JP2009063966A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】特性の異なるプロセスカートリッジを用いた場合であっても画像形成を好適に実行可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】プロセスカートリッジ18の交換により消耗部材を補充する画像形成装置1であって、エンジン制御部112と、プロセスカートリッジ18を用いて画像形成を実行するプリントエンジン100と、プロセスカートリッジ18に付与された情報を取得するメモリリーダライタ201と、プリントエンジン100を制御する際の設定情報を取得するコントローラ101とを有することを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】プロセスカートリッジ18の交換により消耗部材を補充する画像形成装置1であって、エンジン制御部112と、プロセスカートリッジ18を用いて画像形成を実行するプリントエンジン100と、プロセスカートリッジ18に付与された情報を取得するメモリリーダライタ201と、プリントエンジン100を制御する際の設定情報を取得するコントローラ101とを有することを特徴とする。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム及び記録媒体に関し、特に画像形成装置とプロセスカートリッジとの対応関係に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ、書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。このような画像形成装置において、トナーボトル等を含むプロセスカートリッジに情報記録媒体を付加し、その情報を装置動作に用いることにより利便性を向上することが提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術は、プロセスカートリッジがメモリ及び表示部を有し、画像形成装置が動作する度にメモリにトナー等の使用量や現像ユニットの使用頻度の情報を記録する。そして、メモリに記録された情報に基づいてトナーや現像ユニットの交換時期を表示部に表示することにより、ユーザに消耗品の準備を促すことができる。
特開2006−308835号公報
画像形成装置のエンジンの動作設定は、対応するプロセスカートリッジに合わせて調整されている。従って、画像形成装置のプロセスカートリッジの交換に際しては、対応するプロセスカートリッジを用意する必要があった。即ち、機械的に装着可能なプロセスカートリッジであっても、当該プロセスカートリッジに対応するエンジンを備える画像形成装置でなければ使用不可能であった。このような制約により、例えば装置の交換等により、交換前の装置に対応したプロセスカートリッジを新しい装置で使用することができず、未使用のプロセスカートリッジが無駄になる等の不都合が生じていた。また、同種のプロセスカートリッジであっても、個体差により最適な動作設定が異なる場合もあり得る。
本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、特性の異なるプロセスカートリッジを用いた場合であっても画像形成を好適に実行可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、プロセスカートリッジの交換により消耗部材を補充する画像形成装置であって、装置動作を制御する制御部と、前記プロセスカートリッジを用いて画像形成を実行する画像形成部と、前記プロセスカートリッジに付与された情報を取得するカートリッジ付与情報取得部と、前記制御部が前記画像形成部を制御する際の設定情報を前記プロセスカートリッジに付与された情報に関連して取得する設定情報取得部とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記プロセスカートリッジに付与された情報は前記プロセスカートリッジを識別する識別情報であり、前記設定情報取得部は、前記識別情報に関連付けられた前記設定情報を取得することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記識別情報は、前記プロセスカートリッジを個別に識別する情報であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記識別情報は、前記プロセスカートリッジの種類を識別する情報であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記識別情報と前記設定情報とを関連付けて記憶している設定情報記憶部を更に有することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記設定情報取得部は、前記プロセスカートリッジに付与された情報を前記設定情報として取得することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記プロセスカートリッジに付与された情報は、光学的に読み取り可能な情報として前記プロセスカートリッジに付与されていることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記カートリッジ付与情報取得部は、前記プロセスカートリッジが前記画像形成装置に装着された状態において、前記プロセスカートリッジに付与された情報を光学的に読み取り可能な状態で配置されることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至6いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記プロセスカートリッジに付与された情報は、当該プロセスカートリッジに取り付けられた記録媒体に格納されていることを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、前記プロセスカートリッジ付与情報取得部が前記プロセスカートリッジに付与された情報を取得した後、前記記録媒体の記憶領域のうち前記プロセスカートリッジに付与された情報が格納されていた領域に、前記画像形成装置の動作に関する他の情報を格納することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置の動作に関する他の情報は、前記画像形成部による画像形成の実行履歴に関する情報であることを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11いずれか1項に記載の画像形成装置において、前記プロセスカートリッジが前記画像形成装置に装着されたことを検出するプロセスカートリッジ装着検出部を更に有し、前記カートリッジ付与情報取得部は、前記プロセスカートリッジ装着検出部による前記プロセスカートリッジの装着検出に応じて前記プロセスカートリッジに付与された情報を取得することを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、プロセスカートリッジの交換により消耗部材を補充する画像形成装置の制御方法であって、前記プロセスカートリッジに付与された情報を取得し、前記取得したプロセスカートリッジに付与された情報に関連して前記プロセスカートリッジの制御に関する情報を取得し、前記取得したプロセスカートリッジの制御に関する情報に基づいて前記プロセスカートリッジを駆動して画像形成を実行することを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、制御プログラムであって、請求項13に記載の画像形成装置の制御方法を画像形成装置に実行させることを特徴とする。
また、請求項15に記載の発明は、記録媒体であって、請求項14に記載の制御プログラムを画像形成装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
本発明によれば、特性の異なるプロセスカートリッジを用いた場合であっても画像形成を好適に実行可能な画像形成装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
本実施形態は、プリンタや複合機等の画像形成装置において、トナーカートリッジ等のプロセスカートリッジに付加された情報に基づいて画像形成装置のコントローラがエンジンをコントロールして画像形成を実行する際のコントロール(プロセスコントロール)態様を変更することを要旨とする。これにより、異なった種類のプロセスカートリッジを用いる場合であっても、夫々のプロセスカートリッジに則したプロセスコントロールを行うことが可能となる。
実施の形態1.
