JP2009077395A - 自然言語カラーコントロール方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】カラー画像処理及び装置制御アプリケーションで用いられる、自然言語表色と正確な数値的カラーエンコーディングとの間で有益なマッピングを開発する。
【解決手段】カラー画像を有する文書を受取ること、第1カラー処理経路を用いて、前記文書の第1出力コピーを生成すること、文書処理装置の前記カラー出力を調整する少なくとも1つの自然言語要求を受取ること、前記装置の前記カラー出力を調整すること、前記文書の第2出力コピーを生成すること、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、カラーコントロールシステムに関し、更に詳細には、画像形成装置のためのユーザフレンドリーなカラーコントロールシステムに関する。
カラーマネジメントは、正しいカラーを得ることを目的とする技術である。今日のシステムのほとんどは、各々の装置に対するカラーマネジメント特性及びシステム内のカラーエンコーディングを有するICC(International Color Consortium)モデルと似たものを用いる。ICCモデルは、さらに、カラー嗜好を実施する抽象特性を含めることも可能であるが、実際の装置をモデル化するものではない。撮像チェーンは、こうした多数の特性を関連付け、関連付けられた特性を通してデータを処理することによって実現される。
多くのカラー装置は、撮像チェーンでどのカラー特性が用いられるかを、ユーザが制御することを可能にする。ユーザがカラー特性を選択するか又は装置がプリセット特性を備えることができる。ユーザがカラー特性を選択する場合であっても、装置は大抵デフォルトカラー特性設定で出荷される。現在の特性が、ユーザのニーズに合わない場合(例えば、ユーザがより濃い目の赤色又は僅かに青みを帯びた緑色を希望する場合)には、異なる特性(又は一般的には、いずれかのカラーレンダリング・オプション)を選択するには、今のところ試行錯誤法しかない。試行錯誤法は、変更を加え、次に修正された条件の下で試験印刷を行うことによって実施されることが多い。試行錯誤法は、満足のいく又は許容できる結果が得られるまで、何回も繰り返されることが多い。
カラー及び色差を指定する多くの方法が存在する。カラー撮像の科学者及び技術者は、標準化された色空間及びカラーエンコーディングに基づいて、正確で数値的な表色(color specification:カラー明細)を用いることが多い。そうした表色は、標準的な人間観察者のカラー整合行動に基づくものであることが多い。カラー整合行動は、例えば比色法のCIEXYZシステムで実施されてきた。標準的な人間観察者のカラー整合行動に基づく他の関連したシステムは、広く用いられているCIELab又はそれほど一般的ではないCIELuvシステムを含む。こうした表色は、一般的に装置独立カラーエンコーディングと呼ばれる。カラー撮像の科学者及び技術者は、装置依存表色も用いて、カラーは指定の装置のカラー特徴により、正確に指定することができる。こうしたカラー特徴は、装置の白色点及び原色(又は着色剤)、並びに適切なカラー混合モデルを含む。カラーは、さらに、Munsell Book of Color、Swedish Natural Color System又はPantone Color Formula Guideなどのカラーオーダーシステムを用いて指定される。こうした表色システムも正確であるが、カラー撮像よりも、カラーグラフィック及びデザイン業界の専門家により一般的に用いられている。
別の、より一般的なカラー指定形態は、自然言語における色名を用いることである。自然言語は、上記の表色法に比べるとはるかに不正確なものであるが、カラーの消費者が用いる中で最も広く用いられ、最も知られている表色法である。この表色法は、赤、緑、青などの一般的な色名を用いる。さらに精密に表色を表現するため、一般的な色名の組み合わせも用いる。そうした組み合わせの例は、赤茶色、青緑、黄緑色などを含む。さらに、自然言語は表色のさらに細かい区別を提供するため、多くの修飾形容詞を提供する。そうした修飾形容詞の例には、薄い、暗い、明るい、飽和した、鮮明な、濁った、穏やかな、くすんだ、淡い、色あせたといった語が含まれる。
自然カラー言語は、カラーや色差を指定する他の語及び句を用いるが、他の表色法ほど正確に定義されないことがある。そうした語や句の例には、「わずかに黄色が少ない」、「はるかに暗い」、「より飽和した」、「より緑がかった」、「かなり力強い」及び「わずかに明るめ」が含まれる。こうした表現は確かに不正確であるが、多くの人は、これらを用いて、彼らの要求を満たすために、どのように印刷物を変更したいかを説明する。しかし、ユーザが、入力カラー又は入力カラーの組を修正することを可能にするカラーマネジメントシステムは、一般的には自然言語入力を用いず、そうしたシステムのユーザインターフェースで提供される種々の制御行動を理解するよう、ユーザに要求する。したがって、そうしたシステムは多くの人にとって使いにくいものである。
