JP2009072571A - 磁気共鳴イメージング装置、sar算出装置、磁気共鳴イメージング装置の作動方法およびsar算出方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置、sar算出装置、磁気共鳴イメージング装置の作動方法およびsar算出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】MRI装置において、実際にRFパルスが照射される身体部分に関するSARの上限値を適切に算出する。
【解決手段】部分体重推定部144が、プレスキャンにおいて再構成された撮影部位が含まれる3次元画像から撮影時にRFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得し、取得した照射範囲情報に基づいて、当該身体部分の部分体重を推定する。そして、SAR算出部145が、部分体重推定部144により推定された部分体重に基づいて、RFパルスが照射される身体部分に関する身体部分SARの上限値を算出する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、被検体の部位に対してRF(Radio Frequency)パルスを照射することにより当該部位から発せられる磁気共鳴信号を検出して画像を再構成する磁気共鳴イメージング装置、SAR算出装置、磁気共鳴イメージング装置の作動方法およびSAR算出方法に関し、特に、RFパルスを照射する際の安全基準となるSAR値の算出に関する。
従来、磁気共鳴イメージング装置は、磁気共鳴現象を利用して被検体の画像を撮影する装置であり、磁気共鳴現象を起こすために静磁場中に置かれた被検体に対してRF(Radio Frequency)パルスを照射する。一般的に、RFパルスが照射されることによって生体の体温が上昇することが知られているが、人体の場合には体温が1度上昇することによって障害が起こる可能性がある。そのため、安全性の面から、被検体に照射されるRFパルスの強さは法規的に規制されている。
通常、かかるRFパルスの安全性を評価するための評価値としては、単位質量の組織に単位時間に吸収されるエネルギー量を示すSAR(Specific Absorption Rate;比吸収率)が用いられる。厚生省審査実務連絡やIEC(International Electrotechnical Commission)規格などでは、RFパルスの強さを規制するため、磁気共鳴イメージング装置で用いられるSARの上限値を規定している。
しかし、近年では、さまざまな理由からSARが大きくなるような撮影が増えており、安全性の面から法規的なSARの上限値も厳密になってきている。そのため、安全かつ有効な磁気共鳴イメージング装置を作成するためには、より厳密にSARの上限値を算出することが必要となっている。
厳密にSAR値を算出するためには、RFパルスが被検体のどの部分にどの程度照射されているか、照射されている部分がどの程度の大きさおよび重量を有するかを把握する必要がある。たとえば、特許文献1では、入力された被検体の体重、身長および撮影部位に基づいて当該撮影部位が含まれる身体部分の部分体重を推定し、推定した部分体重からSARの上限値を算出する方法が開示されている。
特開2006−95278号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の技術では、入力された体重、身長および撮影部位に基づいて部分体重を推定するため、実際にRFパルスが被検体のどの部分にどの程度照射されているか、照射されている部分がどの程度の大きさおよび重量を有するかを把握することができず、SARの上限値を適切に算出することができないという問題があった。
この問題について、図7を用いて具体的に説明する。図7は、従来の技術における問題点を説明するための図である。たとえば、同図に示すように、被検体の頭部を撮影する場合、(a)の状態に比べて、(b)の状態では、送信コイルに対して被検体がより深く挿入されている。そのため、実際にRFパルスが照射される身体部分の範囲は(a)よりも(b)のほうが大きくなり、SARの算出に用いるべき部分体重も(a)よりも(b)のほうが大きくなるはずである。しかし、従来の技術では、撮影部位が同じ場合は部分体重も同じと推定されるため、実際にRFパルスが照射される身体部分に関するSARの上限値を適切に算出することができない。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、実際にRFパルスが照射される身体部分に関するSARの上限値を適切に算出することができる磁気共鳴イメージング装置、SAR算出装置、磁気共鳴イメージング装置の作動方法およびSAR算出方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一形態にかかる磁気共鳴イメージング装置は、被検体に対してRFパルスを照射することにより当該被検体から発せられる磁気共鳴信号を検出する信号検出部と、前記信号検出部により検出された磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の画像を再構成する画像再構成部と、前記画像再構成部により事前に再構成された、撮影部位が含まれる画像から撮影時に前記RFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得し、取得した照射範囲情報に基づいて、前記RFパルスが照射される身体部分に関する身体部分SARの上限値を算出するSAR算出部と、を備える。
