JP2009061123A - 医療情報管理ネットワークシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像表示装置に対する患者情報等の入力の利便性を高めるために医療情報管理サーバとともにネットワークシステムを構築して利用する上で、利用時にネットワーク接続に断状態があっても、従来システムとの共存によって検査、診断を継続できるとともに、管理する情報の整合性を確保できるようにする。
【解決手段】ワークステーション40は、患者情報等を取得する際には、医療情報管理サーバ30との接続状態を確認し、接続されていない場合には、従来システムとの共存によって当該ワークステーション40で患者情報等を入力設定し仮の検査識別情報を付与して受信装置50に転送することで、医療情報管理サーバ30から患者情報等を取得できない状況であっても検査を継続でき、かつ、仮の検査IDとピックアップ画像とを医療情報管理サーバ30に転送し、仮の検査IDが付与された患者情報等を登録した上で診断レポートを作成して記憶させるようにした。
【選択図】 図6
【解決手段】ワークステーション40は、患者情報等を取得する際には、医療情報管理サーバ30との接続状態を確認し、接続されていない場合には、従来システムとの共存によって当該ワークステーション40で患者情報等を入力設定し仮の検査識別情報を付与して受信装置50に転送することで、医療情報管理サーバ30から患者情報等を取得できない状況であっても検査を継続でき、かつ、仮の検査IDとピックアップ画像とを医療情報管理サーバ30に転送し、仮の検査IDが付与された患者情報等を登録した上で診断レポートを作成して記憶させるようにした。
【選択図】 図6
Description
本発明は、医療情報管理ネットワークシステムに関するものである。
近年、内視鏡の分野において、撮像機能と無線通信機能とを備えたカプセル型内視鏡が登場している。また、かかるカプセル型内視鏡を用いて被検体の臓器内部の画像を撮像し、撮像した画像を受信装置によって順次受信し、受信装置によって受信された被検体内の画像をワークステーション等の画像表示装置によって順次表示して、被検体内の観察(検査)を行うカプセル型内視鏡システムが提案されている。
かかるカプセル型内視鏡システムにおいて、ワークステーション等の画像表示装置に手動で入力された患者情報、検査情報は、受信装置に転送される。受信装置は、画像表示装置から取り外され、被検体の体表に装着された後、嚥下されたカプセル型内視鏡から送信されてくる最大約8時間分(約60000枚)の画像を蓄積する。カプセル型内視鏡による撮影後、受信装置は、被検体から取り外され、再び画像表示装置に接続される。画像表示装置は、受信装置が接続されると、受信装置に蓄積されている大量の画像の転送を受け、画像の観察および診断レポートの作成に供する。
このようなワークステーション等による画像表示装置は、従来にあっては、スタンドアロンで稼動している(例えば、特許文献1参照)。
ここで、患者情報、検査情報、診断結果等を管理する医療情報管理サーバを備え、画像表示装置をネットワークを介して医療情報管理サーバに接続してネットワークシステムを構築すれば、利便性が向上する。例えば、医療情報管理サーバに接続された画像表示装置は、患者情報、検査情報を、ネットワークを介して医療情報管理サーバから取得し自動で受信装置に転送する。そして、カプセル型内視鏡による被検体内の撮影後は、受信装置は、蓄積された画像を画像表示装置に転送する。画像表示装置は、転送された画像について医師等の操作指示に基づき病変部と疑われる所定の画像の抽出等の処理を行うとともに、抽出された所定の画像を医療情報管理サーバに転送する。医療情報管理サーバは、転送された所定の画像を基に診断レポートを作成することが可能となる。
しかしながら、このような医療情報管理ネットワークシステムを構築しても、画像表示装置は、その利用時において何らかの原因により医療情報管理サーバとの接続が断状態にあると、受信装置に転送すべき患者情報、検査情報を医療情報管理サーバから取得することができない。また、受信装置から転送された画像について病変部と疑われる所定の画像を抽出した場合にも、所定の画像を医療情報管理サーバに転送させることができない。これらにより、検査、診断が中断してしまうことがある。
