JP2009088792A - 映像信号変換方法及び映像信号変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】視聴者の垂直解像度不足感やS/Nの悪化感を防止して良好な画像表示を可能にする映像信号変換方法及び映像信号変換装置を提供する。
【解決手段】飛越走査の入力映像信号から補間映像信号を生成し、入力映像信号及び補間映像信号を相互に間挿することにより、飛越走査の映像信号を順次走査の映像信号に変換し、フィールド内補間処理による第1の補間処理映像信号とフィールド間補間処理による第2の補間処理映像信号とを混合して、入力映像信号の各走査線間に内挿すべき補間走査線に対応した補間映像信号を生成し、その混合比を飛越走査の映像信号の画像の動き情報と、順次走査の映像信号を表示する表示手段と視聴者との距離である視聴距離情報と、に応じて設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、飛越し走査された映像信号を順次走査の映像信号に変換する際の補間走査線部分の映像信号を生成する映像信号変換方法及び映像信号変換装置に関する。
飛越し走査された映像信号を順次走査の映像信号に変換する際、飛越し走査された映像信号のフィールドは、飛越し走査によって走査線が1本おきに間引かれているので、この間引かれた走査線に対応した映像信号を補間によって追加する必要がある。このような補間を行う場合、静止画像に対してはフィールド間補間処理により、例えば時間的に隣接するフィールドの対応する走査線の画素又はその平均値でその間引かれた走査線の値を補間し、動画像に対してはフィールド内補間処理により、例えば同一フィールド内で上下に隣接する走査線の画素の平均値でその間引かれた走査線の値を補間する方法が知られている。
また、順次のフィールド間での画像の動き情報を求め、この動き情報に応じた混合比で上述のフィールド内補間処理により得られた第1の補間処理映像信号とフィールド間補間処理により得られた第2の補間処理映像信号を加算して間引かれた走査線についての補間映像信号を得る方法についても数多くの提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3820026号公報
しかしながら、従来のように、動き情報のみに応じた混合比でフィールド内補間処理により得られた第1の補間処理映像信号とフィールド間補間処理により得られた第2の補間処理映像信号を加算して間引かれた走査線についての補間映像信号を用いて順次走査の映像信号を生成しても、その順次走査の映像信号による表示映像は第1の補間処理映像信号成分が多いと視聴者に視覚的に垂直解像度不足を与えることになり、一方、第2の補間処理映像信号成分が多いと画像に櫛歯状の妨害が発生してS/Nの悪化を感じさせることになるという欠点があった。
本発明が解決しようとする課題には、上記の欠点が一例として挙げられ、視聴者の垂直解像度不足感やS/Nの悪化感を防止して良好な画像表示を可能にする映像信号変換方法及び映像信号変換装置を提供することが本発明の目的である。
請求項1に係る発明の映像信号変換方法は、飛越走査の入力映像信号から補間映像信号を生成し、前記入力映像信号及び前記補間映像信号を相互に間挿することにより、前記飛越走査の映像信号を順次走査の映像信号に変換し、その変換の際にフィールド内補間処理による第1の補間処理映像信号とフィールド間補間処理による第2の補間処理映像信号を各々生成し、前記入力映像信号の各走査線間に内挿すべき補間走査線に対応した前記補間映像信号を、前記第1及び第2の補間処理映像信号を混合して生成する映像信号変換方法であって、前記第1及び第2の補間処理映像信号の混合比は前記飛越走査の映像信号の画像の動き情報と、前記順次走査の映像信号を表示する表示手段と視聴者との距離である視聴距離情報と、に応じて設定されることを特徴としている。
