JP2009073397A - 列車位置検知装置および移動無線機 - Google Patents

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Abstract

【課題】列車位置を高精度に検知可能にする。
【解決手段】列車の軌道脇に設置され、所定の周波数、振幅あるいは位相を持つ送信信号を電波にして放射する固定無線機と、列車に搭載され、前記固定無線機の電波を受信する移動無線機とで構成され、移動無線機は、アンテナにより受信された固定無線機からの電波を受信信号として取り出す受信手段と、取り出された受信信号に基づいて電波到来角を算出する電波到来角演算手段と、算出された電波到来角に基づいて、軌道上の予め決めた基準列車位置に対する列車位置を算出する列車位置演算手段を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、列車運行制御を行うために必要な列車の位置を検知する列車位置検知装置および移動無線機に関するものである。
従来の列車位置検知装置は、列車に搭載され、電力波と呼ばれる電波を送信するトランスポンダ車上子と、駅の停止位置許容範囲となる軌道内に設置され、車上子からの電波を受信する地上子とで構成されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来技術では、地上子が、軌道内の列車停止領域に列車の進行方向に沿って軌道内に設置した3つのコイル(コイル1、コイル2、コイル3)を備えている。軌道内のコイルの位置は、コイル1が列車停止領域より手前の領域、コイル2が列車停止領域、コイル3が列車停止定位置より先の領域となるようにしている。列車が停止した時、トランスポンダ車上子は地上子上に存在し、地上子では、トランスポンダ車上子からの電波の各コイルによる受信レベルを計測し、受信レベルの強弱からトランスポンダ車上子がどのコイル上に位置するのかを判定する。判定の結果、トランスポンダ車上子がコイル1上に位置する場合には列車が停止領域よりも手前に位置(ショート)し、また、コイル2上に位置する場合には列車が停止領域に位置(ジャスト)し、また、コイル3上に位置する場合には列車が停止領域よりも先に位置(オーバー)していると検知している。
上記列車位置検知装置によれば、例えば乗車人数の変動、車上子の取付け位置の変動等によって、地上子とトランスポンダ車上子の変位が変動した場合、各コイルの受信レベルが変動してしまうため、列車の停止位置の検知精度が悪化する。そのため、特許文献1の発明では、地上子は、コイルを列車停止位置の前後に設置する2つとし、各コイルの出力電圧差の絶対値が所定の範囲内であるか否かによって列車の停止位置が許容範囲内か、許容範囲外かを検知すると共に、電圧差の極性が正のときは列車の停止位置が停止位置許容範囲の手前、負のときは先に位置していると検知するようにして、車両条件が変動した場合でも安定かつ正確に列車の停止位置を検知することができるようにしている。
特開2001−151112号公報(図1、図3)
以上のような従来の列車位置検知装置は列車停止領域に対してショート、ジャスト、オーバーのどの領域に列車が位置しているか判定するものであるが、コイルの大きさに相当する距離だけ領域は幅を持っているため、列車の位置を数値化することが困難である。また、地上子は複数のコイルを軌道内に設置する構成のため、設置工事や保守管理は容易ではない。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、列車位置を高精度に検知可能にする列車位置検知装置およびこの装置を構成する移動無線機を得ることを目的とする。
この発明に係る列車位置検知装置は、列車の軌道脇に設置され、所定の周波数、振幅あるいは位相を持つ送信信号を電波にして放射する固定無線機と、列車に搭載され、前記固定無線機の電波を受信する移動無線機とで構成され、移動無線機は、アンテナにより受信された固定無線機からの電波を受信信号として取り出す受信手段と、取り出された受信信号に基づいて電波到来角を算出する電波到来角演算手段と、算出された電波到来角に基づいて、軌道上の予め決めた基準列車位置に対する列車位置を算出する列車位置演算手段を備えたものである。
この発明によれば、列車搭載の移動無線機により、軌道脇に設置された固定無線機からの電波到来角を求め、この電波到来角を基にして軌道上の予め決めた基準列車位置に対する列車位置を求めるようにしたので、数値化可能な高精度の列車位置を検知することができる。また、軌道形状や固定無線機の絶対位置座標を記憶することなく精度良く列車の位置を求めることができる。さらに、固定無線機は軌道脇に設置されるため、設置工事や保守管理は容易に行うことができ、列車通過に関りないため軌道内作業の危険性も無くなる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による列車位置検知装置の機能構成を示すブロック図である。
