JP2009059053A - 辞書検索装置、辞書検索方法、及び辞書検索プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザ操作を軽減し、かつ、利便性を向上させる辞書検索装置を提供する。
【解決手段】 制御部11は、選択された単語の語義をプレビュー表示させる際、プレビュー画面に、選択した単語が重なるようであれば、自動的に画面をスクロールさせ、プレビュー画面に重ならないようにする。また、プレビュー表示している場合、キーボード12aのカーソルキーが操作された場合には、その操作に応じて、メイン画面1に表示されている文章のスクロールを制御し、キーボード12aのサブカーソルキーが操作された場合には、その操作に応じて、プレビュー画面に表示されている文章のスクロールを制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 制御部11は、選択された単語の語義をプレビュー表示させる際、プレビュー画面に、選択した単語が重なるようであれば、自動的に画面をスクロールさせ、プレビュー画面に重ならないようにする。また、プレビュー表示している場合、キーボード12aのカーソルキーが操作された場合には、その操作に応じて、メイン画面1に表示されている文章のスクロールを制御し、キーボード12aのサブカーソルキーが操作された場合には、その操作に応じて、プレビュー画面に表示されている文章のスクロールを制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、辞書検索装置、辞書検索方法、及び辞書検索プログラムに関する。
近年、複数の電子化した辞書を内蔵し、様々な単語の意味などを検索する電子辞書が実用化されている。該電子辞書装置では、十数個の辞書を備えるため、何らかの語彙を調べる場合、検索語の文字種に従って検索すべき辞書を特定し、該特定した辞書を用いて検索し、該検索結果を表示する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図12は、従来技術の電子辞書による検索手順例及び表示例を示す模式図である。図示の例では、ユーザがメイン画面1で英語百科事典を用いて何かを調べているときに、意味が不明な語彙があった場合、ユーザは、ジャンプキー操作(翻訳キーを操作し、意味を調べたい単語を選択する操作)を行う(SA1)。次に、ユーザが単語を選択して決定キーを操作すると(SA2)、該当する単語が存在する辞書の一覧と、最初の辞書におけるその単語の語義とをプレビュー表示するためのプレビュー画面2を、メイン画面1上に重畳表示する(SA3)。そして、ユーザが辞書を選択して決定キーを操作すると(SA4)、その辞書の内容をメイン画面1で表示(選択した辞書にジャンプ)するようになっている(SA5)。
特開2006−92004号公報
しかしながら、上述した従来技術では、長文等で、未知の単語の語義を調べる時にジャンプ機能を利用する場合、(1)単語選択、(2)単語の確定(決定)、(3)ジャンプ先の候補単語(辞書)の選択、という多くの手順が必要になる。
また、例えば、図13に示すように、文章中の中ほどにある「inventions」という語彙を選択するような場合、上述した図12と同様に、ユーザがジャンプキー操作(翻訳キーを操作し、意味を調べたい単語を選択する操作)を行い(SB1)、さらにカーソルキーを操作(図13では12回下矢印のボタンを押下することを示している)することにより、目的の単語「inventions」を選択し(SB2)、決定キーを操作する(SB3)。
この場合、該当する単語が存在する辞書の一覧と、最初の辞書におけるその単語の語義とをプレビュー表示するためのプレビュー画面2が、メイン画面1上に重畳表示されるため(SB4)、プレビュー画面2により、メイン画面1の検索対象となる単語を含む周囲の文章全てが隠れてしまう。
また、予め検索する辞書を登録しておき、辞書選択の操作を省く技術もあるが、この場合、ジャンプ先(辞書)に自動的に画面が切り替わってしまうので、文章を読み続ける場合に、元の画面に戻り、どこまで読み進めたか探す必要がある。
