JP2009076609A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電界効果トランジスタのオン電流を小さくすることなく、微細化を実現することのできる技術を提供する。
【解決手段】半導体基板の主面に素子分離領域2によって周囲を規定された活性領域3が配置され、この活性領域3は、周辺部3aに凹状の段差3cを有する断面形状となっており、活性領域3の周辺部3aの半導体基板の上面は、活性領域3の中央部3bの平坦な半導体基板の上面よりも低く形成されている。活性領域3の周辺部3aに凹状の段差3cを設けることにより、この活性領域3に形成されるMIS・FETの実質的なゲート幅を増加させて、MIS・FETのドレイン電流を増加させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置およびその製造技術に関し、特に、65nm以下のゲート長を有する微細な電界効果トランジスタを形成するための素子分離構造およびその形成プロセスに適用して有効な技術に関するものである。
半導体素子は、酸化膜からなる素子分離領域に囲まれた活性領域に形成されており、隣接する他の半導体素子と電気的に分離されている。
例えば、特開2007−81367号公報(特許文献1)には、リセスが形成された半導体基板上にトンネル酸化膜およびフローティングゲートを形成することによって、フローティングゲートの半導体基板との接触面を増加させるフラッシュメモリ素子の製造方法が開示されており、半導体基板に形成したトレンチ内に、半導体基板上に一部が突出した素子分離膜を形成する段階と、突出した素子分離膜の側壁に窒化膜スペーサを形成する段階と、窒化膜スペーサをマスクとしたエッチングにより半導体基板にリセスを形成する段階と、窒化膜スペーサを除去する段階とを含む上記リセスの形成プロセスが示されている。
また、国際特許公開WO 00/52754号パンフレット(特許文献2)には、窒化シリコン膜とサイドウォールスペーサとをマスクにしたドライエッチングによって、素子分離領域の基板に溝を形成した後、窒化シリコン膜の側壁のサイドウォールスペーサを除去し、次いで、基板を熱酸化することによって形成される素子分離構造が開示されている。
特開2007−81367号公報 国際特許公開WO 00/52754号パンフレット
電界効果トランジスタを基本素子とする集積回路を有する半導体装置では、電界効果トランジスタのオン電流(電界効果トランジスタのゲート電極に適切なゲート電圧を印加して電界効果トランジスタをオン状態にした時に、電界効果トランジスタのチャネル領域に流れるドレイン電流)が集積回路の性能そのものに影響を及ぼすため、所望する電界効果トランジスタのオン電流を得ることは、半導体装置の性能向上において必要とされる。
しかし、シリコン基板の平坦な主面にゲート電極を形成する電界効果トランジスタでは、電界効果トランジスタの微細化および高集積化が進むにつれて、そのゲート電極のゲート長が小さくなるとともに、ゲート幅も小さくなっており、所望するオン電流が得られ難いという問題が生じている。ゲート幅を大きくすると、所望するオン電流は得られるが、当然に電界効果トランジスタの占有面積が増大するので、半導体装置の高集積化には支障をきたすことになる。
本発明の目的は、電界効果トランジスタのオン電流を小さくすることなく、微細化を実現することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、半導体基板の主面に素子分離領域によって周囲を規定された活性領域が配置され、この活性領域に電界効果トランジスタが形成された半導体装置であって、活性領域は、周辺部に凹状の段差を有する断面形状となっており、活性領域の周辺部の半導体基板の上面は、前記活性領域の中央部の平坦な半導体基板の上面よりも低く形成されている。
本発明は、半導体基板の主面に素子分離領域によって周囲を規定された活性領域が配置され、この活性領域に電界効果トランジスタを形成する半導体装置の製造方法であって、半導体基板の主面にパターニングされた窒化シリコン膜を形成する工程、窒化シリコン膜の側壁にサイドウォールを形成した後、窒化シリコン膜およびサイドウォールをマスクにして、素子分離形成予定領域の半導体基板に素子分離用の溝を形成する工程、溝の内部を含む半導体基板上に酸化シリコン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜の表面を平坦化して、窒化シリコン膜の表面を露出させる工程、サイドウォールおよび溝の内部以外の酸化シリコン膜を除去して、溝の内部に酸化シリコン膜が埋め込まれた素子分離領域を形成する工程、窒化シリコン膜をマスクにして、窒化シリコン膜の周囲の露出している半導体基板に段差を形成する工程、窒化シリコン膜を除去して、素子分離領域に周囲を規定され、周辺部の半導体基板の上面が中央部の半導体基板の上面よりも低い活性領域を形成する工程とを有する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
電界効果トランジスタが形成される活性領域を、周辺部の半導体基板の上面が中央部の半導体基板の上面よりも低い凹状の段差を有する断面形状とすることにより、電界効果トランジスタのゲート幅を増加させることができるので、オン電流を小さくすることなく、電界効果トランジスタの微細化を実現することができる。
