JP2009071048A - 光中継モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】基板内に埋め込まれた光配線や外部接続用の光伝送媒体に光結合した際の損失に起因する信号劣化を改善することができる光中継モジュールを提供する。
【解決手段】光中継モジュール2は、複数の受光素子からなるPDアレイ21と、PDアレイ21の出力信号を増幅及び波形整形する増幅用IC22と、増幅用IC22からの出力信号により発光素子駆動用信号を生成する駆動用IC23と、駆動用IC23により駆動されて光信号を第2の光導波路7へ送出するVCSELアレイ28とを基板20に設けた構成を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、光中継モジュールに関する。
一般に、電子機器は複数の装置から構成される場合が多い。例えば複写機は、画像入力装置と画像出力装置から成り、画像入力装置から入力された画像データはエレキケーブルを介して画像出力装置に送られ、紙等の表示媒体に印刷される。
近年、電子機器の高性能化に伴い、装置間の伝送容量が増大している。従来のパラレル伝送方式で大容量化に対応する為には、チャンネル数の増加や同期クロックの高速化が考えられる。しかし、配線長の違いやタイミングマージンの減少によるチャンネル間スキューによってエラーが発生しやすくなる。そこで、上記の問題を解決する為にデータ信号を1本の伝送路で送るシリアル伝送方式が注目されている。
しかしながら、シリアル伝送では伝送速度が上昇するため、従来のエレキケーブルでは信号品質を維持した状態で信号伝送を実現することが困難になっている。このような問題に対応する手段として、広帯域な信号伝送が可能な光信号の使用が検討されている。
一方で装置内信号伝送においても、例えば、非特許文献1に示すように、両端に光路変換面を有する光導波路が内蔵されたプリント配線板を有し、サブマウントの下面に発光素子が実装され、上面にドライバが実装された発光側光デバイスを、発光素子が一方の光路変換面の直上に位置するように半田ボールによってプリント配線板上に電気的に接続し、サブマウントの下面に受光素子が実装され、上面にレシーバが実装された受光側光デバイスを、受光素子が他方の光路変換面の直上に位置するように半田ボールによってプリント配線板上に電気的に接続した構造が知られている。
エレクトロニクス実装学会誌Vol.8 No.1(2005)、p29〜32
本発明の目的は、基板内に埋め込まれた光配線や外部接続用の光伝送媒体に光結合した際の損失に起因する信号劣化を改善することができる光中継モジュールを提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の光中継モジュールを提供する。
[1]受光素子と、前記受光素子の出力信号を増幅ならびに波形整形する増幅用素子と、前記増幅用素子の出力信号により発光素子駆動用信号を生成する駆動用素子と、前記駆動用素子の前記発光素子駆動用信号により駆動される発光素子と、を備えたことを特徴とする光中継モジュール。
[2]前記受光素子、前記増幅用素子、前記駆動用素子、及び前記発光素子からなる一対の光受信部および光送信部を有することを特徴とする前記[1]に記載の光中継モジュール。
[3]前記一対の光受信部および光送信部は、同一の基板に実装され、前記同一の基板は、光導波路を内蔵した光配線基板に実装され、前記一対の光受信部及び光送信部が前記光導波路と光結合されていることを特徴とする前記[1]に記載の光中継モジュール。
[4]前記受光素子及び前記発光素子は、表面実装型であり、前記一対の光受信部および光送信部について、外部との間で光通信を行う前記受光素子及び前記発光素子は、45度の反射面を端部に有する光伝送媒体が結合されていることを特徴とする前記[1]に記載の光中継モジュール。
