JP2009086866A - 部品干渉チェック装置及び方法 - Google Patents

部品干渉チェック装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】干渉する部品どうしの組合せのうち、干渉回避のための設計変更を行うべき回避部品を自動的に決定することができる部品干渉チェック装置及び方法の提供。
【解決手段】データベース1に各部品に関する部品データが格納され、互いに同一の部品からなる第1、第2部品群に関する部品データを、それぞれデータベースから抽出し、第1、第2部品群の各部品との組合せについて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行い、干渉チェック手段により干渉ありと判定された部品どうしの組合せのうち、干渉回避のための設計変更を行うべき回避部品を、データベースの部品データに基づいて決定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンピュータを利用した部品干渉チェック装置及び方法に係り、より詳細には、必要な干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる部品干渉チェック装置及び方法に関する。
下記の特許文献1には、コンピュータを利用した3次元(3D)CAD(computer aided design)システムにおいて、干渉チェック対象の部品をマウス等のポインティングデバイスを使用して指定することにより、干渉チェック対象を簡単に設定する技術が開示されている。
特開平11−296571号公報
ところで、干渉チェックの結果、部品どうしが干渉する(隙が少ない、又は再確認が必要な状態も含む)と判定された場合、どちらかの部品の設計を変更するなどして、干渉状態を解消する必要がある。
ところで、従来は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、設計変更すべき回避部品を、組合せごとに人間が決定していた。このため、回避部品の決定に膨大な工数が掛かってしまっていた。さらに、干渉する部品どうしで重複して設計変更が行われ、あるいは、干渉する部品どうしでどちらも設計変更が行われない漏れが生じるおそれがあった。
そこで、本発明は、干渉する部品どうしの組合せのうち、干渉回避のための設計変更が重複して行われたり、設計変更の漏れが生じたりすることを回避することができる部品干渉チェック装置及び方法を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の部品干渉チェック装置は、車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、各部品に関する部品データを格納したデータベースと、互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、干渉チェック手段により干渉ありと判定された部品どうしの組合せのうち、干渉回避のための設計変更を行うべき回避部品を、上記データベースの部品データに基づいて決定する回避部品決定手段と、を備えることを特徴としている。
このように構成された本発明の部品干渉チェック装置によれば、干渉チェックの結果、干渉する部品どうしの組合せのうち、干渉回避のための設計変更を行うべき回避部品が自動的に決定される。これにより、干渉する部品どうしの組合せのうち、干渉回避のための設計変更が重複して行われたり、設計変更の漏れが生じたりすることを回避することができる。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、部品の可動性のデータを含み、回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、可動性の高い方を回避部品と決定する。
これにより、部品の可動性に基づいて回避部品が自動的に決定される。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、部品の剛性のデータを含み、回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、部品の剛性の低い方を回避部品と決定する。
これにより、部品の剛性に基づいて回避部品が自動的に決定される。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、部品の大きさのデータを含み、回避部品決定手段は、互いに干渉する部品の組合せのうち、部品の大きさの小さい方を回避部品と決定する。
これにより、部品の大きさに基づいて回避部品が自動的に決定される。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、部品の取付工程順序のデータを含み、回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、部品の取付工程順序が後の方を回避部品と決定する。
これにより、部品の取付工程順序に基づいて回避部品が自動的に決定される。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、部品の設計変更の優先順位のデータを含み、回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、回避部品を部品の優先順位に基づいて決定する。
これにより、部品について設定された優先順に基づいて回避部品が自動的に決定される。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、部品の種類によって分類された種類グループのデータと、各種類グループの設計変更の優先順位のデータとを含み、回避部品決定手段は、互いに干渉する部品の組合せのうち、回避部品を部品の分類された種類グループの優先順位に基づいて決定する。
これにより、部品の分類された種類グループに基づいて回避部品が自動的に決定される。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、部品の一以上の属性についてランク付けしたデータと、ランクごとに点数を付けたデータとを含み、回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、それぞれの部品の一以上の属性のランクの点数により算出される算出値に基づいて回避部品と決定する。
