JP2009058755A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体に対する画像形成位置のより高精度な調整が可能な画像形成装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】静電潜像が形成される感光体ドラム104a〜dと、感光体ドラム104a〜dを露光して静電潜像を形成するスキャナユニット106a〜dと、静電潜像を現像する現像器107a〜dと、現像されたトナー像を記録紙101に転写する転写ローラ108と、記録紙101に対して実際にトナー像が転写される位置であって予め測定された工場測定画像中心値と、スキャナユニット106a〜dが備える理想画像中心値とを記憶する不揮発性メモリ206a〜dと、画像形成動作を制御するエンジンコントローラ201と、を備えた画像形成装置であって、エンジンコントローラ201は、不揮発性メモリ206a〜dに記憶された工場測定画像中心値と理想画像中心値とから、画像形成位置を調整することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置及びその制御方法に関するものである。特に、所謂縁なし画像形成モードを実行可能な画像形成装置及びその制御方法に関するものである。
従来、このような画像形成装置としては、電子写真方式を用いた画像形成装置が知られている。電子写真方式を用いた画像形成装置では、ポリゴンミラーを有するスキャナが、画像信号によって変調されたレーザビームを感光体ドラムに走査して静電潜像を形成し、これをトナーで可視像化することによって画像形成を行っている。また、例えばカラーレーザプリンタの場合には、感光体ドラムに形成した複数色(例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk))のトナー像を重ね合わせて、カラー画像を記録紙に形成している。この複数色のトナー像を重ね合わせる方法としては、以下のものがある。
その1つは、第1の色画像信号を感光体ドラムに走査して潜像を形成し、第1のトナーで可視像化し、これを記録紙に転写する。その後、感光体ドラムをクリーニングし、続いて第2の色画像信号を同一の感光体ドラムに走査して潜像を形成し、第2のトナーで可視像化し、これを記録紙に転写する。同様の工程を第3の色画像信号、第4の色画像信号に対しても繰り返す。このようにして、記録紙に各色の画像を重ね合わせて1つのカラー画像を形成するものである。
また、別のものとしては、複数の画像信号に対して同数の感光体ドラムを具備し、それぞれの色画像信号に対して対応する感光体ドラムに潜像を形成し、それぞれ異なる色のトナーで可視像化し、これを記録紙に順次転写してカラー画像を形成するものである。
カラー画像の形成はこのように各色の画像を重ね合わせて行うため、各色の画像位置が合わないことで発生する、いわゆる色ずれを起こしやすい。特に後者の構成においては、色毎に別個のスキャナ、感光体ドラムを用いてそれぞれの色画像を形成するため、色毎のレジストレーションが合い難く、色ずれが発生しやすい。
そこで、これらの画像形成装置では、色ずれの発生を抑えるために色毎のレジストレーション補正を行っている。レジストレーション補正を行う構成として、例えば、中間転写ベルトや静電転写ベルトにレジスト検知用パターン画像を形成し、これをレジスト検知センサで読み取って、画像の書き出し位置等にフィードバックすることで補正を行う構成が知られている。
また、従来、記録紙端部に余白のない画像を形成する、所謂縁なし画像形成を行う画像形成装置が知られている。このような画像形成装置においては、記録紙全面に画像を形成するために、記録紙サイズよりも大きなトナー像を形成する場合がある。そのため、記録紙へのトナー像転写時に、感光体ドラムに対向する転写ローラや転写ベルトに記録紙からはみ出したトナーが付着してしまうことがあった。転写ローラや転写ベルトにトナーが付着してしまうと、記録紙の転写ローラや転写ベルトが当接する側の面にトナーが再転写されて、記録紙の汚れの原因となる。
そこで、転写ローラや転写ベルトへのトナーの付着を防ぐために、画像を形成するシートをそれより大きなシートに貼着して印刷し、その印刷後に各シートを剥離することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、縁なし印刷専用のシートを用いて、その印刷後に、シートの周縁部を除去することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、転写ローラや転写ベルトに付着した残留トナーを清掃する構成として、例えば、転写ローラの残留トナーをブレードで掻き落とし、除去された廃トナーを収容する二次転写廃トナー容器を備えたものがある。