一方、画像表示装置について、従来のスタンドアロンで稼動していた機能を利用すれば、自身で患者情報、検査情報を入力設定して受信装置に転送させることが可能であるが、医療情報管理サーバに登録されていない患者情報、検査情報を元に検査を行うこととなり、画像表示装置から医療情報管理サーバに、抽出された所定の画像を転送させてアップロードさせる際に管理する情報に不整合が発生してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像表示装置に対する患者情報、検査情報の入力の利便性を高めるために医療情報管理サーバとともにネットワークシステムを構築して利用する上で、利用時にネットワーク接続に断状態があっても、従来システムとの共存によって検査、診断を継続させることができるとともに、管理する情報の整合性を確保することができる医療情報管理ネットワークシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる医療情報管理ネットワークシステムは、入力された患者情報、検査情報並びに検査毎に異ならせて付与する検査識別情報並びに診断結果を管理する医療情報管理サーバと、被検体内に導入された被検体内導入装置で撮像された被検体内画像情報を蓄積する受信装置と、ネットワークを介して前記医療情報管理サーバに接続され、該医療情報管理サーバを検索して取得した所望の前記患者情報、検査情報を対応する前記検査識別情報とともに前記受信装置に設定するとともに、前記患者情報、検査情報および検査識別情報が設定された前記受信装置に蓄積された被検体内画像情報を取得し所定の画像を抽出して前記医療情報管理サーバに転送する複数台の画像表示装置と、を備え、前記画像表示装置は、前記患者情報、検査情報および検査識別情報を取得する際に、前記医療情報管理サーバとの接続状態を確認し、前記医療情報管理サーバと接続されていない場合には、当該画像表示装置で患者情報、検査情報を入力設定するとともに仮の検査識別情報を付与して前記受信装置に転送し、前記受信装置は、前記被検体内導入装置で撮像されて受信した被検体内画像情報を前記検査識別情報または前記仮の検査識別情報と対応付けて前記画像表示装置に転送し、前記画像表示装置は、前記検査識別情報または前記仮の検査識別情報とともに、前記受信装置から取得した被検体内画像情報から所定の画像を抽出して前記医療情報管理サーバに転送し、前記医療情報管理サーバは、前記画像表示装置から前記所定の画像が転送された場合であって仮の検査識別情報が付与されているときには、仮の検査識別情報が付与された患者情報、検査情報を登録した後、転送された前記所定の画像に基づき診断レポートを作成して記憶することを特徴とする。
また、本発明にかかる医療情報管理ネットワークシステムは、上記発明において、前記画像表示装置は、前記受信装置から取得した被検体内画像情報から所定の画像を抽出して前記医療情報管理サーバに転送する際に、前記医療情報管理サーバとの接続状態を確認し、前記医療情報管理サーバと接続されている場合には前記検査識別情報または前記仮の検査識別情報とともに抽出された前記所定の画像を前記医療情報管理サーバに転送し、前記医療情報管理サーバが接続されていない場合には抽出された前記所定の画像に基づき当該画像表示装置で診断レポートを作成し、前記医療情報管理サーバとの接続の復旧後に前記検査識別情報または前記仮の検査識別情報とともに該診断レポートを前記医療情報管理サーバに転送し、前記医療情報管理サーバは、前記画像表示装置から診断レポートが転送された場合であって仮の検査識別情報が付与されているときには、仮の検査識別情報が付与された患者情報、検査情報を登録した後、転送された診断レポートを記憶することを特徴とする。
本発明にかかる医療情報管理ネットワークシステムによれば、画像表示装置は、患者情報、検査情報を取得する際には、医療情報管理サーバとの接続状態を確認し、医療情報管理サーバと接続されていない場合には、従来システムとの共存によって当該画像表示装置で患者情報、検査情報を入力設定するとともに仮の検査識別情報を付与して受信装置に転送することで、医療情報管理サーバから患者情報、検査情報を取得できない状況であっても画像表示装置自身で患者情報、検査情報を入力設定することで検査を継続し、仮の検査識別情報と抽出された所定の画像とを医療情報管理サーバに転送して医療情報管理サーバで仮の検査識別情報が付与された患者情報、検査情報を登録した上で診断レポートを作成して記憶させ、管理する情報の整合性を確保することができるという効果を奏する。