[5]複数のチャンネルに対応した複数の受光素子からなる受光素子アレイと、前記受光素子アレイの出力信号をチャンネル毎に増幅ならびに波形整形する増幅用素子と、前記増幅用素子からの前記複数のチャンネルのデータに対し、前記複数のチャンネルのデータについて送信タイミングを同期させる論理回路と、前記論理回路の出力信号により前記複数のチャンネルに対応した発光素子駆動用信号を生成する駆動用素子と、前記駆動用素子の前記発光素子駆動用信号により駆動される複数の発光素子からなる発光素子アレイと、を備えたことを特徴とする光中継モジュール。
[6]前記受光素子アレイ、前記増幅用素子、前記駆動用素子、及び前記発光素子アレイからなる一対の光受信部および光送信部を有することを特徴とする前記[5]に記載の光中継モジュール。
[7]前記一対の光受信部および光送信部は、同一の基板に実装され、前記同一の基板は、光導波路を内蔵した光配線基板に実装され、前記一対の光受信部及び光送信部が前記光導波路と光結合されていることを特徴とする前記[5]に記載の光中継モジュール。
[8]前記受光素子アレイ及び前記発光素子アレイは、表面実装型であり、前記一対の光受信部および光送信部について、外部との光通信を行う前記受光素子アレイ及び前記発光素子アレイは、45度の反射面を端部に有する光伝送媒体が結合されていることを特徴とする前記[5]に記載の光中継モジュール。
請求項1の光中継モジュールによれば、基板内に埋め込まれた光配線や外部接続用の光伝送媒体に光結合した際の損失に起因する信号劣化を改善することができる。
請求項2の光中継モジュールによれば、双方向の通信に対応させることができる。
請求項3の光中継モジュールによれば、光配線基板への実装が容易に行えると共に、光配線基板の光配線との光結合を効率的に行うことができる。
請求項4の光中継モジュールによれば、光方向変換のための部品を別途用意することなく光伝送媒体に光結合することができる。
請求項5の光中継モジュールによれば、チャンネル間のデータに遅延が生じるのを抑制することができる。
請求項6の光中継モジュールによれば、双方向の通信に対応させることができる。
請求項7の光中継モジュールによれば、光配線基板への実装が容易に行えると共に、光配線基板の光配線との光結合を効率的に行うことができる。
請求項8の光中継モジュールによれば、光方向変換のための部品を別途用意することなく光伝送媒体に光結合することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る信号伝送装置を示す斜視図、図2は、図1のA−A線の断面図、図3は、第1の実施の形態に係る光中継モジュールの平面側の斜視図、図4は、図3の光中継モジュールの裏面側の斜視図、図5は、図3のB−B線の断面図である。
(信号伝送装置の構成)
信号伝送装置100は、図1に示すように、光配線基板1と、光配線基板1の表面に複数のはんだボール2aを介して実装されて、他の装置の基板等との光接続用の光中継モジュール2と、光配線基板1の端子接続部(図示せず)に複数のはんだボール3aを介して実装される実装基板70に搭載された画像処理用LSI3と、光配線基板1の端子接続部(図示せず)に複数のはんだボール4aを介して実装される実装基板90に搭載された表示処理用LSI4と、画像処理用LSI3に接続されると共に光配線基板1に複数のはんだボール5aを介して実装された基板内配線モジュール5と、表示処理用LSI4に接続されると共に光配線基板1に複数のはんだボール6aを介して実装された基板内配線モジュール6と、光中継モジュール2と基板内配線モジュール5とを接続する第1の光導波路7と、光中継モジュール2と基板内配線モジュール6とを接続する第2の光導波路8と、基板内配線モジュール5と基板内配線モジュール6とを接続する第3の光導波路9とを備えて構成されている。
(光配線基板の構成)
光配線基板1は、ガラスエポキシ等の材料からなるベース基板11と、上記第1〜第3の光導波路7〜9及び配線パターン14A,14Bを含むと共にベース基板11上に設けられた光配線層12と、光配線層12の上側に設けられ、プリント配線層を備えた表面基板13を有して構成されている。
光配線層12は、例えば、エポキシ系樹脂からなる3層構造であり、ベース基板11にスピンコート後に紫外硬化処理されることにより形成された下部クラッド樹脂、下部クラッド樹脂上にスピンコート後に紫外線パターン露光を施し、更に硬化処理されることにより第1〜第3の光導波路7〜9が形成されているコア樹脂、及びコア樹脂へのスピンコート後に紫外硬化処理された上部クラッド樹脂(いずれも図示せず)からなる。
