JP2009066511A - Washing method of filtration apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、被処理液を膜モジュールの中空糸膜で濾過して固液分離処理すると共に散気部からの散気で中空糸膜の洗浄を行なうようにした濾過装置の洗浄方法に関するものである。 The present invention relates to a filtration method for a filtration device in which a liquid to be treated is filtered through a hollow fiber membrane of a membrane module to perform a solid-liquid separation process and the hollow fiber membrane is washed by aeration from an aeration unit. is there.
排水などの被処理液を膜モジュールに通して濾過し、固液分離処理するにあたって、膜モジュールとして多数の中空糸膜を束ねて形成した膜モジュールを用いることが従来から行なわれている。このように中空糸膜を備えて形成される膜モジュールでは、被処理液を中空糸膜に外側から中空内部へと通過させることによって濾過を行なうことができるものである。 Conventionally, a membrane module formed by bundling a large number of hollow fiber membranes has been used as a membrane module when a liquid to be treated such as wastewater is filtered through a membrane module for solid-liquid separation treatment. Thus, in the membrane module formed with the hollow fiber membrane, the liquid to be treated can be filtered by passing the liquid to be treated from the outside to the inside of the hollow.
そしてこのように中空糸膜に被処理液を通して濾過することによって、被処理液を固液分離処理するにあたって、中空糸膜の表面に濾過された固形分が付着し、中空糸膜に目詰まりが発生するおそれがある。このため、中空糸膜の膜モジュールの下側に散気部を配置し、散気部からエアなどの気体を散気させることによって、散気された気体による作用や、散気によって発生する被処理液の上昇流の作用で、中空糸膜に振動を与え、中空糸膜の表面に固形分が付着することを防ぐと共に、付着した固形分を中空糸膜の表面から剥ぎ取る洗浄を行なうようにしている。 And by filtering the liquid to be processed through the hollow fiber membrane in this way, when the liquid to be processed is subjected to a solid-liquid separation treatment, the filtered solid matter adheres to the surface of the hollow fiber membrane, and the hollow fiber membrane is clogged. May occur. For this reason, an air diffuser is disposed below the membrane module of the hollow fiber membrane, and gas such as air is diffused from the air diffuser, so that the effect of the diffused gas and the coverage generated by the air diffuser are reduced. The action of the upward flow of the treatment liquid will vibrate the hollow fiber membrane to prevent the solid content from adhering to the surface of the hollow fiber membrane, and to perform cleaning to peel off the adhering solid content from the surface of the hollow fiber membrane. I have to.
上記のように散気部からの散気で膜モジュールの中空糸膜の洗浄を行ないつつ、膜モジュールの中空糸膜で被処理液を濾過する運転を行なうにあたって、運転を継続するにつれて中空糸膜の中空内部や微細孔が次第に詰まってきて、中空糸膜を液が通過し難くなり、濾過の効率が低下してくる。また、散気部においても運転の継続につれて、気体を噴出させるノズル孔や散気部内が詰まってきて、孔径が小さくなったり閉塞されたりするおそれがあり、散気の効率が低下してくる。 As described above, while performing the operation of filtering the liquid to be treated by the hollow fiber membrane of the membrane module while cleaning the hollow fiber membrane of the membrane module with the air diffused from the air diffuser, the hollow fiber membrane is kept as the operation is continued. The hollow interior and micropores gradually become clogged, making it difficult for the liquid to pass through the hollow fiber membrane and reducing the filtration efficiency. Further, as the operation is continued in the air diffuser, the nozzle hole for ejecting the gas and the inside of the air diffuser may become clogged, and the hole diameter may be reduced or blocked, and the efficiency of the air diffuser will decrease.
このため、膜モジュールの中空糸膜については、過酸化水素含有水などの洗浄液を、濾過時の液の流れとは逆方向で、中空糸膜内に供給して通過させ、洗浄液で中空糸膜の中空内部や微細孔に詰まった固形分を除去する洗浄を行なうようにしている(例えば特許文献1参照)。 For this reason, for the hollow fiber membrane of the membrane module, a cleaning liquid such as hydrogen peroxide-containing water is supplied and passed through the hollow fiber membrane in the direction opposite to the flow of the liquid during filtration. Cleaning is performed to remove the solid content clogged in the hollow interior and the fine pores (see, for example, Patent Document 1).
また散気部については、散気部に気体を供給する気体供給管を通して、洗浄液を散気部に供給して通過させ、散気部内やノズル孔に詰まった固形分を洗浄液で除去する洗浄を行なうようにしている(例えば特許文献2参照)。
しかし、上記の特許文献1及び特許文献2のものはいずれも、洗浄剤を中空糸膜や散気部に供給して通過させるだけであるので、中空糸膜や散気部の詰まっていない箇所から洗浄剤が抜けてしまうなどして、中空糸膜や散気部に詰まっている固形分を除去する効果を十分に得ることができず、洗浄が不十分になったり、洗浄に長時間を要したりする、という問題を有するものであった。特に中空糸膜や散気部を洗浄する間は、濾過の運転を停止しているため、洗浄に長時間を要すると、濾過装置の濾過運転の停止時間が長くなって、被処理液を処理する生産性に問題が生じるものであった。
However, both of the above-mentioned
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、中空糸膜あるいは散気部に詰まった固形分を洗浄剤で効果的に除去することができ、効率よく洗浄を行なうことができる濾過装置の洗浄方法を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above points, and a filtration device that can effectively remove solids clogged in a hollow fiber membrane or an air diffuser with a cleaning agent and can perform cleaning efficiently. An object of the present invention is to provide a cleaning method.
