JP2009076374A - 導光板およびバックライトユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のフィールドシーケンシャル方式のカラー液晶表示装置に組み込まれるバックライトユニットは、多数のハウジングと多数のリフレクタとを用意する必要があり、部品点数が嵩んでしまう。
【解決手段】光が出射する表面部15と、この表面部15の反対側に位置する裏面部16と、これら表面部15および裏面部16の間に位置する複数の側面部17とを具え、これら側面部17の少なくとも1つが表面部15から出射させるための光が入射する光入射端面部12を含む本発明による導光板11は、一対の斜面部19aおよびこれら一対の斜面部19aが交わる稜部19bを有し、この稜部19bの一端が光入射端面部12に位置すると共に稜部19bが相互に平行に配列するように裏面部16に相隔てて形成される複数の仕切り溝19をさらに具える。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィールドシーケンシャル方式のカラー液晶表示装置に組み込まれるバックライトユニットおよびこれに用いられる導光板に関する。
カラー液晶ディスプレィは、従来からあるブラウン管などを用いたディスプレィよりも消費電力を著しく少なくすることができる上、ディスプレィ全体を薄くして軽量化させることが可能である。このため、特に表示面積を大きく必要とするディスプレィなどにおいて用途が拡がっているが、液晶ディスプレィにおいては、その表示輝度を高めるためにバックライトを使用し、液晶表示パネルの背面から照明光を透過させる必要がある。また、液晶ディスプレィは、ブラウン管などと比較すると、液晶の応答速度が遅いため、特に動画などを表示する場合にフィールドシーケンシャル方式で液晶を駆動させ、応答速度に関する欠点を克服することが必要となる。
このようなバックライトの一例として、回転体の外周面にそれぞれ赤色光,緑色光,青色光を発光する線状光源を等間隔に組み込み、これをフィールドシーケンシャル方式の液晶表示パネルの直下に配された導光板の側方に配したものが特許文献1に開示されている。
一方、アナログテレビジョンの画像を液晶表示する場合、1フレーム分の画像を3原色分解し、例えば最初にこの1フレーム分の赤色画像を走査表示させ、次いで同じ1フレーム分の緑色画像を走査表示させ、最後に青色画像を走査表示させる必要がある。この場合、フィールドシーケンシャル方式にて特定の色の走査表示中に次の色の走査表示を行うと、同一の画面中に複数色の光が同時に照射されることとなり、先行する画像とこれに続く画像との間で混色が生じ、表示される画像の鮮明度が低下してしまう不具合を生ずる。このため、アナログテレビジョンなどの画像を液晶表示する場合、1フレームの画像における特定の色の表示が終了するまで、次の色の画像を表示させることは実質的に困難であり、高速の動画を鮮明に表示させることができなかった。
本件特許出願人は、このような問題を解決し得るバックライトユニットを特許文献2にて提案した。これは、第1の方向に相隔てて対向し、かつ対向面がそれぞれ光反射面となった一対の仕切り壁およびこれら一対の仕切り壁の間に形成され、第1の方向と交差する第2の方向に沿って細長い矩形の開口部を有するハウジングと、このハウジングの第2の方向に沿った少なくとも一端部に取り付けられ、当該ハウジングの第2の方向に沿った他端側に向けて赤色光,青色光,緑色光をそれぞれ出射する少なくとも3つの光源と、ハウジングに取り付けられて光源から出射する光をハウジングの開口部に向けて反射させる反射面を有するリフレクタと、複数のハウジングを第1の方向に沿って整列状態で保持するフレームとを具えている。
特開2004−055563号公報 特開2006−147398号公報
特許文献1に開示されたバックライトは、回転体を回転駆動するための動力が必要であり、線状光源として蛍光管を使用していることから、LEDなどと比較すると消費電力が嵩む欠点を有する。また、回転体に取り付けられた3本の線状光源からの光が混色しないように回転体の径を大きくし、隣接する2本の線状光源の円周方向の間隔を拡げる必要があり、ディスプレィをそれほど薄くすることができない。
引用文献2に開示されたバックライトユニットは、多数のハウジングと多数のリフレクタとを用意する必要があり、部品点数が嵩んでしまう欠点を有する。
本発明の目的は、フィールドシーケンシャル方式のカラー液晶表示装置に組み込まれることを意図し、その部品点数を少なくし得る極めて簡便なバックライトユニットおよびこのバックライトに組み込まれる導光板を提供することにある。
