JP2009061954A - ブレーキ装置 - Google Patents

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大樹 園田
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隆允 斎藤
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Abstract

【課題】 極低温環境下におけるホイルシリンダ圧の制御性悪化の影響を駆動輪で受けない車両用ブレーキ装置を提供すること。
【解決手段】 リア輪を駆動輪として回生制動力を発生する機能と、駆動輪に摩擦制動力を発生する第1摩擦制動機能と、非駆動輪に摩擦制動力を発生する第2摩擦制動機能と、目標制動力を作成する機能と、前記回生制動を発生する機能は回生禁止状態と回生増加状態と回生減少状態と回生不可能状態の少なくとも4つの状態を備えたブレーキ装置において、前記回生禁止状態あるいは回生増加状態のときは、摩擦制動力を第2摩擦制動機能のみとして目標制動力を実現するように制動を行い、前記回生減少状態あるいは回生制動不可能状態のときは摩擦制動を第1摩擦制動機能と第2摩擦制動機能で行い、目標制動力を実現するように制動を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両用のブレーキ装置に関し、特に回生制動力を得るハイブリッド車両に搭載されるブレーキ装置に関する。
従来、駆動輪を駆動する動力源としてモータを使用する電動車両、或いはモータと内燃機関とを併用する所謂ハイブリッド車両に適用され、ホイルシリンダにおけるブレーキ液圧に基づく制動力(摩擦制動力)とモータによる回生制動力とを併用した車両用ブレーキ装置が開発されてきている。
車両用ブレーキ装置の技術として、例えば特許文献1に記載の通り、摩擦制動力と回生制動力とを併用した回生協調ブレーキ制御を行う場合において、電気エネルギの高い回収効率を得るとともに回生制動力に起因する駆動輪のロックの発生を抑制する。
特開2007−30631号公報
前記公報の車両用ブレーキ装置において、駆動輪がリア輪の場合に、回生制動を行わない場合は車輪全4輪の摩擦制動力により目標制動力を実現するように制動を行う。この状態より回生制動を行う場合に、回生制動を最大限に行うため摩擦制動力の減少幅が大きくなる。これにより摩擦制動力を発生するホイルシリンダ圧を大きく減少する必要があり、極低温環境下においてブレーキ液の粘性上昇によりホイルシリンダ圧の制御性が悪い場合に、ホイルシリンダ圧の減少が遅れ摩擦制動力が減少しないことにより駆動輪であるリア輪の摩擦制動力が大きいままとなり、回生制動力と合わせたリア輪の制動力の過大で車輪のロックが発生して車両挙動の安定性が乱れることが予想される。
本発明は上記問題に着目してなされたもので、その課題は極低温環境下におけるホイルシリンダ圧の制御性悪化の影響を駆動輪で受けない車両用ブレーキ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のブレーキ装置では、リア輪を駆動輪として回生制動力を発生する機能と、駆動輪に摩擦制動力を発生する第1摩擦制動機能と、非駆動輪に摩擦制動力を発生する第2摩擦制動機能と、目標制動力を作成する機能と、前記回生制動を発生する機能は回生禁止状態と回生増加状態と回生減少状態と回生不可能状態の少なくとも4つの状態を備えたブレーキ装置において、前記回生禁止状態あるいは回生増加状態のときは、摩擦制動力を第2摩擦制動機能のみとして目標制動力を実現するように制動を行い、前記回生減少状態あるいは回生制動不可能状態のときは摩擦制動を第1摩擦制動機能と第2摩擦制動機能で行い、目標制動力を実現するように制動を行うことを特徴とする。
本発明では、回生を行わない回生禁止状態のとき、非駆動輪の摩擦制動力のみで目標制動力を実現するように制動を行い、この状態から回生を行う回生増加状態となるとき、駆動輪でホイルシリンダ圧に基づく摩擦制動を行わないため、極低温下におけるホイルシリンダ圧の制御性悪化が駆動輪に影響を及ぼさない。そのため駆動輪の制動力が大きくなり過ぎることがないため車輪のロックを防止でき車両挙動を常に安定に保つことができる。
以下、本発明の最良の実施形態について図面に基づいて説明する。
〔車両のシステム構成〕
図1は、実施例1の車両用ブレーキ装置を搭載した車両の全体構成を表すシステム図である。この車両は後輪を駆動する動力源としてエンジンENGとモータMとを併用する後輪駆動方式の所謂ハイブリッド車両である。
この車両のブレーキ装置は、ハイブリッド制御ECU10と、ブレーキ制御ECU20と、エンジン制御ECU30と、エンジンENGとモータMの2種類の動力源を有するハイブリッドシステム40と、各輪のホイルシリンダ圧に基づく摩擦制動力を制御する摩擦制動力制御システム50と、各車輪における車輪速を検出する車輪速センサ53a、53b、53c、53dとを含んで構成されている。
〔ハイブリッドシステムの構成〕
ハイブリッドシステム40は、エンジンENGと、モータMと、ジェネレータGと、動力分割機構Pと、減速機Dと、インバータIと、バッテリBを備えている。エンジンENGは車両の主たる動力源である。モータMは、エンジンENGの補助動力源であって、ドライバによるブレーキ操作部BPの操作時において、回生制動力を発生する発電機としても機能する交流同期モータである。ジェネレータGも、モータMと同様に交流同期型であり、エンジンENGの駆動力により駆動されてバッテリB充電用、若しくはモータM駆動用の交流電力(交流電流)を発電するように構成されている。
動力分割機構Pは、所謂遊星歯車機構から構成されていて、エンジンENG、モータM、ジェネレータG、及び減速機Dに接続されている。動力分割機構Pは、動力の伝達経路(及び方向)を切り替える機能を有している。即ち、動力分割機構Pは、エンジンENGの駆動力、およびモータMの駆動力を減速機Dに伝達可能とされている。これにより、減速機D及び後輪側の動力伝達系(図示しない)を介してこれらの駆動力が駆動輪に伝達され、これにより駆動輪が駆動される。
また、動力分割機構Pは、エンジンENGの駆動力をジェネレータに伝達することができるようになっていて、これによりジェネレータGが駆動されるようになっている。更に動力分割機構Pは、ブレーキ操作部BP操作時において減速機D(即ち、駆動輪である後2輪)からの動力をモータMに伝達可能に構成されている。これにより、モータMは回生制動力を発生する発電機として駆動可能とされている。