本発明の請求項1に係る濾過装置の洗浄方法は、中空糸膜1を備えて形成される膜モジュール2と、膜モジュール2の下側に配置される散気部3とを具備し、膜モジュール2を被処理液に浸漬して被処理液を中空糸膜1の外側から中空内部へと通過させることによって濾過を行なうと共に、散気部3から被処理液中に噴出される気体で散気して膜モジュール2の中空糸膜1を洗浄するようにした濾過装置において、被処理液の流れと逆向きに膜モジュール2の中空糸膜1内に洗浄液を、送り込みと引き戻しを繰り返しながら供給することによって、中空糸膜1を洗浄剤で洗浄することを特徴とするものである。
The cleaning method for a filtration device according to
この発明によれば、中空糸膜1内に送り込みと引き戻しを繰り返しながら洗浄液を供給することによって、中空糸膜1に詰まっている固形分に洗浄液を浸透させつつ、洗浄液が前進後退する往復の流れで固形分を剥離することができ、中空糸膜1に詰まった固形分を効果的に除去することができるものであり、中空糸膜1の洗浄を効率よく行なうことができるものである。
According to the present invention, by supplying the cleaning liquid while repeating the feeding and pulling back into the
また請求項2の発明は、請求項1において、洗浄液で中空糸膜1を洗浄した後に、被処理液の流れと逆向きに膜モジュール2の中空糸膜1内に水を供給することによって、中空糸膜1のすすぎ洗浄をすることを特徴とするものである。
Further, the invention of
この発明によれば、中空糸膜1を水ですすぎ洗いすることによって、中空糸膜1を仕上げ洗浄することができるものであり、また水で洗浄液を中空糸膜1から押し流して排出することができ、中空糸膜1で被処理液を濾過する際に、濾過液に洗浄液が混入されることを防ぐことができるものである。
According to this invention, the
また請求項3の発明は、請求項1又は2において、膜モジュール2を複数備え、複数の膜モジュール2のうち、一部の膜モジュール2で濾過する運転を行ないながら、濾過運転を停止した他の一部の膜モジュール2の中空糸膜1を洗浄剤で洗浄することを特徴とするものである。
In addition, the invention of
この発明によれば、濾過装置の全体の濾過運転を停止する必要がなくなり、被処理液を処理する生産性が低下することを防ぐことができるものである。 According to the present invention, it is not necessary to stop the entire filtration operation of the filtration device, and it is possible to prevent the productivity for treating the liquid to be treated from being lowered.
本発明の請求項4に係る濾過装置の洗浄方法は、中空糸膜1を備えて形成される膜モジュール2と、膜モジュール2の下側に配置される散気部3とを具備し、膜モジュール2を被処理液に浸漬して被処理液を中空糸膜1の外側から中空内部へと通過させることによって濾過を行なうと共に、散気部3から被処理液中に噴出される気体で散気して膜モジュール2の中空糸膜1を洗浄するようにした濾過装置において、散気部3内に洗浄液を、送り込みと引き戻しを繰り返しながら供給することによって、散気部3を洗浄剤で洗浄することを特徴とするものである。
The cleaning method for a filtration device according to claim 4 of the present invention comprises a
この発明によれば、散気部3内に送り込みと引き戻しを繰り返しながら洗浄液を供給することによって、散気部3に詰まっている固形分に洗浄液を浸透させつつ、洗浄液が前進後退する往復の流れで固形分を剥離することができ、散気部3に詰まった固形分を効果的に除去することができるものであり、散気部3の洗浄を効率よく行なうことができるものである。
According to the present invention, by supplying the cleaning liquid while repeating the feeding and pulling back into the
また請求項5の発明は、請求項4において、膜モジュール2と散気部3を複数備え、複数の膜モジュール2のうち、一部の膜モジュール2で濾過すると共に散気部3で散気をする運転を行ないながら、濾過運転を停止した他の一部の膜モジュール2に対応して配置した散気部3を洗浄剤で洗浄することを特徴とするものである。
In addition, the invention of claim 5 comprises a plurality of
この発明によれば、濾過装置の全体の濾過運転を停止する必要がなくなり、被処理液を処理する生産性が低下することを防ぐことができるものである。 According to the present invention, it is not necessary to stop the entire filtration operation of the filtration device, and it is possible to prevent the productivity for treating the liquid to be treated from being lowered.
