JP2009080529A - 画像編集装置及び画像編集方法 - Google Patents

画像編集装置及び画像編集方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009080529A
JP2009080529A JP2007247283A JP2007247283A JP2009080529A JP 2009080529 A JP2009080529 A JP 2009080529A JP 2007247283 A JP2007247283 A JP 2007247283A JP 2007247283 A JP2007247283 A JP 2007247283A JP 2009080529 A JP2009080529 A JP 2009080529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
edge information
detection
specific
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007247283A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Nishijima
征和 西嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2007247283A priority Critical patent/JP2009080529A/ja
Publication of JP2009080529A publication Critical patent/JP2009080529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】特定の画像が含まれる複数の画像から切抜きに最適な画像を選択することにより特定の画像を精度良く切抜くことができる画像編集装置及び画像編集方法を提供する。
【解決手段】検出手段46により特定被写体の画像が含まれる画像を検出(ステップ114)し、エッジ情報抽出手段48で抽出したエッジ検出領域内に含まれるエッジの本数と、顔検出矩形枠内に含まれるエッジの本数と、顔検出矩形枠の大きさと、に基づいて評価値を算出手段50で算出し(ステップ118)、評価値が最も小さい検出画像を選択手段52により表示(ステップ124)する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像編集方法及び画像編集装置、特に、画像から特定の画像を切抜く画像編集装置及び画像編集方法に関する。
一般に、全体画像から特定の被写体を表す画像等の特定画像を切抜いて加工する、画像編集が行なわれている。
全体から画像対象の輪郭を検出して二値化画像を生成し、当該二値化画像を背景領域と複数の非背景領域とに分割し、分割した非背景領域を合併し、合併した画像対象を切り抜く技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、背景と非背景とを色の違いで識別するクロマキーシステムにおいて、背景の色を変化させることにより、背景と非背景との混同を防ぐ技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−293991号公報 特開2000−69498号公報
しかしながら、上記に示したような従来の技術では、切抜きたい特定の画像が含まれている切抜き対象となる画像に対する制約事項が大きい場合がある。例えば、上記特許文献1に記載の技術では、正確に輪郭を抽出することができる画像でないと切抜けない場合がある。また、上記特許文献2に記載の技術は、クロマキーシステムで撮影して得られた画像に制約されている。
このように、上記従来の技術では、切抜きたい特定画像が含まれる複数の異なった画像(切抜き対象画像)、例えば、様々な条件下で特定被写体を撮影した複数の画像等を対象として、特定画像を精度良く切抜くには適さない、という問題が生じる場合がある。
本発明は、特定の画像が含まれる複数の画像から切抜きに最適な画像を選択することにより特定の画像を精度良く切抜くことができる画像編集装置及び画像編集方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像編集装置は、特定画像を指定する指定手段と、複数の画像を格納する画像格納手段から前記指定手段により指定された特定画像を含む画像を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された検出画像の、前記特定画像を含む特定画像領域のエッジに関する第1のエッジ情報と、前記検出画像の前記特定画像領域を含み、かつ前記特定画像領域より大きな領域である拡大検出領域のエッジに関する第2のエッジ情報と、を抽出し、前記第1のエッジ情報と、前記第2のエッジ情報と、に基づいて第3のエッジ情報を抽出するエッジ情報抽出手段と、前記エッジ情報抽出手段で抽出された第3のエッジ情報に基づいて、評価値を算出する算出手段と、前記検出画像のうち、前記算出手段により算出された評価値が予め定められた所定条件を満たす画像を選択する選択手段と、を備えたことを特徴とする。
