JP2009079926A - 試験紙搬送機構および化学分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】試験紙の長手方向および幅方向の位置決めを正確に行なうことが可能な試験紙搬送機構および該搬送機構を備えた化学分析装置を提供する。
【解決手段】試験紙搬送機構は、矢印DR1方向に延在するように設けられ、円形の断面形状を有し、外周面310と該外周面310上に螺旋状に形成された試験紙2を受け入れることが可能な凹部320とを含む2本のスライドねじ300と、スライドねじ300を回転させるスライドねじ駆動部400と、スライドねじ300の回転により矢印DR1方向に搬送される試験紙2に当接することで、該試験紙2の長手方向(矢印DR2方向)の位置を規定するガイド部220とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、試験紙搬送機構および化学分析装置に関し、特に、短冊状の試験紙の位置決めを正確に行なうことが可能な試験紙搬送機構および該搬送機構を備えた化学分析装置に関する。
たとえば尿などの液体試料の検査を行なう方法として、複数の試薬パッドが長手方向に配列された短冊状の試験紙を液体試料に浸漬させ、上記試薬パッドの呈色の度合いを光学的に検知することにより、複数の項目の検査を行なうことが従来から行なわれている。
上記のような検査を行なう際は、試験紙の試薬パッドに液体試料を吸収させ、当該試験紙をテーブル上に載置し、さらに、載置された試験紙を光学測定部に向けて搬送する必要がある。
たとえば、特許第3106351号公報(特許文献1)には、テーブル上に載置された試験紙を光学測定部に向けて搬送する搬送機構としてローラとベルトとからなるベルト駆動機構を用いることが記載されている。
特許第3106351号公報
光学測定部において試薬パッドの呈色の度合いを測定する際、試験紙の位置決めの精度が低いと、試薬パッドが所定の位置に配置されなくなるため、正確な検査が行なえなくなる場合がある。したがって、搬送機構上で試験紙の位置決めを正確に行なうことが望ましい。
しかしながら、特許文献1に記載のベルト駆動機構では、搬送される試験紙の位置決め(特に試験紙の長手方向の位置決め)が必ずしも十分な精度で行なわれない。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、試験紙の長手方向および幅方向の位置決めを正確に行なうことが可能な試験紙搬送機構および該搬送機構を備えた化学分析装置を提供することにある。
本発明に係る試験紙搬送機構は、短冊状の試験紙を該試験紙の幅方向に搬送することが可能な試験紙搬送機構であって、試験紙の幅方向に延在するように設けられ、円形の断面形状を有し、外周面と該外周面上に螺旋状に形成された試験紙を受け入れることが可能な溝部とを含む複数の棒状部材と、棒状部材を回転させる回転駆動機構と、棒状部材の回転により幅方向に搬送される試験紙に当接することで、該試験紙の長手方向の位置を規定するガイド部とを備える。
上記構成によれば、棒状部材の外周面上に形成された溝部内に試験紙を受け入れながら該試験紙を搬送することにより、搬送される試験紙の幅方向の位置決めを正確に行なうことができる。また、螺旋状の溝部内に受け入れられた試験紙は、幅方向に搬送されながら長手方向にも移動してガイド部に当接する。当該ガイド部により試験紙の長手方向の位置が規定されるので、搬送される試験紙の長手方向の位置決めを正確に行なうことができる。このように、本発明に係る試験紙搬送機構によれば、搬送される試験紙の長手方向および幅方向の位置決めを正確に行なうことができる。
上記試験紙搬送機構において、好ましくは、溝部の幅は、試験紙の搬送方向の上流側から下流側に向かうにつれて狭くなるように形成される。
上記構成によれば、試験紙が搬送機構に供給される際に、該試験紙を溝部内に受け入れやすくすることができる一方で、試験紙が搬送されるにつれて、試験紙の幅方向(搬送方向)の位置決めを正確に行なうことができる。
上記試験紙搬送機構は、好ましくは、複数の棒状部材の回転の位相を合わせる位相調整部をさらに備える。
