JP2009088176A - 放熱基体およびこれを用いた電子装置 - Google Patents

放熱基体およびこれを用いた電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】放熱基体に繰り返し与えられる熱応力を低減するとともに反りにくく耐久性を備えた放熱基体を提供する。
【解決手段】絶縁性のセラミックスからなる支持基板2の一方主面側に回路部材41を、他方主面側には放熱部材42をそれぞれ設けてなる放熱基体1であって、回路部材41は支持基板2に第1の金属層31を介して接合されてなり、第1の金属層31の外周縁部の少なくとも一部が平面視で凹凸の繰り返し形状、段状、または波状に形成されていることにより、放熱特性を維持しながらも、第1の金属層31の外周縁部における体積が減少しているため、支持基板2、第1の金属層31および回路部材41の各熱膨張係数の違いによって支持基板2および第1の金属層31に発生していた熱応力が緩和されるので、耐久性の高い放熱基体1とすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)素子、MOSFET(金属酸化膜形電界効果トランジスタ)素子,LED(発光ダイオード)素子等の半導体素子,昇華型サーマルプリンターヘッド素子,サーマルインクジェットプリンターヘッド素子等の各種電子部品が搭載され、これら電子部品の放熱効率を高める放熱基体であり、さらに、これら半導体素子等の電子部品が放熱基体に搭載された電子装置に関する。
近年、パワートランジスタモジュールやスイッチング電源モジュール等のパワーモジュールに代表される半導体装置等の電子装置の放熱基体として、セラミック基板の一方の主面に回路部材として銅板を接合し、他方の主面に放熱性の良好な放熱部材として銅板を接合して構成された放熱基体が広く用いられている。放熱部材である銅板には、通常、半導体素子等の電子部品に発生した熱をさらに拡散させるためのヒートシンクが取り付けられる。
最近では、このような放熱基体として、機械的強度、電気絶縁性および熱伝導性に優れた窒化珪素基板を用いた、放熱特性の高い放熱基板が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
図28は、特許文献1で提案されている放熱板を示し、(a)は銅板を平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は同図(b)の部分拡大図である。
図28に示すように、放熱基板71は、窒化珪素質焼結体から成る窒化珪素基板72と、該窒化珪素基板72の両主面上に活性金属層73,74を介して銅または銅合金を主成分とする銅板77,78を接合してなる放熱基板71であって、前記活性金属層73,74および銅板77,78との間に銅を主成分とする結合層75,76を備えたものである。
この放熱基板71を構成する窒化珪素基板72は、窒化珪素を主成分とする基板であり、窒化珪素はその熱伝導率が40W/(m・k)以上と高く、放熱特性に優れる。窒化珪素基板72は、その長さが30〜80mm、幅が10〜80mm、厚みは用途によって異なるが、厚すぎると熱抵抗が高くなり、薄すぎると耐久性が低下するため、0.2〜0.64mmである。
また、この窒化珪素基板72の両主面上に形成される活性金属層73,74は、例えば、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)などの4族元素のような活性金属を含むAg−Cu合金からなり、その長さは5〜60mm、幅は5〜60mm、厚みは5〜20μmである。
銅板77は半導体素子(図示しない)の回路基板として機能し、長さは5〜60mm、幅は5〜60mm、厚みは回路を流れる電流の大きさや銅板77に搭載される半導体素子の発熱量等に応じて0.5〜5mmが選択される。銅板77は発熱した半導体素子により熱を逃がすという機能を有し、長さは5〜65mm、幅は5〜65mm、厚みは0.5〜5mmである。
図28に示すように、銅を主成分とする結合層75,76を備えることにより、結合層
75,76の主成分である銅または銅合金の拡散作用により300〜500℃の低温で銅
板77,78を窒化珪素基板72に接合することができ、その形状は、図28や実施例か
らわかるように矩形状である。
特開2007−227867号公報
しかしながら、年々、半導体装置の高出力化に伴って半導体素子の高集積化は急速に進行しており、放熱基板に繰り返し与えられる熱応力は増加する傾向にあるが、高い放熱特性を有する放熱基板71といえどもこのような熱応力に対して十分な耐久性を備えているとはいえなかった。
さらに、結合層75,76の外周縁部では、窒化珪素基板72を拘束する力が大きいため、放熱基体71全体が大きく反るといった問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためのものであって、放熱基体に繰り返し与えられる熱応力を低減するとともに、熱応力が与えられても反りにくく、耐久性を備えた放熱基体およびこれを用いた電子装置を提供するものである。
本発明の放熱基体は、1)絶縁性の支持基板の一方主面側に回路部材を、他方主面側に放熱部材をそれぞれ設けてなる放熱基体であって、前記回路部材は前記支持基板に第1の金属層を介して接合されてなり、前記第1の金属層の外周縁部の少なくとも一部を、平面視で凹凸状、段状または波状としたことを特徴とする。
また、2)絶縁性の支持基板の一方主面側に回路部材を、他方主面側に放熱部材をそれぞれ設けてなる放熱基体であって、前記回路部材は前記支持基板に第1の金属層を介して接合されてなり、前記第1の金属層の外周縁部に貫通孔または凹部を備えていることを特徴とする。
また、3)上記1)または2)において、前記放熱部材は前記支持基板に第2の金属層を介して接合されてなり、前記第2の金属層の外周縁部の少なくとも一部を、平面視で凹凸状、段状または波状としたことを特徴とする。