カラーマネジメントシステムは、「より明るい」、「より暗い」、「鮮明な」といった意味論的なカラー調整を用いることが可能であり、技術的な実装(例えば、特定ガンマをもつTRC曲線)に比べ、ユーザがすぐ理解できるものである。換言すれば、ユーザは実装を理解する必要がなく、ユーザは、自分が理解できる言語でもたらされる効果だけを理解すればよい。3D又は4Dカラー参照テーブルなど、ICC特性の一部である、より複雑なカラー変換と関連した意味論的定義などは一般的に存在しない。ファイル名、プライベートタグ、又はおそらく特性内のコメント欄がそうした情報を含むことができるだろうが、これは特別な場合である。
自然言語インターフェースは、カラー撮像装置のほとんどのユーザに利益をもたらすであろう。カラーの専門家及びカラー消費者の両方が、カラーの自然言語を用いて理解するため、カラー装置制御ソフトウェアの使いやすい方法としては自然な選択である。カラー及び色差の口頭での説明は、色空間の数値的詳細に比べて不正確であるが、不正確ではあってもより理解しやすい通信システムは、非常に正確ではあるが、より分かりにくいインターフェースより好ましいとすることができる。
米国特許出願11/479484号明細書
カラー画像処理及び装置制御アプリケーションで用いられる、自然言語表色と正確な数値的カラーエンコーディングとの間で有益なマッピングを開発するのは、単純なことではない。
本明細書で開示される実施形態は、カラー特性(又は他のカラーレンダリング・オプション)の意味論的記述が、カラー特性を識別する、又は特徴付ける、又は変更する、又は修正するのに用いることができるシステムを説明する。こうした意味論的記述は、ベースラインレンダリングに関するものであり、そうした情報を、「色名」+「大きさ変更」+「方向(プラス又はマイナスの方向:例えば、より赤く(プラス)又は赤さをより抑える(マイナス)等の)変更」+「カラー性質(property:プロパティ)変更」という例示的な形態で提供する。例えば、「紫はごくわずかに暗めに、又ははるかに華やかに、又ははるかにマゼンタを抑えて、又はさらに青みを帯びる」といったように提供される。
本発明の実施形態は、カラー出力を制御する方法を含む。この方法は、カラー画像を含む文書を受け取り、第1カラー処理経路を用いて、文書の第1出力コピーを生成し、装置のカラー出力を調整する少なくとも1つの自然言語要求を受取り、装置のカラー出力を調整し、文書の第2出力コピーを生成するステップを含む。調整は、新たなカラー処理経路を選択するステップを含むことができる。
本発明の実施形態は、さらに、文書データを受取り、文書出力装置上で利用できる一組のカラー処理経路の自然言語記述を提示し、提示された一組のカラー処理経路の自然言語記述に基づき、どの経路を用いるかに関する選択を受取り、受信されたデータに基づいて文書の最終出力コピーを生成するステップを含むカラー制御方法を含む。
本発明の実施形態は、さらに、ユーザインターフェースと、入力文書を表すデータを受信するための文書入力部と、受取ったデータに基づいて文書を生成する文書出力部と、カラー制御プログラムを実行するプロセッサとを含むシステムを含む。カラー制御プログラムは、文書入力部と文書出力部との間の第1カラー処理経路を用いて、第1出力コピーを生成し、第1出力コピーに基づいて出力文書のカラーを修正するための、少なくとも一人のユーザが入力した自然言語要求を受取り、ユーザが入力した自然言語要求に応答して第2カラー処理経路を用いて、文書の第2出力コピーを生成する。
本発明の実施形態は、さらに、ユーザインターフェースと、入力文書を表すデータを受信するための文書入力部と、受取ったデータに基づいて文書を生成する文書出力部と、カラー制御プログラムを実行するプロセッサとを含む別のシステムを含む。カラー制御プログラムは、文書入力部と文書出力部との間の第1カラー処理経路を用いて出力コピーを生成し、ユーザが選択することができる1つ又はそれ以上の他のカラー処理経路と第1カラー処理経路との間の色差の自然言語記述を提示し、1つ又はそれ以上のカラー処理経路のうちの1つの選択を受取り、第2カラー処理経路を用いて、文書の第2出力コピーを生成する。
本発明の実施形態は、さらに、ユーザインターフェースと、入力文書を表すデータを受信するための文書入力部と、受取ったデータに基づいて文書を生成する文書出力部と、カラー制御プログラムを実行するプロセッサとを含むさらに別のシステムを含む。カラー制御プログラムは、文書出力装置上で利用できる一組のカラー処理経路の自然言語記述をユーザに提示し、提示された一組のカラー処理経路の自然言語記述に基づき、どの経路を用いるかに関する選択を受取り、ユーザから文書データを受取り、受取ったデータに基づいて文書の出力コピーを生成する。
本明細書で用いられる印刷装置は、紙に目に見えるマークを生成するあらゆる装置を指す。印刷装置は、例えばコピー機、プリンタ又は多機能装置を含む。本明細書で用いられる紙は、例えば紙、プラスチック及び繊維材料など、すべてのマーク可能な媒体を指す。
本明細書で言及される文書は、印刷する又はディスプレイ画面で見ることができる1又はそれ以上のページの電子データを含む。文書は、例えば画像、グラフィック及び/又はテキストを含むことができる。
本明細書で用いられる文書出力装置は、例えばスキャナ又は電子接続などを通して文書情報を受取り、ユーザが見ることのできる文書を生成するあらゆる装置を指す。ユーザが見ることのできる文書は、ハードコピー又はディスプレイ上で見ることのできる電子コピーとすることができる。