本実施形態は、プリンタや複合機等の画像形成装置において、トナーカートリッジ等のプロセスカートリッジに付加された情報に基づいて画像形成装置のコントローラがエンジンをコントロールして画像形成を実行する際のコントロール(プロセスコントロール)態様を変更することを要旨とする。これにより、異なった種類のプロセスカートリッジを用いる場合であっても、夫々のプロセスカートリッジに則したプロセスコントロールを行うことが可能となる。
図1は、本実施形態に係る画像処理システムのシステム構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像処理システムは、画像形成装置1、クライアント装置2及びプロセスコントロール管理サーバ3を有する。本実施形態においては、画像形成装置1及びクライアント装置2が共通のネットワークAに属し、セッション管理サーバ3が他のネットワークBに属し、ネットワークAとネットワークBとはインターネット回線等の通信回線網Cにより接続されている。ここで、ネットワークAは、例えばサービス利用者のオフィスLAN(Local Area Network)であり、ネットワークBは、本実施形態に係るシステムを提供するサービス提供者のLANである。
クライアント装置2は、PC(Personal Computer)等のユーザ端末であり、画像情報や文書情報に基づいて画像形成装置1に印刷ジョブを送信する。本実施形態に係る画像形成装置1は、ネットワークを介して印刷ジョブを受信し、印刷出力を実行するネットワークプリンタである。本実施形態に係る画像形成装置1は、画像形成を実行する際のプロセスコントロールの設定態様に特徴を有する。具体的には、本実施形態に係る画像形成装置1は、プロセスコントロール管理サーバ3からプロセスコントロール設定情報を取得し、設定値を調整する。このプロセスコントロール設定情報の取得は、画像形成装置1にセットされたプロセスカートリッジに基づいて実行される。プロセスコントロール管理サーバ3は、複数種類のプロセスカートリッジに応じたプロセスコントロール設定情報を管理しているサーバである。
次に、画像形成装置1について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の全体を示す断面図である。本実施形態に係る画像形成装置1は、プリントエンジン100、給紙テーブル200、スキャナユニット300及びADF(Auto Document Feeder:原稿自動搬送装置)400を有する。プリントエンジン100は、用紙に対してプリントを実行する画像形成部である。プリントエンジン100は、中央に中間転写ユニットを備え、中間転写ユニットは無端ベルトである中間転写ベルト10を有する。
中間転写ベルト10は、3つの支持ローラ14〜16に掛け廻されており、時計廻りに回動駆動される。第2の支持ローラ15の左に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニングユニット17が設けられている。第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15との間の中間転写ベルト10のベルト面に対向して作像ユニット20が設けられている。作像ユニット20は、中間転写ベルト10の移動方向に沿って、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)のプロセスカートリッジ18を備える。プロセスカートリッジ18は、各色毎に感光ドラム、トナー(顕色剤)ボトル及び感光体クリーニングユニット等を有する。また、作像ユニット20において、プロセスカートリッジ18の周辺には、帯電ユニット、現像ユニット等が配されている。感光体クリーニングユニットは、感光ドラムから剥離されたトナーを一時的に溜めておく感光体廃トナーボトルを有する。作像ユニット20の上方には、各色感光体ユニットの各感光ドラムに画像形成のためのレーザ光を照射する書き込みユニット21が設けられている。
中間転写ベルト10の下方には、2次転写ユニット22が設けられている。2次転写ユニット22は、2つのローラ23間に無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡し、中間転写ベルト10を押し上げて第3の支持ローラ16に押当てるように配置されている。この2次転写ベルト24は、中間転写ベルト10上の画像を用紙上に転写する。2次転写ユニット22の横には、用紙上の転写画像を定着する定着ユニット25が設けられており、トナー像(顕色剤画像)が転写された用紙がそこに送り込まれる。定着ユニット25は、無端ベルトである定着ベルト26に定着ローラ27を押し当てたものである。この他、定着ローラ27のためのヒータ(加熱部)等も含まれる。2次転写ユニット22および定着ユニット25の下方にはシート反転ユニット28が設けられている。シート反転ユニット28は、表面に画像を形成した直後の用紙の裏面にも画像を記録するために、表裏を反転して送り出す。
画像形成装置1の操作部となるディスプレイパネル(図2において不図示)において、スタートスイッチが押されると、ADF400の原稿給紙台30上に原稿があるときは、それをコンタクトガラス32上に搬送する。ADF400に原稿が無いときにはコンタクトガラス32上の手置きの原稿を読むために、スキャナユニット300のスキャナを駆動し、第1キャリッジ33および第2キャリッジ34を、読み取り走査駆動する。そして、第1キャリッジ33上の光源からコンタクトガラスに光を発射するとともに原稿面からの反射光を第1キャリッジ33上の第1ミラーで反射して第2キャリッジ34に向け、第2キャリッジ34上のミラーで反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサであるCCD(Charge Coupled Devices)36に結像する。CCD36で得た画像信号に基づいてK,Y,M,C各色記録データが生成される。