また、4)上記1)乃至3)のいずれかにおいて、前記放熱部材は前記支持基板に第2の金属層を介して接合されてなり、前記第2の金属層の外周縁部に貫通孔または凹部を備えていることを特徴とする。
また、5)上記1)乃至4)のいずれかにおいて、前記第1の金属層および前記第2の金属層の少なくとも一方の金属層の外周縁部の少なくとも一部が面取りされていることを特徴とする。
また、6)上記1)乃至5)のいずれかにおいて、前記第1の金属層および前記第2の金属層の少なくとも一方の金属層の外周縁部が側面からみて段状、波状または凹部が形成されていることを特徴とする。
また、7)上記1)乃至6)のいずれかにおいて前記第1の金属層および前記第2の金属層の少なくとも一方の金属層は、前記支持基板から前記回路部材または前記放熱部材へ向かって、活性金属層および結合層が順次積層されてなることを特徴とする。
また、8)上記1)乃至6)のいずれかにおいて、前記第1の金属層および前記第2の金属層の少なくとも一方の金属層は、前記支持基板から前記回路部材または前記放熱部材へ向かって、MoおよびMnからなる層および結合層が順次積層されてなることを特徴とする。
また、9)上記1)乃至8)のいずれかにおいて、前記支持基板が窒化珪素,酸化アルミニウムおよび窒化アルミニウムの少なくともいずれかを主成分とするセラミックスからなり、前記結合層および前記回路部材が銅を主成分とする金属材料からなることを特徴とする。
また、10)上記1)乃至9)のいずれかにおいて、前記回路部材は、平面視で複数行、複数列に区分配置されていることを特徴とする。
また、11)上記1)乃至10)のいずれかにおいて、前記回路部材は、平面視で奇数行、奇数列に区分配置されていることを特徴とする。
また、本発明の電子装置は、12)上記1)乃至11)のいずれかの放熱基体における前記回路部材上に電子部品を搭載したことを特徴とする。
本発明の放熱基体によれば、絶縁性の支持基板の一方主面側に回路部材を、他方主面側に放熱部材をそれぞれ設けてなる放熱基体であって、前記回路部材は前記支持基板に第1の金属層を介して接合されてなり、前記第1の金属層の外周縁部の少なくとも一部を、平面視で凹凸状、段状または波状としたことにより、放熱特性を維持しながらも、第1の金属層の外周縁部における体積が減少しているため、支持基板、第1の金属層および回路部材の各熱膨張係数の違いによって支持基板および第1の金属層に発生していた熱応力が緩和されるので、耐久性の高い放熱基体とすることができる。
また、本発明の放熱基体によれば、絶縁性の支持基板の一方主面側に回路部材を、他方主面側に放熱部材をそれぞれ設けてなる放熱基体であって、前記回路部材は前記支持基板に第1の金属層を介して接合されてなり、前記第1の金属層の外周縁部に貫通孔または凹部を備えていることにより、上述と同様の作用および効果が得られる。
また、本発明の放熱基体によれば、前記放熱部材は前記支持基板に第2の金属層を介して接合されてなり、前記第2の金属層の外周縁部の少なくとも一部を、平面視で凹凸状、段状または波状としたことから、放熱特性を維持しながらも、第2の金属層の外周縁部の体積が減少しているため、支持基板、第2の金属層および放熱部材の各熱膨張係数の違いによって支持基板および第2の金属層に発生していた熱応力が緩和されるので、耐久性の高い放熱基体とすることができる。
また、本発明の放熱基体によれば、前記放熱部材は前記支持基板に第2の金属層を介して接合されてなり、前記第2の金属層の外周縁部に貫通孔または凹部を備えていることから、上述と同様の作用および効果が得られる。
また、本発明の放熱基体によれば、前記第1の金属層および第2の金属層の少なくとも一方の金属層の外周縁部の少なくとも一部が面取りされていることにより、外周縁部に発生する応力集中を減らせるため、耐久性の高い放熱基体とすることができる。
また、本発明の放熱基体によれば、前記第1の金属層および第2の金属層の少なくとも一方の金属層の外周縁部が側面からみて段状、波状または凹部が形成されていることにより、第1および第2の金属層の少なくとも一方の金属層の外周縁部の体積が減少しているため、支持基板、段状、波状または凹部が形成された金属層および回路部材または放熱部材の熱膨張係数の違いにより前記金属層および支持基板に発生していた熱応力が緩和されるので、耐久性の高い放熱基体とすることができる。
また、本発明の放熱基体によれば、前記第1の金属層および第2の金属層の少なくとも一方の金属層は、前記支持基板から前記回路部材または前記放熱部材へ向かって、活性金属層および結合層が順次積層されてなることから、結合層により熱応力がさらに緩和されるため、回路部材を厚くすることができ、半導体素子等の電子部品の作動によって発生した熱を拡散しやすくなるので、より放熱特性の高い放熱基体とすることができる。
また、本発明の放熱基体によれば、前記第1の金属層および前記第2の金属層の少なくとも一方の金属層は、前記支持基板から前記回路部材または前記放熱部材へ向かって、MoおよびMnからなる層および結合層が順次積層されてなることから、MoおよびMnは安価であるため、より安価な放熱基体とすることができる。
また、本発明の放熱基体によれば、窒化珪素、酸化アルミニウムおよび窒化アルミニウムの少なくともいずれかを主成分とするセラミックスからなり、前記結合層および前記回路部材が銅を主成分とする金属材料からなることから、銅を主成分とする結合層を介して回路部材を堅固に結合しつつ、この結合層は接合工程における冷却時に容易に変形するので、この接合工程で支持基板に発生する熱応力を緩和する作用が極めて大きい。このように銅を主成分とする結合層には熱応力を緩和する作用があるため、回路部材を厚くすることができ、放熱基体の放熱特性をよりいっそう高めることができる。さらに、支持基板として窒化珪素を用いると、高信頼性と高放熱特性を兼ね備えた放熱基体とすることができ、酸化アルミニウムを用い ると、安価な放熱基体とすることができる。窒化アルミニウムを用いると、窒化アルミニウムは高い熱伝導性を有することから、放熱特性の優れた放熱基体とすることができる。
