JP2009054063A - 火災報知器 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子からの発射光を暗筺内に侵入した煙による錯乱光として受光素子によって検出し、警報手段を作動させる火災警報器において、発光素子と受光素子の組み付けを容易にする。
【解決手段】光は遮断するが煙侵入は許す暗筺3の筺壁の一部を形成するセンサーベース2上に、発光素子21支持用の受台4と、受光素子25支持用の一対のガイド部材6、6を突設している。受台4に形成した凹部41に発光素子21を嵌め、ガイド部材6、6間に受光素子25を嵌入して、両者21、25を簡単に位置決め支持できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、発光素子からの発射光を暗筺内に侵入した煙による錯乱光として受光素子によって検出し、警報手段を作動させる火災警報器に関するものである。
従来のこの種火災警報器は、ケース内に、外部から光の侵入は遮断するが空気の流通は許す暗筺を形成し、暗筺内に、発光素子と受光素子を配備して構成されている。
火災発生により生じる煙が、暗筺に侵入すると、発光素子の発射光を煙による錯乱光として受光素子が検出し、ケース内に配備されているブザー等の警報手段を作動させるのである(特許文献1)。
特許第3250026号公報
上記特許文献1の火災警報器では、発光素子及び受光素子は、該暗筺の筺壁に取り付けた光学台に支持されている。
このため、光学台を暗筺とは別個に製作せねばならず、部品点数が増え、光学台の取付けに手間が掛かる。
警報手段には、ブザー等の発鳴器が多用されているが、単にケース内に発鳴器を配備しただけであり、発鳴を向上させる工夫は見られなかった。
本発明は上記問題を解決した火災報知器を明らかにするものである。
請求項1は、外部から光の侵入は遮断するが空気の流通は許す暗筺(3)の筺壁の一部を形成するセンサーベース(2)上に、暗筺(3)内へ突出して発光素子(21)及び受光素子(25)を配備し、発光素子(21)からの発射光を煙による散乱光として受光素子(25)によって検出して、警報手段(7)を作動させる火災警報器において、 溝状の凹部(41)を形成した受台(4)を、センサーベース(2)上に一体に突設し、該凹部(41)に発光素子(21)の周面を緊密に嵌めて受台(4)上に発光素子(21)を保持している。
請求項2は請求項1に記載の火災報知器において、受台(4)に接近してセンサーベース(2)上に、発光素子(21)の発射光を通過させる開口(51)を有する保持部材(5)が一体に突設され、該開口(51)の縁部が発光素子(21)の先端部(22)に当たって発光素子(21)の位置決めをしている、請求項1に記載の火災報知器。
請求項3は請求項2に記載の火災報知器において、保持部材(5)の先端部には、発光素子(21)の先端部(22)を保持部材(5)先端から開口(51)へ案内する斜面(52)が形成され、受台(4)の保持部材(5)から遠ざかる側の端部には発光素子(21)の基端(23)に当たる当り部(42)が設けられており、当り部(42)と保持部材(5)との間隔L1は、発光素子(21)のリード線(24)を除く全長L2よりも少し短い。
請求項4は、外部から光の侵入は遮断するが空気の流通は許す暗筺(3)の筺壁の一部を形成するセンサーベース(2)上に、暗筺(3)内へ突出して発光素子(21)及び受光素子(25)を配備し、発光素子(21)からの発射光を煙による散乱光として受光素子(25)によって検出して、警報手段(7)を作動させる火災警報器において、 受光素子(25)は、センサーベース(2)に一体に突設された一対のガイド部材(6)(6)に嵌入して保持されている。
請求項5は請求項4に記載の火災報知器において、ガイド部材(6)(6)は、自身の弾性変形によって先端側からセンサーベース(2)への発光素子(21)の嵌め込みを許し、両ガイド部材(6)(6)の先端側対向面には、受光素子(25)の抜止めを図る抜止め片(61)及び受光素子(25)の嵌込み勝手の斜面(62)が設けられている。
請求項6は請求項4又は5に記載の火災報知器において、ガイド部材(6)(6)の先端部には、受光素子(25)をガイド部材(6)(6)へ取り付け後に、受光素子(25)の移動を阻止するガイド片(63)を設けている。
