JP2009080737A - シーケンスプログラム表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】シーケンスプログラムを通常一般の技術者が容易に把握し理解できるようにすること。
【解決手段】複数の制御工程を一定順序でつなぎ順番通りに実行させるためのシーケンスプログラムを表示画面上に表示する方法において、上記表示画面上には、上各制御工程を、ブロック化しさらに各ブロックに実行順番を付すと共に各ブロックを実行順番に従い結線で接続してなるブロック回路結線図で表示し、かつ、各ブロックを当該制御工程の制御内容を関数定義すると共に各ブロック上に関数定義名を表示する。
【選択図】図1
【解決手段】複数の制御工程を一定順序でつなぎ順番通りに実行させるためのシーケンスプログラムを表示画面上に表示する方法において、上記表示画面上には、上各制御工程を、ブロック化しさらに各ブロックに実行順番を付すと共に各ブロックを実行順番に従い結線で接続してなるブロック回路結線図で表示し、かつ、各ブロックを当該制御工程の制御内容を関数定義すると共に各ブロック上に関数定義名を表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、シーケンスプログラムをパーソナルコンピュータ等のシーケンスプログラム編集ツールの表示画面やその他の表示画面上で見えるシーケンスプログラム表示方法に関するものである。
プログラマブルコントローラ(PLC)は、工場等に設備される制御機械をシーケンスプログラムに従い制御することができる。このシーケンスプログラムには、ラダー図方式のシーケンスプログラム(ラダープログラム)が汎用されている。
このラダープログラムは、専門技術者により特有のラダー言語で作成されるために、そのラダープログラムの編集等のため当該ラダープログラムをパーソナルコンピュータ画面上に表示しても、通常一般の技術者ではその編集等は必ずしも容易ではない。
なお、ラダープログラムには特許文献1等多数が提案されている。
特開2006−293886号公報
本発明は、シーケンスプログラムをパーソナルコンピュータ画面上で制御工程がどのようになって制御対象が制御されるのか等を通常一般の技術者が容易に把握し理解でき、また、その画面上で容易に編集等ができるようにすることである。
本発明によるシーケンスプログラム表示方法は、複数の制御工程を一定順序でつなぎ、順番通りに実行させるためのシーケンスプログラムを表示画面上に表示する方法において、上記表示画面上には、各制御工程を、ブロック化しさらに各ブロックに実行順番を付すと共に各ブロックを実行順番に従い結線で接続してなるブロック回路結線図で表示し、かつ、各ブロックを当該制御工程の制御内容を関数定義すると共に各ブロック内または当該ブロック自体に関数定義の表示をすることを特徴とするものである。
本発明では、表示画面上のブロック回路結線図には各ブロックがどの制御工程のどのような制御内容かを関数で定義され表示されているので、各制御工程全体がどのようになって制御対象を制御するのか等を、通常一般の技術者でも容易に把握しまた理解できるようになり、その画面上での編集等も容易に行うことができる。
好ましくは上記ブロック内に関数定義を文字等で記述表示する。
好ましくは上記ブロックの形状により関数定義を表示する。
本発明によれば、パーソナルコンピュータ画面等の表示画面上にはシーケンスプログラムがラダー図ではなくブロック回路結線図で表示されているので、ラダー言語等を知らなくても通常一般の技術者は制御対象がどのような制御工程で制御されるのか等を容易に把握し理解できる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係るシーケンスプログラム表示方法を説明する。
図1を参照して、1はPLC、3はPLC周辺装置でシーケンスプログラム編集ツールの一例としてのパーソナルコンピュータである。PLC1には、ユーザプログラムであるシーケンスプログラムが実装されている。PLC1はそのシーケンスプログラムに従い制御機械の一例であるロボットハンド5を制御する。PLC1は、CPU1a、システムプログラムメモリ1b、シーケンスプログラムメモリ1c、ロボットハンド制御関数定義メモリ1d、入力部1e、出力部1f、インターフェース部1g、等を有する。
パーソナルコンピュータ3は、CPU3a、システムプログラムメモリ3b、シーケンスプログラム作成データメモリ3c、表示部3d、操作部3e、インターフェース部3f等を備える。
