JP2009065738A - 配線ボックス固定装置 - Google Patents

配線ボックス固定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009065738A
JP2009065738A JP2007229243A JP2007229243A JP2009065738A JP 2009065738 A JP2009065738 A JP 2009065738A JP 2007229243 A JP2007229243 A JP 2007229243A JP 2007229243 A JP2007229243 A JP 2007229243A JP 2009065738 A JP2009065738 A JP 2009065738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
wiring box
display window
wiring
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007229243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5032248B2 (ja
Inventor
Yoshiki Watanabe
佳樹 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mirai Industry Co Ltd
Original Assignee
Mirai Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mirai Industry Co Ltd filed Critical Mirai Industry Co Ltd
Priority to JP2007229243A priority Critical patent/JP5032248B2/ja
Publication of JP2009065738A publication Critical patent/JP2009065738A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5032248B2 publication Critical patent/JP5032248B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

【課題】造営材から所定距離だけ離れた位置に配線ボックスを配設する作業を容易に行うことができる配線ボックス固定装置を提供する。
【解決手段】配線ボックス固定装置Sは、ボックス開口部BKを有する配線ボックスBと、軽量間仕切壁W内に配線ボックスBを配設するため、軽量形鋼材Pに取り付けられるとともに配線ボックスBが固定されるボックス固定具10とからなる。ボックス固定具10は、軽量形鋼材Pに取り付けられる取付部21、及び該取付部21から延設され、配線ボックスBが固定される固定面11aを一面に備えた固定片11を有するとともに、固定面11aに軽量形鋼材Pからの距離を表示する目盛り17及び距離表示部18を備える。一方、配線ボックスBは、底壁BSを固定面11aに当接させた状態で目盛り17及び距離表示部18をボックス開口部BKへと臨ませる表示窓BAを底壁BSに備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、配線ボックスと、該配線ボックスを配設するため、壁を構築するため立設された造営材に取り付けられるとともに配線ボックスが固定されるボックス固定具とからなる配線ボックス固定装置に関する。
一般に、軽量間仕切壁は、所定間隔をおいて立設された複数の軽量形鋼材の両側から該軽量形鋼材を挟むように壁材が設けられて形成されるものである。この軽量間仕切壁内に配線ボックスを配設するため、前記軽量形鋼材に取り付けられるボックス固定具が用いられる(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示のボックス固定具は、一対の固定具単体を備え、一方の固定具単体の内側に他方の固定具単体が嵌合されて一体に組み付けられている。そして、固定具単体は、相互にスライド可能であり、ボックス固定具の全長を自在に調整可能となっている。また、各固定具単体は、ボックス取付面を有するとともに、該ボックス取付面には、固定具単体の長さ方向に沿って多数のスリットが断続的に形成されている。また、固定具単体における長さ方向のそれぞれの一端部には、固定具単体を軽量形鋼材へ取り付けるための取付板部が設けられている。
そして、特許文献1に開示のボックス固定具を軽量形鋼材に取り付けるには、まず、一対の固定具単体を相互にスライドさせ、隣り合う軽量形鋼材間にボックス固定具が介装されるようにボックス固定具の全長を調整する。次いで、ゲージ具(治具)を用いて、各固定具単体の取付板部の軽量形鋼材に対する取付位置を求め、該取付位置にマーキングをして取付位置を表示させる。