上記構成によれば、複数の棒状部材の回転の位相を確実に合わせて、上述した試験紙の正確な位置決めを確実に行なうことができる。
上記試験紙搬送機構において、好ましくは、棒状部材は、回転駆動機構に対して着脱可能に取り付けられる。
上記構成によれば、搬送時の試験紙を保持する棒状部材を取り外して容易に洗浄することができるので、試験紙搬送機構を清潔に保つとともに、試験紙を用いたより正確な検査を行なうことができる。
本発明に係る化学分析装置は、短冊状の試験紙の長手方向に配列された複数の試薬パッドの呈色の度合いに基づいて化学分析を行なう化学分析装置であって、上述した試験紙搬送機構を備える。
上記構成によれば、試験紙の位置決めが正確に行なわれるため、試験紙を用いた検査をより正確に行なうことが可能な化学分析装置を提供することができる。
本発明によれば、試験紙搬送機構により搬送される試験紙の長手方向および幅方向の位置決めを正確に行なうことができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の構成を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
図1は、本発明の1つの実施の形態に係る化学分析装置の構成を示す分解斜視図である。図1を参照して、本実施の形態に係る化学分析装置は、尿を検体として所定の項目について検査を行なうための尿化学分析装置である。尿化学分析装置1は、本体100と、本体100に着脱可能に取り付けられるテーブル200と、テーブル200に対して回転可能に取り付けられたスライドねじ300と、スライドねじ300を回転駆動するスライドねじ駆動部400と、テーブル200に対してスライド移動可能に取り付けられたプッシュバー500と、テーブル200に隣接するように本体100に挿入される廃棄トレイ600とを含んで構成される。
本体100は、タッチスクリーン110と、プリンタ120と、測定部130とを含んで構成される。「操作・表示部」としてのタッチスクリーン110上には、操作ボタン等が表示される。尿化学分析装置1の使用者は、タッチスクリーン110を押圧することによって、分析を開始したり、終了したりするなどの操作を行なう。「出力部」としてのプリンタ120は、各々の検体尿についての各検査項目の検査結果を出力する。測定部130は、光源(たとえば白色LEDや陰極蛍光ランプなど)および検出器(たとえばフォトダイオード)を含む反射光学系の測定装置である。尿化学分析装置1によって尿検査を行なう際は、まず、測定者が検体尿を後述する尿検査用の試験紙に吸収させ、テーブル200上に載置する。テーブル200上に載置された試験紙は、プッシュバー500によってスライド移動させられた後、スライドねじ300の回転によって測定部130の直下に移動させられる。そして、測定部130によって、試験紙上に設けられた各試薬パッドの呈色度合いが測定され、これにより、検体尿中の種々の化学成分の測定が行なわれる。その後、試験紙は、テーブル200上をさらに移動して、テーブル200上から廃棄トレイ600内に投下される。このように、検体尿に浸した試験紙をテーブル200の所定の位置に載置するだけで、検体尿の化学成分の測定を自動的かつ連続的に行なうことができる。
なお、スライドねじ300は、その回転により試験紙を測定部130の直下に搬送するまでに所定の時間(たとえば30秒〜120秒程度)を要するように設定されている。これにより、検体尿と試薬との反応時間が確保される。
尿化学分析装置1による検査項目としては、たとえば、ウロビリノーゲン濃度、亜硝酸塩濃度、ビリルビン濃度、ケトン体濃度、蛋白質濃度、ブドウ糖濃度、pH、潜血、白血球濃度などが挙げられる。
図2は、尿化学分析装置1におけるテーブル200の周辺の構造を示す上面図である。また、図3は、図2に示される構造を矢印Aの方向からみた状態を示す図であり、図4,図5は、図2に示される構造を矢印Bの方向からみた状態を示す図である。なお、図4は、主としてテーブル200およびプッシュバー500の構造を説明する図であり、図5は、主としてテーブル200およびスライドねじ300の構造を説明する図である。
