JP2009053560A - 撮像装置 - Google Patents

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Omichi Tanaka
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Abstract

【課題】撮像装置において、手ぶれの影響の少ない撮像画像を得ると共に、製造コストを抑制する。
【解決手段】ユーザによりシャッターボタンが押下されると(S1でYES)、DSPが撮像ユニットを駆動させ、撮像ユニットにより被写体が撮像されて、第1の撮像画像が生成される(S2)。上記S2により第1の撮像画像が撮像された直後、DSPは、マイクロフォンを駆動させて音声認識処理を開始し(S3)、マイクロフォンから入力された音声の中から所定の音声が認識されたとき(S4でYES)、撮像ユニットを駆動させると共にフラッシュ装置を用いて光を被写体に照射して、撮像ユニットにより被写体を撮像し、第2の撮像画像を生成する(S5)。第1の撮像画像に手ぶれが発生した場合でも、第2の撮像画像を撮像しているので、手ぶれの影響の少ない撮像画像を得ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に手ぶれの発生に係わらずユーザ所望の撮像画像を確実に得る技術に関する。
ユーザが撮像装置を保持しながら被写体を撮像する場合、撮像画像に像ぶれが発生することがある。これは、ユーザの手ぶれ等に起因して撮像中にフィルム面や固体撮像素子の受光領域上に結像する像がぶれる現象により発生するものである。
ユーザによってシャッターボタンが押下される時、撮像装置の本体が上下に動かされることにより撮像画像にぶれを生じるという問題が多く発生している。この問題は、近年、撮像装置の小型化に伴い、発生し易くなっている。特に室内では照明による明かりの輝度が十分でない場合が多いのでシャッタースピードが遅い。また、撮像装置のシャッターボタンは装置上部に設置されていることが多く、このボタンが上下に動作させられる上に、このボタンの上下動作に連動してオートフォーカスが動作する。このため、ユーザによるシャッターボタンの押下が光軸の変化に大きく影響することが多い。
これに対して、特許文献1には、振動ジヤイロ等の角速度検出系を用いて、角速度として手ぶれを検出し、検出したぶれの方向及びぶれ量に基づいて、レンズの光軸を移動させて手ぶれを補正する撮像装置が開示されている。しかし、この撮像装置は、手ぶれにより移動させられた光軸のぶれ量を打ち消すものであり、角速度センサや制御マイコン等の多くの部品、及びレンズの光軸を変化させる機構が必要となるため、撮像装置の製造コストを抑制することができないという問題がある。
また、特許文献2には、連写して撮像された複数の撮像画像の中から最もコントラスト値の高い撮像画像を選出することにより、像ぶれの影響の少ない撮像画像を得ることができる撮像装置が開示されている。しかし、この撮像装置では、2枚目以降の撮像画像の撮像は、ユーザの意思とは関係のないタイミングで行われるため、ユーザにとって所望の撮像画像を得ることができない場合がある。
また、特許文献3には、装置に内蔵されたマイクロフォンによって取り込まれた音声を認識し、予め登録された音声と同一の音声を認識したとき、シャッターを動作させて、撮像することができる撮像装置が開示されている。しかし、この撮像装置では、100%の音声認識率の実現は困難なため、ユーザが所望のタイミングで確実に撮像を行わせることができないことがある。
また、その他の撮像装置には、イメージセンサの感度を上げてシャッター速度を早くすることにより、手ぶれによる撮像画像のぶれを減少させることができる撮像装置がある。この種の撮像装置は、一般的に、EV(露出値)=AV(絞り値)+TV(シャッタースピード)の式で示されるように、ISO感度を高くすると露出時間を短縮させることができる。しかし、露出時間を短縮させる場合、イメージセンサの感度を高くしなければ、撮像画像にノイズが増加するという問題がある。また、特許文献4乃至特許文献7にも撮像装置が開示されているが、上記問題を解決できない。
