JP2009074529A - 内燃機関の消音器 - Google Patents

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Katsumi Furuhashi
克巳 古橋
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Abstract

【課題】V型エンジンなどに特有の排気音を強調するとともに、異音の発生を抑制可能な内燃機関の消音器を提供する。
【解決手段】内燃機関から排出された排気ガスが2つの排気経路により導かれる消音器において、消音器内に拡張室8と共鳴室10を画成するとともに、共鳴室10に開口し排気経路の一方に接続される第1インレットパイプ12と、拡張室8に開口し排気経路の他方に接続される第2インレットパイプ13と、第1インレットパイプ12の途中に拡張室8に連通する連通孔12aとを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の排気系に設けられる消音器に係り、より詳しくは排気ガスを2つの排気経路で消音器に導くようにした排気系における内燃機関の消音器に関する。
V型エンジンや水平対向型エンジンなどのように2つのバンクを備えるものや、直列型エンジンの各気筒から排出される排気ガスを複数の気筒群に分別して流通させるものなどにおいては、複数の排気経路を流通した排気ガスを消音器内に設けた拡張室で合流させた後に下流の排気経路に導く排気系が採用されることがあった。このような排気系では、消音器の位置により、バンクから消音器までの排気経路の経路長に差が生じる場合が多い。このような排気系に用いられる消音器の一例として、排気経路の経路長差を緩和するように、それぞれの消音器内の経路長を設定することで、異音の発生を抑制するようにしたものが提案されている(特許文献1)。また、排気経路の経路長差を助長するように、それぞれの消音器内の経路長を設定することで、V型エンジンなどに特有の排気音を強調するようにしたものが提案されている(特許文献2)。しかし、排気経路の経路長差を助長するようにして排気音を強調すると異音が発生する恐れがあった。
特開平11−200854 特開2006−57553
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、V型エンジンなどに特有の排気音を強調するとともに、異音の発生を抑制可能な内燃機関の消音器を提供することを主目的とする。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、内燃機関から排出された排気ガスが2つの排気経路により導かれる消音器において、消音器内に拡張室と共鳴室とを画成するとともに、前記共鳴室に開口し前記排気経路の一方に接続される第1インレットパイプと、前記拡張室に開口し前記排気経路の他方に接続される第2インレットパイプと、前記第1インレットパイプの途中に前記拡張室に連通する連通孔とを設けたことを特徴とする内燃機関の消音器である。
請求項2記載の発明は、内燃機関から排出された排気ガスが2つの排気経路により導かれる消音器において、消音器内に拡張室と第1および第2の共鳴室とを画成するとともに、前記第1共鳴室に開口し前記排気経路の一方に接続される第1インレットパイプと、前記第2共鳴室に開口し前記排気経路の他方に接続される第2インレットパイプと、前記両インレットパイプの途中に前記拡張室に連通する連通孔とを設けたことを特徴とする内燃機関の消音器である。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記両共鳴室を連通するようにしたことを特徴とする内燃機関の消音器である。
本発明によれば、V型エンジンなどに特有の排気音を強調するとともに、異音の発生を抑制することができるといった効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る内燃機関の消音器1を示す縦断面図である。消音器1は、両端が開口した筒状のシェル2の両端に、アウタプレート3,4が接合されて外殻が形成されるとともに、内部にセパレータ5,6が設けられて、第1拡張室8、第2拡張室9、共鳴室10がそれぞれ形成されている。第1拡張室8と第2拡張室9とはセパレータ5に設けられたバーリング孔5aにより連通している。
異なる排気経路(図示せず)の一方が接続されて、排気ガスを消音器1内に導く第1インレットパイプ12が、共鳴室10に開口するように設けられている。第1インレットパイプ12の途中には、第1拡張室8に連通する連通孔12aが設けられている。他方の排気経路が接続される第2インレットパイプ13が、第1拡張室8に開口するように設けられている。さらに、排気ガスを消音器1から下流側の排気経路(図示せず)に導くアウトレットパイプ14が第2拡張室9に開口するように設けられている。
以上のように構成することで、異なる排気経路により導かれた排気ガスは、第1拡張室8にそれぞれ導かれ拡張作用により消音される。同時に、第1インレットパイプ12により導かれ共鳴室10による共鳴作用を受けた排気ガスと、第2インレットパイプ13によりそのまま導かれた排気ガスとが干渉する。このように、異なる音質の排気音を干渉させることでV型エンジンなどに特有の排気音を調整することが可能である。また、異音の原因となる排気音を共鳴作用により消音しているので、干渉により異音が強調されることがない。その後、排気ガスは第2拡張室9に導かれさらに拡張作用により消音された後、アウトレットパイプ14を通って消音器1外に導かれる。
図2は、本発明の実施例2に係る内燃機関の消音器21を示す縦断面図である。消音器21においては、共鳴室内にバーリング孔27aを備えたセパレータ27が設けられ、第1共鳴室30と第2共鳴室31とが画成されている。異なる排気経路に接続される第1インレットパイプ32および第2インレットパイプ33は、第1共鳴室30および第2共鳴室31にそれぞれ開口するように設けられるとともに、両インレットパイプの途中には、第1拡張室8に連通する連通孔32a,33aがそれぞれ設けられている。その他の構成に関しては、実施例1と同様であるため同一の符号を付与しその説明を省略する。
実施例2においても実施例1と同様の作用効果を得ることができる。さらに、各インレットパイプが開口する共鳴室の共鳴周波数をそれぞれのバンクから消音器まで排気経路の経路長などに応じて設定することが可能なため、一層異音の抑制に効果を発揮することができる。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に包含される。
本発明の実施例1に係る消音器の縦断面図。 本発明の実施例2に係る消音器の縦断面図。
符号の説明
1,21 消音器
2 シェル
3,4 アウタプレート
5,6,27 セパレータ
8 第1拡張室
9 第2拡張室
10 共鳴室
30 第1共鳴室
31 第2共鳴室
12,32 第1インレットパイプ
13,33 第2インレットパイプ
12a,32a,33a 連通孔
14 アウトレットパイプ

Claims (3)

  1. 内燃機関から排出された排気ガスが2つの排気経路により導かれる消音器において、消音器内に拡張室と共鳴室とを画成するとともに、前記共鳴室に開口し前記排気経路の一方に接続される第1インレットパイプと、前記拡張室に開口し前記排気経路の他方に接続される第2インレットパイプと、前記第1インレットパイプの途中に前記拡張室に連通する連通孔とを設けたことを特徴とする内燃機関の消音器。
  2. 内燃機関から排出された排気ガスが2つの排気経路により導かれる消音器において、消音器内に拡張室と第1および第2の共鳴室とを画成するとともに、前記第1共鳴室に開口し前記排気経路の一方に接続される第1インレットパイプと、前記第2共鳴室に開口し前記排気経路の他方に接続される第2インレットパイプと、前記両インレットパイプの途中に前記拡張室に連通する連通孔とを設けたことを特徴とする内燃機関の消音器。
  3. 前記両共鳴室を連通するようにしたことを特徴とする請求項2記載の内燃機関の消音器。
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US8172039B2 (en) 2010-09-07 2012-05-08 Hyundai Motor Company Muffler for vehicle
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