図において、列車位置検知装置は、列車に搭載される移動無線機100と軌道脇に設置される固定無線機200を備えている。移動無線機100は、アレイアンテナ(受信手段)101、受信部(受信手段)102、電波到来角演算部(電波到来角演算手段)103、列車位置演算部(列車位置演算手段)104および位置補正値記憶部105を備えている。一方、固定無線機200は、アンテナ201、増幅部202および信号生成部203を備えている。ここで、アレイアンテナ101と受信部102による機能はレーダなどで用いられるもの同様である。
次に動作について説明する。
固定無線機200において、信号生成部203は、所定の周波数、振幅あるいは位相を持つ送信信号を生成して出力する。また、所定の周波数、振幅あるいは位相で変調したID信号を出力する。信号生成部203からの送信信号は、増幅部202で電力増幅されてアンテナ201に出力される。アンテナ201は、入力された送信信号を電波として放射する。
列車が固定無線機200のある場所に到来すると、固定無線機200から放射された電波は、列車に搭載されている移動無線機100のアレイアンテナ101で受信され受信部102に出力される。ここで、アレイアンテナ101は、例えば複数アンテナ素子を列車の進行方向と略並行に直線状に配列した構成とする。また、後述する電波到来角演算部103で用いる高分解能電波到来角推定技術によっては、平面配列、曲面状など任意形状のアンテナ配列としてもよい。
受信部102では、固定無線機200からの電波成分を取り出して増幅し受信信号として電波到来角演算部103に出力する。電波到来角演算部103では、入力された受信信号に基づいて固定無線機200からの電波の到来角度を演算し、算出した電波到来角を列車位置演算部104に出力する。ここで、電波到来角は受信信号の周波数、振幅、位相などから演算される。また、電波到来角推定技術としては、レーダなどで用いる方法と同じで、例えばMUSIC(MUltiple SIgnal Classification)法や最尤推定法などを用いる。また、他の高分解能電波到来角推定技術を用いてもよい。電波到来角は、図2に示すように、矢印の方向へ移動無線機100が移動するものとすると、軌道300と直交する方向から電波が到来した時の値を0度とし、0度を境に正負で表される値で出力される。
列車位置演算部104では、電波到来角演算部103から入力された電波到来角に基づいて列車位置を算出する。また、列車位置を求める際に、後述するように位置補正値記憶部105に記憶されている補正値を用いて補正を行う。
列車位置演算部104において電波到来角から列車位置を求める具体的な方法について図3で説明する。移動無線機100が通る軌道300が直線で、軌道300の矢印方向を列車の進行方向とする。固定無線機200と軌道300間の距離をY、固定無線機200から軌道300へ下ろした垂線の足の座標をX0、移動無線機100の位置をX1、軌道300上の予め決めた基準列車位置をX2、固定無線機200からの電波到来角をθ1とする。また、固定無線機200と基準列車位置X2を結んだ直線と、軌道300と直交し基準列車位置X2を通過する垂線とのなす角を基準角θ2とする。
図3において、距離Y、位置X1とX0間の距離D1および電波到来角θ1の間には(1)式の関係が成り立つ。
tan(θ1)=D1/Y (1)
よって、距離D1は、電波到来角θ1の正接と距離Yを乗算した(2)式で求められる。
D1=Y×tan(θ1) (2)
また、同様にX2とX0間の距離D2は、基準角θ2の正接と距離Yを乗算した(3)式で求められる。
D2=Y×tan(θ2) (3)
ここで、距離D1およびD2の解としては、正、負となる場合があるが、正の距離はX0よりも手前の場所に位置することを意味し、負の距離はX0を通過した場所に位置することを意味する。また、求められた距離がゼロの時は、X0と一致していることを意味する。
また、距離D1から距離D2を引いた距離をD3とすると、D3は(4)式より基準列車位置X2とX1との距離となる。
D3=D1−D2=X1−X2 (4)
ここでも同様に距離D3は正負の距離として表され、正の距離の時はX2よりも手前にX1が存在し、負の距離の時はX2よりを通過した場所にX1が存在することを意味する。また、D3がゼロの時は、基準列車位置X2上に位置することを意味する。以上のようにして基準列車位置X2に対する列車位置D3を求めることができる。
