JP2009060283A - 輻輳制御方法、輻輳制御方式、輻輳制御ノード装置、ノード装置及び制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】各ノード装置で保有しているバッファを有効活用して、パケット損失を抑えることを可能とする輻輳制御方法、輻輳制御方式、輻輳制御ノード装置、ノード装置及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】上位装置と複数のノード装置との間に、伝送されるパケットに対するバッファを備える輻輳制御ノード装置が接続されたネットワークの輻輳制御方法であって、前記輻輳制御ノード装置は、前記バッファの使用量に基づいて前記複数のノード装置が送信するパケットの制限速度を制御し、前記複数のノード装置はパケットの制限速度が定格以下に制御された場合、余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納する。
【選択図】図1
【解決手段】上位装置と複数のノード装置との間に、伝送されるパケットに対するバッファを備える輻輳制御ノード装置が接続されたネットワークの輻輳制御方法であって、前記輻輳制御ノード装置は、前記バッファの使用量に基づいて前記複数のノード装置が送信するパケットの制限速度を制御し、前記複数のノード装置はパケットの制限速度が定格以下に制御された場合、余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納する。
【選択図】図1
Description
本発明は、輻輳制御に関し、特にLAN(Local Area Network)ネットワークにおける輻輳制御方法、輻輳制御方式、輻輳制御ノード装置、ノード装置及び制御プログラムに関する。
本発明の関連技術として、レイヤ2スイッチ等に搭載されているフロー制御機能について説明する。フロー制御機能は、LANネットワークにおいてパケットが輻輳状態になった際に、主にポーズフレームによりフロー制御を行うものであり、特定の送受信インタフェースにトラフィックが集中し帯域があふれた際に、一番多くパケットを送出してきている端末の送受信インタフェースに対してポーズフレームを送出して、当該送受信インタフェースからのパケットの送信を抑えるものである。
また、本発明の他の関連技術として特許文献1には、LANスイッチに複数の通信用端末装置から送信されたデータを格納する受信バッファと、その空き受信バッファ数を監視する受信バッファ監視部と、空き受信バッファ数が少なくなったときに前記複数の通信用端末装置の伝送速度を制御する速度変更指示を出力する速度変更指示送信部とを備え、前記複数の通信用端末装置には速度変更指示を受信したときLANスイッチへデータを送信する際の伝送速度を低い値に変更する速度変更部を備える輻輳制御システムが記載されている。
特開平10−41953号公報
本発明の関連技術の前記フロー制御機能は、特定の端末からのパケット送出を完全に停止させるものであり、その間、当該端末はパケットロスが発生しつづけることや、ポーズフレームを受けた端末のみが通信停止となるため、端末間での不公平が生じるという問題がある。
また、前記特許文献1に記載の他の関連技術では、LANスイッチの空きバッファ数が少なくなった場合に通信用端末装置の伝送速度を低い値に変更できるが、伝送速度が低下した通信用端末装置でのパケットロスが発生するという問題がある。
(目的)
本発明の目的は、以上の課題を解決するものであり、各ノード装置で保有しているバッファを有効活用して、パケット損失を抑えることを可能とする輻輳制御方法、輻輳制御方式、輻輳制御ノード装置、ノード装置及び制御プログラムを提供することにある。
本発明の目的は、以上の課題を解決するものであり、各ノード装置で保有しているバッファを有効活用して、パケット損失を抑えることを可能とする輻輳制御方法、輻輳制御方式、輻輳制御ノード装置、ノード装置及び制御プログラムを提供することにある。
第1の発明の輻輳制御方法は、上位装置と複数のノード装置との間に、伝送されるパケットに対するバッファを備える輻輳制御ノード装置が接続されたネットワークの輻輳制御方法であって、前記輻輳制御ノード装置は、前記バッファの使用量に基づいて前記複数のノード装置が送信するパケットの制限速度を制御し、前記複数のノード装置はパケットの制限速度が定格以下に制御された場合、余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納することを特徴とする。
第2の発明の輻輳制御方式は、上位装置と複数のノード装置との間に、伝送されるパケットに対するバッファを備える輻輳制御ノード装置が接続されたネットワークの輻輳制御方式であって、前記輻輳制御ノード装置は、前記バッファの使用量に基づいて、送信するパケットの制限速度を制御する制御命令を前記複数のノード装置に送信して制御する制御命令送信部を備え、前記複数のノード装置は、パケットの制限速度が定格以下に制御された場合、余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納することを特徴とする。