本発明の第1の形態は、光が出射する表面部と、この表面部の反対側に位置する裏面部と、これら表面部および裏面部の間に位置する複数の側面部とを具え、これら側面部の少なくとも1つが前記表面部から出射させるための光が入射する光入射端面部となった導光板であって、一対の斜面部およびこれら一対の斜面部が交わる稜部を有し、この稜部の一端が前記光入射端面部に位置すると共に当該稜部が相互に平行に配列するように前記裏面部に相隔てて形成される複数の仕切り溝をさらに具えたことを特徴とするものである。
本発明において、光入射端面部から入射する光は、導光板の内部にて仕切り溝により全反射するため、導光板の表面部が仕切り溝によって光学的に個々のフィールドに仕切られた状態となって表面部から出射する。
本発明の第1の形態による導光板において、仕切り溝の稜部と平行な側面部は、直近の仕切り溝の斜面部と逆向きの傾斜面を含むことが好ましい。
仕切り溝の斜面部および側面部の傾斜面を平面または曲面にて形成することができる。
裏面部は、一対の斜面部およびこれら一対の斜面部が交わる稜部を有し、この稜部が仕切り溝の稜部と平行となるように裏面部に連続状態で形成される複数のプリズム体を有することができる。
裏面部は、一対の斜面部およびこれら一対の斜面部が交わる稜部を有し、この稜部が仕切り溝の稜部と平行となるように裏面部に連続状態で形成される複数のプリズム体を有することができる。この場合、プリズム体の斜面部の高さを、光入射端面部から遠ざかるほど高く設定したり、隣接するプリズム体の間隔を、光入射端面部から遠ざかるほど短く設定したり、あるいは一対の斜面部がなすプリズム体の頂角を、光入射端面部から遠ざかるほど小さく設定したりすることが有効である。
上述したプリズム体に代えて任意の輪郭形状および断面形状を持つ光学素子を形成することも可能である。
表面部および裏面部の少なくとも一方にランダムに形成された多数の光偏向素子を具えることができる。この光偏向素子もまた、目的に応じて任意の輪郭形状および断面形状のものを採用することができる。
本発明の第2の形態は、フィールドシーケンシャル方式のカラー液晶表示装置に組み込まれるバックライトユニットであって、本発明の第1の形態による導光板と、この導光板の表面部および前記光入射端面部以外の部分を覆う光反射シートと、前記導光板の仕切り溝によって仕切られた前記光入射端面部とそれぞれ対向するように配され、前記導光板内に導かれる光を出射する複数の発光部を持った光源ユニットとを具えたことを特徴とするものである。
本発明において、光入射端面部から入射する光は、導光板の内部にて仕切り溝により全反射するため、導光板の表面部が仕切り溝によって光学的に個々のフィールドに仕切られた状態となって表面部から出射し、液晶表示パネルの透過照明光となる。導光板の仕切り溝によって仕切られた任意の1つの領域に着目した場合、液晶シャッタの応答速度に合わせて3色の光を順番に点灯することにより、実質的に高速動画表示がなされることとなる。
本発明の第2の形態によるバックライトユニットにおいて、個々の発光部が少なくとも赤色光,青色光および緑色光の半導体発光素子をそれぞれ含むものであってよい。
本発明の導光板によると、導光板の裏面部に複数の仕切り溝を相互に平行に相隔てて形成し、個々の仕切り溝が一対の斜面部およびこれら一対の斜面部が交わる稜部を有し、この稜部の一端を光入射端面部に位置させているので、フィールドシーケンシャル方式のカラー液晶表示装置のバックライトユニットに利用できる簡便な導光板を得ることが可能である。
仕切り溝の稜部と平行な側面部が直近の仕切り溝の斜面部と逆向きの傾斜面を含む場合、光入射端面部と交差する側面部に仕切り溝と同じ機能を持たせることか可能となり、導光板の表面部全体を有効に利用することができる。
仕切り溝の斜面部および前記側面部の傾斜面を平面または曲面にて形成した場合、特に平面の場合には仕切り溝を表面部に近接させることができるため、仕切り溝を挟んで隣接する領域からの光の漏洩をさらに抑制することができる。
裏面部に複数のプリズム体を連続状態で形成し、個々のプリズム体が一対の斜面部およびこれら一対の斜面部が交わる稜部を有し、この稜部が仕切り溝の稜部と平行に設定した場合、導光板内を伝播する光を稜部に沿って導くことができ、所定の方向に強く偏向した輝度の高い光を表面部から出射させることができる。