また、本発明の放熱基体によれば、前記回路部材が平面視で複数行、複数列に区分配置されることから、同じ個数の回路部材が1行または1列に区分配置された放熱基体に比べ、支持基板を正方形あるいは正方形に近い長方形にすることができるため、放熱基体の反りを抑制することができる。
また、本発明の放熱基体によれば、前記回路部材が平面視で奇数行、奇数列に区分配置されることから、前記支持基板が四角形状の場合に4つの角部を結ぶ2本の対角線の交点上に回路部材が配置されることとなり、交点上に配置された回路部材が接合工程で発生する放熱基体の変形を拘束するため、放熱基体全体の反りを抑制することができる。
また、本発明の電子装置は、耐久性の高い放熱基体における前記回路部材上に電子部品を搭載したことから、耐久性の高い電子装置とすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の放熱基体の一実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。なお、以下の図面における各符号は図1と同様の部材には同一符号を用いる。
図2、3は、本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。
図1に示す本発明の放熱基体1は、絶縁性のセラミックスからなる支持基板2の一方主面側に回路部材41を、他方主面側に放熱部材42をそれぞれ設けてなる放熱基体1である。
支持基板2を形成する絶縁性のセラミックスとしては、例えば、窒化珪素,炭化珪素,酸化アルミニウム,窒化アルミニウム,酸化ジルコニウム,酸化ベリリウム,窒化硼素の少なくともいずれかを主成分とするセラミックスであり、いずれも放熱特性に優れているものである。支持基板2は、例えば、長さが30〜80mm、幅が10〜80mmであり、厚みは用途によって異なるが、厚すぎると熱抵抗が高くなり、薄すぎると耐久性が低下するため、0.2〜0.64mmとすることが適切である。回路部材41は、例えば、長さが5〜60mm、幅が5〜60mmであり、厚みは回路部材41を流れる電流の大きさや回路部材41に搭載される半導体素子の発熱量等によって決められ、例えば0.5〜5mmである。回路部材41は、銅,銅合金,アルミニウムおよびアルミニウム合金のいずれかからなり、放熱部材42は、銅,銅合金,アルミニウム,アルミニウム合金,アルミニウムを炭化珪素に含浸した複合体、銅−ダイヤモンド焼結体およびアルミニウムーダイヤモンド燒結体のいずれかからなる。
本発明の放熱基体1は、回路部材41が支持基板2に第1の金属層31を介して接合されてなり、第1の金属層31の外周縁部の少なくとも一部が平面視で凹凸の繰り返し形状、段状、または波状に形成されていることが重要であり、放熱部材42は支持基板2に平板状の第2の金属層32を介して接合されてなるものである。
図1に示す放熱基体1は、第1の金属層31の外周縁部が平面視で凹凸の繰り返し形状に形成されているものであって、第1の金属層31および第2の金属層32は、銅、銅合金,アルミニウム,アルミニウム合金、モリブデン合金,タングステン合金および黄銅のいずれかからなる。
図1,2に示すように、第1の金属層31の外周縁部が、平面視で凹凸状や段状、例えば凹凸の繰り返し形状に形成されると、放熱特性を維持しながらも、第1の金属層31の外周縁部における体積が減少しているため、支持基板2、第1の金属層31および回路部材41の熱膨張係数の違いによって第1の金属層31および支持基板2に発生していた熱応力が緩和されるので、耐久性の高い放熱基体とすることができる。
図3に示す放熱基体は、前記外周縁部が平面視で波状に形成されたものであり、図1,2に示す放熱基体と同様の作用および効果が得られる。
なお、図1〜3に示す放熱基体1における第1の金属層31の外周縁部の範囲は、第1の金属層31の長さ(L)に対して、右側、左側それぞれが10%以内、第1の金属層31の幅(L)に対して、前側、後側それぞれが7%以内であることが好適である。
また、放熱部材42は、その厚みによって電子部品より発熱した熱の拡散性が異なり、厚いほど熱を拡散しやすくなるが、厚すぎると、放熱基体1を小型化しにくい。このような観点から、放熱部材42の厚みは回路部材41の厚みの1〜10倍であることが好適である。放熱部材42の厚みをこの範囲にすることで、電子部品より発熱した熱を十分に拡散することができるとともに、強制的に冷却する機能を備えた部材を放熱部材42に組み込むことができるため、効率よく熱を逃がすことができる。さらに、放熱部材42を厚くすることで、放熱基体1の剛性が高くなり、放熱基体1に熱履歴が加わってもその変形が拘束されるため、反りが抑制され、信頼性を向上することができる。
また、平面視したときの放熱部材42の端面の位置によって、放熱部材42の拡散性や放熱基体1の信頼性が異なる。平面視したときの放熱部材42の端面が回路部材41の端面より外側にあることが好適であり、このようにすると、回路部材41で拡散した熱を、放熱部材42でさらに拡散できることから、放熱特性をより向上させることができる。放熱特性をより向上させたい場合には、例えば、平面視したときの放熱部材42の端面は回路部材41の端面より0.1 〜2mm外側にすることが好適である。
また、平面視したときの放熱部材42の端面が基板21の端面より内側にあることが好適であり、このようにすると、放熱部材42は、その大部分が拘束されるため、熱履歴が加わっても結合層52および放熱部材42間の界面に働く応力を小さくすることができるので、信頼性を向上させることができる。信頼性を向上させたい場合、例えば、平面視したときの放熱部材42の端面が支持基板2の端面より 0.1 〜 5 mm内側にあればよい。