第3の発明の輻輳制御ノード装置は、上位装置と、パケットの制限速度が定格以下に制御された場合に余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納する複数のノード装置にネットワークで接続された輻輳制御ノード装置であって、前記上位装置と複数のノード装置との間で伝送されるパケットに対するバッファと、前記バッファの使用量に基づいて、前記複数のノード装置が送信するパケットの制限速度を制御する制御命令を前記複数のノード装置に送信する制御命令送信部と、を備えることを特徴とする。
第4の発明のノード装置は、伝送されるパケットに対するバッファと、前記バッファの使用量に基づいて、送信するパケットの制限速度を制御する制御命令を送信する制御命令送信部とを備える輻輳制御ノード装置を介して上位装置とネットワークにより接続されたノード装置であって、前記制御命令を受信し、送信するパケットの制限速度を制御する制御命令受信部を備え、パケットの制限速度が定格以下に制御された場合に余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納することを特徴とする。
第5の発明の制御プログラムは、伝送されるパケットに対するバッファと、前記バッファの使用量に基づいて、送信するパケットの制限速度を制御する制御命令を送信する制御命令送信部とを備える輻輳制御ノード装置を介して上位装置とネットワークにより接続されたノード装置のコンピュータの制御プログラムであって、前記コンピュータを、前記制御命令を受信し、受信した制御命令に基づいて送信するパケットの制限速度を制御する制御命令受信処理、パケットの制限速度が定格以下に制御された場合に余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納する格納処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、既存のネットワーク内の装置のバッファを効率的に活用しているので、新たにデバイスを設けることなく安価に、パケット損失の防止を実現可能である。
(第1の実施形態)
本発明の一実施形態として、輻輳制御ノード装置をレイヤ2スイッチとし、ノード装置を端末装置(端末)としたLANネットワークの構成例により以下詳細に説明する。
本発明の一実施形態として、輻輳制御ノード装置をレイヤ2スイッチとし、ノード装置を端末装置(端末)としたLANネットワークの構成例により以下詳細に説明する。
(構成の説明)
図1は本発明の第1の実施形態のネットワーク構成を示す図である。本実施形態のネットワーク構成は上位装置10とレイヤ2スイッチ20と複数の端末30、40、50とから構成される。
図1は本発明の第1の実施形態のネットワーク構成を示す図である。本実施形態のネットワーク構成は上位装置10とレイヤ2スイッチ20と複数の端末30、40、50とから構成される。
ここで、端末30、40、50はレイヤ2スイッチ20を経由して上位装置10と通信を行う端末である。例えば上位装置10はルータなどの装置である。通常のネットワークにおいてはルータが直接端末と接続されることはなく、図1のように途中にレイヤ2スイッチが入っているのが通常である。このような構成の場合、レイヤ2スイッチと端末間では許容される帯域内でパケット通信ができたとしても、上位装置10とレイヤ2スイッチ間で帯域があふれてしまう場合がある。このように帯域があふれた場合、一時的にパケットデータをバッファ25に格納してパケットロスの発生を防止するように構成する。
次に本実施形態の各装置内部の構成及び動きについて以下説明する。
レイヤ2スイッチ20は、送受信インタフェース21、22、23、24やバッファ25といった通常のレイヤ2スイッチが有している機能のほかに、制御命令送信部26を有している。制御命令送信部26はバッファ25の状態を常時又は定期的に監視し、バッファ25の使用量によりパケットデータがたまってきたと判断した際に、パケット送信制御命令(本発明の制御命令)を送受信インタフェース22、23、24を経由して端末30、40、50に送信する。
レイヤ2スイッチ20は、送受信インタフェース21、22、23、24やバッファ25といった通常のレイヤ2スイッチが有している機能のほかに、制御命令送信部26を有している。制御命令送信部26はバッファ25の状態を常時又は定期的に監視し、バッファ25の使用量によりパケットデータがたまってきたと判断した際に、パケット送信制御命令(本発明の制御命令)を送受信インタフェース22、23、24を経由して端末30、40、50に送信する。