また、本発明の他の態様にかかるSAR算出装置は、磁気共鳴イメージング装置により事前に再構成された、撮影部位が含まれる画像から撮影時に前記RFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得する照射範囲取得部と、前記照射範囲取得部により取得された照射範囲情報に基づいて、前記RFパルスが照射される身体部分に関する身体部分SARの上限値を算出する上限値算出部と、を備える。
また、本発明の他の態様にかかる、磁気共鳴イメージング装置の作動方法は、被検体に対してRFパルスを照射することにより当該被検体から発せられる磁気共鳴信号を検出する信号検出部が作動し、前記信号検出部により検出された磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の画像を再構成する画像再構成部が作動し、前記画像再構成部により事前に再構成された、撮影部位が含まれる画像から撮影時に前記RFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得し、取得した照射範囲情報に基づいて、前記RFパルスが照射される身体部分に関する身体部分SARの上限値を算出するSAR算出部が作動する、ことを含む。
また、本発明の他の態様にかかるSAR算出方法は、磁気共鳴イメージング装置により事前に再構成された、撮影部位が含まれる画像から撮影時に前記RFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得し、取得された照射範囲情報に基づいて、前記RFパルスが照射される身体部分に関する身体部分SARの上限値を算出する、ことを含む。
本発明によれば、実際にRFパルスが照射される身体部分に関するSARの上限値を適切に算出することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る磁気共鳴イメージング装置、SAR算出装置、磁気共鳴イメージング装置の作動方法およびSAR算出方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、磁気共鳴イメージング装置を「MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置」と呼び、RFパルスが照射されることにより被検体から発せられる磁気共鳴信号を「MR信号」と呼ぶ。
まず、図1を用いて、本実施例に係るMRI装置の構成について説明する。図1は、本実施例に係るMRI装置の構成を説明するための説明図である。同図に示すように、このMRI装置は、静磁場磁石1と、傾斜磁場コイル2と、RFコイル3と、静磁場電源4と、傾斜磁場電源5と、送信器6と、受信器7と、シーケンス制御装置8と、電力測定器9と、コンソール装置100とから構成される。
静磁場磁石1は、筒状に形成された磁石であり、静磁場電源4から供給される電流により、被検体Pが配置される筒内部の空間に静磁場Hを発生させる。傾斜磁場コイル2は、静磁場磁石1の内側に配設された3対のコイルであり、傾斜磁場電源5から供給される電流により、静磁場磁石1の内側にx,y,zの3方向に沿った傾斜磁場を発生させる。
RFコイル3は、静磁場磁石1の開口部内で被検体Pに対向するように配設された受信コイルであり、送信器6から送信されるRFパルスを被検体Pに照射し、また、励起によって被検体Pの水素原子核から放出されるMR信号を受信する。静磁場電源4は、静磁場磁石1に電流を供給する電源であり、傾斜磁場電源5は、シーケンス制御装置8からの指示に基づいて、傾斜磁場コイル2に電流を供給する電源である。
送信器6は、シーケンス制御装置8からの指示に基づいて、後述する電力測定器9を介して、RFコイル3にRFパルスを送信する装置である。受信器7は、RFコイル3により受信されたMR信号を検出し、検出したMR信号をデジタル化することによって得られる生データをシーケンス制御装置8に対して送信する。
シーケンス制御装置8は、コンソール装置100から送信されるシーケンス情報に基づいて傾斜磁場電源5、送信器6および受信器7をそれぞれ駆動することによって、被検体Pのスキャンを行う装置である。ここで、シーケンス情報とは、傾斜磁場電源5が傾斜磁場コイル2に供給する電源の強さや電源を供給するタイミング、送信器6がRFコイル3に送信するRFパルスの強さやRFパルスを送信するタイミング、受信器7がMR信号を検出するタイミングなど、スキャンを行う際の手順を定義した情報である。そして、シーケンス制御装置8は、被検体Pのスキャンを行った結果、受信器7から生データが送信されると、その生データを収集してコンソール装置100に送信する。
