JP2009052783A - 強制給排気式レンジフード - Google Patents
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Abstract
【課題】外気中の塵埃や花粉などが、外気とともに室内に侵入することを防ぎ、しかも、金属板材から形成されているフード部やその他のフード構成部材などからの熱影響を受けないようにエアフィルタを備えている給排気式レンジフードを提供する。
【解決手段】フード部1の上に備えられる排気装置2および給気装置3などを目隠すための幕板部材4は、外気流路23を有する中空薄型の箱状に形成され、背面板4aの下側に給気装置3を接続するための外気取入れ口24を備え、前面板4bの上側に外気流路23から室内に外気を取り込むための外気吹出し口25を備え、さらに、外気流路23内における外気取入れ口24と外気吹出し口25との間に、断熱性の材料からなるフィルタ取付枠31に抱かせた状態でエアフィルタ22を上下斜め姿勢にて備えている。
【選択図】図3
【解決手段】フード部1の上に備えられる排気装置2および給気装置3などを目隠すための幕板部材4は、外気流路23を有する中空薄型の箱状に形成され、背面板4aの下側に給気装置3を接続するための外気取入れ口24を備え、前面板4bの上側に外気流路23から室内に外気を取り込むための外気吹出し口25を備え、さらに、外気流路23内における外気取入れ口24と外気吹出し口25との間に、断熱性の材料からなるフィルタ取付枠31に抱かせた状態でエアフィルタ22を上下斜め姿勢にて備えている。
【選択図】図3
Description
本発明は、ガスレンジ、電気コンロ、そしてIHクッキングヒータなどの加熱調理器具の上方に設置されて、調理により発生する油煙、臭気などの汚染空気を吸引補修して屋外に排気すると同時に、外気を室内に導入することができるように構成されている給排気式レンジフードに関する。
近年では、住宅の高気密化に伴いレンジフードによる汚染空気の屋外への排気によって室内(キッチン)が負圧になることを防ぐ。または、冷暖房などの室内空調の低下を防ぐために、汚染空気を屋外に排気すると同時に、屋外から新鮮な外気を室内に導入することができるように、排気装置と給気装置とを備えている同時給排気式のレンジフードが普及してきている(特許文献1および特許文献2などを参照)。
特開平2−298744号公報
特開平5−196268号公報
ところで、屋外から室内に導入(給気)されてくる空気は清浄とは言い難くなってきている。つまり、外気中には塵埃、そして季節によってはアレルギー症の原因となる花粉などが含まれているために、塵埃や花粉などが室内に侵入されることを防ぐための対策としてエアフィルタを設けることを考慮しなければならない。
そして、エアフィルタを設ける場合、建物の外壁に開口される外気吸込み口に、或いはレンジフード側に開口される室内への外気吹出し口に、さらには外気吹出し口から外気吸込み口に至るように備えられる外気経路の途中などに設けることなどが考えられるが、長期の使用による目詰まりや劣化などによって外気を通す、そして塵埃や花粉などを捕獲するためのフィルタ機能が低下しないように定期的な清掃や交換などを行うことができるように考慮しなければならない。
そして、エアフィルタを設ける場合、建物の外壁に開口される外気吸込み口に、或いはレンジフード側に開口される室内への外気吹出し口に、さらには外気吹出し口から外気吸込み口に至るように備えられる外気経路の途中などに設けることなどが考えられるが、長期の使用による目詰まりや劣化などによって外気を通す、そして塵埃や花粉などを捕獲するためのフィルタ機能が低下しないように定期的な清掃や交換などを行うことができるように考慮しなければならない。
そこで、本発明は、このような従来事情に鑑みて創案されたものであり、外気中の塵埃や花粉などが、外気とともに室内に侵入することを防ぎ、しかも、定期的な清掃や交換などを無理なく、簡単に行うことができるように考慮された場所にエアフィルタを備えている給排気式レンジフードを提供することにある。
また、本発明では、金属板材から形成されているフード部やその他のフード構成部材などからの熱影響を受けないようにエアフィルタを備えている給排気式レンジフードを提供することにある。
また、本発明では、金属板材から形成されているフード部やその他のフード構成部材などからの熱影響を受けないようにエアフィルタを備えている給排気式レンジフードを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明では、フード部により捕集される室内空気を屋外に排気すると同時に、外気を室内に導入するための排気装置と給気装置とを備え、さらに、前記排気装置および前記給気装置などを目隠すための幕板部材を備えて構成されている給排気式レンジフードであって、