制御命令送信部26からのパケット送信制御命令は、端末30、40、50の制限速度(例えば定格の送信速度に対するパーセンテージ等)を指示するものであり、制限速度はバッファ25の使用量、つまり残量によって可変である。例えば、制御命令送信部26は複数の閾値とバッファ25の使用量とを比較する比較器を備え、前記比較器による比較結果により、バッファ25に比較的空きがあると判断した場合は定格の90%で送信し、バッファ25に空きがほとんどなくなってきたと判断した場合は定格の20%で送信するように制御(命令)するようなパケット送信制御命令を送信することが可能である。
端末30、40、50は、それぞれ送受信インタフェース31、41、51、バッファ32、42、52等の通常の機能のほかに、それぞれ前記パケット送信制御命令を受信する制御命令受信部33、43、53を有している。そして、制御命令受信部33、43、53はレイヤ2スイッチ20からパケット送信制御命令を受信した場合は、端末30、40、50のパケットの送信速度をパケット送信制御命令で指示された制限速度に落とすように設定する。また、パケット送信制御命令により送信速度が遅くなった場合に、パケットが送信できなかった分(本発明の余剰パケット)はそれぞれのバッファ32、42、52に一時的に格納するように制御する。
端末30、40、50が送信速度を落としたことにより、レイヤ2スイッチ20内のバッファ25に余裕が出てきた際には、制御命令送信部26から端末30、40、50に制限速度100%(定格)の内容のパケット送信制御命令(これは実質的にはパケット送信制御命令の解除指示に相当する。)を送出し、パケット送信制御の解除命令(制御命令)を受信した制御命令受信部33、43、53はパケットの送信速度を正常動作(定格の速度)に戻すように制御する。
以上の構成により、パケット輻輳が発生しそうな際、又はバースト的なトラフィックが発生した際などに、LANネットワーク内の各装置が保有しているバッファを有効利用し、パケット損失を最小限に抑えることを可能にしている。
(動作の説明)
次に本実施形態のパケット送信制御の動作を図2、3に示す具体例を使用して説明する。前述のようにパケット送信制御命令には送信速度を定格の何%でパケットを送信するようにという制限速度を指示する情報が設定されるが、当該情報はバッファの使用量によって可変である。以下、具体的なバッファの使用量と制限速度の関係に基づくアルゴリズムによる動作例を説明する。
次に本実施形態のパケット送信制御の動作を図2、3に示す具体例を使用して説明する。前述のようにパケット送信制御命令には送信速度を定格の何%でパケットを送信するようにという制限速度を指示する情報が設定されるが、当該情報はバッファの使用量によって可変である。以下、具体的なバッファの使用量と制限速度の関係に基づくアルゴリズムによる動作例を説明する。
図2はレイヤ2スイッチのバッファ25の使用量と制限速度の関係の例を示す図である。図2に示す場合のアルゴリズムでは、例えば、制御命令送信部26にバッファ使用量の49%、69%及び89%の閾値が設定され、制御命令送信部26は、バッファ使用量と前記閾値とを比較して、バッファの使用量が49%以下であった場合は送信速度の制限を行わないが、使用量が50%から69%の範囲で端末からの送信速度を定格の80%で送出するように指示する。同様に使用量が70%から89%の範囲で端末からの送信速度を定格の50%に指示し、使用量が90%から100%の範囲で端末からの送信速度を定格の20%に指示する。例えば、端末からの送信速度が定格の80%に指示されと、端末とレイヤ2スイッチ間が100Base−TXで接続されている場合、伝送速度は80Mbpsとなる。
図3は図2に係るアルゴリズムによる動作のシーケンス例を示す図である。
制御命令送信部26による(1)のバッファ使用量確認時は、使用量は10%であるため、制御命令送信部26はパケット送信制御命令を送信しない。次に(2)の確認時は、バッファの使用量が60%となったため制御命令送信部26は送信命令受信部33、43、53に対してパケット送信制御命令(制限速度80%)を送信する。パケット送信制御命令を受信した各端末33、43、53は送信速度を定格の80%に落とす。(3)の確認時は再びバッファの使用量が60%であるので、このときはあらためてパケット送信制御命令を送出しない。
制御命令送信部26による(1)のバッファ使用量確認時は、使用量は10%であるため、制御命令送信部26はパケット送信制御命令を送信しない。次に(2)の確認時は、バッファの使用量が60%となったため制御命令送信部26は送信命令受信部33、43、53に対してパケット送信制御命令(制限速度80%)を送信する。パケット送信制御命令を受信した各端末33、43、53は送信速度を定格の80%に落とす。(3)の確認時は再びバッファの使用量が60%であるので、このときはあらためてパケット送信制御命令を送出しない。
その後(4)の確認時に、バッファ使用量が95%であることが確認され、制御命令送信部26はパケット送信制御命令(制限速度20%)を各端末33、43、53に送信する。送信速度を下げたことによりバッファ25の使用量が下がることが想定されるが、(5)の確認時にバッファ25の使用量が80%となったため、制御命令送信部26はパケット送信制御命令(制限速度50%)を送信する。