これにより、部品の属性のランクの点数により算出される算出値に基づいて回避部品が自動的に決定される。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、当該部品データの更新時期のデータを含み、回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、更新時期の遅い方を回避部品と決定する。
これにより、部品データの更新時期に基づいて回避部品が自動的に決定される。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品どうしの組合せに応じて、回避部品を決定するルールを設定しておき、回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、ルールに基づいて、回避部品を決定する。
これにより、部品組合せごとに的確なルールに基づいて回避部品が自動的に決定される。
上記の目的を達成するため、本発明の部品干渉チェック方法は、車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、データベースに、各部品に関する部品データを格納しておき、互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出し、第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行い、干渉チェック手段により干渉ありと判定された部品どうしの組合せのうち、干渉回避のための設計変更を行うべき回避部品を決定する、ことを特徴としている。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。まず、図1を参照して、第1実施形態の部品干渉チェック装置を実現するための構成について説明する。
本実施形態の部品干渉チェック装置は、車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、各部品に関する部品データを格納したデータベース1と、互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれデータベース1から抽出する抽出手段と、第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、干渉チェック手段により干渉ありと判定された部品どうしの組合せのうち、干渉回避のための設計変更を行うべき回避部品を、データベース1の部品データに基づいて決定する回避部品決定手段と、を備えている。
なお、上記「干渉あり」とは、部品のレイアウトを検討するとき、設計用のデータを作成するとき、隙が少ない、或いはデータのチェックだけでは判断できず、再確認が必要な状態も含めたものである。
データベース1には、部品データとして、車両を構成する部品の3D−CADデータを初めとする部品に関する種々のデータが格納されている。部品データには、後述するように、干渉チェック手段により干渉ありと判定された部品どうしの組合せのうち、干渉回避のための設計変更を行うべき回避部品決定するためのデータが含まれている。
本実施形態では、抽出手段、干渉チェック手段及び回避部品決定手段は、サーバコンピュータ2において所定のプログラムを実行することにより実現される。また、サーバコンピュータに直接又は通信回線を介して接続された端末コンピュータユニット3のディスプレイに、干渉チェック結果の一覧表等が表示される。
以下、図2のフローチャートを参照して、本実施形態の部品干渉チェック装置の作動例、即ち、本発明の部品干渉チェック方法の例について説明する。
部品の干渉チェックを行うに際して、まず、データベース1から干渉チェックの対象となる部品が抽出読み出される(ステップS21)。
図3に、抽出された部品群の一例を示す。図3に示すように、第1部品群と第2部品群とは、互いに同一の部品群で構成されている。ここでは、部品名を「部品A」等で便宜的に示す。このように、同一の部品群どうしで、個々の部品を互いに組み合わせることにより、網羅的に干渉チェックを行うことができる。
なお、形状が変化する部品について、複数の形状についてそれぞれ個別の部品として登録されている。このため、図3に示す部品群では、形状が変化する「フロントシートA」が2つ含まれている。形状が異なる同一部品は、部品番号の末尾の識別子の違い等によって、例えば、「XXXYY」と「XXXYY−FF」との違いによって適宜識別される。
また、同一の部品どうしの組合せは、干渉チェック対象から除外される。また、第1及び第2部品群の、データベース1に格納されている全ての部品データを対象としてもよいし、その一部分だけを対象としてもよい。一部分を対象とする場合、車両を複数の評価単位のブロックに分割するとよい。評価単位のブロックとしては、車両を複数のブロックに分割するにあたっては例えば、エンジンルーム、フロア、キャブサイド及びルーフ、ダッシュパネル及びカウル等のブロックに分割するとよい。
次に、第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せについて、干渉チェックを行う(図2のステップS22)。
干渉チェックにあたっては、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較する。干渉チェックにあたっては、サーバコンピュータ2において3D−CADの隙計算プログラムを実行することにより、部品間の最短距離(最短隙)が算出される。なお、部品間隙計測ブログラムは、通常のCADで使用されるものを使用するとよい。
本実施形態では、基準距離(基準隙)は、部品の組合せにごとに、第1基準距離と、当該第1基準距離よりも短い第2基準距離とを各々設定してもよい。そして、部品どうしの最短距離が、第1基準距離より長い部品どうしの組合せについては、干渉なし(OK)と判定され、第2基準距離未満の部品どうしの組合せについては、干渉あり(NG)と判定される。また、最短距離が第1基準距離以下、かつ第2基準距離以上の組合せについては、保留(PEND)としてもよいし、更に詳細な基準値と比較してもよい。