電力測定器9は、送信器6からRFコイル3に送信されるRFパルスの高周波出力を測定する装置である。この電力測定器9は、プレスキャンにおいてRFパルスの高周波出力を測定し、測定した高周波出力を示す情報をコンソール装置100に対して送信する。
コンソール装置100は、操作者からの操作に基づいてMRI装置全体の制御を行うとともに、シーケンス制御装置8から送信される生データをk空間データに変換し、そのk空間データから画像を再構成する装置である。また、このコンソール装置100は、被検体Pに対してRFパルスが照射された際のSAR値の算出も行う。
なお、ここでは図示を省略しているが、このMRI装置は、静磁場磁石1と、傾斜磁場コイル2と、RFコイル3などを支持するための架台や、被検体Pを載せるための天板、天板を支持するための寝台なども有している。
次に、図2を用いて、図1に示したコンソール装置100の構成について説明する。図2は、図1に示したコンソール装置100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンソール装置100は、入力部110と、表示部120と、記憶部130と、制御部140とを有する。
入力部110は、操作者による各種入力を受け付けるための入力手段であり、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイスやキーボードなどにより実現され、後述する表示部120と協働することによって、各種操作を受け付けるためのユーザインタフェースを操作者に対して提供する。
表示部120は、撮影画像など各種情報を表示するための出力手段であり、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなどのモニタ装置により実現される。この表示部120は、後述する主制御部141による制御のもと、操作者に対する各種メッセージや、後述する画像再構成部143により再構成される被検体の再構成画像などを表示する。
記憶部130は、各種情報を記憶する記憶手段であり、画像記憶部131と、部分体重定義情報記憶部132とを有する。画像記憶部131は、後述する画像再構成部143により再構成される被検体の再構成画像を記憶する記憶部である。
部分体重定義情報記憶部132は、部位ごとに部分体重を定義した部分体重定義情報を記憶する記憶部である。図3は、部分体重定義情報記憶部132により記憶される部分体重定義情報の一例を示す図である。同図に示すように、具体的には、部分体重定義情報記憶部132は、被検体の部位と、身長[cm]と、体重[kg]と、部分体重W[kg]とを対応付けた情報を部分体重定義情報として記憶する。
このうち、身長および体重には、それぞれ所定の範囲を示す値が設定される。また、部分体重Wには、実際にRFパルスが照射される身体部分の範囲に基づいて部分体重を算出するための算出式が設定される。ここで、RFパルスが照射される身体部分の範囲は、その形状の特徴に応じてあらかじめ定義された複数のパラメータからなる照射範囲情報により示される。
図4は、頭部に関する照射範囲情報を説明するための図である。たとえば、同図に示すように、頭部に関する照射範囲情報として、頭部の横幅x、奥行きy、高さz、あごの部分の横幅uの4種類のパラメータが定義されていたとする。その場合、図3に示すように、部分体重定義情報における頭部の部分体重Wには、たとえば、f(x,y,z,u)、f(x,y,z,u)、f(x,y,z,u)、f(x,y,z,u)、f(x,y,z,u)、f(x,y,z,u)など、x,y,z,uの4種類のパラメータに基づいて部分体重を算出するための算出式が設定される。
同様に、たとえば、腹部に関する照射範囲情報として、腹部の横幅x、奥行きy、高さzの3種類のパラメータが定義されていた場合には、図3に示すように、部分体重定義情報における腹部の部分体重Wには、たとえば、g(x,y,z)、g(x,y,z)、g(x,y,z)、g(x,y,z)、g(x,y,z)、g(x,y,z)など、x,y,zの3種類のパラメータに基づいて部分体重Wを算出するための算出式が設定される。
ここで、部分体重Wに設定されるf(x,y,z,u)〜f(x,y,z,u)やg(x,y,z)〜g(x,y,z)などの算出式は、身長および体重に応じて、被検体に関する統計情報、あるいは、過去に撮影された被検体に関する情報に基づいて各部位をモデル化することによって定義される。
制御部140は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、主制御部141と、シーケンス制御部142と、画像再構成部143と、部分体重推定部144と、SAR算出部145とを有する。
主制御部141は、入力部110を介して操作者から各種指示や各種要求を受け付け、受け付けた指示や要求に基づいて各機能部の動作を制御する処理部である。具体的には、この主制御部141は、操作者から撮影指示(プレスキャン(予備スキャン)または本スキャンの指示)を受け付けた場合には、指定された撮影条件に基づいてシーケンス情報を生成し、シーケンス制御部142に対して送信する。このシーケンス情報は、シーケンス制御部142を介してシーケンス制御装置8に送信され、シーケンス制御装置8によって撮影が行われる際に用いられる。