本実施の形態において、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、本実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、本実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、本実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、本実施の形態においては、電界効果トランジスタを代表するMIS・FET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)をMISと略し、nチャネル型のMIS・FETをnMISと略す場合もある。また、本実施の形態において、ウエハと言うときは、Si(Silicon)単結晶ウエハを主とするが、それのみではなく、SOI(Silicon On Insulator)ウエハ、集積回路をその上に形成するための絶縁膜基板等を指すものとする。その形も円形またはほぼ円形のみでなく、正方形、長方形等も含むものとする。
また、本実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1によるnチャネル型のMIS・FETの一例を図1〜図3を用いて説明する。図1はnチャネル型のMIS・FETの要部平面図、図2はnチャネル型のMIS・FETをゲート幅方向に沿って切断した要部断面図(図1のA−A′線における要部断面図)、図3はnチャネル型のMIS・FETをゲート長方向に沿って切断した要部断面図(図1のB−B′線における要部断面図)である。
図1〜図3に示すように、p型の単結晶シリコンからなる半導体基板1の主面には、素子分離領域2よって周囲を規定された活性領域3が形成されている。この活性領域3は、周辺部3aに凹状の段差3cを有する断面形状となっており、活性領域3の周辺部3aの半導体基板1の上面は、活性領域3の周辺部3a以外の中央部3bの平坦な半導体基板1の上面よりも低く形成されている。上記凹状の段差3cの深さ(図2に示す符号d)、すなわち活性領域3の周辺部3aの半導体基板1の上面と活性領域3の中央部3bの半導体基板1の上面との差は、例えば100nm以下(代表的な深さとしては30nm)であり、上記凹状の段差3cの幅(図1に示す符号w)、すなわち周辺部3aの幅は、例えば150nm以下(代表的な幅としては30nm)である。
nチャネル型のMIS・FETのゲート絶縁膜4は、活性領域3の半導体基板1の表面に形成されており、nチャネル型のMIS・FETのゲート電極5は、さらにその上に、一方向に沿って同一の幅で直線的に延びて形成されている。ゲート絶縁膜4は、例えば酸化シリコン膜からなり、その厚さは、例えば2nmである。ゲート電極5は、例えばn型不純物が添加された多結晶シリコン膜からなり、その厚さは、例えば150nm、そのゲート長は、例えば65nmである。また、ゲート電極5の側壁にはサイドウォール6が形成されている。サイドウォール6は、例えば酸化シリコン膜からなり、その幅は、例えば60nmである。
周辺部3aに段差3cを設けた活性領域3に形成されたゲート電極5と、周辺部3aに段差3cを設けずに、全面が平坦な活性領域3に形成されたゲート電極5とを比較すると、両者の活性領域3のゲート電極5のゲート幅方向に沿った平面レイアウトが同じであっても、前者のゲート電極5のゲート幅が、後者のゲート電極5のゲート幅よりも段差3cの深さの2倍程度長くなる。例えば活性領域3の周辺部3aの段差3cの深さを30nm、活性領域3のゲート電極5のゲート幅方向に沿った平面寸法を500nmとすると、周辺部3aに段差3cを設けることにより、平面レイアウトにおけるゲート電極5のゲート幅は変わらないが、実質的なゲート電極5のゲート幅は560nmとなり、ゲート電極5のゲート幅を約1割増加させることができる。これにより、nチャネル型のMIS・FETのドレイン電流を増加させることができる。
nチャネル型のMIS・FETのソース、ドレインは、相対的に低濃度のn型の半導体領域7と、そのn型の半導体領域7よりも不純物濃度の高い相対的に高濃度のn型の半導体領域8とを有するLDD(Lightly Doped Drain)構造からなる。n型の半導体領域7は、nチャネル型のMIS・FETのチャネル領域側に配置され、n型の半導体領域8は、nチャネル型のMIS・FETのチャネル領域側からn型の半導体領域7分だけ離れた位置に配置されている。
nチャネル型のMIS・FETのゲート電極5およびソース、ドレインは、層間絶縁膜9により覆われている。層間絶縁膜9は、例えば酸化シリコン膜からなる。層間絶縁膜9にはソース、ドレインの一部を構成するn型の半導体領域8に達するコンタクトホール10が形成されており、コンタクトホール10に埋め込まれたプラグ11を介して、ソース、ドレインの一部を構成するn型の半導体領域8と配線12とが電気的に接続されている。コンタクトホール10の径は、例えば100nmであり、ゲート電極5のゲート長方向の端部とコンタクトホール10との距離は、例えば60nmである。