また、スタートスイッチが押されたときに、中間転写ベルト10の回動駆動が開始されるとともに、作像ユニット20に含まれるプロセスカートリッジ18の作像準備が開始される。そして各色の作像シーケンスが開始されると、各色用の感光ドラムに各色記録データに基づいて変調された露光レーザが投射され、各色作像プロセスにより各色トナー像が中間転写ベルト10上に一枚の画像として、重ね転写される。中間転写ベルト10に形成されたトナー画像の先端が2次転写ユニット22と重なる時と同時に、画像形成用の用紙の先端が2次転写ユニット22に進入するように、タイミングを合わせて用紙が2次転写ユニット22に送り込まれる。これにより中間転写ベルト10上のトナー像が用紙に転写する。トナー像が移った用紙は定着ユニット25に送り込まれ、定着ユニット25による加熱、加圧処理によりトナー像が用紙に定着される。ここでは中間転写ベルト及び2次転写ベルトの2つの転写ベルトを有する機構を説明したが、一つのベルトで行う事ができる転写機構もある。
画像形成用の用紙は、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転駆動し、給紙ユニット43に多段に備えられた給紙トレイ44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚だけ分離して、搬送コロユニット46に入れ、搬送ローラ47で搬送してプリントエンジン100内の搬送コロユニット48に導き、搬送コロユニット48のレジストローラ49に突き当てて止めてから、前述のタイミングで2次転写ユニット22に送り出される。手差しトレイ51上に用紙を差し込んで給紙することもできる。ユーザが手差しトレイ51上に用紙を差し込んでいる場合は、プリントエンジン100が給紙ローラ50を回転駆動して手差しトレイ51上のシートの一枚を分離して手差し給紙路53に引き込み、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
定着ユニット25で定着処理を受けて排出される用紙は、切換爪55で排出ローラ56に案内され、排紙トレイ57上にスタックされる。他の態様として、切換爪55でシート反転ユニット28に案内され、そこで表裏反転されて再び転写位置へと導かれ、裏面に画像形成された後に排出ローラ56に搬送される。一方、画像転写後の中間転写ベルト10上に残留する残留トナーは、中間転写体クリーニングユニット17で除去され、中間転写ベルト10は再度の画像形成に備える。レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、用紙の紙粉除去のためにバイアス電圧を印加することも可能である。その際は、例えば導電性ゴムローラを用いバイアスを印加する。この導電性ゴムローラは、直径18mmで、表面を1mm厚みの導電性NBRゴムにより実現可能である。電気抵抗はゴム材の体積抵抗で109Ωcm程度である。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1の制御系について説明する。図3は、本実施形態に係る画像形成装置1に係る全体構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、図1において説明したものの他、コントローラ101、ネットワークI/F102及びディスプレイパネル103を有する。尚、図3においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。ネットワークI/F102は、画像形成装置1がネットワークAを介してクライアント装置2、プロセスコントロール管理サーバ3等の他の機器と通信する際のインタフェースである。クライアント装置2が送信した印刷ジョブは、ネットワークI/F102を介してコントローラ101に入力され、コントローラ101の制御に従って印刷処理が実行される。ディスプレイパネル103は、画像形成装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像形成装置1を直接操作する際の入力インタフェースでもある。
コントローラ101は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)並びに磁気ディスクや光学ディスク等の不揮発性記憶媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU(Central Processing Unit)の制御に従って構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ101が構成される。コントローラ101は、夫々の機能別に主制御部111、エンジン制御部112、入出力制御部113及び操作表示制御部114を有する。
主制御部111は、コントローラ101に含まれる各制御部全体を制御する役割を担い、他の制御部が受信若しくは生成した信号に基づいてコントローラ101の各部に命令を与える。エンジン制御部112は、プリントエンジン100、給紙テーブル200等の画像形成手段及びスキャナユニット300、ADF400等の画像撮像手段を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担い、主制御部111の命令に従って給紙テーブル200に含まれる給紙ローラ42や搬送ローラ47を駆動し、プリントエンジン100に用紙を搬送すると共に、プリントエンジン100を駆動して用紙に対して画像形成を実行する。