なお、主制御部141は、操作者から撮影指示を受け付ける際には、同時に、体重、身長、撮影部位、撮影条件および操作モードの入力を受け付ける。ここで、たとえば、撮影部位としては、胸部、腹部、下腹部、大腿部などが入力され、撮影条件としては、パルスシーケンスの種別(RFパルスの数を含む)や、マルチスライス数、スライス厚などが入力される。また、操作モードとしては、通常操作モード、第一次水準管理操作モード、あるいは、第二次水準管理操作モードが入力される。
ここで入力された項目は、後述する部分体重推定部144によって身体部分の部分体重が推定される際や、SAR算出部145によって各種SARのSAR値および上限値が算出される際にそれぞれ用いられる。
また、主制御部141は、操作者からプレスキャンの指示を受け付けた場合には、SAR値が無視できるようなフリップアングルのFE法によって撮影が行われるようにシーケンス情報を生成し、生成したシーケンス情報をシーケンス制御部142に対して送信する。なお、プレスキャンの目的はRFパルスが照射される身体部分の範囲を把握することであるので、主制御部141は、感度領域が確認できるぐらい大きなFOV(Field of View)で撮影が行われるようにシーケンス情報を生成する。
そして、実際にプレスキャンが行われると、主制御部141は、プレスキャンが実施された際に電力測定器9から送信される高周波出力と、天板に被検体を載置していない状態で事前に測定しておいた高周波出力との差分を算出することによって、被検体に吸収された高周波出力値を検出する。ここで検出された高周波出力値は、後述するSAR算出部145によって各種SARのSAR値が算出する際に用いられる。
シーケンス制御部142は、シーケンス制御装置8との間でやり取りされるデータの送受信を制御する処理部である。具体的には、このシーケンス制御部142は、主制御部141からシーケンス情報が送信されると、そのシーケンス情報をシーケンス制御装置8に対して送信する。そして、シーケンス制御装置8から生データが送信されると、シーケンス制御部142は、送信された生データを後述する画像再構成部143に対して引き渡す。
画像再構成部143は、シーケンス制御部142から引き渡された生データに基づいて画像を再構成する処理部である。具体的には、この画像再構成部143は、主制御部141による制御のもと、シーケンス制御部142から引き渡された生データをk空間データに変換し、そのk空間データに対してフーリエ変換処理などの所定の画像再構成処理を行うことによって3次元画像を再構成する。
プレスキャンでは、この画像再構成部143によって、実際にRFパルスが照射される身体部分の3次元画像が再構成される。図5は、RFパルスが照射される身体部分の3次元画像の一例を示す図である。同図に示す(a)および(b)は、それぞれ、図7に示した(a)および(b)の状態でプレスキャンされた被検体の頭部の3次元画像を示している。
図5(a)および(b)に示すように、プレスキャンでは、被検体の体重、身長および撮影部位が同じであっても、実際にRFパルスが照射された身体部分の3次元画像が再構
成される。そのため、たとえば同図(c)に示すように、体格が小さい幼児に対してプレスキャンを行った場合には、大人と比べて小さな身体部分の3次元画像が再構成される。
こうしてプレスキャンにより再構成された3次元画像は、後述する部分体重推定部144によって身体部分の部分体重が推定される際に用いられる。そして、これらプレスキャンにより再構成された3次元画像は、一回の撮影における専用である必要はなく、撮影時間を短縮するためには、シミング用やパラレルイメージング用のマップ画像と共用されるのが望ましい。
部分体重推定部144は、撮影時にRFパルスが照射される身体部分の部分体重を推定する処理部である。具体的には、この部分体重推定部144は、プレスキャンが行われた後に、主制御部141による制御のもと、プレスキャンにより再構成された撮影部位が含まれる3次元画像を画像記憶部131から読み出し、読み出した3次元画像から撮影時にRFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得する。
たとえば、主制御部141により操作者から受け付けられた撮影部位が頭部であったとする。その場合、部分体重推定部144は、プレスキャンにより再構成された3次元画像から、頭部に関する照射範囲情報として、頭部の横幅x、奥行きy、高さz、あごの部分の横幅uを取得する(図4を参照)。
照射範囲情報を取得すると、部分体重推定部144は、主制御部141により操作者から受け付けられた撮影部位に係る部分体重定義情報を部分体重定義情報記憶部132から読み出す。そして、部分体重推定部144は、読み出した部位体重定義情報と、3次元画像から取得した照射範囲情報に基づいて、RFパルスが照射される身体部分の部分体重を推定する。
たとえば、主制御部141により操作者から受け付けられた撮影部位が頭部であり、さらに、主制御部141により受け付けられた身長が150[cm]、体重が50[kg]であったとし、部分体重定義情報記憶部132により記憶された部分体重定義情報が図3に示したものであったとする。