そして、各取付位置に各固定具単体の取付板部を位置合わせし、各取付板部に貼着された両面テープによって各取付位置に取付板部を仮固定し、その後、タッピンねじによって各取付板部を軽量形鋼材に固定する。続けて、ボックス取付面の所定位置に配線ボックスの底壁が固定され、配線ボックスの前面と軽量形鋼材の前面とが略面一となるように軽量形鋼材に取り付けられる。
特開平10−219887号公報
ところで、配線ボックスは軽量間仕切壁において予め設定された所定位置に配設される。すなわち、配線ボックスは、軽量形鋼材から所定距離だけ離れた位置に配設される。このため、特許文献1のボックス固定具を用いて配線ボックスを所定位置に配設する場合は、取付板部が取り付けられた軽量形鋼材からの距離を測定し、配線ボックスが軽量形鋼材から所定距離だけ離れた位置に位置するように配線ボックスの位置調整を行う必要があり、配線ボックスの配設作業が面倒であった。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、造営材から所定距離だけ離れた位置に配線ボックスを配設する作業を容易に行うことができる配線ボックス固定装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、周壁によって囲み形成されたボックス開口部を有する有底箱状をなす配線ボックスと、建築物の壁内に前記配線ボックスを配設するため、前記壁を構築するため立設された造営材に取り付けられるとともに前記配線ボックスが固定されるボックス固定具とからなり、前記ボックス固定具は、前記造営材に取り付けられる取付部、及び該取付部から延設され、前記配線ボックスが固定される固定面を一面に備えた固定片を有するとともに、前記固定面に前記造営材からの距離を表示する表示部を備え、前記配線ボックスは、前記周壁を前記固定面に当接させた状態で前記表示部を前記ボックス開口部へと臨ませる表示窓を前記固定面に当接させる周壁に備えることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配線ボックス固定装置において、前記表示窓は、前記固定面に当接した周壁において前記固定片の延設方向に沿った長さの中央に設けられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の配線ボックス固定装置において、前記固定片は矩形板状をなし、前記表示部は、前記取付部からの固定片の延設方向に延びる一対の側縁寄りそれぞれに設けられ、前記表示窓は両表示部をボックス開口部へと臨ませるべく一対設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の配線ボックス固定装置において、前記表示部は前記固定面から突設された複数の突部よりなり、前記突部は前記表示窓に嵌入可能に形成されるとともに、前記周壁に凹設された収容穴に収容可能に形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の配線ボックス固定装置において、前記表示窓には、前記固定片の延設方向に沿った表示窓の長さの中央を示す中央指示部が形成されていることを要旨とする。
本発明によれば、造営材から所定距離だけ離れた位置に配線ボックスを配設する作業を容易に行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した配線ボックス固定装置の第1の実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
まず、建築物の壁としての軽量間仕切壁Wについて説明する。図1に示すように、軽量間仕切壁Wは、造営材としての軽量形鋼材Pを所定間隔をおいて複数本(図1では1本だけ図示)立設し、該軽量形鋼材Pを挟むように一対の壁材Waを相対向して設置することにより構築される。前記軽量形鋼材Pは四角筒状をなし、軽量間仕切壁Wの壁表側の壁材Waに臨む外壁面によって軽量形鋼材Pの壁表側面Paが形成され、該壁表側面Paに対し隣接し、かつ直交する外壁面によって軽量形鋼材Pの側面Pbが形成されている。また、前記壁表側面Paに相対向する軽量形鋼材Pの外壁面によって、軽量間仕切壁Wの壁裏側の壁材Waに臨む壁裏側面Pcが形成されている。さらに、軽量形鋼材Pにおいて、前記側面Pbに対向する位置には、軽量形鋼材Pの立設方向に延びる開口を形成するように一対のリップ部Pdが形成されている。
次いで、上記軽量間仕切壁W内に配線ボックスBを配設する配線ボックス固定装置Sについて説明する。配線ボックス固定装置Sは前記軽量形鋼材Pに取り付けられるボックス固定具10と、該ボックス固定具10に固定される配線ボックスBとからなる。