図4〜6は、本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。
図4、5に示す放熱基体1は、絶縁性のセラミックスからなる支持基板2の一方主面側に回路部材41を、他方主面側に放熱部材42をそれぞれ設けてなる放熱基体1であって、
回路部材41が支持基板2に第1の金属層31を介して接合されてなり、第1の金属層31の外周縁部の少なくとも一部が平面視で凹凸の繰り返し形状に形成されているとともに、放熱部材42が支持基板2に第2の金属層32を介して接合されてなり、第2の金属層32の外周縁部の少なくとも一部が平面視で凹凸の繰り返し形状に形成されている。
図4、5に示すように、第2の金属層32の外周縁部の少なくとも一部が平面視で凹凸の繰り返し形状に形成されると、放熱特性を維持しながらも、第2の金属層32の外周縁部の体積が減少しているため、支持基板2、第2の金属層32および放熱部材42の各熱膨張係数の違いによって第2の金属層32および支持基板2に発生していた熱応力が緩和されるので、耐久性の高い放熱基体1とすることができる。
また、本発明の放熱基体は、図6に示すように、第2の金属層32の外周縁部の少なくとも一部が波状に形成されていても、上述と同様の作用および効果が得られる。
図7、8は、本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図、(d)はB部の部分拡大図である。
図7に示す本発明の放熱基体1は、絶縁性のセラミックスからなる支持基板2の一方主面側に回路部材41を、他方主面側に放熱部材42をそれぞれ設けてなる放熱基体1である。
支持基板2を形成する絶縁性のセラミックスとしては、例えば、窒化珪素,炭化珪素,酸化アルミニウム,窒化アルミニウム,酸化ジルコニウム,酸化ベリリウム,窒化硼素の少なくともいずれかを主成分とするセラミックスであり、いずれも放熱特性に優れているものである。支持基板2は、例えば、長さが30〜80mm、幅が10〜80mmであり、厚みは用途によって異なるが、厚すぎると熱抵抗が高くなり、薄すぎると耐久性が低下するため、0.2〜0.64mmとすることが適切である。回路部材41は、例えば、長さが5〜60mm、幅が5〜60mmであり、厚みは回路部材41を流れる電流の大きさや回路部材41に搭載される半導体素子の発熱量等によって決められ、例えば0.5〜5mmである。回路部材41は、銅,銅合金,アルミニウムおよびアルミニウム合金のいずれかからなり、放熱部材42は、銅,銅合金,アルミニウム,アルミニウム合金,アルミニウムを炭化珪素に含浸した複合体、銅−ダイヤモンド焼結体およびアルミニウムーダイヤモンド燒結体のいずれかからなる。
特に、回路部材41および放熱部材42のビッカース硬度(Hv)は、いずれも0.5〜1.2GPaとすることが好適であり、このビッカース硬度(Hv)は、JIS Z 2244−2003に準拠して測定すればよい。
本発明の放熱基体1は、回路部材41は支持基板2に第1の金属層31を介して接合されてなり、第1の金属層31の外周縁部の少なくとも一部が貫通孔または凹部を有することが重要であり、放熱部材42は支持基板2に平板状の第2の金属層32を介して接合されてなるものである。
図7に示す放熱基体1は、第1の金属層31の外周縁部の少なくとも一部が貫通孔31hを有するものであって、第1の金属層31および第2の金属層32は、銅、銅合金,アルミニウム,アルミニウム合金、モリブデン合金,タングステン合金および黄銅のいずれかからなる。
図7に示すように、第1の金属層31の外周縁部の少なくとも一部が貫通孔31hを備えていると、放熱特性を維持しながらも、第1の金属層31の外周縁部における体積が減少しているため支持基板2、第1の金属層31および回路部材41の各熱膨張係数の違いによって支持基板2および第1の金属層31に発生していた熱応力が緩和されるので、耐久性の高い放熱基体とすることができる。
図8に示すように、第1の金属層31の外周縁部の少なくとも一部が凹部31cを備えている放熱基体1についても、上述と同様の作用および効果が得られる。
また、本発明の放熱基体1は、放熱部材42が支持基板2に第2の金属層32を介して接合されてなり、第2の金属層32の外周縁部の少なくとも一部が貫通孔または凹部を有することが好適で、このようにすることで放熱特性を維持しながらも、第2の金属層32の外周縁部における体積が減少しているため支持基板2、第2の金属層32および放熱部材42の各熱膨張係数の違いによって支持基板2および第2の金属層32に発生していた熱応力が緩和されるので、耐久性の高い放熱基体とすることができるからである。
図9,10は、本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。
図9に示す放熱基体1は、絶縁性のセラミックスからなる支持基板2の一方主面側に回路部材41を、他方主面側に放熱部材42をそれぞれ設けてなる放熱基体1であって、回路部材41は支持基板2に第1の金属層31を介して接合されてなり、第1の金属層31の外周縁部の少なくとも一部が段状であり、放熱部材42は支持基板2に第2の金属層32を介して接合されてなり、第2の金属層32の外周縁部の少なくとも一部が段状であるとともに、第1の金属層31および第2の金属層32の各外周縁部の少なくとも一部が面取りされている放熱基体である。
図10に示す放熱基体1は、絶縁性のセラミックスからなる支持基板2の一方主面側に回路部材41を、他方主面側に放熱部材42をそれぞれ設けてなる放熱基体1であって、回路部材41は支持基板2に第1の金属層31を介して接合されてなり、第1の金属層31の外周縁部の少なくとも1部が貫通孔31hを備えているとともに、第1の金属層31の各外周縁部の少なくとも一部が面取りされている放熱基体である。