請求項5に係る発明の映像信号変換装置は、飛越走査の入力映像信号を順次走査の映像信号に変換する映像信号変換装置であって、前記入力映像信号に対してフィールド内補間処理を施して第1の補間処理映像信号を生成するフィールド内補間処理手段と、前記入力映像信号に対してフィールド間補間処理を施して第2の補間処理映像信号を生成するフィールド間補間処理手段と、前記第1の補間処理映像信号と前記第2の補間処理映像信号とを混合して補間映像信号を生成する混合手段と、前記入力映像信号及び前記補間映像信号を相互に間挿することにより前記順次走査の映像信号を生成する手段と、を備え、前記混合手段は、前記入力映像信号の各走査線間に内挿すべき補間走査線に対応した前記補間映像信号を、前記第1及び第2の補間処理映像信号を混合して生成する手段と、前記第1及び第2の補間処理映像信号の混合比を前記飛越走査の映像信号の画像の動き情報、及び前記順次走査の映像信号を表示する表示手段と視聴者との距離である視聴距離情報に応じて設定する手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に係る発明の映像信号変換方法及び請求項5に係る発明の映像信号変換装置においては、フィールド内補間処理による第1の補間処理映像信号とフィールド間補間処理による第2の補間処理映像信号とを混合して、入力映像信号の各走査線間に内挿すべき補間走査線に対応した補間映像信号を生成し、その混合比は飛越走査の映像信号の画像の動き情報と、順次走査の映像信号を表示する表示手段と視聴者との距離である視聴距離情報と、に応じて設定されるので、視聴距離が小となる程、フィールド間補間処理による第2の補間処理映像信号の混合割合を大となるように設定し、視聴距離が大となる程、フィールド内補間処理による第1の補間処理映像信号の混合割合を大となるように設定することができる。よって、視聴距離が小の場合には、フィールド間補間処理による第2の補間処理映像信号の混合割合を高めることより人間の視覚感度特性から精細感に対する感度が高いことに対処することができ、解像度悪化を防いだ画像を表示することができる。視聴距離が大の場合には、フィールド内補間処理による第1の補間処理映像信号の混合割合を高めることより人間の視感度特性から精細感に対する感度が低いことに対処することができ、S/Nの良い画像を表示することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の映像信号変換方法が適用された映像信号変換装置を示している。この映像信号変換装置は、飛越し走査された映像信号を順次走査の映像信号に変換する装置であり、1フィールド遅延回路1、フィールド内補間処理回路2、フィールド間補間処理回路3、動き検出回路4、混合回路5、時間軸変換回路6、及び視聴距離−係数変換回路7を備えている。
1フィールド遅延回路1、フィールド間補間処理回路3、及び動き検出回路4には、映像信号が入力される。入力映像信号は、標準テレビジョン信号である飛越し走査(インタレース)された映像信号のNTSCテレビジョン信号、又はコンピュータディスプレイ等で用いられる順次走査(ノンインタレース)の映像信号である。例えば、NTSCテレビジョン信号は、一般的に用いられている走査線数525本、フィールド周波数60Hz、インタレース比2:1の信号であり、コンピュータディスプレイ等で用いられる映像信号は、例えばVGA等の表示ドット数640×480(16770色)の順次走査(ノンインタレース)信号である。
1フィールド遅延回路1は、入力映像信号を1フィールド期間だけ遅延させる。1フィールド遅延回路1の出力はフィールド内補間処理回路2及び時間軸変換回路6に接続されている。
フィールド内補間処理回路2は、1フィールド遅延回路1によって遅延された映像信号に対してフィールド内補間処理を施して第1の補間処理映像信号を生成する。
