JP2009077221A - 情報携帯機器および認証方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】認証作業に短時間で済み、かつ手間のかからない情報携帯機器および認証方法を提供する。
【解決手段】携帯電話機MSは、その筐体の表面に、ユーザの掴み方を検出するセンサ101〜109やキースイッチ110,111を設け、ICカード部70によるICカード決済を行う場合に、制御部100が、状態判定部90を制御してユーザが当該携帯電話機MSを保持した掴み方を検出し、この保持パターンと予め登録された登録パターンが一致した場合に、ICカードによる決済を実行するようにしたものである。
【選択図】 図3

Description

この発明は、例えば携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)などの情報携帯機器に関する。
近時、携帯電話機は、非接触型のICカード機能を備え、クレジット決済などが行えるようになった。これに伴い、指紋、声紋、光彩紋、網膜紋、顔、署名などの生物学的な特徴を用いるバイオメトリック認証を行って、不正な利用を防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の認証作業には、手間や時間がかかるため、例えば決済を行う場合には、混雑したレジでは他者に迷惑を掛けることになる。また特に近時多く利用される折りたたみ式の携帯電話機にあっては、認証のために開閉作業が必要となるので、いっそう時間がかかることになっていた。
このような不具合は、携帯電話機に限らず、その利用に際して認証作業が必要なPDA(Personal Digital Assistants)などの情報携帯機器においても、同様に生じていた。
特開2005−115961公報。
従来の情報携帯機器では、ユーザの認証作業に時間や手間がかかり、利便性が低いという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、認証作業に短時間で済み、かつ手間のかからない情報携帯機器および認証方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、筐体の外側面に設けられ、ユーザが保持している部分を検出する検出手段と、ユーザが保持している部分の組み合わせを記憶する記憶手段と、検出手段が検出した部分と、記憶手段が記憶する組み合わせとが一致する場合に、予め設定された処理を実行する制御手段とを具備して構成するようにした。
以上述べたように、この発明では、検出手段によりユーザによる当該情報携帯機器の保持の仕方を検出し、この保持の仕方が予め設定されたものである場合に、所定の処理を実行するようにしている。
したがって、この発明によれば、ユーザは当該情報携帯機器を予め設定した方法で保持することで認証が行えるので、認証作業に短時間で済み、かつ手間のかからない情報携帯機器を提供できる。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。以下の説明では、この発明に係わる情報携帯機器の一例として、携帯電話機MSを例に挙げて説明する。図1は、その携帯電話機MSの外観を示す図である。この例では、折り畳み開閉式の携帯電話機MSを挙げることにする。図1は、閉じた状態を示し、図2には、開いた状態を示す。
この携帯電話機MSは、側面の外周部に、センサ101〜109と、キースイッチ110,111とを備えている。図1では、側面の外周部に設けているが、背面や底面などの広い面にもセンサやスイッチを設けるようにしてもよい。すなわち、ユーザが当該携帯電話機MSを手で取り上げた際に、ユーザの指や手のひらなどが触れる部分に、上記センサや上記スイッチを設ける。センサ101〜109は、ユーザの指などが触れていることを検出するものである。また、キースイッチ110,111は、ユーザの押下によってOFF状態からON状態となり、押下される力から解放されると、再びOFF状態に復元する構造を持つ。
図3は、携帯電話機MSの構成を示すものである。携帯電話機MSは、アンテナ1と、通信部10と、音声処理部20と、表示部30と、操作部40と、報知部50と、記憶部60と、ICカード部70と、バイオメトリック認証部80と、状態判定部90と、制御部100とを備えている。そして、携帯電話機MSは、移動通信網NWに収容される無線基地局BSと無線通信することにより、音声通信やデータ通信を実現する。
アンテナ1は、無線基地局BSから送信される無線信号の受信や、当該携帯電話機MSから無線基地局BSに宛てた無線信号の送信を行うものである。