図9,10に示すように、本発明の放熱基体1は、第1の金属層31および第2の金属層32の少なくとも一方の金属層の外周縁部の少なくとも一部が面取りされていることが好適である。
第1の金属層31および第2の金属層32の外周縁部の少なくとも一部が面取りされていることにより、外周縁部に発生する応力集中を減らせるため、耐久性の高い放熱基体とすることができるからである。
図11,12は、本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図、(d)はB部の部分拡大図、(e)はC部の部分拡大図である。
図11,12に示すように、本発明の放熱基体1は、第1の金属層31および第2の金属層32の少なくとも一方の金属層の外周縁部が側面からみて段状に形成されていることが好適である。
第1の金属層31および第2の金属層32の少なくとも一方の金属層の外周縁部が側面からみて段状に形成されていることにより、第1の金属層31および第2の金属層32の少なくとも一方の金属層の外周縁部の体積が減少しているため、支持基板2、段状に形成された金属層31(32)および回路部材41または放熱部材42の熱膨張係数の違いにより前記金属層および支持基板に発生していた熱応力が緩和されるので、耐久性の高い放熱基体とすることができるからである。
図11,12に示す放熱基体は、第1の金属層31および第2の金属層32の少なくとも一方の金属層の外周縁部が側面からみて段状である放熱基体であるが、波状または凹部が形成されていても上述と同様の作用および効果が得られる。
図13は、本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。
図13に示す放熱基体1は、第1の金属層31および第2の金属層32の少なくとも一方の金属は、支持基板2から回路部材41または放熱部材42へ向かって、活性金属層31a,32aおよび結合層31b,32bが順次積層されてなる。
ここで、活性金属層31a,31bは、例えば、チタン(Ti),ジルコニウム(Zr),ハフニウム(Hf)などの4族元素を含む活性金属を有するAg−Cu合金からなり、例えば、活性金属層31a,32aの長さは5〜60mm、幅は5〜60mm、厚みは10〜20μmである。また、例えば、結合層31b,32bの長さは5〜65mm、幅は5〜65mm、厚みは0.1〜0.6mmである。また、結合層31b,32bは、それぞれ活性金属層31aおよび回路部材41,活性金属層32aおよび放熱部材42を強固に結合する機能を有し、無酸素銅,タフピッチ銅,りん脱酸銅等の銅、銅合金,アルミニウム,アルミニウム合金、モリブデン合金,タングステン合金および黄銅のいずれかからなるものである。
特に、結合層31b,32bは、結合層31b,32bをそれぞれ構成する成分のうち、銅の含有率が99.96質量%以上である無酸素銅からなることが好適で、そのなかでも銅の含有率が99.995質量%以上の線形結晶無酸素銅、単結晶状高純度無酸素銅および真空溶解銅のいずれかを用いることがさらに好ましい。なぜなら、銅の含有率が高いほど電気抵抗が低く、熱伝導率が高いため、回路特性(電子部品を発熱させず、電力損失を少なくする特性)や放熱特性が優れるからである。また、銅の含有率が高いほど、降伏応力が低く、高温下で塑性変形しやすくなるため、結合層31bおよび回路部材41,結合層32bおよび放熱部材42の各接合強度が高くなり、より信頼性が高くなるからである。
図13に示す放熱基体1は、第1の金属層31および第2の金属層32の少なくとも一方の金属層は、支持基板2から回路部材41または放熱部材42へ向かって、活性金属層31a,32aおよび結合層31b,32bが順次積層されてなることから、結合層31b,32bにより熱応力がさらに緩和されるため、回路部材41を厚くすることができ、半導体素子等の電子部品の作動によって発生した熱を拡散しやすくなるので、より放熱特性の高い放熱基体とすることができる。
ところで、結合層31b,32bの硬度は、それぞれ支持基板2および回路部材41,支持基板2および放熱部材42の各接合強度に影響を与える。結合層31b,32bの硬度が高過ぎると、前記各接合強度を十分高くすることができなくなる。本発明の放熱基体1は、結合層31b,32bのビッカース硬度(Hv)が0.5GPa以下であることが好ましく、ビッカース硬度(Hv)をこの範囲とすることで、結合層31b,32bは容易に弾性変形して、前記各接合強度を高くすることができる。特に、ビッカース硬度(Hv)は0.2〜0.5GPaであることがより好ましい。
結合層31b,32bのビッカース硬度(Hv)は、JIS Z 2244−2003に準拠して測定すればよく、測定に用いる試験荷重は結合層31b,32bの厚みに依存し、例えば196mN(ミリニュートン)とする。
なお、活性金属層31a,結合層31b間、あるいは活性金属層32a,結合層32b間に中間層(図示しない)を挿入してもよく、活性金属層31a,32a、結合層31b,32b間の各熱膨張係数の差によって発生していたひずみを緩和しようとすると、中間層は容易に変形するものがよく、例えば、Al、Niもしくはこれらを含む合金またはこれらの金属を基体とする発泡金属もしくは金属線束からなることが好適である。また、結合層31b,32bが銅または銅合金からなる場合、接合工程における冷却時に発生する熱応力を緩和しようとすると、中間層は熱膨張係数が銅より小さく、支持基板2を形成するセラミックスより大きい成分、例えば、W、Mo、Ti、Cu−Mo、Cu−WおよびWC−Coの少なくともいずれか1種を含むことが好適である。
また、本発明の放熱基体は、活性金属層に代えて、MoおよびMnからなる層が積層されたものであっても好適である。MoおよびMnは安価であるため、より安価な放熱基体1とすることができるからである。