固定無線機200と軌道間300の距離Yと基準角θ2を、予め決められた所定の距離に固定無線機200を設置することで既知の定数として、列車位置演算部104の演算時に用いる。この定数、距離Yと基準角θ2を、固定無線機200で保持しておき、送信信号の電波に付加して移動無線機100に無線伝送するようにしてもよい。移動無線機100では、受信した距離Yと基準角θ2を列車位置演算部104に入力して列車位置の演算に用いることになる。また、距離Yと基準角θ2は、別伝送形態の鉄道用トランスポンダを利用して伝送するようにしてもよい。その場合、鉄道用トランスポンダは、例えば自動列車停止装置(ATS)に用いられているトランスポンダを利用でき、列車にトランスポンダ車上子、軌道内にトランスポンダ地上子を設置し、トランスポンダ車上子の送信に対してトランスポンダ地上子が応答することになる。トランスポンダ地上子を列車停止位置よりも手前に設置し、応答時にトランスポンダ地上子は距離Yと基準角θ2をトランスポンダ車上子に伝送する。得られた距離Yおよび基準角θ2は移動無線機100内の列車位置演算部104へ入力される。
ところで、移動無線機100は列車に搭載する際に常に同じ条件で搭載できるとは限らない。例えば、移動無線機100が取り付けられる箇所が車両の型によって異なる場合がある。すなわち、上述した固定無線機200と軌道300間の距離Y、電波到来角をθ1および基準角θ2が列車によって異なってしまう。そのため、移動無線機100は、距離Y、角度θ1および角度θ2に係る自機の補正値を予め位置補正値記憶部105に記憶しておく。列車位置演算部104は、この補正値に基づいてY、θ1およびθ2を補正し、補正した値を用いて(1)式から(4)式の処理を行うことで、移動無線機100の搭載される位置にかかわらず列車位置を精度良く求めることができる。
なお、マルチパスの影響を低減するために、固定無線機200から送信して移動無線機100で受信される電波に円偏波を用いてもよい。円偏波を用いた際は、電波が反射すると偏波の向きが変わる為に反射波の影響を取り除くことができる。
また、耐ノイズ性を向上するために、固定無線機200から放射される電波は、予め設定したM系列やGOLD系列や直交系列などの符号やこれらの符号を組み合わせた符号を用いてBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調して送信し、移動無線機100で復調するようにしてもよい。
図4は、列車停止位置検知装置の適用例を示すが、列車の停止位置を精度良く検知するための設置例である。この場合は、固定無線機200が駅ホームの屋根やホーム脇の電柱等に設置され、移動無線機100が列車上に設置されている状態を表している。
なお、列車の車両数やホーム構造によって列車毎に停止位置が異なる場合は、列車毎に基準角θ2を設定することで所定の場所に基準列車位置を設定すればよい。また、駅ホームの構造やホームの数に応じて、固定無線機200を複数設置してもよい。そのような場合には、固定無線機毎に固定無線機IDとそのIDに対応した距離Y、角度θ1および角度θ2から列車の停止位置を検知することになる。さらに、駅ホームに進入する前から列車位置を検知することにより、列車停止位置までの距離が得られ、得られた距離から列車の速度制御を行うことが可能となる。
図5は、列車停止位置検知装置の他の適用例を示すが、この場合は、走行中の列車の位置を精度良く検知するための設置例である。固定無線機200が軌道脇の電柱に設置され、移動無線機100が列車に設置されている状態を表している。この例の場合、検知した列車位置の時間変化に基づいて列車の走行速度を求めるようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、列車位置検知装置は、列車の軌道脇に設置され、所定の周波数、振幅あるいは位相を持つ送信信号を電波にして放射する固定無線機と、列車に搭載され、前記固定無線機の電波を受信する移動無線機とで列車位置検知装置を構成し、移動無線機において、アンテナにより受信された固定無線機からの電波を受信信号として取り出し、取り出された受信信号に基づいて電波到来角を算出し、算出された電波到来角に基づいて、軌道上の予め決めた基準列車位置に対する列車位置を算出するようにしている。したがって、数値化可能な高精度の列車位置を検知することができる。また、軌道形状や固定無線機の絶対位置座標を記憶することなく精度良く列車の位置を求めることができる。さらに、固定無線機は軌道脇に設置されるため、設置工事や保守管理は容易に行うことができ、列車通過に関りないため軌道内作業の危険性も無くなる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2に係る列車位置検知装置の移動無線機の機能構成を示すブロック図である。
