、PPPoEパケットに変換して、ゲートウェイ選択装置10L−1を介してPPPoE端末40−2に転送する(SQ200)。
端末ユーザがインターネットアクセスを終了すると、PPPoE端末40−2からゲートウェイ(BAS)20−1宛に接続終了パケットPADTが送信され(SQ310)、PPPoE転送フェーズSP2からPPPoE切断フェーズSP3に移行する。
ゲートウェイ選択装置10−1のルーティング部12は、PADTパケットを受信すると、図16に示すPADTパケット受信処理ルーチンを実行する(SQ300)。ルーティング部12は、受信処理ルーチンが終了すると、ポート管理テーブル153から出力ポートのポート番号1531を特定し、上記PADTパケットをゲートウェイ(BAS)20−1に転送する(SQ311)。
制御プロセッサ14は、受信したPADTパケットの宛先MACアドレス(MAC−DA901)の値「00−00−00−22−22−01」を、負荷分散管理装置60に通知する(SQM3)。
負荷分散管理装置60は、ゲートウェイ選択装置10−1から特定のMACアドレス「00−00−00−22−22−01」を受信すると、ゲートウェイ選択装置10−1に対して、受信応答を通知する(SQM4)。
負荷分散管理装置60は、また、ゲートウェイ負荷分散テーブル更新処理を実行する(SQ310)。具体的には、制御プロセッサ63は、負荷分散管理テーブル622のゲートウェイ MAC6221が、上記特定のMACアドレスと一致するテーブルエントリを検索し、一致したテーブルエントリの接続数6226の値を減算(−1)し、接続比率6224の再計算を行うと共に、接続数6226または接続比率6224の少ない順に、選択優先度6223の再割当てを実行し、負荷分散管理テーブル622の情報を更新する。
図10を参照して、PADIパケット受信処理を説明する。PADIパケット受信処理ルーチンは、後述するPADOパケット受信処理ルーチン、ゲートウェイ MAC登録処理ルーチン、PADSパケット受信処理ルーチン、タイマ監視ルーチン、PADTパケット受信処理ルーチンと共に、通信制御ルーチン16の一部を構成している。
図10に示すPADIパケット受信処理ルーチンにおいて、制御プロセッサ14は監視パケットテーブル151を参照して、PADIが監視対象パケットとして指定されているか否かを判定する(S131)。もし、PADIが監視対象に指定されていなければ、制御プロセッサ14は、受信したPADIパケットを送信バッファ13Tを介してルーティング部12に転送し(S134)、このルーチンを終了する。
ステップ131でPADIが監視対象として指定されていた場合、制御プロセッサ14は、接続管理テーブル152に新たなテーブルエントリENmを登録する(S132)。上記テーブルエントリENmは、図6の(A)に示すように、端末ポート1521としてルーティング部12から通知された受信ポート「m」、端末MAC1522として受信パケットの送信元MACアドレス「00−00−00−00−00−02」を含み、ステータス1525がPADO待ちとなっている。次に、制御プロセッサ14は、上記テーブルエントリENmのタイマ値1526を所定値に初期化し(タイマ値=3,000ms)、図12で後述するタイマ監視ルーチン180を起動(S133)した後、受信したPADIパケットを送信バッファ13Tに転送して(S134)、このルーチンを終了する。
図11において、先ず制御プロセッサ14は、接続管理テーブル152から、端末MAC1522が上記PADOパケットの宛先MACアドレス(MAC−DA901)の値「00−00−00−00−00−02」と一致するテーブルエントリを検索する(S141)。
検索の結果(S142)、宛先MACアドレスに一致するテーブルエントリENmが見つかった場合(Yes)、制御プロセッサ14は、テーブルエントリENmのステータス1525がPADO待ち状態となっているか否かを判定する(S144)。ステータス1525がPADO待ち状態以外の場合(No)、制御プロセッサ14は、受信したPADOパケットを不正パケットと判断し、受信パケットを廃棄して(S146)、このルーチンを終了する。