請求項7は、煙や熱を検出して警報手段(7)を作動させる火災警報器において、警報手段(7)は、ブザー等の発鳴器(70)であり、該発鳴器(70)はセンサーベース(2)、或いは火災報知器のケース(1)等の構造物に形成した共鳴箱(8)に収容されている、火災報知器。
請求項8は請求項7に記載の火災報知器において、共鳴箱(8)の内壁面には、発鳴器(70)の出音側の外面に当たって発鳴器(70)を位置決めするリブ(83)が突設されている。
請求項1の火災報知器は、センサーベース(2)上に発光素子(21)の受台(4)を一体に突設しているから、受台(4)をセンサーベース(2)とは別個に製作する必要はなく、又、受台(4)の取り付けの手間も不要である。
受台(4)の溝条凹部(41)に発光素子(21)の周面を嵌めて受台(4)に発光素子(21)を保持せしめるから、発光素子(21)の溝方向に直交する方向の動きは封じられて発光素子(21)の光軸が一定し、感度に影響を及ぼさない。
請求項2の火災報知器は、請求項1の効果を奏すると共に、発光素子(21)の先端部(22)が保持部材(5)の開口(51)の縁部に当たって、発光素子(21)の光軸方向の前後位置も決まる。
保持部材(5)は、発光素子(21)からの発射光を開口(51)を通じて通過させ、出射光の拡がりを防ぐ役割もなす。
請求項3の火災報知器は、請求項1の効果を奏する。又、発光素子(21)をその先端部(22)を保持部材(5)の斜面(52)に当てて、保持部材(5)と当り部(42)の間に押し込むと、保持部材(5)が弾性変形して発光素子(21)が受台(4)の凹部(41)に嵌まることを許す。該凹部(41)に発光素子(21)の周面が嵌まると、発光素子(21)の先端部(22)は保持部材(5)の開口(51)の縁部に当たり、発光素子(21)の基端は当り部(42)に当たった状態となって、発光素子(21)は受台(4)に固定される。この様に、保持部材(5)と当り部(42)との間に発光素子(21)を押し込むだけで、発光素子(21)の取り付けを簡単、確実且つ迅速にできる。
請求項4の火災報知器は、センサーベース(2)上にセンサーベース(2)と一体にガイド部材(6)(6)が突設されているから、ガイド部材(6)(6)をセンサーベース(2)とは別個に製作する必要はなく、ガイド部材(6)(6)をセンサーベース(2)に取り付ける手間も不要である。
ガイド部材(6)(6)間に受光素子(25)を嵌入するだけで、簡単且つ迅速に受光素子(25)の取り付けができる。
請求項5の火災報知器は、ガイド部材(6)(6)の先端間からセンサーベース(2)側へ受光素子(25)を押し込むと、ガイド部材(6)(6)を弾性変形させつつ斜面(62)(62)を滑って受光素子(25)がガイド部材(6)(6)間へ円滑に嵌まり込み、ガイド部材(6)(6)上の抜止め片(61)(61)を越えると、ガイド部材(6)(6)が原形に服して、発光素子(21)は抜止め片(61)によって抜け止めが図られる。
請求項6の火災報知器は、ガイド部材(6)(6)間に嵌入した受光素子(25)は、ガイド部材(6)(6)の先端部に設けたガイド片(63)によって、ガイド部材(6)(6)間から側方向への移動が阻止されて、ガイド部材(6)(6)間に確実に保持される。
請求項7の火災報知器は、ブザー等の発鳴器(70)はセンサーベース(2)、或いは火災報知器のケース(1)等の構造物に形成した共鳴箱(8)に収容されているから、共鳴箱(8)を共鳴させて大きな音を発して、火災を知らせることができる。
請求項8の火災報知器は、発鳴器(70)の出音側の外面は、共鳴箱(8)の内壁面に突設されたリブ(83)に当たって支えられているがら、共鳴箱(8)を共鳴させる効果を高めて、一層大きな音を発することができる。
火災報知器は、図1、図2に示す如く、分割型のケース(1)内に、暗筺(3)を設け、該暗筺(3)の筺壁の一部を形成するセンサーベース(2)上に、発光素子(21)及び受光素子(25)を暗筺(3)内に位置する様に配備し、センサーベース(2)に配線基板(15)を取り付け、ケース(1)内に警報手段(7)を内蔵して構成される。
火災報知器は、一般的には、室内の天井壁に取り付けられるが、以下の図1乃至図16の内、図14を除く各図は、火災報知器の一般的な取付け状態とは天地逆にして表している。例えば、図2において、室内の天井壁Wの上に火災報知器が取り付いているが、実際の取り付けでは、図2の火災報知器を天地逆にして、天井壁の下面に取り付けられる。