ロボットハンド制御関数は、例えば図2で示すように定義されている。ロボットハンド名ROBOTH、ロボットハンド5の制御関数f0は、「つかまずに降ろす」、制御関数f1は「つかんで降ろす」、制御関数f2は「つかんで前進移動する」、制御関数f3は「つかまず移動する」、制御関数f4は「つかんで上昇する」、制御関数f5は「つかまずに上昇する」、制御関数f6は「つかまず後退移動して原点復帰する」、等である。なお、制御関数には、始点座標位置、終点座標位置の変数データと、その動作速度の変数データとが与えられる。例えば制御関数f0であれば、つかまずに降ろしを開始する始点座標位置(x0,y0,z0)、つかまずに降ろす動作を終了する終点座標位置(x1,y1,z1)である。
この制御関数の定義にはロボットハンドに装備したセンサやスイッチやモータ等の動作内容が含まれる。この点はラダープログラムでそれらセンサ、スイッチ、モータ等の動作を記述していくのと同様である。実施の形態ではそれらの動作を制御関数で定義するものである。
また、ロボットハンドの上昇速度の変数名は図3で示すように、SPup、下降速度の変数名はSPdown、移動速度の変数名はSPmoveである。その変数名はさらに上昇速度で高移動速度はSPup(high)、中移動速度はSPup(middle)、低移動速度はSPup(low)、下降速度で高移動速度はSPdown(high)、中移動速度はSPdown(middle)、低移動速度はSPdown(low)、移動速度で高移動速度はSPmove(high)、中移動速度はSPmove(middle)、低移動速度はSPmove(low)である。また、前進移動では例えばSPmove_forward、後退ではSPmove_backwardと定義してもよい。
この変数名は、制御関数fの()内に記述される。また、上記記号では速度は高速(high)、中速(middle)、低速(low)の3種類だけであるが、細かく速度を制御する場合では、速度を具体数値で記述可能にしてもよい。
図4で示すように、ロボットハンド5は、図4(a)が「原点位置」、図4(b)が製品7を制御工程「つかまないで降ろす」、図4(c)が制御工程「つかんで上昇する」、図4(d)が制御工程「つかんで前進移動する」、図4(e)が制御工程「つかんで降ろす」、である。図4(f)が制御工程「つかまないで上昇する」、図4(g)が制御工程「つかまないで後退移動する」、である。
図5に、ロボットハンド5のシーケンスプログラムを示す。
このシーケンスプログラムでは、上記図4(a)ないし図4(e)の制御工程を一定順序でつなぎ順番通りに実行させるためのシーケンスプログラムであり、パーソナルコンピュータ画面上に以下のブロック回路結線図で表示される。すなわち、表示画面上に、各制御工程はブロック化されて表示されている。各ブロックには実行順番であるs1,s2,s3,…が付される。各ブロックは実行順番に従い結線で接続される。
以上のブロック回路結線図において、
実行順番s1で示すブロックB1は、図4(b)の制御工程に該当する。このブロックB1にはロボットハンド5は「つかまないで降ろす」であるので、「ROBOTH_f0(SPdown(low))」、が表示される。
実行順番s1で示すブロックB1は、図4(b)の制御工程に該当する。このブロックB1にはロボットハンド5は「つかまないで降ろす」であるので、「ROBOTH_f0(SPdown(low))」、が表示される。
実行順番s2で示すブロックB2は、図4(c)の制御工程に該当する。このブロックB2には「つかんで上昇する」であるので、「ROBOTH_f4(SPup(middle))」、が表示される。
実行順番s3で示すブロックB3は、図4(d)の制御工程に該当する。このブロックB3には「つかんで前進移動する」であるので、「ROBOTH_f2(SPmove(middle))」、が表示される。
実行順番s4で示すブロックB4は、図4(e)の制御工程に該当する。このブロックB4には「つかんで降ろす」であるので、「ROBOTH_f1(SPdown(low))」、が表示される。図4(f)以降の原点復帰の各ブロックの説明は省略する。
以上のように、本実施の形態では、パーソナルコンピュータ画面上に、ロボットハンド5により行われる制御工程を、ブロック化し、各ブロックに実行順番を付すと共に各ブロックを実行順番に従い結線で接続したブロック回路結線図が表示される。そして、各ブロックは、制御工程の制御内容が関数で定義されると共にその関数定義名、関数定義名内に変数定義名が表示されるようにしたので、通常一般の技術者はロボットハンド5がどのような制御工程で制御されるのか等を容易に把握し理解できる。