特に、上述した本発明の放熱基体は、支持基板2が窒化珪素,酸化アルミニウムおよび窒化アルミニウムの少なくともいずれかを主成分とするセラミックスからなり、結合層31bおよび回路部材41が銅を主成分とする金属材料からなることが好適である。
回路部材41が銅を主成分とする金属材料からなると、銅を主成分とする結合層31bを介して回路部材41を堅固に結合しつつ、この結合層31bが接合工程における冷却時に変形するので、発生する熱応力を緩和する作用が極めて大きいからである。このように銅を主成分とする結合層31bには熱応力を緩和する作用があるため、回路部材41を厚くすることができ、放熱基体1の放熱特性をよりいっそう高めることができる。また、支持基板2として窒化珪素を用いると、高信頼性と高放熱特性を兼ね備えた放熱基体1とすることができ、酸化アルミニウムを用いると、安価な放熱基体1とすることができる。また、窒化アルミニウムを用いると、窒化アルミニウムは高い熱伝導性を有することから、放熱特性の優れた放熱基体1とすることができる。
ここで、支持基板2の主成分とは、支持基板2を構成する成分のうち、80質量%以上占める成分をいい、支持基板2が窒化珪素を主成分とする場合、その他の添加成分として、酸化エルビウム,酸化マグネシウム,酸化珪素,酸化モリブデン,酸化アルミニウム等が含まれており、支持基板2が酸化アルミニウムを主成分とする場合、その他の添加成分として、酸化カルシウム,酸化マグネシウム,酸化珪素等が含まれる。特に、支持基板2は、高い熱伝導性を有し、塵埃の吸着源となる気孔がないという観点から、窒化珪素単結晶または酸化アルミニウム単結晶(サファイヤ)からなることが好適である。
また、結合層31bおよび回路部材41の各主成分とは、結合層31bおよび回路部材41をそれぞれ構成する成分のうち、70質量%以上占める成分をいう。
ここで、支持基板2の機械的特性は、3点曲げ強度が700MPa以上、ヤング率が300GPa以上、ビッカース硬度(Hv)が13GPa以上であり、さらに破壊靱性(K1C)が5MPam1/2以上であることが好ましく、機械的特性がこの範囲にあることにより、放熱基体1を構成した際に長期間の使用に供することができるとともに、信頼性を向上させることができ、特に耐クリープ性やヒートサイクルに対する耐久性を向上させることができる。
なお、支持基板2の3点曲げ強度については、放熱基体1から回路部材41および放熱部材42を研磨により除去した後、引き続き、活性金属層31a,31bおよび結合層32a,32bをエッチングにより除去し、JIS R 1601−1995に準拠して測定すればよい。ただし、支持基板2のそれぞれ厚みが薄く、支持基板2より切り出した試験片の厚みを3mmとすることができない場合、支持基板2の厚みをそのまま試験片の厚みとして評価しても何等差し支えない。
また、支持基板2のヤング率についても、放熱基体1から回路部材41および放熱部材42を研磨により除去した後、活性金属層31a,31bおよび結合層32a,32bをエッチングにより除去し、JIS R 1602−1995で規定される圧子圧入法(IF法)に準拠して測定すればよい。ただし、支持基板2の厚みが薄く、支持基板2より切り出した試験片の厚みを4mmとすることができない場合、支持基板2の厚みをそのまま試験片の厚みとして評価しても何等差し支えない。
ビッカース硬度(Hv)および破壊靱性(K1C)については、それぞれJIS R 1610−2003,JIS R 1607−1995に準拠して測定すればよい。
また、電気的特性としては体積固有抵抗が、常温で1014Ω・cm以上、300℃で1012Ω・cm以上であることが好ましい。なぜなら、放熱基体1の動作時に回路部材41側から放熱部材42側への電流のリークを防止することができるため、電力損失を発生させないとともに、電子装置の誤動作を低減することができるからである。
図14〜26は、本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。
図14〜25に示す放熱基体1は、回路部材41および放熱部材42が、平面視でそれぞれ2行、3列に区分配置された放熱基体であって、図26に示す放熱基体1は、回路部材41および放熱部材42が、平面視でそれぞれ3行、3列に区分配置された放熱基体である。
図14〜16に示す放熱基体は、第1の金属層31および第2の金属層32の外周縁部が平面視でそれぞれ凹凸の繰り返し形状、段状、波状に形成されており、第1の金属層31および第2の金属層32は支持基板2からそれぞれ回路部材41,放熱部材42へ向かって、活性金属層31a,32aおよび結合層31b,32bが順次積層されている。
図17,18に示す放熱基体は、結合層31a,32bの外周縁部がそれぞれ円柱状の複数の貫通孔31h、矩形状の貫通孔31hを備えており、第1の金属層31および第2の金属層32は支持基板2からそれぞれ回路部材41,放熱部材42へ向かって、活性金属層31a,32aおよび結合層31b,32bが順次積層されている。
図19,20に示す放熱基体1は、結合層31a,32bの外周縁部がそれぞれ円柱状の複数の凹部31c、矩形状の凹部31cを備えており、第1の金属層31および第2の金属層32は支持基板2からそれぞれ回路部材41,放熱部材42へ向かって、活性金属層31a,32aおよび結合層31b,32bが順次積層されている。
図21,22に示す放熱基体は、第1の金属層31および第2の金属層32の外周縁部の少なくとも一部が面取りされており、図21に示す放熱基体は、外周縁部の一部がR面状、図22に示す放熱基体は、外周縁部の一部がC面状に面取りされている。
図23〜25に示す放熱基体は、第1の金属層31および第2の金属層32の外周縁部が側面からみてそれぞれ段状、波状、凹部が形成されている。