フィールド内補間処理回路2は、具体的には図2に示すように、第1及び第2の微分値検出回路10,16、1H遅延回路15、単位遅延回路21,22、混合比設定回路23及び混合回路24を備えている。第1の微分値検出回路10は単位遅延回路11,12、減算回路13及び絶対値回路14からなり、入力の1フィールド遅延映像信号とその2単位遅延信号の差分信号(微分値)の絶対値を第1の微分値として混合比設定回路23に供給する。第2の微分値検出回路16は単位遅延回路17,18、減算回路19及び絶対値回路20からなり、1H遅延回路15によって1H(1水平走査期間)だけ遅延された1フィールド遅延映像信号とその2単位遅延信号の差分信号(微分値)の絶対値を第2の微分値として混合比設定回路23に供給する。単位遅延回路11,12,17,18,21,22各々による単位遅延時間は例えば、1画素分に相当する時間であるが1Hに相当する時間でも良い。
ここで、単位遅延回路11,12各々を1画素分の遅延を与える回路とした場合には、第1の微分値検出回路10は、1フィールド遅延された映像信号の走査線のうちの第1の画素(単位遅延回路22から出力される画素)と同一走査線上でその第1の画素の左右に隣接する2つの画素(第3の画素及び第4の画素)の値の差分信号の絶対値を第1の画素の第1の微分値(水平微分値)として出力する。同様に、単位遅延回路17,18各々を1画素分の遅延を与える回路とした場合には、第2の微分値検出回路16は、上記の第1の画素の上側に隣接する走査線上の第2の画素(単位遅延回路21から出力される画素)と同一走査線上でその第2の画素の左右に隣接する2つの画素(第5の画素及び第6の画素)の値の差分信号の絶対値を第2の画素の第2の微分値(水平微分値)として出力する。
混合比設定回路23は、入力される第1の画素の第1の微分値及び第2の画素の第2の微分値に従って上下に隣接する第1及び第2の画素の各々の値の混合比率を算出する。例えば、第1の微分値検出回路10の出力である第1の微分値の方が、第2の微分値検出回路16の出力である第2の微分値よりも大きい場合には、第2の画素の混合比率K2を0.5<K2≦1の範囲に設定し、逆に第2の微分値の方が、第1の微分値よりも大きい場合には、第2の画素の混合比率K2 を0≦K2<0.5の範囲に設定する。また、第1及び第2の微分値が略等しい場合、第2の画素の混合比率K2を0.5程度に設定する。
このように、混合比設定回路23は、微分値の絶対値の小さい方の混合割合が大きくなるように、換言すれば微分値の絶対値の大きい方の混合割合が小さくなるように、第1の画素の混合比率(1−K2)、第2の画素の混合比率K2を設定する。
1H遅延回路15の出力(第5の画素の値)は、位相合わせ用の単位遅延回路21を介して(第2の画素の値)、また、入力信号(第3の画素の値)は位相合わせ用の単位遅延回路22を介して(第1の画素の値)混合回路24に各々供給される。
混合回路24では混合比設定回路23の出力に応じて単位遅延回路21から供給される信号(第2の画素の値)にK2を、単位遅延回路22から供給される信号(第1の画素の値)に(1−K2)を各々乗じた後、加算した信号を第1の補間処理映像信号として出力する。すなわち、1フィールド遅延された映像信号の1走査線に対応した映像信号(第1の画素の値)とその1H前の映像信号(第2の画素の値)とは、微分値の絶対値の小さい方の混合割合が大きくなるように、換言すれば微分値の絶対値の大きい方の混合割合が小さくなるように、重み付け加算されて第1の補間処理映像信号となる。
フィールド間補間処理回路3は、入力映像信号に対してフィールド間補間処理を施して第2の補間処理映像信号を生成する。
フィールド間補間処理回路3は、具体的には図3に示すように、第3及び第4の微分値検出回路30,36、1フレーム遅延回路35、単位遅延回路41,42、混合比設定回路43及び混合回路44を備えている。第3の微分値検出回路30は単位遅延回路31,32、減算回路33及び絶対値回路34からなり、入力映像信号とその2単位遅延信号の差分信号(微分値)の絶対値を第3の微分値として混合比設定回路43に供給する。第4の微分値検出回路36は単位遅延回路37,38、減算回路39及び絶対値回路40からなり、1フレーム遅延回路35によって1フレーム期間(2フィールド期間)だけ遅延された入力映像信号とその2単位遅延信号の差分信号(微分値)の絶対値を第3の微分値として混合比設定回路23に供給する。単位遅延回路31,32,37,38,41,42各々による単位遅延時間は例えば、1画素分に相当する時間であるが1Hに相当する時間でも良い。