さらに、コンタクトホール10は、活性領域3の周辺部3aと中央部(平坦部)3bとに跨って形成されている。従って、コンタクトホール10は、活性領域3の周辺部3aの半導体基板1の主面に形成されたn型の半導体領域8と、活性領域3の中央部3bの半導体基板1の主面に形成されたn型の半導体領域8との両方に接して形成されている。
次に、本実施の形態1によるnチャネル型のMIS・FETの製造方法の一例を図4〜図11を用いて説明する。図4〜図11はnチャネル型のMIS・FETの要部断面図であり、各図の(a)および(b)は、それぞれゲート電極のゲート幅方向に沿った要部断面図およびゲート電極のゲート長方向に沿った要部断面図である。
まず、図4に示すように、例えば1〜10Ωcm程度の比抵抗を有するp型の単結晶シリコンからなる半導体基板(この段階では半導体ウエハと称する平面略円形状の半導体の薄板)1を準備する。次に、この半導体基板1を約850℃で熱酸化してその表面に、例えば厚さ10nm程度の酸化シリコン膜13を形成した後、この酸化シリコン膜13上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法などにより、例えば厚さ150nmの窒化シリコン膜14を堆積する。
次に、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングにより素子分離形成予定領域の窒化シリコン膜14を除去する。続いて半導体基板1上にCVD法などにより、例えば厚さ30nmの酸化シリコン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜を異方的にドライエッチングすることによって、窒化シリコン膜14の側壁にサイドウォール15を形成する。このドライエッチングにより、素子分離形成予定領域の酸化シリコン膜13も除去される。サイドウォール15のスペーサ長は、窒化シリコン膜14の厚さ、酸化シリコン膜の厚さ、またはドライエッチングの条件などによって決まるが、本実施の形態1では、例えば30nmのスペーサ長を有するサイドウォール15を形成した。
次に、図5に示すように、窒化シリコン膜14とその側壁に形成したサイドウォール15とをマスクにしたドライエッチングにより、素子分離形成予定領域の半導体基板1に、例えば深さ300nmの溝(素子分離用の溝)2aを形成する。
次に、図6に示すように、溝2aの内部を含む半導体基板1上にCVD法などにより、酸化シリコン膜16を堆積する。この酸化シリコン膜16は、溝2aの深さよりも厚く(例えば400nm)堆積し、溝2aの内部に酸化シリコン膜16が隙間なく埋め込まれるようにする。また、酸化シリコン膜16は、例えば酸素とテトラエトキシシラン((CSi)とを使ったCVD法により成膜される酸化シリコン膜のように、ステップカバレージのよい成膜方法で堆積することが望ましい。続いて半導体基板1を、例えば約1000℃で熱処理することにより、酸化シリコン膜16を焼き締めた後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により酸化シリコン膜16を研磨して、その表面を平坦化する。この研磨は、窒化シリコン膜14をストッパに用いて行い、窒化シリコン膜14の表面が露出し、かつ窒化シリコン膜14上の酸化シリコン膜16が残らない程度に若干のオーバー研磨を行った時点を終点とする。
次に、図7に示すように、窒化シリコン膜14をマスクにしたウエットエッチングまたはドライエッチングにより、サイドウォール15およびサイドウォール15下の酸化シリコン膜13を除去し、さらに、溝2aの内部以外の酸化シリコン膜16を除去する。このウエットエッチングにより、窒化シリコン膜14は残るが、窒化シリコン膜14の周囲の露出した半導体基板1の表面と酸化シリコン膜16の表面とをほぼ同じ高さとする。ここまでの工程により、溝2aに酸化シリコン膜16が埋め込まれた素子分離領域2、および素子分離領域2によって規定される全面が平坦な活性領域3が略完成する。
次に、図8に示すように、活性領域3の半導体基板1を覆う窒化シリコン膜14をマスクにしたドライエッチングにより、窒化シリコン膜14の周囲に露出した半導体基板1に段差3cを形成する。段差3cの幅は、例えば30nm、その深さは、例えば30nmである。
次に、図9に示すように、熱リン酸を用いたウエットエッチングで窒化シリコン膜14を除去し、続いてフッ酸を用いたウエットエッチングで窒化シリコン膜14下の酸化シリコン膜13を除去する。これにより、窒化シリコン膜14が配置されていた領域の半導体基板1を中央部3bとし、その領域の周囲の半導体基板1を凹断面形状の段差3cを有する周辺部3aとする活性領域3が形成される。
なお、前述した特開2007−81367号公報(特許文献1)において、段差を有する活性領域が記載されているが、この活性領域は、中央部に凹断面形状の段差を有しており、活性領域の周辺部の半導体基板の上面が、活性領域の中央部の半導体基板の上面よりも高く形成されている点が本願発明と相違する。また、同じピッチで考えると、本願発明の製造方法により形成された活性領域の方がゲート幅を広くとることができるので、より多くのドレイン電流を得ることが可能となる。