このように、従来技術では、ユーザ操作が煩雑になるとともに、調べたい単語が隠れてしまったり、画面を切り替えたりする必要が生じ、利便性が非常に低下するという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ユーザ操作を軽減し、かつ、利便性を向上させることができる辞書検索装置、辞書検索方法、及び辞書検索プログラムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、記憶手段に記憶されている複数の辞書の辞書データを用いて指定される検索単語の語義を検索する辞書検索装置であって、前記複数の辞書の辞書データのうち、使用中の辞書の辞書データの内容を、全画面表示する表示手段と、前記使用中の辞書の辞書データの内容から特定される検索単語の指定を受け付ける検索単語指定受付手段と、前記検索単語の語義を、前記複数の辞書の辞書データを用いて検索する検索手段と、前記検索手段による検索結果を、前記表示手段に表示されている、前記使用中の辞書の辞書データの内容の表示範囲の一部にプレビュー画面として重畳させて表示させるプレビュー表示制御手段と、前記プレビュー画面と前記検索単語とが重畳しているか否かを判定する重畳判定手段と、前記重畳判定手段により、前記プレビュー画面と前記検索単語とが重畳していると判定された場合、前記プレビュー画面を避けるように、前記表示手段に全画面表示されている前記使用中の辞書の辞書データの内容をスクロールさせるスクロール制御手段とを具備することを特徴とする辞書検索装置である。
本発明は、上記の発明において、前記表示手段に全画面表示されている前記使用中の辞書の辞書データの内容に対してスクロール動作指示する第1のスクロール指示手段と、前記プレビュー画面に表示されている検索結果に対してスクロール動作指示する第2のスクロール指示手段とを更に具備し、前記スクロール制御手段は、前記プレビュー画面を表示している際に、前記第1のスクロール指示手段によりスクロール動作指示された場合には、前記表示手段に全画面表示されている前記使用中の辞書の辞書データの内容をスクロールし、前記第2のスクロール指示手段によりスクロール動作指示された場合には、前記プレビュー画面に表示されている検索結果をスクロールすることを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記複数の辞書の辞書データのうち、前記検索単語の語義を検索する際に、どの順番で用いるかを示す優先順位を保持する優先辞書テーブルを更に具備し、前記検索手段は、前記検索単語の語義を、前記優先辞書テーブルに保持されている優先順位に基づいて、前記検索単語の語義を、前記複数の辞書の辞書データのうち、最優先に設定されている辞書の辞書データを用いて検索することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記検索手段は、現在用いている辞書の辞書データに検索単語に合致する見出し語がない場合、順次、優先順位の低い辞書の辞書データを用いて検索することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記プレビュー表示制御手段は、前記検索手段による検索結果に、前記検索単語と同一の見出し語が複数ある場合には、前記検索単語と同一の複数の見出し語の全てを、前記プレビュー画面として一覧表示することを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、記憶手段に記憶されている複数の辞書の辞書データを用いて指定される検索単語の語義を検索する辞書検索方法であって、前記複数の辞書の辞書データのうち、使用中の辞書の辞書データの内容を、全画面表示する表示ステップと、前記使用中の辞書の辞書データの内容から特定される検索単語の指定を受け付ける検索単語指定受付ステップと、前記検索単語の語義を、前記複数の辞書の辞書データを用いて検索する検索ステップと、前記検索結果を、前記全画面表示されている、前記使用中の辞書の辞書データの内容の表示範囲の一部にプレビュー画面として重畳させて表示させるプレビュー表示制御ステップと、前記プレビュー画面と前記検索単語とが重畳しているか否かを判定する重畳判定ステップと、前記プレビュー画面と前記検索単語とが重畳していると判定された場合、前記プレビュー画面を避けるように、前記全画面表示されている、前記使用中の辞書の辞書データの内容をスクロールさせるスクロール制御ステップとを含むことを特徴とする辞書検索方法である。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、記憶手段に記憶されている複数の辞書の辞書データを用いて指定される検索単語の語義を検索する辞書検索装置を制御するコンピュータに、前記複数の辞書の辞書データのうち、使用中の辞書の辞書データの内容を、全画面表示する表示ステップと、前記使用中の辞書の辞書データの内容から特定される検索単語の指定を受け付ける検索単語指定受付ステップと、前記検索単語の語義を、前記複数の辞書の辞書データを用いて検索する検索ステップと、前記検索結果を、前記全画面表示されている、前記使用中の辞書の辞書データの内容の表示範囲の一部にプレビュー画面として重畳させて表示させるプレビュー表示制御ステップと、前記プレビュー画面と前記検索単語とが重畳しているか否かを判定する重畳判定ステップと、前記プレビュー画面と前記検索単語とが重畳していると判定された場合、前記プレビュー画面を避けるように、前記全画面表示されている、前記使用中の辞書の辞書データの内容をスクロールさせるスクロール制御ステップとを実行させるための辞書検索プログラムである。