図1及び図2に示すように、配線ボックスBは、長方形状をなす底壁BSと、該底壁BSの四側周縁から立設された四つの側壁BTとから有底四角箱状に形成されている。そして、配線ボックスBは、前記底壁BSと側壁BTとからなる周壁によって囲み形成されたボックス開口部BKを備える。なお、配線ボックスBにおいて、底壁BSの短辺方向に沿った長さの中間点を通る直線を、配線ボックスBの中心線Lとする(図2参照)。また、配線ボックスBにおいて、底壁BSの短辺側の側縁から立設された一対の側壁BTの内面には、図示しない配線器具を配線ボックスBに取り付けるためのボス部BBが設けられている。
図2に示すように、前記底壁BSにおいて、長辺方向の両側には、四角孔状をなす表示窓BAが底壁BSの短辺方向に沿った長さの中央部に形成されている。表示窓BAは、底壁BSを貫通している。また、底壁BSの短辺方向に沿って延びる表示窓BAの側縁において、該側縁の長さの中間点には、表示窓BAの中央指示部BCが形成されている。該中央指示部BCは、表示窓BAの側縁から表示窓BAの中央部に向かって突出するように形成されている。この中央指示部BCは、配線ボックスBの短辺方向に沿った長さの中央を示し、配線ボックスBの中心線L上に位置している。さらに、底壁BSにおいて、長辺方向に沿った長さの中央には、透孔BDが2箇所に形成されている。透孔BDには、配線ボックスBをボックス固定具10に固定するための固定部材15が挿通可能になっている(図4参照)。
次に、ボックス固定具10について説明する。ボックス固定具10は、合成樹脂材料により形成されている。図1及び図3(a)に示すように、ボックス固定具10は、矩形板状をなす取付部21と、該取付部21の一対の長辺のうち一方の長辺側から延設された矩形板状の固定片11とからなる。
前記取付部21において、固定片11が突出する面と背向する面は、軽量形鋼材Pの側面Pbに当接させる当接面21aを形成している。また、取付部21において、一対の長辺のうち他方の長辺側には、保持突部22が固定片11とは相反する方向へ延びるように設けられている。保持突部22の裏面は、取付部21の当接面21aに対し直交するとともに固定片11に対し平行をなすようになっている。取付部21の短辺方向に沿った長さ、すなわち、固定片11から取付部21における他方の長辺までの長さは配線ボックスBの深さ方向への長さと等しくなっている。
さらに、取付部21において、一対の短辺寄りとなる位置には取付孔21bが複数形成されている。各取付孔21bには、ボックス固定具10を軽量形鋼材Pに取り付けるための取付部材29が挿通可能になっている(図1参照)。なお、取付孔21bは、当接面21aを壁表側面Pa側のリップ部Pdに当接させるとともに保持突部22の裏面を壁表側面Paに当接させた状態では、前記壁表側面Pa側のリップ部Pdに対向するように取付部21に形成されている。
図3(b)に示すように、前記固定片11は、取付部21の当接面21aに対して直交する方向へ延びるように形成されている。なお、固定片11が取付部21から延びる方向を固定片11の延設方向とし、該延設方向に対し直交し、かつ固定片11の短辺に沿った方向を固定片11の幅方向とする。図3(a)に示すように、固定片11の幅方向に沿った長さの中央部に位置し、固定片11の延設方向に延びる直線を固定片11の中心線Mとする。そして、固定片11の幅方向に沿った長さは、配線ボックスBの中心線Lに沿ったボス部BBの先端同士の間隔とほぼ同じになっている。また、固定片11において、取付部21が固定片11から突出する側の面は固定面11aを構成している。この固定面11aには、配線ボックスBの周壁たる底壁BSの外面が当接された状態で該配線ボックスBが固定される。
ボックス固定具10において、固定片11に対する取付部21の屈曲箇所には補強リブ13が形成されている。さらに、固定片11における幅方向に沿った長さの中央部(中心線M上)には、固定片11の延設方向に沿って長孔状に延びる複数の固定孔14が、該延設方向に断続的に形成されている。そして、固定孔14は、固定片11に配線ボックスBを固定するために、固定部材15が強制的に螺入されるようになっている。
固定片11において、該固定片11の延設方向に延びる一対の側縁寄りそれぞれには、凹部16が形成されている。凹部16は固定片11の延設方向に延びる細長四角穴状に形成されている。また、一対の凹部16は、固定片11の中心線Lに対し線対称となる位置に形成されている。そして、一対の凹部16のうちの一方(図3(a)では上方)の凹部16の内底面には、複数の目盛り17及び距離表示部18が設けられている。各目盛り17は、固定片11の幅方向に沿って直線状に延びるように凹部16の内底面から突設されるとともに、複数の目盛り17は固定片11の延設方向に沿って等間隔おきに形成されている。また、一方の凹部16の内底面において、前記各目盛り17の直近には距離表示部18が設けられ、各距離表示部18は凹部16の内底面から突設されている。距離表示部18には数字が表示され、該数字は、直近に位置する目盛り17の当接面21aからの距離を表示している。
