JP2009065863A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】 左右一対の引起し装置を備えるだけでありながら三条刈りが可能であり、しかも構造簡単かつコンパクトに得ることができるコンバインを提供する。
【解決手段】 左右一対の引起し装置30L,30Rと、引起し装置30L,30Rに植立穀稈を案内するよう走行機体左右方向に並んだ三つのデバイダ(12a,12b,12c)とを刈取り部(3)に備えている。脱穀フィードチェーン(4a)が走行機体の左右方向での一端側に位置する状態で走行機体に設けた脱穀装置(4)を備えている。三つのデバイダ(12a,12b,12c)のうちの中間に位置する中デバイダ(12c)と、脱穀フィードチェーン(4a)に近い側の引起し装置(30L)に穀稈案内する第一外デバイダ(12a)との先端どうしの間隔(D1)を、中デバイダ(12c)と、脱穀フィードチェーン(4a)から遠い側の引起し装置(30R)に穀稈案内する第二外デバイダ(12b)との先端どうしの間隔(D2)よりも大に設定してある。
【選択図】 図3
【解決手段】 左右一対の引起し装置30L,30Rと、引起し装置30L,30Rに植立穀稈を案内するよう走行機体左右方向に並んだ三つのデバイダ(12a,12b,12c)とを刈取り部(3)に備えている。脱穀フィードチェーン(4a)が走行機体の左右方向での一端側に位置する状態で走行機体に設けた脱穀装置(4)を備えている。三つのデバイダ(12a,12b,12c)のうちの中間に位置する中デバイダ(12c)と、脱穀フィードチェーン(4a)に近い側の引起し装置(30L)に穀稈案内する第一外デバイダ(12a)との先端どうしの間隔(D1)を、中デバイダ(12c)と、脱穀フィードチェーン(4a)から遠い側の引起し装置(30R)に穀稈案内する第二外デバイダ(12b)との先端どうしの間隔(D2)よりも大に設定してある。
【選択図】 図3
Description
本発明は、左右一対の引起し装置と、前記引起し装置に植立穀稈を案内するよう走行機体左右方向に並んだ三つのデバイダとを刈取り部に備え、脱穀フィードチェーンが走行機体の左右方向での一端側に位置する状態で前記走行機体に設けた脱穀装置を備えたコンバインに関する。
上記したコンバインにおいて、従来、例えば特許文献1に記載されたものがあった。
特許文献1に記載されたコンバインでは、三つの分草具のうちの中間に位置する分草具(以下、中分草具と称する。)と、脱穀フィードチェーン側とは反対側の分草具(以下、反フィードチェーン側分草具と称する。)との先端どうしの間隔が、中分草具と脱穀フィードチェーン側の分草具(以下、フィードチェーン側分草具と称する。)との先端どうしの間隔よりも大になり、中分草具とフィードチェーン側分草具とによって一つの植え付け条の植立穀稈を脱穀フィードチェーン側の引起し装置に導入し、中分草具と反フィードチェーン側分草具とによって二つの植え付け条の植立穀稈を脱穀フィードチェーン側とは反対側の引起し装置に導入することが可能になっている。
特許文献1に記載されたコンバインでは、三つの分草具のうちの中間に位置する分草具(以下、中分草具と称する。)と、脱穀フィードチェーン側とは反対側の分草具(以下、反フィードチェーン側分草具と称する。)との先端どうしの間隔が、中分草具と脱穀フィードチェーン側の分草具(以下、フィードチェーン側分草具と称する。)との先端どうしの間隔よりも大になり、中分草具とフィードチェーン側分草具とによって一つの植え付け条の植立穀稈を脱穀フィードチェーン側の引起し装置に導入し、中分草具と反フィードチェーン側分草具とによって二つの植え付け条の植立穀稈を脱穀フィードチェーン側とは反対側の引起し装置に導入することが可能になっている。