尚、火災報知器は、天井壁に限らす、縦壁面に取り付けできるのは勿論である。
以下の説明で、「上」、「下」は、図面上での表現であり、実際に火災報知器を室内に取り付けた状態での『上』、『下』を表すものではない。
分割型のケース(1)は、円形のボトムケース(11)と、ボトムケース(11)に被さり該ボトムケース(11)にビス止め固定されるトップケース(12)と、トップケース(12)に取り付けられるスリットケース(13)とからなる。
ボトムケース(11)には電池収容部(11a)が形成され、該電池収容部(11a)の開口を、ボトムケース(11)の外面に着脱可能被さる取付けベース(14)にて塞いでいる。
トップケース(12)は、前記ボトムケース(11)の外周に嵌まる短い筒壁(12a)の上端縁から内向きに環状壁(12b)を突設しており、該環状壁(12b)の一部に小孔群(12c)を開設し、図12、図13に示す如く、環状壁(12b)の内面に小孔群(12c)を挟んで、2つの円弧壁(82)(82)を突設している。該円弧壁(82)(82)については後述する。
トップケース(12)の環状壁(12b)によって形成される円形の開口(12d)にスリットケース(13)が着脱可能に嵌まり、スリットケース(13)の周面に、周方向に延びる複数のスリット状流通孔(13a)が開設されている。
上記トップケース(12)内に、発光素子(21)及び受光素子(25)を組込むためのセンサーベース(2)及び配線基板(15)が収容される。
センサーベース(2)は合成樹脂にて円板状に形成されており、ボトムケース(11)上に載った配線基板(15)上に固定されている。
後記するセンサーベース(2)上に設けられるラビリンス部材(32)がスリットケース(13)に押圧されることにより、センサーベース(2)、配線基板(15)及びラビリンス(32)は、ボトムケース(11)とスリットケース(13)の間で挟圧保持される。
図3、図9に示す如く、センサーベース(2)のスリットケース(13)側の面には、ケース(1)の軸芯と同心に円形の位置決め突条(29)が突設され、該位置決め突条(29)より内側に、発光素子(21)を支える受台(4)と、受光素子(25)を保持する一対のガイド部材(6)(6)がセンサーベース(2)と一体に成形されている。
受台(4)とガイド部材(6)(6)は、円形の位置決め突条(29)側寄りに位置し、発光素子(21)の光軸と、受光素子(25)の受光部が、ケース(1)の軸芯側に向く様に配置されている。
発光素子(21)は、先端部が略円弧面に形成された砲弾型である。
図3乃至図7に示す如く、発光素子(21)を支持する受台(4)の上面には、発光素子(21)の周面の1/2が緊密に嵌まる凹部(41)が形成されている。凹部(41)はも断面1/2円弧の溝状を呈し、該溝状凹部(41)の軸芯はセンサーベース(2)の板面と平行であり、ケース(1)の中心側に向いている。
受台(4)には、溝状凹部(41)の外端に位置して発光素子(21)の基端(23)に当たる当り部(42)を上向きに突設している。
受台(4)に接近してケース(1)の中心側に、板状の保持部材(5)がセンサーベース(2)と一体に、センサーベース(2)に対して略直角を成す様に突設されている。
保持部材(5)は、センサーベース(2)から上向きに延びる長孔状の開口(51)を有しており、該開口(51)の半円状上端の円弧中心は、受台(4)の溝状凹部(41)の軸芯の延長上に位置している。
開口(51)の幅は、発光素子(21)の直径よりも小さい。
保持部材(5)の上端には、受台(4)側の面に、受台(4)側への嵌込み勝手の斜面(52)が形成されている。
発光素子(21)を受台(4)にセットするには、発光素子(21)の基端(23)を受台(4)の当り部(42)に当て、先端部(22)を保持部材(5)の斜面(52)に当てて発光素子(21)を受台(4)側へ押し込む。保持部材(5)は弾性変形して受台(4)の凹部(41)に発光素子(21)の周面が載ることを許す。
受台(4)に載った発光素子(21)の先端部(22)は、弾性復帰した保持部材(5)の開口(51)の上端縁に当たり、発光素子(21)き、当り部(42)と保持部材(5)によって挟圧保持されて、上下、左右、前後の方向に位置決めがなされる。