通信部10は、アンテナ1を通じて無線基地局BSと無線通信し、この無線基地局BSを介して移動通信網NWを通じた通信を行うものである。具体的には、通信部10は、アンテナ1が受信した無線信号をダウンコンバートして復調し、通信相手局から送信された符号化音声データなどを得て、これを制御部100に出力する。また通信部10は、制御部100から与えられる送信データを用いてベースバンド信号を変調し、これをアップコンバートして無線信号を生成し、アンテナ1を通じて無線基地局BSに宛てて送信する。
音声処理部20は、通信部10にて復調された符号化音声データを制御部100を通じて取得し、これを復号して音声信号を再生し、内蔵するスピーカ21から拡声出力する。これにより、通話相手局からの送話音声がユーザに伝達される。また音声処理部20は、内蔵するマイクロホン22から入力された音声信号を符号化して符号化音声データを生成し、これを制御部100を通じて通信部10に与える。
表示部30は、LCD(Liquid Crystal Display)などを用いた表示装置であって、テキストや画像など種々の視覚的な情報をユーザに映示するものである。操作部40は、番号入力や文字入力をはじめ、種々のユーザの要求を受け付けるものである。報知部50は、着信の発生を音によりユーザに報知するものである。
記憶部60は、制御部100の制御プログラムや制御データ、無線基地局BSから受信した通信制御に係わるデータを記憶するとともに、電話番号、名称および顔写真などの画像データを対応づけた電話帳データや、送受信したメールデータ、バイオメトリック認証部80で用いられるバイオメトリック情報、ユーザを認証するための認証データなどを記憶する。
図4に認証データの一例を示す。この認証データは、ユーザが当該携帯電話機MSを手で保持した際に、ユーザの指の位置を示す保持パターンを示している。なお、図3および図4では、A〜Iは、それぞれセンサ101〜109を示しており、J,Kはそれぞれキースイッチ110,111を示している。
そして、図4に示す例では、ユーザが保持した際に、B,D,H,Jがユーザを検出もしくはON状態となっており、一方、E,F,G,I,Kは、ユーザが保持した状態でも、未検出もしくはOFF状態となっている。A,Cについては、どちらにも特定されないことを示している。この認証データは、ユーザによって予め登録しておき、これにより、ユーザが保持する際の癖や、意図的な保持の仕方がパスワードと同じ意味を持つものとして登録される。
ICカード部70は、例えばISO(International Organization for Standardization)/IEC(International Electrotechnical Commission)14443や、JIS(Japanese Industrial Standards) X6321〜6323に準拠したものであって、クレジットカード番号やその認証データ、電子マネーやその認証データ、ユーザを識別するユーザ識別データなどを記憶しており、これらの情報を無線インタフェース71を通じて、例えばPOS(Point Of Sales)システムに接続されたICカード・リーダライタRWとの間で微弱電波で送受信して個人認証を行い、クレジットカードや電子マネーによる代金支払いを行うものである。その他、鍵の施錠/解錠などの個人認証に用いることも可能である。
バイオメトリック認証部80は、ユーザからバイオメトリック情報を読み取り、この読み取ったバイオメトリック情報と、予め登録されたバイオメトリック情報が一致するか否かを判定することで、正当なユーザであるか否かを判定する。バイオメトリック情報の一例としては、指紋がある。この場合。バイオメトリック認証部80は、指紋を読み取る指紋センサを備える。その他のバイオメトリック情報による認証としては、声紋、光彩紋、網膜紋、顔、署名などが考えられる。
状態判定部90は、センサ101〜109の検出状態や、キースイッチ110,111のON/OFF状態と、記憶部60が記憶する認証データとを比較し、ユーザが当該携帯電話機MSを保持するパターンが、予め登録されたパターンと一致するか否かを判定するものである。
制御部100は、当該携帯電話機MSの各部を統括して制御するものであって、記憶部60に記憶される制御プログラムおよび制御データにしたがって動作する。例えば、制御部100は、通信部10が所定の通信プロトコルにしたがって無線基地局BSからの着信信号を受信するように制御し、着信信号を受信した場合には、表示部30および報知部50を制御して、着信の発生を報知するとともに、操作部40を通じたユーザの応答操作により、上記着信に応答する信号を通信部10に送信させ、音声通信リンクを確立する着信制御機能を備える。
また制御部100は、操作部40を通じたユーザの発信要求に応じて、上記プロトコルにしたがって通信部10を制御して、ユーザが指定する電話番号への発信を行う発信制御機能や、この発信に伴って音声通信リンクを確立する通信制御機能を備える。このような音声通信を実現するための制御機能の他に、制御部100は、通信部10を制御して、無線基地局BSを介してインターネット上のサーバ装置と通信し、サーバ装置が提供するデータを表示部30に表示させてユーザに閲覧させるブラウザ機能や電子メールの送受信機能などを備える。