この発明によれば、複数の辞書の辞書データのうち、使用中の辞書の辞書データの内容を、全画面表示し、該使用中の辞書の辞書データの内容から特定される検索単語の語義を、複数の辞書の辞書データを用いて検索し、該検索結果を、全画面表示されている、使用中の辞書の辞書データの内容の表示範囲の一部にプレビュー画面として重畳させて表示させる際に、プレビュー画面と検索単語とが重畳している場合、プレビュー画面を避けるように、全画面表示されている、使用中の辞書の辞書データの内容をスクロールさせる。したがって、調べたい単語が隠れてしまったり、画面を切り替えたりする必要なく、容易な操作で、未知の単語の意味を調べることができ、利便性を向上させることができるという利点が得られる。
また、本発明によれば、プレビュー画面を表示している際に、第1のスクロール指示手段によりスクロール動作指示された場合には、全画面表示されている、使用中の辞書の辞書データの内容をスクロールし、第2のスクロール指示手段によりスクロール動作指示された場合には、プレビュー画面に表示されている検索結果をスクロールする。自由に文章を移動させながら、文章を参照することができるので、使用者の思考を中断させることなく、容易な操作で、未知の単語の意味を調べることができ、利便性を向上させることができる。特に長文を読む場合に大きな効果が期待できるという利点が得られる。
また、本発明によれば、優先辞書テーブルに保持されている優先順位に基づいて、複数の辞書の辞書データのうち、最優先に設定されている辞書の辞書データを用いて検索単語の語義を検索する。したがって、無駄な検索を行う必要がなくなり、ユーザに対して有用な検索結果を提示することができるという利点が得られる。
また、この発明によれば、現在用いている辞書の辞書データに検索単語に合致する見出し語がない場合、順次、優先順位の低い辞書の辞書データを用いて検索する。したがって、無駄な検索を行う必要がなくなり、ユーザに対して有用な検索結果を提示することができるという利点が得られる。
また、この発明によれば、検索結果に検索単語と同一の見出し語が複数ある場合には、検索単語と同一の複数の見出し語の全てを、プレビュー画面として一覧表示する。したがって、ユーザに対して有用な検索結果を提示することができるという利点が得られる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による電子辞書の構成を示すブロック図である。図1において、電子辞書10は、制御部11、入力部12、表示部13、辞書データ記憶部14及びRAM15から略構成されている。まず、入力部12は、各種文字や、動作指示を行うための機能キー(カーソルキー、決定キーなどを含む)からなるキーボード12aを備えている。表示部13は、液晶表示器などからなり、ユーザにより検索された文書や、検索を行うための画面などを表示する。辞書データ記憶部14は、複数の辞書の辞書データ14aと、検索する際に複数の辞書のどの辞書に対して検索を行うかを決めるジャンプ(翻訳)先辞書設定用テーブル14bを保持している。RAM15は、各種データの一時保持手段として用いられ、特に、検索文字などを一時的に記憶する文字データ一時記憶部15aを有する。
次に、図2は、該電子辞書の外観構成を示す外観図である。なお、図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。電子辞書10は、表示部13が配設された蓋部17とキーボード12aが配設された本体部18とがヒンジ19により二つ折可能な構造となっている。本体部18には、キーボード12aとして、電源キー21、アルファベットキー22、翻訳キー(ジャンプキー)23、カーソルキー24、サブカーソルキー25、決定/訳キー26を備えている。
アルファベットキー22は、文字入力用のキーである。翻訳キー(ジャンプキー)23は、選択した単語の語彙検索を指示するためのキーである。カーソルキー24は、メイン画面でカーソルを移動させるためのキーであり、特に、メイン画面に表示されている文章をスクロールしたり、文書内でカーソルを移動したりするためのキーである。サブカーソルキー25は、プレビュー画面に表示されている文章をスクロールするためのキーである。決定/訳キー26は、検索する単語を決定したり、辞書選択を決定したりするためのキーである。