第2の光導波路8は、図2に示すように、クラッド81と、コア82と、コア82の両端に45度の傾斜面を有したミラー80A,80Bを有し、基板内配線モジュール6の発光素子からの光信号が入射されると共に光信号を光中継モジュール2の受光素子へ反射できるように構成されている。なお、図示を省略しているが、第1の光導波路層7及び第3の光導波路層9も同様に45度の傾斜面を有したミラーを有し、発光素子からの光信号が入射されると共に光信号を受光素子へ反射できるように構成されている。
ミラー80A,80Bは、例えば、光配線層12のクラッド81及びコア82をレーザビームで除去することによりコア82に45度の傾斜面を形成し、その表面にAu膜等を電子ビーム蒸着することにより設けることができる。
(光中継モジュールの構成)
光中継モジュール2は、図1〜図4に示すように、複数のはんだボール2aを備えた実装基板20と、実装基板20の表面に実装された受光素子アレイとしてのPD(フォトダイオード)アレイ21、増幅用IC22及び駆動用IC23と、実装基板20の裏面に実装されたPDアレイ24と、実装基板20の表面に実装された増幅用IC25、駆動用IC26、及びVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:垂直共振型面発光レーザ)アレイ27と、実装基板20の裏面に実装されたVCSELアレイ28と、PDアレイ21及びVCSELアレイ27に光結合されたミラー付導波路29と、ミラー付導波路29の端部に取り付けられたMT(mechanically transferable)コネクタ30とを備えて構成されている。
VCSELアレイ27,28アレイのVCSELは、例えば、裏面にn側電極を有するn型GaAs基板上に、n型下部反射鏡層、活性層、電流狭窄層、p型上部反射鏡層、p型コンタクト層、p側電極(n側電極は反対側の面に設けられている)を積層した層構造の発光部を備えている。なお、このVCSEL構造は、基板内配線モジュール5,6に搭載されているVCSELも同様である。
PDアレイ21は、他の装置からの光信号(例えば、4チャンネル)を受信する複数(チャンネル数と同数)の受光素子からなり、例えば、高速応答性に優れたGaAs系のフォトダイオードを4つ含む構成である。その構造は、例えば、GaAs基板上に、PIN接合されたP層、I層及びN層と、P層に接続されたp側電極と、N層に形成されたn側電極とを備え、p側電極は、開口を有し、開口の内側がレーザ光を受光する受光部となっている。PDアレイ21は、ボンディングワイヤ21aによって実装基板20の配線パターンに接続されている。なお、このPDアレイ21の層構造は、以下に説明する他のPDアレイにおいても同様であり、また、伝送可能なチャンネル数も同様である。
増幅用素子としての増幅用IC22は、PDアレイ21の電流を電圧に変換する図示しないトランスインピーダンスアンプ(TIA)と、TIAの出力電圧を一定の出力電圧スイングになるように増幅して出力する図示しないリミッティングアンプ(LA)とを4チャンネル分備えて構成されている。
駆動用素子としての駆動用IC23は、増幅用IC22の出力信号から基板内配線モジュール5へ出力する信号を生成する半導体素子である。
発光素子アレイとしてのVCSELアレイ28は、駆動用IC23により駆動されて、駆動用IC23からの4チャンネルの信号により4つの変調光を第1の光導波路7へ出力する4つのVCSELからなる。
PDアレイ24は、第2の光導波路8からの光信号を電気信号に変換する複数の受光素子(4つのフォトダイオード)を備えているがその構成は、PDアレイ21と同様である。
増幅用素子としての増幅用IC25は、PDアレイ24の電流を電圧に変換する図示しないトランスインピーダンスアンプ(TIA)と、TIAの出力電圧を一定の出力電圧スイングになるように増幅して駆動用IC26へ出力する図示しないリミッティングアンプ(LA)とを4チャンネル分備えて構成されている。