指定手段は特定画像を指定し、検出手段は複数の画像を格納する画像格納手段から特定画像を含む画像を検出する。エッジ情報抽出手段は、検出画像の、特定画像を含む特定画像領域のエッジに関する第1のエッジ情報と、検出画像の特定画像領域を含み、かつ特定画像領域より大きな領域である拡大検出領域のエッジに関する第2のエッジ情報と、を抽出し、第1のエッジ情報と、第2のエッジ情報と、に基づいて第3のエッジ情報を抽出する。そして、算出手段は第3のエッジ情報に基づいて、評価値を算出し、選択手段は検出画像のうち、評価値が予め定められた所定条件を満たす画像を選択する。
これにより、検出画像が特定画像の切抜きに適しているか否かを評価するための評価値が予め定められた所定条件を満たす、切抜きに最適な画像を選択手段が選択することができるので、選択された画像を用いることにより、特定の画像を精度良く切抜くことができる。
請求項2に記載の画像編集装置は、請求項1に記載の画像編集装置において、前記選択手段により選択された画像を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
表示手段により選択された画像を表示することができるため、選択された画像の確認をユーザに即すことができ、また、切抜きが行いやすくなる。
請求項3に記載の画像編集装置は、請求項1または請求項2に記載の画像編集装置において、前記選択手段は、前記検出手段により検出された画像のうち、前記評価値が予め定めた理想値に最も近い画像を選択し、前記表示手段は、前記評価値が予め定めた理想値に最も近い画像を表示することを特徴とする。
選択手段は、記評価値が予め定めた理想値に最も近い画像を選択し、当該画像を表示手段は、表示する。これにより、最も切抜きに適した画像が表示手段に表示される。
請求項4に記載の画像編集装置は、請求項2または請求項3に記載の画像編集装置において、前記表示手段は、表示する画像に含まれる前記拡大検出領域の画像を拡大して表示することを特徴とする。
さらに、表示手段が拡大検出領域の画像を拡大して表示することにより、特定画像の切抜きが行ないやすくなる。
請求項5に記載の画像編集装置は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の画像編集装置において、前記第1のエッジ情報は、前記特定画像領域のエッジの本数であり、前記第2のエッジ情報は、前記拡大検出領域のエッジの本数であり、前記エッジ情報抽出手段は、前記特定画像領域のエッジの本数と前記拡大検出領域のエッジの本数との差を第3のエッジ情報として抽出することを特徴とする。
エッジ情報抽出手段は、特定画像領域のエッジの本数と拡大検出領域のエッジの本数との差を第3のエッジ情報として抽出するので、特定画像の背景となる領域のエッジの本数、即ち画像の煩雑具合を第3のエッジ情報として抽出することができる。
請求項6に記載の画像編集装置は、請求項5に記載の画像編集装置において、前記選択手段は、前記検出手段により検出された画像のうち、前記評価値が最も小さい画像を選択し、前記表示手段は、前記評価値が最も小さい画像を表示することを特徴とする。
選択手段は、評価値が最も小さい画像を選択し、当該画像を表示手段は、表示する。これにより、例えば、理想値が0等の場合、最も切抜きに適した画像が表示手段に表示される。
請求項7に記載の画像編集装置は、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の画像編集装置において、前記算出手段は、第3のエッジ情報と前記特定画像領域の大きさとに基づいて前記評価値を算出することを特徴とする。
第3のエッジ情報と前記特定画像領域の大きさとに基づいて算出された評価値により選択することができるため、より最適な画像を選択することできる。
請求項8に記載の画像編集装置は、請求項1から請求項7の何れか1項に記載の画像編集装置において、前記画像格納手段を複数有する場合に、1の画像格納手段を選択する画像格納手段選択手段を備えたことを特徴とする。
画像格納選択手段は複数有る画像格納手段から1の画像格納手段を選択するので、例えば、HDDやリムーバブルディスク等の記録媒体等の画像格納手段が複数有る場合にその中の1つを選択することができる。また、HDD中に画像が格納されたファイルが複数有るばあいは、その内から1つのファイルを選択することができる。
請求項9に記載の画像編集装置は、請求項2から請求項8の何れか1項に記載の画像編集装置において、前記選択手段により選択された画像について特定画像とその他の画像との境界線を設定する境界線設定手段と、前記表示手段は、前記境界線設定手段により設定された境界線を表示画像上に表示することを特徴とする。
境界線設定手段は、選択手段により選択された画像について特定画像とその他の画像との境界線を設定し、表示手段は、当該境界線を表示画像上に表示する。これにより切抜きの候補領域が表示されるため、切抜きが容易に行える。
請求項10に記載の画像編集装置は、請求項2から請求項9の何れか1項に記載の画像編集装置において、前記境界線により特定画像を切抜く切抜き手段を備え、前記表示手段は前記切抜き手段で切抜かれた特定画像を表示することを特徴とする。
切抜き手段は、境界線により特定画像を切抜き、表示手段は切抜かれた画像を表示する。これにより、精度良く切抜かれた特定画像が表示される。
請求項11に記載の画像編集装置は、請求項1から請求項10の何れか1項に記載の画像編集装置において、前記特定画像とは、特定の人物を撮影した画像であることを特徴とする。