一対の凹部16のうちの他方(図3(a)では下方)の凹部16の内底面には、複数の目盛り17が設けられている。各目盛り17は、固定片11の幅方向に沿って直線状に延びるように凹部16の内底面から突設されるとともに、複数の目盛り17は固定片11の延設方向に沿って等間隔おきに形成されている。各凹部16に設けられた目盛り17は、固定片11の中心線Lに対して線対称となる位置に形成されている。さらに、固定片11の幅方向に沿った一対の凹部16の間の距離は、配線ボックスBの底壁BSにおいて、底壁BSの長辺方向に沿った一対の表示窓BAの間の距離と等しくなっている。
なお、図3(b)に示すように、目盛り17の先端面、及び距離表示部18の先端面は、それぞれ固定面11aと同一平面上に位置している。そして、目盛り17及び距離表示部18は、取付部21が軽量形鋼材Pに取り付けられた状態において、軽量形鋼材Pの側面Pbからの距離を表示する表示部を形成している。すなわち、目盛り17及び距離表示部18は、配線ボックスBを軽量形鋼材Pの側面Pbから所定距離だけ離れた位置に配設するために用いられる。
次に、配線ボックス固定装置Sを用いた配線ボックスBの配設方法について説明する。
まず、図1に示すように、ボックス固定具10の取付部21における当接面21aを軽量形鋼材Pの側面Pbに当接させるとともに、保持突部22の裏面を前記側面Pbに隣接し、かつ直交する壁表側面Paに当接させる。この当接状態では、固定片11は軽量形鋼材Pの立設方向に対し直交するように延びるとともに、固定面11aが壁表側面Paに対し平行になる。軽量形鋼材Pを手で掴むとともに保持突部22を指で壁表側面Paに押し付けるとボックス固定具10が軽量形鋼材Pに保持される。そして、各取付孔21bから軽量形鋼材Pの側面Pbに取付部材29を強制的に螺入してボックス固定具10を軽量形鋼材Pに取り付ける。
次に、配線ボックスBを、軽量形鋼材Pの側面Pbから所定距離だけ離れた位置に配設する。なお、配線ボックスBが軽量形鋼材Pの側面Pbから所定距離だけ離れた位置とは、軽量形鋼材Pの側面Pbから配線ボックスBの中心線Lまでの距離によって設定される。そして、図4に示すように、配線ボックスBの一対の表示窓BAを、固定片11における一対の凹部16に位置合わせする。すると、一方の凹部16に設けられた目盛り17及び距離表示部18が一方の表示窓BAを介してボックス開口部BKに臨み、他方の凹部16に設けられた目盛り17が他方の表示窓BAを介してボックス開口部BKに臨む。すなわち、目盛り17及び距離表示部18をボックス開口部BKを介して視認することができる。
そして、配線ボックスBを固定片11の延設方向に沿ってスライド移動させ、軽量形鋼材Pの側面Pb(取付部21の当接面21a)から配線ボックスBの中心線Lまでの距離を距離表示部18によって表示させ、所望する距離表示部18を表示窓BAを介して視認できたら、該距離表示部18の直近に位置する目盛り17を中央指示部BCに合致させる。また、他方の凹部16に形成された目盛り17を他方の表示窓BAに形成された中央指示部BCに合致させる。すなわち、一対の中央指示部BCをそれぞれ目盛り17と同一直線上に位置させる。その後、底壁BSの外面を固定面11aに当接させ、透孔BDから固定片11の固定孔14に固定部材15を強制的に螺入し、固定面11aに配線ボックスBを固定する。すると、軽量形鋼材Pの側面Pbから所定距離だけ離れた位置に配線ボックスBが配設されるとともに、配線ボックスBの開口面が軽量形鋼材Pの壁表側面Paと同一平面上に配置される。
上記第1の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ボックス固定具10の固定片11には目盛り17及び距離表示部18が設けられ、配線ボックスBの底壁BSには表示窓BAが設けられている。そして、配線ボックスBの底壁BS外面を固定面11aに当接させた状態で表示窓BAから目盛り17及び距離表示部18をボックス開口部BKを介して視認することができる。よって、配線ボックスBを軽量形鋼材Pから所定距離だけ離れた位置に配設する場合、目盛り17及び距離表示部18をボックス開口部BKから視認して作業を行うことができる。したがって、軽量形鋼材Pからの距離を実測して配線ボックスBを軽量形鋼材Pから所定距離だけ離れた位置に配設する場合に比して配線ボックスBの配設作業を容易に行うことができる。
(2)軽量形鋼材Pからの距離は、距離表示部18によって固定片11に表示されている。このため、作業者は距離を計測するための道具を用いることなく配線ボックスBの配設作業を行うことができる。