ここで、単位遅延回路31,32各々を1画素分の遅延を与える回路とした場合には、第3の微分値検出回路30は、入力映像信号のフィールドの走査線のうちの第7の画素(単位遅延回路42から出力される画素)と同一走査線上で左右に隣接する2つの画素(第9の画素及び第10の画素)の値の差分信号の絶対値を第7の画素の第3の微分値(水平微分値)として出力する。同様に、単位遅延回路37,38各々を1画素分の遅延を与える回路とした場合には、第4の微分値検出回路36は、入力映像信号のフィールドに対して2フィールド前のフィールドの走査線と対応する1フレーム前の走査線上の第8の画素(単位遅延回路41から出力される画素)と同一走査線上で左右に隣接する2つの画素(第11の画素及び第12の画素)の値の差分信号の絶対値を第8の画素の第4の微分値(水平微分値)として出力する。
混合比設定回路43は、入力される第7の画素の第3の微分値及び第8の画素の第4の微分値に従って時間的に隣接するフィールドの対応する各走査線において隣接する第7及び第8の画素の各々の値の混合比率を算出する。例えば、第3の微分値検出回路30の出力である第3の微分値の方が、第4の微分値検出回路36の出力である第4の微分値よりも大きい場合、第8の画素の混合比率K3を0.5<K3≦1の範囲に設定し、逆に第4の微分値の方が、第3の微分値よりも大きい場合、第8の画素の混合比率K3を0≦K3<0.5の範囲に設定する。また、第3及び第4の微分値が略等しい場合、第8の画素の混合比率K3を0.5程度に設定する。
すなわち、混合比設定回路43は、微分値の小さい方の混合割合が大きくなるように、換言すれば微分値の大きい方の混合割合が小さくなるように、第7の画素の混合比率(1−K3)、第8の画素の混合比率K3を設定する。
1フレーム遅延回路35の出力(第11の画素の値)は、位相合わせ用の単位遅延回路41を介して(第8の画素の値)、また、入力信号(第9の画素の値)は位相合わせ用の単位遅延回路42を介して(第7の画素の値)混合回路44に各々供給される。
混合回路44では混合比設定回路43の出力に応じて単位遅延回路41から供給される信号(第8の画素の値)にK3を、単位遅延回路42から供給される信号(第7の画素の値)に(1−K3)を各々乗じた後、加算した信号を第2の補間処理映像信号として出力する。
このように、フィールド内補間処理回路2によって生成された第1の補間処理映像信号及びフィールド間補間処理回路3によって生成された第2の補間処理映像信号は、混合回路5に供給される。なお、フィールド内補間処理回路2及びフィールド間補間処理回路3については上記の特許文献1に示されている。
動き検出回路4は、入力映像信号のフィールド間の動き量Mqを検出し、その動き量Mqに対応した出力信号(係数K1)を混合回路5の制御入力として供給する。この動き量Mqの算出は例えば、前後フィールドの入力画素データの差分値を演算する。この差分値が動き量Mqとなる。動き量Mqと係数K1との関係は図4に示すように、動き量Mqが大となる程、係数K1が大きくなるように設定されている。すなわち、動き量Mqが大となる程、2次元変換処理(フィールド内補間処理)による混合割合が3次元変換処理(フィールド間補間処理)のそれよりも大となるように係数K1が設定されている。また、視聴距離−係数変換回路7から入力されるα値に応じて、図4の傾きαが補正される。これにより、同じ動き量Mqであっても、αが大となる程、係数K1が大きくなる。すなわち、同じ動き量Mqであっても、αが大となる程、2次元変換処理による混合割合が大となるように係数K1が設定されている。動画像の場合、動き量Mqに応じてK1は、0<K1≦1の値をとる。静止画像の場合、フィールド相関が最大となるのでK1=0とされる。
