JP2009079478A - エンジンの制御装置 - Google Patents
エンジンの制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009079478A JP2009079478A JP2007247064A JP2007247064A JP2009079478A JP 2009079478 A JP2009079478 A JP 2009079478A JP 2007247064 A JP2007247064 A JP 2007247064A JP 2007247064 A JP2007247064 A JP 2007247064A JP 2009079478 A JP2009079478 A JP 2009079478A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- control means
- atmospheric pressure
- throttle
- intake air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
【解決手段】このため、イグニッション信号のオフ時に燃料の供給を停止する停止制御手段を備えたエンジンの制御装置において、スロットル開度制御手段と、エンジン回転数検出手段とを備え、吸入空気温度検出手段と、大気圧検出手段とを備え、停止制御手段を実施された後、吸入空気温度検出手段により検出された吸入空気温度が設定値以上で、かつ大気圧検出手段により検出された大気圧が設定値以上で、かつエンジン回転数検出手段により検出されたエンジン回転数が設定回転数未満の場合のみ、スロットル開度制御手段により調整されるスロットル開度を停止制御手段開始時よりも増加させるエンジン回転停止制御手段を備えている。
【選択図】図1
Description
この電子スロットル制御においては、イグニション信号のオフからエンジンの停止までスロットル開度が任意に固定され、これにより、吸気系の未燃ガスが掃気され、次回のエンジンの始動を安定させている。
これにより、吸気系の未燃ガスが掃気され、次回のエンジン始動を安定したものにしている。
このような不具合を改善するための対策制御として、本特許出願人は、エンジン回転数を起動条件としたスロットル開度制御を用いたクランクTOP止まり防止制御を発案した(上記の特許文献1参照。)。
しかし、特許文献1に開示される制御の起動条件に使用しているエンジン回転数は、図5に示す如く、180度(「180°CA」とも記載する。)毎に算出されるものであり、このエンジン回転数では、算出されるまでの時間に幅があり、制御実行タイミングのズレが大きく、狙いたいタイミングで制御を行うことができないという不都合がある。
つまり、図5に示す如く、スロットル開度の制御狙い(実線部分)に対して、前側にずれる制御ズレ1(破線部分)や後側にずれる制御ズレ2(1点鎖線部分)があり、180度毎の算出(「ne180」と表記する。)によって、大なる制御ズレ幅となってしまう。
更に、低温状態では、エンジンオイル等の粘性が変化したことによるエンジン状態の変化によって、制御要求に違いが発生するという不都合がある。
従って、吸入バルブと排気バルブとが両方開放したバルブオーバラップ状態のまま、エンジンが停止するのを防ぐことができる。これにより、排気系に残る未燃ガスが吸気系に逆流することはない。よって、次の始動時における始動性を向上させることが可能である。
また、吸入空気温度と大気圧の状態が予め設定された範囲内にあるかどうかを、エンジン回転停止制御の実行条件としているので、制御装置の演算負荷を軽減することが可能である。
図2において、1はエンジン2の制御装置である。
前記エンジン2の吸気系に吸気通路3を連絡して設け、一方、エンジン2の排気系には排気通路4を連絡して設ける。
このとき、前記エアフローメータ6に、吸入空気温度を検出する吸入空気温度検出手段である吸気温センサ(「THA」ともいう。)9を設ける。
また、前記スロットルボディ8には、前記スロットルバルブ7の動作量たる開度量、つまりスロットル開度を検知するスロットル開度センサ(「TA」ともいう。)10を設ける。
更に、前記スロットルボディ8よりも下流側の吸気通路3には、インジェクタ11を設ける。
また、前記制御手段18の出力部18−2側には、インジェクタ11と、点火コイル12とを夫々接続して設ける。
そして、前記制御手段18は、エンジン制御手段19からの指令により、前記エンジン2に吸入される空気量を調整可能なスロットルバルブ7の開度量を調整するスロットル開度制御手段21と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段として機能する前記クランク信号検出センサ14とを備え、吸入空気温度を検出する吸入空気温度検出手段である吸気温センサ9と、大気圧を検出する大気圧検出手段22とを備え、前記停止制御手段20を実施された後、前記吸入空気温度検出手段である吸気温センサ9により検出された吸入空気温度THAが設定値E以上で、かつ前記大気圧検出手段22により検出された大気圧PAが設定値F以上で、かつ前記エンジン回転数検出手段であるクランク信号検出センサ14により検出されたエンジン回転数NE30(「ne30」とも記載する。)が設定回転数B未満の場合のみ、前記スロットル開度制御手段21により調整されるスロットル開度を前記停止制御手段開始時よりも増加させるエンジン回転停止制御手段23を備えている。
また、前記スロットル開度制御手段21は、イグニッション信号がオンからオフに切り換えられた際に、前記エンジン回転停止制御手段23によって、スロットルバルブ7のスロットル開度を初期設定開度Aにする(図3参照。)。
この初期設定開度Aは、スロットル開度条件degである。
前記設定回転数Bは、前記クランク信号検出センサ14により30度毎に細かく検出されるエンジン回転数NE30と比較判断するための、イグニッション信号がオンからオフに切り換えられた後の時間条件である。
これにより、30度毎に細かく検出されるエンジン回転数NE30を起動条件に使用することによって、起動条件を細かく設定することが可能となり、制御開始タイミングのズレを小さく抑えることができる。
前記設定値Eは吸入空気温度の設定値であり、設定値Fは大気圧の設定値である。
前記Cは、スロットル開度条件degであり、以下の範囲となるように設定する。
全閉≦C≦全開
前記Dは、スロットル開度保持時間msecであり、エンジン水温毎に設定する。
更に、前記停止制御手段開始時の初期設定開度AからCまで増加させると、図3に示す如く、スロットル開度の増加によって吸気量が増加する。
つまり、エンジン2を停止させる動作によって、圧縮空気が増加し、ブレーキ状態となる。
この判断(102)において、判断(102)がNOの場合には、制御用プログラムのスタート(101)に戻る。