次に、図3は、上述したジャンプ(翻訳)先辞書設定用テーブル14bのデータ構造例を示す概念図である。本実施形態では、電子辞書10は、例えば、アルファベット辞典として、英和辞典A、英和辞典B、英英辞典B、英仏辞典、仏英辞典、英語百科事典に関する辞書データと、日本語辞典として、国語辞典A、国語辞典B、和英辞典A、和英辞典B、和仏辞典及び日本語百科事典に関する辞書データとを備えている。なお、この例は、説明を簡単するもので、実際には、更に、複数の辞典等に関する辞書データを備えている。
ジャンプ(翻訳)先辞書設定用テーブル14bは、図3に示すように、アルファベット辞典、日本語辞典、それぞれに対して、ユーザが語彙の検索を指示した場合に、どの辞書データに対して検索するかを、予め設定された優先順位を保持している。図示の例では、アルファベット辞典に対しては、(1)英和辞典B、(2)英和辞典A、(3)英英辞典A、(4)英英辞典B、(5)英語百科事典、(6)英仏辞典、(7)仏英辞典の順に優先順位が設定されている。また、日本語辞典に対しては、(1)日本語百科事典、(2)国語辞典A、(3)国語辞典B、(4)和英辞典B、(5)和英辞典A、(6)和仏辞典の順に優先順位が設定されている。
したがって、制御部11は、語彙検索に際しては、上記優先順位に従って検索を行うようになっており、優先順位の高い辞典の辞書データに該当語彙がない場合には、次の優先順位の辞典の辞書データを用いて検索を継続するようになっている。これら優先順位は、デフォルトでも設定されているが、ユーザにより適宜変更可能となっている。
次に、本実施形態の動作について説明する。
図4及び図5は、本実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。まず、使用者がキーボード12aなどを用いて、使用辞書を選択する(ステップS1)。制御部11は、使用辞書が選択されると、該選択された辞書の辞書検索用データを読み出す(ステップS2)。次に、使用者が検索したい文字をキーボード12aから入力する(ステップS3)。制御部11は、文字が入力されたことを示す文字入力信号を受信すると、辞書データを検索し、見出し語リストを表示部13に表示する(ステップS4)。これに対して、使用者がキーボード12aを用いて、見出し語のリストから所望する見出し語を選択する(ステップS5)。
図4及び図5は、本実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。まず、使用者がキーボード12aなどを用いて、使用辞書を選択する(ステップS1)。制御部11は、使用辞書が選択されると、該選択された辞書の辞書検索用データを読み出す(ステップS2)。次に、使用者が検索したい文字をキーボード12aから入力する(ステップS3)。制御部11は、文字が入力されたことを示す文字入力信号を受信すると、辞書データを検索し、見出し語リストを表示部13に表示する(ステップS4)。これに対して、使用者がキーボード12aを用いて、見出し語のリストから所望する見出し語を選択する(ステップS5)。
制御部11は、図7に示すように、選択された見出し語の訳画面を表示部13に表示し(ステップS6)、翻訳キー23が押下されたか否かを判定する(ステップS7)。なお、該訳画面表示時には、制御部11は、上述したカーソルキー24の操作に応じて、メイン画面1に表示されている文章をスクロールする。
そして、翻訳キー23が押下されない場合には、ステップS6に戻り、訳画面の表示を継続する。一方、翻訳キー23が押下された場合には、制御部11は、使用者より、検索対象とする単語の選択を受け付ける(ステップS8)。
制御部11は、使用者により検索対象となる単語が選択され(決定キー26が押下されると)、ジャンプ(翻訳)先辞書設定用テーブル14bを参照し、最優先辞書に候補単語があるか否かを判定する(ステップS9)。そして、最優先辞書に候補単語がない場合には、次の優先辞書があるか否かを判定し(ステップS10)、次の優先辞書がある場合には、その辞書に候補単語があるか否かを判定する(ステップS11)。そして、次の優先辞書に候補単語がない場合には、ステップS10に戻り、以下、順次、次の優先辞書に候補単語があるか否かを判定する。そして、いずれの辞書にも候補単語がなかった場合には、候補なしのメッセージを表示する(ステップS12)。
