JP2009059194A - 記憶媒体リーダ・ライタシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】リーダ/ライタの設置スペースを必要することなく、ユーザにわかりやすいインターフェイスを提供する電子決済技術を提供する。
【解決手段】この記憶媒体リーダ・ライタシステムは、画像を表示する液晶ディスプレイ装置であって、その表面に非接触式ICカードを置くことが可能な液晶ディスプレイ装置と、液晶ディスプレイ装置の下方に設けられ、液晶ディスプレイ装置の表面に置かれた非接触式ICカードを読み取るためのアンテナと、液晶ディスプレイ装置に画像を表示させる制御装置とを有し、制御装置は、非接触式ICカードを置く位置をユーザに示す位置指示情報を液晶ディスプレイ装置に表示させ、前記位置指示情報は、前記アンテナが放射する読み取り電波が液晶ディスプレイ装置を通過する領域に表示される。
【選択図】図5

Description

本発明は、記憶媒体リーダ・ライタシステムに関し、より詳しくは、一般に電子マネーと呼ばれる価値情報を記憶するなど、さまざまな情報の記憶に用いられる記憶媒体を読み取り、情報を利用した処理を行うための記憶媒体リーダ・ライタシステムに関する。
近年の非接触式ICカードの普及により、さまざまなシーンで非接触式ICカードを記憶媒体として、これに情報の読み書きを行うことによりさまざまな処理を行うことが行われている。その処理の代表例としては、非接触式ICカードを用いた電子決済が普及してきており、ユーザは非接触ICカードを用いて、現金を用いない決済方法を選択可能になっている。
現在の非接触式ICカードを用いた決済方式は、売り上げ、現金の出納を集計するための店舗レジスタ(小売店売上機)と、非接触式ICカードを読み取るリーダ/ライタ、及びリーダ/ライタによって読み取った情報に基づいて電子決済を行う決済端末とを互いに接続して、代金の引き落としなどの処理を行う(例えば、特許文献1)。
特開2000−207509号公開公報(図1、図2など)
しかし、一般に店舗内の代金収受場所であるレジカウンタのスペースは限られており、レジスタに加えてリーダ/ライタを置くと、レジ担当者の作業スペースがさらに限定されてしまい、作業効率を妨げるという問題があった。
また、リーダ/ライタの場所がわからない場合は、非接触式ICカードを用いて支払いを行うユーザはどこに非接触式ICカードを置いて読み取らせればよいのか、戸惑うことがあり、スムーズな記憶媒体の読み書き処理を妨げる恐れもあった。
本発明の目的は、リーダ/ライタの設置スペースを必要することなく、ユーザにわかりやすいインターフェイスを提供する記憶媒体の読み取り及び/又は書き込みを行う技術を提供することにある。
上記課題を解決するための手段として、本発明は以下の特徴を有する。
本発明の第1の態様は、記憶媒体リーダ・ライタシステムとして提案される。この記憶媒体リーダ・ライタシステムは、画像を表示する表示手段(例えば、液晶ディスプレイ装置)であって、その表面に記憶媒体(例えば、非接触式ICカード)を置くことが可能な表示手段と、前記表示手段の下方に設けられ、前記表示手段の表面に置かれた記憶媒体を読み取るためのアンテナと、前記表示手段に画像を表示させる制御手段(例えば、制御装置)とを有し、前記制御手段は、前記記憶媒体を置く位置をユーザに示す位置指示情報を前記表示手段に表示させ、前記位置指示情報は、前記アンテナが放射する読み取り電波が前記表示手段を通過する領域に表示させることを特徴としている。
本発明によれば、リーダ/ライタの設置スペースを必要することなく、ユーザにわかりやすいインターフェイスを提供する記憶媒体リーダ・ライタシステムを提供できる。
また、上記記憶媒体リーダ・ライタシステムにおいて、前記アンテナは前記表示手段とほぼ同じ大きさとしてもよい。このような構成を有する記憶媒体リーダ・ライタシステムによれば、表示手段に表示させる内容(デザイン、レイアウトなど)が位置指示情報に制約されることはなく、表示手段に表示させる内容を自由に決定できるようになる。