そして制御部100は、当該携帯電話機MSがユーザの意思に反して利用されないようにするために、ユーザ認証を行う認証処理機能を備え、これにより正当なユーザのみが利用できるようにし、通信機能やICカード部70を用いた個人認証などの不正利用を防止する。
次に、上記構成の携帯電話機MSの動作について説明する。以下の説明では、音声通信や、メールの送受信などの動作についての説明は省略し、認証処理機能に関わる動作について説明する。認証処理機能には、図5に示すようなICカード部70を用いた個人認証を行う際のICカード利用認証処理と、図6に示すような自動ロック解除認証処理とを備える。なお、これらの処理の制御プログラムや制御データは、記憶部60に記憶されており、制御部100は、上記制御プログラムや制御データにしたがって動作することにより、上記処理を実現する。
まず、図5を参照して、ICカード利用認証処理について説明する。この処理は、当該携帯電話機MSの電源が投入されると、電源が切られるまで繰り返し実行される。
ステップ5aにおいて制御部100は、ICカード部70からの通知を監視し、当該携帯電話機MSがICカード・リーダライタRWの通信面に翳されたか否かを判定する。ユーザが当該携帯電話機MSを手に取り、ICカード・リーダライタRWの通信面に翳すと、無線インタフェース71がICカード・リーダライタRWからの信号を受信し、その旨をICカード部70に通知する。すると、ICカード部70は、当該携帯電話機MSがICカード・リーダライタRWの通信面に翳された旨を、制御部100に通知する。
ここで、制御部100は、ICカード部70から当該携帯電話機MSがICカード・リーダライタRWの通信面に翳された旨の通知を受け付けると、翳されたものと見なして、ステップ5bに移行し、一方、通知を受け付けない場合には、翳されていないものと見なして、引き続きステップ5aにて監視を継続する。
ステップ5bにおいて制御部100は、ICカード部70に対して、決済機能がロック中であるか否かを問い合わせる。この問い合わせに対して、ICカード部70は、現在の状態に応じて、ロック中あるいは非ロック中の旨を制御部100に通知する。これに対して制御部100は、ロック中の旨の通知があった場合には、ステップ5mに移行し、一方、非ロック中の旨の通知があった場合には、ステップ5cに移行する。
ステップ5cにおいて制御部100は、記憶部60から認証データ(登録パターン)を読み出し、ステップ5dに移行する。
ステップ5dにおいて制御部100は、ステップ5cで読み出した認証データを状態判定部90に与えて、現在ユーザが当該携帯電話機MSを保持するパターン(掴み方)が、上記認証データの登録パターンに一致するか否かを判定するように指示し、ステップ5eに移行する。
これに対して状態判定部90は、制御部100の指示にしたがって、センサ101〜109の検出状態と、キースイッチ110,111のON/OFF状態を検出し、この検出結果(保持パターン)と、制御部100から与えられた認証データの登録パターンとを比較し、両者が一致するか否かを判定し、判定結果を制御部100に通知する。
ステップ5eにおいて制御部100は、状態判定部90からパターンが一致する旨の通知を受けたか否かを判定する。ここで、一致する通知を受けた場合には、ステップ5fに移行し、一方、一致しない通知を受けた場合には、ステップ5hに移行する。
ステップ5fにおいて制御部100は、報知部50を制御してビープ音を出力させるとともに、表示部30を表示制御して、認証が成功した旨の表示を行い、ステップ5gに移行する。
ステップ5gにおいて制御部100は、ICカード部70に対して、認証が成功した旨を通知し、当該処理を終了する。これによりICカード部70は、無線インタフェース71を制御して、ICカード・リーダライタRWとの間で所定のプロトコルにしたがった認証処理を実行して、ICカード情報などをICカード・リーダライタRWに送信し、個人認証を受け、決済などを完了させる。一方、ICカード・リーダライタRWは、ICカード情報などを受信すると、無線インタフェース71を通じてICカード部70から決済の承認を受けたものと見なし、POSシステムを通じてICカード情報などの認証処理を実施して、決済を完了させる。
ステップ5hにおいて制御部100は、報知部50を制御してステップ5fとは異なるビープ音を出力させるとともに、表示部30を表示制御して、認証が失敗した旨の表示を行い、ステップ5iに移行する。
ステップ5iにおいて制御部100は、認証失敗をカウントするカウント値nを1だけインクリメントし、ステップ5jに移行する。