(3)表示窓BAは底壁BSの短辺方向に沿った長さの中央部に設けられ、配線ボックスBの中心線L上に設けられている。このため、固定片11に設けられた目盛り17及び距離表示部18を表示窓BAから視認した状態では、その視認される目盛り17及び距離表示部18が配線ボックスBの中心線L上に位置する。よって、ボックス固定具10の目盛り17及び距離表示部18、及び配線ボックスBの表示窓BAを用いることで、軽量形鋼材Pから所定距離だけ離れた位置に配線ボックスBの中心線Lが位置するように配線ボックスBを配設することができる。
(4)目盛り17は、固定片11の延設方向に延びる一対の側縁寄りそれぞれに設けられるとともに、両側縁寄りに設けられた目盛り17は、固定片11の中心線Mに対して線対称となるように中心線Mを挟んで対向する位置に設けられている。また、配線ボックスBにおいて、表示窓BAは底壁BSの長辺方向の両側に対向するように設けられ、表示窓BAの中央に中央指示部BCが設けられている。このため、2つの表示窓BAから目盛り17を視認することができ、さらに、両目盛り17をそれぞれ中央指示部BCに合致させることで配線ボックスBが傾いた状態で固定片11に固定されることを防止することができる。
(5)表示窓BAには中央指示部BCが形成されているため、中央指示部BCを目盛り17に合致させることにより、軽量形鋼材Pから所定距離だけ離れた位置に配線ボックスBの中心線Lが位置するように容易に配線ボックスBを配設することができる。
(6)固定片11の幅方向に沿った長さは、配線ボックスBの中心線Lに沿ったボス部BBの先端同士の間隔とほぼ同じになっている。このため、合成樹脂製のボックス固定具10において、固定片11の幅方向への長さを確保して所要の強度を確保することができるとともに、固定面11aの底壁BSの外面との当接面積を広くして配線ボックスBを固定片11に安定した状態に固定することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の配線ボックス固定装置を具体化した第2の実施形態を図5〜図7にしたがって説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成については、同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
図5に示すように、配線ボックスBは、長方形状をなす底壁BSと、該底壁BSの四側周縁から立設された四つの側壁BTとから有底四角箱状に形成されている。底壁BSにおいて、長辺方向における両側には、丸孔状をなす表示窓BFが底壁BSの短辺方向に沿った長さの中央部に貫通形成されている。すなわち、表示窓BFは中心点が中心線L上に位置するように底壁BSに形成されている。また、底壁BSの外面には、丸穴状をなす複数の収容穴BEが、底壁BSの短辺方向に沿って表示窓BFと同一直線上に位置するように凹設されている。
図6(a)及び図6(b)に示すように、第2の実施形態のボックス固定具10において、固定片11の延設方向に延びる一対の側縁寄りそれぞれには、円柱状をなす突部19が複数突設されている。複数の突部19は固定片11の延設方向に沿って等間隔おきに形成されるとともに、固定片11の中心線Lに対して線対称となる位置に形成されている。突部19の直径は表示窓BFの直径より僅かに大きく形成され、突部19は表示窓BFに嵌入可能に形成されている。また、突部19の直径は収容穴BEの直径より遙かに大きく、突部19は収容穴BE内に収容可能に形成されている。また、突部19の突出高さは、収容穴BEの深さより短くなっている。突部19の端面には距離表示部20が設けられている。距離表示部20には数字が表示され、該数字は突部19の当接面21aからの距離を表示している。そして、突部19及び該突部19の端面に設けられた距離表示部20は、取付部21が軽量形鋼材Pに取り付けられた状態において、軽量形鋼材Pの側面Pbからの距離を表示する表示部を形成している。
さて、第2の実施形態の配線ボックスBを、軽量形鋼材Pの側面Pbから所定距離だけ離れた位置に配設するには、配線ボックスBの一対の表示窓BFに突部19を嵌入させる。すると、突部19に表示された距離表示部20が突部19を介してボックス開口部BKに臨み、距離表示部20をボックス開口部BKを介して視認できる。また、表示窓BFに嵌入された突部19以外の突部19は、収容穴BEに収容されるため、底壁BSの外面は固定面11aに当接する。さらに、一対の突部19がそれぞれ表示窓BFに係止することにより、固定面11aに沿った配線ボックスBの移動が規制される。
そして、所望する距離表示部20が視認できたら、底壁BSの外面を固定面11aに当接させ、透孔BDから固定片11の固定孔14に固定部材15を強制的に螺入し、固定面11aに配線ボックスBを固定する。すると、軽量形鋼材Pの側面Pbから所定距離だけ離れた位置に配線ボックスBが配設される。