インバータIは、モータM、ジェネレータG及びバッテリBに接続されている。インバータIは、バッテリBから供給される直流電流(高電圧直流電流)をモータM駆動用の交流電力(交流電流)に変換して、同変換した交流電力をモータMに供給し、これにより、モータMが駆動される。また、インバータIは、ジェネレータGにより発電された交流電力をモータMに供給可能に構成され、これによってもモータが駆動され得る。
また、インバータIは、ジェネレータGにより発電された交流電力を直流電力に変換して同変換した直流電力をバッテリBに供給可能に構成されている。これによりバッテリBの充電状態が低下している場合にバッテリBが充電され得る。更に、インバータIは、ブレーキ操作部BP操作時において、モータMが発電機として駆動される(回生制動力を発生している)ことで発電された交流電力を直流電力に変換し、同変換した直流電力をバッテリBに供給する。これにより、車両の運動エネルギを電気エネルギに変換してバッテリBに回収(充電)可能に構成されている。この場合、バッテリBに充電される電力は、モータMによる発電抵抗(即ち回生制動力)が大きいほど大きくなる。
図2は、摩擦制動力制御システム50の油圧回路図である。摩擦制動力制御システム50は、ブレーキ操作部BPの操作によらずマスタシリンダ圧を発生することができる液圧供給源51と、液圧供給源51が供給するブレーキ液とリザーバ16P、16Sに流し込むブレーキ液とを制御することで各ホイルシリンダW/Cの圧力を制御する各輪液圧制御装置52とで構成される。
液圧供給源51は、例えば倍力比(液圧供給源51の機構により増圧されたマスタシリンダ圧/運転者のペダル踏力により発生する圧)を可変制御可能に構成されており、ブレーキペダルの操作に応じてマスタシリンダ圧を増圧する。また、倍力比の制御に加え、他のコントローラから増圧要求が成されると、ブレーキペダルの操作が成されていなくてもマスタシリンダ圧を増圧する。このとき、ブレーキペダルとマスタシリンダ内のピストンとが物理的に切り離されていることが好ましい。ペダルフィーリングの向上を図るためである。
この摩擦制動力制御システム50は、P系統S系統との2系統からなるX配管と呼ばれる配管構造となっている。P系統には、FL輪のホイルシリンダW/C(FL)、RR輪のホイルシリンダW/C(RR)が接続され、S系統には、FR輪のホイルシリンダW/C(FR)、RL輪のホイルシリンダW/C(RL)が接続されている。
ここでリザーバ16P、16SのようにP系統、S系統にそれぞれ設けるものを16*と表記し、ホイルシリンダW/C(FL)、W/C(FR)、W/C(RL)、W/C(RR)のように各輪に設けるものをW/C**と表記する。
液圧供給源51は、ブレーキ操作部BPに設置するストロークセンサBSのストローク量STでドライバのブレーキ操作量を検出する。この検出するドライバのブレーキ操作量を基に作成する目標制動力を実現するように液圧供給源51はマスタシリンダM/CよりP系統とS系統にそれぞれ同じ圧力を与える。液圧供給源51のP系統(或いはS系統でもよい)の液圧出力部にマスタシリンダM/C圧力センサPMCを有している。各輪液圧制御装置52はP系統、S系統それぞれにポンプP*が設けられ、このポンプP*は1つのモータMTによって駆動される。
マスタシリンダM/CとポンプP*の吸入側とは、管路11*によって接続されている。この各管路11*上には、常閉型の電磁弁であるゲートインバルブ2*が設けられている。また管路11*上であって、ゲートインバルブ2*とポンプP*との間にはチェックバルブ6*が設けられている。この各チェックバルブ6*は、ゲートインバルブ2*からポンプP*へ向かう方向へのブレーキ液の流れを許容し、反対方向の流れを禁止する。
各ポンプP*の吐出側と各ホイルシリンダW/Cとは、管路12*によって接続されている。この管路12*上には、各ホイルシリンダW/C**に対応する常開型の電磁弁であるソレノイドインバルブ4**が設けられている。また各管路12*上であって、ソレノイドインバルブ4**とポンプP*との間にはチェックバルブ7*が設けられている。このチェックバルブ7*は、ポンプP*からソレノイドインバルブ4**へ向かう方向へのブレーキ液の流れを許容し、反対方向の流れを禁止する。
更に管路12*には、ソレノイドインバルブ4**を迂回する管路17**が設けられ、この管路17**には、チェックバルブ10**が設けられている。このチェックバルブ10**は、ホイルシリンダW/CからポンプP*へ向かう方向へのブレーキ液の流れを許容し、反対方向の流れを禁止する。
図2において、マスタシリンダM/Cと管路12*とは管路13*によって接続され、管路12*と管路13*とはポンプP*とソレノイドインバルブ4**との間において合流する。この管路13*上には、常開型の電磁弁であるゲートアウトバルブ3*が設けられている。また各管路13*には、ゲートアウトバルブ3*を迂回する管路18*が設けられ、この管路18*には、チェックバルブ9*が設けられている。このチェックバルブ9*は、マスタシリンダM/C側からホイルシリンダW/Cへ向かう方向のブレーキ液の流れを許容し、反対方向の流れを禁止する。
ポンプP*の吸入側にはリザーバ16*が設けられ、このリザーバ16*とポンプP*とは管路15*によって接続されている。リザーバ16*とポンプP*との間にはチェックバルブ8*が設けられて、このチェックバルブ8*は、リザーバ16*からポンプP*へ向かう方向のブレーキ液の流れを許容し、反対方向の流れを許容する。
ホイルシリンダW/C**と管路15*とは管路14*によって接続され、管路14*と管路15*とはチェックバルブ8*とリザーバ16*との間において合流する。この管路14*にそれぞれ、常閉型の電磁弁であるソレノイドアウトバルブ5**が設けられている。
図3は、駆動輪摩擦制動状態と非駆動輪摩擦制動状態の遷移を示した状態遷移図である。図3における摩擦制動力の各状態は、表1に示す各状態における各摩擦制動力である。図3における各摩擦制動状態への遷移条件は、表2に示す遷移条件である。
表1は図3に示す摩擦制動状態遷移図における、各状態の摩擦制動力とホイルシリンダ圧を示したものである。
Figure 2009061954
状態0は、ブレーキ操作がない場合の各摩擦制動力を出力しない状態、つまり摩擦制動を行わない状態である。
状態1は、非駆動輪のみで摩擦制動を行う場合であり、非駆動輪ホイルシリンダ圧PBfに基づく摩擦制動力FBfで摩擦制動を行う状態である。