駆動用素子としての駆動用IC26は、増幅用IC25の出力信号からVCSELアレイ27の駆動信号(4チャンネル分)を生成する半導体素子である。
発光素子アレイとしてのVCSELアレイ27は、駆動用IC26からの4チャンネルの信号により4つの変調光を生成する4つのVCSELからなり、ボンディングワイヤ27aによって実装基板20の配線パターンに接続されている。
光伝送媒体としてのミラー付導波路29は、8チャンネル分(送信用4チャンネル、受信用4チャンネル)の光導波路を有し、その一端には、図2、図5に示すように、45度の傾斜面29aに反射面が設けられている。
図5は、光中継モジュール2のあるチャンネル部分で切断した断面図を示し、実装基板2においてPDアレイ21と、増幅用IC22と、駆動用IC23と、VCSELアレイ28とが電気的に接続されている。上記した光中継モジュール2では、アレイ状の発光素子(VCSELアレイ)および受光素子(PDアレイ)を用いた構成を説明しているが、図示するような1系統の光受送信部からなる光中継モジュール2を構成することもできる。
(基板内配線モジュールの構成)
基板内配線モジュール5は、図1、図2に示すように、実装基板50と、実装基板50に実装されて第3の光導波路9へ光信号を出力するVCSELアレイ(図示せず)と、このVCSELアレイを駆動する駆動用IC51と、受光素子であるPDアレイ(図示せず)と、該フォトダイオードアレイの出力を増幅する増幅用IC52と、駆動用IC51及び増幅用IC52を制御すると共に画像処理用LSI3との間の通信を実行する制御用IC53とを備えて構成され、その電気信号入出力端子(図示せず)は、配線パターン14Aを介して画像処理用LSI3を搭載する実装基板70に接続されている。なお、基板内配線モジュール5は、本実施の形態においては、送信用に4チャンネル、受信用に4チャンネルの伝送が可能な構成になっている。
基板内配線モジュール6は、図1、図2に示すように、実装基板60と、第2の光導波路8へ光信号を出力するVCSELアレイ61(図示せず)と、VCSELアレイ61を駆動する駆動用IC62と、第3の光導波路9からの光信号を受信するPDアレイ(図示せず)と、該PDアレイの出力を増幅する増幅用IC63と、駆動用IC62及び増幅用IC63を制御すると共に表示処理用LSI4との間の通信を実行する制御用IC64とを備えて構成され、その電気信号入出力端子(図示せず)は、配線パターン14Bを介して表示処理用LSI4を搭載する実装基板90に接続されている。なお、本実施の形態においては、基板内配線モジュール6は、送信用に4チャンネル、受信用に4チャンネルの伝送が可能な構成になっている。
(画像処理用LSI及び表示用LSI)
画像処理用LSI3は、例えば、複写機、複合機等の画像処理装置の印刷、FAX送受信、スキャナ等に関するデータを処理する半導体素子であり、実装基板70に搭載される。また、表示用LSI4は、画像処理装置内で表示する表示用データ、或いは外部へ伝送する表示用データを作成する半導体素子であり、実装基板90に搭載される。
(信号伝送装置の動作)
次に、図1〜図5を参照して信号伝送装置100の動作を説明する。
MTコネクタ30を介して接続された装置から光信号が伝送されると、この光信号はミラー付導波路29の端部の傾斜面29aの内側に設けられた反射面で反射して光路変換された後、PDアレイ21の受光面に入射する。
PDアレイ21は、入射光の変化を電気信号に光電変換して出力する。この電流出力は、増幅用IC22のTIAによって電圧に変換された後、更に、増幅用IC22のリミッティングアンプによって一定の出力電圧スイングとなるように増幅、すなわち、光信号が最小受信感度以下になる前に光信号出力を増幅ならびに波形整形されることにより補正される。増幅用IC22は、増幅し、かつチャンネル間の振幅揺らぎを抑制した信号を駆動用IC23へ出力する。この動作により、PDアレイ21に異なるレベルの信号が入力されても、一定電圧スイングの信号が駆動用IC23に入力される。