特開平11−268363号公報 特開2000−280563号公報
しかしながら、前述のレジストレーション補正を行う構成では、レジスト検知センサの検知位置に対してレジスト検知用パターン画像の形成位置がズレていると、レジスト検知用パターン画像が読み取られず、レジストレーション補正ができない場合があった。
そこで、工場出荷時等に機械的にスキャナの光源走査位置等を調整して、おおよその画像書き出し位置の調整を行っていた。しかしながら、この調整は手動でレンズ等の機械部材を移動させることで行っていた。そのため、画像書き出し位置がスキャナ毎にばらばらになってしまい、レジスト調整範囲が決められているために、光源走査位置の調整ができない場合があった。そのため、各色のトナー像の記録紙に対する画像形成位置の高精度な調整が求められていた。
また、前述した縁なし画像形成が可能な画像形成装置においては、トナー消費量の削減等の観点から、残留トナー量を削減するために記録紙に対する画像形成位置の高精度な調整が求められていた。
本発明は、係る状況下でなされたものであり、記録媒体に対する画像形成位置のより高精度な調整が可能な画像形成装置及びその制御方法を提供することを課題とする。
本発明は前述した課題を解決するためになされたものであり、以下の構成を備える。
(1)画像データに基づいた静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体を露光して前記静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像する現像手段と、前記像担持体において現像された現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、前記記録媒体に対して実際に現像剤像が転写される位置であって予め測定された現実画像形成位置と、前記露光手段が備える理想画像形成位置とを記憶する記憶手段と、画像形成動作を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置であって、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記現実画像形成位置と前記理想画像形成位置とから、画像形成位置を調整することを特徴とする画像形成装置。
(2)露光手段によって像担持体を露光して静電潜像を形成し、前記静電潜像を現像して得られた現像剤像を記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、前記記録媒体に対して実際に現像剤像が転写される位置であって予め測定された現実画像形成位置と、前記露光手段が備える理想画像形成位置とから、前記記録媒体に対する画像形成位置を調整するように制御することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
本発明によれば、記録媒体に対する画像形成位置のより高精度な調整が可能な画像形成装置及びその制御方法を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例で説明する。
ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
以下、図面を用いて、実施例1に係る画像形成装置について説明する。
図1は本実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。本実施例では、画像形成装置として中間転写ベルトを採用したタンデム方式の電子写真画像形成プロセスを用いたカラーレーザプリンタを例に説明する。
図1に示すように、画像形成装置100は記録紙101(記録媒体)を給送ローラ102で給送して、中間転写ベルト103(中間転写体)に向けて搬送する。
感光体ドラム104a、b、c、d(像担持体)は、不図示の駆動モータの動力によって所定の速度で図中反時計回り方向に回転駆動され、その回転過程で1次帯電器105a、b、c、dによって一様に帯電処理される。
画像信号に対応して変調されたビデオ信号に応じて不図示のレーザの光量を制御して、スキャナユニット106a、b、c、d(露光手段)から出力することで、感光体ドラム104a〜dを選択的に走査露光して静電潜像を形成する。
107a、b、c、dは現像器(現像手段)であり、感光体ドラム104a〜dに形成された静電潜像に、それぞれ、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色の粉体トナー(現像剤)を付着させてトナー像(現像剤像)として可視像化する。感光体ドラム104a〜dに形成されたトナー像は、感光体ドラム104a〜dと接触して回転する中間転写ベルト103に重畳して一次転写される。その後、中間転写ベルト103の回転と同期を取った適切なタイミングで搬送された記録紙101が、転写バイアスを印加された転写ローラ108(転写手段)で中間転写ベルト103に圧接されて、重畳トナー像が記録紙101に二次転写される。