状態2は、非駆動輪のスリップ率λfがスリップ率閾値λf1以上となる際に保持するホイルシリンダ圧PBfλに基づく摩擦制動力FBfλと非駆動輪ホイルシリンダ圧PBrに基づく摩擦制動力FBrとで摩擦制動を行う状態である。
状態3は、非駆動輪ホイルシリンダ圧PBf、駆動輪ホイルシリンダ圧PBrを同圧としてこれらのホイルシリンダ圧PBf、PBrに基づく摩擦制動力FBf、FBrとで摩擦制動を行う状態である。
状態4は、状態4に遷移した際に保持する非駆動輪ホイルシリンダ圧PBfcntに基づく摩擦制動力FBfcnt、駆動輪ホイルシリンダ圧PBrに基づく摩擦制動力FBrとで摩擦制動を行う状態である。
状態5は、状態5に遷移した際に保持する駆動輪ホイルシリンダ圧PBrcntに基づく摩擦制動力FBrcntと、非駆動輪ホイルシリンダ圧PBfに基づく摩擦制動力FBfとで摩擦制動を行う状態である。
表2は、図3における摩擦制動状態遷移図において、各状態の摩擦制動力への遷移条件を示したものである。
Figure 2009061954
状態0から状態1へと遷移する条件Aは、ブレーキ操作を開始するときであり、回生制動状態が禁止状態あるいは増加状態あるいは一定状態あるいは減少状態であるときである。
状態1から状態0へと遷移する条件Bは、ブレーキ操作を中止するときである。
状態0から状態3へと遷移する条件Cは、ドライバがブレーキ操作を開始するときであり、回生制動状態が不可能状態であるときである。
状態3から状態0へと遷移する条件Dは、ブレーキ操作を中止するときである。
状態1から状態5へと遷移する条件Eは、回生制動状態が一定状態あるいは減少状態であるときであり、且つ目標制動力FTの増加量dFTが回生制動力FMの増加量dFMより小さいときである。
状態1から状態4へと遷移する条件Fは、回生制動状態が増加状態であるときであり、且つ目標制動力FTの増加量dFTが回生制動力FMの増加量dFM以上となるときである。
状態1から状態2へと遷移する条件Gは、非駆動輪スリップ率λfがABS制御介入するスリップ率より小さく設定する非駆動輪スリップ率閾値λf1以上となるときである。
状態2から状態1へと遷移する条件Hは、駆動輪摩擦制動力FBrが0となるときである。
状態2から状態3へと遷移する条件Iは、駆動輪ホイルシリンダ圧PBrが非駆動輪のホイルシリンダ圧PBfと等しくなるときである。
状態2から状態4へと遷移する条件Jは、回生制動状態が一定状態あるいは減少状態であり、且つ目標制動力FTの増加量dFTが回生制動力FMの増加量dFM以上となるときである。
状態2から状態5へと遷移する条件Kは、回生制動状態が増加状態であるときであり、且つ目標制動力FTの増加量dFTが回生制動力FMの増加量dFMより小さくなるときである。
状態4から状態3へと遷移する条件Lは、駆動輪ホイルシリンダ圧PBrが非駆動輪ホイルシリンダ圧PBfと等しくなるときである。
状態4から状態5と遷移する条件Mは、目標制動力FTの増加量dFTが回生制動力FMの増加量dFMより小さくなるときである。
状態5から状態4へと遷移する条件Nは、目標制動力FTの増加量dFTが回生制動力FMの増加量dFM以上となるときである。
状態5から状態3へと遷移する条件Oは、駆動輪ホイルシリンダ圧PBrが非駆動輪ホイルシリンダ圧PBfと等しくなるときである。
図4は、回生制動状態が可能状態における目標制動力を実現するように決定する前後輪の摩擦制動力と限界摩擦円の関係より求める前後輪の出力可能なコーナリングフォースを示したものである。
ここで本発明の比較例として、目標制動力を実現するためモータによる回生を最大に行い、目標制動力から回生制動力分を除した目標制動力の不足分をまず非駆動輪の摩擦制動力で実現し、さらに予め定めた目標制動力配分より回生制動力が不足する場合は駆動輪の摩擦制動力を加え、目標制動力から回生制動力分を除した目標制動力の不足分を駆動輪と非駆動輪の摩擦制動力で実現し且つ予め設定した目標制動力配分となるように摩擦制動力を配分する方法を考える。
図4(a)は前記比較例に示す制動力配分による目標制動力に対する前後輪の制動力と出力可能なコーナリングフォースを示したものである。図4(b)は本発明に示す制動力配分による目標制動力に対する前後輪の制動力と出力可能なコーナリングフォースを示したものである。
図4(a),(b)は同じ目標制動力を実現できるものの、目標制動力に到達する過程における挙動安定度が異なる。ここで、挙動安定度を測る尺度として、実際に発生しているコーナリングフォースではなく、出力可能なコーナリングフォースを考える。出力可能なコーナリングフォースが大きければ、例えば横風等によって横力が突然入力されたような場合でも車両挙動に大きな影響を与えることがなく、安定度が高いと言えるからである。
図4(a)に示す比較例の制動力配分は、回生制動を最大限に行う。よって、回生輪である後輪で制動力を確保するため、後輪のコーナリングフォースは小さくなり、結果として前後輪の出力可能なコーナリングフォースの和も小さくなる。基本的に後輪のコーナリングフォースが小さいと、小さな横速度しか得ることができず、また、過剰なヨーレイトを生じやすいことから、車両として安定とは言えない。
これに対し、図4(b)に示す本発明の制動力配分は、理想制動力配分であるため、後輪のコーナリングフォースが特段小さくなるようなことがなく、結果として前後輪の出力可能なコーナリングフォースの和も大きくなる。よって、過剰なヨーレイトを生じることなく、車両として安定と言える。
図5は、前記比較例における制動力配分と本発明における制動力配分とにおける出力可能なコーナリングフォースを示したものである。すなわち、目標制動力に対して決定する図3に示す制動力状態における前後輪の制動力配分と、前記目標制動力から決定する摩擦制動力と限界摩擦円から図4に示すように求める出力可能なコーナリングフォースを示したものである。
図5(a)は目標制動力をモータ回生による回生制動力のみで実現出来る場合を示す。図5(b)は目標制動力をモータ回生による回生制動力と非駆動輪摩擦制動力で実現し、且つ駆動輪の回生制動力が予め設定する制動力配分以上となっている場合を示す。図5(c)は上記(a),(b)以外の制動力配分で、目標制動力をモータ回生による回生制動力と非駆動輪と駆動輪の摩擦制動力で実現する場合を示す。