多くのカラー文書出力装置は、通常多色処理経路を含む。所望の出力又は所望の出力に最も近い出力を提供する経路は、一般的に試行錯誤又は手動の検索を通して見出される。ユーザにとっては、ベースカラー処理経路から始めて、生成された文書のカラーと生成された文書の所望のカラーとの差異を説明する命令を入力し、ユーザの命令に基づいて装置が新たな処理経路を選択するようにするほうが簡単である。
本明細書で開示される実施形態は、専門家以外の人が、カラー情報、意図及び命令を比較的正確に及び明瞭な様式で伝達する手助けをする文書出力装置の自然言語カラー出力選択システムに関する。本発明の実施形態は、さらに、ICC(又は他のあらゆる)カラー特性又はカラー変換を含むことができるカラー処理経路のカラーインパクトに関する意味論的情報を引き出す方法も含むことができる。本明細書で開示される実施形態は、撮像チェーンにおける他の動作にも及ぶことがある。
自然言語装置制御システムを構築するために、参照カラー処理経路が選択される。次に、参照カラー処理経路と他のカラー処理経路との間の関係が求められる。各経路と参照経路との間にある色差は、次に各経路と参照経路との間の差異の自然言語記述に変換することができる。
次に、色空間の関心領域を十分にサンプリングする一組の明度(「サンプルカラー」)が選択される。この明度の組は、例えば有効な明度のフルグリッドとすることができる。こうしたカラーは、例えば文書にとって重要なカラーなど、文書内容に関連したものとすることができる。こうした明度は、周知の装置独立色空間から選択される、装置依存色空間から選択される、走査される、又は文書出力装置のメモリにロードすることができる。
サンプルカラーの組は、次にベースラインカラー処理経路(「ベース経路」)を通って処理される。これは、要求された明度の組を、ICC特性により処理して、CMYK値(「ベースCMYK」)を生み出すことを意味することがある。しかし、非CMYK出力を生み出すカラー経路もまた使用可能である。例えば、加色空間(例えばRGB)、グレースケール空間又は4を上回る色分解を有する空間で値を生み出すカラー経路すべてを、ベース経路として用いることができる。入力と出力との間のチェーンにも、例えばTRCなどの他の撮像演算子が存在することができる。次に、ベースCMYK値は、例えばCIEL*a*bスペース(「ベースLAB」)で比色値に変換され得る。
実施形態においてサンプルカラーの組はベース経路に加えて、文書出力装置で利用可能な他のカラー処理経路(カラー経路1、カラー経路2、カラー経路3、・カラー経路N)の各々を通しても処理される。出力値の各々の組は、更に、比色値(例えばカラー経路1−LAB、カラー経路2−LAB・・・カラー経路N−LAB)にも変換され得る。
他のICC特性及び/又は他の変換を含む他のカラー処理経路を適用することにより、一般的に異なる出力カラー特性を有する出力が生成される。ベースカラー処理経路は、ベースラインであり、これと他のカラー処理経路の出力が比較される。具体的には、他のカラー処理経路(カラー経路1−LAB・・・カラー経路N−LAB)の出力比色値は、ベースカラー処理経路の出力比色(例えばベースLAB)値と比較される。
値の各々の組に対して、colorpath−x−LAB、その値の組がどのように対応するベース値に関連するかという意味論的記述又は定義−base LABが次に求められる。差異を見てみると、
(base−LAB)−(colorpath−1−LAB)=diff-1
(base−LAB)−(colorpath−2−LAB)=diff-2
・・・・・・・・・・
(base−LAB)−(colorpath−N−LAB)=diff-N
となり、diff−xは、colorpath−xのサンプルカラーとベース経路のサンプルカラーとの間の一組の差異であり、Nは、装置上のカラー処理経路の数である。
差異の各々の組、diff−xに対して、こうした差異に対応する一組の意味論的記述を生成することができる。こうした記述は、base−経路、base−LABの出力値を、colorpathの出力値の1つ、colorpath−Xに変更するユーザ命令を解釈する又は作成するために用いることができる。こうした記述は、ユーザが容易に理解できる言葉又は句で、各々の経路の比色差異を「記述」する。これは、特定の閾値を上回る色差を有するサンプルカラーを識別し、閾値を上回る色差を有するこれらのカラーを、共通の色名を有する群に「クラスタ化する」ことによって行われる。
ネームへのカラーの割り当ては、ベースLAB値に基づくものである可能性が高いが、ネームへのカラーの他の割り当て方法も用いることができる。色名の組は、メモリカラー、又は明確なネーム境界を有するが、選択される色名の組に制限がなく、各々の色名が関連する原型的カラー位置をもてばよいカラーを含むことができる。原型的カラー位置は、すべての量的色空間で指定することができるが、CIE L*a*b*などの装置独立色空間で指定されることが好ましい。共通の色名は、例えば肌の色、中間色、空色、赤、緑などを含むことができ、又は単にカラー1、カラー2、カラー3・・・などと呼ばれることがある。上記の閾値の差異から決定される色名の数は、試験される様々な経路毎に異なる。