その場合、部分体重推定部144は、部分体重W=f(x,y,z,u)である部分体重情報定義情報を部分体重定義情報記憶部132から読み出し、x,y,z,uのパラメータに3次元画像から取得した頭部の横幅x、奥行きy、高さz、あごの部分の横幅uをそれぞれ代入することによって、部分体重Wを算出する。
このように、部分体重推定部144が、プレスキャンにより再構成された3次元画像から撮影時に実際にRFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得し、取得した照射範囲情報に基づいて当該身体部分の部分体重を算出するので、高い精度で部分体重を推定することができる。
なお、ここでは、部分体重推定部144が、あらかじめ定義された算出式を用いて部分体重を算出する場合について説明したが、たとえば、プレスキャンにより再構成された3次元画像のボクセル数をカウントすることによって身体部位の面積および容積を測定し、測定した容積と、あらかじめ部位ごとに決められた単位容積当たりの質量(部位が同じであれば、その部位を構成している組織もほぼ同一であると考えられる。)とをもとに、当該身体部位の部分体重を算出するようにしてもよい。これにより、部位の部分的な長さに基づいて部分体重Wを算出する場合に比べて、より正確に部分体重を算出することができる。
SAR算出部145は、各種SARのSAR値および上限値を算出する処理部である。具体的には、このSAR算出部145は、MRI装置の安全規格であるIEC60601−2−33 2nd Editionに基づいて、各種SARのSAR値および上限値をそれぞれ算出する。ここで、SAR値とは、被検体に吸収される単位質量当たりの高周波出力であり、その単位は[W/kg]である。
IEC60601−2−33 2nd Editionでは、SARは、撮影対象となる部位に応じて、全身SAR、頭部SAR、局所SARおよび身体部分SARに分類されている。全身SARは全身の撮影の場合、頭部SARは頭部の撮影の場合、局所SARは送受信用表面コイルなどを使って身体の小領域を撮影する場合に用いられ、この場合のみ身体組織10gにわたっての平均値である。身体部分SARは、IEC規格第2版から盛り込まれた項目であり、送信用高周波コイルにさらされる身体部分の重量にわたる平均値である。
各SARの上限値は、所定の操作モードごとに定義されており、この操作モードとしては、通常操作モード、第一次水準管理操作モード、および、第二次水準管理操作モードが定義されている。
たとえば、通常操作モードでは、全身SARの上限値は2W/kg、頭部SARの上限値は3.2W/kg、局所SARの上限値は頭部と体幹部で10W/kg、四肢で20W/kg、身体部分SARの上限値は、
10−8×(撮影対象の部分体重/体重)[W/kg]・・・(1)
と定義されている。
これらSARの上限値は、高周波による加熱によって体幹部や血流による冷却効果の小さい水晶体などの温度上昇を1°C以下に抑えることを目的として定義されている。
一方、各SARのSAR値は、全身に高周波が印加される場合には、被検体に吸収される高周波出力値を当該被検体の体重で割ることによって全身SARのSAR値が得られ、頭部にのみ高周波が印加される場合には、頭部重量を人体についての標準データより推定してその頭部重量で高周波出力値を割ることによって頭部SARのSAR値が得られる。
上記の規格に従い、SAR算出部145は、全身SARについては、主制御部141により操作者から受け付けられた操作モードに応じて上限値を決定する。また、SAR算出部145は、主制御部141により受け付けられた被検体の体重およびRFパルスの数と、主制御部141によって検出された高周波出力値(被検体に吸収された高周波出力値)とを用いて、全身SARのSAR値を算出する。
また、SAR算出部145は、頭部SARおよび局所SARについては、主制御部141により操作者から受け付けられた操作モードに応じて上限値を決定する。また、SAR算出部145は、たとえば、主制御部141により操作者から受け付けられた被検体の体重と、身長および撮影部位(たとえば、胸部、腹部、下腹部、大腿部など)ごとに決められた人体における部分体重の標準データ(記憶部130などに記憶される)と、主制御部141によって検出された高周波出力値とを用いて、頭部SARおよび局所SARのSAR値を算出する。ここで、頭部重量などは、成人ではほぼ一定値であり比較的推定しやすいが、身体部分SAR値については体重情報だけでは推定することが難しい。
そこで、SAR算出部145は、身体部分SARについては、主制御部141により操作者から受け付けられた操作モードに応じて、部分体重推定部144により推定された部分体重と、主制御部141により操作者から受け付けられた被検体の体重とを用いて、操作モードごとに規定された計算式(たとえば通常操作モードについては、式(1))を用いて上限値を算出する。また、SAR算出部145は、部分体重推定部144により推定された部分体重と、主制御部141によって検出された高周波出力値とを用いて、身体部分SARのSAR値を算出する。