図5(a),(b),(c)において、前記比較例は回生制動を最大に行うため、これに伴い出力可能なコーナリングフォースは小さくなり、駆動輪の横方向安定性は悪い。しかし本発明の制動力配分は理想制動力配分とするため、駆動輪,非駆動輪の一方のみの横方向安定性が悪化するといったことがない。
すなわち、ある制動状態に至る際、回生エネルギの確保に重点を置きすぎて状態遷移させると、遷移中の車両挙動が必ずしも安定とは言えない状態となる。そこで、出力可能なコーナリングフォースが高くなるように状態遷移させることで、多少の回生エネルギは犠牲となるものの、車両挙動として安定させた上で状態遷移を達成することができるものである。
図6は、前記摩擦制動状態を実現するハイブリッド制御ECUの制御フローチャートである。
ステップS100では、ブレーキ制御ECUより出力する回生制動力FMを取得する。
ステップS101では、ステップS100で取得した回生制動力FMを実現するようにインバータを介してモータに制御指令を与える。
図7は、図3に示す摩擦制動状態を実現するブレーキ制御ECUの制御フローチャートである。本発明記載のフローチャートでは、特に通信のためのステップを設けていないが、取得する情報、演算により得られる情報は随時記憶され、記憶している情報は、必要に応じて随時読み込まれる。
ステップS2aは、各状態量の検出と演算を行う。
ステップS2bは、回生制動力FMの決定を行う。
ステップS2cは、摩擦制動状態の決定を行う。
ステップS2dは、ステップS2cで決定する各摩擦制動力を実現するように摩擦制動力制御システムを制御する。
図8は、図7に示すステップS2aを行うフローチャートである。
ステップS200では、ブレーキ操作部に設置するストロークセンサBSから検出するブレーキ操作部ストローク量ST、各車輪に設置する車輪速センサ53から検出する車輪速VW**、マスタシリンダのP系統あるいはS系統配管に設置する圧力センサより検出するマスタシリンダ圧PMCを検出する。
ステップS201では、車体速Vcarの設定を行う。車体速Vcarとして、車輪速VW**の最も大きい値VWmaxとABS制御にて作成される推定車体速Vhtとのどちらか高い値を設定する。本発明において、図1に示す摩擦制動力制御システムは各輪のホイルシリンダ圧を制御してこれに基づく摩擦制動力を制御するものであって、併せてABS制御機能を有する。そのためABS制御で車輪速VW**を基に演算する推定車体速Vht等の情報は随時記憶され、記憶している情報は必要に応じて随時読み込まれる。
ステップS202では、設定した車体速Vcarと車輪速VW**よりスリップ率λ**を演算する。
ステップS203では、非駆動輪スリップ率閾値λf1及び駆動輪スリップ率閾値λr1の設定を行う。スリップ率閾値λf1,λr1は、ABS制御介入するスリップ率よりも低く設定し、駆動輪スリップ率λf,非駆動輪スリップ率λrがそれぞれλf1,λr1を越えないように設定する。
非駆動輪スリップ率閾値λf1及び駆動輪スリップ率閾値λr1は、ABS制御介入するスリップ率の数十パーセント(例えば50%)と設定したり、あるいはABS制御介入するスリップ率と車輪加速度を使用して設定したり、あるいはABS制御介入するスリップ率と車両に発生する前後方向Gと横方向Gを用いて設定したりする。
図9は、図7に示すステップS2bを行うフローチャートである。
ステップS210では、ブレーキ操作部ストローク量STより目標制動力FTの演算を行う。
ステップS211では、車体速VcarよりモータMによる最大回生制動力FMmaxを求める。最大回生制動力FMmaxは予め設定する車体速Vcarと駆動輪に設置するモータMによる最大回生制動力FMmaxの関係を表す後記載図10のマップより決定し、回生制動力FMを設定した最大回生制動力FMmaxに設定する。
ステップS212では、駆動輪スリップ率λrl、λrrのいずれかがABS制御介入するスリップ率より小さく設定された駆動輪スリップ率閾値λr1以上となる場合はステップS214に進み、そうでない場合はステップS213に進む。
ステップS213では、回生制動力FMを、駆動輪スリップ率λrl、λrrのいずれか駆動輪スリップ率閾値λr1以上となるときの駆動輪制動力FBr1に変更する。
ステップS214では、回生制動力FMが目標制動力FTと予め設定する車両の目標制動力配分から決定する駆動輪制動力ゲインGrとの積で求める値FT*Gr以下となる場合はステップS2bを終了し、そうでない場合はステップS215に進む。ここで車両の目標制動力配分とは、例えば車輪4輪同時に車輪のロック傾向が生じる理想制動力配分としたり、あるいは理想制動力配分に対して前輪の制動力が大きくなるように配分した制動力配分とする。これにより、車両の横方向安定性を確保する。
ステップS215では、回生制動力FMを、目標制動力FTと予め設定する車両の目標制動力配分から決定するゲインGrとの積で求める値FT*Grに変更する。
ステップS216では、最大回生制動力FMmaxより回生制動状態を決定する。回生制動状態は後記載図10のように車体速Vcarが回生を行う車体速よりも大きく回生を行わない場合を回生禁止状態とし、最大回生制動力FMmaxが0より大きく且つ増加傾向にある場合を回生増加状態とし、最大回生制動力FMmaxが0より大きく且つ一定状態にある場合は回生一定状態とし、最大回生制動力FMmaxが0より大きく且つ減少傾向にある場合は減少状態とし、車体速Vcarが回生制動を行う車体速より小さく回生制動を行わない場合を回生制動不可能状態とする。
図10は、車体速Vcarと最大回生制動力FMmaxの関係と回生制動状態を示す図である。車体速Vcarと最大回生制動力FMmaxの関係は、例えば車両重量、駆動輪のモータ性能により決定される。加えてこの最大回生制動力FMmaxより回生制動状態の決定を行う。車体速Vcarが回生を行う車体速よりも大きく回生を行わない場合を回生禁止状態とし、最大回生制動力FMmaxが0より大きく且つ増加傾向にある場合を回生増加状態とし、最大回生制動力FMmaxが0より大きく且つ一定状態にある場合は回生一定状態とし、最大回生制動力FMmaxが0より大きく且つ減少傾向にある場合は回生減少状態とし、車体速Vcarが回生制動を行う車体速より小さく回生制動を行わない場合を回生制動不可能状態とする。
図11は、図7に示すステップS2cを行うフローチャートである。
ステップS220では、ドライバのブレーキ操作部への操作の有無を判断する。ドライバによるブレーキ操作があり、ブレーキ操作部ストローク量STが0より大きい場合はステップS221に進み、否定判定すなわちブレーキ操作が無い場合はステップS228に進む。