各々の色名に対して、ベースライン経路と他のカラー経路の各々との間の色差の適切な尺度が計算される。こうした差異は、多数の方法で計算することができる。例えば、共通の色名を共有するサンプルカラーの全ての色差の単純な平均を取ることで計算することができる。或いは、重み関数を用いることができる。例えば、重み関数は、色名の原型的な位置に最も近いサンプルカラーに、さらなる有意性を与えることができる。計算された色差の尺度は、CIE △E*、△E*94、△E*2000などの、明確に定義され、一般的に用いられる色差尺度の1つ又はそれ以上を含むことが好ましい。色差は、さらに、CIECAM2000などのカラーアピアランス空間でも計算することができる。全体的な色差尺度に加えて、明るさ、彩度(クロマ)、又はカラフルネス及び色相などの種々の知覚的な方向(プラス又はマイナスの方向:例えば、より赤く(プラス)又は赤さを低く(マイナス)等の方向をいう)に沿った色差の構成要素も計算することができる。こうした後者の尺度は、色変更のより具体的な自然言語記述を作成するのに有益である。したがって、差異の各々の組は、ベース経路のカラー出力値を、差異の組に対応するカラー処理経路のカラー出力値にマッピングするベクトルに対応している。
diff-1→ベクトル{diff-1(d1c1、d1c2、d1c3・・・d1cP)}
diff-2→ベクトル{diff-2(d2c1、d2c2、d2c3・・・d2cP)}
diff-3→ベクトル{diff-3(d3c1、d3c2、d3c3・・・d3cP)}
・・・・・・・・・
diff-N→ベクトル{diff-N(dNc1、dNc2、dNc3・・・dNcP)}
となり、Pは色名の数であり、dNcPはN番目のカラー処理経路に対するP番目の色名の値と、ベースカラー処理経路に対するP番目の色名の値との間の差異を表している。
差異は、重要度により順序付けすることができる。「重要度」は様々な方法で定義することができ、例えば、文書の性質から抽出された一組の基本色を最重要なものとして予め定義することができ、又は、最大の差異の組が重要であるとすることができる。順序付けは、さらに、全体のリストをフィルタにかけるため、及び所定の閾値を上回る差異だけを表すためにも用いることができる。所定の閾値以下の差異は、変更のあるカラー、又はユーザの知覚以下すなわちオブジェクション・レベル以下の空間的コンテクストと定義することができる。
自然言語カラー記述を、色差尺度に割り当てるために、日常言語の色彩語の1つ又はそれ以上の辞典が選択又は作成されるべきである。色名事典の語彙には、対象とするユーザに適した制限以外の制限は課されない。色名事典を作成するという考えは、気が遠くなるように思えるが、既に数多くの事典が成功裏に作成されてきた。さらに、カラーを記述するのに用いられる言語には、広範な共通点がある。実際、幾多の研究は、英語及び多くのヨーロッパ言語には、11の基本色名(黒、白、赤、緑、黄色、青、茶色、ピンク、オレンジ色、紫及び灰色)しかないことを示している。これらの基本色名の境界は、幾分あいまいであるが、カラーパッチを命名するように求められたときには、観測者の間で意見は広く一致している。これらの11の基本色名は、さらに、複合名と組み合わされることも一般的であり、より細かい区別及び正確なカラーの命名が可能になる。そうした組み合わせの例は、黄緑、青緑、赤茶、赤紫などを含む。そうした組み合わせは、新たな一語の色名に取って代わられる例もある。例えば、青緑をシアン又はターコイズ、うぐいす色をオリーブ、赤みがかったオレンジをオークル、及び緑黄色をシャルトルーズと呼ぶことができる。加えて、基本色名又は複合色名と共に、一般的に用いられる数多くの修飾語句がある。これらの修飾語句には、例えば薄い、暗い、淡い、深みのある、飽和した、中間の、ぼんやりした、パステル調の、といった言葉が含まれる。色名、複合名及び修飾名は、1つ又はそれ以上のカラー事典にある語を構成する。
色名事典は新しいものではない。米国規格基準局は、色彩協議会との協力のもと、既に標準色名事典を作成した。これは、NBS−ICCC色名事典と呼ばれる。この事典は、267の表色と、それと関連する名前から成る。名前は、修飾語句と、原色名又は複合色名から成る。以前の多くの研究も、カラーネーミング語彙を作成してきた。
色名事典は、自然言語カラー記述を、サンプルカラーに割り当てるため、一組の色名を提供するのに用いることができる。サンプルカラーの色名の組に対応する作業色空間での領域が、選択される必要がある。特定のサンプルカラーに関連した位置が重複しないことが好ましい。各領域に対する境界の選択は、ある程度は所望の色識別の正確性に基づいている。種々の方法が、こうした領域を作成するのに用いられる。領域の位相属には制限がなく、領域は多数の、分離した下位領域から成ることができる。
色空間の領域をサンプルカラーに対応するカラー事典内の語に割り当てる1つの手段は、精神物理学的カラーネーミング研究の結果の統計分析を用いることを含む。この方法は、色彩語を色空間の領域に直接マッピングするのに役立ち、又は色空間の原型的位置の周囲の領域を定義するのに用いることができる。
色空間を区分化する他の手段は、色空間内の一組の原型的位置のVoronoi区画を計算することを含む。この手法は、各原型的色空間位置の周囲の凸状Voronoiセルを計算し、セル内部の全ての色は、他のあらゆる原型的位置よりこの原型的位置に近い。