本発明によれば、中空糸膜1内に送り込みと引き戻しを繰り返しながら洗浄液を供給することによって、中空糸膜1に詰まっている固形分に洗浄液を浸透させつつ、洗浄液が前進後退する往復の流れで固形分を剥離することができ、中空糸膜1に詰まった固形分を効果的に除去することができるものであり、中空糸膜1の洗浄を効率よく行なうことできるものである。
According to the present invention, a reciprocating flow in which the cleaning liquid advances and retreats while allowing the cleaning liquid to permeate into the solid content clogged in the
また本発明によれば、散気部3内に送り込みと引き戻しを繰り返しながら洗浄液を供給することによって、散気部3に詰まっている固形分に洗浄液を浸透させつつ、洗浄液が前進後退する往復の流れで固形分を剥離することができ、散気部3に詰まった固形分を効果的に除去することができるものであり、散気部3の洗浄を効率よく行なうことできるものである。
Further, according to the present invention, by supplying the cleaning liquid while repeating the feeding and pulling back into the
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。 Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described.
中空糸膜1は微細孔を有する中空糸状に形成されるものであり、この中空糸膜1を集液部11で束ねることによって、膜モジュール2を形成するようにしてある。例えば、多数本の中空糸膜1を引き揃えて束ね、これを中央部でU字状に屈曲すると共に両端部を集液部11で固定することによって膜モジュール2を形成することができる。集液部11は樹脂成形などで中空に形成されるものであって、各中空糸膜1の両端は集液部11内に開口させてあり、集液部11には濾過液出口12が設けてある。
The
この膜モジュール2は被処理液が供給される処理槽13内に、被処理液に浸漬した状態で、複数配置して設けてある。図1の実施の形態では、3個の膜モジュール2a,2b,2cを処理槽13内に設けるようにしてある。図1において14は収液ポンプであり、収液ポンプ14の入口に収液ヘッダー配管15が接続してある。この収液ヘッダー配管15には膜モジュール2の個数に応じた本数の収液配管16a,16b,16cが分岐してあり、各収液配管16a,16b,16cはそれぞれ膜モジュール2a,2b,2cの集液部11の濾過液出口12に接続してある。そして各収液配管16a,16b,16cにはそれぞれ電磁式三方弁などで形成される膜用切替弁17a,17b,17cが設けてあり、収液配管16a,16b,16cと収液ヘッダー配管15との連通を個別に開閉することができるようにしてある。これらの膜用切替弁17a,17b,17cは制御装置18に電気的に接続してあり、制御装置18からの指令でそれぞれ個別に開閉制御されるようになっている。
A plurality of the
また処理槽13の底部内において、膜モジュール2の直下の位置に散気部3が配置して設けてある。散気部3はノズル孔を設けたパイプなどで形成されるものであり、図1の実施の形態では、各膜モジュール2a,2b,2cに対応して3個の散気部3a,3b,3cを設けるようにしてある。図1において19はブロアであり、送気ヘッダー配管20が接続してある。この送気ヘッダー配管20には散気部3の個数に応じた本数の送気配管21a,21b,21cが分岐してあり、各送気配管21a,21b,21cはそれぞれ散気部3a,3b,3cに接続してある。そして各送気配管21a,21b,21cにはそれぞれ電磁式三方弁などで形成される散気用切替弁22a,22b,22cが設けてあり、送気配管21a,21b,21cと送気ヘッダー配管20との連通を個別に開閉することができるようにしてある。これらの散気用切替弁22a,22b,22cは制御装置18に電気的に接続してあり、制御装置18からの指令でそれぞれ個別に開閉制御されるようになっている。
In addition, in the bottom of the
図1において25は洗浄タンクであり、洗浄液供給管26から洗浄液が、水供給管27から水がそれぞれ供給されるようになっている。この洗浄液としては、特に限定されるものではないが、次亜塩素酸ナトリウムなどを用いることができるものである。洗浄液供給管26には電磁弁などで形成される洗浄剤供給弁28が、水供給管27には電磁弁などで形成される水供給弁29がそれぞれ設けてあり、これらの洗浄剤供給弁28や水供給弁29はそれぞれ制御装置18に電気的に接続してあって、制御装置18からの指令で個別に開閉制御されるようになっている。30は洗浄タンク25に設けた液面計であり、制御装置18に電気的に接続してある。
In FIG. 1,
洗浄タンク25には送液配管33が接続してあり、この送液配管33には上流側から順に、正負圧ポンプ34、正負圧計35、正逆流量計36が設けてある。正負圧ポンプ34はセラミックギヤポンプなどで形成されるものであり、洗浄タンク25内の液を送り出す正運転と、送り出した液を洗浄タンク25の側へ引き戻す逆運転との、正逆の切換え運転ができるようにしてある。これらの正負圧ポンプ34、正負圧計35、正逆流量計36は制御装置18に電気的に接続してあり、制御装置18からの指令で正負圧ポンプ34の作動・停止及び正逆の切換え運転が制御されるようになっていると共に、また正負圧計35や正逆流量計36で計測されたデータが制御装置18に入力されるようになっている。
A
上記の送液配管33の先端は電磁式三方弁などで形成される洗浄用切替弁38に接続してある。この洗浄用切替弁38には膜洗浄用ヘッダー配管39と散気洗浄用ヘッダー配管40が接続してあり、送液配管33とこの膜洗浄用ヘッダー配管39や散気洗浄用ヘッダー配管40との連通を洗浄用切替弁38によって個別に開閉することができるようにしてある。洗浄用切替弁38は制御装置18に電気的に接続してあり、制御装置18からの指令で開閉制御されるようになっている。
The tip of the
上記の膜洗浄用ヘッダー配管39には膜モジュール2の個数に応じた本数の膜洗浄用配管42a,42b,42cが分岐してあり、この膜洗浄用配管42a,42b,42cはそれぞれ上記の膜用切替弁17a,17b,17cに接続してある。また上記の散気洗浄用ヘッダー配管40には散気部3の個数に応じた本数の散気洗浄用配管43a,43b,43cが分岐してあり、この散気洗浄用配管43a,43b,43cはそれぞれ上記の散気用切替弁22a,22b,22cに接続してある。
A number of
次に、上記のように形成される濾過装置の運転について説明する。尚、図1、図2、図4において、配管系統のうち、液体の配管系統は実線で、気体の配管系統は破線でそれぞれ記載し、液体又は気体が通過している配管系統を太い線で、液体又は気体が通過していない配管系統を細い線でそれぞれ表示している。また制御系統は二点鎖線で記載している。さらに弁については、閉じた状態を黒塗りで、開いた状態を白抜きで表示している。 Next, the operation of the filtration device formed as described above will be described. 1, 2, and 4, among the piping systems, the liquid piping system is indicated by a solid line, the gas piping system is indicated by a broken line, and the piping system through which the liquid or gas passes is indicated by a thick line. The piping systems through which no liquid or gas passes are indicated by thin lines. The control system is indicated by a two-dot chain line. Further, regarding the valve, the closed state is displayed in black and the opened state is displayed in white.