次に、図10に示すように、半導体基板1を、例えば約850℃で熱酸化することにより、活性領域3(周辺部3aおよび中央部3b)の半導体基板1の表面に、例えば厚さ8nmの清浄なゲート絶縁膜4を形成する。続いてゲート絶縁膜4上に、例えばゲート長65nm、厚さ150nmのゲート電極5を形成する。ゲート電極5は、例えばゲート絶縁膜4上にn型不純物、例えばリンを添加した低抵抗の多結晶シリコン膜をCVD法により堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングにより形成される。
次に、半導体基板1のゲート電極5の両側の領域にn型不純物、例えばヒ素をイオン注入することにより、n型の半導体領域7を形成する。ヒ素は、例えばドーズ量1×1015cm−2、エネルギー3〜5keVの条件でイオン注入される。
次に、図11に示すように、続いてゲート電極5の側壁に、サイドウォール6を形成する。サイドウォール6は、例えば半導体基板1上に、ゲート電極5を覆うように酸化シリコン膜を堆積し、この酸化シリコン膜を異方的にドライエッチングすることによって形成することができる。サイドウォール6のスペーサ長は、例えば60nmである。
次に、半導体基板1のサイドウォール6の両側の領域にn型不純物、例えばヒ素をイオン注入することにより、n型の半導体領域8を形成する。ヒ素は、例えばドーズ量4×1015cm−2、エネルギー20keVの条件でイオン注入される。イオン注入後、導入した不純物の活性化のための熱処理を行うこともできる。n型の半導体領域7は、ゲート電極5に対して自己整合的に形成され、n型の半導体領域8は、ゲート電極5の側壁に形成されたサイドウォール6に対して自己整合的に形成される。このようにして、n型の半導体領域7およびn型の半導体領域8からなる、ソース、ドレインが形成される。
次に、半導体基板1上に、ゲート電極5を覆うように酸化シリコン膜を堆積した後、この酸化シリコン膜をCMP法により研磨して、その表面を平坦化することにより、層間絶縁膜9を形成する。続いてフォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングにより、層間絶縁膜9にソース、ドレインの一部を構成するn型の半導体領域8に達するコンタクトホール10を形成する。コンタクトホール10の径は、例えば100nmである。
次に、コンタクトホール10の内部に、例えば主導体膜をタングステンとするプラグ(接続用導体部)11を形成する。プラグ11は、例えばコンタクトホール10の内部(側壁および底部)を含む層間絶縁膜9上にバリア導体膜を形成した後、タングステンからなる主導体膜をコンタクトホール10の内部に埋め込み、その後、コンタクトホール10の内部以外の不要なバリア導体膜および主導体膜をCMP法またはエッチバック法により除去することによって形成することができる。その後、コンタクトホール10の内部に形成されたプラグ11に接する配線12を形成する。配線12は、プラグ11を介してソース、ドレインの一部を構成するn型の半導体領域8と電気的に接続される。配線12は、層間絶縁膜9上に、例えばアルミニウム合金膜またはタングステン膜などからなる導体膜を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングにより形成することができる。また、配線12は、ダマシン法により形成することのできる銅膜からなる埋め込み配線とすることもできる。以上、説明した工程により、本実施の形態1によるnチャネル型のMIS・FETが略完成する。
なお、前述した本実施の形態1では、活性領域3の周辺部3aに形成される段差3cの深さを、例えば30nmとしたが、これに限定されるものではない。しかし、段差3cが深くなりすぎると、例えば以下に説明する不具合が生じるため、段差3cの深さは100nm以下とすることが望ましい。
第1の不具合として、ゲート電極5と同一層の導体膜(多結晶シリコン膜)が段差3cの側壁に残存することが考えられる。ゲート電極5は、例えばゲート絶縁膜4上に堆積された導体膜をフォトレジスト膜をマスクとし、ドライエッチングで加工することにより形成されるが、段差3cの深さが深いと、段差3cの側壁に導体膜からなるサイドウォールが形成されてしまう。
さらに、第2の不具合として、サイドウォール6と同一層の絶縁膜(酸化シリコン膜)が段差3cの側壁に残り、段差3cを埋め込むことに起因して、コンタクトホール10とソース、ドレインの一部を構成するn型の半導体領域8との接触抵抗が増加することが考えられる。サイドウォール6は、例えば半導体基板1上に、ゲート電極5を覆うように酸化シリコン膜を堆積し、この酸化シリコン膜を異方的にドライエッチングすることによって形成されるが、段差3cの深さが深く、段差3cの幅が狭く、かつ酸化シリコン膜の被覆性が悪いと、サイドウォール6を形成した後でも、段差3c内部には酸化シリコン膜が埋め込まれている。このため、その後、段差3c下の半導体基板1にn型不純物のイオン注入により形成されるn型の半導体領域8の深さが、中央部3bの平坦な半導体基板1にn型不純物のイオン注入により形成されるn型の半導体領域8の深さよりも浅くなり、コンタクトホール10を形成する際のオーバーエッチングにより半導体基板1が削られると、段差3c下の半導体基板1に形成されたn型の半導体領域8が消失して、コンタクトホール10とn型の半導体領域8との接触面積が減少する。