なお、互いに取付関係にある部品どうしの組合せについては、基準距離を「0」とし、最短距離が「0以外」の場合、すなわちプラスの場合は離間して取り付けできない状態であり、マイナスの場合は干渉している状態であり、よって、最短距離が「0以外」の値の場合に、問題ありとして干渉あり(NG)と判定するとよい。
そして、干渉チェック結果の一覧表等が、端末コンピュータユニット3のディスプレイに表示される(図2のステップ4)。
図4に、干渉チェック結果の一覧表の例を示す。図4の一覧表では、例えば、「部品A」と「部品B」との組合せについては、最短隙が「5」ミリメートルであり、第2基準値「8」ミリメートル未満となっている。このため、干渉チェックの判定(隙判定)は「NG」となっている。また、「部品A」と「部品C」との組合せについても、最短隙が「5」ミリメートルであり、第2基準距離の「8」ミリメートル未満となっている。このため、干渉チェックの判定(隙判定)は「NG」となっている。また、「部品A」と「部品D」との組合せについても、最短隙が「3」ミリメートルであり、第2基準距離の「10」ミリメートル未満となっている。このため、干渉チェックの判定(隙判定)は「NG」となっている。また、「部品A」と「部品E」との組合せについても、最短隙が「5」ミリメートルであり、第2基準距離の「10」ミリメートル未満となっている。このため、干渉チェックの判定(隙判定)は「NG」となっている。
次に、干渉あり(NG)又は保留(PEND)と判定された部品どうしの組合せのうち、干渉回避のための設計変更を行うべき回避部品を、データベースの部品データに基づいて決定する(図2のステップS23)。
図5のフローチャートを参照して、第1実施形態における回避部品を決定する処理について説明する。
まず、干渉あり(NG)又は保留(PEND)と判定された組合せの第1及び第2部品群の部品の部品データを、それぞれデータベース1から読み出す(ステップS51)。例えば、図4の表に示されたNGの組合せのうち、第1部品群の「部品A」の部品データと、第2部品群の「部品B」の部品データとがそれぞれ読み出される。
続いて、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、可動性の高い方を回避部品と決定する。本実施形態では、部品の組合せの一方が可動部品か否かを判定する(ステップS52)。
ここで、図6に、部品の属性のデータの一例を示す。図6では、部品の属性として、部品の可動性、剛性、大きさ及び組み付け工程が示されている。
なお、図6に示す例では、部品の可動性として、各部品を「固定」部品と「可動」部品の2つのグループに分けているが、可動性の表し方はこれに限定されず、例えば、可動性を3つ以上のグループに分類して表してもよいし、何らかのパラメータで表してもよい。
また、図6に示す例では、部品の剛性として、各部品を「硬質」部品と「軟質」部品の2つのグループに分けているが、剛性の表し方はこれに限定されず、例えば、剛性を3つ以上のグループに分類してもよいし、何らかのパラメータで表してもよい。
また、図06に示す例では、部品の大きさとして、各部品を「大」部品と「小」部品の2つのグループに分けているが、大きさの表し方はこれに限定されず、例えば、大きさを3つ以上のグループに分類してもよいし、部品の最大寸法等の何らかのパラメータで表してもよい。また、部品を大部品と小部品等に分類する際には、部品の最大寸法を所定の基準値と比較して分類するとよい。
そして、組合せの一方の部品のみが可動部品である場合(ステップS52で「Yes」の場合)、その可動部品を回避部品として選択する(ステップS53)。これにより、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、可動性の高い方が回避部品と決定される。
「部品A」と「部品B」との組合せの場合、図6に示すように、「部品A」が「固定」部品であるのに対して、「部品B」は「可動」部品である。したがって、「部品B」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品B」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品B」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
また、組合せの両方部品がいずれも固定部品又は可動部品である場合(ステップS52で「No」の場合)、続いて、部品の組合せの一方が軟質部品か否かを判定する(ステップS54)。
例えば、図4に示す組合せのうち、「部品A」と「部品C」の組合せの場合、いずれの部品も固定部品である。
そして、組合せの一方の部品のみが軟質部品である場合(ステップS54で「Yes」の場合)、その軟質部品を回避部品として選択する(ステップS55)。これにより、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、部品の剛性の低い方が回避部品と決定される。
「部品A」と「部品C」との組合せの場合、図6に示すように、「部品A」が「硬質」部品であるのに対して、「部品C」は「軟質」部品である。したがって、「部品C」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品C」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品C」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
また、組合せの両方部品がいずれも硬質部品又は軟質部品である場合(ステップS54で「No」の場合)、続いて、部品の組合せの一方が小部品か否かを判定する(ステップS56)。
例えば、図4に示す組合せのうち、「部品A」と「部品D」の組合せの場合、いずれの部品も固定部品であり、かつ硬質部品である。
そして、組合せの一方の部品のみが小部品である場合(ステップS56で「Yes」の場合)、その小部品を回避部品として選択する(ステップS57)。これにより、互いに干渉する部品の組合せのうち、部品の大きさの小さい方が回避部品と決定される。