今回のケースでは、図6の(A)に示すように、接続管理テーブル152から検索されたテーブルエントリENmでは、ステータス1525がPADO待ち状態となっている。ステップ144はYesであり、制御プロセッサ14は、図6の(B)に示すように、受信したPADOパケットの送信元MACアドレス(MAC−SA902)の値「00−00−00−22−22−02」をゲートウェイ MAC(*ゲートウェイ MAC−SA)1524に記録し、受信ポート番号「n」をゲートウェイポート1523に登録(S145)して、このルーチンを終了する。
同様に、制御プロセッサ14は、受信バッファ13Rから、ゲートウェイ(BAS)20−1が送信したPADOパケットと受信ポート番号を読み出すと、図11に示すPADOパケット受信処理ルーチン140を実行し、図6の(C)に示すように、2番目に受信したPADOパケットの送信元MACアドレス(MAC−SA902)の値「00−00−00−22−22−01」をゲートウェイ MAC(*ゲートウェイ MAC−SA)1524に追加記録し、受信ポート番号「4」をゲートウェイポート1523に追加登録(S145)して、このルーチンを終了する。
なお、PADIが監視対象パケットとして指定されていなかった場合、図10で説明したPADIパケット受信処理ルーチン130において、接続管理テーブル152への登録が行われず、上記検索の結果(S142)にて、宛先MACアドレスに一致するテーブルエントリが見つからないため(No)、制御プロセッサ14は、PADOパケットに基づいて新たなテーブルエントリENmを生成し、これを接続管理テーブル152に登録(S143)した後、このルーチンを終了する。
図12を参照して、タイマ監視ルーチン180のフローチャートを説明する。図12において、PADIパケット受信時に起動されたタイマ監視ルーチン180は、制御プロセッサ14によって、上述したPADOパケット受信処理ルーチン140と並行して周期的に実行される。
タイマ監視ルーチンSQ180では、制御プロセッサ14は、接続管理テーブル152のテーブルエントリENmに設定されたタイマ値1526が「0」(タイムアウト)になるのを待つ(S181)。タイマ値1526が、タイムアウトになったとき(タイマ値=0ms)、制御プロセッサ14は、このルーチンを終了する。
図13に示すゲートウェイ負荷分散処理SQ150において、制御プロセッサ63は、先ず、選択優先度nを1に初期化し(S151)、図8(A)の負荷分散管理テーブル622の選択優先度6223が、選択優先度n=1と一致するテーブルエントリを検索する(S152)。
検索の結果(S153)、選択優先度n=1と一致するテーブルエントリが見つかった場合、*ゲートウェイ MAC−SA一覧から上記テーブルエントリのゲートウェイ MAC6221のMACアドレス「00−00−00−22−22−01」と一致する*ゲートウェイ MAC−SAを検索する(S154)。
検索の結果(S155)、上記テーブルエントリのゲートウェイ MAC6221のMACアドレス「00−00−00−22−22−01」と一致する*ゲートウェイ MAC−SAが見つかった場合、一致したMACアドレスを選択MACアドレス「00−00−00−22−22−01」として決定する。その後、一致したテーブルエントリの接続数6226の値に+1を加算および接続比率6224の再計算を行い、接続比率6224(または接続数1666)の少ない順に、選択優先度6223を再割当てする(S156)。
今回のケースでは、ステップ156を実行することによって、図8(B)に示すように、選択されたゲートウェイ MAC6221=「00−00−00−22−22−01」のテーブルエントリで、接続数6226の値が「999」から「1000」に、接続比率6224の値が「19.98」から「20.00」に変更される。その結果、ゲートウェイ MAC6221=「00−00−00−22−22−01」の選択優先度6223の値が「1」から「2」に変更され、ゲートウェイ MAC6221=「00−00−00−22−22−02」の選択優先度6223が「2」から「1」に変更される。選択優先度6223の再割当てが完了すると、制御プロセッサ63は、このルーチンを終了する。
なお、ステップ154の実行による、検索の結果(S155)、上記テーブルエントリのゲートウェイ MAC6221のMACアドレスと一致する*ゲートウェイ MAC−SAが見つからなかった場合、選択優先度nの値に+1を加算し(S157)、再度、ステップ152を実行する。