混合回路5は、第1の補間処理映像信号に係数K1 を乗じ、第2の補間処理映像信号に係数(1−K1)を乗じて混合して補間映像信号として出力する。例えば静止画像の場合、上記のようにK1=0であり、第2の補間処理映像信号が補間映像信号として出力される。
時間軸変換回路6は、1フィールド遅延回路1で1フィールド遅延された映像信号と混合回路5からの補間映像信号を相互に間挿し、飛越し走査の映像信号を順次走査の映像信号に変換して出力する。すなわち、1フィールド遅延された映像信号の走査線間に補間映像信号による補間走査線を挿入形成するように1フィールド遅延された映像信号と補間映像信号とを組み合わせて順次走査の映像信号を生成することが行われる。
視聴距離−係数変換回路7には、視聴距離Leが視聴距離測定部8から入力される。この視聴距離Leは、視聴距離測定部8において例えば、視聴者が操作するリモコン(図示せず)から発せられる信号をこの映像信号変換装置を備えた表示装置が受信することにより測定される。ただし、視聴距離Leの測定方法についてはこれに限定されることはなく、他の測定方法を用いても良い。視聴距離−係数変換回路7は視聴距離Leとαとの関係を図5に示すように、視聴距離Leが大きくなる程、αが大きくなるように設定する。
すなわち、動き検出回路4と視聴距離−係数変換回路7の処理にて、同じ動き量Mqであっても、視聴距離Leが大となる程、2次元変換処理による第1の補間処理映像信号の混合割合が大となるように処理されるのである。
かかる映像信号変換装置においては、2次元変換処理であるフィールド内補間処理された補間画像の場合には、1フィールド内の垂直相関のみで処理されるため垂直方向の解像度が不足した視覚感を与える。一方、3次元変換処理であるフィールド間補間処理された補間画像の場合、この垂直方向の解像度の不足は目立たなくなるが、動画像を表示する場合において、画像に櫛歯状の妨害が発生しS/Nが悪化する視覚感がある。
本発明による映像信号変換方法によれば、視聴距離Leが小となる程、3次元変換処理による第2の補間処理映像信号の混合割合が大となるように処理される一方、視聴距離Leが大となる程、2次元変換処理による第1の補間処理映像信号の混合割合が大となるように処理される。
視聴距離Leが小の場合には、人間の視覚感度特性から精細感に対する感度が高い特性がある。よって、精細感を向上されるため、3次元変換処理による第2の補間処理映像信号の混合割合を高めることにより、解像度悪化を防いだ画像を表示することができる。一方、視聴距離Leが大の場合には、人間の視感度特性から精細感に対する感度が低い特性がある。よって、精細感よりも視覚的にS/Nが向上される為、2次元変換処理による第1の補間処理映像信号の混合割合を高めることにより、S/Nの良い画像を表示することができる。
上記した実施例において、動き検出回路4は図4に示す如き動き量Mq−係数K1特性で係数K1を設定し、視聴距離−係数変換回路7は図5に示す如き視聴距離Le−α値特性でα値を設定しているが、動き検出回路4は図6に示す如き動き量Mq−係数K1特性で係数K1を設定し、視聴距離−係数変換回路7は図7に示す如き視聴距離Le−β値特性でβ値を設定しても良い。
このように図6及び図7の特性を用いる場合には、動き検出回路4では、動き量Mqがβ以上ではK1=1として処理され、動き量Mq未満ではK1=0として処理されるようになっている。すなわち、動き量Mq≧βの場合には2次元変換処理(フィールド内補間処理)による補間データのみを用い、動き量Mq<βの場合には3次元変換処理(フィールド間補間処理)による第2の補間処理映像信号のみを用いる処理が行われる。視聴距離−係数変換回路7では、視聴距離Leが大となる程、βの値が小となるように設定される。よって、動き検出回路4と視聴距離−係数変換回路7の処理によって、視聴距離Leが大ほど2次元変換処理で行われる範囲が多くなる。よって、この実施例においても図4及び図5の特性を用いた場合と同様の作用効果を得ることができる。