裏面部に複数のプリズム体を連続状態で形成し、個々のプリズム体が一対の斜面部およびこれら一対の斜面部が交わる稜部を有し、この稜部が光入射端面部と平行に設定した場合、導光板に入射した光を一時的に裏面部から導光板の外に出射させることができる。この結果、リフレクタなどを併用することにより、導光板の表面部全体から均一な照度の光を出射させることができる。
特に、光入射端面部から遠ざかるほどプリズム体の斜面部の高さを高く設定した場合、光入射端面部から遠ざかるほど、裏面部から光が導光板の外に一時的に出射することとなり、これらの光が再び裏面部から導光板内に入射させることにより、表面部全体からより均一に光を出射させることができる。
光入射端面部から遠ざかるほど隣接するプリズム体の間隔を短く設定した場合も同様に、光入射端面部から遠ざかるほど、裏面部から光が導光板の外に一時的に出射することとなり、表面部全体からより均一に光を出射させることができる。
光入射端面部から遠ざかるほど一対の斜面部がなすプリズム体の頂角を小さく設定した場合も同様に、表面部全体からより均一に光を出射させることができる。
表面部および裏面部の少なくとも一方がランダムに配された多数の微小な光偏向素子を含む場合、表面部や裏面部から出射する光を所望の方向に偏向させることができるため、表面部全体からより均一な輝度の光を所望の方向に出射させることができる。
本発明のバックライトユニットによると、導光板の裏面部に複数の仕切り溝を相互に平行に相隔てて形成し、個々の仕切り溝が一対の斜面部およびこれら一対の斜面部が交わる稜部を有し、この稜部の一端を光入射端面部に位置させ、光源が、仕切り溝によって仕切られる導光板の光入射端面部に対してそれぞれ配される複数の発光部を有するので、仕切り溝を挟んで隣接する領域がそれぞれ単独の導光部材として機能することとなる。この結果、従来のような複数のハウジングやリフレクタを1つにまとめた状態の部品点数が極めて少ない導光板をバックライトユニットに利用することができる。特に、高い応答速度を持つOCB(Optically Compensated Birefringence または Optically Compensated Bend)液晶などのバックライトユニットとしての利用が可能となる。
個々の発光部が少なくとも3色の半導体発光素子をそれぞれ含む場合、高速で発光色の異なる出射光を切り替えることにより、フィールドシーケンシャル方式のカラー液晶画像表示装置に組み込むことができる。
本発明による導光板をフィールドシーケンシャル方式のカラー液晶表示装置に組み込まれるバックライトユニットに応用した実施形態について、図1〜図8を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態のみに限らず、必要に応じてこれらをさらに組み合わせたり、本発明の精神に帰属する他の任意の技術にも応用することができる。
本実施形態におけるバックライトユニットの外観を分解状態で図1に示し、その導光板の裏面部の外観を抽出拡大して図2に示し、導光板の光入射端面部の外観を抽出拡大して図3に示し、そのIV−IV矢視断面形状を図4に示す。すなわち、本実施形態におけるバックライトユニット10は、一枚の導光板11と、この導光板11の光入射端面部12に装着される光源ユニット13と、この光源ユニット13を導光板11と共に収容する本発明の光反射シートとしてのケーシング14とを具えている。
矩形の板状をなす導光板11は、光が出射する表面部15と、この表面部15の反対側に位置する裏面部16と、これら表面部15および裏面部16の間に位置する複数(図示例では4つ)の側面部17とを具え、先の入射端面部12から入射した光を表面部15から出射させるためのものである。本実施形態では、これら側面部17のうちの対向する2つの側面部17を光入射端面部12としているが、光源ユニット13からの光の強度が充分な場合や、導光板11の表面部15の面積が比較的小さい場合には、側面部17の何れか1つのみを光入射端面部12としてもかまわない。本実施形態では光入射端面部12を平面にて形成しているが、シリンドリカルレンズ状の湾曲面にて形成することも可能である。
導光板11の表面部15には、この導光板11の表面部15から出射する光を所定の方向に偏向させるための図示しない光偏向素子18がランダムに形成されている。この光偏向素子18は、例えば特願平11−102609号公報,特願平11−250713号公報,特開2000−193826号公報,特開2000−227522号公報などに開示されたものをそのまま利用することが可能である。これら光偏向素子18は、光入射端面部12から離れるほど、換言すれば、表面部15の中央部側ほどその分布密度が高くなるように配されている。