「部品A」と「部品D」との組合せの場合、図6に示すように、「部品A」が「大」部品であるのに対して、「部品D」は「小」部品である。したがって、「部品D」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品D」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品D」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
また、組合せの両方部品がいずれも大部品又は小部品である場合(ステップS56で「No」の場合)、続いて、その組合せの部品の組付工程の順序を比較する(ステップS58)。
例えば、図4に示す組合せのうち、「部品A」と「部品E」の組合せの場合、いずれの部品も固定部品であり、硬質部品であり、かつ大部品である。
そして、組合せの部品のうち一方の部品の組付工程が、他方の部品の組付工程より後工程である場合(ステップS58で「Yes」の場合)、その後工程で組み付けられる部品を回避部品として選択する(ステップS59)。これにより、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、部品の取付工程順序が後の方が回避部品と決定される。
「部品A」と「部品E」との組合せの場合、図6に示すように、「部品A」が「002」工程で組み付けられるのに対して、「部品E」は「006」工程で組み付けられる。したがって、後の工程で組み付けられる「部品E」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品E」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品E」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
そして、干渉ありと判定された部品どうしの各組合せについて、回避部品が決定された後、図4に示すように、処理の結果が表示される(図2のステップS24)。
図4には、上述したように、「部品A」と「部品B」との組合せでは「部品B」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品C」との組合せでは「部品C」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品D」との組合せでは「部品D」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品E」との組合せでは「部品E」が回避部品に決定されていることが示されている。
このように、部品の属性に基づいて、設計を変更すべき回避部品が自動的に決定される。このため、回避部品の決定が容易に行われる。そのうえ、干渉する部品どうしで重複して設計変更が行われたり、干渉する部品どうしでどちらも設計変更が行われない漏れが生じたりする事態の発生が回避される。
なお、本実施形態では、部品の属性に基づいて回避部品を決定するに際し、部品の可動性、剛性、大きさ及び組付工程の順に判定を行ったが、この判定の順序は任意好適な順序を選択することができる。また、判定に利用する部品の属性は、一つだけでもよいし、任意の種類の属性を組み合わすことができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態も、図1に示した装置構成において実施され、また、図2に示すフローチャートの処理のうち、干渉チェックの処理(ステップS22)までの処理は、上述した第1実施形態と同じである。このため、第2実施形態では、主に回避部品決定の処理(ステップS23)について説明する。
図7のフローチャートを参照して、第2実施形態における回避部品を決定する処理について説明する。
まず、干渉ありと判定された組合せの第1及び第2部品群の部品の部品データを、それぞれデータベース1から読み出す(ステップS71)。例えば、図4の表に示されたNGの組合せのうち、第1部品群の「部品A」の部品データと、第2部品群の「部品B」の部品データとがそれぞれ読み出される。
続いて、データベース1から、部品の設計変更の優先順位のデータを読み出す(ステップS72)。
ここで、図8に、部品の設計変更の優先順位のデータの一例を示す。図8では、部品の種類によって分類された種類グループのデータと、各種類グループの設計変更の優先順位のデータとが示されている。例えば、部品は、大分類としての「小物」、「ハーネス」更には、「パイプ類」、「ユニット類」等に大きく分類されている。さらに、各大分類は、小分類に分類されている。例えば、「小物」の大分類は、「ボルト、ナット」、「コネクタ」等に更に分類されている。そして、図8に示す例では、小分類ごとに優先順位が設定されている。
なお、大分類ごとに優先順位を設定してもよいし、個々の部品単位で優先順位を設定してもよい。
例えば、「部品A」が「小物」の「コネクタ」に分類されている場合、「部品A」の優先順位は「2」となる。また、「部品B」が「ハーネス」の「ショートコード」に分類されている場合、「部品B」の優先順位は「5」となる。ここでは、優先順位の数値が小さいほど優先順位が高く、設計変更されやすいものとする。
続いて、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、部品の優先順位の高い方、ここでは、部品の分類された種類グループの優先順位の高い方を回避部品と決定する(ステップS73)。
「部品A」と「部品B」との組合せの場合、図9に示すように、「部品A」の優先順位が「2」であるのに対して、「部品B」の優先順位は「5」である。したがって、優先順位の高い「部品A」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品B」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品A」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