命名されたカラーの原型的位置が定義される作業色空間は、理論的にはいかなる量的色空間であることも可能である。しかし、他の色空間よりも、作業空間に適した色空間もある。知覚的により均一な色空間は、より使用に適しているが、知覚的に非均一の空間も用いることができる。知覚的に均一な色空間は、色名が色空間内の原型的位置と関連しており、アルゴリズム的、幾何学的方法が、各原型的位置と関連した色空間のサブボリューム及び領域を決定するのに用いられる場合、特に有利である。本明細書で開示される実施形態は、作業空間としてCIEL*a*b*を用いて行われた。
一組の規則を通して、色差尺度は、一組の自然言語記述子に変換され得る。色差を特徴付けるのに用いられる色名の特異性は、大きく変化することがある。例えば、赤、緑、オレンジなどの基本的な一語の色名だけに報告を制限するという選択をする人がいることがある。或いは、簡単に修飾された、例えば鮮やかな赤、深緑又は緑黄色などの二語の色名を用いることで、もう少し詳細を希望する人がいることがある。詳細の程度は、例えば濃い赤茶色又は淡い紫がかったピンクなど、さらに詳細な色名を用いることによって、さらに拡大することができる。文書出力装置のユーザの、カラーに関する知識の程度が異なることを考えると、様々な程度の特異性をもつ多数の記述用語の組を、装置に含めるのが望ましいとすることができる。適切に詳細を記した命令は、ユーザが文書出力装置を受け取る前に起動することができ、又は、装置は、単に用いる正しいカラー経路を識別するときに、ユーザの自然言語命令に応答することが可能である。
知覚的性質は、例えば飽和度、明るさ、濃度、カラフルネス、彩度(クロマ)、色相、コントラスト、赤味、緑味、黄味、青味、オレンジ味、ピンク味、茶色味、紫味及び灰色味を含むことができる。加えて、(色名)の原型的位置に向かう方向に、選択されたカラーを移動させるとき、color−name(色名)−ness(味)と記述することができる性質を定義できる。例えば、カラーの選択が色名の「モーブ」の原型的位置の方向に移動する場合には、この色変更は、選択のモーブ味の増加と定義することができる。
一組の規則は、本明細書で色名、量及び方向(プラス又はマイナスの方向)/性質(property:プロパティ)と呼ばれる少なくとも3つの属性を捕捉するべきである。色名は、サンプルカラーの単なる記述名である。赤、青、オレンジなどの色を記述するのに用いられる、標準視覚的識別語がある。量は、ベース経路を横切るサンプルカラーと、他のカラー処理経路の1つを横切る同色との間の差異の大きさを特徴付けるのに用いられる記述形容詞である。1つの単純モデルは、差異の大きさを、大きい、中くらい又は小さいと分類することである。誘起された変更が色名の境界を越える場合、既存の色の改変とは反対の新たな色を知覚する結果に至ることがあるため、注意を払うべきである。例えば、ある時点で「青はより紫がかるようになる」という表現は、「青は紫に変化する」というように、より適切に記述される。方向/性質は、色変更の方向を示す記述語である。これは通常は例えば「より赤く」、「より緑に」といったカラー方向であることができる。さらに、例えば、より温かみのある、より涼しげな、さらに明るめの、より暗めの、より鮮やかな、より押さえた、などのより外見に基づいた記述子であることができる。
異なるカラー経路変換、color−path−1−LAB、color−path−2−LAB・・・color−path−N−LABの各々は、ここで経路とベース経路との間の一組の命名された色変更によって記述することができる。例えば、color−path−1−LABは、中間色をわずかに赤く、青をはるかに飽和させて、緑をより黄色がかるように、というように記述され、color−path−2−LABは、中間色は変更せず、空(スカイブルー)色はより紫に、萌黄色をより飽和させて、のように記述することができる。
ベース経路と他のカラー処理経路の各々との関係は、文書出力装置にロードされるか、又は装置はこれらの関係にアクセスできる。関係は通常、1つ又はそれ以上の自然言語を用いて、ユーザに所望の色変更又は嗜好を指定するための手段を提供するユーザインターフェースを含むソフトウェアにより実施される。
図1は、今説明されたプロセスを要約した、例示的なフローチャートである。図1の多くのステップの順序は、再編される/組み合わされる/解析されることができること、及び本明細書で開示される実施形態は、図1のステップの多くの置換を含むことに注目するのは重要である。第1に、一組のサンプルカラーが選択される(100)。サンプルカラーは、ベースカラー処理経路により処理される(110)。このステップは、一組のベースカラーを生成する(115)。サンプルカラーの各々は、さらに、自然言語の定義も割り当てられる(120)。この定義は、既存のカラー事典から取ってもよいし、又は新たな事典の一部として作成してもよい。ステップ110及び120は、必ずしも連続しているわけではなく、いかなる順序で又は同時に実施されてもよい。例えば、色名の割り当ては、ベース処理経路の出力に基づくものであってもよいし、又は最初に選択されたサンプルカラーに基づくものであってもよい。100で定義され、110で使用されたサンプルカラーの組は、ここで一組のカラー処理経路1−Nにより別々に処理され(130)、Nは、ベースカラー処理経路以外に装置が利用可能なカラー処理経路の数である。ステップ130から160は、カラー処理経路1(Color−1)に言及するが、これらのステップは、更に、残りのN−1カラー処理経路の各々にも適用される。ステップ130から160は、ベースカラー処理経路以外のカラー処理経路の各々に対して繰り返される。130以降の多くのステップの順序は、再編される/組み合わされる/解析されることができ、本明細書で開示される実施形態は、こうしたステップの多くの置換を含むことに注意するのは重要である。次に、Color−1処理経路及び対応するベースサンプルカラー115を通過した後で、サンプルカラーの各々の出力間の差異が求められる(140)。各々のサンプルカラーに対して、ベースカラー処理経路とColor−1との間のカラー特性の差異に、自然言語記述が割り当てられる(150)。差異の組は、自然言語差異のアレイ又は差異ベクトルに組み込むことができる(160)。前述のように、このプロセスは、次に他のN−1カラー処理経路の各々に対して実施される。