請求項12に記載の画像編集方法は、指定手段により特定画像を指定する工程と、検出手段により複数の画像を格納する画像格納手段から前記指定手段により指定された特定画像を含む画像を検出する工程と、エッジ情報抽出手段により前記検出手段により検出された検出画像の、前記特定画像を含む特定画像領域のエッジに関する第1のエッジ情報と、前記検出画像の前記特定画像領域を含み、かつ前記特定画像領域より大きな領域である拡大検出領域のエッジに関する第2のエッジ情報と、を抽出し、前記第1のエッジ情報と、前記第2のエッジ情報と、に基づいて第3のエッジ情報を抽出する工程と、算出手段により前記エッジ情報抽出手段で抽出された第3のエッジ情報に基づいて、評価値を算出する工程と、選択手段により前記検出画像のうち、前記算出手段により算出された評価値が予め定められた所定条件を満たす画像を選択する工程と、を備えたことを特徴とする画像編集方法
請求項13に記載の画像編集方法は、請求項12に記載の画像編集方法において、表示手段により前記選択手段により選択された画像を表示する工程を備えたことを特徴とする。
以上説明したように、請求項1及び請求項12に記載の本発明によれば、特定の画像が含まれる複数の画像から切抜きに最適な画像を選択することができるので、特定の画像を精度良く切抜くことができる、という効果が得られる。
請求項2及び請求項13に記載の本発明によれば、選択された画像を表示することができるので、切抜きが行ないやすくなる、という効果がえられる。
請求項3に記載の本発明によれば、最も切抜きに適した画像を表示することができる、という効果がえられる。
請求項4に記載の本発明によれば、拡大検出領域の画像が拡大して表示されるので、特定画像の切抜きが行ないやすくなる、という効果が得られる。
請求項5に記載の本発明によれば、特定画像領域のエッジの本数と拡大検出領域のエッジの本数との差を抽出するので、特定画像の背景となる領域のエッジの本数が抽出でき、従って背景の煩雑具合を抽出することができる、という効果が得られる。
請求項6に記載の本発明によれば、最も切抜きに適した画像を得られる、という効果がえられる。
請求項7に記載の本発明によれば、より最適な画像を選択することができる、という効果が得られる。
請求項8に記載の本発明によれば、画像格納手段が複数有る場合に、その内から1つの画像格納手段を選択することができる、という効果が得られる。
請求項9に記載の本発明によれば、切抜きの候補領域が表示されるため、切抜きが容易に行える、という効果が得られる。
請求項10に記載の本発明によれば、切抜きに最適な画像に対して切抜きを行なうことができるので、特定の画像を精度良く切抜くことができる、という効果が得られる。
請求項11に記載の本発明によれば、特定人物の画像を精度良く切抜くことができる、という効果が得られる。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本実施の形態に係る画像編集装置10の概略構成を図1に示す。なお、本実施の形態では、一例として、本実施の形態の画像編集装置10により、特定の人物(特定被写体)を撮影した画像(特定被写体の顔部分の画像)を切抜く場合について詳細に説明しているがこれに限らず、食物や植物等の静物や動物など、人物以外の対象物を特定被写体としてもよい。
本実施の形態の画像編集装置10は、プロセッサ12、ROM16、RAM8、画像等の表示を行なうディスプレイ等の表示装置22を制御するグラフィック制御回路20、ユーザが画像編集等の操作指示等を行なうためのマウス24やキーボード26、HDD28、画像等が格納されているFD31から画像等に読書きするためのFDD30、及びプリンタ等の画像出力装置32を備えて構成されている。
プロセッサ12は、CPU14を含んで構成されており、画像編集装置10の全体を制御するものであり、各種プログラムが実行される。RAM16は、CPU14による各種プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられる。ROM18は、各種プログラムやパラメータ等が記憶されている。HDD28(画像格納手段)は、画像データ等を格納するためのものである。なお、本実施の形態では、検出画像(詳細後述)が格納されている画像格納部として、HDD28やFD31を用いているがこれに限らず、DVD−ROMやCD−ROM、その他のリムバブルディ−ク等を用いてもよい。また、各種プログラム(後述する処理フローのプログラム)は、DVD−ROMやCD−ROM等の記録媒体に記録しておき、HDD28等にインストールし、CPU14により当該プログラムが読込まれて実行されるようにしてもよい。
なお、プロセッサ12、ROM16、RAM8、グラフィック制御回路20、マウス24、キーボード26、HDD28、FDD30、及び画像出力装置32は、コントロールバスやデータバス等のバス34を介して、互いに情報の授受が可能に接続されている。
次に、図2に、本実施の形態の画像編集装置10の概略構成の機能ブロック図を示す。本実施の形態の画像編集装置10は、制御部40、画像格納手段選択手段42、指定手段44、検出手段46、エッジ情報抽出手段48、算出手段50、選択手段52、境界線設定手段54、切抜き手段56、及び表示手段22を備えて構成されている。