導光板11の裏面部16には、V溝状をなす複数の仕切り溝19が相互に平行に所定間隔毎に形成されており、入射端面部12から入射した光が仕切り溝19の配列方向に沿って大きく拡散しないように配慮している。各仕切り溝19は、一対の斜面部19aおよびこれら一対の斜面部19aが交わる稜部19bを有し、この稜部19bの一端が光入射端面部12に位置すると共に当該稜部19bが相互に平行に配列している。一対の斜面部19aのなす角、つまり挾み角αは、導光板11内を伝播する光ができるだけ全反射するように、鋭角であることが好ましい。また、仕切り溝19の深さは、導光板11に必要とされる強度を維持することができさえすれば、可能な限り深く設定することが好ましく、一般的には導光板11の最大厚みの95%程度まで設定することができる。なお、導光板11に形成される仕切り溝19の数は、1フレームの画像の大きさ(一般的には導光板11の表面部15の面積にほぼ対応する)と、用いられる液晶表示パネルの応答速度とに応じた時分割数に基づいて設定することが必要である。
仕切り溝19の稜部19bと平行な側面部17は、直近の仕切り溝19の斜面部19aと逆向きの傾斜面17aを有し、仕切り溝19で挟まれた光入射端面部12の領域と同じ機能が側面部17に直近の仕切り溝19の斜面部19aと傾斜面17aとの間の光入射端面部12の領域にて得られるように配慮している。つまり、これら斜面部19aおよび傾斜面17aは、導光板11の光入射端面部12から入射した光が斜面部19aとこれに隣接する傾斜面17aとで囲まれた領域ならびに相互に隣接する2つの仕切り溝19で囲まれた領域内を伝播するように、主として導光板11内を伝播する光の全反射面として機能する。なお、本明細書では、斜面部19aとこれに隣接する傾斜面17aとで囲まれた領域ならびに相互に隣接する2つの仕切り溝19で囲まれた領域を個別照明領域と呼称し、上述した仕切り溝19はこれら個別照明領域を画成するものである。なお、この個別照明領域は、特許文献2における個々のハウジングの部分に相当する。
なお、本実施形態における仕切り溝19の斜面部19aおよび側面部17の傾斜面17aは、平面にて形成されているが、裏面部16に対して連続した曲面にて形成し、直線状の稜部19bや溝底を持たない図5に示すような形状にすることも可能である。特に、仕切り溝19の溝底を曲面にて形成した場合、仕切り溝19の稜部19bに対して直交する方向に沿った導光板11の曲げ強度を高めることができる。
導光板11の裏面部16には、仕切り溝19の延在方向に対して直交するV溝状のプリズム体20が所定間隔で複数形成されている。本実施形態におけるプリズム体20は、一対の斜面部20aおよびこれら一対の斜面部20aが交わる稜部20bをそれぞれ有し、これら稜部20bが光入射端面部12とそれぞれ平行に設定されている。これらプリズム体20は、導光板11の光入射端面部12から入射した光を裏面部16から一時的に出射させるための窓、つまり開口部として主に機能する。このため、本実施形態では、隣接するプリズム体20の間隔を光入射端面部12から遠ざかるほど短く設定し、光入射端面部12から最も遠い導光板11の表面部15の中央部分から出射する光の割合を強制的に増大させることにより、仕切り溝19の長手方向に沿った表面部15からの光の出射分布が均一となるように配慮している。
仕切り溝19の長手方向に沿った表面部15からの光の出射分布を均一にすることができれば、図6に示すように等間隔に設定することも可能である。この図6に示した実施形態では、一対の斜面部20aのなす角、つまり挾み角βを光入射端面部から遠くにあるプリズム体20ほど、小さく設定しており、斜面部20aの深さを光入射端面部12から遠くに位置するほど深く設定しているが、上述した仕切り溝19の深さよりも浅く設定することが好ましい。また、図7に示すようにプリズム体20を仕切り溝19と平行に裏面部16に形成することも可能である。この場合、隣接するプリズム体20の斜面部20aを連続的に形成するようにしてもよい。
なお、プリズム体20を裏面部16から窪んだV溝状ではなく、裏面部16から突出する三角柱状に形成することも可能である。
導光板11の光入射端面部12と対向するように配された光源ユニット13は、側面部17の傾斜面17aおよび仕切り溝19ならびに相互に隣接する仕切り溝19で挟まれた光入射端面部12毎、つまり先の個別照明領域毎に、導光板11に向けて赤色光,緑色光,青色光をそれぞれ出射する少なくとも3個1組のLED21がそれぞれ組み込まれた複数の発光部22を有する。これらLED21の光量に対して仕切り溝19の延在方向に沿った導光板11の長さが比較的短い場合には、一方の側面部17のみを光入射端面部12として発光部22を配することも可能であるが、出射光量や輝度を高めるためには、本実施形態のように対向する一対の側面部17を光入射端面部12として発光部22を配置することが有効である。赤色光,緑色光,青色光をそれぞれ出射する少なくとも3個一対のLED21に加え、さらに白色光を出射する白色LEDを追加することも出射光量を増大するためには有効である。
