JP2009077551A - 温度差発電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】発電機の運転により発生した未利用の熱エネルギーを電気エネルギーに直接変換して再利用を可能にすることにある。
【解決手段】発電機1に据付られ該発電機の運転により発生する熱を外部に放出する発電機風洞3と、高温側伝熱系統5aと低温側伝熱系統5bとを有し、これら高温側伝熱系統5aと低温側伝熱系統5bとの温度差により熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換装置5とを備え、熱電変換装置5の高温側伝熱系統5aを発電機風洞3側に接触又は貫通させて配置し、且つ低温側伝熱系統5bを発電機風洞3より伝熱される温度より低い温度の雰囲気中に配置する。
【選択図】 図1
【解決手段】発電機1に据付られ該発電機の運転により発生する熱を外部に放出する発電機風洞3と、高温側伝熱系統5aと低温側伝熱系統5bとを有し、これら高温側伝熱系統5aと低温側伝熱系統5bとの温度差により熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換装置5とを備え、熱電変換装置5の高温側伝熱系統5aを発電機風洞3側に接触又は貫通させて配置し、且つ低温側伝熱系統5bを発電機風洞3より伝熱される温度より低い温度の雰囲気中に配置する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、発電機排熱を利用した温度差発電システムに関する。
近年、人類のエネルギー消費量は、産業や科学技術の発達に伴い、歴史的に例を見ない程加速されてきている。この結果、CO2などの排気ガスによる地球温暖化の問題が浮上している。
現在、工場など各種産業に存在する未利用の熱エネルギーを可能な限り電気エネルギーとして回収する発電システムの出現が渇望されている。
ところで、各種発電プラント、化学プラント、鉄鋼プラントやボイラ設備及び各種生産設備を有する産業においても、CO2発生の抑制に貢献するために、環境対策として種々の対策や対応が実施され、省エネルギー対策が推進されている。
発電プラントを見た場合、発電機の運転で発生した熱は、発電機風洞を通して建屋外などに排気されているのが現状である。
そこで、省エネルギーの観点から、上述したように利用されずに廃棄される熱エネルギーを再利用することが考えられるが、その一例として熱エネルギーを有する各設備において、熱エネルギーを運動エネルギーに変換し、これを電気エネルギーとして再利用するカリ−ナサイクル発電システムが提案されている(例えば、非特許文献1)。
低温排熱回収発電設備(CADDETプロジェクト番号:JP-2002-034)
低温排熱回収発電設備(CADDETプロジェクト番号:JP-2002-034)
しかし、上述したカリ−ナサイクル発電は、熱エネルギーを運動エネルギーに変換した後、電気エネルギーとして利用するものであり、熱エネルギーから直接電気エネルギーとして回収し、再利用するものではなかった。このため、熱エネルギーを電気エネルギーとして効率よく有効に変換できるシステムの開発が要望されていた。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、発電機の運転により発生した未利用の熱エネルギーを電気エネルギーに直接変換して再利用を可能とし、省エネルギー対策を効率よく有効に実現することができる温度差発電システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、次のような手段により温度差発電システムを構成する。
請求項1に対応する発明は、発電機に据付られ該発電機の運転により発生する熱を外部に放出する発電機風洞と、高温側伝熱系統と低温側伝熱系統とを有し、これら高温側伝熱系統と低温側伝熱系統との温度差により熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換装置とを備え、前記熱電変換装置の前記高温側伝熱系統を前記発電機風洞側に接触又は貫通させて配置し、且つ前記低温側伝熱系統を前記発電機風洞より伝熱される温度より低い温度の雰囲気中に配置する。
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する発明の温度差発電システムにおいて、前記低温側伝熱系統を大気取入口が開放されたダクトに接触又は貫通させて配置し、且つ前記ダクトの先端部側を前記発電機風洞にベンチュウリー管構造として接続して前記発電機風洞内の圧力差により流速を得て前記前記低温側系統を冷却する。
請求項3に対応する発明は、請求項2に対応する発明の温度差発電システムにおいて、前記熱電変換装置の高温側伝熱系統に集熱機構を前記発電機風洞内に臨ませて取付け、前記低温側伝熱系統に放熱機構が排気ダクト内に臨ませて取付ける。
本発明によれば、発電機の運転により発生した未利用の熱エネルギーを電気エネルギーに直接変換して再利用を可能とし、省エネルギー対策を効率よく有効に実現することができる。
以下本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明による排熱を利用した温度差発電システムの第1の実施形態を示す構成図である。
図1において、1は建屋2内に設置された発電機で、この発電機1には機内で発生した熱を建屋2外に放出するための発電機風洞3が据付られている。
また、4は建屋2内の空気を屋外に排出する排気ダクトで、この排気ダクト4は発電機風洞3に近接する位置に平行に配設され、発電機風洞3の長手方向の中途にダクト先端部側をベンチュリ−管構造として接続される。
ここで、上記発電機風洞3は、発電機1の機内で発生した熱で温度上昇した空気、例えば60℃〜80℃の空気を建屋外に放出し、また、排気ダクト4は建屋内の空気、例えば室温が25℃〜35℃の空気を排気する。