こうした自然言語のカラー差異の記述は、また、異なる装置又は媒体にも適用できる。例えば、文書出力装置1からの印刷物を、文書出力装置2からの印刷物と比較し、上述と同様の動作の組を経て、カラー差異がどのようなものになるかをユーザに知らせる。
ユーザの様々な種類の語彙に対応するため、色名事典の多様性を用いることが有益とすることができる。多数のカラー事典が用いられる場合には、各々の事典は、色空間領域上に別々にマッピングしてもよいし、又は種々の事典の間で語彙マッピングを作成してもよい。
ベース経路を抜かして、単にカラー処理経路の各対に対する一組の差異を有することも可能である。各々のカラー処理経路と、他の全てのカラー処理経路との間の比較が可能である。したがって、ベース値はなく、カラー処理経路の各対の間の差異の相対的記述だけがある。これによって、デフォルトカラー処理経路設定が、自由に変更できる。しかし、これには、必要とされる全ての意味論的マッピングを作成するため、より多くのメモリ及び努力が求められる。
他のカラー処理経路が全てマッピングされると、ユーザはこうしたマッピングを利用して、用いるカラー処理経路をより容易に選択できるようになる。図2は、ユーザが実際にたどることができるプロセスを示すフローチャートである。文書出力装置のユーザは、最初に装置が文書を生成するようにする。装置はユーザから文書を受取る(200)。ユーザは、例えば装置で文書を走査するか、又は装置に電子的に文書を送ることによって、装置に文書を送る。文書出力装置は次に、文書の第1出力コピーを生成する(210)。この文書は、複数のカラー処理経路のうち1つを用いて生成される。これは、デフォルト経路又はユーザが選択した経路とすることができる。ユーザは、出力を見直し、カラーが不満足である場合には、出力に所望の変更を入力する。こうした変更は、本明細書で述べられるように、自然言語記述で、装置によって受取られる(220)。実施形態において、ユーザは語彙を入手可能とすることができ、それによってユーザは、要求を、装置が「理解」する語に調整することが可能である。そうでなければ、装置は単にユーザの要求を解析及び/又は解釈し(230)、装置が要求を理解できない場合には、他のエラーメッセージを発行することができる。装置が受取った所望の変更に基づいて、装置は次にユーザが要求した変更を最もよく対処する新たなカラー処理経路を選択できる(240)。例えば、ユーザが青をもっと明るく、そして緑をもっと緑に、と要求した場合には、装置は入手可能な他のカラー処理経路及びカラー特性を通して検索し、存在する場合には、どれがより明るい青及びより緑色の緑を有するか、及び画像の他の色に最も影響が少ないかを求める。文書出力装置は、新たなカラー処理経路を用いて、文書の第2出力コピーを生成する(250)。第1及び/又は第2出力コピーは、例えばディスプレイ上又は印刷装置からのハードコピー出力に存在することがある。
結果が依然として満足の行くものでない場合、ユーザは、所望する自然言語に新たな変更を入力できる。このプロセスを反復する回数は、更に、通常ユーザが単に次々と1つの処理経路を試行するよりも少ない。必要とされる反復回数は、各印刷後にユーザが入力する変更の詳細の程度によっても短縮することができる。前述のとおり、文書出力装置は、1つ又はそれ以上の詳細の程度を受け入れるようにプログラムすることができる。
ステップ235は任意的なものであり、ユーザに自然言語記述又はユーザの自然言語要求に対応するカラー処理経路のサンプルカラーパレットを提示する。例えば、ユーザはより濃い目の赤を要求することができ、他の3つの利用可能なカラー処理経路は、より濃い目の赤を有する。そのような場合、装置はユーザに自然言語記述及び/又はより濃い目の赤を生み出す3つのカラー処理経路のサンプルカラーパレットを提示することができる。サンプルカラーパレットは、ユーザの自然言語要求に関するカラー又はカラー区別を表示する。カラーパレットは、例えばカラーパレット間の区別、又はカラーパレット自体と第1カラー処理経路との区別を示すこともできる。ステップ235で、ユーザにユーザの自然言語要求に対応するカラー処理経路の自然言語記述を提示された場合には、ユーザが、ステップ240で提示された中からカラー処理経路を選択する。