まず、通常時の濾過運転を図1によって説明する。このときは、洗浄剤供給弁28、水供給弁29を閉じ、送液配管33から洗浄用切替弁38への連通を閉じるように、これらの各弁は制御装置18で制御されている。従って中空糸膜1や散気部3への洗浄剤の供給は行なわれない。また各収液配管16a、16b、16cから収液ヘッダー配管15への連通を開くように各膜用切替弁17a,17b,17cが制御装置18で制御され、送気ヘッダー配管20と各送気配管21a,21b,21cとの連通を開くように各散気用切替弁22a,22b,22cが制御装置18で制御される。このとき、各膜洗浄用配管42a,42b,42cと各収液配管16a、16b、16cとの連通を閉じ、各散気洗浄用配管43,43b,43cと各送気配管21a,21b,21cとの連通を閉じるように、各膜用切替弁17a,17b,17cや各散気用切替弁22a,22b,22cは制御されている。
First, the normal filtration operation will be described with reference to FIG. At this time, each of these valves is controlled by the
そしてこの状態で収液ポンプ14を作動させると、収液ヘッダー配管15及び各収液配管16a、16b、16cを通して、各膜モジュール2a,2b,2cの集液部11内が吸引され、被処理液は各膜モジュール2a,2b,2cの中空糸膜1に外側から中空内部へと通過してろ過される。また外部より水圧などの外圧をかけることによっても、被処理液は中空糸膜1に外側から中空内部へと通過してろ過することができる。このように中空糸膜1に外側から中空内部へと通過する際に固液分離されてろ過された被処理液は、中空糸膜1から集液部11内に流入する。そして集液部11内に流入した被処理液は濾過液出口12から各収液配管16a、16b、16cに出て、図1に矢印で示すように各膜用切替弁17a,17b,17cを通過した後に、収液ヘッダー配管15を通して収液ポンプ14へと流れ、排出される。
When the
またこのとき同時にブロア19が作動され、送気ヘッダー配管20にエアなどの気体が供給される。この気体は図1に矢印で示すように各散気用切替弁22a,22b,22cを通過した後に、各送気配管21a,21b,21cを通して、各散気部3a,3b,3cに供給されるものであり、各散気部3a,3b,3cのノズル孔から被処理液中に気体が噴出されることによって、散気が行なわれる。このように各散気部3a,3b,3cから気体が散気されると、散気した気体は被処理液中を浮力で上昇し、各膜モジュール2a,2b,2cの中空糸膜1に作用する。また散気気体が被処理液中を上昇することによって被処理液に上昇流が生じ、この被処理液の上昇流が各膜モジュール2a,2b,2cの中空糸膜1に作用する。そしてこの散気の作用や、被処理液の流れの作用で、中空糸膜1が振動し、中空糸膜1の表面に固形物が堆積して付着することを防止したり、中空糸膜1の表面に付着した固形物を剥離させたりして、中空糸膜1の洗浄を行なうことができるものである。
At the same time, the
次に、洗浄液を用いた中空糸膜1の洗浄を図2によって説明する。図2は膜モジュール2a,2b,2cのうち、膜モジュール2aの中空糸膜1を洗浄する方法を示すものであり、膜用切替弁17a,17b,17cのうち、膜用切替弁17b,17cは、収液配管16b、16cと収液ヘッダー配管15との連通を開いた状態と、膜洗浄用配管42b,42cと収液配管16b、16cとの連通を閉じた状態を保持するように制御されている。また膜用切替弁17aは、収液配管16aと収液ヘッダー配管15との連通を閉じると共に膜洗浄用配管42aと収液配管16aとの連通を開くように、開閉を切替える制御が行なわれる。
Next, the cleaning of the
また、散気用切替弁22a,22b,22cのうち、散気用切替弁22b,22cは、送気配管21b、21cと送気ヘッダー配管20との連通を開いた状態と、散気洗浄用配管43b,43cと送気配管21b、21cとの連通を閉じた状態を保持するように制御されている。また散気用切替弁22aは、散気配管21aと散気ヘッダー配管20との連通を閉じると共に散気洗浄用配管43aと送気配管21aとの連通を開くように、開閉を切替える制御が行なわれる。
Of the switching
さらに、洗浄液供給弁28や水供給弁29を開くように制御装置18で制御され、洗浄液供給管26や水供給管27から洗浄タンク25に洗浄液や水が供給される。洗浄液の濃度を水で調整する場合には、洗浄液供給弁28と水供給弁29の両方を開いて、洗浄液と水の両方を洗浄タンク25に供給するが、洗浄液の濃度調整をする必要がないときには、洗浄液供給弁28のみを開いて、洗浄液のみを供給するようにすればよい。洗浄液の濃度の調整は、液面計30で洗浄液や水の供給量を検知して、洗浄液供給弁28や水供給弁29の開閉を制御することによって行なうことができる。また、水供給管27から供給される水としては、水道水などの水であってもよいが、被処理液として排水を上記のように濾過処理する場合には、濾過処理した後の水を用いることもできる。このように濾過処理した水を用いると、別途の新たな水は不要になるものである。