ステップ5jにおいて制御部100は、カウント値nが予め設定した閾値N以上になったか否かを判定する。ここで、カウント値nが閾値N以上の場合には、予め設定した回数Nだけ連続して保持パターンによる認証が失敗したものとみなし、ステップ5kに移行する。一方、カウント値nが閾値N未満の場合には、当該処理を終了する。したがって、再びICカード・リーダライタRWに当該携帯電話機MSを翳すところからやり直す。
ステップ5kにおいて制御部100は、ICカード部70に対して、決済機能をロックするように指示し、ステップ5lに移行する。これによりICカード部70は、決済機能をロックする。
ステップ5lにおいて制御部100は、報知部50を制御して、ステップ5fや5hとは異なるビープ音を出力させるとともに、表示部30を表示制御して、決済機能がロックされた旨の表示を行い、当該処理を終了する。
ステップ5mにおいて制御部100は、報知部50を制御して、ステップ5f、5hおよび5lとは異なるビープ音を出力させるとともに、表示部30を表示制御して、決済機能がロックされている旨の表示を行い、当該処理を終了する。
次に、図6を参照して、自動ロック解除認証処理について説明する。この処理は、当該携帯電話機MSの電源が投入されると、電源が切られるまで繰り返し実行される。
まずステップ6aにおいて制御部100は、バイオメトリック認証部80を制御して、例えば指紋などのバイオメトリック情報の入力を受け付ける。バイオメトリック認証部80は、制御部100の制御により、指紋などのバイオメトリック情報の入力を受け付け、予め登録されたバイオメトリック情報と比較して、正当なユーザであるか否かを判定する認証処理を実行する。
ステップ6bにおいて制御部100は、バイオメトリック認証部80から認証処理の結果を取得し、認証が成功したか否か、すなわち正当なユーザからバイオメトリック情報の入力が行われたか否かを判定する。ここで認証が成功した旨の結果を取得した場合には、ステップ6cに移行し、一方、認証が失敗した旨の結果を取得した場合には、ステップ6aに移行して、再びバイオメトリック情報の入力を受け付ける。
ステップ6cにおいて制御部100は、タイマtを0にセットして計時をスタートし、ステップ6dに移行する。
ステップ6dにおいて制御部100は、操作部40に対するキー操作が行われたか否かを判定する。ここで、キー操作があった場合には、ユーザが当該携帯電話機MSを放置していないものと見なしてステップ6cに移行して、タイマtをリスタートさせ、一方、キー操作が無かった場合には、ユーザが当該携帯電話機MSを放置しているものと見なしてステップ6eに移行する。
ステップ6eにおいて制御部100は、タイマtの計時時間が予め設定した閾値時間t1を経過したか否かを判定する。ここでタイマtの計時時間が予め設定した閾値時間t1を経過した場合には、ユーザが当該携帯電話機MSを長時間放置しているものと見なしてステップ6fに移行し、一方、タイマtの計時時間が閾値時間t1未満の場合には、ユーザが当該携帯電話機MSを長時間放置していないものと見なしてステップ6dに移行する。
ステップ6fにおいて制御部100は、簡易ロックを実行して、操作部40を通じたユーザ操作を受け付けないようにし、ステップ6gに移行する。
ステップ6gにおいて制御部100は、タイマtを0にリセットして計時をスタートし、ステップ6hに移行する。
ステップ6hにおいて制御部100は、報知部50を制御して、ビープ音を出力させるとともに、表示部30を表示制御して、簡易ロックされた旨の表示を行い、ステップ6iに移行する。
ステップ6iにおいて制御部100は、記憶部60から認証データ(登録パターン)を読み出し、ステップ6jに移行する。
ステップ6jにおいて制御部100は、ステップ6iで読み出した認証データを状態判定部90に与えて、現在ユーザが当該携帯電話機MSを保持するパターン(掴み方)が、上記認証データの登録パターンに一致するか否かを判定するように指示し、ステップ6kに移行する。
これに対して状態判定部90は、制御部100の指示にしたがって、センサ101〜109の検出状態と、キースイッチ110,111のON/OFF状態を検出し、この検出結果(保持パターン)と、制御部100から与えられた認証データの登録パターンとを比較し、両者が一致するか否かを判定し、判定結果を制御部100に通知する。
ステップ6kにおいて制御部100は、状態判定部90からパターンが一致する旨の通知を受けたか否かを判定する。ここで、一致する通知を受けた場合には、ステップ6lに移行し、一方、一致しない通知を受けた場合には、ステップ6mに移行する。
ステップ6lにおいて制御部100は、報知部50を制御してステップ6hとは異なるビープ音を出力させるとともに、表示部30を表示制御して、認証が成功した旨の表示を行う。そして、制御部100は、簡易ロックを解除して、操作部40を通じたユーザ操作を受け付けるようにし、ステップ6cに移行する。