図2〜図5を参照して、テーブル200上には、複数の試薬パッド2Aが長手方向(矢印DR2方向)に配列された短冊状の試験紙2が載置される。テーブル200上に載置された試験紙2は、レール210上をスライド移動する。テーブル200は、プッシュバー500の移動方向(矢印DR1方向)に延びる複数本のレール210を有する。レール210は、テーブル200の上面から上方に突出するように形成されている。また、テーブル200は、レール210と同様に、テーブル200の上面から上方に突出するように形成されたガイド部220を有する。ガイド部220の突出高さは、レール210の突出高さよりも高い。
2本のスライドねじ300は、試験紙2の搬送方向(矢印DR1方向)に延びるように互いに平行に設けられる。スライドねじ300は、略円形の断面形状を有し、外周面310と、外周面310上に形成された凹部320および凸部330とを含んで構成される。凹部320および凸部330は、外周面310上において螺旋状に延びるように形成される。
検体尿を吸収させた試験紙2は、テーブル200におけるプッシュバー500に隣接する位置(載置部)に載置される。載置部に試験紙2が載置されたことが検知されると、プッシュバー500が矢印DR1方向に動き、試験紙2は矢印DR1方向にスライド移動し、スライドねじ300上に達し、凹部320内に受け入れられる。なおプッシュバー500は、テーブル200の上面から突出するレール210を避けるための凹部510を有している。また、プッシュバー500は、所定の時間毎(たとえば6秒毎)に動作するように設定されている。したがって、スライドねじ300上には、所定の間隔で試験紙2が供給される。スライドねじ300は、当該所定の間隔で供給される試験紙2を互いに隣接する凹部320内に受け入れ可能となるような速度で回転する。
スライドねじ300は、その回転により、試験紙2を測定部130の直下に向けて移動させる。このようにして、測定部130の直下には、スライドねじ300上に達してから所定の時間が経過した試験紙が順次搬送されてくる。測定部130は、各試薬パッドの呈色の度合いを測定する。これにより、複数の検体尿の検査を、所定の時間毎(たとえば6秒毎)に連続的に行なうことができる。測定部130による測定結果は、プリンタ120から出力することが可能である。測定部130を通過した検査後の試験紙は、スライドねじ300の回転によってテーブル200上から廃棄トレイ600に投下される。
尿化学分析装置1を用いて検査を行なう際、測定部130の直下において試験紙2の位置決めが正確に行なわれていないと、各試薬パッド2Aの位置を正確に検知することができなくなり、正確な検査が行なえなくなる場合がある。したがって、測定部130に向けて搬送される試験紙2の位置決めを可能な限り正確に行なうことが望ましい。また、尿化学分析装置1では、互いに異なる長さの試験紙2を用いた検査を連続的に行なうことが求められる場合がある。本実施の形態に係る尿化学分析装置1では、試験紙2の長さの変動に対応しながら該試験紙2の幅方向および長手方向の位置決めを正確に行なうことが可能な試験紙搬送機構が設けられている。以下では、その詳細について説明する。
図2,図3に示すように、スライドねじ300の外周面310上に形成される凹部320の幅は、試験紙2の搬送方向(矢印DR1方向)の上流側から下流側に向かうにつれて狭くなるように形成されている。すなわち、凹部320の幅は、搬送方向の上流側(図2,図3における右側)において相対的に広く、搬送方向の下流側(図2,図3における左側)において相対的に狭く形成されている。搬送方向の上流側に位置する凹部320の幅を広く形成することで、プッシュバー500に押されてスライドねじ300上に達した試験紙2が凹部320内に受け入れられやすくなる。他方、搬送方向の下流側に位置する凹部320の幅を狭く形成することで、測定部130に近づいた試験紙2の矢印DR1方向の位置決めをより高精度に行なうことが可能になる。