制御部40はプロセッサ12(CPU14)に対応しており、画像編集装置10全体の制御、上記各手段の制御を行なうものである。画像格納手段選択手段42は、複数有る画像格納手段(画像格納手段28、31)のうちから何れか1つの画像格納手段を選択するためのものである。指定手段44は、切抜きを行ないたい特定の画像(特定画像)を指定するためのものである。検出手段46は、画像格納手段選択手段42により選択された画像格納手段に格納されている画像から、指定手段44で指定された特定画像が含まれている画像を、検出画像として検出するものである。
エッジ情報抽出手段48は、検出手段46により検出された検出画像の特定画を含む特定画像領域(詳細後述)のエッジに関する第1のエッジ情報及び検出画像の特定画像領域を含み、かつ特定画像領域より大きな領域である拡大検出領域(詳細後述)のエッジに関する第2のエッジ情報を抽出するものである。さらに、第1のエッジ情報と、第2のエッジ情報と、に基づいて第3のエッジ情報を抽出する。本実施の形態では、詳細は後述するが、第1のエッジ情報は特定画像領域のエッジの本数であり、第2のエッジ情報は拡大検出領域のエッジの本数であり、エッジ本数の差を第3のエッジ情報として抽出している。なお、エッジ情報抽出手段48による第3のエッジ情報の抽出はこれに限らず、例えば、エッジ本数の比を第3のエッジ情報として抽出するようにしても良い。
算出手段50は、エッジ情報抽出手段48により抽出された第3のエッジ情報に基づいて、検出画像が切抜きに最適な画像か否かを評価するための評価値(詳細後述)を算出するものである。選択手段52は、検出手段46により検出された検出画像のうち、算出手段50により算出された評価値が予め定められた条件を満たす画像を選択するものである。予め定められた条件とは、切抜きに最適な画像と判断するための条件(理想値)である。本実施の形態では、選択手段52は、詳細は後述するが、評価値が最も小さい画像を選択する。
境界線設定手段54は、選択手段52により選択された画像について特定画像とその他の画像との境界線を設定するためのものである。境界線設定手段54により設定された境界線は表示手段22に表示されている表示画像(検出画像)上に表示される。切抜き手段56は、境界線設定手段54により設定された境界線に基づいて、特定画像を切抜くためのものであり、切抜かれた特定画像は、表示手段22に表示される。
次に、本実施の形態の画像編集装置10で実行される画像編集処理について図3〜図9を参照して詳細に説明する。
まず、図3を参照して切抜きに最適な画像の選択処理について詳細に説明する。図3は、本実施の形態の画像編集装置10で実行される画像編集処理の一例を示すフローチャートである。図3に示す処理は、CPU14により実行される。
まず、ステップ100では、表示手段22に切抜き候補(特定被写体)の画像を表示させる。本実施の形態では、人物の顔のみを切抜き候補画像としてサムネイル画像等により一覧表示させるようにしている。
次のステップ102では、特定被写体の選択がなされたか否かを判断する。選択がされるまでは否定されて、待機状態になる。一方、ユーザが表示された切抜き候補画像から特定被写体の画像を例えば、マウス24等により選択した場合は肯定されて、ステップ104へ進む。なお、特定被写体の選択はこれに限らず、例えば、人物の名称や「赤いチューリップ」等、テキスト入力により選択するようにしても良い。
特定被写体が選択されると、次のステップ104では、画像格納手段選択画面を表示手段22に表示させる。これにより、ユーザはマウス24等を操作して、画像格納手段を選択する。本実施の形態では、画像格納手段28及び画像格納手段31の何れか1つがユーザにより選択されるようにしているが、これに限らず、画像格納手段の何れか1つが自動的に選択されるようにしても良い。次のステップ106では、画像格納手段が選択されたか否かを判断する。未だ選択されて居ない場合は否定されて、待機状態になる。一方、選択された場合は肯定されて、ステップ108へ進む。
ステップ108では、画像格納手段に格納されている画像枚数=Nとして、次のステップ110では、図示しないカウンタをI=0とする。次のステップ112ではI<Nか否かを判断する。肯定されるとステップ114へ進む。
ステップ114では、画像(検出画像)中に特定被写体の画像が含まれているか否かを検出する特定被写体検出処理(詳細後述)を実行する。そして次のステップ116では特定被写体を表す画像が検出画像中に検出されたか否かを判断する。特定被写体検出処理の結果により特定被写体が検出されなかった場合は否定されて、ステップ122へ進む。一方、検出された場合は肯定されて、ステップ118へ進む。
ステップ118では、評価値算出処理(詳細後述)を実行する。次のステップ120では、評価値算出処理により算出された評価値をHDD28に記録する。 次のステップ122では、カウンタIをインクリメントし、ステップ112へ戻り、ステップ112では、再び、I<Nか否かを判断する。I<Nになるまで、即ち画像格納手段に格納されているN枚の画像全てにたいして 評価値の算出及び記録を行なうまで肯定されて本処理を繰り返す。一方、画像全てに処理を終了した場合は否定されて、ステップ124へ進む。ステップ124では、HDD28に記録されている評価値のうち、評価値が最小値の検出画像(画像X)を表示手段22に表示した後、本処理を終了する。