発光素子(21)の基端から延びた2本のリード線(24)は、当り部(42)の両側を通って向きに屈曲し、センサーベース(2)を貫通して配線基板(15)に接続される。
保持部材(5)に接近してケース(1)の中心側に遮蔽板(54)がセンサーベース(2)と一体に突設され、該遮蔽板(54)の上端に半円状の溝状の切欠(55)が開設されている。
前記保持部材(5)の開口(51)の上端の半円と遮蔽板(54)の半円状の切欠(55)とによって、円形の光通過路が形成され、受台(4)上にセットされた発光素子(21)からの発射光の上下の拡がりを防止する。
尚、前記保持部材(5)の開口(51)は、発光素子(21)のからの発射光の左右の拡がりを防止する。
図9に示す如く、受光素子(25)は扁平四角形状を呈している。
受光素子(25)を保持する一対のガイド部材(6)(6)は、図10、図11に示す如く、受光素子(25)が緊密に嵌まる間隔を存してセンサーベース(2)上に突設さた縦長の板体である。
ガイド部材(6)(6)の上部には抜止め片(61)が突設され、該抜止め片(61)の上部には、受光素子(25)を下方へ案内する嵌込み勝手の斜面(62)が形成されている。
ガイド部材(6)(6)の上部には、受光素子(25)が斜面(62)から外れない様に案内し且つガイド部材(6)(6)間に嵌まった受光素子(25)の上部がガイド片(63)(63)間から側方に外れない様にするガイド片(63)(63)が抜止め片(61)を挟んで突設されている。
両ガイド部材(6)(6)間にて、受光素子(25)の厚みに対応する間隔を存して、一対の突片(64)(64)が対向してセンサーベース(2)と一体に突設されている。
突片(64)(64)の対向面の上端に、受光素子(25)の嵌込み勝手の案内斜面(65)(65)が形成されている。
受光素子(25)をガイド部材(6)(6)間にセットするには、受光素子(25)の受光面をケース(1)の軸芯側に向けて、上方からガイド部材(6)(6)間に押し込む。
受光素子(25)は、ガイド部材(6)(6)上の嵌込み勝手の斜面(62)(62)を滑りながらガイド部材(6)(6)を弾性変形させてセンサーベース(2)側に進み、受光素子(25)が抜止め片(61)(61)を通過すると、ガイド部材(6)(6)が原形に復帰して、抜止め片(61)(61)が受光素子(25)のガイド部材(6)(6)の長手方向への抜出しを防止する。
受光素子(25)の下部は突片(64)(64)に挟まれて、又、受光素子(25)の上端部は、ガイド部材(6)(6)上のガイド片(63)(63)、(63)(63)にガイドされるから、受光素子(25)がガイド部材(6)(6)間から側方へ外れることはない。又、受光素子(25)をガイド部材(6)(6)間への押し込む際に、突片(64)(64)の案内斜面(65)(65)によって、受光素子(25)が突片(64)(64)に引っ掛かることもない。
受光素子(25)のリード線(26)は、センサーベース(2)を貫通して配線基板(15)に接続される。
ガイド部材(6)(6)を含んで受光素子(25)にシールドケース(27)(図3参照)が被せられ、該シールドケース(27)には、受光用の孔(28)が開設されている。
センサーベース(2)上に、受光素子(25)がケース(1)該の光を検出することを防止する暗筺(3)が形成される。暗筺(3)は、円形の板部材(31)に、前記受台(4)とガイド部材(6)(6)を挟む様に、多数の遮光板(32a)を突設したラビリンス部材(32)を、遮光板(32a)側からセンサーベース(2)の前記円形の位置決め突条(29)内に被せて形成されている。
ラビリンス部材(32)の外周を包囲して円筒形のフィルター(33)が被せられ、該フィルター(33)は、前記センサーベース(2)の円形の位置決め突条(29)に嵌まって位置決め保持される。
該フィルター(33)は、空気や煙の通過は許すが、埃や虫の通過は阻止する。
邪魔板(32a)は断面略Z状、略V状等に屈曲して、外部からの光は遮るが煙の侵入は許すラビリンス(迷路)を形成している。
図2に示す如く、ラビリンス部材(32)は、センサーベース(2)とスリットケース(13)の天面との間に挟まれて固定される。
ラビリンス(32)の板部材(31)には、図6に示す如く、前記受台(4)上の発光素子(21)の上向きの動きを確実に封じるためのリブ(34)が突設されている。