また、エンジン制御部112は、主制御部111の命令に従ってADF400に含まれる原稿給紙台30及び搬送ローラを駆動し、コンタクトガラス32上に読み取り原稿を搬送すると共に、第1キャリッジ33、第2キャリッジ34を駆動してCCD36により読み取り原稿の光学情報を電気信号に変換する。更に、エンジン制御部112は、プリントエンジン102の作像ユニット18に含まれるトナーボトル(図2において不図示)に取り付けられた記憶媒体の情報を読み出す機能を有する。これについては後に詳述する。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の通常動作について説明する。画像形成装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部113がネットワークI/F102に接続されたUSB(Universal Serial Bus)やLAN(Local Area Network)を介して受信した印刷ジョブを主制御部111に入力する。主制御部111は受信した印刷ジョブをエンジン制御部112に入力する。エンジン制御部112はプリントエンジン100及び給紙テーブル200を制御し、給紙テーブル200から印刷用紙を引き出し、プリントエンジン100に搬送すると共に、印刷ジョブに含まれる画像情報から印刷情報を生成してプリントエンジン100に入力する。プリントエンジン100は、給紙テーブル200から搬送される用紙に対して、エンジン制御部112から入力される印刷情報に従って画像形成を実行する。また、プリントエンジン100は、画像形成の終了した用紙を排紙トレイ57に排出する。
画像形成装置1がスキャナとして動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル103の操作に応じて入出力制御部113が主制御部111に操作信号を送信する。主制御部111は、入出力制御部113から受信した操作信号をエンジン制御部112に入力する。エンジン制御部112は、スキャナユニット300及びADF400を制御し、ADF400にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット300に搬送すると共に、スキャナユニット300に含まれるCCD等の撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報から画像情報を生成する。エンジン制御部112は、スキャナユニット300が生成した画像情報を受信する。エンジン制御部112は、スキャナユニット300から受信した画像情報に基づいて印刷情報を生成し、その印刷情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様にプリントエンジン100及び給紙テーブル200を駆動する。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る作像ユニット20の一部について説明する。図4は、コントローラ101及びプリントエンジン100に含まれる作像ユニット20の一部を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態に係る作像ユニット20は、プロセスカートリッジ18として各色のプロセスカートリッジ18a、18b、18c及び18dが着脱可能に装着される。プロセスカートリッジ18には不揮発性メモリ181が取り付けられており、各色のプロセスカートリッジ18a〜18dに取り付けられた不揮発性メモリ181は夫々181a、181b、181c及び181dとして区別される。また、作像ユニット20は、プロセスカートリッジ18が装着されたことを検出し、エンジン制御部112に通知するプロセスカートリッジ装着検出部を有する。更に、作像ユニット20は、プロセスカートリッジ18に取り付けられた不揮発性メモリ181から情報を読み出し若しくは情報を記録するメモリリーダライタ201を有する。即ち、メモリリーダライタ201は、プロセスカートリッジ18に付与された情報を取得するカートリッジ付与情報取得部として機能する。
不揮発性メモリ181は、可搬型の記憶部であり、典型的にはEEPROM等の半導体メモリによって構成されるが、磁気記録媒体、光記憶媒体等の他の記憶媒体であっても良い。不揮発性メモリ181は、自身が取り付けられているプロセスカートリッジ18に対応したプロセスカートリッジIDを記憶している。本実施形態に係るプロセスカートリッジIDは、プロセスカートリッジのシリアル番号である。
図5は、プロセスカートリッジ18の形態を模式的に示す斜視図である。図5に示すように、不揮発性メモリ181は、プロセスカートリッジ18の表面に添付される。これにより、プロセスカートリッジ18が作像ユニット20にセットされた状態において不揮発性メモリ181とメモリリーダライタ201が接続され、不揮発性メモリ181に格納された情報を読み出し若しくは不揮発性メモリ182に対して情報を書き込むことが可能になる。尚、本実施形態においては、メモリリーダライタ201と不揮発性メモリ181とが直接接続される例を説明するが、この他、RFID(Radio Frequency Identification)、Bluetooth(登録商標)等の非接触インタフェースを用いることにより、メモリリーダライタ201と不揮発性メモリ181とが無線通信可能なように構成することもできる。
エンジン制御部112は、プリントエンジン100各部を駆動する際の駆動設定情報を有する。この駆動設定情報は、エンジン制御部112内部に含まれる不揮発性記録媒体に格納されていても良いし、画像形成装置1に電源が投入され、CPUが処理を開始して制御プログラムによりコントローラ101が構成される際に他の記録媒体から読み出されるようにしても良い。図6に、エンジン制御部112に含まれるプリントエンジン100の駆動設定情報の例を示す。図6に示すように、エンジン制御部112は、駆動設定情報としてLD(Laser Diode:レーザーダイオード)駆動設定情報、ドラム回転速度設定情報及び感光体帯電設定情報を有する。