109a、b、c、dは感光体ドラム104a、b、c、dに残留したトナーを除去するための一次転写廃トナークリーニング部材である。110a、b、c、dは一次転写廃トナークリーニング部材109a〜dによって回収した一次転写廃トナーを収納するための一次転写廃トナー容器である。
120は、中間転写ベルト103に形成されたレジスト検知用画像パターンを検知するためのレジスト検知センサである。レジスト検知センサ120は、中間転写ベルト103に形成されたレジスト検知用パターン画像を光源で照射し、反射光をフォーカシングした受光センサで読み取る。そして、レジスト検知用パターン画像が通過したときの受光センサの時間的な強度変化を位置ずれ情報とし、これに基づいて電気的に処理を行う。
122は、ユーザが画像マスク位置の変更等、各種操作のできるオペレーションパネル(操作手段)である。また、121は画像形成装置100に接続されたホストコンピュータ(外部端末)であり、画像マスク位置の変更は、ホストコンピュータ121からも行うことができる。
111は転写ローラ108に残留したトナーを除去するための二次転写廃トナークリーニング部材である。112は、二次転写廃トナークリーニング部材111によって回収した二次転写廃トナーを収納するための二次廃トナー容器である。
トナー像が転写された記録紙101は、定着器113に搬送される。定着器113は、定着ヒータ114を内蔵した定着ローラ115と、定着ローラ115に圧接する加圧ローラ116を備えている。記録紙101は、定着器113で加熱及び加圧されてトナー像が定着され、機外へ排出される。
商用電源118に接続された主電源119は、交流から直流への整流作用を持ち、前述の画像形成プロセスで消費される電力は、主電源119から装置各部へ供給される。
図2は、本実施例に係る画像形成装置100の主要回路ブロック図である。
201は、エンジンコントローラ(制御手段)であり、CPU203やASIC(Application Specific Integrated Circuit)204等を用いて画像形成動作の制御を行っている。スキャナユニット106a〜dには、EEPROM等の不揮発性メモリ206a、b、c、d(記憶手段)と、主走査書き出し位置検知センサ(以下、BDセンサという)207a、b、c、dが設けられている。なお、本実施例においてはスキャナユニット106a〜dに不揮発性メモリ206a〜dを設けた構成としたが、特にこれに限定されない。
/BD1、/BD2、/BD3、/BD4は、それぞれBDセンサ207a〜dの主走査書き出し位置基準信号である。主走査書き出し位置基準信号/BD1〜/BD4によって、画像書き出し位置タイミングが決定される。
また、ASIC204からスキャナユニット106a〜dには、スキャナ駆動制御信号が送信され、このスキャナ駆動制御信号によって、スキャナユニット106a〜dに配設されたポリゴンミラーの回転速度を制御している。202はビデオコントローラであり、ビデオコントローラ202で画像データを生成し、スキャナユニット106a〜dへそれぞれ画像データVIDEO1、2、3、4を送信する。さらに、ASIC204からスキャナユニット106a〜dにレーザ制御信号が送信され、このレーザ制御信号によって、各色のレーザ点灯の制御を行っている。
不揮発性メモリ206a〜dには、それぞれの画像中心値が書き込まれており、ASIC204がそれぞれの不揮発性メモリ206a〜dを読み、それぞれの画像中心値を用いてそれぞれの色の画像形成位置としての画像マスクの位置を決定する。画像マスクは、レーザ制御信号で制御する。
次に、図3の画像形成タイミングチャートを用いて、本実施例の画像形成位置の調整としての画像マスク位置の補正について説明する。
/BDは主走査書き出し位置基準信号であり、/BD信号に同期して画像データ送信や画像マスクが決定される。