なお、図5ではシーケンスプログラムは四角形のブロックで表示されているが、ブロック形状はこの四角形に限定されず、例えば、図4で示すロボットハンドの形状で表示してもよい。
この場合では、上記文字等で制御工程の内容を定義しブロック内に記述して表示したりせず、例えばロボットハンドの形状それ自体を関数定義してもよい。
また、シーケンスプログラムでは制御工程をいずれかに分岐させる場合もあり、ブロックは種々の形状にすることができる。
さらに、制御機械はロボットハンドに限定されるものではなく、スイッチやモータ等でもよく、種々の制御対象に適用することができる。
ブロック内にはロボットハンドでも製造メーカーに対応したロボットハンドとしてA社であれば、ROBOTH_A、B社であれば、ROBOTH_Bとすると共に、そのロボットハンドの駆動に必要な電流、電圧、電力、速度、トルク等の各種データも関数定義に含めることができる。同様にモータであれば、MOTOR_A、B社であれば、MOTOR_Bとすると共に、そのモータの駆動に必要な電流、電圧、電力、速度、トルク等の各種データも関数定義に含めることができる。
さらに、パーソナルコンピュータ3には、関数定義ライブラリを設け、ユーザがパーソナルコンピュータ画面上で、シーケンスプログラムを作成ないし編集したりする場合、関数定義ライブラリから所望する関数を選択してそれらシーケンスプログラムの作成ないし編集を実施することができるようにしてもよい。
1 PLC
3 パーソナルコンピュータ
5 ロボットハンド
3 パーソナルコンピュータ
5 ロボットハンド
Claims (1)
- 複数の制御工程を一定順序でつなぎ、順番通りに実行させるためのシーケンスプログラムを表示画面上に表示する方法において、
上記表示画面上には、各制御工程を、ブロック化しさらに各ブロックに実行順番を付すと共に各ブロックを実行順番に従い結線で接続してなるブロック回路結線図で表示し、かつ、各ブロックを当該制御工程の制御内容を関数定義すると共に各ブロック内または当該ブロック自体に関数定義の表示をする、ことを特徴とするシーケンスプログラム表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007250843A JP2009080737A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | シーケンスプログラム表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007250843A JP2009080737A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | シーケンスプログラム表示方法 |
Publications (1)
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JP2009080737A true JP2009080737A (ja) | 2009-04-16 |
Family
ID=40655425
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007250843A Pending JP2009080737A (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | シーケンスプログラム表示方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103970087A (zh) * | 2013-01-30 | 2014-08-06 | 发那科株式会社 | 动作程序生成装置 |
JP2016212802A (ja) * | 2015-05-13 | 2016-12-15 | 株式会社ジェイテクト | 画面情報生成装置 |
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JPH045704A (ja) * | 1990-04-24 | 1992-01-09 | Yokogawa Electric Corp | シーケンス・ロジック作成装置 |
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-
2007
- 2007-09-27 JP JP2007250843A patent/JP2009080737A/ja active Pending
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