JP2009063756A - ビデオカメラ用支持脚 - Google Patents
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Abstract
【課題】 長時間撮影でも,ビデオカメラを持つ手の疲労による撮影不良を無くし、安定した撮影画像を得るビデオカメラ用支持脚を提供する。
【解決手段】 ビデオカメラを持った手の重量を,上下左右に移動自由な支持脚を介して撮影者の腰部や外部の固定部に導き、腕や肩にかかる負担を軽減し、疲労によるゆれや手ぶれによる撮影不良を無くし,安定した撮影画像を得る。
【選択図】 図1
【解決手段】 ビデオカメラを持った手の重量を,上下左右に移動自由な支持脚を介して撮影者の腰部や外部の固定部に導き、腕や肩にかかる負担を軽減し、疲労によるゆれや手ぶれによる撮影不良を無くし,安定した撮影画像を得る。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ビデオカメラを持った手の重量を,上下左右に移動自由な支持脚を介して撮影者の腰部や外部の固定部に導き、腕や肩にかかる負担を軽減し、疲労によるゆれや手ぶれを防止して撮影画像品位の向上を図ろうとするものである。
従来、安定画像を得るためのビデオカメラ用撮影補助具として三脚や一脚が用いられていた。
従来のビデオカメラ用の撮影補助具である三脚は、地面または床面に設置するため設置場所の制限を受けていた。また,一脚についても,三脚に比べると機動性が優れているものの,操作に熟練を要する等の問題があった。
一方ビデオカメラは手にはまり込むほど小型・軽量化が進み,長時間撮影が可能となり,手で持って撮影することを前提としたビデオカメラ用撮影支持具が待ち望まれていた。
ビデオカメラの重量を首や腰で支えるアイデアは出されているが,支える棒が伸縮はするものの,撮影時には固定して使用するため,動きのある撮影にはかえって邪魔になっていた。
特開2004-102207号公報
特開2004-145232号公報
一方ビデオカメラは手にはまり込むほど小型・軽量化が進み,長時間撮影が可能となり,手で持って撮影することを前提としたビデオカメラ用撮影支持具が待ち望まれていた。
ビデオカメラの重量を首や腰で支えるアイデアは出されているが,支える棒が伸縮はするものの,撮影時には固定して使用するため,動きのある撮影にはかえって邪魔になっていた。
そこで本発明では、支持脚に,ビデオカメラを持った手,腕の重量を支持し,手のわずかな力加減で伸縮する負荷支持機構を組み込んだ。
カメラ支持脚の長さが,手のわずかな力加減で伸縮するため,撮影時の機動性が上がり,任意の場所で力をいれなくても停止しているため,撮影時も,撮影待機しているときも腕や肩にかかる負担が軽減し、安定した撮影画像と疲労による撮影不良を防止することが可能となる。
以下、図を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の基本的な撮影状態を示しており,1.支持脚にビデオカメラを直接支持した例である。腰のベルトに,4.フック部を取り付けて1.支持脚上部に5.雲台を介してビデオカメラを取り付けている。ビデオカメラを持った手の重量は1.支持脚を介して腰で支えている。
2.伸縮部は,カメラを持つ手のわずかな力加減で伸縮し,5.雲台や3.支持部と4.フック部の間にボールジョイントを設けることにより,カメラの傾き,上下左右どの方向でも制御できるため,機動性のある撮影が可能になる。また,カメラを持った手の重量は1.支持脚で支えているため長時間疲労せずに撮影が可能となる。
長時間撮影待機しり,手を持たれかけ手を休めたい場合等,支持脚の長さを固定して使いたい場合には,2.伸縮部と3.支持部の間にブレーキ機構を設ければよく,ボールジョイントにブレーキを内蔵させることにより,操作性の改善が図られることもある。
2.伸縮部は,カメラを持つ手のわずかな力加減で伸縮し,5.雲台や3.支持部と4.フック部の間にボールジョイントを設けることにより,カメラの傾き,上下左右どの方向でも制御できるため,機動性のある撮影が可能になる。また,カメラを持った手の重量は1.支持脚で支えているため長時間疲労せずに撮影が可能となる。
長時間撮影待機しり,手を持たれかけ手を休めたい場合等,支持脚の長さを固定して使いたい場合には,2.伸縮部と3.支持部の間にブレーキ機構を設ければよく,ボールジョイントにブレーキを内蔵させることにより,操作性の改善が図られることもある。
図2は,肘を支えるタイプのビデオカメラ用支持脚で,ビデオカメラを持つ手の肘を1.支持脚で支えている。
4.フック部はベルトに固定しているが,カメラを持った手の重量はその上の7.胸当てで受けている。ここでは1.支持脚をベルトに固定しているが,6.クッション部を腕に巻きつけて固定してもよく,肩や首から吊るす構成にしてもよいし,これらを組み合わせても良い。
4.フック部はベルトに固定しているが,カメラを持った手の重量はその上の7.胸当てで受けている。ここでは1.支持脚をベルトに固定しているが,6.クッション部を腕に巻きつけて固定してもよく,肩や首から吊るす構成にしてもよいし,これらを組み合わせても良い。
図3は,エアシリンダを負荷支持機構の駆動源とした負荷支持機構の例である。21.ピストンの排気容量の何倍もある22.エアタンクを設けることにより,ピストン位置によらず移動範囲内で持ち上げ力はほぼ一定である。ピストンで押す力の調節は,22.エアタンクの圧力を変えることにより行い,外部のコンプレッサーを利用しても良いし,高い圧力の補助エアタンクを付属させて,そこから供給できるようにしても良く,タンクの圧力がモニターできる圧力計を付属させても良い。補助エアタンクを付属させておけば,撮影者が変わったり,撮影中にエアが抜けたりした場合等,撮影現場で圧力調整できて便利である。
図4は30.動滑車と31.スプリングを組み合わせて,負荷支持機構の駆動源とした負荷支持機構の例である。この例の場合,30.動滑車を3つ用いることで,9.押棒にかかる力は31.スプリングの1/8,変位は8倍になり,移動範囲内では押す力はほぼ一定と考えることができる。押す力の調節は,32.スプリング調整部で有効スプリング長を調整することで行うことができる。