また、本発明にかかる医療情報管理ネットワークシステムによれば、画像表示装置は、受信装置から取得した被検体内画像情報から所定の画像を抽出して医療情報管理サーバに転送する際にも、医療情報管理サーバとの接続状態を確認し、医療情報管理サーバと接続されていない場合には従来システムとの共存によって画像表示装置側で診断レポートを作成して接続復旧後に検査識別情報または仮の検査識別情報とともに医療情報管理サーバに転送して医療情報管理サーバで仮の検査識別情報が付与された患者情報、検査情報を登録した上で診断レポートを記憶させることで、患者情報、検査情報が画像表示装置側で入力設定された場合であっても診断を継続させることができ、管理する情報の整合性を確保することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明にかかる医療情報管理ネットワークシステムの好適な実施の形態を詳細に説明する。本発明は、実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能であり、実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
本実施の形態の医療情報管理ネットワークシステムの説明に先立ち、カプセル型内視鏡システムの概略について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかるカプセル内視鏡システムの一例を示す模式図である。図1に示すように、カプセル型内視鏡システム10は、患者等の被検体1の被検体内画像を撮像する被検体内導入装置であるカプセル型内視鏡2と、このカプセル型内視鏡2から被検体1の被検体内画像情報を受信して蓄積する受信装置3と、受信装置3が受信し蓄積した被検体1の被検体内画像情報を取得して表示、その他の所定の処理を行うワークステーション4と、受信装置3とワークステーション4との間のデータの受け渡しを行うための可搬型の記録媒体5とを備える。
カプセル型内視鏡2は、被検体1の体内画像を撮像するためのものであり、被検体1の臓器内部に導入可能なカプセル型筐体の内部に撮像機能と無線通信機能とを有する。具体的には、カプセル型内視鏡2は、被検体1の口から飲込まれた後、臓器の蠕動運動等によって被検体1の臓器内部を移動しつつ、所定の間隔(例えば0.5秒間隔)で体内画像を順次撮像する。そして、カプセル型内視鏡2は、被検体1の体内画像を含む被検体内情報を外部の受信装置3に対して順次無線送信する。また、カプセル型内視鏡2は、自身を特定するカプセルIDを有し、撮像した画像データを含む画像信号にカプセルIDを付加する。このようなカプセル型内視鏡2は、体内画像等の画像データとともに自身のカプセルIDを外部の受信装置3に対して順次無線送信する。
受信装置3は、カプセル型内視鏡2が撮像した被検体1の体内画像を無線で受信して蓄積するためのものである。具体的には、受信装置3は、複数の受信アンテナ3a〜3hを有し、カプセル型内視鏡2を臓器内部に導入する被検体1に装着(携帯)される。受信装置3は、受信アンテナ3a〜3hを介して、カプセル型内視鏡2が無線送信した画像信号を順次受信して、この画像信号に含まれる画像データとカプセルIDとを取得する。また、受信装置3は、記録媒体5を有し、カプセル型内視鏡2から受信した被検体1の体内画像とカプセルIDとをこの記録媒体5に格納する。
ワークステーション4は、記録媒体5を介して被検体1の体内画像等の各種データを取得し、この取得した各種データをディスプレイ上に表示する画像表示装置としての機能を有する。ワークステーション4は、記録媒体5を介して取得した被検体1の体内画像を表示する。医師または看護師等のユーザは、ワークステーション4が表示した被検体1の体内画像を観察(検査)し、被検体1を診断することで、最大8時間(約60000枚)の画像中から病変部と疑われる所定の画像を抽出するピックアップ処理を行う。また、ワークステーション4は、従来通り、必要に応じて被検体1の診断結果等を示す診断レポートを作成するレポート作成機能を有し、この作成した診断レポートをディスプレイ上に表示する。
記録媒体5は、可搬型の記録媒体であり、上述した受信装置3とワークステーション4との間のデータの受け渡しを行うためのものである。具体的には、記録媒体5は、受信装置3およびワークステーション4に対して着脱可能であって、両者に対する挿着時にデータの出力および記録が可能な構造を有する。このような記録媒体5は、受信装置3に挿着された場合、受信装置3がカプセル型内視鏡2から受信した被検体1の体内画像等を記録し、ワークステーション4に挿着された場合、被検体1の体内画像等の記録データをワークステーション4に送出する。なお、本実施の形態では、可搬型の記録媒体5を介して受信装置3・ワークステーション4間のデータの授受を行うものであり、記録媒体5を受信装置3の一部として扱うが、受信装置3を直接ワークステーション4に接続してデータの授受を行うこととしてもよい。