本発明の第2の態様は、記憶媒体リーダ・ライタシステムとして提案される。この記憶媒体リーダ・ライタシステムは、画像を表示する表示手段(例えば、液晶ディスプレイ装置)であって、その表面に読み取り対象となる記憶媒体(例えば、非接触式ICカード)が置かれる表示手段と、前記表示手段の下方に設けられ、前記表示手段の表面に置かれた記憶媒体を読み取るためのアンテナであって、そのアンテナの放射する読み取り用電波が前記表示手段の表面上方を横断するような放射特性を有するアンテナと、前記表示手段に画像を表示させる制御手段(例えば、制御装置)とを有し、前記制御手段は、前記記憶媒体を置く位置をユーザに示す位置指示情報を前記表示手段に表示させ、前記位置指示情報は、前記アンテナが放射する読み取り電波が前記表示手段上方を通過する領域に表示されることを特徴としている。
かかる記憶媒体リーダ・ライタシステムによれば、リーダ/ライタの設置スペースを必要することなく、ユーザにわかりやすいインターフェイスを提供するとともに、アンテナによって発生される読み取り用電波が表示手段を通過することによって減衰することなく記憶媒体に到達でき、また記憶媒体が発生する応答も表示手段を通過することによって減衰することなく、アンテナに到達するため、リーダ/ライタの出力が小さくとも記憶媒体の読み取りが確実に行える記憶媒体リーダ・ライタシステムを提供できる。
本発明の第3の態様は、記憶媒体リーダ・ライタシステムとして提案される。この記憶媒体リーダ・ライタシステムは、画像を表示する表示手段(例えば、液晶ディスプレイ装置)と、前記表示手段の下方に設けられ、記憶媒体(例えば、非接触式ICカード)を読み取るための読み取り電波が前記表示手段の縁部を斜めに通過するように配置されたアンテナと、前記記憶媒体を内部に収容するための開口を有し、前記開口から挿入された前記記憶媒体が前記アンテナと略平行になるように保持する保持手段(例えば、カード収容ボックス)と、前記表示手段に前記保持手段の開口の位置をユーザに知らせる位置指示情報を表示させる制御手段(例えば、制御装置)とを有することを特徴としている。
かかる記憶媒体リーダ・ライタシステムによれば、リーダ/ライタの設置スペースを必要することなく、ユーザにわかりやすいインターフェイスを提供するとともに、アンテナによって発生される読み取り用電波が表示手段を通過することによって減衰することなく記憶媒体に到達でき、また記憶媒体が発生する応答も表示手段を通過することによって減衰することなく、アンテナに到達するため、リーダ/ライタの出力が小さくとも記憶媒体の読み取りが確実に行える記憶媒体リーダ・ライタシステムを提供できる。
本発明によれば、リーダ/ライタの専用設置スペースを必要することなく、ユーザ(購買客)に記憶媒体である非接触ICカードを読み取らせるために置くべき位置がわかりやすい、記憶媒体の読み取り/書き込み技術を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかる記憶媒体リーダ・ライタシステムの構成例を示すブロック図である。記憶媒体リーダ・ライタシステムは、いわゆる非接触式ICカードのような無線を用いて読み書き可能な記憶媒体から情報を読み取り、あるいは情報を書き込むためのシステムであって、電子決済や情報の記録変更などさまざまな用途に使用可能なシステムである。
記憶媒体リーダ・ライタシステム1は、本発明の表示手段に相当する液晶ディスプレイ装置10と、本発明の記憶媒体に相当する非接触式ICカード15の読み書きを行うためのリーダ/ライタ本体20と、リーダ/ライタ本体20に接続されたアンテナ30と、液晶ディスプレイ装置10及びリーダ/ライタ本体20に接続された制御装置40(本発明の制御手段に相当する)とを有する。
記憶媒体リーダ・ライタシステム1は、ネットワーク50に接続された決済システム60と接続されることにより電子決済システムを構成する。
液晶ディスプレイ装置10はコンビニ店や販売店舗などのカウンタやレジ机に置かれて、客に商品情報(商品外観、スペック、値段など)や、非接触ICカードを読み取らせるために液晶ディスプレイ装置10の表面に置く位置をユーザに指示する情報(位置指示情報)などを表示する装置であって、例えば、薄型液晶ディスプレイ装置、有機ELディスプレイなどである。
非接触式ICカード15は、リーダ/ライタ20と無線通信により通信可能なICチップ(非接触式ICチップと呼ぶ)を有する装置であって、非接触式ICチップを搭載したプラスチックカードのほか、非接触式ICチップを搭載した携帯電話機、移動体通信端末などを含む。