上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の(1)〜(3)及び(6)と同様の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(7)固定面11aから複数の突部19を突設し、該突部19の端面に距離表示部20を設けた。そして、配線ボックスBの表示窓BFには突部19が嵌入可能に形成されている。このため、突部19と表示窓BFとの係止により、固定面11aに沿った配線ボックスBの移動を規制することができる。よって、突部19及び距離表示部20と、表示窓BFを用いて配線ボックスBを所定位置に配設した後、配線ボックスBを固定部材15で固定片11に固定する際、配線ボックスBの移動を規制して配線ボックスBを所定位置に正確に固定することができる。
なお、各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第2の実施形態において、表示窓BFを四角孔状や三角孔状に形成し、突部19を四角柱状や三角柱状に形成してもよい。
○ 第1の実施形態において、目盛り17及び距離表示部18は、固定片11の延設方向に延びる一対の側縁のうち一方の側縁寄りだけに設けられていてもよい。この場合、配線ボックスBにおいて、表示窓BAは少なくとも目盛り17及び距離表示部18を視認できるように底壁BSに1箇所だけ設けられていればよく、2箇所に設けられていてもよい。
○ 第2の実施形態において、突部19(距離表示部20)は、固定片11の延設方向に延びる一対の側縁のうち一方の側縁寄りだけに設けられていてもよい。この場合、配線ボックスBにおいて、表示窓BFは少なくとも突部19を嵌入可能であり、距離表示部20を視認できるように底壁BSに1箇所だけ設けられていればよく、2箇所に設けられていてもよい。
○ 第1の実施形態において、表示部は目盛り17だけで形成し、距離表示部18は無くてもよく、第2の実施形態において、表示部は突部19だけで形成し、距離表示部20は無くてもよい。この場合、目盛り17及び突部19の数によって軽量形鋼材Pからの距離が表示される。
○ 図8に示すように、配線ボックスBの表示窓BGは第1の実施形態の表示窓BAに比して小さい丸孔状に形成されていてもよい。この場合、表示窓BGからは目盛り17の一部のみがボックス開口部BKへ臨み、視認可能となる。この表示窓BGは、底壁BSの一部を除去するために底壁BSに形成された孔によって形成されている。なお、図8には、底壁BSの一部を除去するためのその他の構成については図示していない。
○ 第1及び第2の実施形態において、表示窓BA,BFは底壁BSの短辺方向に沿った長さの中央部に設けられていなくてもよい。
○ 配線ボックスBの側壁BTのいずれかに表示窓BA,BFを形成し、側壁BTを固定面11aに当接させた状態で距離表示部18,20をボックス開口部BKへと臨ませるように配線ボックスBを配設してもよい。
○ 目盛り17及び距離表示部18,20に、塗料や蛍光塗料を塗布して着色してもよい。このように構成すると、例えば、目盛り17及び距離表示部18,20に蛍光塗料が塗布されていると、配線ボックスBを配設する場所が暗くても表示窓BA,BFから目盛り17及び距離表示部18,20の視認が行いやすくなる。
○ 各実施形態では、目盛り17及び距離表示部18,20は軽量形鋼材Pの側面Pbからの距離を表示し、目盛り17及び距離表示部18,20をボックス固定具10を軽量形鋼材Pから所定距離だけ離れた位置に配設するために用いた。しかし、軽量形鋼材Pから所定距離だけ離れた位置に配線ボックスBを配設するため、目盛り17及び距離表示部18,20によって軽量形鋼材Pの中心軸からの距離や軽量形鋼材Pのリップ部Pdからの距離を表示してもよい。
○ 各実施形態において、軽量間仕切壁W以外の建築物の壁(例えば、土壁)内に配線ボックスBを設置するため、例えば、造営材としての木柱にボックス固定具10を取り付けて配線ボックスBを配設してもよい。
第1の実施形態の配線ボックス固定装置を示す分解斜視図。 第1の実施形態の配線ボックスを示す正面図。 (a)は第1の実施形態のボックス固定具を示す正面図、(b)は第1の実施形態のボックス固定具を示す図3(a)の3b−3b線断面図。 第1の実施形態の配線ボックス固定装置を示す正面図。 第2の実施形態の配線ボックスを示す正面図。 (a)は第2の実施形態のボックス固定具を示す正面図、(b)は第2の実施形態のボックス固定具を示す図6(a)の6b−6b線断面図。 第2の実施形態の配線ボックス固定装置を示す正面図。 配線ボックスにおける表示窓の別例を示す正面図。
符号の説明
B…配線ボックス、BA,BF,BG…表示窓、BC…中央指示部、BE…収容穴、BK…ボックス開口部、BS…周壁としての底壁、BT…周壁としての側壁、P…造営材としての軽量形鋼材、W…壁としての軽量間仕切壁、10…ボックス固定具、11…固定片、11a…固定面、17…表示部を形成する目盛り、18,20…表示部を形成する距離表示部、19…表示部を形成する突部、21…取付部。

Claims (5)