特開平5−276429号公報 特開2003−224762号公報 特開昭58−137828号公報 特開2005−252666号公報 特開2004−289376号公報 特開2005−333581号公報 特開2003−295049号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、手ぶれの発生に係わらずユーザ所望の撮像画像を確実に得ることができると共に、製造コストを抑制することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、被写体を撮像して撮像画像を出力する撮像手段と、前記撮像手段によって出力された撮像画像の合焦点状態を検出する合焦点検出手段と、音声を入力するための音声入力手段と、前記音声入力手段によって入力された音声を認識する音声認識手段と、ユーザにより操作されるシャッターボタンを有する操作手段と、前記撮像画像を保存するための保存手段と、装置各部を制御する制御手段とを備える撮像装置において、前記制御手段は、前記シャッターボタンが操作されたとき、前記撮像手段を用いて第1の撮像画像を撮像した後、前記音声入力手段を動作させ、前記音声認識手段を用いて、前記音声入力手段から入力された音声から所定の音節が認識されたとき、前記撮像手段を用いて第2の撮像画像を撮像し、前記合焦点検出手段を用いて、前記第1の撮像画像と、前記第2の撮像画像の合焦点状態を検出し、この検出の結果、合焦点状態が高い方の撮像画像を前記保存手段に保存するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記撮像手段によって出力された撮像画像に含まれる高周波数成分を検出する高周波数成分検出手段をさらに備え、前記合焦点検出手段は、前記高周波数成分検出手段を用いて、前記撮像画像の高周波数成分を検出することにより、合焦点状態の検出を行うものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の撮像画像において、前記撮像手段によって撮像された撮像画像を表示する表示手段をさらに備え、前記制御手段は、前記合焦点検出手段を用いて、前記第1の撮像画像と、前記第2の撮像画像の合焦点状態のレベルを検出し、この検出の結果、これらの合焦点状態のレベルがいずれも所定値以下の場合、前記表示手段に、これらの合焦点状態のレベルがいずれも所定値以下である旨の警告を表示するものである。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の撮像画像において、設定時間が経過したことを通知するためのタイマー手段をさらに備え、前記制御手段は、前記音声入力手段の動作後に、前記タイマー手段を動作させ、該タイマー手段から設定時間が経過した通知を受信するまでに、前記音声認識手段による前記所定の音節を認識することができない場合、前記撮像手段を用いて第3の撮像画像を撮像し、前記合焦点検出手段を用いて、前記第1の撮像画像と、前記第3の撮像画像の合焦点状態を検出し、この検出の結果、合焦点状態が高い方の撮像画像を前記保存手段に保存するものである。
請求項5の発明は、請求項1又は請求項2に記載の撮像画像において、前記制御手段は、前記音声認識手段を用いて、前記音声入力手段から入力された音声から所定の音節が認識されたとき、前記撮像手段を用いた撮像速度を前記第1の撮像画像を撮像したときの撮像速度よりも早くするものである。
請求項6の発明は、請求項5に記載の撮像画像において、被写体に光を照射するフラッシュ手段をさらに備え、前記制御手段は、前記音声認識手段を用いて、前記音声入力手段から入力された音声から所定の音節が認識されたとき、前記フラッシュ手段を用いて光を前記被写体に照射するのと同時に、前記撮像手段を用いて該被写体を撮像するものである。
請求項1の発明によれば、制御手段は、シャッターボタンが操作されたとき、第1の撮像画像を撮像する。その後、所定の音節が認識されたとき、第2の撮像画像を撮像する。そのため、第1の撮像画像に手ぶれによる像ぶれが発生した場合であっても、第2の撮像画像を撮像しているので、手ぶれの発生に係わらずユーザ所望の撮像画像を確実に得ることができる。また、従来の撮像装置と異なり、傾き検出センサ等の特殊な部材等を用いることがないので、製造コストを抑制することができる。また、所定の音節が認識されたとき、第2の撮像画像を撮像するので、ユーザによって所望のタイミングで撮像画像を得ることができる。