矩形の枠状をなすケーシング14は、その内壁14aが光を反射するための光反射面として機能する。この光反射面は、光学的に粗面状態となっており、反射光の指向性を弱める機能も有する。従って、導光板11の表面部15以外の部分から出射した光は、このケーシング14の内壁14aにて拡散反射し、再び導光板11内に入射して最終的にその表面部15から出射することとなる。なお、仕切り溝19やプリズム体20を含め、導光板11の裏面部16全体を光反射膜で蒸着被覆することも可能であり、この場合には、ケーシング14の内壁14aに光反射機能を持たせる必要はなくなり、場合によってはケーシング14自体を省略することも可能である。
このようなバックライトユニット10をフィールドシーケンシャル方式のカラー液晶表示装置に組み込む場合、図示しない液晶表示パネルが、1フレームのカラー画像を赤色画像,青色画像,緑色画像に分解し、これらに対応した画素を開閉する単なる液晶シャッタとして用いられるため、高速応答が可能なOCB液晶などを使用することができ、画素の高精細化も同時に可能となる。
本実施形態における液晶表示装置のタイミングチャートを図8に示す。これは、液晶表示装置の画面を導光板11の仕切り溝19の位置に対応して例えば10のブロックに分割した場合における第1のブロックにおけるタイミングチャートを模式的に示している。すなわち、LED21は、液晶表示パネルの液晶のゲートパルスに同期してフィールドシーケンシャル方式にて個々の発光部22毎に順に点灯される。本実施形態では、1フレームのカラー画像を16.67ミリ秒毎に生成し、これを赤色画像,青色画像,緑色画像に分解し、さらに各色毎の画像をそれぞれ5.56ミリ秒毎に時分割して10ブロックの液晶表示パネルの個別照明領域にある各発光部22のLED21を5.56ミリ秒毎に順次駆動することにより、1フレームのカラー画像として合成表示できるようになっている。1つの発光部22に関して着目した場合、そのブロックにおける液晶表示パネルの液晶のゲートパルスに同期して赤色光を発するLED21が16.67ミリ秒毎に1.00ミリ秒ずつ点灯され、その5.56ミリ秒後に緑色光を発するLED21が16.67ミリ秒の周期で1.00ミリ秒ずつ点灯され、さらにその5.56ミリ秒後に青色光を発するLED21が16.67ミリ秒の周期で1.00ミリ秒ずつ点灯される。この発光部22に対応する液晶表示パネルの各ブロックを構成する液晶は、5.56ミリ秒の周期で0.556ミリ秒ずつ液晶ゲートパルスとして走査駆動されるが、1ブロック当たりの各フィールドにおけるゲート走査時間は、それぞれ0.556ミリ秒で完了するように設定されている。
なお、データ信号に対して液晶が正確に応答することが理想的であるけれども、実際問題としてデータ信号の大きさに応じた液晶シャッタの開度は、データ信号の大きさの変化によって液晶自体に動作遅れが生ずる傾向を持つ。このため、本実施形態では液晶の動作遅れを見込んで予め液晶ゲートパルスの駆動時期に対し、対応するLED21の点灯時期を一定時間だけそれぞれ遅延(本実施形態では各ブロックにおける最終列の液晶のゲートパルスの出力から約4.00ミリ秒後)させている。
何れにしろ、1つの発光部22について着目すると、対応する液晶表示パネルに用いられた液晶シャッタの応答速度に合わせて5.56ミリ秒毎に赤色光,緑色光,青色光のLED21が対応する液晶ゲートパルスの出力後にそれぞれ順次点灯することとなる。本実施形態においては、複数のブロックにおいて異なる色の照明光が個々の発光部22にて同時に発光することとなるが、個々の個別照明領域を画成する仕切り溝19によって、これらの照明光が液晶表示パネル側で混色するような虞がなく、高い鮮明度の画像を形成することができる。
なお、本発明はその特許請求の範囲に記載された事項のみから解釈されるべきものであり、上述した実施形態においても、本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が記載した事項以外に可能である。つまり、上述した実施形態におけるすべての事項は、本発明を限定するためのものではなく、本発明とは直接的に関係のないあらゆる構成を含め、その用途や目的などに応じて任意に変更し得るものである。