  1. 周壁によって囲み形成されたボックス開口部を有する有底箱状をなす配線ボックスと、
    建築物の壁内に前記配線ボックスを配設するため、前記壁を構築するため立設された造営材に取り付けられるとともに前記配線ボックスが固定されるボックス固定具とからなり、
    前記ボックス固定具は、前記造営材に取り付けられる取付部、及び該取付部から延設され、前記配線ボックスが固定される固定面を一面に備えた固定片を有するとともに、前記固定面に前記造営材からの距離を表示する表示部を備え、
    前記配線ボックスは、前記周壁を前記固定面に当接させた状態で前記表示部を前記ボックス開口部へと臨ませる表示窓を前記固定面に当接させる周壁に備えることを特徴とする配線ボックス固定装置。
  2. 前記表示窓は、前記固定面に当接した周壁において前記固定片の延設方向に沿った長さの中央に設けられている請求項1に記載の配線ボックス固定装置。
  3. 前記固定片は矩形板状をなし、前記表示部は、前記取付部からの固定片の延設方向に延びる一対の側縁寄りそれぞれに設けられ、前記表示窓は両表示部をボックス開口部へと臨ませるべく一対設けられている請求項1又は請求項2に記載の配線ボックス固定装置。
  4. 前記表示部は前記固定面から突設された複数の突部よりなり、前記突部は前記表示窓に嵌入可能に形成されるとともに、前記周壁に凹設された収容穴に収容可能に形成される請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の配線ボックス固定装置。
  5. 前記表示窓には、前記固定片の延設方向に沿った表示窓の長さの中央を示す中央指示部が形成されている請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の配線ボックス固定装置。
JP2007229243A 2007-09-04 2007-09-04 配線ボックス固定装置 Active JP5032248B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007229243A JP5032248B2 (ja) 2007-09-04 2007-09-04 配線ボックス固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007229243A JP5032248B2 (ja) 2007-09-04 2007-09-04 配線ボックス固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009065738A true JP2009065738A (ja) 2009-03-26
JP5032248B2 JP5032248B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40559816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007229243A Active JP5032248B2 (ja) 2007-09-04 2007-09-04 配線ボックス固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5032248B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012100456A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Mirai Ind Co Ltd 器具取付体
JP2014131461A (ja) * 2012-11-27 2014-07-10 Mirai Ind Co Ltd 配設体支持具及び配設体
JP2020089086A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 未来工業株式会社 支持装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10219887A (ja) * 1997-02-05 1998-08-18 Mirai Ind Co Ltd 軽量型鋼へのボックス取付方法、及びその装置、並びにゲージ具
JP2002118923A (ja) * 2000-10-11 2002-04-19 Mirai Ind Co Ltd 配線器具の固定具
JP2002315145A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Matsushita Electric Works Ltd 配線用ボックスの取付構造
JP2003079024A (ja) * 2001-08-30 2003-03-14 Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd 鉄筋取付用ボックス固定装置