さらに、第3の不具合として、隣接するnチャネル型のMIS・FETのソース、ドレインの一部を構成するn型の半導体領域8が素子分離領域2下の半導体基板1において繋がることが考えられる。段差3c下の半導体基板1にnチャネル型のMIS・FETのソース、ドレインの一部を構成するn型の半導体領域8が形成されるが、段差3cの深さが深いと、このn型の半導体領域8が素子分離領域2下の半導体基板1へ拡散してしまう。
次に、本実施の形態1によるnチャネル型のMIS・FETの変形例を図12および図13に示す。図12および図13はnチャネル型のMIS・FETの要部平面図である。
前述の図1〜図3に示したnチャネル型のMIS・FETでは、コンタクトホール10は活性領域3の周辺部3aと中央部(平坦部)3bとに跨って形成されている。これに対して、図12に示すnチャネル型のMIS・FETでは、コンタクトホール10が活性領域3の中央部3bの平坦な半導体基板1に形成されたソース、ドレインの一部を構成するn型の半導体領域8に達するように形成されている。また、図13に示すnチャネル型のMIS・FETでは、コンタクトホール10が活性領域3の周辺部3aの段差3c下の半導体基板1に形成されたソース、ドレインの一部を構成するn型の半導体領域8に達するように形成されている。従って図12および図13に示したnチャネル型のMIS・FETでは、コンタクトホール10は活性領域3の周辺部3aと中央部(平坦部)3bとに跨って形成されておらず、nチャネル型のMIS・FETのゲート長方向の占有面積に余裕がある場合は、nチャネル型のMIS・FETをこのような構成とすることができる。
また、図12に示すnチャネル型のMIS・FETでは、図1〜図3に示したnチャネル型のMIS・FETよりも、コンタクトホール10をソース、ドレインの一部を構成するn型の半導体領域8に確実に接続させることができるので、コンタクトホール10とソース、ドレインの一部を構成するn型の半導体領域8との接触抵抗の増加(例えば前述した第2の不具合等)を防止することができる。
図13に示すnチャネル型のMIS・FETでは、図1〜図3に示したnチャネル型のMIS・FETよりも、ゲート電極5とコンタクトホール10との距離を離すことができるので、ゲート電極とコンタクトホール10との間の寄生容量が減少し、その効果によりnチャネル型のMIS・FETの動作速度の向上が見込まれる。
このように、本実施の形態1によれば、活性領域3の周辺部3aに凹状の段差3cを設けることにより、この活性領域3に形成されるnチャネル型のMIS・FETの実質的なゲート幅が増加するので、nチャネル型のMIS・FETのドレイン電流を増加させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2によるスプリットゲート構造のMONOS型メモリセルの一例を図14〜図16を用いて説明する。図14はスプリットゲート構造のMONOS型メモリセルを用いた不揮発性メモリのアレイの一部を示す要部平面図、図15はスプリットゲート構造のMONOS型メモリセルをゲート幅方向に沿って切断した要部断面図(図14のC−C′線における要部断面図)、図16はスプリットゲート構造のMONOS型メモリセルをゲート長方向に沿って切断した要部断面図(図14のD−D′線における要部断面図)である。
まず、図14を用いて、スプリットゲート構造のMONOS型メモリセルを用いた不揮発性メモリのアレイ構成を説明する。
ワード線WLには、メモリ用nMISのメモリゲート電極MG用のワード線WLと選択用nMISの選択ゲート電極CG用のワード線WLとの2種類があり、これらは平行して第1方向に沿って延びている。ソース線SLはワード線WLと平行して第1方向に延びており、各メモリセルMCのメモリゲート電極MGに隣接し、対向するメモリセルMCと共有するソース領域に接続している。また、ビット線(図示は省略)は第1方向に沿って延びるワード線WLに対して交差する方向である第2方向に沿って延びており、各メモリセルMCの選択ゲート電極CGに隣接するドレイン領域にコンタクトホールCNTに埋め込まれたプラグを介して接続している。単位メモリセルMCは、図14中において一点破線で囲まれた領域にあたり,素子分離部SGIにより隣接するメモリセルMCと電気的に絶縁されている。
次に、図15および図16を用いて、スプリットゲート構造のMONOS型メモリセルの構造について説明する。
半導体基板21は、例えばp型の単結晶シリコンからなり、その主面(デバイス形成面)には、埋め込みnウェルNWおよびpウェルPWが形成されている。さらに、半導体基板21の主面の活性領域ATにはメモリセルMCの選択用nMIS(Qnc)とメモリ用nMIS(Qnm)とが配置されている。
本実施の形態2によるメモリセルMCにおいても、前述した実施の形態1によるnチャネル型のMIS・FETと同様に、素子分離部SGIによって活性領域ATの周囲は規定されている。さらに、この活性領域ATは、周辺部ATaに凹状の段差ATcを有する断面形状となっており、活性領域ATの周辺部ATaの半導体基板21の上面は、活性領域ATの中央部ATbの半導体基板21の上面よりも低く形成されている。このように、活性領域ATの周辺部ATaに段差ATcを設けることにより、実質的な選択用nMIN(Qnc)の選択ゲート電極CGおよびメモリ用nMIS(Qnm)のメモリゲート電極MGのそれぞれの平面レイアウトにおけるゲート幅は変わらないが、実質的なゲート幅を増加させることができる。これにより、選択用nMIS(Qnc)およびメモリ用nMIS(Qnm)のそれぞれのドレイン電流を増加させることができる。