また、判断(102)がYESの場合には、前記エンジン回転停止制御手段23によって、スロットルバルブ7のスロットル開度を初期設定開度Aにする処理(103)に移行する。
このスロットルバルブ7のスロットル開度を初期設定開度Aにする処理(103)の後には、前記エンジン回転数検出手段であるクランク信号検出センサ14により検出されたエンジン回転数NE30が設定回転数B未満であるか否かの判断(104)に移行する。
また、判断(104)がYESの場合には、前記吸入空気温度検出手段である吸気温センサ9により検出された吸入空気温度THAが設定値E以上、かつ、前記大気圧検出手段22により検出された大気圧PAが設定値F以上であるか否かの判断(105)に移行する。
また、判断(105)がYESの場合には、前記エンジン回転停止制御手段23によって、スロットルバルブ7のスロットル開度を初期設定開度AからCまで変化させ、このスロットル開度をCとした状態をD時間だけ保持する処理(106)に移行する。
従って、吸入バルブと排気バルブとが両方開放したバルブオーバラップ状態のまま、エンジン2が停止するのを防ぐことができる。つまり、図3と図5との比較から明らかなように、制御ズレ幅を減少させることができる。これにより、排気系に残る未燃ガスが吸気系に逆流することはない。よって、次の始動時における始動性を向上させることが可能である。
また、吸入空気温度と大気圧の状態が予め設定された範囲内にあるかどうかを、エンジン回転停止制御の実行条件としているので、制御装置1の演算負荷を軽減することが可能である。
この第2実施例において、上述第1実施例のものと同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明する。
また、設定回転数Bは、前記クランク信号検出センサ14により30度毎に細かく検出されるエンジン回転数NE30と比較判断するためのエンジン回転条件rpmである。
更に、Cは、スロットル開度条件degであり、以下の範囲となるように設定する。
全閉≦C≦全開
更にまた、Dは、スロットル開度保持時間msecである。
そして、前記設定回転数BやC、Dは、吸気温度と大気圧のマップにより設定する。
このとき、マップ化して大気圧条件を導入することにより、気圧の変化によって変動する、イグニッション信号がオンからオフへの切換時からエンジン停止までりクランク回転数に対しての制御要求のズレに対応できる制御を可能としている。
また、マップ化して吸気温度条件を導入することにより、エンジン低温状態を始動時の吸気温度で模擬することができ、エンジン低温状態の制御要求のズレに対応できる制御を可能としている。
この判断(202)において、判断(202)がNOの場合には、制御用プログラムのスタート(201)に戻る。
また、判断(202)がYESの場合には、前記エンジン回転停止制御手段23によって、スロットルバルブ7のスロットル開度を初期設定開度Aにする処理(203)に移行する。
このスロットルバルブ7のスロットル開度を初期設定開度Aにする処理(203)の後には、前記エンジン回転数検出手段であるクランク信号検出センサ14により検出されたエンジン回転数NE30が設定回転数B未満であるか否かの判断(204)に移行する。
また、判断(204)がYESの場合には、前記エンジン回転停止制御手段23によって、スロットルバルブ7のスロットル開度を初期設定開度AからCまで変化させ、このスロットル開度をCとした状態をD時間だけ保持する処理(205)に移行する。
また、マップ化して吸気温度条件を導入することにより、エンジン低温状態を始動時の吸気温度で模擬することができ、エンジン低温状態の制御要求のズレに対応できる制御を可能としている。
従って、吸入バルブと排気バルブとが両方開放したバルブオーバラップ状態のまま、エンジンが停止するのを防ぐことができる。つまり、制御ズレ幅を減少させることができる(図3参照)。これにより、排気系に残る未燃ガスが吸気系に逆流することはない。よって、次の始動時における始動性を向上させることが可能である。
また、吸入空気温度と大気圧の状態が予め設定された範囲内にあるかどうかを、エンジン回転停止制御の実行条件としているので、制御装置の演算負荷を軽減することが可能である。
2 エンジン
3 吸気通路
4 排気通路
5 エアクリーナ
6 エアフローメータ(「AFM」ともいう。)
7 スロットルバルブ(「電子制御スロットル」ともいう。)
8 スロットルボディ
9 吸気温センサ(「THA」ともいう。)
10 スロットル開度センサ(「TA」ともいう。)
11 インジェクタ
13 エンジン水温センサ(「THW」ともいう。)
14 クランク信号検出センサ(「CRK」ともいう。)
15 カム信号検出センサ(「CAM」ともいう。)
16 触媒
18 制御手段(「ECU」ともいう。)
19 エンジン制御手段
20 停止制御手段
21 スロットル開度制御手段
22 大気圧検出手段
23 エンジン回転停止制御手段
Claims (1)
- イグニッション信号がオンからオフに切り換えられると、燃料の供給を停止する停止制御手段を備えたエンジンの制御装置において、エンジン制御手段からの指令により、前記エンジンに吸入される空気量を調整可能なスロットルバルブの開度量を調整するスロットル開度制御手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段とを備え、吸入空気温度を検出する吸入空気温度検出手段と、大気圧を検出する大気圧検出手段とを備え、前記停止制御手段を実施された後、前記吸入空気温度検出手段により検出された吸入空気温度が設定値以上で、かつ前記大気圧検出手段により検出された大気圧が設定値以上で、かつ前記エンジン回転数検出手段により検出されたエンジン回転数が設定回転数未満の場合のみ、前記スロットル開度制御手段により調整されるスロットル開度を前記停止制御手段開始時よりも増加させるエンジン回転停止制御手段を備えていることを特徴とするエンジンの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007247064A JP4753050B2 (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | エンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007247064A JP4753050B2 (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | エンジンの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009079478A true JP2009079478A (ja) | 2009-04-16 |