前記幕板部材は、内部を外気流路とする中空薄型の箱状に形成され、かつ、背面板における下側に前記給気装置を接続するための外気取入れ口を、前面板における上側には前記外気流路から室内に外気を取り込むための外気吹出し口をそれぞれ備え、さらに、前記外気流路内における前記外気取入れ口と前記外気吹出し口との間に位置させてエアフィルタを備えていることを特徴とする。
ここで、前記エアフィルタは、塵埃や花粉など捕獲率が高く、安価な不織布などを用いて形成することが好適なものとなる。そして、前記エアフィルタは、断熱性に優れ、かつ、不燃性を有する材料から形成されているフィルタ取付枠を介して前記外気流路内に備えられている構造を採用することが好適なものとなる。
また、前記幕板部材の前記前面板に、前記フィルタを出し入れするための前面開口部が開閉可能に備えられている構造を採用することが好適なものとなる。
前記幕板部材は、内部を外気流路とする中空薄型の箱状に形成され、かつ、背面板における下側に前記給気装置を接続するための外気取入れ口を、前面板における上側には前記外気流路から室内に外気を取り込むための外気吹出し口をそれぞれ備え、さらに、前記外気流路内における前記外気取入れ口と前記外気吹出し口との間に位置させてエアフィルタを備えていることを特徴とする。
ここで、前記エアフィルタは、塵埃や花粉など捕獲率が高く、安価な不織布などを用いて形成することが好適なものとなる。そして、前記エアフィルタは、断熱性に優れ、かつ、不燃性を有する材料から形成されているフィルタ取付枠を介して前記外気流路内に備えられている構造を採用することが好適なものとなる。
また、前記幕板部材の前記前面板に、前記フィルタを出し入れするための前面開口部が開閉可能に備えられている構造を採用することが好適なものとなる。
このような構成によれば、フード部の上に備えられる排気装置と給気装置とを目隠すように、キッチン内側に位置して取り付けられる幕板部材を中空箱状に形成することで、幕板部材内を外気流路とし、この外気流路における下側の外気取入れ口と上側の外気吹出し口のとの間にエアフィルタを備えている。
これにより、屋外からの外気は、給気装置が接続されている外気取入れ口から外気流路の下側に一旦流入された後に、エアフィルタを通過して外気流路の上側へと流れて外気吹出し口より室内(キッチン内)に給気される。つまり、塵埃や花粉などが外気流路においてエアフィルタにより捕獲(付着)除去されて清浄化された外気を室内に給気させることができる。
そして、エアフィルタを清掃、交換するときには、幕板部材の前面板に開閉可能に開口されている前面開口部からエアフィルタの出し入れを行うことができる。つまり、室内側においてエアフィルタを取り出し、清掃、交換などを行うことができる。
これにより、屋外からの外気は、給気装置が接続されている外気取入れ口から外気流路の下側に一旦流入された後に、エアフィルタを通過して外気流路の上側へと流れて外気吹出し口より室内(キッチン内)に給気される。つまり、塵埃や花粉などが外気流路においてエアフィルタにより捕獲(付着)除去されて清浄化された外気を室内に給気させることができる。
そして、エアフィルタを清掃、交換するときには、幕板部材の前面板に開閉可能に開口されている前面開口部からエアフィルタの出し入れを行うことができる。つまり、室内側においてエアフィルタを取り出し、清掃、交換などを行うことができる。
また、本発明では、前記フィルタ取付枠が、前記幕板部材の前記前面板から前記背面板に向けて前記外気取入れ口側と前記外気吹出し口側とを上下斜め方向に仕切るように、前記外気流路内に取り付けられている構造を採用することが好適なものとなる。
そして、前記エアフィルタは、前記外気取入れ口の開口面積により大きい面積を有する面状に形成されていることが好適なものとなる。
そして、前記エアフィルタは、前記外気取入れ口の開口面積により大きい面積を有する面状に形成されていることが好適なものとなる。
このような構成によれば、外気取入れ口から外気流路に流入される外気は、外気取入れ口側から見て、上向き傾斜の位置関係で対面するエアフィルタに向けて流れ、エアフィルタを通過する。このとき、外気は、外気取入れ口よりも大きい面積を有するエアフィルタ全体に拡がりながら、エアフィルタを通過していく。これにより、塵埃や花粉などは効率的に捕獲除去されることとなる。
本発明の給排気式レンジフードは以上のように構成されていることで、フード部の上からキッチン天井に向けて取り付けられる幕板部材を有効に利用し、該幕板部材内の外気流路に備えられているエアフィルタによって外気中から塵埃や花粉など捕獲除去することができる。
これにより、塵埃や花粉などが、外気とともに室内に侵入することを防ぐことができる。
また、幕板部材の前面板に備えられている前面開口部において、室内側からエアフィルタの出し入れなどを行うことができるために、エアフィルタの定期的な清掃や交換などを無理なく、簡単に行うことができる。
これにより、塵埃や花粉などが、外気とともに室内に侵入することを防ぐことができる。