その後の(6)の確認時にバッファ25のバッファ使用量が40%となったため、制御命令送信部26はパケット送信制御命令(制限速度100%)を各端末に送信する。制限速度100%のパケット送信制御命令は、実質的にパケット送信制御の解除に相当し、端末33、34、53は通常の送信速度に戻る。
このようにして、トラフィックが一時的に集中した際に、レイヤ2スイッチのバッファ25だけで対応するだけでなく、パケット送信元である端末33、34、53内のバッファ32、42、52も使用して対応する。
これにより、各端末に緩やかな制限速度の送信制御を実行させているので、特定のネットワーク箇所や時間的に集中したパケット損失を抑えることが可能である。また、パケットの送信速度の制限を端末33、34、53間で公平化できるとともにLANネットワーク全体でのパケット損失を低減することが可能となる。
(第2の実施形態)
以上の実施形態は、レイヤ2スイッチのバッファ25に加えて、複数の端末30、40、50のバッファの空きを利用してトラフィックの一時的集中に対応可能とする構成例であるが、本発明の第2の実施形態として、端末の構成をさらに工夫することにより、レイヤ2スイッチ等のトラフィックの一時的集中時に、一部の端末30等の内蔵バッファの空き容量が所定値以下になるような状況では、当該端末からのパケットの送出を通常通り送信速度で行うことを可能にすることができる。
以上の実施形態は、レイヤ2スイッチのバッファ25に加えて、複数の端末30、40、50のバッファの空きを利用してトラフィックの一時的集中に対応可能とする構成例であるが、本発明の第2の実施形態として、端末の構成をさらに工夫することにより、レイヤ2スイッチ等のトラフィックの一時的集中時に、一部の端末30等の内蔵バッファの空き容量が所定値以下になるような状況では、当該端末からのパケットの送出を通常通り送信速度で行うことを可能にすることができる。
図4は本発明の第2の実施形態の端末の構成例を示す図である。トラフィックの集中時に一部の端末が通常通りの送信速度のパケットの送出を可能にした構成例である。本実施形態における上位装置10、レイヤ2スイッチ20及び端末30、40、50の基本的構成は上記の通りであるが、端末30内にバッファ32を監視し、監視結果により制御命令受信部33を制御して、受信したパケット送信制御命令による制限速度の抑制を解除する機能を有するバッファ監視部34を備える点を特徴とする。
端末30のバッファ32が一杯であったとしても他の端末40、50のバッファ42、52に余裕がある場合がありうるから、端末30内のバッファ監視部34によりバッファ32を監視して、バッファ32の空き容量がなくなった際には、端末30がパケット送信制御命令を受信し、送信速度を抑えた状態であったとしても、通常どおりパケットを送出するように制御命令受信部33による制限速度の抑制の制御を解除する。従って、本実施形態は他の端末40、50のバッファ42、52に余裕がある場合や、容量が大きい場合に有効である。
(第3の実施形態)
以上の実施形態及び後述する他の実施形態の端末の処理は、コンピュータ制御により実行可能である。
図5は本発明の第3の実施形態の端末の構成例を示す図である。本実施形態の端末60は、同図(a)に示すようにバスを介して接続された送受信インタフェース61、バッファ62に加え、コンピュータを構成するCPU(中央処理装置)64、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等からなるメインメモリ65等を備える。なお、端末のユーザ側の入出力構成は省略している。
以上の実施形態及び後述する他の実施形態の端末の処理は、コンピュータ制御により実行可能である。
図5は本発明の第3の実施形態の端末の構成例を示す図である。本実施形態の端末60は、同図(a)に示すようにバスを介して接続された送受信インタフェース61、バッファ62に加え、コンピュータを構成するCPU(中央処理装置)64、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等からなるメインメモリ65等を備える。なお、端末のユーザ側の入出力構成は省略している。
メインメモリ65のROMには以上の実施形態の動作を制御する制御プログラムが格納され、CPU64はメインメモリ65に格納された制御プログラムを読み込み、CPU64は読み込んだ制御プログラムにより制御され、送受信インタフェース61、バッファ62を制御し、前述のような端末機能の処理を実行する。つまり、CPU64は、同図(b)に示す機能ブロック64のように、端末60自体又は図1に示すレイヤ2スイッチ20からのパケットの送受信処理641、レイヤ2スイッチ20から受信したパケット送信制御命令を受信し、送信するパケットの制限速度を制御する制御命令受信処理643、パケットの制限速度が定格以下に制御した場合であって、送信するパケットに余剰が生じた場合にバッファ62に一時的に格納し、送信可能時点で読み出して送信する格納処理642の各処理を実行する。