駆動用IC23は、増幅用IC22からの信号をVCSEL駆動用信号に変換した後、このVCSEL駆動用信号を実装基板20の裏面に実装されたVCSELアレイ28に印加する。VCSELアレイ28は、VCSEL駆動用信号に応じた光信号を発し、これを第1の光導波路7に出射する。
光信号は、第1の光導波路7を伝播して終端部に到達し、該終端部に光結合している基板内配線モジュール5の裏面に設けられているPDアレイ(図示せず)に入射する。PDアレイは、光信号を電気信号に光電変換される。この電気信号(電流信号)は、更に、増幅用IC52によって電圧信号に変換する。この電圧信号は、制御用IC53、配線パターン14Aを介して画像処理用LSI3へデータとして送られる。
画像処理用LSI3は、基板内配線モジュール5からのデータに画像処理を施し、処理を施したデータを配線パターン14Aを介して基板内配線モジュール5へ送出する。基板内配線モジュール5は、制御用IC53により受信した後、データを駆動用IC51に送り、この駆動用IC51により、基板50の裏面に設けられているVCSELアレイ(図示せず)を励起して光信号を発光させる。この光信号は、第3の光導波路9に入射し、第3の光導波路9を伝播して基板内配線モジュール6に送られる。
基板内配線モジュール6は、裏面に実装されたPDアレイ(図示せず)により受光し、該PDアレイによって電流信号に光電変換し、更に、増幅用IC63によって電圧信号に変換される。この電気信号は、制御用IC64、配線パターン14Bを介して表示処理用LSI4へ送られる。
表示処理用LSI4は、基板内配線モジュール6からの電気信号(画像データ)を表示データにし、この表示データを配線パターン14Bを介して基板内配線モジュール6へ送出する。基板内配線モジュール6は、制御用IC64により受信した後、データを駆動用IC62に送り、この駆動用IC62により、基板60の裏面に設けられているVCSELアレイ61(図示せず)を励起して光信号を発光させる。この光信号は、第2の光導波路8に入射した後、第2の光導波路8を伝播し、光中継モジュール2に送られる。
光中継モジュール2は、第2の光導波路8からの光信号をPDアレイ24(図示せず)で受光し、PDアレイ24により電気信号に変換する。この電気信号は、増幅用IC25のTIAによって電圧に変換された後、更に、増幅用IC25のリミッティングアンプによって一定の出力電圧スイングとなるように増幅ならびに波形整形され、増幅した信号を駆動用IC26へ出力する。この動作により、PDアレイ24に異なるレベルの信号が入力されても、一定電圧スイングの信号が駆動用IC26に入力される。
駆動用IC26は、増幅用IC25からの信号をVCSEL駆動用信号に変換した後、このVCSEL駆動用信号をVCSELアレイ27に印加する。VCSELアレイ27は、VCSEL駆動用信号に応じた光信号を発光し、これをミラー付導波路29へ出射する。ミラー付導波路29に入射した光信号は、MTコネクタ30を及びこのMTコネクタ30に接続された光伝送媒体を介して他の基板へ伝送される。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る光中継モジュールを示す斜視図、図7は、図6の光中継モジュールの裏面図、図8は、図6のC−C線の断面図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態において、増幅用IC22,25の後段にバッファ機能を有する論理IC(論理回路)31A,31Bを設けたものであり、その他の構成は第一の実施の形態と同様である。
次に、第2の実施の形態における光中継モジュール2の動作を図6〜図10を参照して説明する。
図9は、第2の実施の形態における各チャンネルの送信データの出力タイミングを示し、(a)は増幅用ICの出力、(b)は駆動用ICの出力である。また、図10は、第2の実施の形態に係る光中継モジュールの動作を説明するフローチャートである。
図6において、増幅用IC22は、PDアレイ21から信号が出力されると、第1の実施の形態において説明したように、PDアレイ21の出力を増幅ならびに波形整形する。増幅用IC22から出力される各チャンネル(CH)のデータは、先頭に特定ビット(図9の斜線で示す部分で、例えば、スタートビット)が付加されている。