この実施の形態2による移動無線機400は、指向性アンテナ(受信手段)401、受信部(受信手段)402、電波到来角演算部(電波到来角演算手段)403、列車位置演算部(列車位置演算手段)404、位置補正値記憶部405、アンテナ駆動部406および角度制御信号生成部407を備えている。ここで、指向性アンテナ401、受信部402、アンテナ駆動部406および角度制御信号生成部407による機能はレーダなどで用いられるもの同様である。
次に動作について説明する。
アンテナ駆動部406は、角度制御信号生成部407で生成される制御信号に従って駆動する。指向性アンテナ401は、アンテナ駆動部406によって垂直な軸の周りに回転され、回転しながら固定無線機200から到来する電波を受信する。列車が固定無線機200のある場所に到来すると、指向性アンテナ401で受信された固定無線機200からの電波は、受信部402で増幅され受信信号として取り出され、電波到来角演算部403に出力される。電波到来角演算部403には、受信信号のほかに角度制御信号生成部403から出力される角度情報が入力され、この角度情報と受信信号の周波数、振幅、位相などから電波到来角を算出し列車位置演算部404へ出力する。列車位置演算部404は、実施の形態1の列車位置演算部104と同様で、入力された電波到来角θ1、固定無線機200と軌道300間の距離、および固定無線機200と基準列車位置X2を結んだ直線と軌道300と直交し基準列車位置X2を通過する垂線とがなす基準角θ2に基づいて列車位置を算出して出力する。また、列車位置演算部404は、列車位置を求める際に、実施の形態1の位置補正値記憶部105と同様な位置補正値記憶部405に記憶されている距離Y、角度θ1および角度θ2の補正値を用いて補正して列車位置を算出する。
以上のように、この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、数値化可能な高精度の列車位置を得ることができる。また、軌道形状や固定無線機の絶対位置座標を記憶することなく精度良く列車の位置を検知することができる。さらに、固定無線機は軌道脇に設置されるため、設置工事や保守管理は容易に行うことができ、列車通過に関りないため軌道内作業の危険性も無くなる。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3に係る列車位置検知装置の移動無線機の機能構成を示すブロック図である。図において、図1に相当する部分には同一符号を付して示し、その説明は原則として省略する。
この実施の形態3による移動無線機500は、アレイアンテナ101、受信部102、電波到来角演算部103、列車位置演算部(列車位置演算手段)504および列車位置記憶部505を備えている。
次に、この実施の形態3の特徴とする部分の動作について説明する。
ここで、列車位置記憶部505には、電波到来角と関連付けた軌道上の予め決めた列車位置のデータを記憶しておく。この記憶されている電波到来角と列車位置は所定の分解能を持っているものとする。列車位置演算部104では、電波到来角演算部103で求めた電波到来角が入力されると、その電波到来角に基づいて列車位置記憶部505から対応する列車位置を算出して出力する。
以上のように、この実施の形態3によれば、列車位置記憶部505に、電波到来角と関連付けた軌道上の予め決めた列車位置のデータを予め記憶し、列車位置演算部104において、電波到来角演算部103で算出された電波到来角に基づいて列車位置記憶部505から対応する列車位置を算出するようにしたので、実施の形態1と同様な効果を奏する。
この発明の実施の形態1による列車位置検知装置の機能構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る電波到来角について示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る列車停止位置を算出する方法を示す説明図である。 この発明の列車停止位置検知装置の適用例を示す説明図である。 この発明の列車停止位置検知装置の他の適用例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る列車位置検知装置の移動無線機の機能構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る列車位置検知装置の移動無線機の機能構成を示すブロック図である。