一方、制御部11は、いずれかの辞書に候補単語があった場合には、候補単語が複数あるか否かを判定し(ステップS13)、候補単語が1つだけである場合には、図8または図9に示すように、単語の語彙を、表示部13のプレビュー画面に表示する(ステップS14)。該プレビュー画面表示時においては、上述したカーソルキー24が操作された場合には、その操作に応じて、メイン画面1に表示されている文章のスクロールを制御し、サブカーソルキー25が操作された場合には、その操作に応じて、プレビュー画面2に表示されている文章のスクロールを制御する。
また、複数の候補単語がある場合には、制御部11は、図10(a)に示すように、候補単語リスト及び選択されている単語の語彙を、表示部13のプレビュー画面2に表示する(ステップS15)。この場合も、上述したカーソルキー24が操作された場合には、その操作に応じて、メイン画面1に表示されている文章のスクロールを制御する。また、サブカーソルキー25で選択単語を切り替えることにより、プレビュー画面に表示される、その単語に対応した語義も切り替わる。
次に、制御部11は、ユーザより候補単語リストから所望する候補単語の選択を受け付け(ステップS16)、決定キー26が押下されたか否かを判定する(ステップS17)。そして、制御部11は、決定キー26が押下されない場合には、ステップS15に戻り、候補単語リスト及び選択されている単語の語義のプレビュー表示を継続する。
一方、制御部11は、いずれかの候補単語が選択されて決定キー26が押下された場合には、図10(b)に示すように、選択された候補単語の語義を、表示部13のプレビュー画面2に表示する(ステップS18)。この場合も、上述したカーソルキー24が操作された場合には、その操作に応じて、メイン画面1に表示されている文章のスクロールを制御し、サブカーソルキー25が操作された場合には、その操作に応じて、プレビュー画面2に表示されている文章のスクロールを制御する。
また、ステップS12の候補なしのメッセージ表示後、あるいは、ステップS14の単語の語義のプレビュー表示中、あるいは上記選択された候補単語の語義のプレビュー表示中においては、別の単語の語義を調べるか否か、すなわち、使用者により翻訳キー23が再度押下されたか否かを判定し(ステップS19)、翻訳キー23が再度押下され、別の単語の語義を調べる場合には、ステップS8に戻り、上述した処理を繰り返す。
一方、翻訳キー23が再度押下されない場合には、使用者により別の検索を行うかの指示があったか否かを判定し(ステップS20)、別の検索が指示された場合には、文字データ記憶部15aに一時記憶したデータを消去し(ステップS21)、ステップS3に戻り、上述した処理を繰り返す。また、翻訳キー23が再度押下されず、かつ、別の検索も指示されない場合には、当該処理を終了する。
図6は、上述したプレビュー表示時の処理を説明するためのフローチャートである。上述したステップS14、S15、S18において、プレビュー画面2にて候補単語や、語義を表示する場合、まず、プレビュー画面2に候補単語や、語義を表示する(ステップS30)。次に、制御部11は、メイン画面1上で選択された選択単語がプレビュー画面2と重なっているか否かを判定する(ステップS31)。選択単語とプレビュー画面2との重なりは、既存の方法を用いて、その座標で判別することが可能である。
そして、制御部11は、選択単語とプレビュー画面2とが、図11(a)に示すように重なっている場合には、メイン画面1の文章を上方向に所定ステップだけスクロールし(ステップS32)、ステップS31に戻る。以降、図11(b)に示すように、選択単語とプレビュー画面2とが重ならなくなるまで、スクロールを行う。なお、選択単語とプレビュー画面2との重なり具合から、その程度スクロールすればよいかを計算することも可能であり、この場合、算出した分だけスクロールを一度に行えばよい。
選択単語とプレビュー画面2とが重ならなくなると、制御部11は、次に、カーソルキー24が操作されたか否かを判定し(ステップS33)、カーソルキー24が操作された場合には、その操作に応じて、メイン画面1に表示されている文章をスクロールする(ステップS34)。一方、カーソルキー24が操作されない場合には、サブカーソルキー25が操作されたか否かを判定し(ステップS35)、サブカーソルキー25が操作された場合には、その操作に応じて、プレビュー画面2に表示されている文章をスクロールする。