なお、ここで算出されるSAR値は、標準データや、部分体重推定部144によって推定された部分体重に基づいて算出されたものであるので、それぞれ誤差があることが見込まれる。そのため、各SARの上限値は、誤差の分を考慮して安全側に低く設定しておくことも必要である。
そして、SAR算出部145は、各SARのSAR値および上限値を算出すると、SARの種類ごとに、算出したSAR値が上限値を超えているか否かを判定し、超えていた場合には、主制御部141に対して、表示部120に撮影禁止メッセージを表示するよう指示する。一方、SAR値が上限値を越えていなかった場合には、SAR算出部145は、主制御部141に対して、表示部120に撮影禁止メッセージを表示するよう指示する。これにより、操作者が、本スキャンを実施するか、または、撮影条件を設定し直すかを判断することができる。
次に、図6を用いて、本実施例に係るコンソール装置100によるSAR算出の処理手順について説明する。図6は、コンソール装置100によるSAR算出の処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、身体部分SARのSAR値および上限値を算出する場合について説明する。
同図に示すように、このコンソール装置100では、まず、主制御部141が、体重、身長、撮影部位、撮影条件および操作モードの入力を受け付け(ステップS101)、シーケンス制御部142に対してシーケンス情報を送信することによってプレスキャンを実施する(ステップS102)。
さらに、主制御部141は、プレスキャンを実施した際に電力測定器9から送信された高周波出力と、天板に被検体を載置していない状態で事前に測定しておいた高周波出力との差分を算出することによって、被検体に吸収された高周波出力値を検出する(ステップS103)。
続いて、画像再構成部143が、プレスキャンによって収集された生データから3次元画像を再構成し(ステップS104)、その後に、部分体重推定部144が、画像再構成部143により再構成された画像から撮影時にRFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得し(ステップS105)、取得した照射範囲情報に基づいて、当該身体部分の部分体重を推定する(ステップS106)。
その後、SAR算出部145が、部分体重推定部144によって推定された部分体重や、主制御部141によって検出された高周波出力値などに基づいて、身体部分SARの上限値を算出し(ステップS107)、さらに、身体部分SARのSAR値を算出する(ステップS108)。
ここで、算出したSAR値が上限値を超えていた場合には(ステップS109,Yes)、主制御部141が、撮影禁止メッセージを表示部120に表示し(ステップS110)、操作者によって撮影条件が変更されるのを待つ。そして、操作者から撮影条件の変更を受け付けると(ステップS111,Yes)、主制御部141は、ステップS108にもどって身体部分SARを再度算出し、算出したSAR値が上限値以下となるまでステップS110およびS111の処理を繰り返す。
そして、算出したSAR値が上限値以下となった場合には(ステップS109,No)、主制御部141は、撮影許可メッセージを表示部120に表示し(ステップS112)、操作者から本スキャンを指示されるのを待つ。そして、操作者から本スキャンの指示を受け付けると(ステップS113,Yes)、主制御部141は、シーケンス制御部142に対してシーケンス情報を送信することによって、本スキャンを実施する(ステップS114)。
こうして本スキャンが実施されると、画像再構成部143が、本スキャンにより収集された生データから3次元画像を再構成し(ステップS115)、これにより、一連の撮影に係る処理が終了する。
なお、ステップS107において、主制御部141は、SARの上限値を算出した後に、算出した上限値を操作者に通知し(たとえば、算出した上限値を表示部120に表示する等)、そのうえで、再度、操作者から撮影条件の入力を受け付けるようにしてもよい。
上述してきたように、本実施例では、部分体重推定部144が、プレスキャンにおいて再構成された撮影部位が含まれる3次元画像から撮影時にRFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得し、取得した照射範囲情報に基づいて、当該身体部分の部分体重を推定する。そして、SAR算出部145が、部分体重推定部144により推定された部分体重に基づいて、RFパルスが照射される身体部分に関する身体部分SARを算出するので、実際にRFパルスが照射される身体部分に関するSARの上限値を適切に算出することができる。
なお、本実施例において図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置、SAR算出装置、磁気共鳴イメージング装置の作動方法およびSAR算出方法は、RFパルスを照射する際の安全基準となるSAR値を算出する場合に有用であり、特に、身体部分SARを算出する場合に適している。