符号の説明
100,400,500 移動無線機、101 アレイアンテナ、102,402 受信部、103,403 電波到来角演算部、104,404,504 列車位置演算部、105 位置補正値記憶部、200 固定無線機、201 アンテナ、202 増幅部、203 信号生成部、401 指向性アンテナ、405 位置補正値記憶部、406 アンテナ駆動部、407 角度制御信号生成部、505 列車位置記憶部。

Claims (11)

  1. 列車の軌道脇に設置され、所定の周波数、振幅あるいは位相を持つ送信信号を電波にして放射する固定無線機と、列車に搭載され、前記固定無線機の電波を受信する移動無線機とで構成され、
    前記移動無線機は、
    アンテナにより受信された前記固定無線機からの電波を受信信号として取り出す受信手段と、
    取り出された受信信号に基づいて電波到来角を算出する電波到来角演算手段と、
    算出された電波到来角に基づいて、軌道上の予め決めた基準列車位置に対する列車位置を算出する列車位置演算手段を備えたことを特徴とする列車位置検知装置。
  2. 列車位置演算手段は、電波到来角演算手段で算出された電波到来角、固定無線機と軌道間の距離、および前記固定無線機と基準列車位置を結んだ直線と軌道と直交し基準列車位置を通過する垂線とがなす基準角に基づいて列車位置を算出することを特徴とする請求項1記載の列車位置検知装置。
  3. 固定無線機は、列車位置演算手段で使用する当該固定無線機と軌道間の距離および基準角を予め保持しておき、送信信号の電波に付加して移動無線機へ無線伝送することを特徴とする請求項2記載の列車位置検知装置。
  4. 移動無線機は、固定無線機と軌道間の距離、電波到来角および基準角に係る自機の補正値を予め記憶する位置補正値記憶部を備え、
    列車位置演算手段は、前記位置補正値記憶部の補正値に基づいて固定無線機と軌道間の距離、電波到来角および基準角を補正して列車位置を算出することを特徴とする請求項2または請求項3記載の列車位置検知装置。
  5. 移動無線機は、電波到来角と関連付けた軌道上の予め決めた列車位置のデータを予め記憶する列車位置記憶部を備え、
    列車位置演算手段は、電波到来角演算手段で算出された電波到来角に基づいて
    前記列車位置記憶部から対応する列車位置を算出することを特徴とする請求項1記載の列車位置検知装置。
  6. 固定無線機が発射する電波を円偏波としたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の列車位置検知装置。
  7. 列車の軌道脇に設置された固定無線機から放射される所定の周波数、振幅あるいは位相を持つ電波を受信する列車に搭載される移動無線機であって、
    アンテナにより受信された前記固定無線機からの電波を受信信号として取り出す受信手段と、
    取り出された受信信号に基づいて電波到来角を算出する電波到来角演算手段と、
    算出された電波到来角に基づいて、軌道上の予め決めた基準列車位置に対する列車位置を算出する列車位置演算手段を備えたことを特徴とする移動無線機。
  8. 列車位置演算手段は、電波到来角演算手段で算出された電波到来角、固定無線機と軌道間の距離、および前記固定無線機と基準列車位置を結んだ直線と軌道と直交し基準列車位置を通過する垂線とがなす基準角に基づいて列車位置を算出することを特徴とする請求項7記載の移動無線機。
  9. 列車位置演算手段は、固定無線機から送信信号の電波に付加して無線伝送される固定無線機と軌道間の距離および基準角を用いて列車位置を算出することを特徴とする請求項8記載の移動無線機。
  10. 固定無線機と軌道間の距離、電波到来角および基準角に係る自機の補正値を予め記憶する位置補正値記憶部を備え、
    列車位置演算手段は、前記位置補正値記憶部の補正値に基づいて固定無線機と軌道間の距離、電波到来角および基準角を補正して列車位置を算出することを特徴とする請求項8または請求項9記載の移動無線機。
  11. 電波到来角と関連付けた軌道上の予め決めた列車位置のデータを予め記憶する列車位置記憶部を備え、
    列車位置演算手段は、電波到来角演算手段で算出された電波到来角に基づいて
    前記列車位置記憶部から対応する列車位置を算出することを特徴とする請求項7記載の移動無線機。
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