ステップS221では、制動開始時の回生制動状態を判定する。回生制動状態が、制動開始時において不可能状態にある場合はステップS229に進み、それ以外の場合、すなわち回生制動が禁止状態、増加状態、一定状態あるいは減少状態の場合はステップS222に進む。
ステップS222では、回生制動状態の判定を行う。回生制動状態が一定状態あるいは減少状態または不可能状態である場合はステップS223に進み、否定判定すなわち回生制動状態が禁止状態または増加状態である場合はステップS225に進む。
ステップS223では、非駆動輪ホイルシリンダ圧PBfと駆動輪ホイルシリンダ圧PBrとの比較を行う。駆動輪ホイルシリンダ圧PBrが非駆動輪ホイルシリンダ圧PBfより小さい場合はステップS224に進み、否定判定すなわち駆動輪ホイルシリンダ圧PBrが非駆動輪ホイルシリンダ圧PBf以上となる場合にはステップS229に進む。
ステップS224では、目標制動力FTの増加傾向と回生制動力FMの増加傾向との比較を行う。目標制動力FTの増加量dFTが回生制動力FMの増加量dFMより大きい場合はステップS230に進み、それ以外の場合はステップS231に進む。
ステップS225では、非駆動輪のスリップ率の判定を行う。非駆動輪のスリップ率λfがABS制御介入するスリップ率より小さく設定する駆動輪スリップ率閾値λf1以上となる場合はステップS226に進み、否定判定すなわちスリップ率λfがスリップ率閾値λf1より小さい場合はステップS234に進む。
ステップS226では、目標制動力FTの増加傾向と回生制動力FMの増加傾向との比較を行う。目標制動力FTの増加量dFTが回生制動力FMの増加量dFMより大きい場合はステップS232に進み、否定判定すなわちdFTがdFM以下である場合はステップS227に進む。
ステップS227では、駆動輪摩擦制動力FBrの判定を行う。駆動輪摩擦制動力FBrが0より大きい場合はステップS233に進み、否定判定すなわちFBrが0である場合はステップS234に進む。
ステップS228では、各摩擦制動力を表1に示す摩擦制動状態0としてステップS2cを終了する。
ステップS229では、各摩擦制動力を表1に示す摩擦制動状態3としてステップS2cを終了する。
ステップS230では、各摩擦制動力を表1に示す摩擦制動状態4としてステップS2cを終了する。
ステップS231では、各摩擦制動力を表1に示す摩擦制動状態5としてステップS2cを終了する。
ステップS232では、各摩擦制動力を表1に示す摩擦制動状態3としてステップS2cを終了する。
ステップS233では、各摩擦制動力を表1に示す摩擦制動状態2としてステップS2cを終了する。
ステップS234では、各摩擦制動力を表1に示す摩擦制動状態1としてステップS2cを終了する。
図12は、図7に示すステップS2dを行うフローチャートである。
ステップS240では、摩擦制動状態の判断を行う。摩擦制動状態が状態1あるいは状態5である場合はステップS241へと進み、否定判定すなわち摩擦制動状態が状態0、状態2、状態3、状態4である場合はステップS242へと進む。
ステップS241では、駆動輪のソレノイドインバルブ制御指令を励磁とし、非駆動輪のソレノイドインバルブ制御指令を非励磁とし、目標マスタシリンダ圧PMCtを、非駆動輪摩擦制動力FBfを実現するホイルシリンダ圧PBfとする。
ステップS242では、駆動輪ソレノイドインバルブ制御指令を非励磁とする。
ステップS243では、摩擦制動状態の判定を行う。摩擦制動状態が状態2あるいは状態4である場合はステップS244へと進み、否定判定すなわち摩擦制動状態が状態0、状態1、状態3、状態5である場合はステップS245へと進む。
ステップS244では、非駆動輪のソレノイドインバルブ制御指令を励磁とし、目標マスタシリンダ圧力PMCtを、駆動輪摩擦制動力FBrを実現する非駆動輪ホイルシリンダ圧PBrとする。
ステップS245では、非駆動輪のソレノイドインバルブ制御指令を非励磁とし、目標マスタシリンダ圧力PMCtを、同圧である非駆動輪摩擦制動力FBfを実現する非駆動輪ホイルシリンダ圧PBfと駆動輪摩擦制動力FBrを実現する駆動輪ホイルシリンダ圧PBrとする。
ステップS246では、目標マスタシリンダ圧力PMCtを実現するように液圧供給源を制御する。
ステップS247では、マスタシリンダ圧力PMCの目標達成の判定を行う。マスタシリンダ圧力PMCが目標マスタシリンダ圧力PMCtと等しければステップ249へ進み、それ以外の場合すなわち目標マスタシリンダ圧力PMCtを実現できていない場合はステップS248へ進む。
ステップS248では、全てのソレノイドインバルブ非励磁指令を励磁指令へと変更する。これによりマスタシリンダ圧PMCが目標マスタシリンダ圧PMCtを実現できていないことによる目標制動力の未達、過達を防止できる。
ステップS249では、ソレノイドインバルブ制御指令に基づいてソレノイドインバルブの制御を実行する。
図13は、図3に示す状態0→遷移A→状態1→遷移G→状態2→遷移H→状態1→遷移F→状態4→遷移M→状態5→遷移O→状態3→遷移D→状態0という状態遷移を表すタイムチャートである。
時刻t10のドライバのブレーキ操作が行われていない場合、ブレーキ制御ECUにて摩擦制動状態0を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS228→ステップS240→ステップS242→ステップS243→ステップS245→ステップS246→ステップS247→ステップS249へと処理を進めていく。
以降ステップS2aは判定を行うステップが存在せず、ステップS2bはステップS212、ステップS214が全て肯定判定されると仮定するためステップS2a、S2b内部のステップは記載しない。加えてステップS246において液圧供給源が目標マスタシリンダ圧PMCtを必ず実現すると仮定するためステップS247は常に肯定判定となる。
時刻t11において、ドライバのブレーキ操作部への操作が行われると、ブレーキ制御ECUにて摩擦制動状態1を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS225→ステップS234→ステップS240→ステップS241→ステップS246→ステップS247→ステップS249へと処理を進めていく。このとき、液圧供給源51は、非駆動輪における目標制動力に応じた目標マスタシリンダ圧を設定して制御する。