本発明によるバックライトユニットの一実施形態の外観を分解状態で表す立体投影図である。 図1に示したバックライトユニットの導光板を裏面部から見てその外観の一部を抽出して拡大した立体投影図である。 図1に示したバックライトユニットの導光板の正面図である。 図3中のIV−IV矢視断面図である。 本発明による導光板の他の実施形態の一部を抽出して拡大した正面図である。 本発明による導光板のさらに他の実施形態における図4に対応した断面図である。 本発明による導光板の別な実施形態の一部を抽出して拡大した正面図である。 図1に示したバックライトユニットをフィールドシーケンシャル方式にて駆動した場合の一例を表すタイミングチャートである。
符号の説明
10 バックライトユニット
11 導光板
12 光入射端面部
13 光源ユニット
14 ケーシング
14a 内壁
15 表面部
16 裏面部
17 側面部
17a 傾斜面
18 光偏向素子
19 仕切り溝
19a 斜面部
19b 稜部
20 プリズム体
20a 斜面部
20b 稜部
21 LED
22 発光部
α,β 一対の斜面部のなす角(挾み角)

Claims (11)

  1. 光が出射する表面部と、この表面部の反対側に位置する裏面部と、これら表面部および裏面部の間に位置する複数の側面部とを具え、これら側面部の少なくとも1つが前記表面部から出射させるための光が入射する光入射端面部となった導光板であって、
    一対の斜面部およびこれら一対の斜面部が交わる稜部を有し、この稜部の一端が前記光入射端面部に位置すると共に当該稜部が相互に平行に配列するように前記裏面部に相隔てて形成される複数の仕切り溝をさらに具えたことを特徴とする導光板。
  2. 前記仕切り溝の稜部と平行な側面部は、直近の前記仕切り溝の斜面部と逆向きの傾斜面を含むことを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  3. 前記仕切り溝の斜面部および前記側面部の傾斜面が平面または曲面にて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の導光板。
  4. 前記裏面部は、一対の斜面部およびこれら一対の斜面部が交わる稜部を有し、この稜部が前記仕切り溝の稜部と平行となるように、前記裏面部に連続状態で形成される複数のプリズム体を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の導光板。
  5. 前記裏面部は、一対の斜面部およびこれら一対の斜面部が交わる稜部を有し、この稜部が前記光入射端面部と平行となるように形成された複数のプリズム体を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の導光板。
  6. 前記プリズム体の斜面部の高さは、前記光入射端面部から遠ざかるほど高く設定されていることを特徴とする請求項5に記載の導光板。
  7. 隣接する前記プリズム体の間隔は、前記光入射端面部から遠ざかるほど短く設定されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の導光板。
  8. 前記プリズム体の一対の斜面部のなす挾み角は、前記光入射端面部から遠ざかるほど小さく設定されていることを特徴とする請求項5から請求項7の何れかに記載の導光板。
  9. 前記表面部および前記裏面部の少なくとも一方にランダムに形成された多数の光偏向素子をさらに具えたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の導光板。
  10. フィールドシーケンシャル方式のカラー液晶表示装置に組み込まれるバックライトユニットであって、
    請求項1から請求項9の何れかに記載の導光板と、
    この導光板の表面部および前記光入射端面部以外の部分を覆う光反射シートと、
    前記導光板の仕切り溝によって仕切られた前記光入射端面部とそれぞれ対向するように配され、前記導光板内に導かれる光を出射する複数の発光部を持った光源ユニットと
    を具えたことを特徴とするバックライトユニット。
  11. 個々の前記発光部は、少なくとも赤色光,青色光および緑色光の半導体発光素子をそれぞれ含むことを特徴とする請求項10に記載のバックライトユニット。
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