本実施形態によれば、予め、ジャンプ先候補となる辞書を設定しておき、ジャンプ(翻訳)操作の単語選択と同時に、その単語の語義をプレビュー表示させる際、プレビュー画面2に選択した単語が重なるようであれば、自動的に画面をスクロールさせ、プレビュー画面2に重ならないようにするようにしたので、調べたい単語が隠れてしまったり、画面を切り替えたりする必要なく、容易な操作で、未知の単語の意味を調べることができ、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、メイン画面の文章をスクロールするカーソルキー24、プレビュー画面2のみの文章をスクロールするサブカーソルキー25をそれぞれ備えることで、自由に文章を移動させながら、文章を参照することができるので、使用者の思考を中断させることなく、容易な操作で、未知の単語の意味を調べることができ、利便性を向上させることができる。特に長文を読む場合に大きな効果が期待できる。
なお、上述した実施形態においては、プレビュー画面のみでスクロールを行うためのサブカーソルキー25を別途設けているが、これに限らず、他のキー(例えば、アルファベットキー22のいずれか:QとAなど)をこれに割り当てるようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、制御部11による各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、また、制御部11における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、符号化処理、及び復号化処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1 メイン画面
2 プレビュー画面
10 電子辞書
11 制御部(検索単語指定受付手段、検索手段、プレビュー表示制御手段、重畳判定手段、スクロール制御手段)
12 入力部
12a キーボード
13 表示部(表示手段)
14 辞書データ記憶部
14a 辞書データ(記憶手段)
14b ジャンプ(翻訳)先辞書設定用テーブル(優先辞書テーブル)
15 RAM
15a 文字データ一時記憶部
17 蓋部
18 本体部
19 ヒンジ
21 電源キー
22 アルファベットキー
23 翻訳(ジャンプ)キー
24 カーソルキー(第1のスクロール指示手段)
25 サブカーソルキー(第2のスクロール指示手段)
26 決定/訳キー
2 プレビュー画面
10 電子辞書
11 制御部(検索単語指定受付手段、検索手段、プレビュー表示制御手段、重畳判定手段、スクロール制御手段)
12 入力部
12a キーボード
13 表示部(表示手段)
14 辞書データ記憶部
14a 辞書データ(記憶手段)
14b ジャンプ(翻訳)先辞書設定用テーブル(優先辞書テーブル)
15 RAM
15a 文字データ一時記憶部
17 蓋部
18 本体部
19 ヒンジ
21 電源キー
22 アルファベットキー
23 翻訳(ジャンプ)キー
24 カーソルキー(第1のスクロール指示手段)
25 サブカーソルキー(第2のスクロール指示手段)
26 決定/訳キー
Claims (7)
- 記憶手段に記憶されている複数の辞書の辞書データを用いて指定される検索単語の語義を検索する辞書検索装置であって、
前記複数の辞書の辞書データのうち、使用中の辞書の辞書データの内容を、全画面表示する表示手段と、
前記使用中の辞書の辞書データの内容から特定される検索単語の指定を受け付ける検索単語指定受付手段と、
前記検索単語の語義を、前記複数の辞書の辞書データを用いて検索する検索手段と、
前記検索手段による検索結果を、前記表示手段に表示されている、前記使用中の辞書の辞書データの内容の表示範囲の一部にプレビュー画面として重畳させて表示させるプレビュー表示制御手段と、
前記プレビュー画面と前記検索単語とが重畳しているか否かを判定する重畳判定手段と、
前記重畳判定手段により、前記プレビュー画面と前記検索単語とが重畳していると判定された場合、前記プレビュー画面を避けるように、前記表示手段に全画面表示されている前記使用中の辞書の辞書データの内容をスクロールさせるスクロール制御手段と
を具備することを特徴とする辞書検索装置。 - 前記表示手段に全画面表示されている前記使用中の辞書の辞書データの内容に対してスクロール動作指示する第1のスクロール指示手段と、
前記プレビュー画面に表示されている検索結果に対してスクロール動作指示する第2のスクロール指示手段とを更に具備し、
前記スクロール制御手段は、
前記プレビュー画面を表示している際に、前記第1のスクロール指示手段によりスクロール動作指示された場合には、前記表示手段に全画面表示されている前記使用中の辞書の辞書データの内容をスクロールし、前記第2のスクロール指示手段によりスクロール動作指示された場合には、前記プレビュー画面に表示されている検索結果をスクロールすることを特徴とする請求項1記載の辞書検索装置。 - 前記複数の辞書の辞書データのうち、前記検索単語の語義を検索する際に、どの順番で用いるかを示す優先順位を保持する優先辞書テーブルを更に具備し、