時刻t12において、非駆動輪スリップ率λfがABS介入するスリップ率より低く設定されたスリップ率閾値λf1より大きくなると、ブレーキ制御ECUにて摩擦制動状態2を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS225→ステップS226→ステップS227→ステップS233→ステップS240→ステップS242→ステップS243→ステップS244→ステップS246→ステップS247→ステップS249へと処理を進めていく。
すなわち、非駆動輪のスリップ率が増加しABS制御介入する以前に、非駆動輪に加えて駆動輪においてもホイルシリンダ圧を加えて摩擦制動力を発生することにより、目標制動力が増加してもABS制御介入なくより大きな目標制動力を実現するように制動を行うことができる。このとき、非駆動輪の摩擦制動力は一定となり、駆動輪の摩擦制動力を上昇させればよい。
また、非駆動輪のホイルシリンダ内に液圧を閉じこめておけば、液圧を保持することができるため、液圧供給源51は、増圧が必要な駆動輪側の目標制動力に応じた目標マスタシリンダ圧を設定して制御する。これにより、エネルギ損失を低減することができる。また、例えば時刻t12から増圧した後は、駆動輪の目標制動力が保持→減圧と推移していることから、増圧終了時点で液圧供給源51における目標マスタシリンダ圧を0としても構わない。これにより、更にエネルギ損失を低減することができる。
時刻t13において、ブレーキ制御ECUにおいて摩擦制動状態2が選択され、回生制動状態が増加状態となると、4輪の摩擦制動力に加えてモータMによる回生制動力により制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS225→ステップS226→ステップS227→ステップS233→ステップS240→ステップS242→ステップS243→ステップS244→ステップS246→ステップS247→ステップS249へと処理を進めていく。
時刻t14において、回生制動力FMが増加し、回生制動力FMと非駆動輪摩擦制動力FBfで目標制動力FTを実現できる場合、ブレーキ制御ECUにおいて摩擦制動状態1を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS225→ステップS226→ステップS227→ステップS234→ステップS240→ステップS241→ステップS246→ステップS247→ステップS249へと処理を進めていく。このとき、液圧供給源51は非駆動輪の目標制動力に応じた目標マスタシリンダ圧を設定して制御する。尚、非駆動輪の制動力要求が変化する場合であっても、減圧要求であれば、減圧弁の制御によって制御できるため、目標マスタシリンダ圧は、駆動輪の目標制動力に応じた値(すなわち0)に設定しても構わない。
時刻t15において、回生制動状態が一定状態または減少状態となり、目標制動力FTの増加量dFTと回生制動力FMの増加量dFMの関係がdFT>dFMとなる場合、ブレーキ制御ECUにおいて摩擦制動状態4を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS223→ステップS224→ステップS230→ステップS240→ステップS242→ステップS243→ステップS244→ステップS246→ステップS247→ステップS249へと処理を進めていく。このとき、液圧供給源51は駆動輪の目標制動力に応じた目標マスタシリンダ圧に設定して制御する。
時刻t16において、目標制動力FTの増加量dFTが、回生制動力FMの増加量dFMと比較してdFT≦dFMとなる場合、ブレーキ制御ECUにおいて摩擦制動状態5を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS223→ステップS224→ステップS231→ステップS240→ステップS241→ステップS246→ステップS247→ステップS249へと処理を進めていく。このとき、液圧供給源51は非駆動輪の目標制動力に応じた目標マスタシリンダ圧に設定して制御する。
時刻t17において、駆動輪ホイルシリンダ圧PBrが非駆動輪ホイルシリンダ圧PBfと等しくなる場合、ブレーキ制御ECUにおいて摩擦制動状態3を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS225→ステップS232→ステップS240→ステップS241→ステップS242→ステップS243→ステップS245→ステップS246→ステップS247→ステップS249へと処理を進めていく。
時刻t18において、ブレーキ制御ECUにて摩擦制動状態3を選択し、回生制動状態が禁止状態となり回生制動を行わない場合は摩擦制動のみで制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS223→ステップS229→ステップS240→ステップS242→ステップS243→ステップS245→ステップS246→ステップS247→ステップS249へと処理を進めていく。
時刻t19において、ドライバのブレーキ操作によるブレーキ操作部ストロークSTが無くなる場合、ブレーキ制御ECUにおいて摩擦制動状態0を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS228→ステップS240→ステップS242→ステップS243→ステップS245→ステップS246→ステップS247→ステップS249へと処理を進めていく。
次に本発明の実施例2について説明する。この実施例2は、図1に示すような液圧供給源が与えるマスタシリンダ圧を制御することでホイルシリンダ圧を制御することなく、各輪に設けるソレノイドインバルブ、ソレノイドアウトバルブを用いてホイルシリンダにおけるブレーキ液量を制御することでホイルシリンダ圧の制御を行うことを特徴とするものである。具体的には、図12に示すフローチャートを図14にしめすフローチャートに変更することで実現できる。
図14は、実施例2における図7に示すステップS2dを行うフローチャートである。
ステップS250では、目標マスタシリンダ圧PMCtの設定と非駆動輪ソレノイドバルブの制御指令作成を行う。目標マスタシリンダ圧PMCtは常に非駆動輪のホイルシリンダ圧PBfが駆動輪のホイルシリンダ圧PBr以上となることから非駆動輪ホイルシリンダ圧PBfに設定する。この場合、非駆動輪ホイルシリンダ圧PBfは液圧供給源の制御するマスタシリンダ圧PMCにより制御すればよいため、非駆動輪のソレノイドインバルブを開弁状態、ソレノイドアウトバルブを閉弁状態とするために、2つのバルブの制御指令を非励磁状態とする。