ユーザは、新たなカラー処理経路を手動で選択しないと仮定すると、ステップ240における選択プロセスは、種々の方法で自動的に実施することができる。最初に、些細なことであるが、1つのカラー処理経路がユーザの要求を満たす場合には、そのカラー処理経路が選択される。しかし、多数のカラー処理経路がユーザの自然言語要求を満たす場合には、装置は、例えば自然言語カラーシフトを数値にマッピングすることができ、P次元のベクトルの組への種々の最小エラーフィットを各色空間に対して行うことができる。差異ベクトル(dXc1、dXc2、dXc3・・・dXcP)を形成する個々の差異は、スカラ値として表され、例えば二乗され合計されて、最小の和を有する色空間を選択することができる。異なるカラーシフトは、異なる知覚的差異と相関することができるため、個々のカラーシフトも重み付けすることができる。
ステップ230において、自然言語命令は、ユーザの要求を解析及び/又は解釈する。解析及び解釈は、一般に1)所望の修正の大きさ、2)修正されるべき性質、及び、3)自然言語命令が修正されるべき方向、を決定するための口述的カラー指示(specification:明細)を解析することを含む。これらの3種類の情報は、あらゆるカラー特性選択の最低要求事項である。
最初に、言葉によるカラー修正指定は、修正されるカラー性質の口述的指定、カラー修正の大きさ及びカラー修正の望ましい方向を取得するために解析される。自然言語画像編集命令を解析する例は、下の表1で説明される。
表1
Figure 2009077395
「赤はわずかにより薄くするべきである」という命令は、最初に、前述のように、ターゲットとなるカラー範囲の指定(赤)及びカラー修正指定(わずかにより薄く)に解析される。次に、カラー修正指定は、修正されるカラー性質(飽和度)、カラー修正の大きさ(わずか)、及びカラー修正の方向に解析される。分析後、装置はユーザが入力した命令に一番合ったカラー処理経路を識別する。
実施形態においては、所望の色変更の口述的記述は、数値標準化スケール係数にマッピングすることができる。ユーザが、黄色をもっと暗く、と要求すると、赤をもっと暗くという要求に比べ、より大きな色空間の変化を要求することになる。したがって、より暗い黄色に対応するように選択されたカラー特性は、より暗い赤に対応するように選択されたカラー特性に比べ、装置の色空間でより変化させられることがある。したがって、大きさの指定は標準化されて、大きさの口述的記述は、ユーザが変更して欲しいと望むカラーにかかわりなく、同等又は非常に近いカラーの知覚的差異に対応する。この例では、要求された色の変更の大きさは「わずか」であり、これはターゲットの「赤」色及びターゲットの「黄」色において知覚的に同様な「わずか」な変更をもたらす。
更に、性質における知覚的変更は、ある程度、修正される色と画像の濃度に依存する。性質の大きさは、検討される文書に依存することがある。例えば、画像のシアンを「わずか」に暗くすることを構成する要素は、画像中のシアンの飽和度が低い場合、次にシアンの飽和度が高い場合で異なってくるだろう。したがって、新たなカラー特性の選択は、ある程度試験文書自体の色内容に基づくことがある。ユーザが出力文書を見直し、シアンをわずかにより暗くするよう要求するとき、選択された特性は、文書自体の青の容量に依存していることがあり、これはユーザにとっての差異が、一定程度の飽和度で知覚的に十分なほど高いが、別の程度では注目に値する程度を下回っていることがあるためである。
図3は、カラー処理経路選択方法の代替的な例示的な実施形態を示す。装置は、再び文書に対応するデータを受信する(300)。実施形態において、装置は、第1又は初期カラー処理経路を用いて、文書の初期出力コピーを生成することができる(310)。しかし、初期コピーを生成するのは任意である。装置は、更に、文書出力装置で利用可能な一組のカラー処理経路の自然言語記述をユーザに提示する(320)。ステップ310が実施されたところで、自然言語記述は一組のカラー処理経路と第1処理経路との間の差異を含むことができる。そうでなければ、記述は単にカラー処理経路の各々の最も関連のある又は個々の特徴を強調表示することができる。自然言語記述は、さらに、ある種のGUIを用いてユーザに示すことのできるサンプルパレットに添付されることもできる。ユーザは、次に装置によって受信されるカラー処理経路の1つを選択することが可能である(330)。文書出力装置は、次に文書の最終出力コピーを生成する(340)。
図4は、図2及び図3で示されて説明される方法を実現するのに用いることのできる例示的な装置を概略的に示す。こうした構成要素の多く又は全ては、同じ装置の一部であることができることに注目するのは重要である。本明細書で説明される構成要素が行う動作は、一般的なプロセッサ又はプロセッサのアレイを用いて行うことができる。文書又は画像入力ユニット400は、文書に対応するデータ源である。入力ユニット400は、例えばカラースキャナ、パーソナルコンピュータ、又は、適切な文書又は画像形成ソフト、カメラ又はデータ記憶装置、又はインターネットに接続された電子記憶装置をもつワークステーションとすることができる。文書出力ユニット410は、文書入力ユニット400に接続される。文書出力ユニット410は、ユーザが見直すことができる文書を生成する。ユーザは、次にユーザインターフェース420を通して自然言語要求を通信することができる。ユーザインターフェースは、種々のカラー処理経路のカラーパレットを表示可能なGUIを含むことができる。装置は、さらに、ユーザが入力した要求を解析するパーサ430も含むことができる。実施形態において、パーサ430は、自然言語要求を、異なるべきカラー、及び、装置により生成される次の文書形態に見られるべきそのカラーに対する差異に変える。カラー経路セレクタ440は、次に自然言語要求を最もよく満たすカラー特性を有するカラー処理経路を選択する。ユーザインターフェース420、パーサ430及びカラー経路セレクタ440は、全てプロセッサ450上に位置することができる。プロセッサ450は、さらに、文書入力ユニット400及び文書出力ユニット410を制御することもできる。カラー経路セレクタ440が、新たなカラー経路を選択した後で、文書出力ユニット410は、新たに選択されたカラー処理経路を用いて、自動的に又はユーザの命令のもとに新たな文書を生成することができる。