請求項4の発明によれば、制御手段は、タイマー手段から設定時間が経過した通知を受信するまでに、所定の音節を認識することができない場合、第3の撮像画像を撮像する。これにより、音節の認識が正しく行われない場合であっても動作エラーとなることなく撮像画像を確実に得ることができる。また、第1の撮像画像に手ぶれによる像ぶれが発生した場合であっても、さらに手ぶれの影響の少ない撮像画像を確実に得ることができる。
請求項5の発明によれば、制御手段は、所定の音節が認識されたとき、撮像手段を用いた撮像速度を早くする。撮像速度が早いと、像ぶれが発生しにくいので、手ぶれの影響の少ない撮像画像を確実に得ることができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置について、図1及び図2を参照して説明する。図1(a)は、撮像装置1の正面を示し、図1(b)は、撮像装置1の背面を示し、図2は、撮像装置1の内部構成を示すブロック図である。撮像装置1は、被写体を撮像するための撮像ユニット(撮像手段)2と、撮像装置1を操作するためのボタン等を有する操作部(操作手段)3と、夜間や室内で撮像を行うことができるように被写体に光を照射するフラッシュ装置(フラッシュ手段)4と、音声を入力するためのマイクロフォン(音声入力手段)5と、撮像した画像や各種のメッセージを表示するためのLCD(表示手段)6と、撮像が行われたことをユーザに通知するためのインジケータ7と、音声を出力するためのスピーカ8と、装置各部を制御するための制御用マイコンであるDSP(Digital Signal Processor;請求項における制御手段)91とを備える。
また、撮像装置1は、シャッター23を動作させるためのシャッタースイッチ(シャッターSW)92と、実行プログラム等を一時的に記録するための内蔵メモリ93と、撮像した撮像画像や各種データを保存するためのメモリ(保存手段)94と、設定時間が経過したことをDSP91に通知するためのタイマー(タイマー手段)95とをさらに備える。
撮像ユニット2は、CCD(Charge Coupled Device)により構成され、被写体からの光を像面に受光して電気信号に変換するイメージセンサ24と、
被写体からの光の焦点をイメージセンサ24の像面に合わせるレンズ21と、シャッター23と、シャッターSW92の指示に基づいて、シャッター23の開閉動作を制御するためのシャッター駆動部22とを有する。イメージセンサ24によって得られた撮像画像のデータはDSP91に出力される。なお、イメージセンサ24は、CCDから構成されている場合に限られず、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)から構成されているものであってもよい。
操作部3は、撮像装置1の上部に設けられたシャッターボタン31と、撮像装置1の背面に設けられ、各種操作を行うための操作ボタン32とを有する。
DSP91は、請求項における合焦点検出手段、音声認識手段、及び高周波数成分検出手段として機能する。また、DSP91は、撮像ユニット2から画像データを受信し、この画像データに対して、輝度・色差信号処理等の各種画像信号処理を行い、これらの処理後の画像データをLCD6へ出力したり、メモリ94に保存したりする。
DSP91は、シャッターモードと、音声併用シャッターモードと、動画モードで動作する。シャッターモードは、シャッターボタン31が押下されると撮像を1回行うモードである。音声併用シャッターモードは、シャッターボタン31が押下されると、第1の撮像画像を撮像した後に、第2の撮像画像を撮像するモードである。詳細については後述する。動画モードは、マイクロフォン5を用いて音声を取得すると共に、取得した音声と撮像画像とをメモリ94に保存するモードである。
レンズ21を通ってイメージセンサ24に投影された光学像はイメージセンサ24で画像信号に変換される。DSP91が、シャッターモード、又は音声併用シャッターモードで動作している場合、イメージセンサ24によって変換された画像信号は、DSP91で処理されて、LCD6に表示されたり、メモリ94に保存されたりする。一方、DSP91が、動画モードで動作している場合、マイクロフォン5から音声信号が取り込まれ、取り込まれた音声は、DSP91によってデジタル信号に変換される。そして、この音声信号はイメージセンサ24によって変換された画像信号と共にメモリ94に保存される。