図2は、非接触式ICカード15の構成例を示すブロック図である。以下、図2を参照しながら、非接触式ICカード15の構成例を説明する。非接触式ICカード15は、メモリ151と、制御部152と、送受信部153と、アンテナ154とを有している。メモリ151は、価値情報など、読み取り対象となる情報を記憶している記憶装置である。制御部152は、リーダ/ライタ本体20からのコマンド、リクエスト、命令などを解釈し、これに応答する動作を実行する。送受信部153は、変調部(図略)、復調部(図略)を有しており、リーダ/ライタ本体20と無線によりデータの送受信を行うために信号の変調/復調を行う。アンテナ154はアンテナ30からの変調波を受信し、これを送受信部153に給電すると共に、送受信部153からの変調信号を受け取り、これをアンテナ30に受信させる様、空中に放射する。
「価値情報」は,ICカードなどのデータ記憶装置に記憶されて,商品やサービスの提供に対する対価として交換可能な価値に関する情報である。価値情報には,通貨に相当する貨幣的価値を有するものや,ポイントなどように商品やサービスと交換可能な擬似貨幣的価値を有するものが含まれる。
アンテナ30は、リーダ/ライタ本体20からの変調波を非接触式ICカード15に向けて送信するとともに、非接触式ICカード15からの応答信号を受信してリーダ/ライタ本体20に給電する。アンテナ30は、例えばプラスチック板、紙フェノール、ガラスガラスエポキシなどで形成された基板にに銅やアルミの箔を渦巻き状に印刷したプリントアンテナ、フィルムアンテナなどである。
リーダ/ライタ本体20は、記憶媒体である非接触式ICカード15に記憶された情報を、無線通信によって読み書き(データ呼び出し・登録・削除・更新など)を行う装置である。図3に、リーダ/ライタ本体20の構成例を示すブロック図を掲げる。
リーダ/ライタ本体20は、制御部201と、制御部201に接続された送受信部202とを有している。送受信部202はアンテナ15にケーブルなどによって接続されている。
制御部201は、制御装置40からの命令を受け取り、これに応じて送受信部202を駆動させ、また送受信部202から出力されたデータ(非接触式ICカード15から読み取ったもの)を制御装置40に渡す機能を有している。制御部101は、例えば、CPU、ROM、RAMを有するマイクロコンピュータである。
送受信部202は、アンテナ15を介して非接触式ICカード15と無線によりデータの送受信を行う機能を有する。より詳しくは、送受信部202は、変調部203と復調部204とを有している。変調部203は、制御部201から受け取った所定のコマンド、リクエスト、命令などの情報に応じたベース信号でキャリア波を所定の変調方式で変調した変調波を生成する。復調部204は、非接触式ICカード15が記憶している価値情報に応じたベース信号に基づいて負荷変調された磁界を復調し、当該データに応じたベース信号を取り出し、制御部201に渡す機能を有する。送受信部202は、例えば変調回路、復調回路を有するRFモジュールなどである。
次に、制御装置40について説明する。制御装置40は、リーダ/ライタ本体20を駆動させて、非接触式ICカード15が記憶する価値情報を読み取るとともに、購入金額に応じて価値情報を書き換えさせる。また、制御装置40は、液晶ディスプレイ装置10を駆動させて、非接触式ICカード15の読み取り位置を指示する情報及びその他情報を表示させる。また、制御装置40は、非接触式カード15の書き換えに応じて、購入金額に応じた決済を行うよう決済システム60に要求する機能を有する。
制御装置40は、演算処理装置(CPU)、主メモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、入出力装置(I/O)、必要な場合にはハードディスク装置等の外部記憶装置を具備している装置であって、例えばコンピュータ、ワークステーションなどの装置である。前記ROM、若しくはハードディスク装置などにプログラムが記憶されており、このプログラムを主メモリ上に載せ、CPUがこれを実行することにより制御装置40が実現される。また、上記プログラムは必ずしも情報処理装置内の記憶装置に記憶されていなくともよく、外部の装置(例えば、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダのサーバなど))から提供され、これを主メモリに乗せる構成であってもよい。さらに、この制御装置40は単体の装置で構成されていてもよいし、複数の装置をネットワークにより結合して構成されるものでもよい。