なお、かかる記録媒体5が記録する各種データは、例えば、被検体1の体内画像群、これら体内画像群に含まれる各体内画像の時間情報(撮像時刻、受信時刻等)、この被検体1の体内画像群を撮像したカプセル型内視鏡2のカプセルID、被検体1の患者情報、被検体1の検査情報等である。ここで、被検体1の患者情報は、被検体1を特定する特定情報であり、例えば、被検体1の患者名、患者ID、生年月日、性別、年齢等である。また、被検体1の検査情報は、被検体1に対して実施されるカプセル型内視鏡検査(臓器内部にカプセル型内視鏡2を導入して臓器内部を観察するための検査)を特定する特定情報であり、例えば、検査毎に異なる検査識別情報である検査ID、検査日等である。
このような受信装置3(記録媒体5を含む)やワークステーション4を用いて構成される、本実施の形態の医療情報管理ネットワークシステムについて説明する。図2は、本実施の形態の医療情報管理ネットワークシステムの構成の一例を示す概略図である。この医療情報管理ネットワークシステム20は、医療情報管理サーバ30と、複数台のワークステーション40と、受信装置50と、ネットワーク60とにより構築されている。
医療情報管理サーバ30は、図示しないクライアント端末等を通じて入力された上述の患者情報や検査情報に対して検査毎に異ならせた検査IDを付与して管理するとともに、ワークステーション40から転送される診断結果を管理するためのものである。また、ネットワーク60は、インターネット、イントラネット、有線LAN、または無線LAN等によって実現される。さらに、ワークステーション40は、前述のワークステション4に相当し、受信装置50は、前述の受信装置3に相当し、記録媒体5を含むものとする。
ここで、医療情報管理サーバ30の概略構成例について図3を参照して説明する。図3は、医療情報管理サーバ30の概略構成例を示すブロック図である。医療情報管理サーバ30は、制御部31とデータベース32とインターフェース(I/F)33とを備える。インターフェース33は、医療情報管理サーバ30をネットワーク60に接続するためのものである。制御部31は、管理部31aと転送処理部31bとレポート作成部31cと登録処理部31dとを有する。
管理部31aは、外部のクライアント端末等から入力される患者情報や検査情報をデータベース32中の患者情報格納欄32aや検査情報格納欄32bに格納する制御を行う。検査情報中には、検査毎に異なる検査識別情報である検査IDが含まれるが、検査IDの付与は、管理部31aにより行われる。ここで、検査IDとしては、例えばシーケンシャルな番号が用いられる。また、管理部31aは、ネットワーク60を介してワークステーション40側から転送される所定のピックアップ画像をデータベース32中のピックアップ画像格納欄32cに患者情報、検査情報等と関連付けて格納する制御を行う。レポート作成部31cは、ワークステーション40側から転送されピックアップ画像格納欄32cに格納された所定のピックアップ画像を元に患者情報、検査情報等と関連付けた被検体1の診断結果等を示す診断レポートを作成し、データベース32中のレポート格納欄32dに格納する。また、管理部31aは、ワークステーション40側で作成された診断レポートが転送された場合には、診断レポートをデータベース32中のレポート格納欄32dに格納する制御も行う。
また、制御部31中の登録処理部31dは、検査IDに代えてワークステーション40によって後述の仮の検査識別情報である仮の検査IDが付与されてピックアップ画像や診断レポートがワークステーション40側から転送された場合に、ワークステーション40側で入力設定された患者情報、検査情報を元にデータベース32内を検索し、同じ患者情報、検査情報のものが存在すれば仮の検査IDを本来の検査IDに置換える一方、同じ患者情報、検査情報のものが存在しなければ新規なものとして仮の検査IDに代えて検査IDを新たに付与してワークステーション40側で入力設定された患者情報、検査情報をそれぞれ患者情報格納欄32a、検査情報格納欄32bに登録する処理を行い、以降の処理を管理部31aやレポート作成部31cに行わせる制御を行う。