上記した従来の技術を採用することによって三条刈りが可能なコンバインを得た場合、穀稈搬送の構造面からコンパクトを達成しにくくなっていた。
つまり、三つのデバイダのうちの中間に位置するデバイダを中デバイドとし、左右一対の引起し装置の脱穀フィードチェーンに近い側の引起し装置に穀稈案内するデバイダを第一外デバイダとし、左右一対の引起し装置の脱穀フィードチェーンから遠い側の引起し装置に穀稈案内するデバイダを第二外デバイダとする。
上記した従来の技術を採用することによって三条刈りを可能にした場合、三条刈りが行われて刈取り部に導入される三つの植え付け条の植立穀稈のうちの二条の植立穀稈は、中デバイダと第二外デバイダとによって導入される。中デバイダは、植立穀稈を左右一対の引起し装置に分草するよう、左側の引起し装置の引起し経路と右側の引起し装置の引起し経路との境界の前方に配置するものであることから、刈取り部に導入された三条の植立穀稈のうちの脱穀フィードチェーンから最も離れて位置する植立穀稈と、脱穀フィードチェーンとの走行機体横方向での間隔が大になる。すると、穀稈を脱穀フィードチェーンに向けて長距離にわたって搬送させる必要があり、かつ搬送距離にかかわらず姿勢乱れや脱落が発生しにくい搬送が行われるようにする必要があり、搬送装置が複雑かつ大型になりがちであった。
つまり、三つのデバイダのうちの中間に位置するデバイダを中デバイドとし、左右一対の引起し装置の脱穀フィードチェーンに近い側の引起し装置に穀稈案内するデバイダを第一外デバイダとし、左右一対の引起し装置の脱穀フィードチェーンから遠い側の引起し装置に穀稈案内するデバイダを第二外デバイダとする。
上記した従来の技術を採用することによって三条刈りを可能にした場合、三条刈りが行われて刈取り部に導入される三つの植え付け条の植立穀稈のうちの二条の植立穀稈は、中デバイダと第二外デバイダとによって導入される。中デバイダは、植立穀稈を左右一対の引起し装置に分草するよう、左側の引起し装置の引起し経路と右側の引起し装置の引起し経路との境界の前方に配置するものであることから、刈取り部に導入された三条の植立穀稈のうちの脱穀フィードチェーンから最も離れて位置する植立穀稈と、脱穀フィードチェーンとの走行機体横方向での間隔が大になる。すると、穀稈を脱穀フィードチェーンに向けて長距離にわたって搬送させる必要があり、かつ搬送距離にかかわらず姿勢乱れや脱落が発生しにくい搬送が行われるようにする必要があり、搬送装置が複雑かつ大型になりがちであった。
本発明の目的は、左右一対の引起し装置を備えるだけでありながら三条刈りが可能であり、しかも構造簡単かつコンパクトに得ることができるコンバインを提供することにある。
本第1発明は、左右一対の引起し装置と、前記引起し装置に植立穀稈を案内するよう走行機体左右方向に並んだ三つのデバイダとを刈取り部に備え、脱穀フィードチェーンが走行機体の左右方向での一端側に位置する状態で前記走行機体に設けた脱穀装置を備えたコンバインにおいて、
前記三つのデバイダのうちの中間に位置する中デバイダと、前記左右一対の引起し装置の脱穀フィードチェーンに近い側の引起し装置に穀稈案内する第一外デバイダとの先端どうしの間隔を、前記三つのデバイダのうちの前記中デバイダと、前記左右一対の引起し装置の脱穀フィードチェーンから遠い側の引起し装置に穀稈案内する第二外デバイダとの先端どうしの間隔よりも大に設定してある。
前記三つのデバイダのうちの中間に位置する中デバイダと、前記左右一対の引起し装置の脱穀フィードチェーンに近い側の引起し装置に穀稈案内する第一外デバイダとの先端どうしの間隔を、前記三つのデバイダのうちの前記中デバイダと、前記左右一対の引起し装置の脱穀フィードチェーンから遠い側の引起し装置に穀稈案内する第二外デバイダとの先端どうしの間隔よりも大に設定してある。