次に、DSP91が音声併用シャッターモードで動作している場合における撮像処理の手順について、図3及び図4に示すフローチャートを参照して説明する。ユーザによりシャッターボタン31が押下されると(S1でYES)、DSP91が撮像ユニット2を駆動させ、撮像ユニット2により被写体が撮像されて、第1の撮像画像が生成される(S2)。
上記S2により第1の撮像画像が撮像された直後、DSP91は、マイクロフォン5を駆動させて音声認識処理を開始し(S3)、マイクロフォン5から入力された音声の中から所定の音声(請求項における音節)が認識されたとき(S4でYES)、撮像ユニット2を駆動させると共にフラッシュ装置4を用いて光を被写体に照射して、撮像ユニット2により被写体を撮像し、第2の撮像画像を生成する(S5)。その直後、DSP91は、インジケータ7を点灯させ(S6)、マイクロフォン5の駆動を終了させ、音声認識処理を終了させる(S7)。上記S5では、フラッシュ装置4を用いて撮像を行うので、撮像速度は、第1の撮像画像を撮像したときよりも早く設定される。なお、上記S3の処理における音声認識処理の詳細については後述する。
ところで、DSP91は、上記S2により第1の撮像画像が撮像された直後、上記S3以降の処理と平行して、第1の撮像画像のコントラスト値の演算を行い(S9)、求められたコントラスト値が所定値以上か否かの判定処理を行う(S10)。この判定の結果、コントラスト値が所定値以上のとき(S11でYES)、DSP91は、第1の撮像画像をメモリ94に保存し、上記S3以降の処理を中止して、本処理を終了する。上記S10におけるコントラスト値の判定は、コントラスト値に基づく撮像画像の合焦点状態のレベルの判定を行うものであり、詳細については後述する。
一方、上記S10の判定処理の結果、第1の撮像画像のコントラスト値が所定値以上ではない場合(S11でNO)、図4のS13以降の処理を行う。
上記S7の音声認識終了処理の後、DSP91は、撮像した第2の撮像画像のコントラスト値の演算を行い(S8)、第1の撮像画像のコントラスト値と、第2の撮像画像のコントラスト値が、所定値以上であるか否かの判定処理を行う(S13)。上記S13の結果、第1の撮像画像のコントラスト値と、第2の撮像画像のコントラスト値とのいずれかが、所定値以上の場合(S14でYES)、第1の撮像画像のコントラスト値と、第2の撮像画像のコントラスト値とを比較する処理を行う(S16)。一方、上記S13の判定結果の結果、第1の撮像画像のコントラスト値と、第2の撮像画像のコントラスト値のいずれのコントラスト値も所定値以上でない場合(S14でNO)、DSP91は、LCD6に、第1の撮像画像、及び第2の撮像画像の合焦点状態が所定レベル以下である、つまり、撮像画像に像ぶれが発生している旨の警告メッセージを表示した後(S15)、上記S16の処理を行う。
上記S16の比較処理の結果、第1の撮像画像のコントラスト値が、第2の撮像画像のコントラスト値よりも高い場合(S17でYES)、DSP91は、第1の撮像画像をメモリ94に記録させ(S18)、本処理を終了する。一方、第1の撮像画像のコントラスト値が、第2の撮像画像のコントラスト値よりも高くない場合(S17でNO)、DSP91は、第2の撮像画像をメモリ94に記録させ(S19)、本処理を終了する。
次に、上記S3における音声認識処理の詳細について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、DSP91によってマイクロフォン5が駆動されているものとし、メモリ94には、予め、「チーズ」、「ハイ」、「スタート」等の簡単で判別しやすい数種の音声のモデルデータが記録されているものとする。
まず、マイクロフォン5から音声が入力されると(S21)、DSP91は、入力された音声をAD変換して、ディジタル信号形式の音声の入力データを取得する(S22)。そして、メモリ94から、音声のモデルデータを取得し(S23)、取得した音声のモデルデータと、音声の入力データとを比較し(S24)、これらが一致した場合(S25でYES)、ユーザにより音声で指示された内容を認識するための認識演算処理を行い(S26)、所定の音声を認識したか否かを判定する(S27)。一方、音声データが一致しない場合(S25でNO)、上記S26以降の処理は行わない。