また、制御部31中の転送処理部31bは、ワークステーション40側から患者情報、検査情報の転送要求があった場合に、その検索元のワークステーション40への患者情報、検査情報の転送に際して、データベース32を参照して、患者情報、検査情報に検査IDを付加して転送する処理を行うためのものである。
つぎに、ワークステーション40の構成について説明する。図4は、ワークステーション40の概略構成例を示すブロック図である。ワークステーション40は、各種情報を入力する入力部41と、被検体1の体内画像等を表示する表示部42と、記録媒体5を挿着するカードインターフェース(I/F)43とを有する。また、ワークステーション40は、ネットワーク60を介して医療情報管理サーバ30と情報通信を行うためのインターフェース(I/F)44と、被検体1の体内画像等の各種データを記憶する記憶部45と、ワークステーション40の各構成部を制御する制御部46とを有する。
入力部41は、キーボードおよびマウス等の入力デバイスを用いて実現される。入力部41は、ユーザが行う入力操作に応じて、制御部46に各種情報を入力する。入力部41は、必要に応じて、患者情報、検査情報を手動操作で入力設定するために用いられる。表示部42は、液晶ディスプレイ等の各種ディスプレイを用いて実現され、制御部46によって表示指示された各種情報を表示する。表示部42は、例えば、カプセル型内視鏡2が撮像した被検体1の体内画像、被検体1の診断レポート等を表示する。カードI/F43は、記録媒体5が着脱可能に挿着され、挿着された記録媒体5と制御部46との間のデータの入出力を行う。インターフェース44は、ネットワーク60を介して医療情報管理サーバ30と通信接続され、この医療情報管理サーバ30と情報通信を行う。
記憶部45は、RAM、EEPROM、フラッシュメモリ、またはハードディスク等の書き換え可能にデータを保存する各種記憶メディアを用いて実現される。記憶部45は、制御部46が記憶指示した各種データを記憶し、記憶した各種データの中から制御部46が読み出し指示したデータを制御部46に送出する。このような記憶部45は、医療情報管理サーバ30側から転送され、または入力部41の手動操作で入力設定される患者情報、検査情報(検査IDまたは仮の検査IDを含む)をそれぞれ格納する格納欄45a,45bを有する。また、記憶部45は、受信装置50(記録媒体5)側から転送される画像データ群を格納する格納欄45c、複数の被検体の症例データ群を格納した格納欄45d、ワークステーション40においてピックアップされたピックアップ画像データ群を格納する格納欄45e、ワークテーション40において作成された診断レポートの情報を格納する格納欄45fを有する。症例データ群に含まれる一つの被検体の症例データは、その被検体の体内画像群、患者情報、検査情報、各体内画像の時間情報、診断レポート情報等を含む。
制御部46は、ワークステーション4の各構成部(入力部41、表示部42、カードI/F43、インターフェース44、および記憶部45)を制御し、各構成部間における信号の入出力を制御する。また、制御部46は、入力部41によって入力された指示情報に基づいて、症例データ群の中から所望の被検体の症例データを読み出し、この読み出した症例データに含まれる被検体の体内画像群等を表示部42に表示させる。このような本実施の形態の制御部46は、転送処理部46aと画像抽出部46bとレポート作成部46cと接続判定部46dと仮検査ID発行部46eとを備える。転送処理部46aは、受信装置50への患者情報、検査情報の転送に際して、患者情報、検査情報に検査IDまたは仮の検査IDを付加して転送する処理を行うためのものである。
また、画像抽出部46bは、格納欄45cに格納された画像データ群中から、ユーザによる指示操作の下に病変部と疑われる画像をピックアップする処理を行うもので、ピックアップ画像群を格納欄45eに格納させる。また、レポート作成部46cは、症例データ群の中から選択された被検体の症例データ等を元に、被検体1の患者情報、被検体1の診断結果等を掲載した診断レポートを診断結果として作成し、作成した診断レポートを格納欄45fに格納させる。
さらに、接続判定部46dは、所定タイミングで、自身のワークステーション40が医療情報管理サーバ30にアクセス可能な接続状態にあるか否かを判定する処理を行う。接続状態にあるか否かの判定は、例えば所定のデータ(例えば、ダミーデータ)の送受信により行えばよい。また、接続状態の判定を行う所定タイミングは、医療情報管理サーバ30から患者情報、検査情報(検査IDを含む)を取得する際や、医療情報管理サーバ30に対してピックアップ画像を転送する際である。