本第1発明の構成によると、中デバイダと第一外デバイダとによって一つの植え付け条の植立穀稈を脱穀フィードチェーン側の引起し装置に導入させ、中デバイダと第二外デバイダとによって一つの植え付け条の植立穀稈を脱穀フィードチェーン側とは反対側の引起し装置に導入させる二条刈りを採用することの他、中デバイダと第一外デバイダとによって二つの植え付け条の植立穀稈を脱穀フィードチェーン側の引起し装置に導入させ、中デバイダと第二外デバイダとによって一つの植え付け条の植立穀稈を脱穀フィードチェーン側とは反対側の引起し装置に導入させる三条刈りを採用することができる。
三条刈りの際、中デバイダと第一外デバイダとによって二条の植立穀稈を導入し、中デバイダと第二外デバイダとによって一条の植立穀稈を導入するものだから、刈取り部に導入された三条の植立穀稈のうちの脱穀フィードチェーンから最も離れて位置する植立穀稈を脱穀フィードチェーンに向けて搬送する距離が、上記した従来技術を採用した場合のその搬送距離よりも短くなる。これにより、穀稈の脱穀フィードチェーンへの姿勢乱れや脱落が発生しにくい搬送を、比較的小型な搬送装置によって行わせることができる。
従って、二条刈りの他に三条刈りも行うことができる便利なコンバインを、引起し装置の数量の面からも、穀稈搬送装置の面からも構造簡単かつコンパクトな状態に得ることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るコンバインの全体の側面図である。図2は、本発明の実施例に係るコンバインの全体平面図である。図3は、本発明の実施例に係るコンバインの正面図である。これらの図に示すように、本発明の実施例に係るコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1(以下、走行装置1と略称する。)を備えた走行機体と、この走行機体の機体フレーム2の前部に連結された刈取り部3と、前記機体フレーム2の後側に走行機体左右方向に並べて設けた脱穀装置4と穀粒タンク5とを備えて構成してある。
図1は、本発明の実施例に係るコンバインの全体の側面図である。図2は、本発明の実施例に係るコンバインの全体平面図である。図3は、本発明の実施例に係るコンバインの正面図である。これらの図に示すように、本発明の実施例に係るコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1(以下、走行装置1と略称する。)を備えた走行機体と、この走行機体の機体フレーム2の前部に連結された刈取り部3と、前記機体フレーム2の後側に走行機体左右方向に並べて設けた脱穀装置4と穀粒タンク5とを備えて構成してある。
このコンバインは、稲、麦などを収穫する。
すなわち、走行機体は、前記左右一対の走行装置1,1を備える他、前記機体フレーム2の前部の機体左右方向一端側に設けた運転部6と、前記運転部6が備える運転座席7の下方に設けたエンジン8が装備された原動部とを備えている。
すなわち、走行機体は、前記左右一対の走行装置1,1を備える他、前記機体フレーム2の前部の機体左右方向一端側に設けた運転部6と、前記運転部6が備える運転座席7の下方に設けたエンジン8が装備された原動部とを備えている。
前記刈取り部3は、前記機体フレーム2の前部の運転部側と反対の横端側に軸芯Pまわりに上下揺動自在に連結された刈取り前処理フレーム10を備えている。この刈取り前処理フレーム10は、機体フレーム2に上下揺動自在に連結された主フレーム10aと、この主フレーム10aの先端部に機体左右方向に並べて連結された三本の分草フレーム10bとを備えている。
刈取り部3は、前記刈取り前処理フレーム10が油圧シリンダ11によって機体フレーム2に対して上下に揺動操作されることにより、前記各分草フレーム10aの前端部に設けてあるデバイダ12a,12b,12cが地面近くに下降した下降作業状態と、前記デバイダ12a,12b,12cが地面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降する。