なお、上記S24の比較処理、及び上記S26の認識処理では、音声データの差異の許容範囲を大きくもたせておき、上記S21においてユーザにより入力された音声のイントネーションや多少の発音の違いがあっても問題なく音声を認識できるようにする。また、方言等により、音声の入力データが音声のモデルデータと大きく異なる場合は、方言等に適応する音声のモデルデータをメモリ94に記録させることができる。
次に、上記図3及び図4に示した撮像画像のコントラスト値の判定処理の詳細について、図6を参照して説明する。図6(a)は、撮像画像Pの説明図であり、図6(b)は高周波数成分フィルタによって取り出された、第1の撮像画像の高周波数成分F1(以下、高周波数成分F1という)と、第2の撮像画像の高周波数成分F2(以下、高周波数成分F2という)とを示す。
図6(a)に示すように、撮像画像Pから高周波数成分を取り出すとき、DSP1は、撮像画像Pのうちの一部分、例えば、撮像画像Pの中央部分の高周波数成分抽出範囲P1に対して高周波数成分の取り出しを行う。
図6(b)は、高周波数成分F1と、高周波数成分F2とを示す。図6(b)に示すように、高周波数成分F1及び高周波数成分F2に対して、帯域通過フィルタ(BPF)を用いて高周波数成分を取り出すと、第1の撮像画像では、レベル1以下の成分しかなく、第2の撮像画像では、レベル1以上の成分が存在したとする。
高周波数成分F1、及び高周波数成分F2がこのような状態のとき、レベル1を上記S14の処理における所定のコントラスト値とすると、DPS91は、第1の撮像画像は、ピントが合っていない状態であり、第2の撮像画像は、ピントが合っている状態である可能性が高いと判定する(上記S14の処理に相当)。また、DSP91は、高周波数成分F2の方が高周波数成分F1よりもコントラスト値が高いと判断するので(上記S17でNOに相当)、第2の撮像画像をメモリ94に保存させる(上記S19に相当)。
上述したように、本実施形態に係る撮像装置1によれば、DSP91は、シャッターボタン31が操作されたとき、第1の撮像画像を撮像する。その後、所定の音声が認識されたとき、第2の撮像画像を撮像する。そのため、第1の撮像画像に手ぶれによる像ぶれが発生した場合であっても、第2の撮像画像を撮像しているので、手ぶれの発生に係わらずユーザ所望の撮像画像を確実に得ることができる。また、DSP91は、所定の音声が認識されたとき、第2の撮像画像を撮像するので、ユーザによって所望のタイミングで第2の撮像画像を得ることができる。
また、DSP91は、所定の音声が認識されたとき、フラッシュ装置4を駆動させることにより、被写体に光を照射させるので、第1の撮像画像を撮像したときよりも撮像速度を早く設定する。そのため、撮像速度が早いと像ぶれが発生しにくいので、手ぶれの影響の少ない撮像画像を得ることができる。なお、第2の撮像画像の撮影時、フラッシュ装置4を駆動させ、撮像速度を早く設定したが、撮像速度を早くすることで手ぶれによる像ぶれを抑えることができるため、フラッシュ装置4を駆動させることなく、絞りを開放気味にして撮像速度を早く設定しても構わない。
また、所定の音声を認識したときに撮像を行う処理は、従来の撮像装置が備える部品を用いて行うことができる。そのため、傾き検出センサ等の特殊な部材等を用いることなしに、撮像装置1を動作させるプログラムを、従来のプログラムから改変させるだけでよいため、撮像装置1の製造コストを抑制することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る撮像装置1について、図を参照して説明する。第2の実施形態に係る撮像装置1は、第1の実施形態に係る撮像装置1とほぼ同様の構成であり、構成についての説明は省略する。
撮像装置1のDSP91が音声併用シャッターモードで動作している場合における撮像処理の手順について、図7及び図8に示すフローチャートを参照して説明する。なお、各図において、同一の符号を付した処理は、第1の実施形態の撮像装置1と同様の処理であることを示し、その説明は省略する。また、音声認識処理、及び撮像画像のコントラスト値の判定処理は第1の実施形態に示した処理と同様であり、説明は省略する。