また、この図6及び図7の特性を用いた実施例においては、動画・静止画判定の処理とすることができる。その場合、視聴距離Leが大きくなる程、動画像と判定される範囲が大きくなるように閾値βをシフト補正し、動き量Mqと閾値βを比較した上で、Mq≧βの場合には動画と判断して2次元変換処理による第1の補間処理映像信号のみを用い、動き量Mq<βの時には静止画と判断して3次元変換処理による第2の補間処理映像信号のみを用いることになる。
本発明の映像信号変換方法が適用された映像信号変換装置を示すブロック図である。 図1の装置中のフィールド内補間処理回路の内部構成を示すブロック図である。 図1の装置中のフィールド間補間処理回路の内部構成を示すブロック図である。 動き量Mq−係数K1特性を示す図である。 視聴距離Le−α値特性を示す図である。 動き量Mq−係数K1特性を示す図である。 視聴距離Le−β値特性を示す図である。
主要部分の符号の説明
1 1フィールド遅延回路
2 フィールド内補間処理回路
3 フィールド間補間処理回路
4 動き検出回路
6 時間軸変換回路
7 視聴距離−係数変換回路

Claims (5)

  1. 飛越走査の入力映像信号から補間映像信号を生成し、前記入力映像信号及び前記補間映像信号を相互に間挿することにより、前記飛越走査の映像信号を順次走査の映像信号に変換し、その変換の際にフィールド内補間処理による第1の補間処理映像信号とフィールド間補間処理による第2の補間処理映像信号を各々生成し、前記入力映像信号の各走査線間に内挿すべき補間走査線に対応した前記補間映像信号を、前記第1及び第2の補間処理映像信号を混合して生成する映像信号変換方法であって、
    前記第1及び第2の補間処理映像信号の混合比は前記飛越走査の映像信号の画像の動き情報と、前記順次走査の映像信号を表示する表示手段と視聴者との距離である視聴距離情報と、に応じて設定されることを特徴とする映像信号変換方法。
  2. 前記第1及び第2の補間処理映像信号の混合は前記第1及び第2の補間処理映像信号を重み付け加算して行われることを特徴とする請求項1記載の映像信号変換方法。
  3. 前記動き情報が大となる程、前記第1の補間処理映像信号の前記第2の補間処理映像信号に対する混合割合が大となるように前記混合比が設定されることを特徴とする請求項1記載の映像信号変換方法。
  4. 前記視聴距離情報が大となる程、前記第1の補間処理映像信号の前記第2の補間処理映像信号に対する混合割合が大となるように前記混合比が設定されることを特徴とする請求項1記載の映像信号変換方法。
  5. 飛越走査の入力映像信号を順次走査の映像信号に変換する映像信号変換装置であって、
    前記入力映像信号に対してフィールド内補間処理を施して第1の補間処理映像信号を生成するフィールド内補間処理手段と、
    前記入力映像信号に対してフィールド間補間処理を施して第2の補間処理映像信号を生成するフィールド間補間処理手段と、
    前記第1の補間処理映像信号と前記第2の補間処理映像信号とを混合して補間映像信号を生成する混合手段と、
    前記入力映像信号及び前記補間映像信号を相互に間挿することにより前記順次走査の映像信号を生成する手段と、を備え、
    前記混合手段は、前記入力映像信号の各走査線間に内挿すべき補間走査線に対応した前記補間映像信号を、前記第1及び第2の補間処理映像信号を混合して生成する手段と、
    前記第1及び第2の補間処理映像信号の混合比を前記飛越走査の映像信号の画像の動き情報、及び前記順次走査の映像信号を表示する表示手段と視聴者との距離である視聴距離情報に応じて設定する手段と、を有することを特徴とする映像信号変換装置。
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