また、「部品A」と「部品C」との組合せの場合、図9に示すように、「部品A」の優先順位が「2」であるのに対して、「部品C」の優先順位は「24」である。したがって、優先順位の高い「部品A」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品C」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品A」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
また、「部品A」と「部品D」との組合せの場合、図9に示すように、「部品A」の優先順位が「2」であるのに対して、「部品D」の優先順位は「15」である。したがって、優先順位の高い「部品A」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品D」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品A」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
また、「部品A」と「部品E」との組合せの場合、図9に示すように、「部品A」の優先順位が「2」であるのに対して、「部品E」の優先順位は「30」である。したがって、優先順位の高い「部品A」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品E」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品A」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
そして、干渉あり、又は保留と判定された部品どうしの各組合せについて、回避部品が決定された後、図9に示すように、処理の結果が表示される(図2のステップS24)。
図9には、上述したように、「部品A」と「部品B」との組合せでは「部品A」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品C」との組合せでは「部品A」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品D」との組合せでは「部品A」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品E」との組合せでは「部品A」が回避部品に決定されていることが示されている。
このように、予め設定された部品の優先順位に基づいて、設計を変更すべき回避部品が自動的に決定される。このため、回避部品の決定が容易に行われる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態も、図1に示した装置構成において実施され、また、図2に示すフローチャートの処理のうち、干渉チェックの処理(ステップS22)までの処理は、上述した第1実施形態と同じである。このため、第2実施形態では、主に回避部品決定の処理(ステップS23)について説明する。
図10のフローチャートを参照して、第3実施形態における回避部品を決定する処理について説明する。
まず、干渉あり、又は保留と判定された組合せの第1及び第2部品群の部品の部品データを、それぞれデータベース1から読み出す(ステップS101)。例えば、図4の表に示されたNGの組合せのうち、第1部品群の「部品A」の部品データと、第2部品群の「部品B」の部品データとがそれぞれ読み出される。
続いて、互いに干渉する部品どうしの組合せ、又は保留の組合せのうち、それぞれの部品の一以上の属性のランクの点数(係数)の合計値を計算する(ステップ102)。そのために、データベース1は、部品データには、部品の一以上の属性についてランク付けしたデータと、ランクごとに点数を付けたデータが格納されている。
ここで、図11に、部品の属性についてランク付けしたデータの一例を示す。図11では、部品の属性として、部品の可動性、大きさ及び剛性が示されている。
なお、図11に示す例では、部品の可動性として、各部品を「固定」部品と「可動」部品と、「振動」振れありの3ランクに分けているが、可動性の表し方はこれに限定されない。
また、図11に示す例では、部品の大きさとして、各部品を、最大寸法が400ミリメートル以上の「大物」部品と、最大寸法が100ミリメートル以上の「中物」部品と、最大寸法が100ミリメートル未満の「小物」部品の3ランクに分けているが、大きさの表し方はこれに限定されない。
また、図11に示す例では、部品の剛性を部品の材質で分類し、各部品を「鉄」部品と、「プラスチック」部品と、「軟質材料」部品の3ランクに分けているが、剛性の表し方はこれに限定されない。
さらに、図12に、属性のランクごとに点数を付けたデータの一例を示す。
図12に示す例では、部品の「可動性」の属性を「可動」、「振動振れあり」及び「固定」の3ランクに分類している。そして、「可動」のランクにa=「0」点、「振動振れあり」のランクにa=「10」点、「固定」のランクにa=「20」点を設定している。
また、図12に示す例では、部品の「大きさ」の属性を、「大物」、「中物」及び「小物」の3ランクに分類している。そして、「大物」のランクにb=「10」点、「中物」のランクにb=「5」点、「小物」のランクにb=「0」点を設定している。
また、図12に示す例では、部品の「剛性」の属性を、部品の材質により「軟質材料」、「プラスチック」及び「鉄」の3ランクに分類している。そして、「軟質材料」のランクにc=「0」点、「プラスチック」のランクにc=「2」点、「鉄」のランクにc=「5」点を設定している。
そして、「部品A」の合計点を計算すると、a+b+c=20+10+5=「35」となる。同様にして、「部品B」、「部品C」、「部品D」、「部品E」の合計点をそれぞれ計算すると、図13に示すように、「5」、「32」、「10」及び「25」となる。
続いて、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、それぞれの部品の一以上の属性のランクの点数の合計値に基づいて回避部品と決定する(ステップS103)。ここでは、合計点数の低い部品を回避部品として選択する。