本実施形態の制御プログラムは、伝送されるパケットに対するバッファに加え、前記バッファの使用量に基づいて、送信するパケットの制限速度を制御する制御命令を送信する制御命令送信部を備えるレイヤ2スイッチ20を介して上位装置10とネットワークにより接続された本実施形態の端末60のコンピュータに対し、前記制御命令送信部からの制御命令を受信し、受信した制御命令に基づいて送信するパケットの制限速度を制御する制御命令受信処理、パケットの制限速度が定格以下に制御された場合に余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納する格納処理を実行する。
(第4の実施形態)
図6は本発明の第4の実施形態の端末の構成例を示す図である。本実施形態の端末60は、図5(a)に示す構成と同様であるが、機能ブロック64として端末60のバッファ62の空き容量が極端に少なくなる又は無くなるといった場合にパケットロスの発生を防止するため、バッファ62の空き容量を監視し、空き容量が所定値以下の場合に伝送速度を定格に制御するバッファ監視処理644を有する。本実施形態の制御プログラムは、端末60のコンピュータに、更に送信するパケットの制限速度が定格以下に制御される場合であって、内蔵バッファの空き容量が所定値以下の場合に、パケットの制限速度を定格に制御するバッファ監視処理を実行する。
図6は本発明の第4の実施形態の端末の構成例を示す図である。本実施形態の端末60は、図5(a)に示す構成と同様であるが、機能ブロック64として端末60のバッファ62の空き容量が極端に少なくなる又は無くなるといった場合にパケットロスの発生を防止するため、バッファ62の空き容量を監視し、空き容量が所定値以下の場合に伝送速度を定格に制御するバッファ監視処理644を有する。本実施形態の制御プログラムは、端末60のコンピュータに、更に送信するパケットの制限速度が定格以下に制御される場合であって、内蔵バッファの空き容量が所定値以下の場合に、パケットの制限速度を定格に制御するバッファ監視処理を実行する。
(他の実施形態)
以上の実施形態において、レイヤ2スイッチは、制御命令送信部26における送信制御命令の内容を決定する判断基準としてバッファの使用量の確認時の瞬間のバッファ使用量だけでなく、バッファの使用量の増加、減少傾向等を加味して判断するように構成すればバッファの使用量の予測制御が可能となる。例えば、図2に示す閾値による制限速度の判定に加えて、バッファの使用量の変化量をも算出し、増加傾向にある場合は判定した制限速度に更に所定量等を減算し、減少傾向にある場合は判定した制限速度に更に所定量等を加算する等の方法を追加して複数のノード装置の制限速度を制御することが可能である。
以上の実施形態において、レイヤ2スイッチは、制御命令送信部26における送信制御命令の内容を決定する判断基準としてバッファの使用量の確認時の瞬間のバッファ使用量だけでなく、バッファの使用量の増加、減少傾向等を加味して判断するように構成すればバッファの使用量の予測制御が可能となる。例えば、図2に示す閾値による制限速度の判定に加えて、バッファの使用量の変化量をも算出し、増加傾向にある場合は判定した制限速度に更に所定量等を減算し、減少傾向にある場合は判定した制限速度に更に所定量等を加算する等の方法を追加して複数のノード装置の制限速度を制御することが可能である。
更に、制御命令送信部26におけるバッファの使用量の判断基準としての閾値の設定は一例であり、適宜、別の設定値を選定して用いることができることは明らかである。また、制御命令送信部26のバッファの使用量と閾値とを比較する比較器の比較特性にヒステリシスなどの特性を持たせることにより、バッファの使用量の僅かな上下動等の変化に対する不感帯を設けて頻繁なパケット送信制御命令の送出を防止するように構成することができる。
また、以上の実施形態では、輻輳制御ノード装置をレイヤ2スイッチとして適用した例で説明したが、本発明の輻輳制御ノード装置としてはレイヤ3スイッチ、ハブ、ルータなどに適用可能である。
更に、端末としては、レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチ、ハブ、ルータなどのうち、輻輳制御ノード装置として適用した以外のものを適用する可能である。
以上の構成及び動作からわかるように前記実施形態により、パケット輻輳が発生している、もしくは発生しそうな装置に加え、各端末にもバッファがあることに着目し、そのバッファを有効活用することにより、ネットワーク内におけるパケット損失を抑えることが実現可能である。
10 上位装置
20 レイヤ2スイッチ(輻輳制御ノード装置)
21、22、23、24、31、41、51、61 送受信インタフェース
25、32、42、52 バッファ
26 制御命令送信部
30、40、50 端末(ノード装置)
33、43、53 制御命令受信部
34 バッファ監視部