次に、特定被写体検出処理(図3のステップ114の処理)について図4を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、特定被写体検出処理として、複数の顔(切抜き候補画像)の顔データを参照特徴量として予めHDD28等に記録しておき、当該顔データと検出画像に含まれる顔データとのパターンマッチングにより検出画像に特定被写体が含まれているか否かを検出している。図4は、当該特定被写体検出処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップ200では、特定被写体の特徴量(参照特徴量)をHDD28から取得する。次のステップ202では、検出画像に人物の顔を示す画像が含まれているか否かを判断する。含まれていない場合は否定されて、ステップ214へ進む。一方、含まれている場合は肯定されて、ステップ204へ進む。ステップ204では、検出画像中に含まれる、目、鼻、及び口等の顔を構成するオブジェクトのデータ及び位置を検出する。
次のステップ206では、検出したデータにより特等量を抽出する。本実施の形態では、検出した各オブジェクトのデータの各々に対して2値化やベクトル化等の画像処理を行ない、多角形の座標の集合体として検出したものを特徴量として抽出している。なお、特定画像について同様に特徴量を抽出したものが参照特徴量である。
次のステップ208では、参照特徴量と上記ステップで抽出した特徴量との類似性を算出し、次のステップ210で特定被写体が検出されたか否かを判断する。類似性が高い場合は特定被写体であるとみなせるので、特定被写体が検出されたため肯定され、ステップ212へ進む。ステップ212では、特定被写体有り(検出)として本処理を終了する。一方、類似性が低い場合は否定されて、ステップ214へ進み、特定被写体無し(非検出)として本処理を終了する。
なお、検出画像に複数の顔データが含まれている場合、即ち、複数の人物画像が含まれている場合、特定被写体が含まれていると検出されるまで全ての人物画像に対してパターンマッチングを行なう。
このように、図4に一例を示したパターンマッチングにより特定被写体が検出されたか否かを特定することができる。
次に、評価値算出処理(図3のステップ118の処理)について図5〜図8を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、特定被写体を切抜く画像として最適か否か(適性度)を示す評価値をエッジ検出領域のエッジの本数、顔検出領域のエッジの本数、及び顔検出領域の大きさに基づいて算出している。図5は、当該評価値算出処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップ300では、特定被写体(特定被写体の顔)が含まれる顔検出矩形枠(特定画像領域)の1辺(OBJ_LEN)を取得する。図6(B)に、(A)の検出画像に対するエッジ情報検出領域等を示す。
次のステップ302では、エッジ検出領域(検出領域)の1辺(SEARCH_LEN)を(1)式により算出する。なお、αは、画像編集装置10内において予め定められた固定値である。
SEARCH_LEN=α×OBJ_LEN (1)
そして次のステップ304では、エッジ検出領域内のエッジを検出し、エッジ本数A(第2のエッジ情報)を取得する。本実施の形態では、一例として、エッジ検出領域内を図示しない走査手段により走査し、カラー画素データをグレー化し、各画素毎に微分フィルタ等を用いてx方向、y方向それぞれを微分した値(dx、dy)を得ることにより検出している。
次のステップ306では、同様に、顔検出矩形枠内のエッジを検出し、エッジ本数B(第1のエッジ情報)を取得する。さらに次のステップ308では、エッジ本数を(2)式により算出する。すなわち、図6(B)にハッチングで示したエッジ情報検出領域に含まれるエッジの本数(第3のエッジ情報)を算出する。
エッジ本数=エッジ本数A−エッジ本数B (2)
次のステップ310では、評価値を(3)式により算出した後、本処理を終了する。なお、βは、画像編集装置10内において予め定められた固定値である。
評価値=エッジ本数×(β/OBJ_LEN)×(β/OBJ_LEN)
本実施の形態の評価値の具体的な例として、図7(A)〜(D)に示した画像に対する評価値を図8に示す。なお、ここでは一例として、β=160としている。また、図8(C)は顔が検出されなかった場合を示している。図8(A)は他に比べて、顔検出矩形枠のサイズ(顔サイズ)は大きく、エッジの本数は多い。(B)は、顔検出矩形枠のサイズは小さく、エッジの本数は少ない。(C)は、顔検出矩形枠のサイズは中程度であり、エッジの本数は少ない。図8に示したように、評価値は(C)に示したDSCF004.JPGが最小値となるため、(C)が切抜き対象候補とされる。このように、評価値はエッジの本数を検出する対象領域の面積に反比例する。また、検出されるエッジの本数が同一の場合、面積の小さい画像の方が評価値は大きく、即ち、煩雑な画像であるため、切抜きに適さない。より煩雑でない画像の方が切抜きに適した画像である。
このように、図5に一例を示した評価値算出処理により評価値が得られるので、これに基づいて検出画像が特定被写体画像を切抜くのに適しているか否かが判断することができる。