各々のカラー特性は、その特性とベース特性との間の差異の自然言語記述と関連することもある。この記述は、装置がアクセスできるところに格納することができる。所望の変更を入力することに加えて、ユーザは非ベースカラー特性と関連したカラー差異記述を見直すことができる。例えば、colorpath−1−LABは、わずかにより赤味のある中間色、はるかに飽和した青、より黄色がかった緑という表現が付されることがある。ユーザは、カラー経路のリストを見直し、ユーザが所望する出力の変更を含むと思われるカラー経路を選択することができる。
一組のカラー処理経路のカラー特性と、指定のベースカラー処理経路のカラー特性との間の関係を生成する方法を示すフローチャートである。 文書出力装置で実施できる例示的な方法を示すフローチャートである。 文書出力装置で実施できる別の例示的な方法を示すフローチャートである。 図2及び図3の方法を実現する装置の概略図である。

Claims (8)

  1. カラー画像を有する文書を受取り、
    第1カラー処理経路を用いて、前記文書の第1出力コピーを生成し、
    前記装置の前記カラー出力を調整する少なくとも1つの自然言語要求を受取り、
    前記装置の前記カラー出力を調整し、
    前記文書の第2出力コピーを生成すること、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記装置の前記カラー出力を調整することは、前記自然言語要求に基づき、第2カラー処理経路を選択することを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記受信された自然言語要求に応じて、前記受信された自然言語要求に対応する1つ又はそれ以上の他のカラー処理経路の自然言語記述を前記ユーザに提示し、
    前記第2出力コピーを生成するのに用いられるカラー処理経路選択を受信すること、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 文書データを受取り、
    文書出力装置上で利用可能な一組のカラー処理経路の自然言語記述を提示し、
    前記提示された一組のカラー処理経路の前記自然言語記述に基づき、どの経路を用いるかに関する選択を受取り、
    前記受取ったデータに基づき、前記文書の最終出力コピーを生成すること、
    を含むことを特徴とする方法。
  5. 自然言語記述を提示する前に、第1カラー処理経路を用いて、前記文書の初期出力コピーを生成することをさらに含み、前記自然言語記述を提示することは、ユーザが選択することができる1つ又はそれ以上の他のカラー処理経路と前記第1カラー処理経路との間の差異の記述を提示することを含む、ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. ユーザインターフェースと、
    入力文書を表すデータを受信する文書入力部と、
    前記受取ったデータに基づき、文書を生成する文書出力部と、
    前記文書入力部と前記文書出力部との間にある第1カラー処理経路を用いて第1出力コピーを生成し、
    カラー制御プログラムを実行するプロセッサとを含み、
    前記プロセッサは、
    前記第2出力コピーに基づき、前記出力文書のカラーを修正する、少なくとも1つのユーザが入力した自然言語要求を受取り、
    前記ユーザが入力した自然言語要求に応じて、第2カラー処理経路を用いて、前記文書の第2出力コピーを生成する、
    ことを特徴とするシステム。
  7. 前記プロセッサは、
    前記受取った自然言語要求に応じて、前記受取った自然言語要求に対応する1つ又はそれ以上のカラー処理経路の自然言語記述を前記ユーザに提示し、
    前記第2出力コピーを生成するのに用いられるカラー処理経路選択を受信する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  8. ユーザインターフェースと、
    入力文書を表すデータを受信する文書入力部と、
    前記受取ったデータに基づき、文書を生成する文書出力部と、
    カラー制御プログラムを実行するプロセッサとを含み、
    前記プロセッサは、
    文書出力装置上で利用可能な一組のカラー処理経路の自然言語記述をユーザに提示し、
    前記提示された一組のカラー処理経路の前記自然言語記述に基づき、どの経路を用いるかに関する選択を受取り、
    前記ユーザから文書データを受取り、
    前記受取ったデータに基づき、前記文書の出力コピーを生成する、
    ことを特徴とするシステム。
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