Further, the cleaning
また、制御装置18で洗浄用切替弁38を制御して、送液配管33と散気洗浄用ヘッダー配管40との連通を閉じると共に送液配管33と膜洗浄用ヘッダー配管39との連通を開くように洗浄液切替弁38の開閉を切替える。
The
そしてこの状態で、制御装置18で正負圧ポンプ34を制御して作動させる。正負圧ポンプ34の作動は、まず洗浄タンク25内の洗浄液を送り出す正運転で行なわれる。このように洗浄タンク25内の洗浄液が送液配管33を通して送り出されると、図2の矢印のように洗浄用切替弁38を通して送液配管33から膜洗浄用ヘッダー配管39に洗浄液が供給される。膜洗浄用配管42b,42cと収液配管16b、16cとの連通は上記のように閉じられているので、膜洗浄用ヘッダー配管39に供給された洗浄液は、図2の矢印のように膜用切替弁17aを通過して膜洗浄用配管42aから収液配管16aへと供給され、収液配管16aを濾過運転時の被洗浄液の流れと逆向きに洗浄液が送られて、膜モジュール2aの集液部11に流入する。膜モジュール2aの集液部11に流入した洗浄液は、この膜モジュール2aの各中空糸膜1の中空内部に端部の開口から供給され、濾過運転時の被洗浄液の流れと逆向きに中空糸膜1内に注入され、さらに中空糸膜1の内部から外方へ通過して排出される。
In this state, the
洗浄液のこの注入は、膜モジュール2aの全中空糸膜1の内容積の1.5〜3倍の容量の洗浄液が膜モジュール2aの中空糸膜1に供給されるように、正負圧ポンプ34の作動を制御して行なうものである。図3に、正負圧ポンプ34による洗浄液の供給量と時間との関係のグラフを示す。図3のグラフにおいて、洗浄液のこの注入工程をAの範囲で示す。このように膜モジュール2aの中空糸膜1に洗浄液を注入して押し込むことによって、中空糸膜1を逆洗することができるものである。
This injection of the cleaning liquid is performed by the positive /
次に、正負圧ポンプ34の作動を停止し、膜モジュール2aの中空糸膜1内に洗浄液を注入した状態のまま静置させる。このように中空糸膜1に洗浄液を注入したまま静置することによって、中空糸膜1の中空内部や微細孔に付着する固形分に洗浄液を浸透させ、固形分を膨潤等させて剥離し易い状態にするものである。この静置時間は特に限定されるものではないが、30〜120分間程度が好ましい。中空糸膜1に洗浄液を注入したまま静置する工程を図3のグラフにBの範囲で示す。
Next, the operation of the positive /
この後に、正負圧ポンプ34を再度作動させる。このときは、正負圧ポンプ34を正逆切換え運転し、洗浄タンク25内の洗浄液を膜モジュール2aに送り出す正運転と、送り出した洗浄液を洗浄タンク25の側へ引き戻す逆運転とを繰り返すように制御装置18で制御する。洗浄液の送り込みの量と引き戻しの量は、送り込みの量が引き戻しの量よりも多くなるようにするものであり、この洗浄液の送り込みと引き戻しの繰り返し回数は特に限定されるものではないが、10〜30回程度が好ましい。洗浄液の送り込みと引き戻しの量や圧力は、正逆流量計36と正負圧計35で液送配管33内の洗浄液の流量や圧力を測定し、この測定結果に基づいて正負圧ポンプ34の作動を制御装置18で制御することによって、任意に調整できるものである。
After this, the positive /
このように送り込みと引き戻しを繰り返しながら膜モジュール2aに洗浄液を供給することによって、膜モジュール2aの各中空糸膜1に洗浄液の往復流を生じさせ、この往復流で中空糸膜1の中空内部や微小孔に付着した固形物を効率的に剥離することができるものであり、また中空糸膜1を通過する洗浄液の見掛けの量も多くなって、固形物の剥離効果をより高く得ることができるものである。特に、洗浄液を中空糸膜1の内部に送り込む際の圧力で、中空糸膜1は径が大きくなるように瞬間的に膨らみ、この際に中空糸膜1の微細孔の径が広がって、微細孔に詰まった固形物を洗浄液で剥離して外部へ押し流す効果があるが、洗浄液の送り込みと引き戻しを繰り返すことによって、この中空糸膜1の微細孔の径を広げて微細孔に詰まった固形物を除去する作用が繰り返して行なわれるものであり、微細孔の固形物を除去する効果を高く得ることができるものである。従って、中空糸膜1に一方向にのみ洗浄液を流して通過させる場合よりも、洗浄液による洗浄効果を高く得ることができるものである。膜モジュール2aに送り込みと引き戻しを繰り返して洗浄液を供給する工程を図3のグラフにCの範囲で示す。
By supplying the cleaning liquid to the