DSP91は、上記S3による音声認識処理を開始した直後、タイマー95を動作させる(S31)。なお、タイマー95の設定時間は予め設定されているものとする。そして、DSP91は、タイマー95から設定時間が経過した通知を受信した場合(S32でYES)、撮像ユニット2を駆動させると共にフラッシュ装置4を用いて光を被写体に照射して、撮像ユニット2により被写体を撮像し、第3の撮像画像を生成する(S41)。その直後、DSP91は、インジケータ7を点灯させ(S42)、マイクロフォン5の駆動を終了させ、音声認識処理を終了させる(S43)。一方、タイマー95から設定時間が経過した通知を受信していない場合(S32でNO)、DSP91は、マイクロフォン5から入力された音声の中から所定の音声(音節)が認識されたとき(S33でYES)、上記S5以降の処理を行う。DSP91は、マイクロフォン5から入力された音声の中から所定の音声が認識されていないとき(S33でNO)、上記S32とS33の処理を繰り返す。
ところで、DSP91は、S10の判定処理の結果、第1の撮像画像のコントラスト値が所定値以上でないとき(S11でNO)、タイマー95の設定時間内に所定の音声を認識している場合(S33でYES)、S5以降の処理を行う。一方、タイマー95の設定時間内に所定の音声を認識することができなかった場合(S32でYES)、図8のS41以降の処理を行う。
上記S43の音声認識終了処理の後、DSP91は、撮像した第3の撮像画像のコントラスト値の演算を行い(S44)、第1の撮像画像のコントラスト値と、第3の撮像画像のコントラスト値とが、所定値以上であるか否かの判定処理を行う(S45)。上記S45の結果、第1の撮像画像のコントラスト値と、第3の撮像画像のコントラスト値とのいずれかが、所定値以上の場合(S46でYES)、第1の撮像画像のコントラスト値と、第3の撮像画像のコントラスト値とを比較する処理を行う(S48)。一方、上記S45の判定結果の結果、第1の撮像画像のコントラスト値と、第3の撮像画像のコントラスト値とのいずれかのコントラスト値も所定値以上でない場合(S46でNO)、DSP91は、LCD6に、第1の撮像画像、及び第3の撮像画像の合焦点状態が所定レベル以下である、つまり、撮像画像に像ぶれが発生している旨の警告メッセージを表示した後(S47)、上記S48の処理を行う。
上記S48の比較処理の結果、第1の撮像画像のコントラスト値が、第3の撮像画像のコントラスト値よりも高い場合(S49でYES)、DSP91は、第1の撮像画像をメモリ94に保存させ(S50)、本処理を終了する。一方、第1の撮像画像のコントラスト値が、第3の撮像画像のコントラスト値よりも高くない場合(S49でNO)、DSP91は、第3の撮像画像をメモリ94に保存させ(S51)、本処理を終了する。
上記のように、本実施形態に係る撮像装置1によれば、第1の実施形態に係る撮像装置1と同様の効果を得ることができる。
また、撮像装置1によれば、DSP91は、タイマー95から設定時間が経過した通知を受信するまでに、所定の音声を認識することができない場合、第3の撮像画像を撮像する。これにより、音節の認識が正しく行われない場合であっても動作エラーとなることなく撮像画像を得ることができる。また、第1の撮像画像に手ぶれによる像ぶれが発生した場合であっても、第3の撮像画像を撮像しているので、手ぶれの影響の少ない撮像画像を得ることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記S15、及び上記S47の処理において、警告メッセージをLCD6に表示することによりユーザに警告を報知しているが、これに限られず、スピーカを用いて、ユーザに警告を報知してもよい。また、上記第2の実施形態において、タイマー95を動作させ、タイマー95で設定された時間内に所定の音声が認識されていないとき、第3の撮像画像を撮像したが、強制的に音声認識動作を停止させ、タイマーのみにより第3の撮像画像を得るモードを有してもよい。
(a)と(b)とは、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の正面図と背面図。 上記撮像装置の内部構成を示すブロック図。 上記撮像装置における撮像処理を示すフローチャート。 上記撮像装置における撮像処理を示すフローチャート。 上記撮像処理における音声認識処理の詳細を示すフローチャート。 (a)は、上記撮像装置によって撮像された撮像画像の説明図。(b)は、撮像画像の高周波数成分を示すグラフ。 本発明の第2の実施形態に係る撮像装置における撮像処理を示すフローチャート。 上記撮像装置における撮像処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 撮像装置