LD駆動設定は、エンジン制御部112が書き込みユニット21に含まれるLDを駆動する際の、LDの光量を制御するための情報であり、LDを駆動する電力等に関する。ドラム回転速度設定は、エンジン制御部112がプロセスカートリッジ18に含まれる感光ドラムを回転駆動する際の回転速度(角速度)に関する情報であり、感光ドラムを回転駆動する電力や回転を制御する信号の周波数等に関する。感光体帯電設定は、エンジン制御部112が作像ユニット20に含まれる帯電ユニットを駆動する際の設定に関する情報であり、帯電ユニットが感光ドラムを帯電させる際の帯電電圧に関する。尚、本実施例においては、書き込みユニット21がLDを用いて感光体ドラムを露光する例を説明するが、LED(Light Emitting Diode)若しくはその他の発行素子を用いても良い。その場合、LD駆動設定情報はLED駆動設定情報若しくはその他の発行素子の駆動設定情報となる。
次に、プロセスコントロール管理サーバ3について説明する。図7は、プロセスコントロール管理サーバ3が有する情報の例を示す図である。図7に示すように、プロセスコントロール管理サーバ3には、プロセスカートリッジIDと設定情報とが関連付けられて格納されている。また、図7に示すように、プロセスコントロール管理サーバ3に格納されている設定情報は、図6において説明したエンジン制御部112の駆動設定情報である。プロセスコントロール管理サーバ3は、夫々のプロセスカートリッジに対応した設定情報を記憶している。即ち、プロセスコントロール管理サーバ3は、内部に設定情報記憶部であるデータベースを有する。
このような画像処理システム及び画像形成装置1において、本実施形態の要旨は、不揮発性メモリ181に格納されている情報に基づいて画像形成装置1のエンジン制御部112がプリントエンジン100を駆動、制御する態様を変えることにある。具体的には、作像ユニット20にセットされたプロセスカートリッジ18に対応する設定情報をプロセスコントロール管理サーバ3から取得することにより、図6において説明したプリントエンジン100の駆動設定情報を変更する。
例えば、プロセスカートリッジ18に含まれる感光ドラムは、その材質等により露光光量による放電効果等が異なる。従って、エンジン制御部112は、装着されているプロセスカートリッジに応じて、書き込みユニット21に含まれるLDの光量を制御する。また、プロセスカートリッジ18に含まれる感光ドラムは、その材質等により印加された電圧に対する帯電特性等が異なる。従って、エンジン制御部112は、装着されているプロセスカートリッジに応じて、帯電ユニットが感光ドラムに印加する電圧を制御する。
また、異なる種類のプロセスカートリッジに含まれる感光ドラムは、その回転径が異なる場合があり、同種のプロセスカートリッジであっても、個体差により、回転径が異なる場合があり得る。画像形成の実行においては、用紙が所定の速度で搬送されるよう各部が設計されており、感光ドラム表面の搬送速度もそれに対応する必要があるが、回転径が異なる感光ドラムを同一の回転速度で駆動すると、搬送速度にずれが生じ、画像形成に不具合が生じる。従って、エンジン制御部112は、装着されているプロセスカートリッジに応じて感光ドラムの回転速度を制御する。
以下、本実施形態に係る画像形成装置1のプロセスコントロール情報設定動作について説明する。図8は、本実施形態に係る画像処理システムにおいて、画像形成装置1に装着されたプロセスカートリッジに基づいてエンジン制御部112がプロセスコントロール設定情報を変更する動作を示すフローチャートである。図8に示すように、エンジン制御部112は、プロセスカートリッジ18の装着を検出すると(S801)、プリントエンジン100のメモリリーダライタ201を制御して、プロセスカートリッジ18の不揮発性メモリ181に格納されている情報(カートリッジ情報)を読み出す(S802)。上述したように、このカートリッジ情報にはプロセスカートリッジ18のシリアル番号が含まれる。
エンジン制御部112は、カートリッジ情報を読み出すと、主制御部111にカートリッジ情報を転送する(S803)。カートリッジ情報を受信した主制御部111は、カートリッジ情報に含まれるプロセスカートリッジIDに基づき、装着されたプロセスカートリッジ18に対応する設定情報をプロセス管理サーバ3に要求するための設置値情報要求信号を入出力制御部113に送信する(S804)。設定情報要求信号を受信した入出力制御部113は、ネットワークI/F102を介してプロセス管理サーバ3に設定情報を要求し、プロセス管理サーバ3から設定情報を受信する(S805)。このとき、プロセス管理サーバ3は、画像形成装置1から受信したプロセスカートリッジIDに基づいて図7に示す情報を検索し、抽出した設定情報を画像形成装置1に送信する。
プロセス管理サーバ3から設定情報を取得した入出力制御部113は、主制御部111に設定情報を転送する(S806)。入出力制御部113から設定情報を受信すると、主制御部111は、受信した設定情報をエンジン制御部112に設定する(S807)。ここで設定される情報は、図6において説明したLD駆動設定情報、ドラム回転速度設定情報及び感光体帯電設定情報である。S807において主制御部111は、エンジン制御部112内部の設定情報を更新すると共に、画像形成装置1に電源が投入されてエンジン制御部112が構成される際の設定情報の読み出し元の情報をも更新する。これにより、次回画像形成装置1が起動する際は、更新後の設定情報によりエンジン制御部112が構成される。尚、設定情報の読み出し元の情報は、上述したように、エンジン制御部112内部に含まれる不揮発性記録媒体や、画像形成装置1に含まれるその他の記録媒体に格納されている。主制御部111による設定値情報の更新が完了すると、エンジン制御部112は画像形成を実行可能な状態(スタンバイ状態)となる(S808)。