上記のように膜モジュール2aに送り込みと引き戻しを繰り返して洗浄液を供給することによって中空糸膜1の洗浄を行なった後、正負圧ポンプ34の作動を、洗浄タンク25内の洗浄液を送り出す正運転に切り換える。このように洗浄液を連続的に送り出して膜モジュール2aの中空糸膜1に洗浄液を供給し、再注入することによって、中空糸膜1から剥離された固形分を押し流したり、剥離されていない固形物を完全に剥離したりして、洗浄液による中空糸膜1の洗浄の仕上げを行なう。この仕上げの洗浄の工程を図3のグラフにDの範囲で示す。膜モジュール2aへの洗浄液の供給量は、Cの工程とDの工程の両方で、膜モジュール2aの全中空糸膜1の内容積と同じ程度の容量になるように調整するのが好ましい。
After the
この後に、洗浄液供給弁28を閉じると共に水供給弁29を開き、水供給管27から洗浄タンク25に水を供給し、洗浄タンク25内を水のみにする。従って、正負圧ポンプ34の作動を正運転のまま維持すると、洗浄タンク25内の水を連続的に送り出して膜モジュール2aの中空糸膜1に供給することができ、水を中空糸膜1内に注入して押し出すことによって、中空糸膜1をすすぎ洗いすることができるものである。このように中空糸膜1を水ですすぎ洗いすることによって、中空糸膜1を仕上げ洗浄することができるものであり、また水で洗浄液を中空糸膜1から押し流して排出することができ、中空糸膜1で被処理液を濾過する際に、濾過液に洗浄液が混入されることを防ぐことができるものである。水によるすすぎ洗いの工程を図3のグラフにEの範囲で示す。膜モジュール2aへの水の供給量は、膜モジュール2aの全中空糸膜1の内容積の3倍程度の容量になるように調整するのが好ましい。
Thereafter, the cleaning
上記のようにして、膜モジュール2aの中空糸膜1の洗浄剤による洗浄を終了することができるが、この洗浄の間、膜モジュール2b、2cによる被処理液の濾過や、散気部2b、2cによる散気は継続して行なわれており、濾過装置の濾過運転は継続されている。従って、膜モジュール2aの中空糸膜1を洗浄剤で洗浄している間も、濾過装置の全体の濾過運転を停止する必要はなく、被処理液を処理する生産性が低下することを防ぐことができるものである。
As described above, the cleaning of the
そして、上記のように洗浄剤による膜モジュール2aの中空糸膜1の洗浄を終了した後、制御装置18で膜用切替弁17a,17b,17c、散気用切替弁22a,22b,22cの切り替えを制御することによって、膜モジュール2bの中空糸膜1を洗浄剤で洗浄する。
After the cleaning of the
すなわち、膜用切替弁17a,17b,17cのうち、膜用切替弁17a,17cは、収液配管16a、16cと収液ヘッダー配管15との連通を開くと共に膜洗浄用配管42a,42cと収液配管16a、16cとの連通を閉じるように制御され、膜用切替弁17bは、収液配管16bと収液ヘッダー配管15との連通を閉じると共に膜洗浄用配管42bと収液配管16bとの連通を開くように、開閉を切替える制御が行なわれる。また散気用切替弁22a,22b,22cのうち、散気用切替弁22a,22cは、送気配管21a、21cと送気ヘッダー配管20との連通を開くと共に散気洗浄用配管43a,43cと送気配管21a、21cとの連通を閉じるように制御され、散気用切替弁22bは、散気配管21bと散気ヘッダー配管20との連通を閉じると共に散気洗浄用配管43bと送気配管21bとの連通を開くように、開閉を切替える制御が行なわれる。
That is, among the
従って上記と同様にして、膜モジュール2bの中空糸膜1を洗浄剤で洗浄すると同時に、膜モジュール2a、2cによる被処理液の濾過や、散気部2a、2cによる散気を行なうことができるものであり、濾過運転を継続しながら、次の膜モジュール2bの中空糸膜1を洗浄するようにすることができるものである。そして洗浄剤による膜モジュール2bの中空糸膜1の洗浄を終了した後、制御装置18で膜用切替弁17a,17b,17c、散気用切替弁22a,22b,22c切り替えを制御することによって、膜モジュール2cの中空糸膜1を洗浄剤で洗浄するようにし、濾過運転を継続しながら順次、各膜モジュール2を洗浄することができるものである。
Therefore, in the same manner as described above, the
次に、洗浄液を用いた散気部3の洗浄を図4によって説明する。図4は散気部3a,3b,3cのうち、散気部3aを洗浄する方法を示すものであり、膜用切替弁17a,17b,17cのうち、膜用切替弁17b,17cは、収液配管16b、16cと収液ヘッダー配管15との連通を開いた状態と、膜洗浄用配管42b,42cと収液配管16b、16cとの連通を閉じた状態になるように制御されている。また膜用切替弁17aは、収液配管16aと収液ヘッダー配管15との連通を閉じると共に膜洗浄用配管42aと収液配管16aとの連通を開くように制御されている。
Next, the cleaning of the