図14〜26に示すように、本発明の放熱基体は、回路部材41が平面視で複数行、複数列に区分配置されることが好適である。このようにすると、同じ個数の回路部材が1行または1列に区分配置された放熱基体1に比べ、支持基板2を正方形あるいは正方形に近い長方形にすることができるため、放熱基体1の反りを抑制することができるからである。
特に、図26に示す放熱基体のように、回路部材41が平面視で奇数行、奇数列に区分配置されることが好適である。このようにすると、支持基板2が四角形状の場合に4つの角部を結ぶ2本の対角線の交点上に回路部材41cが配置されることとなり、この回路部材41cが接合工程で発生する放熱基体1の変形を拘束するため、放熱基体1全体の反りを抑制することができるからである。
ここで、放熱基体の反りについて図27を用いて説明する。図27(a)は回路部材41が平面視で複数行、複数列に区分配置された放熱基体1を構成する支持基板2の反りを模式的に示す図、(b)は回路部材41が1行、複数列あるいは複数行、1列に配置された放熱基体を構成する支持基板2の反りを模式的に示す図であり、いずれの場合も放熱基体1の反りは実質的に支持基板2の反りで示すことができる。1行、複数列あるいは複数行、1列に配置した放熱基体1に比べ、回路部材41を1行、複数列あるいは複数行、1列に配置した回路部材41の合計体積と等しくなるように複数行,複数列の行列状に配置した放熱基体1は、支持基板2の長手方向の長さを短くすることができるため、反りの曲率半径(R)が同じである場合、回路部材41が平面視で複数行、複数列に区分配置された放熱基体1における支持基板2に発生する反り(H)は、回路部材41が1行、複数列あるいは複数行、1列に配置された放熱基体1における支持基板2に発生する反り(H)より小さくすることができる。
本発明の電子装置は、上述したように耐久性の高い放熱基体1を構成する回路部材41上に電子部品を搭載したことから、作動中、電子部品に蓄熱することがなく、耐久性の高い電子装置とすることができる。
次に、本発明の放熱基体の製造方法について説明する。
本発明の放熱基体1は、まず、長さ30〜80mm、幅10〜80mm、厚み0.2〜0.64mmの窒化珪素質焼結体からなる基板21の両主面上に、チタン(Ti),ジルコニウム(Zr),ハフニウム(Hf)などの4族元素のような活性金属を含むAg−Cu合金のペーストを、スクリーン印刷,ロールコーター法,刷毛塗り等で塗布し、このペースト上に厚みが0.1〜0.6mmである銅、銅合金,アルミニウム,アルミニウム合金、モリブデン合金,タングステン合金および黄銅のいずれかからなる金属箔を積層した後、800〜900℃で加熱溶融して、活性金属層31a,31bおよび結合層31b,32bを形成する。なお、結合層31b,32bの外周縁部の少なくとも一部が平面視で凹凸の繰り返し形状、段状または波状に形成するには、プレス加工により、予め前記形状のいずれかに形成された金属箔を用いるか、結合層31b,32bを形成した後、エッチングにより前記形状のいずれかを形成すればよい。
また、結合層31bの外周縁部の少なくとも一部が貫通孔31cまたは凹部31cを備えるには、プレス加工により、予め貫通孔31cまたは凹部31cを形成した金属箔を用いるか、結合層31b,32bを形成した後、エッチングにより貫通孔31cまたは凹部31cを形成すればよい。結合層32bの外周縁部の少なくとも一部が貫通孔32cまたは凹部32cを備える場合についても同様である。
また、結合層31b,32bの外周縁部の少なくとも一部を面取りする場合についてもプレス加工により、予め面取りされた金属箔を用いるか、結合層31b,32bを形成した後、エッチングにより面取りすればよい。
また、結合層31b,32bの外周縁部が側面からみて段状、波状または凹部が形成される場合についても、プレス加工により、予め前記形状のいずれかに形成された金属箔を用いるか、結合層31b,32bを形成した後、エッチングにより前記形状のいずれかを形成すればよい。
次に、結合層51,52の回路部材41,放熱部材42と接する面を研磨し、結合層31b,32bとそれぞれ結合する面が平坦な回路部材41,放熱部材42をたとえば3行2列や3行3列の行列状に区分配置した後、水素等の還元性ガスネオン,アルゴン等の不活性ガスおよび窒素のいずれかから選ばれる雰囲気中、300〜500℃に加熱し、30MPa以上の圧力で、、接合して放熱基体1を得る。そして、銅や銅合金が酸化しない温度(50℃)まで加圧したまま冷却し、この温度に到達した後、加圧を終了し、放熱基体1を取り出す。回路部材41の具体的な回路の形成方法としては、予めプレス加工やエッチング加工によりパターニングして回路を形成した銅,銅合金,アルミニウムおよびアルミニウム合金のいずれかからなる金属板を用いたり、接合後にエッチング,レーザー等により前記金属板にパターニングしたりすればよい。
以上のような製造方法で得られた放熱基体1は放熱特性を維持しながらも、第1の金属層31および第2の金属層32の外周縁部における体積が減少しているため、支持基板2,第1の金属層31,第2の金属層32,回路部材41,および放熱部材42の各熱膨張係数の違いによって、支持基板2および第1の金属層31に発生していた熱応力が緩和されるので、耐久性の高い放熱基体とすることができる。
また、本発明の電子装置は、耐久性の高い放熱基体1における回路部材41上に電子部品を搭載したことから、耐久性の高い電子装置とすることができる。
以上、本発明の放熱基体1は、上述の通り耐久性が高いため、IGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)素子、MOSFET(金属酸化膜形電界効果トランジスタ)素子,LED(発光ダイオード)素子等の半導体素子,昇華型サーマルプリンターヘッド素子,サーマルインクジェットプリンターヘッド素子等の各種電子部品で発生した熱を長期間に亘って放熱効率をほとんど低下させずに用いることができる。