刈取り部3を下降作業状態にして走行機体を走行させると、刈取り部3は、前記各デバイダ12a,12b,12cからの刈り取り対象の植立穀稈を引起し処理するとともに刈取り処理し、刈取り穀稈を脱穀装置4に供給する。
脱穀装置4は、脱穀フィードチェーン4aを走行機体の前記運転部6が位置する側とは反対側の横端側に位置させて備えており、刈取り部3からの刈取り穀稈の株元側を脱穀フィードチェーン4aによって受け継いで走行機体後方向きに挟持搬送し、刈取り穀稈の穂先側を扱室(図示せず)に供給して走行機体前後向きの軸芯まわりに回動する扱胴4bによって脱穀処理する。穀粒タンク5は、脱穀装置4からの脱穀粒を供給されて貯留する。
第一実施構造を備えた刈取り部3について詳述する。図1,2,4に示すように、第一実施構造を備えた刈取り部3は、前記刈取り前処理フレーム10と前記デバイダ12,12b,12cとを備える他、前記三つのデバイダ12a,12b,12cよりもやや走行機体後方側に設けた左右一対の引起し装置30L,30Rと、各引起し装置30L,30Rの背後に設けた補助搬送装置15L,15Rと、各補助搬送装置15L,15Rの搬送終端側の下方に前記各分草フレーム10bにわたって連結して設けたバリカン形の刈取り装置13と、前記補助搬送装置15L,15Rの搬送終端側の上方に搬送始端部が位置した供給装置14とを備えて構成してある。
以下において、前記三つのデバイダ12a,12b,12cのうちの中間に位置するデバイダ12cを中デバイダ12cと呼称し、脱穀フィードチェーン4aに最も近いデバイダ12aを第一外デバイダ12aと呼称し、運転部6に最も近いデバイダ12bを第二外デバイダ12bと呼称する。
図3に示すように、刈取り部3は、前記第一外デバイダ12aと前記第二外デバイダ12cとの先端どうしの距離を最大の刈取り処理幅Wとし、かつ中デバイダ12cと第一外デバイダ12aとの先端どうしの間隔D1を、中デバイダ12cと第二外デバイダ12cとの先端どうしの間隔D2よりも大に設定した状態で三つのデバイダ12a,12b,12cを備えている。
図5は、前記左右一対の引起し装置30L,30Rの正面図である。この図と図1とに示すように、前記左右一対の引起し装置30L,30Rは、前記第一外デバイダ12a又は前記第二外デバイダ12bの機体後方側に下端部が位置し、上端側ほど機体後方側に位置した傾斜姿勢の引起しケース31と、この引起しケース31の内側の下部に設けた一つの案内輪体33と、前記引起しケース31の内側の上部に設けたスプロケット35とテンション輪体36と、前記案内輪体33と前記スプロケット35と前記テンション輪体36とにわたって巻回された無端チェーン型の引起しチェーン37とを備えて構成してある。
前記案内輪体33と前記テンション輪体36とは、遊転自在に支持されている。前記スプロケット35は、駆動自在に支持されている。前記引起しチェーン37は、引起しチェーン37の周長方向での複数箇所に起伏揺動自在に設けた引起し爪38を備えている。
各引起し装置30L,30Rの前記引起しチェーン37は、前記スプロケット35によって駆動されて、前記案内輪体33から前記スプロケット35に至るチェーン上昇経路40を上昇する。このチェーン上昇経路40の上端に至った引起しチェーン37は、前記スプロケット35から前記案内輪体33に至るチェーン戻り経路41に前記スプロケット35によって案内され、このチェーン戻り経路41を下降する。このチェーン戻り経路41の下端に至った引起しチェーン37は、前記案内輪体33の外周面33aの下部によって形成されたチェーン横回し経路42に前記案内輪体33の外周面33aによって案内されてこのチェーン横回し経路42を移動する。このチェーン横回し経路42の終端に至った引起しチェーン37は、前記チェーン上昇経路40に前記案内輪体33の外周面33aによって案内されてチェーン上昇経路40を再度上昇していく。