また、散気用切替弁22a,22b,22cのうち、散気用切替弁22b,22cは、送気配管21b、21cと送気ヘッダー配管20との連通を開いた状態と、散気洗浄用配管43b,43cと送気配管21b、21cとの連通を閉じた状態になるように制御されている。また散気用切替弁22aは、散気配管21aと散気ヘッダー配管20との連通を閉じると共に散気洗浄用配管43aと送気配管21aとの連通を開くように、開閉を切替える制御が行なわれる。
Of the switching
さらに、洗浄液供給弁28や水供給弁29を開くように制御装置18で制御され、洗浄液供給管26や水供給管27から洗浄タンク25に洗浄液や水が供給される。洗浄液の濃度を水で調整する場合には、洗浄液供給弁28と水供給弁29の両方を開いて、洗浄液と水の両方を洗浄タンク25に供給するが、洗浄液の濃度調整をする必要がないときには、洗浄液供給弁28のみを開いて、洗浄液のみを供給するようにすればよい。洗浄液の濃度の調整は、液面計30で洗浄液や水の供給量を検知して、洗浄液供給弁28や水供給弁29の開閉を制御することによって行なうことができる。また、水供給管27から供給される水としては、水道水などの水であってもよいが、被処理液として排水を上記のように濾過処理する場合には、濾過処理した水を用いることもできる。このように濾過処理した水を用いると、別途の新たな水は不要になるものである。
Further, the cleaning
また、制御装置18で洗浄液切替弁38を制御して、送液配管33と膜洗浄用ヘッダー配管39との連通を閉じると共に送液配管33と散気洗浄用ヘッダー配管40との連通を開くように洗浄液切替弁38の開閉を切替える。
Further, the
そしてこの状態で、制御装置18で正負圧ポンプ34を制御して作動させる。正負圧ポンプ34の作動は、まず洗浄タンク25内の洗浄液を送り出す正運転で行なわれる。このように洗浄タンク25内の洗浄液が送液配管33を通して送り出されると、図4の矢印のように洗浄用切替弁38を通して送液配管33から散気洗浄用ヘッダー配管40に洗浄剤が供給される。散気洗浄用配管43b,43cと送気配管21b、21cとの連通は上記のように閉じられているので、散気洗浄用ヘッダー配管40に供給された洗浄液は、図4の矢印のように散気用切替弁22aを通過して散気洗浄用配管43aから送気配管21aへと供給される。送気配管21aに供給された洗浄液は散気部3a内に注入され、さらに散気部3aのノズル孔を通して外方へ排出される。
In this state, the
洗浄液のこの注入は、散気部3aの内容積の1.5〜3倍の容量の洗浄液が散気部3aに供給されるように、正負圧ポンプ34の作動を制御して行なうものである。図5に、正負圧ポンプ34による洗浄液の供給量と時間との関係のグラフを示す。図5のグラフにおいて、洗浄液のこの注入工程をAの範囲で示す。このように散気部3aに洗浄液を注入して押し込むことによって、散気部3aを洗浄することができるものである。
This injection of the cleaning liquid is performed by controlling the operation of the positive /
次に、正負圧ポンプ34の作動を停止し、散気部3a内に洗浄液を注入した状態のまま静置させる。このように散気部3aに洗浄液を注入したまま静置することによって、散気部3aの内部やノズル孔に付着する固形分に洗浄液を浸透させ、固形分を膨潤等させて剥離し易い状態にすることができるものである。この静置時間は特に限定されるものではないが、10〜90分間程度が好ましい。散気部3aに洗浄液を注入したまま静置する工程を図5のグラフにBの範囲で示す。
Next, the operation of the positive /
この後に、正負圧ポンプ34を再度作動させる。このときは、正負圧ポンプ34を正逆切換え運転し、洗浄タンク25内の洗浄液を散気部3aに送り出す正運転と、送り出した洗浄液を洗浄タンク25の側へ引き戻す逆運転とを繰り返すように制御装置18で制御する。洗浄液の送り込みの量と引き戻しの量は、送り込みの量が引き戻しの量よりも多くなるようにするものであり、この洗浄液の送り込みと引き戻しの繰り返し回数は特に限定されるものではないが、20〜40回程度が好ましい。洗浄液の送り込みと引き戻しの量や圧力は、正逆流量計36と正負圧計35で液送配管33内の洗浄液の流量や圧力を測定し、この測定結果に基づいて正負圧ポンプ34の作動を制御装置18で制御することによって、任意に調整できるものである。
After this, the positive /
このように送り込みと引き戻しを繰り返しながら散気部3aに洗浄液を供給することによって、散気部3aにおいて洗浄液の往復流を生じさせ、この往復流で散気部3の内部やノズル孔に付着した固形物を効率的に剥離することができるものであり、また散気部3を通過する洗浄液の見掛けの量も多くなって、固形物の剥離効果をより高く得ることができるものである。従って、散気部3aに一方向にのみ洗浄液を流して通過させる場合よりも、洗浄液による洗浄効果を高く得ることができるものである。散気部3aに送り込みと引き戻しを繰り返して洗浄液を供給する工程を図5のグラフにCの範囲で示す。