メモリセルMCのドレイン領域Drmおよびソース領域Srmは、例えば相対的に低濃度のn型の半導体領域22ad,22asと、そのn型の半導体領域22ad,22asよりも不純物濃度の高い相対的に高濃度のn型の半導体領域22bとを有している(LDD構造)。n型の半導体領域22ad,22asは、メモリセルMCのチャネル領域側に配置され、n型の半導体領域22bは、メモリセルMCのチャネル領域側からn型の半導体領域22ad,22as分だけ離れた位置に配置されている。
このドレイン領域Drmとソース領域Srmとの間の半導体基板21の主面には、上記選択用nMIS(Qnc)の選択ゲート電極CGと、上記メモリ用nMIS(Qnm)のメモリゲート電極MGとが隣接して延在しており、その延在方向において複数のメモリセルMCは半導体基板21に形成された素子分離部SGIを介して隣接している。選択ゲート電極CGは半導体基板1の主面の第1領域に配置され、メモリゲート電極MGは半導体基板21の主面の第1領域とは異なる第2領域に配置されている。選択ゲート電極CGは、例えばn型の多結晶シリコン膜からなり、そのゲート長は、例えば100〜200nm程度である。メモリゲート電極MGは、例えばn型の多結晶シリコン膜からなり、そのゲート長は、例えば50〜150nm程度である。
選択ゲート電極CGと、メモリゲート電極MGと、ソース領域Srmおよびドレイン領域Drmの一部を構成するn型の半導体領域22bの上面には、例えばコバルトシリサイド、ニッケルシリサイド、チタンシリサイド等のようなシリサイド層23が形成されている。
選択ゲート電極CGと半導体基板21の主面との間には、例えば厚さ1〜5nm程度の薄い酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜24が設けられている。従って素子分離部SGI上およびゲート絶縁膜24を介した半導体基板21の第1領域上に選択ゲート電極CGが配置されている。このゲート絶縁膜24の下方の半導体基板1の主面には、例えばボロンが導入されてp型の半導体領域25が形成されている。この半導体領域25は、選択用nMIS(Qnc)のチャネル形成用の半導体領域であり、この半導体領域25により選択用nMIS(Qnc)のしきい値電圧が所定の値に設定されている。
メモリゲート電極MGは選択ゲート電極CGの側壁の片側に設けられており、絶縁膜26b、電荷蓄積層CSLおよび絶縁膜26tを積層した電荷保持用絶縁膜(以下、絶縁膜26b,26tおよび電荷蓄積層CSLと記す)により選択ゲート電極CGとメモリゲート電極MGとの絶縁がなされている。また、絶縁膜26b,26tおよび電荷蓄積層CSLを介した半導体基板21の第2領域上にメモリゲート電極MGが配置されている。なお、図16では絶縁膜26b,26tおよび電荷蓄積層CSLの表記を26b/CSL/26tとして表現している。
電荷蓄積層CSLは、その上下を絶縁膜26b,26tに挟まれた状態で設けられており、例えば窒化シリコン膜からなり、その厚さは、例えば5〜20nm程度である。窒化シリコン膜は、その膜中に離散的なトラップ準位を有し、このトラップ準位に電荷を蓄積する機能を有する絶縁膜である。絶縁膜26b,26tは、例えば酸化シリコン膜等からなり、絶縁膜26bの厚さは、例えば1〜10nm程度、絶縁膜26tの厚さは、例えば5〜15nm程度である。絶縁膜26b,26tは窒素を含んだ酸化シリコン膜で形成することもできる。
上記絶縁膜26bの下方、p型の半導体領域25とソース領域Srmとの間の半導体基板21の主面には、例えばヒ素またはリンが導入されてn型の半導体領域27が形成されている。この半導体領域27は、メモリ用nMIS(Qnm)のチャネル形成用の半導体領域であり、この半導体領域7によりメモリ用nMIS(Qnm)のしきい値電圧が所定の値に設定されている。選択用nMIS(Qnc)およびメモリ用nMIS(Qnm)は絶縁膜28a,28bに覆われており、これら絶縁膜28a,28bにはドレイン領域Drmに達するコンタクトホールCNTが開口されている。ドレイン領域Drmには、コンタクトホールCNTに埋め込まれたプラグPLGを介して、第1方向に延在するメモリゲート電極MG(または選択ゲート電極CG)に対して交差する方向である第2方向に延在する第1層目の配線M1が接続されている。この配線M1が、各メモリセルMCのビット線BLを構成している。
このように、本実施の形態2によれば、スプリットゲート構造のMONOS型メモリセルにおいても、前述した実施の形態1のnチャネル型のMIS・FETと同様の効果が得られ、選択用nMIS(Qnc)の選択ゲート電極CGおよびメモリ用nMIS(Qnm)のメモリゲート電極MGのそれぞれの実質的なゲート幅が増加するので、選択用nMIS(Qnc)の選択ゲート電極CGおよびメモリ用nMIS(Qnm)のメモリゲート電極MGのそれぞれのドレイン電流を増加させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施の形態では、本願発明をnチャネル型のMIS・FETおよびスプリット構造のMONOS型メモリセルに適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の半導体素子にも適用することができる。