64 CPU
62 バッファ(内蔵バッファ)
65 メインメモリ
64 機能ブロック
20 レイヤ2スイッチ(輻輳制御ノード装置)
21、22、23、24、31、41、51、61 送受信インタフェース
25、32、42、52 バッファ
26 制御命令送信部
30、40、50 端末(ノード装置)
33、43、53 制御命令受信部
34 バッファ監視部
64 CPU
62 バッファ(内蔵バッファ)
65 メインメモリ
64 機能ブロック
Claims (23)
- 上位装置と複数のノード装置との間に、伝送されるパケットに対するバッファを備える輻輳制御ノード装置が接続されたネットワークの輻輳制御方法であって、前記輻輳制御ノード装置は、前記バッファの使用量に基づいて前記複数のノード装置が送信するパケットの制限速度を制御し、前記複数のノード装置はパケットの制限速度が定格以下に制御された場合、余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納することを特徴とする輻輳制御方法。
- 前記輻輳制御ノード装置には、前記バッファの使用量に対する複数の閾値が設定され、前記バッファの使用量が何れの閾値の範囲かにより、前記パケットの制限速度を制御することを特徴とする請求項1記載の輻輳制御方法。
- 前記複数のノード装置がパケットの制限速度が定格以下に制御される場合であって、前記複数のノード装置の一部のノード装置において内蔵バッファの空き容量が所定値以下の場合に、当該ノード装置のパケットの制限速度を定格に制御することを特徴とする請求項1又は2記載の輻輳制御方法。
- 前記バッファの使用量が何れの閾値の範囲かに加えて、バッファの使用量の増加傾向か減少傾向かを加味して、前記パケットの制限速度を制御することを特徴とする請求項2又は3記載の輻輳制御方法。
- 前記輻輳制御ノード装置は、レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチ、ハブ又はルータであることを特徴とする請求項1ないし4の何れかの請求項記載の輻輳制御方法。
- 上位装置と複数のノード装置との間に、伝送されるパケットに対するバッファを備える輻輳制御ノード装置が接続されたネットワークの輻輳制御方式であって、前記輻輳制御ノード装置は、前記バッファの使用量に基づいて、送信するパケットの制限速度を制御する制御命令を前記複数のノード装置に送信して制御する制御命令送信部を備え、前記複数のノード装置は、パケットの制限速度が定格以下に制御された場合、余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納することを特徴とする輻輳制御方式。
- 前記制御命令送信部は、前記バッファの使用量に対する複数の閾値が設定され、前記バッファの使用量が何れの閾値の範囲かにより、前記制御命令を前記複数のノード装置に送信して制御することを特徴とする請求項6記載の輻輳制御方式。
- 前記複数のノード装置がパケットの制限速度が定格以下に制御される場合であって、前記複数のノード装置の一部のノード装置において内蔵バッファの空き容量が所定値以下の場合に、当該ノード装置のパケットの制限速度を定格に制御するバッファ監視部を備えることを特徴とする請求項6又は7記載の輻輳制御方式。
- 前記制御命令送信部は、前記バッファの使用量が何れの閾値の範囲かに加えて、バッファの使用量の増加傾向か減少傾向かを加味して、前記制御命令を前記複数のノード装置に送信して制御することを特徴とする請求項7又は8記載の輻輳制御方式。
- 前記輻輳制御ノード装置は、レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチ、ハブ又はルータであることを特徴とする請求項6ないし9の何れかの請求項記載の輻輳制御方式。
- 上位装置と、パケットの制限速度が定格以下に制御された場合に余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納する複数のノード装置にネットワークで接続された輻輳制御ノード装置であって、前記上位装置と複数のノード装置との間で伝送されるパケットに対するバッファと、前記バッファの使用量に基づいて、前記複数のノード装置が送信するパケットの制限速度を制御する制御命令を前記複数のノード装置に送信する制御命令送信部と、を備えることを特徴とする輻輳制御ノード装置。
- 前記制御命令送信部は、前記バッファの使用量に対する複数の閾値が設定され、前記バッファの使用量が何れの閾値の範囲かにより、前記制御命令を前記複数のノード装置に送信して制御することを特徴とする請求項11記載の輻輳制御ノード装置。
- 前記複数のノード装置がパケットの制限速度が定格以下に制御される場合であって、前記複数のノード装置の一部のノード装置において内蔵バッファの空き容量が所定値以下の場合に、当該ノード装置のパケットの制限速度を定格に制御するバッファ監視部を備えることを特徴とする請求項11又は12記載の輻輳制御ノード装置。