さらに、本実施の形態の画像編集装置10において上記が図3に示した切抜きに最適な画像の選択処理で選択された画像に基づいて特定被写体の画像の切抜きを実行する場合について図9を参照して詳細に説明する。図9は、切抜き処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップ40では、切抜き対象画像として図3のステップ124で表示(選択)された画像Xを表示手段22に表示させる。なお、検出画像全体ではなく、エッジ検出領域のみを例えば拡大表示させるようにすると、切抜きが行ないやすくなるため好ましい。
次のステップ402では、切抜き対象画像に含まれる特定被写体の画像とその他の画像(背景画像)との境界線を境界線設定手段54により設定し、次のステップ404では、設定された境界線を切抜き対象画像上に表示する。なお、境界線の設定としては、例えば、特定被写体の色と背景の色との差違により境界線を判断して設定する方法が挙げられる。
次のステップ406では、自動切抜きを実行するか否かを判断する。本実施の形態では、表示されている境界線で切抜きを実行する場合はユーザにより例えばマウス24等により自動切抜きを実行するように指示が入力され、肯定されて、ステップ408へ進み、表示されている境界線により特定被写体画像の自動切抜きを実行した後、ステップ414へ進む。一方、自動切抜きを行なわない旨の指示がユーザから入力された場合は否定されて、ステップ410へ進む。
ステップ410では境界線の再設定を行なう。境界線の再設定は例えば、ユーザがマウス24等により表示されている境界線を動かすことにより行なうようにすれば良い。次のステップ412では、再設定された境界線により特定被写体画像の切抜きを実行した後、ステップ414へ進む。
ステップ414では、切抜かれた特定被写体の画像を表示手段22に表示させた後、本処理を終了する。なお、切抜かれた特定被写体の画像をHDD28等に記録するようにしても良い。
このように、図9に一例を示した切抜き処理では切抜きに最適な画像に対して切抜き処理を行なうため、特定被写体の画像を精度良く切抜くことができる。
以上説明したように、本実施の形態の画像編集装置10では、画像格納手段に格納されている複数の画像から、検出手段46により特定被写体の画像が含まれる画像を検出し、エッジ情報抽出手段48で抽出したエッジ検出領域内に含まれるエッジの本数(エッジ本数A)と、顔検出矩形枠内に含まれるエッジの本数(エッジ本数B)と、顔検出矩形枠の大きさと、に基づいて評価値を算出手段50で算出し、評価値が最も小さい検出画像を選択手段52により選択するため、複数の画像から切抜きに最適な画像を選択することができる。従って、選択された画像を境界線設定手段54で設定された境界線に基づいて、切抜き手段56により切抜くことができるので、特定被写体の画像を精度良く切抜くことができる。
本発明の実施の形態に係る画像編集装置の概略構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像編集装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像編集装置で実行される画像編集処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る特定被写体検出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る評価値算出処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る評価値算出処理を説明するための説明図であり、(A)は検出画像、(B)はエッジ情報検出領域を示す図である。 本発明の実施の形態に係る評価値を説明するための検出画像を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る検出画像に対する評価値を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像編集装置で実行される切抜き処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 編集装置
22 表示手段
28 HDD(画像格納手段)
31 FD(画像格納手段)
40 制御部
42 画像格納手段選択手段
44 指定手段
46 検出手段
48 エッジ情報抽出手段
50 算出手段
52 選択手段
54 境界線設定手段
56 切抜き手段

Claims (13)

  1. 特定画像を指定する指定手段と、
    複数の画像を格納する画像格納手段から前記指定手段により指定された特定画像を含む画像を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された検出画像の、前記特定画像を含む特定画像領域のエッジに関する第1のエッジ情報と、前記検出画像の前記特定画像領域を含み、かつ前記特定画像領域より大きな領域である拡大検出領域のエッジに関する第2のエッジ情報と、を抽出し、前記第1のエッジ情報と、前記第2のエッジ情報と、に基づいて第3のエッジ情報を抽出するエッジ情報抽出手段と、
    前記エッジ情報抽出手段で抽出された第3のエッジ情報に基づいて、評価値を算出する算出手段と、
    前記検出画像のうち、前記算出手段により算出された評価値が予め定められた所定条件を満たす画像を選択する選択手段と、