一方、5は発電機風洞3とこれに隣接する平行な排気ダクト4との間に設けられた熱電変換装置で、この熱電変換装置5は複数の熱電変換素子の集合体と、この集合体に設けられた高温伝熱側系統5a及び低温伝熱側系統5bとから構成され、高温伝熱側系統5aは発電機風洞3側に、低温伝熱側系統5bは排気ダクト4側にそれぞれ接触又は貫通させて配置され、発電機風洞3に流れる空気と排気ダクト4に流れる空気の温度差により熱エネルギーを電気エネルギーに直接変換するものである。
この熱電変換装置5の高温側伝熱系統5aには、例えば集熱フィンなどからなる集熱機構6が発電機風洞3内に臨ませて取付けられ、また低温側伝熱系統5bには、例えば放熱フィンやヒートパイプなどからなる放熱機構7が排気ダクト4内に臨ませて取付けられている。
このような構成の温度差発電システムにおいて、発電機風洞3内には発電機1の運転により発生した高温の空気、例えば60℃〜80℃の空気が発電機自身の回転により流速が高められて流れ、建屋2外に放出される。このとき、発電機風洞3内に臨ませて設けられた集熱機構6により発電機風洞3に流れる高温の空気の熱エネルギーが熱電変換装置5の高温側伝熱系統5aに効果的に伝熱される。
一方、排気ダクト4内には建屋2内の空気、例えば室温が25℃〜35℃の空気が流れるが、ダクト先端部側がベンチュリ−管構造として発電機風洞3に接続されていることで(大気取入れ口は開放)、発電機風洞3との圧力差により流速が高められて発電機風洞3内に流れ合流する。このとき、排気ダクト4内に臨ませて設けられた放熱機構7が排気ダクト4に流れる空気と接触することで放熱作用が促進され、熱電変換装置5の低温側伝熱系統5bが効果的に冷却される。
従って、熱電変換装置5は、高温側伝熱系統5aと低温側伝熱系統5bとの温度差により熱エネルギーを電気エネルギーに変換して出力する。
このように第1の実施形態では、発電機1の運転により発生する熱を外部に放出する発電機風洞3とこれに近接して平行に配設された排気ダクト4との間に、熱電変換素子の集合体とこの集合体に設けられた高温伝熱側系統5a及び低温伝熱側系統5bからなる熱電変換装置5を設け、高温伝熱側系統5aを発電機風洞3側に、低温伝熱側系統5bを排気ダクト4側にそれぞれ接触又は貫通させて配置して、高温伝熱側系統5aと低温伝熱側系統5bの温度差により熱エネルギーを電気エネルギーに直接変換するようにしたので、熱エネルギーを運動エネルギーに変換することなく、熱エネルギーを電気エネルギーとして効率よく有効に再利用することができる。
また、高温伝熱側系統5aには発電機風洞3内に臨ませて集熱機構6を設けているので、発電機風洞3に流れる高温の空気の熱エネルギーを熱電変換素子の集合体に効果的に伝熱することができる。
さらに、発電機風洞3の長手方向の中途にダクト先端部側をベンチュリ−管構造として接続した排気ダクト4内に望ませて低温伝熱側系統5bを配置し、この低温伝熱側系統5bに放熱機構7を設けているので、排気ダクト4内の空気圧は発電機風洞3内の空気圧との差圧により流速を得て低温伝熱側系統5bを無動力で効果的に冷却することができる。
なお、本発明は上記し、且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で種々変形して実施できることは言うまでもない。
1…発電機、2…建屋、3…発電機風洞、4…排気ダクト、5…熱電変換装置、5a…高温伝熱系統、5b…低温伝熱系統、6…集熱機構、7…放熱機構
Claims (3)
- 発電機に据付られ該発電機の運転により発生する熱を外部に放出する発電機風洞と、
高温側伝熱系統と低温側伝熱系統とを有し、これら高温側伝熱系統と低温側伝熱系統との温度差により熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換装置とを備え、
前記熱電変換装置の前記高温側伝熱系統を前記発電機風洞側に接触又は貫通させて配置し、且つ前記低温側伝熱系統を前記発電機風洞より伝熱される温度より低い温度の雰囲気中に配置することを特徴とする温度差発電システム。 - 請求項1記載の温度差発電システムにおいて、
前記低温側伝熱系統を大気取入口が開放されたダクトに接触又は貫通させて配置し、且つ前記ダクトの先端部側を前記発電機風洞にベンチュウリー管構造として接続して前記発電機風洞内の圧力差により流速を得て前記前記低温側系統を冷却することを特徴とする温度差発電システム。 - 請求項2記載の温度差発電システムにおいて、
前記熱電変換装置の高温側伝熱系統に集熱機構を前記発電機風洞内に臨ませて取付け、前記低温側伝熱系統に放熱機構が排気ダクト内に臨ませて取付けたことを特徴とする温度差発電システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102104353A (zh) * | 2009-12-18 | 2011-06-22 | 上海超日太阳能科技股份有限公司 | 一种利用余热的低温半导体发电装置 |
CN103404016A (zh) * | 2011-02-21 | 2013-11-20 | 索尼公司 | 无线电力供给装置和无线电力供给方法 |
WO2014080475A1 (ja) * | 2012-11-21 | 2014-05-30 | Moriya Shigeto | 空冷熱電発電装置および空冷熱電発電装置を用いた太陽熱発電装置 |
CN106286351A (zh) * | 2016-08-15 | 2017-01-04 | 珠海格力电器股份有限公司 | 风扇 |
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2007
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