図4は、制御装置40の構成例を示す機能ブロック図である。制御装置40は、ネットワーク50に接続された通信制御部404と、通信制御部404に接続された決済処理部401と、決済処理部401に接続されたディスプレイ制御部403と、決済処理部401に接続された入力部402を有している。本明細書中「接続されている」とは、物理的電気的につながっていることだけでなく、ブログラムやプロセスが互いにデータや引数をやり取りできることも含めて、「接続されている」と表現する。
さて、通信制御部404は、ネットワーク10を介して決済システム60とデータやメッセージを送受信するため、所定のプロトコルの実行、及びデータと電気信号の相互変換を実行する機能を有し、例えば、ネットワークボード/ネットワークカード、LANボードなどである。
入力部402は、ユーザ(客、購入者など)が購入を希望する商品などの金額、或いは商品IDを入力する装置であって、例えば、キーボード、赤外線スキャナ、光学リーダなどである。
決済処理部401は、入力部402から入力された情報を受け取ると、リーダ/ライタ本体20に購入金額に応じた額を差し引く処理を非接触式ICカード15に対して行うよう指令する。リーダ/ライタ本体20から購入金額に応じた額を差し引く処理が完了した通知を受け取ると、決済処理部401は、通信処理部404を介して決済システム60に購入金額に応じた額の決済を行うよう要求するメッセージを送信する。また、決済処理部401は、入力部402から入力された情報を受け取ると、液晶ディスプレイ装置10に非接触式ICカード15の読み取り位置を指示する情報などを表示するよう指示する。
ディスプレイ制御部403は、決済処理部401からの指令に従って、ユーザに読み取り位置を指示する情報を液晶ディスプレイ装置に表示させる。ユーザは、読み取り位置を指示する情報に従って、液晶ディスプレイ装置10上或いはその近傍の位置であって、アンテナ30により非接触式ICカード15との通信が可能となる位置に非接触式ICカード15を置くことが容易に行える。また、ディスプレイ制御部403は、購入対象である商品をユーザに確認させるための情報(商品名、商品画像、値段など)、決済が完了したことを通知するメッセージなどの情報を上記読み取り位置を指示する情報に合わせて表示させるようにしても構わない。
ネットワーク50は、有線・無線、専用回線・交換回線を問わず、これに接続されている装置がそれぞれ目的とする装置に対しセッションを確立したときにその装置間での情報の送受を可能とするように作用する。ネットワーク50は、インターネットのように、ゲートウエイを介して複数のネットワークが組み合わされて実現しても構わない。また、その接続についてもいわゆるバックボーンといわれる基幹線に直接接続せずとも、PPP接続などによって一時的に接続してあっても、セッションを確立したときにその間で情報の送受ができるようになっていれば構わない。
決済システム60は、制御装置40から通知される購入金額に応じて、必要な決済処理を行うシステムである。例えば、制御装置40は、3、000円の価値情報を記憶している非接触ICカード15から1,000円分の購入処理を行った旨を決済システム60に通知すると、購入金額1,000円に応じた額(例えば、購入金額から決済手数料を差し引いた額)を指定された口座(例えば、その制御装置40が備えられた店舗を運営する経営者又は企業の銀行口座)に振り込む処理を実行する。なお、この場合リーダ/ライタ本体20は、非接触式ICカード15の記憶する価値情報を元の3,000円から購入金額1,000円を差し引いた2,000円に書き換える処理を行っている。
次に、液晶ディスプレイ装置10、アンテナ30の配置位置について説明する。
図5は、本実施の形態にかかる液晶ディスプレイ装置10、アンテナ30の配置位置の例を示す図である。アンテナ30は、液晶ディスプレイ装置10の裏面の適宜の場所に設ける。本実施の形態では、購入客から見て液晶ディスプレイ装置10の右下隅裏側部にアンテナ30が設置されているものとする。
アンテナ30が放射する読み取り用電波が液晶ディスプレイ装置10の表面まで到達できるように、且つ非接触式ICカード15からの応答がアンテナ30に到達できるように液晶ディスプレイ装置10はその構成材料及び厚さが設計されている。なお、リーダ/ライタ本体20は必ずしも液晶ディスプレイ装置10の裏面側に設置する必要はなく、任意の場所に設置して構わない。