これにより、各引起し装置30L、30Rでは、前記各引起し爪38が、前記チェーン横回し経路42を移動する引起しチェーン37によって、引起し装置30L,30Rの下端部に前記チェーン横回し経路42に沿って位置する爪横回し経路43を移送される。このとき、前記案内輪体33の外周面33aが引起し爪38の基部に当接して起立操作することにより、引起し爪38は、引起しチェーン37に対して起立した姿勢を維持して引起し爪38の先端側が引起しケース31から爪横回し経路43に突出した状態で横移動し、第一外デバイダ12aまたは第二外デバイダ12bからの植立穀稈の株元側に係止してこの植立穀稈を機体左右方向での内側に引き寄せる。
爪横回し経路43の終端に至った引起し爪38は、引起し装置30L,30Rの横側部に前記チェーン上昇経路40に沿って位置する引起し経路45に前記案内輪体33の周面33aによって案内される。前記引起し経路45に移動した引起し爪38は、チェーン上昇経路40を移動する引起しチェーン37によって引起し経路45を上昇移送される。このとき、案内輪体34とスプロケット35との間に配置して引起しケース31に固定してある起立ガイドレール46が引起し爪38の基部に当接して起立操作することにより、引起し爪38は、引起しチェーン37に対して起立した姿勢を維持して引起し爪38の先端側が引起しケース31から引起し経路45に突出した状態で上昇移動し、左側の引起し装置30Lでは、引起し爪38が第一外デバイダ12aと中デバイダ12cとからの植立穀稈に梳き上げ作用し、右側の引起し装置30Rでは、引起し爪38が第二外デバイダ12bと中デバイダ12cとからの植立穀稈に梳き上げ作用し、
引起し経路45の終端に至った引起し爪38は、チェーン戻り経路41に移動する引起しチェーン37によって引起しケース31の内部に引き込まれ、前記案内輪体33に至る爪戻り経路47に移動する。引起し爪38は、引起しケース31に引き込まれた際、引起しケース31の内部に設けてある倒伏ガイド48に当接して引起しチェーン37に対して倒伏した姿勢に切り換わり、この倒伏姿勢で爪戻り経路47を下降移動する。爪戻り経路47の終端に至った引起し爪38は、前記チェーン戻り経路41からチェーン横回し経路42bに移送される引起しチェーン37によって前記爪横回し経路43に移送され、この爪横回し経路43を再度移動していく。爪戻し経路47の終端に至った引起し爪38は、前記案内輪体33の近くに位置する起立ガイド49に当接して起立操作を受けることにより、引起しチェーン37に対する倒伏姿勢から起立姿勢に姿勢変化して爪横回し経路34に移動する。
図6(A)は、刈取り部3の二条刈り状態で平面図である。この図に示すaは、刈り取り対象の植立穀稈を示し、bは、未刈り地の植立穀稈を示す。この図に示すように、二条刈り作業では、中デバイダ12cが刈取り対象の二つの植え付け条の植立穀稈の間を移動するようにして走行機体を走行させる。すると、刈取り部3は、中デバイダ12cと、第一外デバイダ12aと、第一外デバイダ12aから延びた補助ガイド杆18aとによって一つの植え付け条の植立穀稈aを脱穀フィードチェーン4aに近い側の引起し装置である左側の引起し装置30Lに案内して引起し処理し、この引起し穀稈の株元側を左側の補助搬送装置15Lの無端回動ベルト16の係止アーム16aによって刈取り装置13に向けて係止搬送する。中デバイダ12cと、第二外デバイダ12bと、第二外デバイダ12bから延びた補助ガイド杆18bとによって一つの植え付け条の植立穀稈aを脱穀フィードチェーン4aから遠い側の引起し装置である右側の引起し装置30Rに案内して引起し処理し、この引起し穀稈の株元側を右側の補助搬送装置15Rの無端回動ベルト16の係止アーム16aによって刈取り装置13に向けて係止搬送する。左右の引起し装置30L,30Rによって引起し処理される植立穀稈aを刈取り装置13によって刈取り処理し、刈取り装置13からの刈取り穀稈の株元側を左右の補助搬送装置15L,15Rの回転体17の突起形の係止爪17aによって走行機体後方向きに掻き送り搬送し、刈取り装置13からの二条分の刈取り穀稈を搬送装置14によって受け継いで走行機体後方向きでかつ走行機体横外向きに搬送して脱穀フィードチェーン4aの始端部に供給する。