2 撮像ユニット(撮像手段)
3 操作部(操作手段)
4 フラッシュ装置(フラッシュ手段)
5 マイクロフォン(音声入力手段)
6 LCD(表示手段)
31 シャッターボタン
91 DSP(合焦点検出手段、高周波数成分検出手段、音声認識手段、制御手段)
94 メモリ(保存手段)
95 タイマー(タイマー手段)

Claims (6)

  1. 被写体を撮像して撮像画像を出力する撮像手段と、
    前記撮像手段によって出力された撮像画像の合焦点状態を検出する合焦点検出手段と、
    音声を入力するための音声入力手段と、
    前記音声入力手段によって入力された音声を認識する音声認識手段と、
    ユーザにより操作されるシャッターボタンを有する操作手段と、
    前記撮像画像を保存するための保存手段と、
    装置各部を制御する制御手段とを備える撮像装置において、
    前記制御手段は、
    前記シャッターボタンが操作されたとき、前記撮像手段を用いて第1の撮像画像を撮像した後、前記音声入力手段を動作させ、
    前記音声認識手段を用いて、前記音声入力手段から入力された音声から所定の音節が認識されたとき、前記撮像手段を用いて第2の撮像画像を撮像し、
    前記合焦点検出手段を用いて、前記第1の撮像画像と、前記第2の撮像画像の合焦点状態を検出し、この検出の結果、合焦点状態が高い方の撮像画像を前記保存手段に保存することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像手段によって出力された撮像画像に含まれる高周波数成分を検出する高周波数成分検出手段をさらに備え、
    前記合焦点検出手段は、前記高周波数成分検出手段を用いて、前記撮像画像の高周波数成分を検出することにより、合焦点状態の検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像手段によって撮像された撮像画像を表示する表示手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記合焦点検出手段を用いて、前記第1の撮像画像と、前記第2の撮像画像の合焦点状態のレベルを検出し、
    この検出の結果、これらの合焦点状態のレベルがいずれも所定値以下の場合、
    前記表示手段に、これらの合焦点状態のレベルがいずれも所定値以下である旨の警告を表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像画像。
  4. 設定時間が経過したことを通知するためのタイマー手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記音声入力手段の動作後に、前記タイマー手段を動作させ、該タイマー手段から設定時間が経過した通知を受信するまでに、前記音声認識手段による前記所定の音節を認識することができない場合、前記撮像手段を用いて第3の撮像画像を撮像し、
    前記合焦点検出手段を用いて、前記第1の撮像画像と、前記第3の撮像画像の合焦点状態を検出し、この検出の結果、合焦点状態が高い方の撮像画像を前記保存手段に保存することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記音声認識手段を用いて、前記音声入力手段から入力された音声から所定の音節が認識されたとき、前記撮像手段を用いた撮像速度を前記第1の撮像画像を撮像したときの撮像速度よりも早くすることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の撮像装置。
  6. 被写体に光を照射するフラッシュ手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記音声認識手段を用いて、前記音声入力手段から入力された音声から所定の音節が認識されたとき、前記フラッシュ手段を用いて光を前記被写体に照射するのと同時に、前記撮像手段を用いて該被写体を撮像することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
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