本発明は、活性領域の周囲を規定する素子分離領域を有する基板に半導体素子が形成される各種半導体装置に適用することができる。
本実施の形態1による電界効果トランジスタの一例を示す要部平面図である。 本実施の形態1による電界効果トランジスタの一例を示すゲート幅方向に沿った要部平面図(図1のA−A′線における要部断面図)である。 本実施の形態1による電界効果トランジスタの一例を示すゲート長方向に沿った要部断面図(図1のB−B′線における要部断面図)である。 本実施の形態1による電界効果トランジスタの製造工程中の要部断面図であって、(a)はゲート幅方向に沿った要部断面図、(b)はゲート長方向に沿った要部断面図である。 (a)および(b)は、図4に続く電界効果トランジスタの製造工程中の図4(a)および(b)と同じ箇所の要部断面図である。 (a)および(b)は、図5に続く電界効果トランジスタの製造工程中の図4(a)および(b)と同じ箇所の要部断面図である。 (a)および(b)は、図6に続く電界効果トランジスタの製造工程中の図4(a)および(b)と同じ箇所の要部断面図である。 (a)および(b)は、図7に続く電界効果トランジスタの製造工程中の図4(a)および(b)と同じ箇所の要部断面図である。 (a)および(b)は、図8に続く電界効果トランジスタの製造工程中の図4(a)および(b)と同じ箇所の要部断面図である。 (a)および(b)は、図9に続く電界効果トランジスタの製造工程中の図4(a)および(b)と同じ箇所の要部断面図である。 (a)および(b)は、図10に続く電界効果トランジスタの製造工程中の図4(a)および(b)と同じ箇所の要部断面図である。 本実施の形態1による電界効果トランジスタの第1の変形例を示す要部平面図である。 本実施の形態1による電界効果トランジスタの第2の変形例を示す要部平面図である。 本実施の形態2によるスプリットゲート構造のMONOS型メモリセルを用いた不揮発性メモリのアレイの一部を示す要部平面図である。 本実施の形態2によるスプリットゲート構造のMONOS型メモリセルをゲート幅方向に沿って切断した要部断面図(図14のC−C′線における要部断面図)である。 本実施の形態2によるスプリットゲート構造のMONOS型メモリセルをゲート長方向に沿って切断した要部断面図(図14のD−D′線における要部断面図)である。
符号の説明
1 半導体基板
2 素子分離領域
2a 溝
3 活性領域
3a 周辺部
3b 中央部
3c 段差
4 ゲート絶縁膜
5 ゲート電極
6 サイドウォール
7,8 半導体領域
9 層間絶縁膜
10 コンタクトホール
11 プラグ
12 配線
13 酸化シリコン膜
14 窒化シリコン膜
15 サイドウォール
16 酸化シリコン膜
21 半導体基板
22ad,22as,22b 半導体領域
23 シリサイド層
24 ゲート絶縁膜
25 半導体領域
26b,26t 絶縁膜
27 半導体領域
28a,28b 絶縁膜
AT 活性領域
ATa 周辺部
ATb 中央部
ATc 段差
BL ビット線
CG 選択ゲート電極
CSL 電荷蓄積層
CNT コンタクトホール
d 段差の深さ
Drm ドレイン領域
M1 配線
MC MONOS型不揮発性メモリセル
MG メモリゲート電極
NW nウェル
PLG プラグ
PW pウェル
Qnc 選択用nMIS
Qnm メモリ用nMIS
SGI 素子分離部
SL ソース線
Srm ソース領域
w 段差の幅
WL ワード線

Claims (10)

  1. 半導体基板の主面に素子分離領域によって周囲を規定された活性領域が配置され、前記活性領域に電界効果トランジスタが形成された半導体装置であって、
    前記活性領域は、周辺部に凹状の段差を有する断面形状となっており、前記活性領域の周辺部の前記半導体基板の上面は、前記活性領域の周辺部以外の前記活性領域の中央部の平坦な前記半導体基板の上面よりも低く形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、前記活性領域の周辺部の幅は、150nm以下であることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、前記電界効果トランジスタのゲート電極が第1方向に沿って配置され、コンタクトホールが前記第1方向と直交する第2方向に沿って前記ゲート電極の両側に配置されており、
    前記コンタクトホールは、前記活性領域の周辺部と前記活性領域の中央部とに跨って形成されて、前記活性領域の周辺部の段差下の前記半導体基板と前記活性領域の中央部の前記半導体基板とに達していることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置において、前記電界効果トランジスタのゲート電極が第1方向に沿って配置され、コンタクトホールが前記第1方向と直交する第2方向に沿って前記ゲート電極の両側に配置されており、
    前記コンタクトホールは、前記活性領域の中央部の前記半導体基板のみに達していることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1記載の半導体装置において、前記電界効果トランジスタのゲート電極が第1方向に沿って配置され、コンタクトホールが前記第1方向と直交する第2方向に沿って前記ゲート電極の両側に配置されており、