また、図2に示すように、試験紙2は、スライドねじ300の回転によって矢印DR1方向に搬送されるにつれて、凸部330に押されて図2中の上側(使用者からみて尿化学分析装置1の奥側)に移動し、測定部130の直下に達するまでに、ガイド部220に当接する。試験紙2が一旦ガイド部220に当接すると、試験紙2はガイド部220に当接したまま測定部130の直下に向かって矢印DR1方向に移動する。したがって、測定部130に近づいた試験紙2の矢印DR2方向の位置決めが高精度に行なわれる。
このように、本実施の形態に係る尿化学分析装置1では、測定部130に向けて搬送される試験紙2の二軸方向(矢印DR1方向および矢印DR2方向)の位置決めを正確に行なうことができる。
次に、図6〜図8を用いて、スライドねじ300を駆動するスライドねじ駆動部400について説明する。図6〜図8に示すように、スライドねじ駆動部400は、モータ410と、ギヤ420,430と、筐体440とを含んで構成される。モータ410の駆動力は、ギヤ420を介して、同形状の2つのギヤ430に伝達される。2つのギヤ430に伝達されたモータ410の駆動力は、それぞれ、2本のスライドねじ300に伝達される。これにより、モータ410の駆動力が2本のスライドねじ300に回転力として伝達され、2本のスライドねじ300は、同じ速度で回転する。なお、ギヤ420,430は、筐体440内に収納されている。
図7に示すように、スライドねじ300は、スライドねじ駆動部400に差し込まれる差し込み部340を含み、差し込み部340は、突起部340Aを有する。また、図8に示すように、スライドねじ駆動部400は、ギヤ430から突出する突起部430Aを有する。そして、突起部340A,430Aが互いに嵌合するように、スライドねじ300の差し込み部340が、矢印DR400方向(図6参照)から、スライドねじ駆動部400の筐体440に差し込まれる。このようにすることで、2本のスライドねじ300は、回転の位相が互いに一致するように、スライドねじ駆動部400に対して着脱可能に取り付けられる。
以上説明したように、本実施の形態に係る尿化学分析装置1によれば、スライドねじ300の凹部320によって試験紙2を保持しながら該試験紙2を搬送することにより、搬送される試験紙2の幅方向(矢印DR1方向)の位置決めを正確に行なうことができる。また、螺旋状の凹部320内に受け入れられた試験紙2は、矢印DR1方向に搬送されながら長手方向(矢印DR2方向)にも移動してガイド部220に当接する。当該ガイド部220により試験紙2の矢印DR2方向の位置が規定されるので、搬送される試験紙2の矢印DR2方向の位置決めを正確に行なうことができる。このように、本実施の形態に係る試験紙搬送機構によれば、試験紙2の搬送方向(矢印DR1方向)および搬送方向に直交する方向(矢印DR2方向)の位置決めを正確に行なうことができる。
また、本実施の形態に係る尿化学分析装置1では、凹部320の幅を、試験紙2の搬送方向(矢印DR1方向)の上流側から下流側に向かうにつれて狭くなるように形成することにより、試験紙2が搬送機構に供給される際に、該試験紙2を凹部320内に受け入れやすくすることができる一方で、試験紙2が搬送されるにつれて、試験紙2の搬送方向の位置決めを正確に行なうことができる。
また、本実施の形態に係る化学分析装置1では、複数のスライドねじ300の回転の位相を合わせる「位相調整部」としての突起部340A,430Aを設けることにより、複数のスライドねじ300の回転の位相を確実に合わせて、上述した試験紙2の正確な位置決めを確実に行なうことができる。
また、本実施の形態に係る尿化学分析装置1では、複数のスライドねじ300をスライドねじ駆動部400に対して着脱可能に取り付けることにより、搬送時の試験紙2を保持するスライドねじ300を本体100から取り外して容易に洗浄することができるので、試験紙搬送機構を清潔に保つとともに、より正確な検査を行なうことができる。
また、本実施の形態に係る尿化学分析装置1では、試験紙2がレール210上をスライド移動するため、試験紙2のスライド抵抗が減少する。また、試験紙2に付着した余分な検体尿がレール210間に流下するため、当該余分な検体尿が他の試験紙2に触れることがない。したがって、各項目の正確な検査を行なうことが可能である。