また、ステップ152の実行による、検索の結果(S153)、選択優先度nと一致するテーブルエントリが見つからなかった場合(No)、該当MACアドレス無しをセットして(S159)、このルーチンを終了する。この事象は、タイマ監視ルーチンによって、テーブルエントリが自動的に削除された場合等において、発生する。
なお、選択されたMACアドレスまたは該当MACアドレスなしは、図6のSQM2でゲートウェイ選択装置10−1に送信される。
図14に示すゲートウェイ MAC登録処理ルーチンSQ160において、先ず制御プロセッサ14は、選択MACアドレスの確認を実施し、確認の結果(S161)、選択MACアドレス「00−00−00−22−22−01」を接続管理テーブル152のテーブルエントリENmのゲートウェイ MAC(*ゲートウェイ MAC−SA)1524に変更する(S162)。さらに、制御プロセッサ14は、ステータス1525をPADS待ちに変更する(S163)。制御プロセッサ14は、保持してあった選択ゲートウェイからのPADOパケットを送信バッファ13Tに転送し、その他のPADOパケットを廃棄して(S164)、このルーチンを終了する。
なお、確認の結果(S161)、該当MACアドレス無しの場合、制御プロセッサ14は、保持してあったPADOパケットを廃棄して(S165)、このルーチンを終了する。
図15に示すPADSパケット受信処理ルーチンSQ170において、制御プロセッサ14は、ルーティング部12から通知された受信ポート番号「4」と、受信パケットの宛先MACアドレス(MAC−DA901)の値「00−00−00−00−00−02」と、送信元MACアドレス(MAC−SA902)の値「00−00−00−22−22−01」を検索キーとして、接続管理テーブル152から、ゲートウェイポート1523、端末MAC182、ゲートウェイ MAC184が検索キーに一致するテーブルエントリを検索する(S171)。
検索の結果(S172)、検索キーに一致するテーブルエントリENmが見つかると(Yes)、制御プロセッサ14は、図6(E)に示すように、受信したPADSパケットが示すセッションIDの値(ここでは、「1,000」)を上記テーブルエントリのステータス1525に設定する(S173)。制御プロセッサ14は、上記PADSを送信バッファ13Tを介してルーティング部12に転送して(S174)、このルーチンを終了する。ステップ172でNoのとき、制御プロセッサ14は、そのままステップ174に遷移する。
図16に示すPADTパケット受信処理ルーチンSQ300において、制御プロセッサ14は、受信ポート番号「m」と、受信パケットの送信元MACアドレス(MAC−SA902)の値「00−00−00−00−00−02」と、宛先MACアドレス(MAC−DA901)の値「00−00−00−22−22−01」を検索キーとして、接続管理テーブル152から、端末ポート1521、端末MAC1522、ゲートウェイ MAC1524が検索キーと一致するテーブルエントリENmを検索する(S301)。ここで、受信ポート番号は、検索キー項目から除外してもよい。
検索の結果(S302)、検索キーに一致したテーブルエントリENmが見つかると(Yes)、制御プロセッサ14は、上記テーブルエントリのステータス1525が示すセッションIDの値が、受信したPADTパケットのセッションID922が示すセッションID値「1,000」と一致するか否かを判定する(S303)。
判定の結果(S304)、2つのセッションIDが一致した場合(Yes)、制御プロセッサ14は、図6(F)に示すように、接続管理テーブル152から上記テーブルエントリENmを削除する(S305)。制御プロセッサ14は、受信パケットについて送信バッファ13Tを介してルーティング部12に転送して(S306)、このルーチンを終了する。
なお、検索の結果(S302)、検索キーに一致したテーブルエントリENmが見つからなかった場合(No)、および、判定の結果(S304)、セッションIDが一致しなかった場合(No)、制御プロセッサ14は、受信したPADTをルーティング部12に転送して(S306)、このルーチンを終了する。この事象は、タイマ監視ルーチンによって、テーブルエントリが自動的に削除された場合に発生する。
上記実施例では、ゲートウェイ選択装置10における制御プロセッサ14が、監視パケットテーブル151を参照して、受信パケットが監視対象の通信制御パケットか否かを判断しているが、この判断をルーティング部12で行って、監視対象となっている通信制御パケットのみを選択的に制御プロセッサ14に転送するようにしてもよい。