また、仮検査ID発行部46eは、医療情報管理サーバ30から患者情報、検査情報を取得する際に、医療情報管理サーバ30側との接続状態が断の場合に、ワークステーション40での患者情報、検査情報の入力設定に伴い、医療情報管理サーバ30で付与される検査IDに代えて仮の検査IDを発行して付与する処理を行う。仮の検査IDは、医療情報管理サーバ30で付与される検査IDと重複しないように別個の形式で付与される。例えば、001,002の如くシーケンシャルに管理制御される検査IDに対して、仮の検査IDは、$1,$2の如く設定される。
また、受信装置50(記録媒体5)の構成について説明する。図5は、受信装置50(記録媒体5)の概略構成例を示すブロック図である。受信装置50は、カプセル型内視鏡2が無線送信した画像信号を受信する受信部51と、この画像信号を基に被検体1の体内画像を生成する画像処理部52と、上述の記録媒体5が挿着される記憶部53と、受信装置3の各構成部を制御する制御部54とを有する。ここで、記録媒体5に相当する記憶部53は、検査に先立ちワークステーション40側から転送設定された患者情報、検査情報(検査IDまたは仮の検査IDを含む)を格納する格納欄53a,53bを有するとともに、検査実行に伴いカプセル型内視鏡2から取得した画像データ群を格納する格納欄53cを有する。
このようなシステム構成において、システムの動作制御例について図6を参照して説明する。まず、事前に、医療情報管理サーバ30に対して患者情報、検査情報等がクライアント端末等を介して入力設定され、所定の検査IDが付与される(ステップS101)。そして、内視鏡検査の開始に先立ち、患者情報、検査情報等の取得タイミングになると(ステップS102;Yes)、接続判定部46dによって医療情報管理サーバ30との接続状態を確認する(ステップS103)。ここで、接続状態にあれば(ステップS103;Yes)、ワークステーション40は、ネットワーク60を介して医療情報管理サーバ30にアクセスして患者情報、検査情報を検索することで(ステップS104)、所望の患者情報、検査情報を検査IDとともに、医療情報管理サーバ30からの転送により取得する(ステップS105)。
一方、医療情報管理サーバ30と接続されていない場合には(ステップS103;No)、ワークステーション40において入力部41の手動操作等によって患者情報、検査情報を入力設定するとともに、仮検査ID発行部46eによって仮の検査IDを発行し付与する(ステップS106)。
そして、ワークステーション40の転送処理部46aは、転送または入力設定により取得した患者情報、検査情報(検査IDまたは仮の検査IDを含む)を、対象となる受信装置50に対して転送する(ステップS107)。受信装置50(記録媒体5)は、ワークステーション40から取り外され、被検体1の体表に装着された後、嚥下されたカプセル型内視鏡2から送信されてくる最大約8時間分(約60000枚)の画像を蓄積する検査を実行する(ステップS108)。カプセル型内視鏡2による検査終了後、受信装置50は、被検体1から取り外され、再びワークステーション40に接続される。この接続により、受信装置50は、カプセル型内視鏡2で撮像されて受信した被検体内画像情報を検査IDまたは仮の検査IDと対応付けてワークステーション40に転送する(ステップS109)。
被検体内画像情報が転送されたワークステーション40では、ユーザによる指示操作の下に、画像抽出部46bが病変部と疑われる画像をピックアップする(ステップS110)。そして、医療情報管理サーバ30に対するピックアップ画像の転送に際して、ワークステーション40の接続判定部46eは、医療情報管理サーバ30との接続状態を確認する(ステップS111)。ここで、接続状態にあれば(ステップS111;Yes)、ワークステーション40は、ネットワーク60を介して医療情報管理サーバ30にアクセスして患者情報、検査情報(検査IDまたは仮の検査IDを含む)とともにピックアップ画像を転送する(ステップS112)。
ピックアップ画像が転送された医療情報管理サーバ30では、仮の検査IDが含まれているか否かを判定し(ステップS113)、仮の検査IDが含まれておらず検査IDが含まれている場合には(ステップS113;No)、レポート作成部31cがピックアップ画像を元に診断レポートを作成してレポート格納欄32dに格納する(ステップS114)。一方、仮の検査IDが含まれている場合には(ステップS113;Yes)、登録処理部31dがワークステーション40において入力設定された患者情報、検査情報を元にデータベース32内を検索し、未登録の場合には、これら患者情報、検査情報をデータベース32に登録する(ステップS115)。そして、レポート作成部31cがピックアップ画像を元に診断レポートを作成してレポート格納欄32dに格納する(ステップS114)。