まず、予め例えば工場等で、スキャナユニット106a〜dそれぞれが記録紙101に対して実際に形成する画像の画像中心値(実際に画像が転写される位置)を測定する。そして、これを工場測定画像中心値(現実画像形成位置)としてスキャナユニット106a〜d内に設けてある不揮発性メモリ206a〜dに書き込んでおく。なお、工場測定画像中心値(現実画像形成位置)は、プリンタ内(画像形成装置内)のフレーム等の物理的形状の何れかを基準にし、その基準からどれほど離れているかを示す値で表現することができる。後述の理想画像中心値(理想画像形成位置)も同様である。なお、工場測定画像中心値と後述の理想画像中心値の時間差である−yを直接、記憶しておいても良いし、或いは、工場測定画像中心値と理想画像中心値を別々に記憶しておき、工場測定画像中心値と理想画像中心値の時間差を求める際に利用するようにしても良い。そして、不揮発性メモリ206a〜dから工場測定画像中心値と、スキャナユニット106a〜dのそれぞれが備える理想画像中心値(理想画像形成位置)との時間差の値を読み出す。この時間差の値は不揮発性メモリ206a〜dに書き込まれている。図3の場合、工場測定画像中心値と理想画像中心値の時間差の値は−yである。
そして、この時間差の値−yを用いて、画像形成位置の調整として画像マスクの位置を補正する。補正方法としては、ここでは工場測定画像中心値と理想画像中心値の時間差が−yなので、補正前の画像マスクにy時間分をプラスし、画像マスクの位置を補正する。すなわち、図3のように補正前の画像マスクに対してy時間遅らせたタイミングで、画像マスクの無効・有効が行われる。その結果、画像エリアが理想画像の画像エリアと同じ位置となるような画像マスクとなる。記録紙101に形成された補正前の画像と、補正後の画像を図4A、Bに示す。図4Aが補正前の画像であり、図4Bは補正後の画像である。図中左右方向が記録紙101の搬送方向であり、記録紙搬送方向に対して垂直な方向が主走査方向である。このようにして、画像形成位置が調整される。
なお、本実施例においては、画像形成位置を、画像中心値を基準にして定め、画像マスク位置の補正を行うこととした。しかしながら、特にこれに限定されず、例えば画像書き出し位置あるいは書き終わり位置を基準にして補正してもよい。
次に、不揮発性メモリ206a〜dに書き込まれた工場測定画像中心値と理想画像中心値の時間差の値での画像マスク位置の補正よりも細かい画像マスク位置補正を行う場合について、図5、図6を用いて説明する。
ユーザが、実際にプリントを実行した後に、記録紙101に形成された画像の余白量を目視で確認する。形成された画像が図5に示すようなものであった場合、ユーザは余白量として、ここでは5mmをオペレーションパネル122、もしくはホストコンピュータ121に入力する。
そして、画像形成装置100は、プリント指示がホストコンピュータ121あるいはオペレーションパネル122から与えられると、入力された余白量を基に画像マスクの位置を補正し、画像形成を行う。その結果、図6に示すように主走査方向に5mm補正された画像が形成される。
以上説明したように、本実施例ではスキャナユニットそれぞれに設けた不揮発性メモリに、スキャナユニットそれぞれの工場測定画像中心値と理想画像中心値の差を書き込んでおく。そして、スキャナユニットそれぞれの差の情報を画像マスクに反映させることにより、記録紙に対する画像形成位置のより高精度な調整が可能となる。また、これにより記録紙からのはみ出しトナーが削減でき、トナー消費量の削減や廃トナー量の削減、中間転写ベルトのクリーニング回数等を減らすことができ、さらには高品質な画像形成装置を提供することができる。
なお、不揮発性メモリは、レーザ光量を補正するために設けた不揮発性メモリと共通化してもよい。
以下、実施例2に係る画像形成装置について説明する。なお、実施例1と同一の構成については、同一の図面を用いるとともに同一の符号を付し、説明は省略する。
本実施例の画像形成装置は、画像形成位置の調整として画像信号の出力タイミング(露光手段の露光タイミング)を補正する点が実施例1と異なる。
画像信号の出力タイミングの補正方法の一例について、図7のタイミングチャートを用いて説明する。
/BDは主走査書き出し位置基準信号であり、/BD信号に同期して画像データ送信や画像マスクが決定される。
まず、予め例えば工場等でスキャナユニット106a〜dそれぞれの工場測定画像中心値を測定し、不揮発性メモリ206a〜dに書き込んでおく。そして、不揮発性メモリ206a〜dから工場測定画像中心値と、理想画像中心値との時間差の値を読み出す。この時間差の値は不揮発性メモリ206a〜dに書き込まれている。図7の場合、工場測定画像中心値と理想画像中心値の時間差は−y2である。
そして、この時間差の値−y2を用いて、画像形成位置の調整として画像信号の出力タイミングを補正する。ここで、画像信号の出力タイミングとは、スキャナユニット106a〜dからのレーザの出力タイミング(露光タイミング)である。補正方法としては、ここでは工場測定画像中心値と理想画像中心値の時間差が−y2なので、補正前の画像信号の出力タイミングにy2時間分をプラスし、画像信号を出力する。すなわち、図7の補正後の画像データのタイミングのように補正前の画像データに対してy2時間遅らせたタイミングで画像信号が出力され、その結果、理想画像と同じ位置に画像が形成される。記録紙101に形成された補正前の画像と、補正後の画像を図8A、Bに示す。図8Aが補正前の画像であり、図8Bが補正後の画像である。このようにして、画像形成位置が調整される。
なお、本実施例においては、画像信号の出力タイミングの補正を、画像中心値を基準にして行うこととしたが、特にこれに限定されず、例えば画像書き出し位置あるいは書き終わり位置を基準にして補正してもよい。
また、本実施例においても、実施例1と同様にして不揮発性メモリに書かれた工場測定画像中心値と理想画像中心値の差の値での画像信号の出力タイミングの補正よりも細かい補正を行うことができる。
次に、図9A、Bを用いてレジストレーション補正を行う場合について説明する。
図9A、Bには、中間転写ベルト103の一部が示されている。901はレジスト検知用パターン画像であり、120A、120Bはレジスト検知センサである。色毎のレジストレーション補正は、中間転写ベルト103にレジスト検知用パターン画像901を形成し、これをレジスト検知センサ120A、120Bで読み取って、画像の書き出し位置等にフィードバックすることによって行う。
詳しくは、レジスト検知センサ120A、120Bは、中間転写ベルト103に形成されたレジスト検知用パターン画像901をそれぞれ光源で照射し、反射光をフォーカシングした受光センサで読み取る。そして、レジスト検知用パターン画像901が通過したときの受光センサの時間的な強度変化を位置ずれ情報とし、これに基づいて電気的に処理を行う。
図9Aは、レジスト検知センサ120A、120Bが、レジスト検知用パターン画像901の通過経路にある状態を示している。この状態では、画像の書き出し位置が理想的な位置にあり、レジスト検知センサ120A、120Bがレジスト検知用パターン画像901を検知することができ、色毎のレジストレーション補正を行うことができる。
一方、図9Bは、レジスト検知センサ120A、120Bが、レジスト検知用パターン画像901の通過経路にない状態を示している。この状態では、画像の書き出し位置が不適切な位置にあり、レジスト検知センサ120A、120Bがレジスト検知用パターン画像901を検知することができない。
本実施例では、工場測定画像中心値と、理想画像中心値との時間差の値を用いて画像信号の出力タイミングを補正するため、図9Bの状態を図9Aの状態にすることができる。
以上説明したように、本実施例ではスキャナユニットそれぞれに設けた不揮発性メモリに、スキャナユニットそれぞれの工場測定画像中心値と理想画像中心値の差を書き込んでおく。そして、スキャナユニットそれぞれの差の情報を画像信号の出力タイミングに反映させることにより、記録紙に対する画像形成位置のより高精度な調整が可能となる。また、これにより記録紙からのはみ出しトナーが削減でき、トナー消費量の削減や廃トナー量の削減、中間転写ベルトのクリーニング回数等を減らすことができ、さらには高品質な画像形成装置を提供することができる。
また、画像形成装置のレジストレーション補正を確実に行うことができる。
以下、実施例3に係る画像形成装置について説明する。なお、実施例1と同一の構成については、同一の図面を用いるとともに同一の符号を付し、説明は省略する。
本実施例の画像形成装置は、記録紙101のサイズを検知する記録紙サイズ検知センサを有する点が実施例1と異なる。
図10は本実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。図10に示すように、記録紙101を収納する給紙カセット1000に、記録紙サイズを検知する記録紙サイズ検知センサ1001(記録媒体サイズ検知手段)が設けられている。
記録紙101を給紙カセット1000にセットする際、不図示の仕切り板等で、記録紙101の主走査方向と副走査方向の長さを合わせる。仕切り板は記録紙サイズ検知センサ1001に接続されており、記録紙サイズ検知センサ1001は仕切り板の位置によって、記録紙101のサイズを検知することができる。記録紙サイズ検知センサ1001は、例えば、プッシュスイッチが数個並べられたものであり、プッシュスイッチが押されている位置や個数で、記録紙サイズを検知できるものである。
図11は本実施例に係る画像形成装置100の主要回路ブロック図である。
記録紙サイズを検知する記録紙サイズ検知センサ1001は、CPU203に接続されている。また、各色のスキャナユニット106a〜d内にある不揮発性メモリ206a〜dには、それぞれの画像中心値が書き込まれている。そして、ASIC204がそれぞれの不揮発性メモリ206a〜dを読み、それぞれの画像中心値と記録紙サイズ検知センサ1001とによってそれぞれの色の画像マスクの位置を決定する。画像マスクは、レーザ制御信号で制御する。
次に、図12の画像形成タイミングチャートを用いて、本実施例の画像形成位置の調整としての画像マスク位置の補正について説明する。
/BDは主走査書き出し位置基準信号であり、/BD信号に同期して画像データ送信や画像マスクが決定される。
まず、予め例えば工場等でスキャナユニット106a〜dそれぞれの工場測定画像中心値を測定し、スキャナユニット106a〜d内に設けてある不揮発性メモリ206a〜dに書き込んでおく。そして、不揮発性メモリ206a〜dから工場測定画像中心値と理想画像中心値との時間差の値を読み出す。この時間差の値は不揮発性メモリ206a〜dに書き込まれている。図12の場合、工場測定画像中心値と理想画像中心値の時間差の値は−y3である。
そして、記録紙サイズ検知センサ1001の検知結果の記録紙サイズに応じた理想画像の画像エリアが図12のようであったとすると、この記録紙サイズ検知結果と、時間差の値−y3とを用いて、画像形成位置の調整として画像マスクの位置を補正する。なお、記録紙サイズに応じた理想画像の画像エリアは、記録紙101のサイズ、記録紙101の搬送速度等から予め求められる。
補正方法としては、工場測定画像中心値と理想画像中心値の時間差が−y3なので、補正前の画像マスクにy3時間分をプラスした結果と、前述の記録紙サイズ検知結果から、画像マスクの位置を補正する。すなわち、図12のように記録紙サイズ検知後の補正前の画像マスクに対してy3時間遅らせたタイミングで、画像マスクの無効・有効が行われる。その結果、画像エリアが記録紙サイズに応じた理想画像の画像エリアと同じ位置となるような画像マスクとなる。
なお、本実施例においては、画像マスク位置の補正を、画像中心値を基準にして行うこととしたが、特にこれに限定されず、例えば画像書き出し位置あるいは書き終わり位置を基準にして補正してもよい。
以上説明したように、本実施例ではスキャナユニットそれぞれに設けた不揮発性メモリに、スキャナユニットそれぞれの工場測定画像中心値と理想画像中心値の差を書き込んでおく。そして、スキャナユニットそれぞれの差の情報と記録紙サイズ情報を画像マスクに反映させることにより、記録紙に対する画像形成位置のより高精度な調整が可能となる。また、これにより記録紙からのはみ出しトナーが削減でき、トナー消費量の削減や廃トナー量の削減、中間転写ベルトのクリーニング回数等を減らすことができ、さらには高品質な画像形成装置を提供することができる。
以下、実施例4に係る画像形成装置について説明する。なお、実施例3と同一の構成については、同一の図面を用いるとともに同一の符号を付し、説明は省略する。
本実施例の画像形成装置は、実施例3と同様に記録紙101のサイズを検知する記録紙サイズ検知センサを有する。
画像信号の出力タイミングの補正方法の一例について、図13のタイミングチャートを用いて説明する。
/BDは主走査書き出し位置基準信号であり、/BD信号に同期して画像データ送信や画像マスクが決定される。
まず、予め例えば工場等でスキャナユニット106a〜dそれぞれの工場測定画像中心値を測定し、不揮発性メモリ206a〜dに書き込んでおく。そして、不揮発性メモリ206a〜dから工場測定画像中心値と理想画像中心値との時間差の値を読み出す。この時間差の値は不揮発性メモリ206a〜dに書き込まれている。図13の場合、工場測定画像中心値と理想画像中心値の時間差は−y4である。
そして、記録紙サイズ検知センサ1001の検知結果の記録紙サイズに応じた理想画像の画像エリアが図13のようであったとすると、この記録紙サイズ検知結果と、時間差の値−y4とを用いて、画像形成位置の調整として画像信号の出力タイミングを補正する。
補正方法としては、工場測定画像中心値と理想画像中心値の時間差が−y4なので、補正前の画像信号の出力タイミングにy4時間分をプラスした結果と、前述の記録紙サイズ検知結果から、画像信号が補正されて出力される。すなわち、図13の補正後の画像データのタイミングのように記録紙サイズ検知後の補正前の画像データに対してy4時間遅らせたタイミングで画像信号が出力され、その結果、理想画像と同じ位置に画像が形成される。
なお、本実施例においては、画像信号の出力タイミングの補正を、画像中心値を基準にして行うこととしたが、特にこれに限定されず、例えば画像書き出し位置あるいは書き終わり位置を基準にして補正してもよい。
以上説明したように、本実施例ではスキャナユニットそれぞれに設けた不揮発性メモリに、スキャナユニットそれぞれの工場測定画像中心値と理想画像中心値の差を書き込んでおく。そして、スキャナユニットそれぞれの差の情報と記録紙サイズ情報とを画像信号の出力タイミングに反映させることにより、記録紙に対する画像形成位置のより高精度な調整が可能となる。また、これにより記録紙からのはみ出しトナーが削減でき、トナー消費量の削減や廃トナー量の削減、中間転写ベルトのクリーニング回数等を減らすことができ、さらには高品質な画像形成装置を提供することができる。
また、画像形成装置のレジストレーション補正を確実に行うことができる。
実施例1に係る画像形成装置の概略断面図 画像形成装置の主要回路ブロック図 画像マスク位置の補正を説明するためのタイミングチャート A、Bは、画像形成位置の調整前後の画像を示す図 画像書き出し位置の調整前後の画像を示す図 画像書き出し位置の調整前後の画像を示す図 画像信号の出力タイミングの補正方法を説明するタイミングチャート A、Bは、画像形成位置の調整前後の画像を示す図 A、Bはレジスト検知センサとレジスト検知用パターン画像の位置関係を示す図 実施例3に係る画像形成装置の概略断面図 画像形成装置の主要回路ブロック図 画像マスク位置の補正を説明するためのタイミングチャート 画像信号の出力タイミングの補正方法を説明するタイミングチャート
符号の説明
100 画像形成装置
101 記録紙(記録媒体に対応)
104a、b、c、d 感光体ドラム(像担持体に対応)
106a、b、c、d スキャナユニット(露光手段に対応)
107a、b、c、d 現像器(現像手段に対応)
108 転写ローラ(転写手段に対応)
121 ホストコンピュータ
122 オペレーションパネル
201 エンジンコントローラ(制御手段に対応)
206a、b、c、d 不揮発性メモリ(記憶手段に対応)
1001 記録紙サイズ検知センサ(記録媒体サイズ検知手段に対応)

Claims (8)

  1. 画像データに基づいた静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体を露光して前記静電潜像を形成する露光手段と、
    前記静電潜像を現像する現像手段と、
    前記像担持体において現像された現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記記録媒体に対して実際に現像剤像が転写される位置であって予め測定された現実画像形成位置と、前記露光手段が備える理想画像形成位置とを記憶する記憶手段と、
    画像形成動作を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記現実画像形成位置と前記理想画像形成位置とから、画像形成位置を調整することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記記録媒体のサイズを検知する記録媒体サイズ検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された現実画像形成位置及び理想画像形成位置と、前記記録媒体サイズ検知手段により検知された記録媒体のサイズとから、前記画像形成位置を調整することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記記録媒体に対する画像マスク位置を補正することで、前記画像形成位置を調整することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記露光手段の露光タイミングを補正することで、前記画像形成位置を調整することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記現実画像形成位置及び前記理想画像形成位置は、画像の画像中心値を基準にして定められることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記現実画像形成位置及び前記理想画像形成位置は、画像の画像書き出し位置あるいは書き終わり位置を基準にして定められることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記現実画像形成位置及び前記理想画像形成位置は、前記画像形成装置内の物理的形状のいずれかを基準にして定められることを特徴とする画像形成装置。
  8. 露光手段によって像担持体を露光して静電潜像を形成し、前記静電潜像を現像して得られた現像剤像を記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、
    前記記録媒体に対して実際に現像剤像が転写される位置であって予め測定された現実画像形成位置と、前記露光手段が備える理想画像形成位置とから、前記記録媒体に対する画像形成位置を調整するように制御することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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