上述した実施例から理解できるように、負荷分散パケット転送装置(ゲートウェイ選択装置)10が、PPPoE端末40から受信した接続開始要求パケットを複数のゲートウェイ装置(BAS)20にブロードキャストしておき、所定時間内に受信した複数の応答パケットのうち、負荷分散管理装置60における負荷分散制御にて従って選択された特定のゲートウェイ装置20からの応答パケットのみを有効にし、これを要求元端末に転送している。PPPoE端末40は、上記応答パケットの送信元ゲートウェイ装置との間で、その後の通信制御手順を実行する。従って、本実施例の負荷分散パケット転送システムによれば、PPPoE端末40の実装に依存することなく、ゲートウェイ装置(BAS)20の冗長化と負荷分散が可能となる。また、ゲートウェイ装置(BAS)に、特許文献1のような特殊な機能を追加する必要がない。
本実施例では、PPPoE端末40と冗長化ゲートウェイ装置(BAS)との間の接続制御手順について説明した。しかし、本実施例の負荷分散パケット転送システムは、IEEE802.1Xにおけるサプリカント(ユーザ端末)とオーセンティケータ(ゲートウェイ装置)との間の接続制御手順にも適用できる。
本実施例の負荷分散パケット転送装置は、回線インタフェースとして、メタル回線インタフェース、光回線インタフェース、無線回線インタフェース、あるいは、受動光網PONの局側装置OLT機能を備えた回線インタフェースを適用することによって、L2SW、PONシステム、無線アクセスポイント、または無線ブリッジとして機能できる。
本実施例の負荷分散パケット転送システムは、複数のゲートウェイ装置配下に複数の負荷分散パケット転送装置を接続する網構成において、負荷分散管理装置にてゲートウェイ装置毎のユーザ接続情報等の管理および負荷分散制御の集中管理を行う。これによって、ユーザ端末に特殊なソフトウェアを実装することなく、アクセス網をインターネット中継網に接続するゲートウェイ装置の負荷分散比率を考慮した冗長化構成を、ISPまたは通信事業者にて管理することを可能とする。また、本実施例の負荷分散パケット転送システムは、プロトコル処理部に、通信プロトコルの識別機能を備えることによって、同一のレイヤ2アクセス網に、例えば、PPPoE端末とIEEE802.1XにおけるEAPOL端末(サプリカント)のように、通信プロトコルの異なる複数種類のユーザ端末の混在を可能とする。
通信ネットワークのブロック図である。 通信ネットワークの簡便なブロック図である。 ゲートウェイ選択装置のハードウェアブロック図である。 負荷分散管理装置のハードウェアブロック図である。 PPPoEの通信制御フレームのフォーマットである。 接続管理テーブルを説明する図である。 ポート管理テーブルを説明する図である。 負荷分散管理テーブルを説明する図である。 負荷分散パケット転送システムによるPPPoEの接続制御を説明するシーケンス図である。 ゲートウェイ選択装置が実行するPADIパケット受信処理のフローチャートである。 ゲートウェイ選択装置が実行するPADOパケット受信処理のフローチャートである。 ゲートウェイ選択装置が実行するタイマ監視処理のフローチャートである。 負荷分散管理装置が実行するゲートウェイ負荷分散処理のフローチャートである。 ゲートウェイ選択装置が実行するゲートウェイ MAC登録処理のフローチャートである。 ゲートウェイ選択装置が実行するPADSパケット受信処理のフローチャートである。 ゲートウェイ選択装置が実行するPADTパケット受信処理のフローチャートである。
符号の説明
1…アクセス網、2…中継網、3…インターネット、10…負荷分散パケット転送装置(ゲートウェイ選択装置)、11…回線インタフェース、12…ルーティング部、13(13T、13R)…送受信バッファ、14…制御プロセッサ、15…メモリ、16…通信制御ルーチン、151…監視パケットテーブル、152…接続管理テーブル、153…ポート管理テーブル、20…ゲートウェイ装置、21…L2SW、22…RADIUSサーバ、23…DHCPサーバ、24…ルータ、40…端末、42…ONU、43…スターカプラ、50…制御端末、60…負荷分散管理装置、61…回線インタフェース、62…メモリ、63…制御プロセッサ、64…バス、100…通信ネットワーク、621…負荷分散処理、622…負荷分散管理テーブル。

Claims (7)