ステップS251では、摩擦制動状態の判定を行う。摩擦制動状態が状態0あるいは状態3の場合はステップS253へ進み、否定判定すなわち摩擦制動状態が状態1、状態2、状態4、状態5であるの場合はステップS252へと進む。
ステップS252では、駆動輪摩擦制動力FBrの変化量を判定する。駆動輪摩擦制動力FBrの増加量dFBrが0より大きい、つまりFBrが増加傾向にある場合はステップS253へ進み、否定判定すなわちFBrが一定または減少傾向の場合はステップS254へと進む。
ステップS253では、駆動輪ソレノイドインバルブの制御指令の作成を行う。ここでは駆動輪ソレノイドインバルブを開弁状態としたいため、その制御指令を非励磁とする。
ステップS254では、駆動輪ソレノイドインバルブの制御指令の作成を行う。ここでは駆動輪ソレノイドインバルブを閉弁状態としたいため、その制御指令を励磁とする。
ステップS255では、駆動輪摩擦制動力FBrの変化量を判定する。駆動輪摩擦制動力FBrの増加量dFBrが0である場はステップS256へ進み、否定判定すなわちdFBrが0ではない場合はステップS257へと進む。
ステップS256では、駆動輪ソレノイドアウトバルブの制御指令の作成を行う。ここでは駆動輪ソレノイドアウトバルブを閉弁状態としたいため、その制御指令を非励磁とする。
ステップS257では、駆動輪ソレノイドアウトバルブの制御指令の作成を行う。ここでは駆動輪ソレノイドアウトバルブを開弁状態としたいため、その制御指令を励磁とする。
ステップS258では、目標マスタシリンダ圧力PMCtを実現するように液圧供給源を制御する。
ステップS259では、マスタシリンダ圧力PMCの目標達成の判定を行う。マスタシリンダ圧力PMCが目標マスタシリンダ圧力PMCtと等しければステップ261へ進み、それ以外の場合すなわち目標マスタシリンダ圧力PMCtを実現できていない場合はステップS260へ進む。
ステップS260では、全てのソレノイドインバルブ非励磁指令を励磁指令へと変更する。これによりマスタシリンダ圧PMCが目標マスタシリンダ圧PMCt実現できていないことによる目標制動力の未達、過達を防止できる。
ステップS261では、ソレノイドインバルブ制御指令に基づいてソレノイドインバルブの制御を実行する。
図15は、図3に示す状態0→遷移A→状態1→遷移G→状態2→遷移H→状態1→遷移F→状態4→遷移M→状態5→遷移O→状態3→遷移D→状態0という状態遷移を表すタイムチャートである。
時刻t10のドライバのブレーキ操作が行われていない場合、ブレーキ制御ECUにて摩擦制動状態0を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS228→ステップS250→ステップS251→ステップS253→ステップS256→ステップS258→ステップS259→ステップS261へと処理を進めていく。以降ステップS2aは判定を行うステップが存在せず、ステップS2bはステップS212、ステップS214が全て肯定判定されると仮定するためステップS2a、S2b内部のステップは記載しない。加えてステップS246において液圧供給源が目標マスタシリンダ圧PMCtを必ず実現すると仮定するためステップS247は常に肯定判定となる。
時刻t11において、ドライバのブレーキ操作部への操作が行われると、ブレーキ制御ECUにて摩擦制動状態1を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS225→ステップS234→ステップS250→ステップS251→ステップS252→ステップS254→ステップS255→ステップS256→ステップS258→ステップS259→ステップS261へと処理を進めていく。
時刻t12において、非駆動輪スリップ率λfがABS介入するスリップ率より低く設定するスリップ率閾値λf1より大きくなると、ブレーキ制御ECUにて摩擦制動状態2を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS225→ステップS226→ステップS227→ステップS233→ステップS250→ステップS251→ステップS252→ステップS253→ステップS256→ステップS258→ステップS259→ステップS261へと処理を進めていく。
時刻t12'において、摩擦制動状態2において駆動輪ホイルシリンダ圧PBrの変化量dPBrが増加から一定あるいは減少となる場合は駆動輪ホイルシリンダ圧PBrを保持するように制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS225→ステップS226→ステップS227→ステップS233→ステップS250→ステップS251→ステップS252→ステップS254→ステップS255→ステップS256→ステップS258→ステップS259→ステップS261へと処理を進めていく。
時刻t13において、回生制動状態が増加状態となりモータによる回生制動力を発生させる場合、ブレーキ制御ECUにて摩擦制動状態2を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS225→ステップS226→ステップS227→ステップS233→ステップS250→ステップS251→ステップS252→ステップS254→ステップS255→ステップS257→ステップS258→ステップS259→ステップS261へと処理を進めていく。
時刻t14において、回生制動力FMが増加し、回生制動力FMと非駆動輪摩擦制動力FBfで目標制動力FTを実現できる場合、ブレーキ制御ECUにおいて摩擦制動状態1を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS225→ステップS226→ステップS227→ステップS234→ステップS250→ステップS251→ステップS252→ステップS254→ステップS255→ステップS256→ステップS258→ステップS259→ステップS261へと処理を進めていく。
時刻t15において、回生制動状態が一定状態または減少状態となり、目標制動力FTの増加量dFTと回生制動力FMの増加量dFMの関係がdFT>dFMとなる場合、ブレーキ制御ECUにおいて摩擦制動状態4を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS223→ステップS224→ステップS230→ステップS250→ステップS251→ステップS252→ステップS253→ステップS256→ステップS258→ステップS259→ステップS261へと処理を進めていく。