通常、チャンネル間に遅延が生じることはないが、光結合のばらつきや配線長の差等が顕著になった場合、チャンネル間に遅延が生じることがある。例えば、光結合のばらつきに起因してチャンネル4(CH4)に遅延が生じていると、図9の(a)に示すように、CH4にスキューが生じる。この結果、CH4はCH1〜CH3との間にデータ伝送タイミングのずれが生じ、データ伝送が正しく行えなくなる。
このようなとき、論理IC31Aは、CH1〜CH4の各データをチャンネルごとにレジスタに格納し(ステップS1,S2)、最も遅延しているCH4のキャラクタが到着するまで、CH1〜CH3のデータ送出の開始を待ち、CH4の特定ビットが到着したタイミング(ステップS3)でCH1〜CH4の各データを同時に駆動用IC23へ出力する(ステップS4)。換言すれば、論理IC31Aによって各データが同期化されるため、図9の(b)に示すように、チャンネル間にデータのずれは生じない。
駆動用IC23は、CH1〜CH4の各データに基づいてVCSELアレイ28を駆動するためのVCSEL駆動用信号を生成し、VCSELアレイ28へ出力する。VCSELアレイ28は、VCSEL駆動用信号に応じた光信号を発光し、これを第1の光導波路7へ出射する。
次に、図7及び図8に示すPDアレイ24が、第2の光導波路8からの光信号を受光すると、増幅用IC25は、PDアレイ21と同様に、光信号が最小受信感度以下になる前にPDアレイ24の出力を増幅する。増幅用IC25から出力される各チャンネル(CH)のデータも、先頭に特定ビットが付加されている。
増幅用IC25からのデータの内、例えば、チャンネル4(CH4)に遅延が生じていると、図9の(a)に示すように、CH4にスキューが生じる。この場合、論理IC31Bは、CH1〜CH4の各データをチャンネルごとにレジスタに格納し、最も遅延しているCH4の特定ビットが到着するまで、CH1〜CH3のデータ送出の開始を待ち、CH4の特定ビットが到着したタイミングでCH1〜CH4の各データを同時に駆動用IC26へ出力する。この結果、図9の(b)に示すように、チャンネル間にはデータ伝送のタイミングにずれが生じない。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々な変形が可能である。例えば、各実施の形態間の構成要素の組合せは任意に行うことができる。
例えば、伝送チャンネルの数は、8チャンネル(送信用4チャンネル、受信用4チャンネル)であるとしたが、任意のチャンネル数にすることができる。また、第1の実施の形態においては、1チャンネルの構成であってもよい。
また、光中継モジュール2は、第1の光導波路7及び第2の光導波路8に接続された2つの信号伝送系を有するものとしたが、1つであっても、3つ以上であってもよい。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る信号伝送装置を示す斜視図である。 図2は、図1のA−A線の断面図である。 図3は、第1の実施の形態に係る光中継モジュールの平面側の斜視図である。 図4は、図3の光中継モジュールの裏面側の斜視図である。 図5は、図3のB−B線の断面図である。 図6は、本発明の第2の実施の形態に係る光中継モジュールを示す斜視図である。 図7は、図6の光中継モジュールの裏面図である。 図8は、図6のC−C線の断面図である。 図9は、第2の実施の形態における各チャンネルの送信データの出力タイミングを示し、(a)は増幅用ICの出力、(b)は駆動用ICの出力である。 図10は、第2の実施の形態に係る光中継モジュールの動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 光配線基板
2 光中継モジュール
2a ボール
3 画像処理用LSI
3a はんだボール
4 表示処理用LSI
4a,5a ボール
5 基板内配線モジュール
6 基板内配線モジュール
6a はんだボール
7 第1の光導波路
8 第2の光導波路
9 第3の光導波路
11 ベース基板
12 光配線層
13 表面基板
14A,14B 配線パターン