  1. ユーザ端末とインターネットへの中継網に接続されている冗長化された複数のゲートウェイ装置との間に配置される負荷分散パケット転送装置と、この負荷分散パケット転送装置と連携して動作する負荷分散管理装置とからなるパケット転送システムにおいて、
    前記負荷分散パケット転送装置は、前記ユーザ端末または前記ゲートウェイ装置との接続回線を収容する複数の回線インタフェースと、前記複数の回線インタフェース間でのユーザパケットおよび通信制御パケットの転送を制御するプロトコル処理部とからなり、
    前記プロトコル処理部は、前記ユーザ端末から受信した前記中継網への接続開始要求パケットを前記複数のゲートウェイ装置に転送し、所定時間内に受信した前記接続開始要求パケットに対する応答パケットの情報を、前記負荷分散管理装置に通知し、前記負荷分散管理装置が選択したゲートウェイ装置からの応答パケットを前記ユーザ端末に転送し、前記ユーザ端末から受信した通信制御パケットとユーザパケットとを前記選択したゲートウェイ装置に転送することを特徴とするパケット転送システム。
  2. 前記プロトコル処理部は、前記接続開始要求パケットを受信したとき、前記接続要求パケットのヘッダから抽出した前記ユーザ端末の識別情報を含む新たなテーブルエントリを接続管理テーブルに登録することを特徴とする請求項1に記載の負荷分散パケット転送システム。
  3. 前記プロトコル処理部は、前記応答パケットのヘッダから抽出したゲートウェイ装置情報を、前記接続管理テーブルに記録することを特徴とする請求項2に記載の負荷分散パケット転送システム。
  4. 前記プロトコル処理部は、前記複数の回線インタフェースに接続されたルーティング部と、このルーティング部に結合された制御プロセッサとからなり、
    前記ルーティング部は、監視対象となる通信制御パケットの種類を示す監視パケットテーブルを備え、前記各回線インタフェースから受信した通信制御パケットのうち、前記監視パケットテーブルで指定された通信制御パケットを前記制御プロセッサに転送し、前記監視パケットテーブルで指定されなかった通信制御パケットについて、そのヘッダ情報に従って前記何れかの回線インタフェースにルーティングすることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか一つに記載の負荷分散パケット転送システム。
  5. ユーザ端末とインターネットへの中継網に接続されている冗長化された複数のゲートウェイ装置との間に配置される負荷分散パケット転送装置と、この負荷分散パケット転送装置と連携して動作する負荷分散管理装置とからなるパケット転送システムにおいて、
    前記負荷分散管理装置は、前記負荷分散パケット転送装置との接続回線を収容する回線インタフェースと、ゲートウェイ装置の負荷分散制御を行う負荷分散処理部とからなり、前記ゲートウェイ装置毎の優先度情報を記憶する負荷分散管理テーブルに基いて、前記負荷分散パケット転送装置からのゲートウェイ情報一覧通知より、優先度の高いゲートウェイ装置を選択し、選択ゲートウェイ装置情報を前記負荷分散パケット転送装置に通知することを特徴とする負荷分散パケット転送システム。
  6. 前記負荷分散処理部が、前記ゲートウェイ情報一覧通知を受信したとき、前記負荷分散管理テーブルにおける接続優先度の高い順に、テーブルエントリに登録されているゲートウェイ装置情報から、前記ゲートウェイ情報一覧通知に登録されている各ゲートウェイ装置情報を検索し、前記負荷分散管理テーブルが示す一致したゲートウェイ装置の接続数と接続比率とを更新し、前記一致したゲートウェイ装置のテーブル更新後の接続比率と他の接続比率とに基いて、前記各ゲートウェイ装置の新たな選択優先度を決定して、前記負荷分散管理テーブルに登録し、前記負荷分散管理テーブルが示す各ゲートウェイ選択装置の選択優先度に基いて、新たな接続開始要求パケットと対応する新たな選択ゲートウェイ装置を選択することを特徴とする請求項5に記載の負荷分散パケット転送システム。
  7. 前記負荷分散管理テーブルは、さらに、前記各ゲートウェイ装置の運用モードを示す運用優先度を含み、
    前記負荷分散処理部は、第1の運用優先度をもつゲートウェイ装置の中から、前記選択ゲートウェイ装置を選択することを特徴とする請求項5または6に記載の負荷分散パケット転送システム。
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