ステップ6mにおいて制御部100は、報知部50を制御してステップ6hや6lとは異なるビープ音を出力させるとともに、表示部30を表示制御して、認証が失敗した旨の表示を行い、ステップ6nに移行する。
ステップ6nにおいて制御部100は、認証失敗をカウントするカウント値nを1だけインクリメントし、ステップ6oに移行する。
ステップ6oにおいて制御部100は、カウント値nが予め設定した閾値N以上になったか否かを判定する。ここで、カウント値nが閾値N以上の場合には、予め設定した回数Nだけ連続して保持パターンによる認証が失敗したものとみなし、ステップ6gに移行する。一方、カウント値nが閾値N未満の場合には、ステップ6pに移行する。
ステップ6pにおいて制御部100は、タイマtの計時時間が予め設定した閾値時間t2を経過したか否かを判定する。ここでタイマtの計時時間が予め設定した閾値時間t2を経過した場合には、長時間、保持パターンによる認証が行えないものと見なしてステップ6qに移行し、一方、タイマtの計時時間が閾値時間t2未満の場合には、ステップ6hに移行する。
ステップ6qにおいて制御部100は、簡易ロックよりも解除手順が複雑な通常ロックを実行して、操作部40を通じたユーザ操作を受け付けないようにし、ステップ6rに移行する。
ステップ6rにおいて制御部100は、報知部50を制御して、ステップ6h、6lおよび6mとは異なるビープ音を出力させるとともに、表示部30を表示制御して、通常ロックされた旨の表示を行い、当該処理を終了する。通常ロックにより当該携帯電話機MSは、正当なバイオメトリック情報を入力しない限り、使用できない状態となる。
以上のように、上記構成の携帯電話機MSでは、その筐体の表面に、ユーザの掴み方を検出するセンサ101〜109やキースイッチ110,111を設け、ICカードによる決済を行う場合に、ユーザが当該携帯電話機MSを保持した掴み方を検出し、この保持パターンと予め登録された登録パターンが一致した場合に、ICカードによる決済を実行するようにしている。したがって、上記構成の携帯電話機MSによれば、ユーザの癖や意図的な掴み方によってユーザを認証できるので、認証作業に短時間で済み、かつ手間がかからない。
またユーザが携帯電話機MSをなくすなどして長時間放置された場合には、自動的に簡易ロックを行い、その解除操作として、上述した保持パターンによる認証を行うようにしている。このため、ユーザは、容易に簡易ロックを解除でき、利便性が高い。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
その一例として例えば、さらに携帯電話機MSの天地を検出するセンサを備えるとともに、その天地ごとに保持パターンを記憶部60に登録しておき、上記センサが検出した天地に応じた登録パターンと保持パターンを比較して、認証を行うようにしてもよい。
またセンサ101〜109を複数設けるものとしたが、より小さなセンサを多数設けたり、あるいは側面の外周部全体をセンサとして、より詳細にユーザの保持の仕方の癖や、意図的な保持の仕方を判定するようにしてもよい。
さらに上記実施形態では、図5に示したように、ICカード・リーダライタRWから信号を受信した場合に、パターン一致を判定するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば加速度センサや傾斜センサを備えて、これにより当該携帯電話機MSがユーザによって取り上げられて持ち上げられたことを検出した場合に、パターン一致の判定を行い、そして、この判定の結果が一致する場合に限ってICカード・リーダライタRWとの間で通信を行って決済処理を実行するようにしてもよい。
あるいは予め設定したキースイッチが押下された場合に、パターン一致の判定を行い、そして、この判定の結果が一致する場合に限ってICカード・リーダライタRWとの間で通信を行って決済処理を実行するようにしてもよい。
また情報携帯機器の一例として、携帯電話機を例に挙げて説明したが、これ得に限定されるものではなく、PDAなどの情報携帯機器に適用できる。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることは言うまでもない。
この発明に係わる情報携帯機器の一実施形態の外観を示す図。 この発明に係わる情報携帯機器の一実施形態の外観を示す図。 この発明に係わる情報携帯機器の一実施形態の回路ブロック図。 図3に示した情報携帯機器の記憶部が記憶する情報の一例を示す図。 この発明に係わる情報携帯機器の動作を説明するためのフローチャート。 この発明に係わる情報携帯機器の動作を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1…アンテナ、10…通信部、20…音声処理部、21…スピーカ、22…マイクロホン、30…表示部、40…操作部、50…報知部、60…記憶部、70…ICカード部、71…無線インタフェース、80…バイオメトリック認証部、90…状態判定部、100…制御部、101〜109…センサ、110,111…キースイッチ、BS…無線基地局、MS…携帯電話機、NW…移動通信網、RW…カード・リーダライタ。