In this way, by supplying the cleaning liquid to the
上記のように散気部3aに送り込みと引き戻しを繰り返して洗浄液を供給することによって散気部3aの洗浄を行なった後、正負圧ポンプ34の作動を、洗浄タンク25内の洗浄液を送り出す正運転に切り換える。このように洗浄液を連続的に送り出して散気部3aに洗浄液を供給し、再注入することによって、散気部3aから剥離された固形分を押し流したり、剥離されていない固形物を完全に剥離したりして、洗浄液による散気部3aの洗浄の仕上げを行なう。この仕上げの洗浄の工程を図5のグラフにDの範囲で示す。散気部3aへの洗浄液の供給量は、Cの工程とDの工程の両方で、散気部3aの内容積と同じ程度の容量になるように調整するのが好ましい。
After the
この後に、洗浄液供給弁28を閉じると共に水供給弁29を開き、水供給管27から洗浄タンク25に水を供給し、洗浄タンク25内を水のみにする。従って、正負圧ポンプ34の作動を正運転のまま維持すると、洗浄タンク25内の水を連続的に送り出して散気部3aに供給することができ、水を散気部3a内に注入してノズル孔から押し出すことによって、散気部3aをすすぎ洗いすることができるものである。このように散気部3aを水ですすぎ洗いすることによって、散気部3aを仕上げ洗浄することができるものである。水によるすすぎ洗いの工程を図5のグラフにEの範囲で示す。散気部3aへの水の供給量は、散気部3aの内容積の3倍程度の容量になるように調整するのが好ましい。
Thereafter, the cleaning
上記のようにして、散気部3aの洗浄剤による洗浄を終了することができるが、この洗浄の間、膜モジュール2b、2cによる被処理液の濾過や、散気部3b、3cによる散気は継続して行なわれており、濾過装置の濾過運転は継続されている。従って、散気部3aを洗浄剤で洗浄している間も、濾過装置の全体の濾過運転を停止する必要はなく、被処理液を処理する生産性が低下することを防ぐことができるものである。
As described above, the cleaning of the
そして、上記のように洗浄剤による散気部3aの洗浄を終了した後、制御装置18で膜用切替弁17a,17b,17c、散気用切替弁22a,22b,22cの切り替えを制御することによって、散気部3bを洗浄剤で洗浄する。
After the cleaning of the
すなわち、膜用切替弁17a,17b,17cのうち、膜用切替弁17a,17cは、収液配管16a、16cと収液ヘッダー配管15との連通を開くと共に膜洗浄用配管42a,42cと収液配管16a、16cとの連通を閉じるように制御され、膜用切替弁17bは、収液配管16bと収液ヘッダー配管15との連通を閉じると共に膜洗浄用配管42bと収液配管16bとの連通を開くように制御される。また散気用切替弁22a,22b,22cのうち、散気用切替弁22a,22cは、送気配管21a、21cと送気ヘッダー配管20との連通を開くと共に散気洗浄用配管43a,43cと送気配管21a、21cとの連通を閉じるように制御され、散気用切替弁22bは、散気配管21bと散気ヘッダー配管20との連通を閉じると共に散気洗浄用配管43bと送気配管21bとの連通を開くように、開閉を切替える制御が行なわれる。
That is, among the
従って上記と同様にして、散気部3bを洗浄剤で洗浄すると同時に、膜モジュール2a、2cによる被処理液の濾過や、散気部2a、2cによる散気を行なうことができるものであり、濾過運転を継続しながら、次の散気部3bの洗浄を行なうことができるものである。そして洗浄剤による散気部3bの洗浄を終了した後、制御装置18で膜用切替弁17a,17b,17c、散気用切替弁22a,22b,22c切り替えを制御することによって、散気部3cを洗浄剤で洗浄するようにし、濾過運転を継続しながら順次、各散気部3を洗浄することができるものである。
Therefore, in the same manner as described above, the
尚、上記の実施の形態では、膜モジュール2として、3個の膜モジュール2a,2b,2cを用いる例を示したが、膜モジュール2の個数はこれに限られるものではなく、1個であってもよい。また膜モジュール2として2個、あるいはさらに3個以上のn個の膜モジュール2a,2b,…2nを用いることもできる。このようにn個の膜モジュール2a、2b、…2nを用いる場合、それに合わせて、膜用切替弁17a,17b,…17nや散気用切替弁22a,22b,…22nなども、それぞれn個用いられるものである。
In the above embodiment, an example is shown in which three
1 中空糸膜
2 膜モジュール
3 散気部
1
Claims (5)
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-
2007
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