    前記コンタクトホールは、前記活性領域の周辺部の段差下の前記半導体基板のみに達していることを特徴とする半導体装置。
  6. 以下の工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (a)半導体基板の主面に第1絶縁膜および第2絶縁膜を順次形成した後、前記第2絶縁膜を加工する工程、
    (b)前記第2絶縁膜の側壁に第3絶縁膜からなるサイドウォールを形成した後、前記第2絶縁膜および前記サイドウォールをマスクにして、素子分離形成予定領域の前記半導体基板に素子分離用の溝を形成する工程、
    (c)前記溝の内部を含む前記半導体基板上に第4絶縁膜を堆積した後、前記第2絶縁膜の表面が露出するまで前記第4絶縁膜を除去して、前記第4絶縁膜の表面を平坦化する工程、
    (d)前記サイドウォール下の前記半導体基板の表面が露出するまで、前記サイドウォール、前記サイドウォール下の前記第1絶縁膜および前記第4絶縁膜を除去して、前記溝の内部に前記第4絶縁膜が埋め込まれた素子分離領域を形成する工程、
    (e)前記第2絶縁膜をマスクにして、露出している前記第2絶縁膜の周囲の前記半導体基板に段差を形成する工程、
    (f)前記第2絶縁膜および前記第2絶縁膜下の前記第1絶縁膜を除去して、前記素子分離領域に周囲を規定され、前記活性領域の周辺部の前記半導体基板の上面が、前記活性領域の周辺部以外の前記活性領域の中央部の前記半導体基板の上面よりも低く形成された活性領域を形成する工程。
  7. 前記請求項6記載の半導体装置の製造方法において、前記第1、第3および第4絶縁膜は酸化シリコン膜、前記第2絶縁膜は窒化シリコン膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、前記(f)工程の後に、
    (g)前記活性領域の前記半導体基板の表面にゲート絶縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程、
    (h)前記ゲート電極の側壁にサイドウォールを形成する工程、
    (i)前記ゲート電極および前記サイドウォールをマスクにして、前記活性領域の前記半導体基板に不純物をイオン注入して、半導体領域を形成する工程、
    (j)前記(i)工程の後、前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工程、
    (k)前記層間絶縁膜に、前記半導体領域に達するコンタクトホールを形成する工程
    をさらに含み、
    前記コンタクトホールが、前記活性領域の周辺部と前記活性領域の中央部とに跨って形成されて、前記活性領域の周辺部の段差下の前記半導体基板に形成された前記半導体領域と前記活性領域の中央部の前記半導体基板に形成された前記半導体領域とに達していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、前記(f)工程の後に、
    (g)前記活性領域の前記半導体基板の表面にゲート絶縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程、
    (h)前記ゲート電極の側壁にサイドウォールを形成する工程、
    (i)前記ゲート電極および前記サイドウォールをマスクにして、前記活性領域の前記半導体基板に不純物をイオン注入して、半導体領域を形成する工程、
    (j)前記(i)工程の後、前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工程、
    (k)前記層間絶縁膜に、前記半導体領域に達するコンタクトホールを形成する工程
    をさらに含み、
    前記コンタクトホールが、前記活性領域の中央部の前記半導体基板に形成された前記半導体領域のみに達していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、前記(f)工程の後に、
    (g)前記活性領域の前記半導体基板の表面にゲート絶縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程、
    (h)前記ゲート電極の側壁にサイドウォールを形成する工程、
    (i)前記ゲート電極および前記サイドウォールをマスクにして、前記活性領域の前記半導体基板に不純物をイオン注入して、半導体領域を形成する工程、
    (j)前記(i)工程の後、前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工程、
    (k)前記層間絶縁膜に、前記半導体領域に達するコンタクトホールを形成する工程
    をさらに含み、
    前記コンタクトホールが、前記活性領域の周辺部の段差下の前記半導体基板に形成された前記半導体領域のみに達していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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