また、幕板部材の前面板に備えられている前面開口部において、室内側からエアフィルタの出し入れなどを行うことができるために、エアフィルタの定期的な清掃や交換などを無理なく、簡単に行うことができる。
さらに、塵埃や花粉などを捕獲除去するためのエアフィルタとして、主に、不織布などから形成されているエアフィルタを、断熱性に優れ、かつ、不燃性の材料から形成されているフィルタ取付枠を介して、主に、金属板材から形成されている幕板部材の外気流路に備えているフィルタの取付構造を採用していることで、フード部や幕板部材、そしてその他のフード構成部材などからの熱影響を、フィルタ取付枠によって遮断することができる。つまり、エアフィルタが熱影響を受けないようにフィルタ枠部材によって保護することができる。
これにより、熱影響によるエアフィルタの劣化などを抑えて、フィルタ機能を長期にわたり安定的に維持することができる。
これにより、熱影響によるエアフィルタの劣化などを抑えて、フィルタ機能を長期にわたり安定的に維持することができる。
また、エアフィルタは、幕板部材の外気流路内における給気装置からの外気取入れ口と室内への外気吹出し口との間に設けられている。つまり、外気吹出し口から離れた該外気吹出し口の開口よりも下側に位置して設けられている。これにより、例えば、加熱調理機器などから万が一、炎が舞い上がったときに、炎はエアフィルタに直接触れることを防ぐこができるために、安全なものとなる。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る給排気式レンジフードを、調理者側から見たときの正面図であり、図2および図3は、同縦断側面図である。
図1は、本実施形態に係る給排気式レンジフードを、調理者側から見たときの正面図であり、図2および図3は、同縦断側面図である。
≪レンジフードの構成≫
レンジフードAは、図示省略の加熱調理器具の略真上において設置され、調理中に発生する油煙、水蒸気、熱気などの汚染空気を屋外に排気すると同時に、屋外の外気を室内(キッチン)の導入するように構成されている。
このレンジフードAは、図1〜図3に示すように、平型(薄型)のフード部1の上に排気装置2と給気装置3とをそれぞれ備え、さらに、排気装置2、給気装置3、そして屋外への排気経路を構成するための排気ダクト、外気経路を構成するための吸気ダクト、これらを目隠すように、フード部1の天板1aからキッチン天井K−2に至る幕板部材4を備えて構成されている。
レンジフードAは、図示省略の加熱調理器具の略真上において設置され、調理中に発生する油煙、水蒸気、熱気などの汚染空気を屋外に排気すると同時に、屋外の外気を室内(キッチン)の導入するように構成されている。
このレンジフードAは、図1〜図3に示すように、平型(薄型)のフード部1の上に排気装置2と給気装置3とをそれぞれ備え、さらに、排気装置2、給気装置3、そして屋外への排気経路を構成するための排気ダクト、外気経路を構成するための吸気ダクト、これらを目隠すように、フード部1の天板1aからキッチン天井K−2に至る幕板部材4を備えて構成されている。
≪フード部の構成≫
フード部1は、図2および図3に示すように、下向きに開口する扁平箱型に形成されている。そして、フード部1は、天板1aに連絡口5を備えている。
この連絡口5は、排気装置2が内設される排気ボックス2a内とフード部1の後記する捕獲空間7内とを連絡するためのものであり、図2に示すように、天板1aのほぼ中央部位において所定の開口面積を有する筒形状に形成されている。
そして、フード部1は、図2および図3に示すように、連絡口5の下側に、下向き開口側と連絡口5側とを仕切るようにフードカバー6を備えて、このフードカバー6によって下向きに開口する捕獲空間(吸込み口)7が形成されるようにしている。これにより、調理中に発生する汚染空気を捕獲空間7にて捕集するようになっている。
フード部1は、図2および図3に示すように、下向きに開口する扁平箱型に形成されている。そして、フード部1は、天板1aに連絡口5を備えている。
この連絡口5は、排気装置2が内設される排気ボックス2a内とフード部1の後記する捕獲空間7内とを連絡するためのものであり、図2に示すように、天板1aのほぼ中央部位において所定の開口面積を有する筒形状に形成されている。
そして、フード部1は、図2および図3に示すように、連絡口5の下側に、下向き開口側と連絡口5側とを仕切るようにフードカバー6を備えて、このフードカバー6によって下向きに開口する捕獲空間(吸込み口)7が形成されるようにしている。これにより、調理中に発生する汚染空気を捕獲空間7にて捕集するようになっている。
また、フード部1は、図1および図2に示すように、調理者側である前面部1bに操作部8を備えている。
この操作部8は、排気装置2および給気装置3の運転開始と運転停止との切り替え、そして、排気装置2の運転強弱切り替えなどの操作を行うためのタッチまたはプッシュタイプのスイッチ類(図示省略)を備えて構成されている。