図6(B)は、刈取り部3の三条刈り状態で平面図である。この図に示すaは、刈り取り対象の植立穀稈を示し、bは、未刈り地の植立穀稈を示す。この図に示すように、三条刈り作業では、中デバイダ12cが刈取り対象の三つの植え付け条のうちの最も走行機体右側に位置する植立穀稈と、これに隣り合って位置する植立穀稈との間を移動するようにして走行機体を走行させる。すると、刈取り部3は、中デバイダ12cと第一外デバイダ12aと補助ガイド杆18aとによって二つの植え付け条の植立穀稈aを脱穀フィードチェーン4aに近い側の引起し装置である左側の引起し装置30Lに案内して引起し処理し、この引起し穀稈の株元側を左側の補助搬送装置15Lの無端回動ベルト16の係止アーム16aによって刈取り装置13に向けて係止搬送する。中デバイダ12cと第二外デバイダ12bと補助ガイド杆18bとによって一つの植え付け条の植立穀稈aを脱穀フィードチェーン4aから遠い側の引起し装置である右側の引起し装置30Rに案内して引起し処理し、この引起し穀稈の株元側を右側の補助搬送装置15Rの無端回動ベルト16の係止アーム16aによって刈取り装置13に向けて係止搬送する。左右の引起し装置30L,30Rによって引起しされる植立穀稈aを刈取り装置13によって刈取り処理し、刈取り装置13からの刈取り穀稈の株元側を左右の補助搬送装置15L,15Rの回転体17の係止爪17aによって走行機体後方向きに掻き送り、刈取り装置13からの三条分の刈取り穀稈を供給装置14によって受け継いで走行機体後方向きでかつ走行機体横外向きに搬送して脱穀フィードチェーン4aの始端部に供給する。
図7は、第二実施構造を備えた刈取り部3の平面図である。図8は、第二実施構造を備えた刈取り部3の引起し装置配設部の正面である。
これらの図に示すように、第二実施構造を備えた刈取り部3と、第一実施構造を備えた刈取り部3とは、脱穀フィードチェーン4aに近い側の引起し装置30Lの点において異なる構成を備え、その他の点においては同一の構成を備えている。第二実施構造を備えた刈取り部3と、第一実施構造を備えた刈取り部3との相違点について次に説明する。
これらの図に示すように、第二実施構造を備えた刈取り部3と、第一実施構造を備えた刈取り部3とは、脱穀フィードチェーン4aに近い側の引起し装置30Lの点において異なる構成を備え、その他の点においては同一の構成を備えている。第二実施構造を備えた刈取り部3と、第一実施構造を備えた刈取り部3との相違点について次に説明する。
図8に示すように、第二実施構造を備えた刈取り部3の脱穀フィードチェーン4aに近い側の引起し装置30Lは、引起しケース31の下端部の内側に前記案内輪体33と走行機体横方向に並べて設けた第二案内輪体34を備え、案内輪体33の外周面33aと第二案内輪体34の外周面34aとによって形成されたチェーン横回し経路42と、このチェーン横回し経路42に沿った爪横回し経路43とを備えている。
つまり、第二実施構造を備えた刈取り部3の脱穀フィードチェーン側の引起し装置30Lは、第一実施構造を備えた刈取り部3の脱穀フィードチェーン側の引起し装置30Lの爪横回し経路回路43よりも長く、かつ一端側が第一外デバイダ12aにより近い爪横回し経路43を備え、引起しケース31の下端部で起立姿勢になった引起し爪38を第一外デバイダ12aにより近い位置で植立穀稈に係止作用させる。