上述した内容について要約すると、以下のようになる。すなわち、本実施の形態に係る尿化学分析装置1は、短冊状の試験紙2を該試験紙2の幅方向(矢印DR1方向)に搬送することが可能な試験紙搬送機構を含む。試験紙搬送機構は、矢印DR1方向に延在するように設けられ、円形の断面形状を有し、外周面310と該外周面310上に螺旋状に形成された試験紙2を受け入れることが可能な「溝部」としての凹部320とを含む2本の「棒状部材」としてのスライドねじ300と、スライドねじ300を回転させる「回転駆動機構」としてのスライドねじ駆動部400と、スライドねじ300の回転により矢印DR1方向に搬送される試験紙2に当接することで、該試験紙2の長手方向(矢印DR2方向)の位置を規定するガイド部220とを備える。
なお、上記の例では、2本のスライドねじ300を用いて試験紙2を搬送する例について説明したが、スライドねじ300は、3本以上設けられてもよい。
また、上記の例では、プッシュバー500が尿化学分析装置1の前方からみて右側から左側に向かう方向(矢印DR1方向)に試験紙2を押す例について説明したが、尿化学分析装置1は、プッシュバー500が上記の例とは逆の方向(すなわち、尿化学分析装置1の前方からみて左側から右側に向かう方向)に試験紙2を押すように構成されてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の1つの実施の形態に係る化学分析装置の構成を示す分解斜視図である。 図1に示される化学分析装置におけるテーブルの周辺の構造を示す上面図である。 図2に示される構造を矢印Aの方向からみた状態を示す図である。 図2に示される構造を矢印Bの方向からみた状態を示す図(その1)である。 図2に示される構造を矢印Bの方向からみた状態を示す図(その2)である。 図1に示される化学分析装置における試験紙搬送機構の構成を模式的に示す図である。 図3に示される試験紙搬送機構に含まれるスライドねじの端部の構造を示す図である。 図3に示される試験紙搬送機構に含まれるスライドねじ駆動部におけるスライドねじが差し込まれる部分の構造を示す図である。
符号の説明
1 尿化学分析装置、2 試験紙、2A 試薬パッド、100 本体、110 タッチスクリーン、120 プリンタ、130 測定部、200 テーブル、210 レール、220 ガイド部、300 スライドねじ、310 外周面、320 凹部、330 凸部、340 差し込み部、340A 突起部、400 スライドねじ駆動部、410 モータ、420,430 ギヤ、430A 突起部、440 筐体、500 プッシュバー、510 凹部、600 廃棄トレイ。

Claims (5)

  1. 短冊状の試験紙を該試験紙の幅方向に搬送することが可能な試験紙搬送機構であって、
    前記試験紙の幅方向に延在するように設けられ、円形の断面形状を有し、外周面と該外周面上に螺旋状に形成された前記試験紙を受け入れることが可能な溝部とを含む複数の棒状部材と、
    前記棒状部材を回転させる回転駆動機構と、
    前記棒状部材の回転により前記幅方向に搬送される前記試験紙に当接することで、該試験紙の長手方向の位置を規定するガイド部とを備えた、試験紙搬送機構。
  2. 前記溝部の幅は、前記試験紙の搬送方向の上流側から下流側に向かうにつれて狭くなるように形成される、請求項1に記載の試験紙搬送機構。
  3. 複数の前記棒状部材の回転の位相を合わせる位相調整部をさらに備えた、請求項1または請求項2に記載の試験紙搬送機構。
  4. 前記棒状部材は、前記回転駆動機構に対して着脱可能に取り付けられる、請求項1から請求項3のいずれかに記載の試験紙搬送機構。
  5. 短冊状の前記試験紙の長手方向に配列された複数の試薬パッドの呈色の度合いに基づいて化学分析を行なう化学分析装置であって、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の試験紙搬送機構を備えた、化学分析装置。
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