図5では、液晶ディスプレイ装置10とアンテナ30との間に空間があるように図示したが、アンテナ30は液晶ディスプレイ装置10の裏面に密着させても構わない。裏面にアンテナ30が密着させてある液晶ディスプレイ装置10は、支払いカウンタやレジデスク上に置かれ、購入客(ユーザ)が液晶ディスプレイ装置10の表示内容を視認できるようにする。
図6は、制御装置40のオペレータ(例えば、店員、レジ担当者など)が入力部402より、商品ID、購入金額を入力した後の液晶ディスプレイ装置10の表示画面例である。液晶ディスプレイ装置10には、制御装置40、より詳しくはディスプレイ制御部403により商品の画像及び購入金額が表示される。購入客はこの表示内容により、商品の確認、及び購入金額の確認ができる。
図7は、図6の画面表示状態から遷移して表示される画面例である。図7の表示内容には、非接触式ICカード15を置く位置を指示する情報(位置指示情報701と呼ぶ)が追加して表示される。位置指示情報701は、アンテナ30の上方となる位置に表示される。すなわち、位置指示情報701は、前記アンテナが放射する読み取り電波が液晶ディスプレイ装置10を通過する領域に表示させる。
購入客は液晶ディスプレイ装置10に表示された位置指示情報701に重なるように非接触ICカード15を液晶ディスプレイ装置10の表面上に置く。この位置は、アンテナ30からの読み取り電波が十分な電波強度で到達する場所であるので、非接触ICカード15が記憶する価値情報の読み取り、書き換えが確実に行える。
また、非接触ICカード15を置く場所は、液晶ディスプレイ装置10内であるため、液晶ディスプレイ装置10が占める面積以上の場所を必要とすることがない。
図8は、図5に示した例とは別の構成例を示す図である。図5に示した例では、アンテナ30の大きさは、非接触式ICカード15とほぼ同じ大きさのものであったが、図8に示した例では、アンテナ30は液晶ディスプレイ装置10とほぼ同じ大きさのものとした。図9は、図8に示すアンテナ30の配線例を示した図である。このアンテナ30は、液晶ディスプレイ装置10とほぼ同じ基板90にその外周略内側部分を通るコイル状の導線91を配置した構成を有している。このような構成を有するアンテナ30を用いれば、購入客が液晶ディスプレイ装置10の表示画面内であれば、いずれの場所に非接触式ICカード15を置いても、非接触ICカード15が記憶する情報の読み取り、書き換えが行える。この構成の場合は、位置指示情報は液晶ディスプレイ装置10内のいずれの場所に表示させても構わない。従、液晶ディスプレイ装置10に表示させる内容(デザイン、レイアウトなど)が位置指示情報701に制約されることはなく、自由に液晶ディスプレイ装置10に表示させる内容を決定できるようになる。
図10は、図5、図8に示した例とはさらに別の構成例を示す図である。図10(a)に示す構成例では、アンテナ30は、液晶ディスプレイ装置10の縁部を斜めに読み取り電波が透過するよう、液晶ディスプレイ装置10表面に対してアンテナ30の面が傾斜するように配置される。このアンテナ30と非接触式ICカード15が略平行になるように、非接触式ICカード15を保持するカード収容ボックス1001がさらに設けられている。カード収容ボックス1001は、本発明の保持手段に相当する。
カード収容ボックス1001は、非接触式ICカード15を収容できる収容空間を有し、その収容空間内にカードを挿入するための開口を有するケース状の部材である。収容空間に収められた非接触式ICカード15は、アンテナ30からの読み取り電波を効率的に受信できるよう、アンテナ30と略平行になる位置に保持されることが好ましいが、必ずしもこれに限定される趣旨ではない。
この構成例では、アンテナ30と非接触式ICカード15間の電波が完全に液晶ディスプレイ装置10を透過せずとも相手側に到達できるため、より小さな出力でも非接触ICカード15が記憶する価値情報の読み取り、書き換えが行える。
図10(b)は、図10(a)の構成の場合の、液晶ディスプレイ装置10に表示させる位置指示情報の例を示している。この例の位置指示情報1002は、カード収容ボックス1001の開口をユーザに示す情報である。ユーザはこの位置指示情報に従って、開口からカード収容ボックス1001内の収容空間へ非接触式ICカード15を収めることができる。これにより、非接触式ICカード15は、アンテナ30からの読み取り電波を効率的に受信できる位置に保持される。