実施例の警報手段(7)は、音を発する発鳴器(70)であり、具体的には圧電ブザーである。圧電ブザーは扁平円筒状の外殻に収まっている。
発鳴器(70)は発音側の反対面に配線基板(71)を具えている。
図3、図4、図12、図13に示す如く、前記センサーベース(2)とトップケース(12)上に、発鳴器(70)を収容する略円形の共鳴箱(8)が形成される。
共鳴箱(8)は、トップケース(12)の環状壁(12b)の下面に、前記した小孔群(12c)を挟んで突設された略1/5円弧の2つの円弧壁(82)(82)と、センサーベース(2)の下面に突設された略1/3円弧の円弧壁(81)によって共鳴箱(8)が少し余裕のある状態に嵌まる周壁が形成されている。センサーベース(2)とトップケース(12)には、円弧壁(81)(82)(82)の内側に円弧状の低いリブ(83)(83)(83)が突設されている。リブ(83)(83)(83)は高さ方向の先端側が尖っている。
発鳴器(70)は、発音側の面を上記リブ(83)(53)(83)に当てて共鳴箱(8)に収容され、配線基板(71)の下面を図16に示す前記ボトムケース(11)に突設したリブ(11b)(11b)に当てている。即ち、発鳴器(70)は、共鳴箱(8)の周壁に対しては余裕があるが、センサーベース(2)とトップケース(12)に突設した上側リブ(83)(83)(83)とボトムケース(11)に突設した下側リブ(11b)(11b)に挟まれて振動は許されるが、がたつきのない状態に共鳴箱(8)配線基板(71)に保持されている。
火災警報器は、取付けベース(14)を室内の天井壁にビス止め、或い図2に示す如く、石膏ボード用ピン(16)(16)の打ち込みによって取り付けられる。
図1に示す如く、取付けベース(14)にはビス孔(14a)とピン孔(14c)の両方が開設されている。
ピン孔(14c)は、取付けベース(14)の中心を半径中心とする仮想円上に等間隔に4箇所に突設した台座(14b)に、夫々、ピン(16)が斜め内側に向いて打ち込まれる様に、斜めに開設されている。
火災警報器の取付け相手壁面が石膏ボードの様にビスが利かない場合、壁面を出来るだけ傷付けたくない場合に、ピン止めは有効である。
然して、火災によって生じる煙が、スリットケース(13)のスリット状流通孔(13a)から、暗筺(3)のラ0ビリンスを通過して、暗筺(3)内に流れる込むと、発光素子(21)から発射される光が煙に当たって乱反射して、光の一部が受光素子(25)に捉えられて、警報手段(7)、実施例では発鳴器(70)を作動させて警報を発する。
実施例の火災報知器は、センサーベース(2)上に、発光素子(21)の受台(4)、及び受光素子(25)保持用のガイド部材(6)(6)をセンサーベース(2)と一体に突設しているから、受台(4)、ガイド部材(6)(6)をセンサーベース(2)とは別個に製作する必要はなく、又、受台(4)、ガイド部材(6)(6)の取り付けの手間も不要である。
火災警報器の組立において、発光素子(21)の取付けは、保持部材(5)と受台(4)上の当り部(42)との間に発光素子(21)を押し込むだけで、発光素子(21)の取り付けを簡単且つ迅速にできる。
受台(4)の半円状凹部(41)に発光素子(21)の周面を嵌めて受台(4)に発光素子(21)を保持せしめるから、発光素子(21)の溝方向に直交する方向の動きは封じられて発光素子(21)の光軸が一定し、感度に影響を及ぼさない。
又、受光素子(25)の取付けは、ガイド部材(6)(6)間に、受光素子(25)を嵌入するだけで、簡単且つ迅速にできる。
ガイド部材(6)(6)間にて、受光素子(25)は動きが封じられるので、受光面が一定し感度に影響を及ぼさない。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
例えば、警報手段(7)は、発鳴器(70)に限らず、ランプ等、光によって警報を発するものでも実施可能である。
又、実施例の発鳴器(70)を共鳴箱(8)に収容して、発鳴性能を向上させる技術は、煙感知式の火災警報器に限らず、熱検知式等、他の火災検知方式の火災報知器に実施できるのは勿論である。