- 前記制御命令送信部は、前記バッファの使用量が何れの閾値の範囲かに加えて、バッファの使用量の増加傾向か減少傾向かを加味して、前記制御命令を前記複数のノード装置に送信して制御することを特徴とする請求項12又は13記載の輻輳制御ノード装置。
- レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチ、ハブ又はルータであることを特徴とする請求項11ないし14の何れかの請求項記載の輻輳制御ノード装置。
- 伝送されるパケットに対するバッファと、前記バッファの使用量に基づいて、送信するパケットの制限速度を制御する制御命令を送信する制御命令送信部とを備える輻輳制御ノード装置を介して上位装置とネットワークにより接続されたノード装置であって、前記制御命令を受信し、送信するパケットの制限速度を制御する制御命令受信部を備え、パケットの制限速度が定格以下に制御された場合に余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納することを特徴とするノード装置。
- 前記制御命令送信部は、前記バッファの使用量に対する複数の閾値が設定され、前記バッファの使用量が何れの閾値の範囲かにより、前記制御命令を送信することを特徴とする請求項16記載のノード装置。
- パケットの制限速度が定格以下に制御される場合であって、内蔵バッファの空き容量が所定値以下の場合に、パケットの制限速度を定格に制御するバッファ監視部を備えることを特徴とする請求項16又は17載のノード装置。
- 前記制御命令送信部は、前記バッファの使用量が何れの閾値の範囲かに加えて、バッファの使用量の増加傾向か減少傾向かを加味して、前記パケットの制限速度を制御することを特徴とする請求項17又は18記載のノード装置。
- レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチ、ハブ、ルータ又は端末であることを特徴とする請求項16ないし19の何れかの請求項記載のノード装置。
- 伝送されるパケットに対するバッファと、前記バッファの使用量に基づいて、送信するパケットの制限速度を制御する制御命令を送信する制御命令送信部とを備える輻輳制御ノード装置を介して上位装置とネットワークにより接続されたノード装置のコンピュータの制御プログラムであって、前記コンピュータを、前記制御命令を受信し、受信した制御命令に基づいて送信するパケットの制限速度を制御する制御命令受信処理、パケットの制限速度が定格以下に制御された場合に余剰パケットを内蔵バッファに一時的に格納する格納処理を実行することを特徴とする制御プログラム。
- 前記コンピュータに、送信するパケットの制限速度が定格以下に制御される場合であって、内蔵バッファの空き容量が所定値以下の場合に、パケットの制限速度を定格に制御するバッファ監視処理を実行することを特徴とする請求項21記載の制御プログラム。
- 前記ノード装置は、レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチ、ハブ、ルータ又は端末であることを特徴とする請求項21又は22記載の制御プログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007224714A JP2009060283A (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 輻輳制御方法、輻輳制御方式、輻輳制御ノード装置、ノード装置及び制御プログラム |
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JP2007224714A JP2009060283A (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 輻輳制御方法、輻輳制御方式、輻輳制御ノード装置、ノード装置及び制御プログラム |
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Cited By (2)
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JP2010232876A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Kyocera Corp | 通信機器 |
WO2021191979A1 (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-30 | ソニーグループ株式会社 | 無線通信装置及び伝送レート調節方法 |
-
2007
- 2007-08-30 JP JP2007224714A patent/JP2009060283A/ja not_active Withdrawn
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