図5は,40.スプリングバランサを負荷支持機構の駆動源とした負荷支持機構の例である。40.スプリングバランサは市販のものを使用することができ,移動範囲内でほぼ一定の力を発生することができるとともに,発生する力の大きさも調節できるようになっており,これを利用して,ビデオカメラ用支持脚を構成することができる。
図6は,50.電動モーターを負荷支持機構の駆動源とした負荷支持機構の例である。ここには示していないが,押す力を測定するためのセンサー部や,押す力を制御するための制御機構が別途必要になる。
図7は,60.バネを負荷支持機構の駆動源とした負荷支持機構の例である。60.バネの長さに比べ,移動範囲が十分に小さい場合は,移動範囲内でほぼ一定の力を得ることができると考えても良い。また両端に61.クッションを用いても良く,61.クッションの形状を腕を挟みこんで固定するようにしておけば特別な固定具を使わなくても腕に固定できる。首・肩ストラップを,首または肩から吊るし,ベルトストラップを用いて横方向の位置を制限すれば,撮影中に胸当て位置がずれることも少なくなり,腕から61.クッションをはずして肩から吊るせば移動中に手で支えていなくても良い,簡便なビデオカメラ用支持脚として利用できる。
押す力の設定は,バネを何個か組み合わせることができる構造にしておけば良い。
押す力の設定は,バネを何個か組み合わせることができる構造にしておけば良い。
高性能な負荷支持機構を求める場合,最初に腕の重さをキャンセルし、次の段階で手の力加減で伸縮するように,駆動源(上記付加支持機構の駆動源以外に、通常のエアシリンダ、バネを含む)を複数、動作開始点をズラせて並列に配置して使用することもできる。
1 支持脚
2 伸縮部
3 支持部
4 フック部
5 雲台
6 クッション部
7 胸当て
8 ボールジョイント
9 押棒
20 エアシリンダ
21 ピストン
22 エアタンク
30 動滑車
31 スプリング
32 スプリング調整部
40 スプリングバランサ
50 電動モーター
51 ピニオン
52 ラック
60 バネ
61 クッション
2 伸縮部
3 支持部
4 フック部
5 雲台
6 クッション部
7 胸当て
8 ボールジョイント
9 押棒
20 エアシリンダ
21 ピストン
22 エアタンク
30 動滑車
31 スプリング
32 スプリング調整部
40 スプリングバランサ
50 電動モーター
51 ピニオン
52 ラック
60 バネ
61 クッション
Claims (6)
- カメラやビデオの撮影時に使用するビデオカメラ用支持脚において,支持脚に,ビデオカメラを持った手や腕の重量を支持し,手のわずかな力加減で伸縮する負荷支持機構を組み込んだことを特徴とするビデオカメラ用支持脚で,ビデオカメラを直接支持してもよく,ビデオカメラを持った腕や肘を支持してもよい
- 請求項1において、負荷移動に必要なエアの何倍もの容積のエアタンクを持ったエアシリンダを負荷支持機構の駆動源に用いたことを特徴とするビデオカメラ用支持脚
- 請求項1において、動滑車とスプリングの組み合わせを負荷支持機構の駆動源に用いたことを特徴とするビデオカメラ用支持脚
- 請求項1において、スプリングバランサを負荷支持機構の駆動源に用いたことを特徴とするビデオカメラ用支持脚
- 請求項1において,電動モータを負荷支持機構の駆動源として用いたことを特徴とするビデオカメラ用支持脚
- 請求項1において,負荷支持機構としてバネやプラスチック,ゴム,スポンジ,クッションのような弾性材料を用いたことを特徴とするビデオカメラ用支持脚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007230514A JP2009063756A (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | ビデオカメラ用支持脚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007230514A JP2009063756A (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | ビデオカメラ用支持脚 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009063756A true JP2009063756A (ja) | 2009-03-26 |
Family
ID=40558388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007230514A Pending JP2009063756A (ja) | 2007-09-05 | 2007-09-05 | ビデオカメラ用支持脚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009063756A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011139353A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Nikon Corp | 撮像装置 |
JP2012234139A (ja) * | 2011-05-08 | 2012-11-29 | Koji Matsuura | カメラの取付方法及びその装置 |
JP2013040433A (ja) * | 2011-08-18 | 2013-02-28 | Keiko Sugano | カメラ・ビデオカメラぶれ防止用脇・手首固定具 |
-
2007
- 2007-09-05 JP JP2007230514A patent/JP2009063756A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011139353A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Nikon Corp | 撮像装置 |
JP2012234139A (ja) * | 2011-05-08 | 2012-11-29 | Koji Matsuura | カメラの取付方法及びその装置 |
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