本発明の放熱基体の一実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)の正面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図、(d)は同図(b)のB部拡大図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)の正面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図、(d)は同図(b)のB部拡大図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)の正面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図、(d)は同図(b)のB部拡大図、(e)は同図(b)のC部拡大図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)の正面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図、(d)は同図(b)のB部拡大図、(e)は同図(b)のC部拡大図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)の正面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図、(d)は同図(b)のB部拡大図、(e)は同図(b)のC部拡大図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 本発明の放熱基体の他の実施形態を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は放熱部材側より平面視したときの底面図である。 (a)は回路部材が平面視で複数行、複数列に区分配置された放熱基体を構成する支持基板の反りを模式的に示す図、(b)は回路部材が1行、複数列あるいは複数行、1列に配置された放熱基体を構成する支持基板の反りを模式的に示す図である。 従来の放熱基体を示し、(a)は回路部材側より平面視したときの平面図、(b)は同図(a)のA−A線における断面図、(c)は同図(b)のB部拡大図である。
符号の説明
1:放熱基体
2:支持基板
31:第1の金属層
32:第2の金属層
31a,32a:活性金属層
31b,32b:結合層
31h:貫通孔
31c:溝
41:回路部材
42:放熱部材

Claims (12)

  1. 絶縁性の支持基板の一方主面側に回路部材を、他方主面側に放熱部材をそれぞれ設けてなる放熱基体であって、前記回路部材は前記支持基板に第1の金属層を介して接合されてなり、前記第1の金属層の外周縁部の少なくとも一部を、平面視で凹凸状、段状または波状としたことを特徴とする放熱基体。
  2. 絶縁性の支持基板の一方主面側に回路部材を、他方主面側に放熱部材をそれぞれ設けてなる放熱基体であって、前記回路部材は前記支持基板に第1の金属層を介して接合されてなり、前記第1の金属層の外周縁部に貫通孔または凹部を備えていることを特徴とする放熱基体。
  3. 前記放熱部材は前記支持基板に第2の金属層を介して接合されてなり、前記第2の金属層の外周縁部の少なくとも一部を、平面視で凹凸状、段状または波状としたことを特徴とする請求項1または2に記載の放熱基体。
  4. 前記放熱部材は前記支持基板に第2の金属層を介して接合されてなり、前記第2の金属層の外周縁部に貫通孔または凹部を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の放熱基体。
  5. 前記第1の金属層および前記第2の金属層の少なくとも一方の金属層の外周縁部の少なくとも一部が面取りされていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の放熱基体。
  6. 前記第1の金属層および前記第2の金属層の少なくとも一方の金属層の外周縁部を、側面からみて段状、波状または凹部としたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の放熱基体。
  7. 前記第1の金属層および前記第2の金属層の少なくとも一方の金属層は、前記支持基板から前記回路部材または前記放熱部材へ向かって、活性金属層および結合層が順次積層されてなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の放熱基体。
  8. 前記第1の金属層および前記第2の金属層の少なくとも一方の金属層は、前記支持基板から前記回路部材または前記放熱部材へ向かって、MoおよびMnからなる層および結合層が順次積層されてなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の放熱基体。
  9. 前記支持基板が窒化珪素,酸化アルミニウムおよび窒化アルミニウムの少なくともいずれかを主成分とするセラミックスからなり、前記結合層および前記回路部材が銅を主成分とする金属材料からなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の放熱基体。
  10. 前記回路部材は、平面視で複数行、複数列に区分配置されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の放熱基体。
  11. 前記回路部材は、平面視で奇数行、奇数列に区分配置されていることを特徴とする請求項10に記載の放熱基体。
  12. 請求項1乃至11のいずれかの放熱基体における前記回路部材上に電子部品を搭載したことを特徴とする電子装置。
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