次に、さらにアンテナ30のさらに別の構成例を図11に示す。図11に示すアンテナ30は、フェライトなどの磁性体で形成されたコア1101と、これに巻き回された導線1102によって構成される。このような構成のアンテナ30を用いた場合は、アンテナ30の発生する電磁界1103は、図に示すように液晶ディスプレイ装置10を通過することなくその表面上を通過するようになる。すなわち、図11に示すアンテナ30は、のアンテナの放射する読み取り用電波が前記表示手段の表面上方を横断するような放射特性を有するアンテナである。よって、アンテナ30によって発生される読み取り用電波も液晶ディスプレイ装置10を通過することによって減衰することなく、非接触式ICカード15に到達でき、また非接触式ICカード15が発生する応答も液晶ディスプレイ装置10を通過することによって減衰することなく、アンテナ30に到達する。
このような構成によれば、リーダ/ライタ本体20の電波出力が低くとも、有効に非接触式ICカード15の読み取り、書き換えを行うことが可能となる。
なお、図11に示した例では、コア1101の厚みを厚く図示したが、コア1101を薄いプレート状のものとしても本発明は成立する。
本発明の一実施の形態にかかる記憶媒体リーダ・ライタシステムの構成例を示すブロック図 非接触式ICカードの構成例を示すブロック図 リーダ/ライタ本体の構成例を示すブロック図 制御装置の構成例を示す機能ブロック図 実施の形態にかかる液晶ディスプレイ装置、アンテナの配置位置の例を示す図 商品ID、購入金額を入力した後の液晶ディスプレイ装置の表示画面例を示す図 図6の画面表示状態から遷移して表示される画面例を示す図 図5に示した例とは別の構成例の液晶ディスプレイ装置、アンテナの配置位置を示す図 図8に示すアンテナの配線例を示した図 (a)は図5、図8に示した例とはさらに別の構成例の液晶ディスプレイ装置、アンテナの配置位置を示す図、(b)は図10(a)の構成の場合の、液晶ディスプレイ装置に表示させる位置指示情報の例を示す図 アンテナのさらに別の構成例を示す図
符号の説明
1 … 記憶媒体リーダ・ライタシステム
10 … 液晶ディスプレイ装置
20 … リーダ/ライタ本体
30 … アンテナ
30 … 制御装置

Claims (4)

  1. 画像を表示する表示手段であって、その表面に記憶媒体を置くことが可能な表示手段と、
    前記表示手段の下方に設けられ、前記表示手段の表面に置かれた記憶媒体を読み取るためのアンテナと、
    前記表示手段に画像を表示させる制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記記憶媒体を置く位置をユーザに示す位置指示情報を前記表示手段に表示させ、前記位置指示情報は、前記アンテナが放射する読み取り電波が前記表示手段を通過する領域に表示させる
    ことを特徴とする記憶媒体リーダ・ライタシステム。
  2. 前記アンテナは前記表示手段とほぼ同じ大きさであることを特徴とする請求項1に記載の記憶媒体リーダ・ライタシステム。
  3. 画像を表示する表示手段であって、その表面に記憶媒体を置くことが可能な表示手段と、
    前記表示手段の下方に設けられ、前記表示手段の表面に置かれた記憶媒体を読み取るためのアンテナであって、そのアンテナの放射する読み取り用電波が前記表示手段の表面上方を横断するような放射特性を有するアンテナと、
    前記表示手段に画像を表示させる制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記記憶媒体を載せる位置をユーザに示す位置指示情報を前記表示手段に表示させ、前記位置指示情報は、前記アンテナが放射する読み取り電波が前記表示手段上方を通過する領域に表示される
    ことを特徴とする、記憶媒体リーダ・ライタシステム。
  4. 画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段の下方に設けられ、記憶媒体を読み取るための読み取り電波が前記表示手段の縁部を斜めに通過するように配置されたアンテナと、
    前記記憶媒体を内部に収容するための開口を有し、前記開口から挿入された前記記憶媒体が前記アンテナと略平行になるように保持する保持手段と、
    前記表示手段に前記保持手段の開口の位置をユーザに知らせる位置指示情報を表示させる制御手段と
    を有することを特徴とする記憶媒体リーダ・ライタシステム。
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