このように、本実施形態に係る画像形成装置の制御方法においては、プロセスカートリッジ18を識別するプロセスカートリッジIDに基づき、それに関連付けられた設定情報を取得する。そして、当該取得した設定情報を用いてプリントエンジン100駆動する。即ち、プロセスカートリッジ18に付与された情報に関連してプリントエンジン100を駆動するための設定情報を取得する。これにより、特性の異なるプロセスカートリッジを用いた場合であっても画像形成を好適に実行可能な画像形成装置を提供することができる。
尚、上記の説明においては、図8において説明したように、エンジン制御部112がプロセスカートリッジ18の装着を検出した場合に、設定情報の更新処理を行う例を説明した。この他、画像形成装置1に電源が投入され、エンジン制御部112が起動する際の初期設定動作として、図8に示すS802以降の処理を行っても良い。また、上記の説明においては、主制御部111がエンジン制御部112の設定情報を更新する例を説明したが、主制御部111は、画像形成装置1内部に格納され、エンジン制御部112の起動の際に読み出される設定情報を更新し、画像形成装置1が再起動することにより、エンジン制御部112の設定情報が更新されるようにしても良い。
また、上記の説明においては、不揮発性メモリ181には、プロセスカートリッジ18を識別するシリアル番号が格納されており、このシリアル番号に基づいて設定情報を取得する例を説明した。この他、この他、プロセスカートリッジの種類を示す型番等、同種のプロセスカートリッジに一様に付される情報に基づいて設定情報を取得しても良い。同種のプロセスカートリッジであれば、最適な設定情報は略同一であると考えられるため、この態様でも上記と同等の効果を得ることが可能である。この場合、プロセスコントロール管理サーバ3は、個々のプロセスカートリッジ毎ではなく、プロセスカートリッジの種類毎に設定情報を管理すれば良いため、プロセスコントロール管理サーバ3が管理する情報の量を低減することができる。他方、上述したシリアル番号毎に設定情報を管理する態様の場合は、プロセスカートリッジ毎の個体差に対応可能であるため、プロセスコントロール設定をより最適化することが可能である。
また、不揮発性メモリ181に設定情報が格納されていても良い。この場合、画像形成装置1は、プロセスコントロール管理サーバ3にアクセスすることなく、不揮発性メモリ181から読み出した情報に基づいてエンジン制御部112の設定を更新する。これにより、ネットワークを介して設定情報を取得する処理が不要となり、エンジン制御部112の設定更新をより迅速に行うことが可能となる。このような場合、画像形成装置1に電源が投入されてエンジン制御部112が起動する際、画像形成装置1内部の記憶媒体ではなく、プロセスカートリッジ18の不揮発性メモリ181から設定情報を読み出すことにより、エンジン制御部112の初期化設定を行うことも可能である。
また、図7において説明したプロセスコントロール管理サーバ3に格納されている情報が、画像形成装置1内部のデータベースに格納されていても良い。この場合、主制御部111は、不揮発性メモリ181から読み出したプロセスカートリッジIDに基づき、上記のデータベースから設定情報を取得することができる。これにより、プロセスコントロール管理サーバ3へのアクセスが不要となり、エンジン制御部112の設定更新をより迅速に行うことが可能となる。
また、上記の説明においては、プロセスカートリッジ18に不揮発性メモリが添付されている例を説明した。この他、プロセスカートリッジ18にバーコード等の光学的に読取可能な符号化情報や数値情報及び記号情報(以降、光学情報とする)を添付することによっても同等の効果を得ることが可能となる。この場合、図4において説明したメモリリーダライタ201は上記の光学情報を光学的に読み取るスキャナとして構成される。また、プロセスカートリッジ18がプリントエンジン100にセットされた状態において、添付された上記の光学上オフと上記のスキャナとが対向するように配置することにより、上記と同等の効果を得ることが可能となる。
また、上記の説明においては、画像形成装置1とプロセスコントロール管理サーバ3若しくは画像形成装置1単体にてエンジン制御部112の更新処理が完了する例を説明した。この他、クライアント装置2が処理に介在するようにしても良い。例えば、不揮発性メモリ181の情報や上記説明したバーコードの情報等をクライアント装置2に接続された読取装置が読み取り、画像形成装置1若しくはプロセス管理サーバ3に送信するようにしても良い。この場合、画像形成装置1にはメモリリーダライタ201を設ける必要がなくなる。これにより、例えば複数の画像形成装置1を使用する場合であっても、メモリリーダライタ201は、クライアント装置2に接続される1つのみで良い。
また、クライアント装置2に設定情報のデータベースを設け、図7において説明したプロセス管理サーバ3が有する情報を格納しても良い。これにより、画像形成装置1とクライアント装置2とは図1に示すように、インターネット等の公衆回線を介さないローカルエリア内に接続されることが一般的であるため、セキュリティ性を高めることができる。また、クライアント装置2において不揮発性メモリ181の情報や上記説明したバーコードの情報等を読み取る場合、クライアント装置2は読み取った情報に基づいて自身が有する設定情報のデータベースから該当する設定情報を取得し、画像形成装置1に送信することができる。
実施の形態2.