図9は、第三実施構造を備えた刈取り部3の平面図である。
この図に示すように、第三実施構造を備えた刈取り部3と、第一実施構造を備えた刈取り部3とは、脱穀フィードチェーン4aに近い側の引起し装置30Lの点と、脱穀フィードチェーン4aに近い側の補助搬送装置15Lの点とにおいて異なる構成を備え、その他の点においては同一の構成を備えている。第三実施構造を備えた刈取り部3と、第一実施構造を備えた刈取り部3との相違点について次に説明する。
この図に示すように、第三実施構造を備えた刈取り部3と、第一実施構造を備えた刈取り部3とは、脱穀フィードチェーン4aに近い側の引起し装置30Lの点と、脱穀フィードチェーン4aに近い側の補助搬送装置15Lの点とにおいて異なる構成を備え、その他の点においては同一の構成を備えている。第三実施構造を備えた刈取り部3と、第一実施構造を備えた刈取り部3との相違点について次に説明する。
第三実施構造を備えた刈取り部3の脱穀フィードチェーン4aに近い側の引起し装置30Lは、第二実施構造を備えた刈取り部3の脱穀フィードチェーン4aに近い側の引起し装置30Lと同じ構成を備えている。
第三実施構造を備えた刈取り部3の脱穀フィードチェーン4aに近い側の補助搬送装置15Lは、無端回動ベルト16の搬送始端部が第一外デバイダ12aの直後方に位置する状態で無端回動ベルト16を備え、無端回動ベルト16の係止アーム16aを、三条刈りの際に最も脱穀フィードチェーン側に位置する植立穀稈に係止作用しやすいよう、第一外デバイダ12aにより近い位置で植立穀稈に係止作用させる。
3 刈取り部
4 脱穀装置
4a 脱穀フィードチェーン
12a 第一外デバイダ
12b 第二外デバイダ
12c 中デバイダ
30L,30R 引起し装置
D1,D2 間隔
4 脱穀装置
4a 脱穀フィードチェーン
12a 第一外デバイダ
12b 第二外デバイダ
12c 中デバイダ
30L,30R 引起し装置
D1,D2 間隔
Claims (1)
- 左右一対の引起し装置と、前記引起し装置に植立穀稈を案内するよう走行機体左右方向に並んだ三つのデバイダとを刈取り部に備え、
脱穀フィードチェーンが走行機体の左右方向での一端側に位置する状態で前記走行機体に設けた脱穀装置を備えたコンバインであって、
前記三つのデバイダのうちの中間に位置する中デバイダと、前記左右一対の引起し装置の脱穀フィードチェーンに近い側の引起し装置に穀稈案内する第一外デバイダとの先端どうしの間隔を、前記三つのデバイダのうちの前記中デバイダと、前記左右一対の引起し装置の脱穀フィードチェーンから遠い側の引起し装置に穀稈案内する第二外デバイダとの先端どうしの間隔よりも大に設定してあるコンバイン。
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JP2007235664A JP2009065863A (ja) | 2007-09-11 | 2007-09-11 | コンバイン |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-09-11 JP JP2007235664A patent/JP2009065863A/ja active Pending
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CN102792821A (zh) * | 2012-09-10 | 2012-11-28 | 湖南农业大学 | 链条拨杆式分厢器 |
CN102792821B (zh) * | 2012-09-10 | 2015-06-03 | 湖南农业大学 | 链条拨杆式分厢器 |
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