    を備えたことを特徴とする画像編集装置。
  2. 前記選択手段により選択された画像を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像編集装置。
  3. 前記選択手段は、前記検出手段により検出された画像のうち、前記評価値が予め定めた理想値に最も近い画像を選択し、前記表示手段は、前記評価値が予め定めた理想値に最も近い画像を表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像編集装置。
  4. 前記表示手段は、表示する画像に含まれる前記拡大検出領域の画像を拡大して表示することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像編集装置。
  5. 前記第1のエッジ情報は、前記特定画像領域のエッジの本数であり、前記第2のエッジ情報は、前記拡大検出領域のエッジの本数であり、前記エッジ情報抽出手段は、前記特定画像領域のエッジの本数と前記拡大検出領域のエッジの本数との差を第3のエッジ情報として抽出することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の画像編集装置。
  6. 前記選択手段は、前記検出手段により検出された画像のうち、前記評価値が最も小さい画像を選択し、前記表示手段は、前記評価値が最も小さい画像を表示することを特徴とする請求項5に記載の画像編集装置。
  7. 前記算出手段は、第3のエッジ情報と前記特定画像領域の大きさとに基づいて前記評価値を算出することを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の画像編集装置。
  8. 前記画像格納手段を複数有する場合に、1の画像格納手段を選択する画像格納手段選択手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の画像編集装置。
  9. 前記選択手段により選択された画像について特定画像とその他の画像との境界線を設定する境界線設定手段と、
    前記表示手段は、前記境界線設定手段により設定された境界線を表示画像上に表示することを特徴とする請求項2から請求項8の何れか1項に記載の画像編集装置。
  10. 前記境界線により特定画像を切抜く切抜き手段を備え、
    前記表示手段は前記切抜き手段で切抜かれた特定画像を表示することを特徴とする請求項2から請求項9の何れか1項に記載の画像編集装置。
  11. 前記特定画像とは、特定の人物を撮影した画像であることを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項に記載の画像編集装置。
  12. 指定手段により特定画像を指定する工程と、
    検出手段により複数の画像を格納する画像格納手段から前記指定手段により指定された特定画像を含む画像を検出する工程と、
    エッジ情報抽出手段により前記検出手段により検出された検出画像の、前記特定画像を含む特定画像領域のエッジに関する第1のエッジ情報と、前記検出画像の前記特定画像領域を含み、かつ前記特定画像領域より大きな領域である拡大検出領域のエッジに関する第2のエッジ情報と、を抽出し、前記第1のエッジ情報と、前記第2のエッジ情報と、に基づいて第3のエッジ情報を抽出する工程と、
    算出手段により前記エッジ情報抽出手段で抽出された第3のエッジ情報に基づいて、評価値を算出する工程と、
    選択手段により前記検出画像のうち、前記算出手段により算出された評価値が予め定められた所定条件を満たす画像を選択する工程と、
    を備えたことを特徴とする画像編集方法。
  13. 表示手段により前記選択手段により選択された画像を表示する工程を備えたことを特徴とする請求項12に記載の画像編集方法。
JP2007247283A 2007-09-25 2007-09-25 画像編集装置及び画像編集方法 Pending JP2009080529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007247283A JP2009080529A (ja) 2007-09-25 2007-09-25 画像編集装置及び画像編集方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007247283A JP2009080529A (ja) 2007-09-25 2007-09-25 画像編集装置及び画像編集方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009080529A true JP2009080529A (ja) 2009-04-16

Family

ID=40655258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007247283A Pending JP2009080529A (ja) 2007-09-25 2007-09-25 画像編集装置及び画像編集方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009080529A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120044384A1 (en) * 2010-08-18 2012-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus that continuously takes images to obtain multiple images, control method therefor, and storage medium