本実施の形態においては、不揮発性メモリ181からプロセスカートリッジID情報を読み出した後の、不揮発性メモリ181の記憶領域の活用態様について説明する。尚、実施の形態1と同様の符号を付す構成については実施の形態1と同一又は相当部を示し、説明を省略する。
本実施の形態においては、不揮発性メモリ181からプロセスカートリッジID情報を読み出した後の、不揮発性メモリ181の記憶領域の活用態様について説明する。尚、実施の形態1と同様の符号を付す構成については実施の形態1と同一又は相当部を示し、説明を省略する。
図9(a)、(b)は、本実施形態に係る不揮発性メモリ181の記憶領域を示す図である。図9(a)に示すように、本実施形態に係る不揮発性メモリ181は、その記憶領域にプロセスカートリッジID情報が格納されている。実施の形態1において説明したように、このプロセスカートリッジID情報は、画像形成装置1におけるエンジン制御部112の設定情報の更新に用いられる。しかしながら、一度エンジン制御部112の設定情報が更新されると、更新後の設定情報は画像形成装置1本体内部に保存されるため、不揮発性メモリ181に格納されているプロセスカートリッジID情報は不要な情報となる。
図9(b)は、プロセスカートリッジIDが読み出され、エンジン制御部112の設定情報が更新された後の、不揮発性メモリ181の記憶領域を示す図である。図9(b)に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、プロセスカートリッジIDを読み出し、エンジン制御部112の設定情報を更新した後、不揮発性メモリ181の記憶領域のうちプロセスカートリッジID情報が格納されていた領域をプロセスカウンタ情報の記憶領域として用いる。これにより、記憶領域を有効に利用することが可能となる。
プロセスカウンタ情報とは、画像形成の実行枚数に関する情報であり、数値情報として不揮発性メモリ181に格納されている。画像形成装置1が画像形成を実行するたび、エンジン制御部112は、メモリリーダライタ201を制御し、不揮発性メモリ181中のプロセスカウンタ情報のカウンタ値をインクリメントする。主制御部111は、エンジン制御部112を介してプロセスカウンタ情報を取得することにより、使用中のプロセスカートリッジが装着されてからの画像形成回数を認識することができる。尚、プロセスカウンタ情報は、上記説明した画像形成の実行枚数に関する情報の他、用紙サイズの情報も加味した画像形成の実行面積に関する情報や、トナー消費量を直接カウントする情報であっても良い。即ち、プロセスカウンタ情報としては、画像形成の実行履歴に関する情報を用いることができる。
図10は、本実施形態に係る画像形成装置1において、プロセスカートリッジ18を交換した際の動作を示すシーケンス図である。図10に示すように、本実施形態に係るプロセスカートリッジ18の交換後の動作は、実施の形態1の図8において説明した動作と略同一である。ここで、本実施形態に係るエンジン制御部112は、主制御部111によって、設定情報が更新された後(S1007)、不揮発性メモリ181においてプロセスカートリッジID情報が格納されていた領域をプロセスカウンタ情報の記憶領域として初期化する。これにより、図9(b)に示すように、不揮発性メモリ181にプロセスカウンタ情報の記憶領域が形成される。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置1においては、不揮発性メモリ18に格納されているプロセスカートリッジID情報を読み出してエンジン制御部112の設定情報を更新した後、プロセスカートリッジID情報が格納されていた記憶領域にプロセスカウンタ情報を格納する。これにより、プロセスカートリッジ18に添付されている不揮発性メモリ181の記憶領域を有効に利用することが可能となる。
尚、上記の説明においては、図9(a)に示すように、不揮発性メモリ181にプロセスカートリッジID情報が格納されている場合を例をとして説明した。この他、実施の形態1において説明したように、エンジン制御部112の設定情報が不揮発性メモリ181に格納されている場合であっても、本実施の形態を適用することが可能である。
また、上記の説明においては、プロセスカートリッジID情報が格納されていた記憶領域をプロセスカウンタ情報の記憶領域として用いる例を説明した。この他、画像形成装置1の装置動作において用いる他の情報の記憶領域として用いても良い。
1 画像形成装置
2 クライアント装置
3 プロセスコントロール管理サーバ
18、18a、18b、18c、18d プロセスカートリッジ
20 作像ユニット
100 プリントエンジン
101 コントローラ
102 ネットワークI/F
103 ディスプレイパネル
111 主制御部
112 エンジン制御部
113 入出力制御部
114 操作表示制御部
181、181a、181b、181c、181d 不揮発性メモリ
200 給紙テーブル
201 メモリリーダライタ
300 スキャナユニット
400 ADF
2 クライアント装置
3 プロセスコントロール管理サーバ
18、18a、18b、18c、18d プロセスカートリッジ
20 作像ユニット
100 プリントエンジン
101 コントローラ
102 ネットワークI/F
103 ディスプレイパネル
111 主制御部
112 エンジン制御部
113 入出力制御部
114 操作表示制御部
181、181a、181b、181c、181d 不揮発性メモリ
200 給紙テーブル
201 メモリリーダライタ
300 スキャナユニット
400 ADF
Claims (15)
- プロセスカートリッジの交換により消耗部材を補充する画像形成装置であって、
装置動作を制御する制御部と、
前記プロセスカートリッジを用いて画像形成を実行する画像形成部と、
前記プロセスカートリッジに付与された情報を取得するカートリッジ付与情報取得部と、
前記制御部が前記画像形成部を制御する際の設定情報を前記プロセスカートリッジに付与された情報に関連して取得する設定情報取得部とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記プロセスカートリッジに付与された情報は前記プロセスカートリッジを識別する識別情報であり、