Claims (12)

  1. 筐体の外側面に設けられ、ユーザが保持している部分を検出する検出手段と、
    ユーザが保持している部分の組み合わせを記憶する記憶手段と、
    前記検出手段が検出した部分と、前記記憶手段が記憶する組み合わせとが一致する場合に、予め設定された処理を実行する制御手段とを具備することを特徴とする情報携帯機器。
  2. 筐体の外側面に設けられ、ユーザが接触する部分を検出する検出手段と、
    ユーザが接触している部分の組み合わせを記憶する記憶手段と、
    前記検出手段が検出した部分と、前記記憶手段が記憶する組み合わせとが一致する場合に、予め設定された処理を実行する制御手段とを具備することを特徴とする情報携帯機器。
  3. さらに、複数のスイッチを備え、
    前記記憶手段は、前記検出手段の検出結果と、操作されるスイッチとの組み合わせを記憶し、
    前記制御手段は、前記検出手段が検出した部分と操作されたスイッチの組み合わせと、前記記憶手段が記憶する組み合わせとが一致する場合に、予め設定された処理を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報携帯機器。
  4. さらに、外部機器からの無線信号を受信する受信手段を備え、
    前記検出手段は、前記受信手段が外部機器から無線信号を受信した場合に、検出を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報携帯機器。
  5. さらに、当該情報携帯機器が動かされたことを検出する動き検出手段を備え、
    前記検出手段は、前記動き検出手段が動きを検出した場合に、検出を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報携帯機器。
  6. さらに、スイッチを備え、
    前記検出手段は、前記スイッチが操作された場合に、検出を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報携帯機器。
  7. さらに、当該情報携帯機器の天地を検出する天地検出手段を備え、
    前記記憶手段は、当該情報携帯機器の天地毎に対応する、ユーザが保持している部分の組み合わせを記憶し、
    前記検出手段は、前記検出手段が検出した部分と、前記天地検出手段が検出した天地に対応する前記記憶手段が記憶する組み合わせとが一致する場合に、予め設定された処理を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報携帯機器。
  8. 前記検出手段は、少なくとも当該情報携帯機器の外周部に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報携帯機器。
  9. さらに、外部機器と無線通信する通信手段を備え、
    前記制御手段は、予め設定された処理として、外部機器との間で無線通信を行い、決済処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報携帯機器。
  10. さらに、ユーザから入力を受け付ける入力手段を備え、
    前記制御手段は、予め設定された処理として、前記入力手段を通じた入力を拒否するロック設定を解除して、前記入力手段を通じた入力を受け付ける処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報携帯機器。
  11. 筐体の外側面に設けられたセンサにより、ユーザが保持している部分を検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出した部分と、予め記憶手段が記憶するユーザが保持している部分の組み合わせとが一致する場合に、予め設定された処理を実行する制御工程とを具備することを特徴とする認証方法。
  12. 筐体の外側面に設けられたセンサにより、ユーザが接触している部分を検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出した部分と、予め記憶手段が記憶するユーザが接触している部分の組み合わせとが一致する場合に、予め設定された処理を実行する制御工程とを具備することを特徴とする認証方法。
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