「部品A」と「部品B」との組合せの場合、図13に示すように、「部品A」の合計点数が「35」であるのに対して、「部品B」の合計点数は「5」である。したがって、合計点数の低い「部品B」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品B」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品B」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
また、「部品A」と「部品C」との組合せの場合、図13に示すように、「部品A」の合計点数が「35」であるのに対して、「部品C」の合計点数は「32」である。したがって、合計点数の低い「部品C」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品C」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品C」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
また、「部品A」と「部品D」との組合せの場合、図13に示すように、「部品A」の合計点数が「35」であるのに対して、「部品D」の合計点数は「10」である。したがって、合計点数の低い「部品D」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品D」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品D」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
また、「部品A」と「部品E」との組合せの場合、図13に示すように、「部品A」の合計点数が「35」であるのに対して、「部品E」の合計点数は「25」である。したがって、合計点数の低い「部品E」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品E」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品B」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
そして、干渉ありと判定された部品どうしの各組合せについて、回避部品が決定された後、図13に示すように、処理の結果が表示される(図2のステップS24)。
図13には、上述したように、「部品A」と「部品B」との組合せでは「部品B」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品C」との組合せでは「部品C」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品D」との組合せでは「部品D」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品E」との組合せでは「部品E」が回避部品に決定されていることが示されている。
このように、部品の属性ランクに設定された点数の合計値に基づいて、設計を変更すべき回避部品が自動的に決定される。このため、回避部品の決定が容易に行われる。
なお、上記属性ランクに設定された点数の合計値に代えて、部品又は部品の組合せに応じて重み付け係数が設定され、上記各点数が重み付けされて算出される算出値に基づいて回避部品が自動的に決定されることとしてもよい。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
第4実施形態も、図1に示した装置構成において実施され、また、図2に示すフローチャートの処理のうち、干渉チェックの処理(ステップS22)までの処理は、上述した第1実施形態と同じである。このため、第4実施形態では、主に回避部品決定の処理(ステップS23)について説明する。
図14のフローチャートを参照して、第4実施形態における回避部品を決定する処理について説明する。
まず、干渉ありと判定された組合せの第1及び第2部品群の部品の部品データを、それぞれデータベース1から読み出す(ステップS141)。例えば、図4の表に示されたNGの組合せのうち、第1部品群の「部品A」の部品データと、第2部品群の「部品B」の部品データとがそれぞれ読み出される。
続いて、データベース1から、互いに干渉する部品それぞれの部品データの更新時期を読み出す(ステップS142)。
ここで、図15に、部品データの更新時期のデータの一例を示す。図14に示す例では、例えば、「部品A」は、「xxxx年1月23日」に更新されたことが分かる。同様に、「部品B」、「部品C」、「部品D」、「部品E」も、それぞれ「xxxx年1月20日」、「xxxx年3月1日」、「xxxx年2月3日」、「xxxx年2月12日」に更新されたことが分かる。
なお、部品データの更新時期は、日付だけでなく、時分までも登録してもよい。また、部品の更新日時は、部品データの変更着手時を基準としてもよいし、部品データの変更処理の完成時を基準としてもよい。
続いて、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、更新時期の遅い方を回避部品と決定する(ステップS143)。
「部品A」と「部品B」との組合せの場合、図15に示すように、「部品A」の変更時期が「xxxx年1月23日」であるのに対して、「部品B」の更新時期は「xxxx年1月20日」である。したがって、更新時期の遅い「部品A」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品B」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品A」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
また、「部品A」と「部品C」との組合せの場合、図15に示すように、「部品A」の変更時期が「xxxx年1月23日」であるのに対して、「部品B」の更新時期は「xxxx年3月1日」である。したがって、更新時期の遅い「部品C」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品C」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品C」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