前記検索手段は、
前記検索単語の語義を、前記優先辞書テーブルに保持されている優先順位に基づいて、前記検索単語の語義を、前記複数の辞書の辞書データのうち、最優先に設定されている辞書の辞書データを用いて検索することを特徴とする請求項1または2に記載の辞書検索装置。 - 前記検索手段は、
現在用いている辞書の辞書データに検索単語に合致する見出し語がない場合、順次、優先順位の低い辞書の辞書データを用いて検索することを特徴とする請求項3に記載の辞書検索装置。 - 前記プレビュー表示制御手段は、
前記検索手段による検索結果に、前記検索単語と同一の見出し語が複数ある場合には、前記検索単語と同一の複数の見出し語の全てを、前記プレビュー画面として一覧表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の辞書検索装置。 - 記憶手段に記憶されている複数の辞書の辞書データを用いて指定される検索単語の語義を検索する辞書検索方法であって、
前記複数の辞書の辞書データのうち、使用中の辞書の辞書データの内容を、全画面表示する表示ステップと、
前記使用中の辞書の辞書データの内容から特定される検索単語の指定を受け付ける検索単語指定受付ステップと、
前記検索単語の語義を、前記複数の辞書の辞書データを用いて検索する検索ステップと、
前記検索結果を、前記全画面表示されている、前記使用中の辞書の辞書データの内容の表示範囲の一部にプレビュー画面として重畳させて表示させるプレビュー表示制御ステップと、
前記プレビュー画面と前記検索単語とが重畳しているか否かを判定する重畳判定ステップと、
前記プレビュー画面と前記検索単語とが重畳していると判定された場合、前記プレビュー画面を避けるように、前記全画面表示されている、前記使用中の辞書の辞書データの内容をスクロールさせるスクロール制御ステップと
を含むことを特徴とする辞書検索方法。 - 記憶手段に記憶されている複数の辞書の辞書データを用いて指定される検索単語の語義を検索する辞書検索装置を制御するコンピュータに、
前記複数の辞書の辞書データのうち、使用中の辞書の辞書データの内容を、全画面表示する表示ステップと、
前記使用中の辞書の辞書データの内容から特定される検索単語の指定を受け付ける検索単語指定受付ステップと、
前記検索単語の語義を、前記複数の辞書の辞書データを用いて検索する検索ステップと、
前記検索結果を、前記全画面表示されている、前記使用中の辞書の辞書データの内容の表示範囲の一部にプレビュー画面として重畳させて表示させるプレビュー表示制御ステップと、
前記プレビュー画面と前記検索単語とが重畳しているか否かを判定する重畳判定ステップと、
前記プレビュー画面と前記検索単語とが重畳していると判定された場合、前記プレビュー画面を避けるように、前記全画面表示されている、前記使用中の辞書の辞書データの内容をスクロールさせるスクロール制御ステップと
を実行させるための辞書検索プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007224119A JP2009059053A (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 辞書検索装置、辞書検索方法、及び辞書検索プログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007224119A JP2009059053A (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 辞書検索装置、辞書検索方法、及び辞書検索プログラム |
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-08-30 JP JP2007224119A patent/JP2009059053A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022139904A (ja) * | 2021-03-12 | 2022-09-26 | カシオ計算機株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
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