JP2004135395A (ja) * 2002-10-08 2004-04-30 Nichido Denko Kk 配線用ボックス間柱固定金具

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10219887A (ja) * 1997-02-05 1998-08-18 Mirai Ind Co Ltd 軽量型鋼へのボックス取付方法、及びその装置、並びにゲージ具
JP2002118923A (ja) * 2000-10-11 2002-04-19 Mirai Ind Co Ltd 配線器具の固定具
JP2002315145A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Matsushita Electric Works Ltd 配線用ボックスの取付構造
JP2003079024A (ja) * 2001-08-30 2003-03-14 Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd 鉄筋取付用ボックス固定装置
JP2004135395A (ja) * 2002-10-08 2004-04-30 Nichido Denko Kk 配線用ボックス間柱固定金具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012100456A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Mirai Ind Co Ltd 器具取付体
JP2014131461A (ja) * 2012-11-27 2014-07-10 Mirai Ind Co Ltd 配設体支持具及び配設体
JP2020089086A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 未来工業株式会社 支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5032248B2 (ja) 2012-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1719974B1 (en) Level
US8661751B1 (en) Alignment spacer for siding outside corner
US8998154B2 (en) Field installable support bracket assembly
JP5032248B2 (ja) 配線ボックス固定装置
EP3267458A1 (en) Planar switch and mounting method for same planar switch
US10024067B2 (en) Door assembly installation tool
JP2008005687A (ja) ボックス固定具及びボックス固定具の取付方法
JP4877973B2 (ja) ボックス固定具及びボックス固定具の取付方法
JPH10219887A (ja) 軽量型鋼へのボックス取付方法、及びその装置、並びにゲージ具
US20080283266A1 (en) Tool for installing electrical boxes
US9007598B1 (en) Minimally-threaded screw to reduce alignment shifts
JP2002250327A (ja) 連結金具
JP5246579B2 (ja) 間仕切支柱用下地補強材取付け金具
JP5327536B2 (ja) 電気接続箱
JP2009030266A (ja) 壁パネル取付構造
JP3161116U (ja) 水準器
JP2023054480A (ja) 配設体
NL2010547C2 (en) Junction box for mounting in lath structure.
JP6636365B2 (ja) 支持金具ユニット
JP5863544B2 (ja) 配線器具取付体及び配線器具取付体の設置方法
JP4541927B2 (ja) 位置決め部材および笠木取付方法
FI122045B (fi) Sähköasennusrasia ja menetelmä sähköasennusrasian asentamiseksi
JP3139703U (ja) 半円尺と墨矩の結合構造
JP3257482B2 (ja) 間仕切装置における窓装置
JP4805801B2 (ja) 壁部材の位置決め構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5032248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250