20,50,60,70,90 実装基板
21,24 PDアレイ
21a ボンディングワイヤ
22,25 増幅用IC
23,26 駆動用IC
27,28,61 VCSELアレイ
27a ボンディングワイヤ
29 ミラー付導波路
29a 傾斜面
30 MTコネクタ
31A,31B 論理IC
51,62 駆動用IC
52,63 増幅用IC
53,64 制御用IC
80A,80B ミラー
81 クラッド
82 コア
100 信号伝送装置

Claims (8)

  1. 受光素子と、
    前記受光素子の出力信号を増幅ならびに波形整形する増幅用素子と、
    前記増幅用素子の出力信号により発光素子駆動用信号を生成する駆動用素子と、
    前記駆動用素子の前記発光素子駆動用信号により駆動される発光素子と、
    を備えたことを特徴とする光中継モジュール。
  2. 前記受光素子、前記増幅用素子、前記駆動用素子、及び前記発光素子からなる一対の光受信部および光送信部を有することを特徴とする請求項1に記載の光中継モジュール。
  3. 前記一対の光受信部および光送信部は、同一の基板に実装され、前記同一の基板は、光導波路を内蔵した光配線基板に実装され、前記一対の光受信部及び光送信部が前記光導波路と光結合されていることを特徴とする請求項2に記載の光中継モジュール。
  4. 前記受光素子及び前記発光素子は、表面実装型であり、前記一対の光受信部および光送信部について、外部との間で光通信を行う前記受光素子及び前記発光素子は、45度の反射面を端部に有する光伝送媒体が結合されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の光中継モジュール。
  5. 複数のチャンネルに対応した複数の受光素子からなる受光素子アレイと、
    前記受光素子アレイの出力信号をチャンネル毎に増幅ならびに波形整形する増幅用素子と、
    前記増幅用素子からの前記複数のチャンネルのデータに対し、前記複数のチャンネルのデータについて送信タイミングを同期させる論理回路と、
    前記論理回路の出力信号により前記複数のチャンネルに対応した発光素子駆動用信号を生成する駆動用素子と、
    前記駆動用素子の前記発光素子駆動用信号により駆動される複数の発光素子からなる発光素子アレイと、
    を備えたことを特徴とする光中継モジュール。
  6. 前記受光素子アレイ、前記増幅用素子、前記駆動用素子、及び前記発光素子アレイからなる一対の光受信部および光送信部を有することを特徴とする請求項5に記載の光中継モジュール。
  7. 前記一対の光受信部および光送信部は、同一の基板に実装され、前記同一の基板は、光導波路を内蔵した光配線基板に実装され、前記一対の光受信部及び光送信部が前記光導波路と光結合されていることを特徴とする請求項6に記載の光中継モジュール。
  8. 前記受光素子アレイ及び前記発光素子アレイは、表面実装型であり、前記一対の光受信部および光送信部について、外部との光通信を行う前記受光素子アレイ及び前記発光素子アレイは、45度の反射面を端部に有する光伝送媒体が結合されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の光中継モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014527639A (ja) * 2011-07-01 2014-10-16 インテル コーポレイション ダイ内に微細加工されたアライメントフィーチャを用いて取り付けられる光フレーム
JP2016540388A (ja) * 2013-09-17 2016-12-22 タイコ エレクトロニクス スベンスカ ホールディングス アーベー 回路接続領域付近にインピーダンス補償部を有するe/oエンジンのための相互接続構造体
JP2020174166A (ja) * 2019-04-15 2020-10-22 富士ゼロックス株式会社 発光装置、光学装置および情報処理装置

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