時刻t16において、目標制動力FTの増加量dFTが、回生制動力FMの増加量dFMと比較してdFT≦dFMとなる場合、ブレーキ制御ECUにおいて摩擦制動状態5を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS223→ステップS224→ステップS231→ステップS250→ステップS251→ステップS252→ステップS254→ステップS255→ステップS256→ステップS258→ステップS259→ステップS261へと処理を進めていく。
時刻t17において、駆動輪ホイルシリンダ圧PBrが非駆動輪ホイルシリンダ圧PBfと等しくなる場合、ブレーキ制御ECUにおいて摩擦制動状態3を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS225→ステップS232→ステップS250→ステップS251→ステップS253→ステップS256→ステップS258→ステップS259→ステップS261へと処理を進めていく。
時刻t18においてブレーキ制御ECUにて摩擦制動状態3を選択し、回生制動状態が禁止状態となり回生制動を行わない場合は摩擦制動のみで制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS221→ステップS222→ステップS223→ステップS229→ステップS250→ステップS251→ステップS253→ステップS256→ステップS258→ステップS259→ステップS261へと処理を進めていく。
時刻t19において、ドライバのブレーキ操作によるブレーキ操作部ストロークSTが無くなる場合、ブレーキ制御ECUにおいて摩擦制動状態0を選択し制動を行う。即ちステップS2a→ステップS2b→ステップS220→ステップS228→ステップS250→ステップS251→ステップS253→ステップS256→ステップS258→ステップS259→ステップS261へと処理を進めていく。
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても本発明に含まれる。
例えば、ドライバのブレーキ操作を検出する際に、操作部に踏力センサを設置して検出するブレーキ操作部踏力より目標制動力を決定してもよい。
また、表2に示す摩擦制動状態の遷移条件F、G、L、Pにおいてスリップ率を用いているがスリップ量を用いてもよい。
実施例1におけるブレーキ装置を備えた車両のシステム構成図である。 実施例1における摩擦制動力制御システムの油圧回路図である。 実施例1における駆動輪、非駆動輪の摩擦制動状態の遷移を示した状態遷移図である。 実施例1と比較例とにおける前後輪の摩擦制動力と限界摩擦円の関係より求める前後輪の出力可能なコーナリングフォースを示した図である。 実施例1と比較例とにおける摩擦制動力状態より決定する前後輪の制動力配分と出力可能なコーナリングフォースを示す図である。 実施例1におけるハイブリッド制御ECUが実行する回生制動力の制御を行うためのフローチャートである。 実施例1におけるブレーキ制御ECUが実行する摩擦制動力の制御を行うためのフローチャートである。 実施例1におけるステップS2a各状態量の検出と演算を行うフローチャートである。 実施例1におけるステップS2b回生制動力FMの決定を行うフローチャートである。 実施例1における車体速と最大回生制動力の関係と回生制動状態を示す図である。 実施例1におけるステップS2c摩擦制動状態の決定を行うフローチャートである。 実施例1におけるステップS2d摩擦制動状態を実現するように摩擦制動力制御システムを制御するフローチャートである。 実施例1のブレーキ装置が実現する制動力を示すタイムチャートである。 実施例2におけるステップS2d摩擦制動状態を実現するように摩擦制動力制御システムを制御するフローチャートである。 実施例2のブレーキ装置が実現する制動力を示すタイムチャートである。
符号の説明
MC マスタシリンダ
PSM マスタシリンダ液圧センサ
WCFL,WCFR,WCRL,WCRR 各輪ホイルシリンダ
PSFL,PSFR,PSRL,PSRR 各輪ホイルシリンダ圧センサ
VWFL,VWFR,VWRL,VWRR 各輪車輪速度センサ
GVOP,GVOS 各系統ゲート弁
GVIP,GVIS 各系統吸入弁
SIFL,SIFR,SIRL,SIRR 各輪保持弁
SOFL,SOFR,SORL,SORR 各輪減圧弁
RSVP,RSVS 各系統リザーバ
PMPP,PMPS 各系統ポンプ
MOT ポンプ駆動モータ
ECU コントロールユニット

Claims (3)

  1. リア輪を駆動輪として回生制動力を発生する機能と、
    駆動輪に摩擦制動力を発生する第1摩擦制動機能と、
    非駆動輪に摩擦制動力を発生する第2摩擦制動機能と、
    目標制動力を作成する機能と、
    前記回生制動を発生する機能は回生禁止状態と回生増加状態と回生減少状態と回生不可能状態の少なくとも4つの状態を備えたブレーキ装置において、
    前記回生禁止状態あるいは回生増加状態のときは、摩擦制動力を第2摩擦制動機能のみとして目標制動力を実現するように制動を行い、前記回生減少状態あるいは回生制動不可能状態のときは摩擦制動を第1摩擦制動機能と第2摩擦制動機能で行い、目標制動力を実現するように制動を行うことを特徴とするブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載のブレーキ装置において、
    車輪速と車体速から車体速に対する車輪のスリップ率を推定するスリップ率推定機能を備え、
    前記回生禁止状態または回生増加状態のときに非駆動輪のスリップ率がABS制御介入するスリップ率よりも低く設定するスリップ率閾値を超える場合は、第1摩擦制動機能と第2摩擦制動機能で目標制動力を実現するように制動を行うことを特徴とするブレーキ装置。
  3. 請求項1または2に記載のブレーキ装置において、
    回生制動を発生する機能は、上記請求項記載の回生禁止状態と回生増加状態と回生減少状態と回生不可能状態に加えて、回生一定状態を備えたブレーキ装置。
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