火災警報器の分解斜視図である。 火災報知器の断面図である。 配線基板に固定したセンサーベースの斜視図である。 暗筺の横断面を主にした、配線基板に固定したセンサーベースの平面図である。 配線基板に固定したセンサーベースの受台部分近傍の断面図である。 受台に発光素子をセットした状態の断面図である。 図6A−A線に沿う断面図である。 遮蔽板から保持部材及び受台を見た正面図である。 受光素子取付け前の、センサーベースの斜面図である。 ガイド部材間に受光素子をセットして状態の斜視図である。 ガイド部材近傍の断面図である。 トップケースを斜め下方から見た斜視図である。 センサーベースをセットしたトップケースを斜め下方から見た斜視図である。 トップケースの小孔群近傍の正面図である。 発鳴器の発音側面がセンサーベースのリブに当たっている状態の説明図である。 発鳴器とボトムケースの斜視図である。
符号の説明
1 ケース
5 センサーベース
21 発光素子
25 受光素子
3 暗筺
4 受台
41 凹部
5 保持部材
6 ガイド部材
7 警報手段
8 共鳴箱

Claims (8)

  1. 外部から光の侵入は遮断するが空気の流通は許す暗筺(3)の筺壁の一部を形成するセンサーベース(2)上に、暗筺(3)内へ突出して発光素子(21)及び受光素子(25)を配備し、発光素子(21)からの発射光を煙による散乱光として受光素子(25)によって検出して、警報手段(7)を作動させる火災警報器において、
    溝状の凹部(41)を形成した受台(4)を、センサーベース(2)上に一体に突設し、該凹部(41)に発光素子(21)の周面を緊密に嵌めて受台(4)上に発光素子(21)を保持している、火災警報器。
  2. 受台(4)に接近してセンサーベース(2)上に、発光素子(21)の発射光を通過させる開口(51)を有する保持部材(5)が一体に突設され、該開口(51)の縁部が発光素子(21)の先端部(22)に当たって発光素子(21)の位置決めをしている、請求項1に記載の火災報知器。
  3. 保持部材(5)の先端部には、発光素子(21)の先端部(22)を保持部材(5)先端から開口(51)へ案内する斜面(52)が形成され、受台(4)の保持部材(5)から遠ざかる側の端部には発光素子(21)の基端(23)に当たる当り部(42)が設けられており、当り部(42)と保持部材(5)との間隔L1は、発光素子(21)のリード線(24)を除く全長L2よりも少し短い、請求項2に記載の火災報知器。
  4. 外部から光の侵入は遮断するが空気の流通は許す暗筺(3)の筺壁の一部を形成するセンサーベース(2)上に、暗筺(3)内へ突出して発光素子(21)及び受光素子(25)を配備し、発光素子(21)からの発射光を煙による散乱光として受光素子(25)によって検出して、警報手段(7)を作動させる火災警報器において、
    受光素子(25)は、センサーベース(2)に一体に突設された一対のガイド部材(6)(6)に嵌入して保持されている、火災報知器。
  5. ガイド部材(6)(6)は、自身の弾性変形によって先端側からセンサーベース(2)への発光素子(21)の嵌め込みを許し、両ガイド部材(6)(6)の先端側対向面には、受光素子(25)の抜止めを図る抜止め片(61)及び受光素子(25)の嵌込み勝手の斜面(62)が設けられている、請求項4に記載の火災報知器。
  6. ガイド部材(6)(6)の先端部には、受光素子(25)をガイド部材(6)(6)へ取り付け後に、受光素子(25)の移動を阻止するガイド片(63)を設けている請求項4又は5に記載の火災報知器。
  7. 煙や熱を検出して警報手段(7)を作動させる火災警報器において、
    警報手段(7)は、ブザー等の発鳴器(70)であり、該発鳴器(70)はセンサーベース(2)、或いは火災報知器のケース(1)等の構造物に形成した共鳴箱(8)に収容されている、火災報知器。
  8. 共鳴箱(8)の内壁面には、発鳴器(70)の出音側の外面に当たって発鳴器(70)を位置決めするリブ(83)が突設されている、請求項7に記載の火災報知器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016115062A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 新コスモス電機株式会社 光電式煙感知器

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