また、「部品A」と「部品D」との組合せの場合、図15に示すように、「部品A」の変更時期が「xxxx年1月23日」であるのに対して、「部品D」の更新時期は「xxxx年2月3日」である。したがって、更新時期の遅い「部品D」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品D」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品D」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
また、「部品A」と「部品E」との組合せの場合、図15に示すように、「部品A」の変更時期が「xxxx年1月23日」であるのに対して、「部品E」の更新時期は「xxxx年2月12日」である。したがって、更新時期の遅い「部品A」が回避部品として選択される。これにより、「部品A」と「部品E」の組合せについては、干渉状態解消ために「部品E」の設計が変更されるべきであることが、自動的に決定される。
そして、干渉ありと判定された部品どうしの各組合せについて、回避部品が決定された後、図16に示すように、処理の結果が表示される(図2のステップS24)。
図16には、上述したように、「部品A」と「部品B」との組合せでは「部品A」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品C」との組合せでは「部品C」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品D」との組合せでは「部品D」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品E」との組合せでは「部品E」が回避部品に決定されていることが示されている。
このように、部品データの更新時期に基づいて、設計を変更すべき回避部品が自動的に決定される。このため、回避部品の決定が容易に行われる。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
第5実施形態も、図1に示した装置構成において実施され、また、図2に示すフローチャートの処理のうち、干渉チェックの処理(ステップS22)までの処理は、上述した第1実施形態と同じである。このため、第5実施形態では、主に回避部品決定の処理(ステップS23)について説明する。
図17のフローチャートを参照して、第4実施形態における回避部品を決定する処理について説明する。
まず、干渉ありと判定された組合せの第1及び第2部品群の部品の部品データを、それぞれデータベース1から読み出す(ステップS171)。例えば、図4の表に示されたNGの組合せのうち、第1部品群の「部品A」の部品データと、第2部品群の「部品B」の部品データとがそれぞれ読み出される。
続いて、データベース1から、部品どうしの組合せに応じて、回避部品を決定するルール読み出す(ステップS172)。
ここで、図18に、部品どうしの組合せに応じて、回避部品を決定するルールデータの一例を示す。図18に示す例では、例えば、「部品A」と「部品B」との組合せの場合には、部品データの「更新時期」に基づいた決定ルールが採用されることが示されている。
また、「部品A」と、「部品B」〜「部品E」との組合せの場合には、それぞれ部品の「優先順位」に基づいた決定ルールが適用されることが示されている。
続いて、部品どうしの組合せに応じた回避部品を決定するルールが、「更新時期」ルールである場合(ステップS173で「Yes」の場合)、部品データの「更新時期」が遅い方が回避部品に決定される(ステップS174)。
例えば、「部品A」と「部品B」との組合せには、「更新時期」ルールが適用される。このため、この組合せについては、上述の第4実施形態における回避部品決定処理と同じ処理により、「部品A」が回避部品と決定される。
また、部品どうしの組合せに応じた回避部品を決定するルールが、「更新時期」ルールでない場合(ステップS173で「No」の場合)、その組泡については、他のルールに基づいて回避部品決定処理が行われる(ステップS175)。
例えば、「部品A」と「部品C」との組合せには、「優先順位」ルールが適用される。このため、この組合せについては、上述の第2実施形態における回避部品決定処理と同じ処理により、「部品C」が回避部品と決定される。同様にして、「部品A」と「部品D」及び「部品E」との組合せについても、それぞれ「部品D」及び「部品E」が回避部品と決定される。
そして、干渉ありと判定された部品どうしの各組合せについて、回避部品が決定された後、図18に示すように、処理の結果が表示される(図2のステップS24)。
図18には、上述したように、「部品A」と「部品B」との組合せでは「部品A」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品C」との組合せでは「部品C」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品D」との組合せでは「部品D」が回避部品に決定され、「部品A」と「部品E」との組合せでは「部品E」が回避部品に決定されていることが示されている。
このように、適切なルールを選択して、設計を変更すべき回避部品が自動的に決定される。このため、回避部品の決定が容易に行われる。
なお、回避部品の決定ルールの分け方はこれに限定されず、任意のルールを組み合わせることができる。例えば、上述の第1乃至第4実施形態における回避部品の決定処理方法のうちから所望の方法を組み合わせることができる。
上述した実施形態においては、本発明を所定の条件で構成した例について説明したが、本発明は種々の変更及び変形を行うことができる。