前記設定情報取得部は、前記識別情報に関連付けられた前記設定情報を取得することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記識別情報は、前記プロセスカートリッジを個別に識別する情報であることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記識別情報は、前記プロセスカートリッジの種類を識別する情報であることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記識別情報と前記設定情報とを関連付けて記憶している設定情報記憶部を更に有することを特徴とする、請求項2乃至4いずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記設定情報取得部は、前記プロセスカートリッジに付与された情報を前記設定情報として取得することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記プロセスカートリッジに付与された情報は、光学的に読み取り可能な情報として前記プロセスカートリッジに付与されていることを特徴とする、請求項1乃至6いずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記カートリッジ付与情報取得部は、前記プロセスカートリッジが前記画像形成装置に装着された状態において、前記プロセスカートリッジに付与された情報を光学的に読み取り可能な状態で配置されることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記プロセスカートリッジに付与された情報は、当該プロセスカートリッジに取り付けられた記録媒体に格納されていることを特徴とする、請求項1乃至6いずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記プロセスカートリッジ付与情報取得部が前記プロセスカートリッジに付与された情報を取得した後、前記記録媒体の記憶領域のうち前記プロセスカートリッジに付与された情報が格納されていた領域に、前記画像形成装置の動作に関する他の情報を格納することを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置の動作に関する他の情報は、前記画像形成部による画像形成の実行履歴に関する情報であることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記プロセスカートリッジが前記画像形成装置に装着されたことを検出するプロセスカートリッジ装着検出部を更に有し、
前記カートリッジ付与情報取得部は、前記プロセスカートリッジ装着検出部による前記プロセスカートリッジの装着検出に応じて前記プロセスカートリッジに付与された情報を取得することを特徴とする、請求項1乃至11いずれか1項に記載の画像形成装置。 - プロセスカートリッジの交換により消耗部材を補充する画像形成装置の制御方法であって、
前記プロセスカートリッジに付与された情報を取得し、
前記取得したプロセスカートリッジに付与された情報に関連して前記プロセスカートリッジの制御に関する情報を取得し、
前記取得したプロセスカートリッジの制御に関する情報に基づいて前記プロセスカートリッジを駆動して画像形成を実行することを特徴とする、画像形成装置の制御方法。 - 請求項13に記載の画像形成装置の制御方法を画像形成装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
- 請求項14に記載の制御プログラムを画像形成装置が読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007233950A JP2009063966A (ja) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム及び記録媒体 |
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JP2007233950A JP2009063966A (ja) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009063966A true JP2009063966A (ja) | 2009-03-26 |
Family
ID=40558564
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JP2007233950A Pending JP2009063966A (ja) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009063966A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014211527A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2017037128A (ja) * | 2015-08-07 | 2017-02-16 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置及び消耗品管理プログラム |
JPWO2016143079A1 (ja) * | 2015-03-10 | 2017-06-15 | 日本たばこ産業株式会社 | 霧化ユニットの製造方法、非燃焼型香味吸引器、霧化ユニット及び霧化ユニットパッケージ |
JP2019068827A (ja) * | 2018-12-19 | 2019-05-09 | 日本たばこ産業株式会社 | 霧化ユニットの製造方法、非燃焼型香味吸引器、霧化ユニット及び霧化ユニットパッケージ |
-
2007
- 2007-09-10 JP JP2007233950A patent/JP2009063966A/ja active Pending
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