一方、医療情報管理サーバ30と接続されていない場合には(ステップS111;No)、ワークステーション40のレポート作成部46cは、ピックアップ画像を元に診断レポートを作成する(ステップS116)。そして、医療情報管理サーバ30との接続状態を監視し、医療情報管理サーバ30との接続が復旧したら(ステップS117;Yes)、作成した診断レポートを医療情報管理サーバ30側に転送する(ステップS118)。
診断レポートが転送された医療情報管理サーバ30では、仮の検査IDが含まれているか否かを判定し(ステップS119)、仮の検査IDが含まれておらず検査IDが含まれている場合には(ステップS119;No)、転送された診断レポートをレポート格納欄32dに格納する(ステップS120)。一方、仮の検査IDが含まれている場合には(ステップS119;Yes)、登録処理部31dがワークステーション40において入力設定された患者情報、検査情報を元にデータベース32内を検索し、未登録の場合には、これら患者情報、検査情報をデータベース32に登録する(ステップS121)。そして、転送された診断レポートをレポート格納欄32dに格納する(ステップS119)。
このように、本実施の形態の医療情報管理ネットワークシステム20によれば、ワークステーション40は、患者情報、検査情報を取得する際には、医療情報管理サーバ30との接続状態を確認し、医療情報管理サーバ30と接続されていない場合には、スタンドアロン方式の従来システムとの共存によって当該ワークステーション40自身で患者情報、検査情報を入力設定するとともに仮の検査IDを付与して受信装置50に転送することで、医療情報管理サーバ30から患者情報、検査情報を取得できない状況であっても検査を継続し、仮の検査IDと抽出されたピックアップ画像とを医療情報管理サーバ30に転送して医療情報管理サーバ30で仮の検査IDが付与された患者情報、検査情報を登録した上で診断レポートを作成してデータベース32に記憶させ、管理する情報の整合性を確保することができる。
また、本実施の形態の医療情報管理ネットワークシステム20によれば、ワークステーション40は、受信装置50から取得した被検体内画像情報から所定のピックアップ画像を抽出して医療情報管理サーバ30に転送する際にも、医療情報管理サーバ30との接続状態を確認し、医療情報管理サーバ30と接続されていない場合には医療情報管理サーバ30での診断レポートの作成を待つことなく、スタンドアロン方式の従来システムとの共存によってワークステーション40側で診断レポートを作成して接続復旧後に検査IDまたは仮の検査IDとともに医療情報管理サーバ30に転送して医療情報管理サーバ30で仮の検査IDが付与された患者情報、検査情報を登録した上で診断レポートを記憶させることで、患者情報、検査情報がワークステーション40側で入力設定された場合であっても診断を継続させることができ、管理する情報の整合性を確保することができる。
1 被検体
2 カプセル型内視鏡
30 医療情報管理サーバ
40 ワークステーション
50 受信装置
60 ネットワーク
2 カプセル型内視鏡
30 医療情報管理サーバ
40 ワークステーション
50 受信装置
60 ネットワーク
Claims (2)
- 入力された患者情報、検査情報並びに検査毎に異ならせて付与する検査識別情報並びに診断結果を管理する医療情報管理サーバと、
被検体内に導入された被検体内導入装置で撮像された被検体内画像情報を蓄積する受信装置と、
ネットワークを介して前記医療情報管理サーバに接続され、該医療情報管理サーバを検索して取得した所望の前記患者情報、検査情報を対応する前記検査識別情報とともに前記受信装置に設定するとともに、前記患者情報、検査情報および検査識別情報が設定された前記受信装置に蓄積された被検体内画像情報を取得し所定の画像を抽出して前記医療情報管理サーバに転送する複数台の画像表示装置と、
を備え、
前記画像表示装置は、前記患者情報、検査情報および検査識別情報を取得する際に、前記医療情報管理サーバとの接続状態を確認し、前記医療情報管理サーバと接続されていない場合には、当該画像表示装置で患者情報、検査情報を入力設定するとともに仮の検査識別情報を付与して前記受信装置に転送し、