本実施例に係るMRI装置の構成を説明するための説明図である。 図1に示したコンソール装置の構成を示す機能ブロック図である。 部分体重定義情報記憶部により記憶される部分体重定義情報の一例を示す図である。 頭部に関する照射範囲情報を説明するための図である。 RFパルスが照射される身体部分の3次元画像の一例を示す図である。 コンソール装置によるSAR算出の処理手順を示すフローチャートである。 従来の技術における問題点を説明するための図である。
符号の説明
1 静磁場磁石
2 傾斜磁場コイル
3 RFコイル
4 静磁場電源
5 傾斜磁場電源
6 送信器
7 受信器
8 シーケンス制御装置
9 電力測定器
100 コンソール装置
110 入力部
120 表示部
130 記憶部
131 画像記憶部
132 部分体重定義情報記憶部
140 制御部
141 主制御部
142 シーケンス制御部
143 画像再構成部
144 部分体重推定部
145 SAR算出部

Claims (8)

  1. 被検体に対してRFパルスを照射することにより当該被検体から発せられる磁気共鳴信号を検出する信号検出部と、
    前記信号検出部により検出された磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の画像を再構成する画像再構成部と、
    前記画像再構成部により事前に再構成された、撮影部位が含まれる画像から撮影時に前記RFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得し、取得した照射範囲情報に基づいて、前記RFパルスが照射される身体部分に関する身体部分SARの上限値を算出するSAR算出部と、
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記照射範囲情報に基づいて、前記身体部分の部分体重を推定する部分体重推定部をさらに備え、
    前記SAR算出部は、前記部分体重推定部により推定された部分体重に基づいて、前記身体部分SARの上限値を算出する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記撮影部位を示す撮影部位情報の入力を受け付ける撮影部位受付部と、
    部位ごとに前記照射範囲情報に応じて部分体重が定義された部分体重定義情報を記憶する部分体重定義情報記憶部と、をさらに備え、
    前記部分体重推定部は、前記撮影部位受付部により入力が受け付けられた撮影部位情報により示される撮影部位に係る部分体重定義情報を前記部分体重定義情報記憶部により記憶された部分体重定義情報の中から読み出し、読み出した部位体重定義情報および前記画像から取得した照射範囲情報に基づいて、前記RFパルスが照射される身体部分の部分体重を推定する、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記部分体重定義情報記憶部は、被検体に関する統計情報に基づいて定義された前記部分体重定義情報を記憶する、請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記部分体重定義情報記憶部は、過去に撮影された被検体に関する情報に基づいて定義された前記部分体重定義情報を記憶する、請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 磁気共鳴イメージング装置により事前に再構成された、撮影部位が含まれる画像から撮影時に前記RFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得する照射範囲取得部と、
    前記照射範囲取得部により取得された照射範囲情報に基づいて、前記RFパルスが照射される身体部分に関する身体部分SARの上限値を算出する上限値算出部と、
    を備える、SAR算出装置。
  7. 被検体に対してRFパルスを照射することにより当該被検体から発せられる磁気共鳴信号を検出する信号検出部が作動し、
    前記信号検出部により検出された磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の画像を再構成する画像再構成部が作動し、
    前記画像再構成部により事前に再構成された、撮影部位が含まれる画像から撮影時に前記RFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得し、取得した照射範囲情報に基づいて、前記RFパルスが照射される身体部分に関する身体部分SARの上限値を算出するSAR算出部が作動する、
    ことを含む、磁気共鳴イメージング装置の作動方法。
  8. 磁気共鳴イメージング装置により事前に再構成された、撮影部位が含まれる画像から撮影時に前記RFパルスが照射される身体部分の範囲を示す照射範囲情報を取得し、
    取得された照射範囲情報に基づいて、前記RFパルスが照射される身体部分に関する身体部分SARの上限値を算出する、
    ことを含む、SAR算出方法。
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