JP4753050B2 JP4753050B2 (ja) | 2011-08-17 |
Family
ID=40654432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007247064A Expired - Fee Related JP4753050B2 (ja) | 2007-09-25 | 2007-09-25 | エンジンの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4753050B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016142185A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | 富士重工業株式会社 | エンジン予測装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004052613A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Hitachi Ltd | エンジンの制御装置 |
JP2005351215A (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
JP2006083788A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Toyota Motor Corp | エンジン停止制御装置及びそれを搭載した車両 |
-
2007
- 2007-09-25 JP JP2007247064A patent/JP4753050B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004052613A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Hitachi Ltd | エンジンの制御装置 |
JP2005351215A (ja) * | 2004-06-11 | 2005-12-22 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
JP2006083788A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Toyota Motor Corp | エンジン停止制御装置及びそれを搭載した車両 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016142185A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | 富士重工業株式会社 | エンジン予測装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4753050B2 (ja) | 2011-08-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4277897B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2006138300A (ja) | 内燃機関のトルク制御装置 | |
JP4605512B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2007092531A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2003214204A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2007327365A (ja) | 内燃機関の制御システム | |
JP2007162560A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2008014281A (ja) | 過給機付き内燃機関の制御装置 | |
JP2010127134A (ja) | エンジンの筒内egr率推定装置及び筒内egr率推定方法並びに点火時期制御装置及び点火時期制御方法 | |
JP4753050B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP2008138579A (ja) | 内燃機関の可変バルブタイミング制御装置 | |
JP2009002164A (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP5087566B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2007327364A (ja) | 内燃機関の停止位置制御システム | |
JP2016000980A (ja) | 過給機付きエンジンのスロットル制御装置 | |
JP5178634B2 (ja) | 内燃機関の空燃比制御方法 | |
JP2008138554A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2010190209A (ja) | 内燃機関を始動させるための方法 | |
JP4779738B2 (ja) | ターボ過給機を備えた内燃機関の制御装置及び制御方法 | |
JP2009281264A (ja) | 車両の騒音低減制御装置 | |
JP2005171765A (ja) | 内燃機関の制御装置及び制御方法 | |
JP4357388B2 (ja) | 内燃機関の制御方法 | |
JP2011226311A (ja) | 内燃機関の吸入空気量補正方法 | |
JP3900002B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP2004197578A (ja) | 内燃機関の可変バルブタイミング制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100521 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110427 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110428 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110510 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4753050 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |