JP2009055565A - 携帯端末装置 - Google Patents

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泰宏 片山
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Abstract

【課題】本発明は、操作部を有する操作部側筐体にアンテナを配置するとともに、このアンテナの配置位置、表裏切換可能な表示部側筐体の回動方向、及び表示部の画面方向の関係を好適にすることで、利便性の高い携帯端末装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の携帯電話機1は、操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開閉可能及び表裏切換可能に連結する連結部4と、アンテナ22と、アンテナ22により受信された信号に基づく画像を表示する表示部30と、を備える。そして、表示部側筐体3の表裏切換可能な回動方向に対応した操作部側筐体2の側面にアンテナ22を配置するとともに、表示部30での画像の表示方向をアンテナ22の配置位置に対応させた構成とされることを特徴とする。
【選択図】図10

Description

本発明は、携帯電話機等の携帯端末装置に関する。
近年、携帯端末装置としての携帯電話機は、表示部を有する表示部側筐体と操作部を有する操作部側筐体とをヒンジ機構などの連結機構を介して開閉可能に連結するとともに、表示部側筐体を操作部側筐体に対して表裏回転可能とした携帯電話機、所謂2軸式携帯電話機が増えている。
また、放送局などから配信されるテレビ番組などをアンテナから受信して、受信した番組などの動画を表示部に表示させることが可能な携帯電話機も増えており、このアンテナを介して受信された番組などの画像を表示部に表示可能とした2軸式携帯電話機が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−318407号公報
ここで、特許文献1における携帯電話機は、アンテナが表示部側筐体に配置される構成であるため、アンテナの感度を高めるためにアンテナの位置(方向)を変更しようとすると表示部の正面方向がユーザーの視認方向と合致せずに画面が見づらいものとなり、画面をユーザーの視認方向に合わせようとするとアンテナの受信感度が劣化してしまい、画像の乱れ等が発生し、ユーザーに違和感を与えるといった問題が発生する。
本発明は、操作部を有する操作部側筐体にアンテナを配置するとともに、このアンテナの配置位置、表裏切換可能な表示部側筐体の回動方向、及び表示部の画面方向の関係を好適にすることで、利便性の高い携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末装置は、操作部を備える第1筐体と、表示部を備える第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体とが折り重なる閉状態と折り重ならない開状態との間で前記第1筐体と前記第2筐体とを開閉可能に連結する連結部材と、前記第2筐体を前記第1筐体に対して表裏切換可能に回動させる回動部材と、を備えた携帯端末装置であって、前記回動部材は、前記連結部材によって前記開状態から前記閉状態へ回動させたときに前記表示部が前記第1筐体に対向される第1回動状態と前記開状態から前記閉状態へ回動させたときに前記表示部が前記第1筐体と対向しない第2回動状態との間の一方側での前記第2筐体の回動を許容し、前記第1筐体は、前記第2筐体が前記回動部材によって回動可能とされる一方側に対応する第1側面にアンテナが配設され、前記表示部は、前記アンテナにより受信された信号に基づく画像が表示される際に、前記第1回動状態のときに前記第1側面に対応する側を画面上方として前記画像を表示する表示制御部を有することを特徴とする。
また、前記アンテナは、前記第1筐体の前記第1側面に脱着可能に配設されるのが好ましい。
また、前記回動部材は、前記第2筐体を任意の前記一方側での回動位置で保持する保持手段を有するのが好ましい。
また、前期第1筐体は、前記第1側面とは反対側の第2側面に、前記開状態で且つ前記第2筐体が前記第1回動状態と前記第2回動状態との間の前記一方側での回動位置で前記保持手段によって保持された状態を前記第2側面を底面として支持する支持部を有するのが好ましい。
また、前記第2筐体が、前記第1筐体と前記連結部材によって開閉可能に連結される連結筐体と、前記連結筐体に前記回動部材によって表裏切換可能に連結される主筐体とを有して構成され、前記連結筐体は、前記開状態において前記第1筐体に対して屈曲した状態とされるとともに、前記第2側面に対応する側面に第2支持部が形成されているのが好ましい。
本発明によれば、操作部を有する操作部側筐体に配置されるアンテナの配置位置、表裏切換可能な表示部側筐体の回動方向、及び表示部の画面方向の関係を好適にすることで、利便性の高い携帯端末装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、以下、携帯端末装置として携帯電話機について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であってもよい。
図1から図3により、携帯端末装置としての携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯端末装置としての携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)における正面図を示す。また、図2(A)は、携帯電話機1を開いた状態における左側面図を示し、図2(B)は、携帯電話機1を開いた状態における右側面図を示す。また、図3は、携帯電話機1を開いた状態における背面図を示す。
携帯電話機1は、操作部側筐体(第1筐体)2と、表示部側筐体(第2筐体の主筐体)3とを備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは2軸ヒンジ機構を備える連結部(連結部材、回動部材)4を介して連結され、該携帯電話機1を開状態及び閉状態に変形可能とすると共に、開状態及び閉状態それぞれにおいて表示部側筐体3を表状態と裏状態とに切り替えることができる。
ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。そして、開状態における表状態(第1回動状態)とは、後述する表示部側筐体3における表面3Aに配置されるディスプレイ30と、操作部側筐体2における表面2Aに配置される操作キー群11とが同じ側を向くように配置された状態(図1参照)であり、開状態における裏状態(第2回動状態)とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30と操作部側筐体2における操作キー群11とが反対側を向くように配置された状態(図6参照)をいう。また、閉状態における表状態(第1回動状態)とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が操作部側筐体2における操作キー群11に対向するように配置された状態(図5参照)であり、閉状態における裏状態(第2回動状態)とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が操作部側筐体2における操作キー群11と対向せずに表出した状態(図7参照)である。
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bにより構成される。この操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイクとしての音声入力部12とがそれぞれ露出するように構成される。ここで、操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するためのテンキー等の入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15と、から構成されている。また、音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側とは反対の外端部側に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1において、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2における一方の側面(第2側面)2Cには、図2(A)に示すように、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェース16と、ヘッドホン/マイク端子17と、着脱可能な外部メモリのインターフェース18と、バッテリーを充電するための充電端子19とが設けられている。なお、インターフェース16、ヘッドホン端子/マイク端子17及びインターフェース18は、不使用時において着脱可能な防塵対策用のキャップで覆われている。
操作部側筐体2における他方の側面(第1側面)2Dには、図2(B)に示すように、一対のサイドキー20と、撮像時に使用される操作キー21と、電波の受信角度を調整可能な放送波受信用のアンテナ22とが配置される。このサイドキー20には、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。ここで、上述と同様に、サイドキー20が使用者により押圧されることで、携帯電話機1においてサイドキー20に割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2のリアケース2bには、図3に示すように、被写体を撮像するカメラ部23と、被写体に光を照射するライト部24とが露出して配置される。このカメラ部23とライト部24とは、操作部側筐体2における連結部4側の内端部側に配置される。また、操作部側筐体2におけるリアケース2bには、バッテリー収容部92にバッテリー90を装着するための開口92aが形成されると共に、該開口92aを塞ぐようにバッテリーリッド25が配置される。
また、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、図1から図3に示すように、2軸ヒンジ機構を備える連結部(第2筐体の連結筐体)4を介して連結される。連結部4における一方の面(裏面)には、図3に示すように、副操作キー群33が該携帯電話機1の幅方向(短手方向)において一列に並んで配置される。この副操作キー群33を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1において、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
表示部側筐体3は、外面がフロントケース3aとリアケース3bにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3aには、各種情報を表示するための所定形状のディスプレイ30と、通話の相手側における音声を出力するレシーバーとしての音声出力部31とが露出するように配置される。ここで、音声出力部31は、表示部側筐体3の長手方向における連結部4とは反対の外端部側に配置される。つまり、音声出力部31は、携帯電話機1が開状態において他方の端部側に配置される。
また、表示部側筐体3のリアケース3bには、各種情報を表示するためのサブディスプレイ32が露出して配置される。ディスプレイ30及びサブディスプレイ32それぞれは、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
ここで、携帯電話機1は、該携帯電話機1における開閉状態及び閉状態における表裏状態を検出する状態検出手段を備える。状態検出手段は、第1筐体としての操作部側筐体2に配置される磁気センサとしての1つのホール素子6と、第2筐体としての表示部側筐体3に配置される2つの磁石7a、7bとにより構成される。ホール素子6は、S極の磁力とN極の磁力との双方を検出すると共に、磁力の大きさを検出する。
このホール素子6と2つの磁石7a、7bとは、開状態において互いに離間すると共に、閉状態においてホール素子6と一方の磁石とが筐体の厚さ方向において重なるように配置される。そして、ホール素子6は、磁石7a、7bから発せられる磁力の方向(S極又はN極)及び磁力の大きさにより、携帯電話機1における開閉状態及び閉状態における表裏状態を検出する。
次いで、図4から図7により、連結部4の構造及び携帯電話機1における変形状態について説明する。図4は、携帯電話機1を開いた第1開状態(開状態、第1回動状態)における斜視図を示す。図5は、図4に示される状態から携帯電話機1の表示部側筐体3と操作部側筐体2を、連結部4の開閉軸Xを中心に閉回転し、閉じた第1閉状態(閉状態、第1回動状態)の平面図を示す。図6は、図4に示される状態から携帯電話機1の表示部側筐体3を、連結部4の回動軸Yを中心にして180°回動した第2開状態(開状態、第2回動状態)の斜視図を示す。図7は、図6に示される状態から携帯電話機1の表示部側筐体3を、連結部4の開閉軸Xを中心に閉回転して閉じた第2閉状態(閉状態、第2回動状態)の斜視図を示す。
連結部4は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを、開閉軸Xを中心にして任意の角度で開閉自在に連結すると共に、回動軸Yを中心に任意の角度で回動自在に連結する2軸ヒンジ機構を備える。連結部4は、一方端4a側において図示しない開閉連結部材により操作部側筐体2の上端部と連結されており、他方端4b側において図示しない回動連結部材により表示部側筐体3の下端部と連結されている。
連結部4の一方端4aには、該連結部4における表面から垂直に突出するように形成される凸形状の開閉部4cが形成される。そして、操作部側筐体2の上端部には、この凸形状の開閉部4cが挿嵌される凹形状の切り欠き部5が形成される。
この開閉部4cの開閉軸X方向における両側それぞれには、図示しない孔部Aが形成される。また、操作部側筐体2の切り欠き部5における両内側面には、図示しない孔部Bが形成される。そして、凸形状の開閉部4cが、凹形状の切り欠き部5に挿嵌された状態において、孔部Aと孔部Bとは互いに近接して対向するよう配置されると共に、孔部Aと孔部Bとの双方に円筒状の開閉連結部材(連結部材)が挿通される。これにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、開閉可能に連結される。なお、開閉部4cは、操作部側筐体2の上端部に挿嵌される形状であれば良く、特に凸形状に限られず、また、操作部側筐体2の上端部の形状も凹形状に限られない。
また、連結部4の他方端4b側と表示部側筐体3の下端部とは、図示しない回動連結部材(回動部材)により回動自在に連結される。連結部4における表示部側筐体3側の側面には、図示しない孔部Cが形成される。また、表示部側筐体3における連結部4側の側面には、図示しない孔部Dが形成される。そして、孔部Cと孔部Dとの双方に回動連結部材が挿通されることで、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが回動軸Yを中心に回動可能に連結される。
つまり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、表示部側筐体3の表裏状態を切り替え可能に連結される。
携帯電話機1は、上述したように、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが連結部4により開閉及び回動可能に連結される。これにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを、開閉軸Xを中心にして開閉させたり、回動軸Yを中心にして回動をさせたりすることで携帯電話機1を様々な状態に変形させることができる。
例えば、図5に示す操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに重なる状態である閉状態(第1閉状態)の携帯電話機1を、操作部側筐体2及び表示部側筐体3それぞれにおける開閉軸Xと反対側の端部が、互いに離間するよう開閉軸Xを中心にして開くように変形させることで、図1から図4に示す操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに重ならない開状態(第1開状態)にすることができる。
逆に、図1から図4に示す開状態(第1開状態)の携帯電話機1を、操作部側筐体2及び表示部側筐体3それぞれの開閉軸Xと反対側の端部が、互いに近づくよう開閉軸Xを中心にして閉じるように変形させることで、図5に示す閉状態(第1閉状態)にすることができる。
また、図1から図4に示す開状態(第1開状態)において、表示部側筐体3を、回動軸Yを中心にY1方向に回動させることができる。更には、表示部側筐体3を更に回動軸Yを中心にY1方向へ回転させることで、表示部側筐体3における表裏状態を切り替えることができる。具体的には、図1から図4に示す表示部側筐体3における表面3Aに配置されるディスプレイ30と、操作部側筐体2における表面2Aに配置される操作キー群11とが同じ側を向く第1開状態(開状態での第1回動状態)から、表示部側筐体3が回動軸Yを中心にY1方向へ180度回転されることで、図6に示されるように、表示部側筐体3における表面3Aに配置されるディスプレイ30と、操作部側筐体2における表面2Aに配置される操作キー群とが反対側を向く第2開状態(開状態での第2回動状態)にすることができる。
そして、図6に示す第2開状態における表示部側筐体3を開閉軸Xを中心にして閉じるよう変形させることで、携帯電話機1を図7に示す第2閉状態にすることができる。つまり、携帯電話機1は、図5に示す表示部側筐体3におけるディスプレイ30が、操作部側筐体2における操作キー群11に対向するよう配置された第1閉状態から、図7に示す表示部側筐体3におけるディスプレイ30が、操作部側筐体2に対向せずに表出した状態である第2閉状態に変形させることができる。
上述したように、2軸ヒンジ機構は、開閉連結部材(連結部材)と回動連結部材(回動部材)を有して構成され、開閉連結部材は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開閉軸Xを中心にして任意の角度で開閉自在に連結する機能を有し、回動連結部材は、表示部側筐体3を操作部側筐体2に対して回動軸Yを中心に任意の角度で回動自在に連結する機能を有する。
このように、連結部4の2軸ヒンジ機構は、第1回動状態と第2回動状態との間で表示部側筐体3を操作部側筐体2に対して表裏切換可能に回動可能としている。ここで、第1回動状態とは、表示部側筐体3と連結部4との回動状態が、表示部側筐体3を開状態から操作部側筐体2に近づけるように回転軸Xを中心に回動させて閉状態となった場合に、表示部としてのディスプレイ30が操作部側筐体2の操作キー群11が配置された操作面(フロントケース2a)に対向される状態となる回動状態を示し、表示部側筐体3と連結部4とが図1乃至図5に示される状態にあることを示す。また、第2回動状態とは、表示部側筐体3と連結部4との回動状態が、第1回動状態に対して回転軸Yを中心に180°回動された状態を示し、表示部側筐体3と連結部4とが図6及び図7に示される状態にあることを示す。
そして、2軸ヒンジ機構は、表示部側筐体3の操作部側筐体2(連結部4)に対する回動方向として、図4に示される第1開状態から図6に示される第2開状態へ回動させる際に、図4に示されるY1方向への回動のみを許容しており、反対方向への回動を規制している。また、図6に示される第2開状態から図4に示される第1開状態へ回動させる際には、図6に示されるY2方向への回動のみを許容している。つまり、2軸ヒンジ機構(回動部材)は、Y軸を中心とした表示部側筐体3の回動を第1回動状態と第2回動状態との間での一方側でのみ許容しており、他方側での回動を規制する図示しないストッパーを有している。このストッパーは、図4に示す第1開状態からY1方向とは反対側の方向への回動を規制しており、また図6に示す第2開状態からY2方向とは反対側の方向への回動を規制している。
続いて、図8及び図9により、操作部側筐体2及び表示部側筐体3の内部構造について説明する。図8は、操作部側筐体2の分解斜視図を示す。また、図9は、表示部側筐体3の分解斜視図を示す。
操作部側筐体2は、図8に示すように、フロントケース2aと、上述した操作キー群11を構成するキーシート40と、キースイッチが配置されるフレキシブルプリント配線基板50と、シールドケース60と、基準電位パターン層及び携帯電話機用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備える回路基板70と、アンテナ部80と、リアケース2bと、を備える。また、バッテリー90は、リアケース2bの外側から装脱可能に収容される。
フロントケース2aとリアケース2bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置されると共に、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース2aとリアケース2bとの間には、キーシート40と、フレキシブルプリント配線基板50と、シールドケース60と、回路基板70と、アンテナ部80とが、フロントケース2a側からこの順番で収納配置される。
回路基板70における第1の面72には、図示しない各種電子部品及び基準電位パターン層が形成される。また、回路基板70における第2の面73には、各種電子部品が配置される。具体的には、第2の面73には、図示しないカメラ部23やライト部24が連結部4側の端部に偏って配置されると共に、図示しない音声入力部12が連結部4側の端部に偏って配置される。なお、カメラ部23やライト部24は、リアケース2bに所定の形状で穿孔されている穿孔部2cを介して外部に露出される。
シールドケース60は、薄型の直方体における一の広い面が開口した形状を有する金属製の部材である。シールドケース60は、平板部42と、平板部42における一方の面に略垂直に形成されるリブ44とを有する。リブ44は、回路基板70における第1の面72に実装される各種電子部品のうち最も高さのある電子部品の高さと同等又はそれよりも十分に高くなるよう形成される。なお、シールドケース60は、金属により形成する以外に、骨格を樹脂により形成し、その表面に金属性の導体膜を形成したものでもよい。
ここで、リブ44は、平板部42の周縁及び内側に上述した基準電位パターン層に対応するよう形成される。具体的には、基準電位パターン層が形成される第1の面72と、シールドケース60におけるリブ44が形成される面である裏面とが向かい合うようにして配置された場合において、リブ44の底面が基準電位パターン層上に配置されるよう形成される。
シールドケース60は、リブ44(底面)により、回路基板70における第1の面72に形成される基準電位パターン層と導通する。これにより、シールドケース60は、基準電位パターン層と電気的に導通して同じ大きさの電位を有するようになる。また、シールドケース60は、外部からのノイズが回路基板70の第1の面72に配置される不図示の各種電子部品に作用するのを防ぐと共に、第1の面72に形成される高周波回路等から放出されるノイズを吸収する。ここで、シールドケース60と回路基板70との間に配置される図示しない導通部材を配置することで電気的に導通させてもよい。また、シールドケース60は、後述する各種キーの押圧操作に対する剛性確保のための補強部材としても機能する。
フレキシブルプリント配線基板50は、フロントケース2a側の面に複数のキースイッチ51、52、53を有している。フレキシブルプリント配線基板50のキースイッチ51、52、53は、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する構造になっている。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押圧されると、フレキシブルプリント配線基板50の表面に印刷された不図示の電気回路に形成されるスイッチ端子に接触して電気的に導通する。なお、フレキシブルプリント配線基板50は、複数の絶縁フィルムの間に配線を挟み込んだものである。
また、フレキシブルプリント配線基板50におけるフロントケース2a側の面には、状態検出手段を構成する1つのホール素子6が配置される。ホール素子6は、フレキシブルプリント配線基板50の幅方向外縁における長手方向略中央に配置される。
キーシート40は、シリコンゴム製のシート41の表面に操作キー群11が接着剤により貼り付けられて構成される。キーシート40における操作キー群11を構成する機能設定操作キー13、入力操作キー14及び決定操作キー15は、フレキシブルプリント配線基板50におけるキースイッチ51、52、53と対向する位置に配置されると共に、後述するフロントケース2aに形成されるキー孔45から露出するように配置される。
フロントケース2aには、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3のディスプレイ30と対向する内側面に、キー孔45が複数形成される。複数のキー孔45それぞれからは、キーシート40上に形成される機能設定操作キー13、入力操作キー14及び決定操作キー15の押圧面が露出する。この露出した操作キー群11を構成する機能設定操作キー13、入力操作キー14及び決定操作キー15の押圧面を押し下げるように押圧することで、対応するキースイッチ51、52、53それぞれにおけるメタルドーム(椀状形状)の頂点が押圧され、スイッチ端子に接触して電気的に導通する。
アンテナ部80は、基台上に所定形状のアンテナエレメントが配置されることにより構成さる。アンテナ部80は、携帯電話機1における連結部4側と反対の端部側に配置される。このアンテナ部80のアンテナエレメントは、帯状の板金により形成される。また、アンテナ部80は、不図示の給電端子を介して回路基板70から給電される。これにより、アンテナエレメントは、給電端子を介して回路基板70から給電されると共に、回路基板70のRFモジュール等と接続される。
バッテリー90は、リアケース2bに形成された開口92aを介してバッテリー収容部92に着脱可能に収容される。バッテリー収容部92は、リアケース2bと回路基板70における第2の面73の一部とにより形成される。そして、バッテリー90が収容された状態において、開口92aを塞ぐようにバッテリーリッド25を配置することで、バッテリー90の脱落を抑制することができる。
表示部側筐体3は、図9に示すように、フロントケース3aと、ディスプレイユニット100と、金属部材で構成される内部フレーム110と、基準電位パターン層及びディスプレイ用の電子部品を備える回路基板120と、サブディスプレイユニット130と、リアケース3bと、を備える。
フロントケース3aとリアケース3bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置されると共に、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース3aとリアケース3bとの間には、ディスプレイユニット100と、内部フレーム110と、回路基板120と、サブディスプレイユニット130とが、フロントケース3a側からこの順番で収納配置される。
フロントケース3aは、ケース体300aの表面にLCDカバー300bとフロントカバー300cを固定して形成される。ここで、フロントケース3aの幅方向外側における両外縁それぞれには、リブ35、36が形成される。そして、リブ35に形成される凹部35aに嵌合するようにして磁石7aが配置される。また、リブ36に形成される凹部36aに嵌合するようにして磁石7bが配置される。この2つの磁石7a、7bそれぞれは、同じ磁極が表示部側筐体3の厚さ方向において同じ側を向くように配置される。例えば、2つの磁石7a、7bそれぞれは、2つの磁石7a、7bそれぞれにおけるS極が表面3A側を向くように配置される。
ディスプレイユニット100は、ディスプレイ30と、該ディスプレイ30を固定するホルダーとにより構成されている。
内部フレーム110は断面がH字状の部材であり、フロントケース3a側及びリアケース3b側に、浅い凹状の収容部が形成される。そして、内部フレーム110のフロントケース3a側にはディスプレイユニット100が収容配置され、リアケース3b側には回路基板120が収容配置される。ここで、内部フレーム110は、表示部側筐体3における曲げ動作や捩り動作に対する剛性確保のための補強部材及び静電対策用のシールドとして機能する。
回路基板120は、上述のように内部フレーム110のリアケース3b側に収容配置される。回路基板120におけるリアケース3b側には、図示しない各種電子部品が配置される。上述した音声出力部31は、回路基板120における連結部4とは反対の外端部側に配置される。また、各種電子部品は、所定の組み合わせによりディスプレイ30やサブディスプレイ32の表示態様やそのタイミング等の表示制御を行う表示制御ブロック等の回路ブロックを形成する。
また、回路基板120におけるフロントケース3a側には、図示しない基準電位パターン層が形成される。この基準電位パターン層における所定位置と、内部フレーム110とが向かい合う面における所定位置との間には、導通部材が配置される。これにより、回路基板120における基準電位パターン層と内部フレーム110とは電気的に導通される。
サブディスプレイユニット130は、サブディスプレイ32と、該サブディスプレイ32とを固定するホルダーとにより構成されている。サブディスプレイユニット130は、リアケース3bと回路基板120とに挟まれるように配置される。つまり、サブディスプレイユニット130は、フロントケース3aとリアケース3bとにより挟み込まれることで加えられる力により、回路基板120を内部フレーム110側に押し付けるように押圧する。
また、サブディスプレイユニット130は、上述のように、リアケース3bに形成される窓部3cから表出するように配置される。
ここで、以下に状態検出手段により、携帯電話機1における開閉状態及び閉状態における表裏状態を検出する態様について説明する。まず、ホール素子6が磁力の向きに応じて閉状態における表裏状態を検出・判定する態様について説明する。
初期設定として、ホール素子6が、所定値以上の磁力を検出できない場合には携帯電話機1が開状態であると判定すると共に、所定値以上の磁力を検知した場合には携帯電話機1が閉状態であると判定するように設定する。更に、ホール素子6が、一方の磁極であるS極からの磁力を検出した場合には携帯電話機1が閉状態における表状態(第1閉状態、クローズ状態)であると判定すると共に、他方の磁極であるN極からの磁力を検出した場合には携帯電話機1が閉状態における裏状態(第2閉状態、ターンクローズ状態)であると判定するよう設定する。
そして、まず、携帯電話機1が図5に示す状態の場合、ホール素子6と磁石7aとが筐体の厚さ方向に互いに重なるように近接して配置されるので、ホール素子6は、磁石7aから発せられるS極からの所定以上の磁力を検出する。これにより、携帯電話機1は閉状態における表状態(第1閉状態)であると判定される。
次いで、携帯電話機1を図5に示す状態から図1に示す状態に変形させた場合、互いに近接配置された磁石7aとホール素子6とが離間するので、ホール素子6は、所定値以上の磁力を検出できなくなる。これにより、携帯電話機1は開状態であると判定される。
続いて、携帯電話機1を図1に示す状態から表示部側筐体3を回動軸Yを中心にY1方向へ回動させて図6に示す状態に変形させた場合、この図1の状態から図6の状態に変形する間、ホール素子6は磁石7a、7bと離間しているため磁石7a、7bから発せられる磁力を検出できない。これにより、携帯電話機1は開状態のままであると判定される。
そして、携帯電話機1を図6に示す状態から開閉軸Xを中心に表示部側筐体3を閉じるようにして図7に示す状態に変形させた場合、ホール素子6と磁石7bとは互いに筐体厚さ方向に重なるように近接して配置されるので、ホール素子6は、磁石7bから発せられるN極からの所定値以上の磁力を検出する。これにより、携帯電話機1は閉状態における裏状態(第2閉状態)であると判定される。
上述のように、状態検出手段としてのホール素子6と2つの磁石7a、7bとにより、携帯電話機1の開閉状態及び閉状態における表裏状態を検出することができる。そして、検出された開閉状態及び閉状態における表裏状態に応じて、ディスプレイ30に表示される文字や画像の態様を変更させることや、操作キー群11におけるキー・アサインを変更させることができる。
次に、アンテナ22を介して受信された番組に基づく画像のディスプレイ(表示部)20への表示について説明する。
まず、アンテナ22は、操作部側筐体2の他方の側面(第1側面)2Dに配設されている。この側面2Dには操作部側筐体2の長手方向に延びるように凹部22´が形成されており、この凹部22´にアンテナ22が収納可能に配設されている。アンテナ22は、筐体長手方向の連結部4側の端部22aが凹部22´の連結部4側に揺動可能に図示しない揺動部を介してリヤケース2bに連結されており、該揺動部を揺動させることにより、フロントケース2aに着脱可能に配設されている。また、揺動部は、操作部側筐体2の内部に収容されている回路基板70に実装されているRF回路などの信号処理部を含む図示しない通信処理部に接続されており、アンテナ22は、この揺動部を介して通信処理部に電気的に接続されている。
そして、アンテナ22は、放送局から放送(送信)されるテレビ番組などに関する無線信号(放送波)を受信し、受信した無線信号を回路基板70の通信処理部へ送信する。通信処理部は、アンテナ22を介して受信された信号に対して復号処理などの所定の処理を行い、回路基板70上に実装されている表示制御処理部(表示制御部)にアンテナ22によって受信された無線信号に基づく画像信号を送信する。表示制御処理部は、通信処理部から送信された画像信号を表示部であるディスプレイ30に送信して、該ディスプレイ30に画像を表示させる。
すなわち、アンテナ22によって放送局から放送(配信)されるテレビ番組やデータ放送などに係る無線信号を受信して、この受信したテレビ番組などに関する画像をディスプレイ30に表示することができる。
次に、アンテナ22にて放送局などから放送(配信)される画像情報に関わる無線信号を受信しながら、ディスプレイ30に画像(動画など)を表示させる態様について説明する。
図10は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結部4の回転軸Xを中心として回転させて第1開状態とし、操作部側筐体2の一方の側面(第2側面)2Cを底面として机上などに載置した状態を示している。そして、底面となる操作部側筐体2の一方の側面(第2側面)2Cとは反対側の他方の側面(第1側面)2Dにアンテナ22が配設されている構成であるため、この状態においてアンテナ22を凹部22´から取り出して、基端側である揺動部を中心として図中破線で示されるように揺動させることができる。
そして、操作キー群11の所定のキーを操作することにより、テレビ放送などを受信するためのアプリが起動され、アンテナ22にて受信されたテレビ番組などの無線信号に基づく画像(動画)が表示制御処理部によりディスプレイ30に表示される。画像がディスプレイに表示される際、所定のキー操作によって、画面表示方向を任意に設定することができ、初期状態では、アンテナ22を用いて受信されたテレビ放送などがディスプレイ30に表示される際には、回転軸Yを左右方向(横方向)として、操作部側筐体2の他方の側面(第1側面)2Dに対応する側を上方向とするようにワイド画面で画像が表示される。
この図10に示されるように、操作部側筐体2の一方の側面2Cを底面として携帯電話機1が机上などに載置された状態で、アンテナ22にて受信されたテレビ放送の番組などをディスプレイ30に表示させて閲覧する場合、携帯電話機1の重心が高い位置となるため、不安定となる虞がある。そこで、本実施形態の携帯電話機1では、図10に示されるように、操作部側筐体2の一方の側面2Cを底面として立ったままの状態で机上などの載置できるように、操作部側筐体2の一方の側面2Cには略平面状に形成された図示しない支持部が形成されている。なお、携帯電話機1の重心が、筐体の幅方向において操作部側筐体2の一方側の側面2C側にとなるように、部品レイアウトを構成したりすることにより、より安定して立てた状態で支持することができる。特に、側面2Cに支持部(平面部)が形成される操作部側筐体2における重心を一方の側面2C側となるようにすることで、支持部での筐体支持をより好適に行うことができる。
また、本実施形態での携帯電話機1は、連結部4が、図10に示す開状態において、操作部側筐体2に対して屈曲した位置に配置される構成となっている。そして、連結部4の操作部側筐体2の一方の側面2Cに対応した側の側面4Cも机上などに当接して携帯電話機1を立てた状態で支持している。このように、操作部側筐体2の一方の側面2Cと連結部4の一方側の側面4Cとにより、二つの筐体(第2筐体の一部である連結部4と操作部側筐体2)によって携帯電話機を支持することができるとともに、この支持している二つの筐体における支持部(操作部側筐体2の一方の側面2Cと連結部4の一方側の側面4C)の長手方向に延びる二つの直線が同一平面状で交差される。よって、交差した状態で位置する2つの部材(操作部側筐体2と連結部4)によって携帯電話機1を図10に示す立てた状態でより安定して支持することができる。
なお、表示部側筐体3と操作部側筐体2とが連結部4を介して略90度に回動させられた状態とした場合には、携帯電話機1を支持している二つの筐体における支持部(操作部側筐体2の一方の側面2Cと連結部4の一方側の側面4C)の長手方向に延びる二つの直線が同一平面状で直交することとなり、より支持安定度を向上させることができる。なお、連結部4の操作部側筐体2の一方の側面2Cに対応した側の側面4Cにも、操作部側筐体2と同様に平面状に形成される支持部を形成してより支持安定度を向上させるような構成にしてもよい。
そして、図10に示されるように、携帯電話機1を第1開状態として、操作部側筐体2の一方の側面2Cを底面として携帯電話機1が机上などに載置された状態で、アンテナ22にて受信されたテレビ放送の番組などをディスプレイ30に表示させて閲覧する場合、表示制御処理部は、ディスプレイ30に表示される画面の向きを操作部側筐体2の他方の側面2Dに対応する側(図10に示される上側)が上方向となるように画像を表示させる。よって、図10に示すように、携帯電話機1を立てた状態で、ユーザーは上向きの画像を閲覧することができるとともに、操作部側筐体2の他方の側面2Dに配設されているアンテナ22を操作部側筐体2から取り外して、アンテナ22の揺動状態を任意に変更させることができ、受信感度が最適となるように調整することができ、きれいな画像を好適に閲覧することができる。
また、表示部側筐体3を操作部側筐体2に対して表裏切換可能に回動させて連結部3に連結する2軸ヒンジ機構の回動連結部材は、図10に示される状態から、表示部側筐体3を回転軸Yを中心としたY1方向への回動のみを許容している。よって、表示部側筐体3を回転軸Yを中心としてY1方向に回動させることにより、画像を表示するディスプレイ30の画面の角度を任意に調整することができる。なお、回動連結部材は、表示部側筐体3を任意の回動角度で保持させることができる保持機能を有している。そして、この表示部側筐体3の回動は、回転軸Yを中心としたY1方向のみが許容されているため、表示される画像の上方向を常に画面(表示部側筐体3)の上方向に合わせた状態で回動することができる。つまり、図10に示されるように、ディスプレイ30の画面が机上面に対して垂直である状態から表示部側筐体3をY1方向に略90度回動させて、同画面が真上の方向を向く状態となるまで、画面に表示される画像の表示方向を常に上向き(ディスプレイ30の幅方向右側30aを上方向)として表示させることができる。よって、ディスプレイ30における画面の視認性を向上させることができる。
また、本実施形態の携帯電話機1は、表示部側筐体3を回動軸Yのみならず回動軸Xを中心として回動させることができるため、ディスプレイ30の画面の向きをユーザーの視認位置やアンテナ22の受信感度位置などに応じて、2軸回りで調整することができ、テレビ放送などの受信を感度よく行いながら、視認性の良い角度でディスプレイ30に表示される画像を閲覧することができ、ユーザーの利便性を向上させることができる。
なお、図10に示されるような開状態では、ディスプレイ30の幅方向右側30aを上方向として画像を表示させるように構成したが、状態検出手段によって図7に示されるような第2閉状態が検出された場合には、ディスプレイ30の幅方向左側30bを上方向として画像を表示させるように構成すればよい。このとき、アンテナ22が配設される操作部側筐体2の他方の側面(第1側面)2Dがディスプレイ30に表示される画像の表示方向の上側となるため、操作部側筐体2の一方の側面(第2側面)2Cを底面として同一方の側面2Cに配設された支持部により携帯電話機1を立てた状態でディスプレイ30に表示される画像を表示することができる。この場合にも、画面の表示方向上側に対応してアンテナ22が筐体に配設された状態となるので、表示される画像の表示方向をディスプレイ30の配置状態に合わせて画像を表示させることができ、アンテナ22を操作部側筐体2から取り外すとともに、アンテナ22の揺動状態を変更して受信感度を調整することが可能となり、アンテナ22により受信される信号に基づく画像の表示を好適に行うことができ、ユーザーの利便性を向上させることができる。
上述したように、本実施形態における携帯電話機1では、操作部側筐体2と表示部側筐体とが、折り重なる閉状態と折り重ならない開状態との間で開閉可能に連結されるとともに、表示側筐体が3操作部側筐体2に対して表裏切換可能に回動可能とされ、両筐体を開状態から閉状態へ回動させたときにディスプレイ(表示部)30が操作部側筐体2に対向される第1回動状態と開状態から閉状態へ回動させたときにディスプレイ(表示部)30が操作部側筐体2と対向しない第2回動状態との間の一方側での表示部側筐体3の回動が許容されている。そして、操作部側筐体2は、表示部側筐体3の一方側での回動に対応する側の第1側面2Dにアンテナ22が配設され、ディスプレイ30は、アンテナ22により受信された信号に基づく画像が表示される際に、第1回動状態のときに第1側面2Dに対応する側を画面上方として画像を表示する構成としている。
よって、当該構成により、アンテナ22を操作部側筐体2の上側に位置させた状態で、表示部側筐体3の傾き(回動)調整による画面の視認性向上を行うことができ、好適にアンテナ22によって受信された信号に基づく画像表示を行うことができ、利便性を向上させることができる。
また、アンテナ22は、操作部側筐体2の第1側面2Dに脱着可能に配設される構成とされており、当該構成により、アンテナ22の位置調整による受信感度の適正化及び表示部側筐体3の傾き(回動)調整による画面の視認性向上を同時に行うことができ、好適にアンテナ22によって受信された信号に基づく画像表示を行うことができ、利便性をより向上させることができる。
また、表示部側筐体3は任意の回動位置で保持される構成とすることにより、ディスプレイ30の表示方向を任意の位置で保持させることができ、画面の視認性をより向上させることができる。
また、操作部側筐体2は、第1側面2Dとは反対側の第2側面2Cに、開状態で且つ表示部側筐体3が第1回動状態と第2回動状態との間の一方側での回動位置で保持された状態を第2側面2Cを底面として支持する支持部を有する構成とすることにより、支持部により携帯電話機1をより安定して支持することができる。
また、本発明における第2筐体が、操作部側筐体と開閉連結部材によって開閉可能に連結される連結部(連結筐体)4と、連結部4に回動連結部材によって表裏切換可能に連結される表示部側筐体(主筐体)3とを有して構成され、連結部4は、開状態において操作部側筐体2に対して屈曲した状態とされるとともに、第2側面2Cに対応する側面4Cに第2支持部が形成されている構成とすることにより、操作部側筐体2及び屈曲状態にある連結部4によって携帯電話機1をよリ安定して支持させることができる。
なお、上述した実施形態では、図10に示される第1開状態で、表示部側筐体3を回転軸YのY1方向に任意の位置まで回動させた場合、回動されている表示部側筐体3を机上などの載置面に接触させない状態で携帯電話機1が支持されるように構成されている。このように、表示部側筐体3が机上の載置面に当接していない(支持されていない)状態においても、操作部側筐体2の一方の側面(第2側面)2Cに配置される支持部によって携帯電話機1を立てた状態で支持させることができるように構成されている。
また、上述した実施形態では、操作部側筐体2は、筐体幅方向右側(図1における右側)にアンテナ22が配置され、筐体幅方向左側(図1における左側)に支持部が配設される構成であるため、図10に示されるように第1開状態で横方向に立てた状態でテレビなどを視聴する際には、ディスプレイ30の画面右側に操作部側筐体2の操作キーが配置される構成となるため、テレビ視聴に関するキー操作を右手で行う際に、ディスプレイ30の画面と右手とがかぶることが抑制でき、画面の視認性を向上させることができる。
そして、上述した実施形態では、携帯電話機1を載置するための置き台などを用いなくとも、操作部側筐体2にて表示部側筐体3のディスプレイ30を略垂直方向にした状態(画面の視認方向を水平方向にした状態)で支持させることができ、外出先などの置き台が配置されていない場所でも、テレビ番組などの画像を好適に閲覧することができる。
なお、操作部側筐体2の連結部4とは反対側の端面に充電ケーブルと接続可能な接続コネクタを配置する構成とした場合には、図10に示される第1開状態の立てた状態でテレビ番組を閲覧する場合にも、充電ケーブルとの接続が可能となるため、利便性を向上させることができる。
なお、本発明に係る携帯端末装置は、上述した実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変更することができる。例えば、上述した実施形態では、連結筐体としての連結部4を有する構成としたが、連結筐体を有さずに、表示部側筐体3が操作部側筐体2に直接連結されて、2軸(X軸、Y軸)回りに回動可能に構成されるような携帯電話であってもよい。さらには、アンテナ22が操作部側筐体2から取り外し(着脱)可能に配設される構成としたが、着脱できないような構成であってもよい。この場合であっても、アンテナを操作部側筐体の他方の側面(第1側面)側に配設することにより、受信感度が良好な状態でテレビ番組などを受信することができる。
携帯端末装置としての携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)における正面図を示す。 (A)携帯電話機1を開いた状態における左側面図を示し、(B)携帯電話機1を開いた状態における右側面図を示す。 携帯電話機1を開いた状態における背面図を示す。 携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)における斜視図を示す。 携帯電話機1の表示部側筐体3と操作部側筐体2を、連結部4の開閉軸Xを中心に閉回転し、閉じた状態(第1閉状態)の平面図を示す。 携帯電話機1の表示部側筐体3を、連結部4の回動軸Yを中心にして180°回動した状態(ターン状態、第2開状態)の斜視図を示す。 携帯電話機1の表示部側筐体3を、連結部4の開閉軸Xを中心に閉回転して閉じた状態(ターンクローズ状態、第2閉状態)の斜視図を示す。 操作部側筐体2の分解斜視図を示す。 表示部側筐体3の分解斜視図を示す。 携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)における斜視図を示す。
符号の説明
1 携帯電話機
2 操作部側筐体(第1筐体)
2C 操作部側筐体の一方の側面(第2側面)
2D 操作部側筐体の他方の側面(第1側面)
3 表示部側筐体(第2筐体、主筐体)
4 連結部(連結筐体)
11 操作キー群
22 アンテナ
30 ディスプレイ(表示部)

Claims (5)

  1. 操作部を備える第1筐体と、
    表示部を備える第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とが折り重なる閉状態と折り重ならない開状態との間で前記第1筐体と前記第2筐体とを開閉可能に連結する連結部材と、
    前記第2筐体を前記第1筐体に対して表裏切換可能に回動させる回動部材と、
    を備えた携帯端末装置であって、
    前記回動部材は、前記連結部材によって前記開状態から前記閉状態へ回動させたときに前記表示部が前記第1筐体に対向される第1回動状態と前記開状態から前記閉状態へ回動させたときに前記表示部が前記第1筐体と対向しない第2回動状態との間の一方側での前記第2筐体の回動を許容し、
    前記第1筐体は、前記第2筐体が前記回動部材によって回動可能とされる一方側に対応する第1側面にアンテナが配設され、
    前記表示部は、前記アンテナにより受信された信号に基づく画像が表示される際に、前記第1回動状態のときに前記第1側面に対応する側を画面上方として前記画像を表示する表示制御部を有する
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記アンテナは、前記第1筐体の前記第1側面に脱着可能に配設される
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記回動部材は、前記第2筐体を任意の前記一方側での回動位置で保持する保持手段を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
  4. 第1筐体は、前記第1側面とは反対側の第2側面に、前記開状態で且つ前記第2筐体が前記第1回動状態と前記第2回動状態との間の前記一方側での回動位置で前記保持手段によって保持された状態を前記第2側面を底面として支持する支持部を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 前記第2筐体が、前記第1筐体と前記連結部材によって開閉可能に連結される連結筐体と、前記連結筐体に前記回動部材によって表裏切換可能に連結される主筐体とを有して構成され、
    前記連結筐体は、前記開状態において前記第1筐体に対して屈曲した状態とされるとともに、前記第2側面に対応する側面に第2支持部が形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の携帯端末装置。
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