前記受信装置は、前記被検体内導入装置で撮像されて受信した被検体内画像情報を前記検査識別情報または前記仮の検査識別情報と対応付けて前記画像表示装置に転送し、
前記画像表示装置は、前記検査識別情報または前記仮の検査識別情報とともに、前記受信装置から取得した被検体内画像情報から所定の画像を抽出して前記医療情報管理サーバに転送し、
前記医療情報管理サーバは、前記画像表示装置から前記所定の画像が転送された場合であって仮の検査識別情報が付与されているときには、仮の検査識別情報が付与された患者情報、検査情報を登録した後、転送された前記所定の画像に基づき診断レポートを作成して記憶することを特徴とする医療情報管理ネットワークシステム。 - 前記画像表示装置は、前記受信装置から取得した被検体内画像情報から所定の画像を抽出して前記医療情報管理サーバに転送する際に、前記医療情報管理サーバとの接続状態を確認し、前記医療情報管理サーバと接続されている場合には前記検査識別情報または前記仮の検査識別情報とともに抽出された前記所定の画像を前記医療情報管理サーバに転送し、前記医療情報管理サーバが接続されていない場合には抽出された前記所定の画像に基づき当該画像表示装置で診断レポートを作成し、前記医療情報管理サーバとの接続の復旧後に前記検査識別情報または前記仮の検査識別情報とともに該診断レポートを前記医療情報管理サーバに転送し、
前記医療情報管理サーバは、前記画像表示装置から診断レポートが転送された場合であって仮の検査識別情報が付与されているときには、仮の検査識別情報が付与された患者情報、検査情報を登録した後、転送された診断レポートを記憶することを特徴とする請求項1に記載の医療情報管理ネットワークシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007231940A JP2009061123A (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | 医療情報管理ネットワークシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007231940A JP2009061123A (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | 医療情報管理ネットワークシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009061123A true JP2009061123A (ja) | 2009-03-26 |
Family
ID=40556274
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007231940A Pending JP2009061123A (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | 医療情報管理ネットワークシステム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009061123A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014069608A1 (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-08 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 検査情報管理装置及び検査情報管理システム |
-
2007
- 2007-09-06 JP JP2007231940A patent/JP2009061123A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014069608A1 (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-08 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 検査情報管理装置及び検査情報管理システム |
CN104379048A (zh) * | 2012-10-31 | 2015-02-25 | 奥林巴斯医疗株式会社 | 检查信息管理装置和检查信息管理系统 |
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