本実施形態の部品干渉チェック装置の構成を示す図である。 本実施形態の部品干渉チェック方法のフローチャートである。 抽出された部品群の例を示す図表である。 干渉チェック結果を示す図表である。 第1実施形態の回避部品決定処理を説明するフローチャートである。 部品の属性のデータ例を示す図表である。 第2実施形態部品の回避部品決定処理を説明するフローチャートである。 部品の優先順位のデータ例を示す図表である。 第2実施形態における回避部品の決定結果を示す図表である。 第3実施形態の回避部品決定処理を説明するフローチャートである。 部品の属性ランクのデータ例を示す図表である。 部品の属性のランクごとの点数データ例を示す図表である。 第3実施形態における回避部品の決定結果を示す図表である。 第4実施形態の回避部品決定処理を説明するフローチャートである。 部品データの更新時期のデータ例を示す図表である。 第4実施形態における回避部品の決定結果を示す図表である。 第5実施形態における回避部品決定処理を説明するフローチャートである。 第5実施形態における回避部品決定結果を示す図表である。
符号の説明
1 データベース
2 サーバコンピュータ
3 端末コンピュータユニット

Claims (11)

  1. 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
    各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
    互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
    上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
    上記干渉チェック手段により干渉ありと判定された部品どうしの組合せのうち、干渉回避のための設計変更を行うべき回避部品を、上記データベースの部品データに基づいて決定する回避部品決定手段と、
    を備えることを特徴とする部品干渉チェック装置。
  2. 上記データベースは、部品データに、部品の可動性のデータを含み、
    上記回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、可動性の高い方を回避部品と決定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の部品干渉チェック装置。
  3. 上記データベースは、部品データに、部品の剛性のデータを含み、
    上記回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、部品の剛性の低い方を回避部品と決定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の部品干渉チェック装置。
  4. 上記データベースは、部品データに、部品の大きさのデータを含み、
    上記回避部品決定手段は、互いに干渉する部品の組合せのうち、部品の大きさの小さい方を回避部品と決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の部品干渉チェック装置。
  5. 上記データベースは、部品データに、部品の取付工程順序のデータを含み、
    上記回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、部品の取付工程順序が後の方を回避部品と決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の部品干渉チェック装置。
  6. 上記データベースは、部品データに、部品の設計変更の優先順位のデータを含み、
    上記回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、回避部品を部品の優先順位に基づいて決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の部品干渉チェック装置。
  7. 上記データベースは、部品データに、部品の種類によって分類された種類グループのデータと、各種類グループの設計変更の優先順位のデータとを含み、
    上記回避部品決定手段は、互いに干渉する部品の組合せのうち、回避部品を部品の分類された種類グループの優先順位に基づいて決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の部品干渉チェック装置。
  8. 上記データベースは、部品データに、部品の一以上の属性についてランク付けしたデータと、ランクごとに点数を付けたデータとを含み、
    上記回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、それぞれの部品の一以上の属性のランクの点数により算出される算出値に基づいて回避部品と決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の部品干渉チェック装置。
  9. 上記データベースは、部品データに、当該部品データの更新時期のデータを含み、
    上記回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、更新時期の遅い方を回避部品と決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の部品干渉チェック装置。
  10. 上記データベースは、部品どうしの組合せに応じて、回避部品を決定するルールを設定しておき、
    上記回避部品決定手段は、互いに干渉する部品どうしの組合せのうち、上記ルールに基づいて、回避部品を決定する、請求項1乃至9の何れか一項に記載の部品干渉チェック装置。
  11. 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
    データベースに、各部品に関する部品データを格納しておき、
    互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出し、
    上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行い、
    上記干渉チェック手段により干渉ありと判定された部品どうしの組合せのうち、干渉回避のための設計変更を行うべき回避部品を決定する、
    ことを特徴とする部品干渉チェック方法。
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