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120044384A1 (en) * 2010-08-18 2012-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus that continuously takes images to obtain multiple images, control method therefor, and storage medium
US8625000B2 (en) * 2010-08-18 2014-01-07 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus that continuously takes images to obtain multiple images, control method therefor, and storage medium
US9060158B2 (en) 2010-08-18 2015-06-16 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus that continuously takes images to obtain multiple images, control method therefor, and storage medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5210318B2 (ja) 画像処理装置、方法、および記憶媒体
TWI526982B (zh) 區域分割方法、電腦程式產品及檢查裝置
EP2506218B1 (en) Method, terminal, and computer-readable recording medium for trimming a piece of image content
EP2270714A2 (en) Image processing device and image processing method
JP2005339547A (ja) 画像の文字抽出装置、画像の文字抽出方法及びこの画像の文字抽出方法を実現するためのコンピュータ可読コードを記録した媒体
CN112288727A (zh) 磁环表面缺陷检测方法、装置、电子设备及存储介质
JP5906788B2 (ja) 文字切り出し方法、およびこの方法を用いた文字認識装置およびプログラム
JP2004228995A (ja) 画像トリミング装置、画像のトリミング方法、及びプログラム
JP2009080529A (ja) 画像編集装置及び画像編集方法
JP4817882B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP2010074368A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP5158974B2 (ja) 注目領域抽出方法、プログラム、及び、画像評価装置
JP5549286B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
CN106156772B (zh) 用于确定词间距的方法和设备以及用于分词的方法和系统
JP6467817B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP7418158B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6613625B2 (ja) 画像処理プログラム、画像処理装置、及び画像処理方法
JP5233739B2 (ja) 画像処理装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP5009864B2 (ja) 候補画像表示方法および装置ならびにプログラム
US20240095985A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP2005085233A (ja) 3次元cad解析システム、解析方法、解析プログラム及び解析プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
KR102548246B1 (ko) 이미지 엔트로피를 이용한 객체 검출용 데이터셋 구성 방법 및 이를 수행하는 데이터 처리장치
US20230206660A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP5277750B2 (ja) 画像処理プログラム、画像処理装置及び画像処理システム
JP2009070103A (ja) 画像処理装置および画像処理方法