なお、給気装置3の運転開始と運転停止は、操作部8による排気装置2の運転開始と運転停止との操作切り替えによって同時に行われるようにするも、排気装置2とは別途のスイッチによる切り替えによって単独で行うようにすることもできる。
この操作部8は、排気装置2および給気装置3の運転開始と運転停止との切り替え、そして、排気装置2の運転強弱切り替えなどの操作を行うためのタッチまたはプッシュタイプのスイッチ類(図示省略)を備えて構成されている。
なお、給気装置3の運転開始と運転停止は、操作部8による排気装置2の運転開始と運転停止との操作切り替えによって同時に行われるようにするも、排気装置2とは別途のスイッチによる切り替えによって単独で行うようにすることもできる。
なお、図示を省略しているが、フード部1の捕獲空間7には汚染空気中に含まれている油脂分を捕獲するためのグリスフィルタが備えられている。また、捕獲空間7の下向き開口周縁との間に吸込み隙間を確保するための整流板が備えられている。これにより、汚染空気が整流板に沿って吸込み隙間から捕獲空間内に勢い良く吸気(捕集)されるようになっている。
≪排気装置の構成≫
排気装置2は、図1および図2に示すように、排気ボックス2aと、この排気ボックス2a内におけるフード部1の連絡口5に連通するように前半部側を除く後半部側に位置して縦置きに内設される排気送風機2bとを備えて構成されている。
排気装置2は、図1および図2に示すように、排気ボックス2aと、この排気ボックス2a内におけるフード部1の連絡口5に連通するように前半部側を除く後半部側に位置して縦置きに内設される排気送風機2bとを備えて構成されている。
≪排気ボックスの構成≫
排気ボックス2aは、図1および図2に示すように、フード部1の連絡口5に、一半部側である前半部側を連通させ、他半部側である後半部側には排気送風機2bを縦置きに内設し得るように下面を開口させた略四角形状に形成されている。
この排気ボックス2aは、フード部の天板1aと幕板部材4の後記する背面板4aとにそれぞれネジ止めなどによって取り付けられる。
排気ボックス2aは、図1および図2に示すように、フード部1の連絡口5に、一半部側である前半部側を連通させ、他半部側である後半部側には排気送風機2bを縦置きに内設し得るように下面を開口させた略四角形状に形成されている。
この排気ボックス2aは、フード部の天板1aと幕板部材4の後記する背面板4aとにそれぞれネジ止めなどによって取り付けられる。
≪排気送風機の構成≫
排気送風機2bは、図1に示すように、ボリュート形状に形成されているファンケーシング9と、このファンケーシング9内に、ファンモータ10に軸支されて同軸上に収容される排気ファン(遠心ファンや多翼ファンなど)11とを備えた構成としている。
そして、排気送付機2bは、屋外へと配管される排気ダクト12に接続されるファンケーシングの上端吐出し口13を、排気ボックス2aの上面板にネジ止めなどによって取り付けられることで、フード部1の連絡口5に連通する前半部側に吸込み口14を向けた状態で排気ボックス2aの後半部側に縦置きに収容されるようになっている。
これにより、図2に示すように、排気ボックス2aの前半部側に流入空間15が確保されるとともに、この流入空間15側に吸込み口14を向けた正面向き状態で排気送風機2bが排気ボックス2a内に内設されるようにしている。
排気送風機2bは、図1に示すように、ボリュート形状に形成されているファンケーシング9と、このファンケーシング9内に、ファンモータ10に軸支されて同軸上に収容される排気ファン(遠心ファンや多翼ファンなど)11とを備えた構成としている。
そして、排気送付機2bは、屋外へと配管される排気ダクト12に接続されるファンケーシングの上端吐出し口13を、排気ボックス2aの上面板にネジ止めなどによって取り付けられることで、フード部1の連絡口5に連通する前半部側に吸込み口14を向けた状態で排気ボックス2aの後半部側に縦置きに収容されるようになっている。
これにより、図2に示すように、排気ボックス2aの前半部側に流入空間15が確保されるとともに、この流入空間15側に吸込み口14を向けた正面向き状態で排気送風機2bが排気ボックス2a内に内設されるようにしている。
≪給気装置の構成≫
給気装置3は、図1および図3に示すように、設置ボックス3aと、この設置ボックス2a内に横置きに内設される給気送風機3bとを備えて構成されている。
給気装置3は、図1および図3に示すように、設置ボックス3aと、この設置ボックス2a内に横置きに内設される給気送風機3bとを備えて構成されている。
設置ボックス3aは、給気送風機3bをフード部1の上に横置きに設置するために、フード部1の天板1aにネジ止めなどにより取り付けられるものであり、給気送風機3bを内設し得る程度の大きさを有する略四角形状に形成されている。
給気送風機3bは、前記した排気送風機2bのファンケーシング9と同じくボリュート形状に形成されているファンケーシング16と、このファンケーシング16内に、ファンモータ17に軸支されて同軸上に収容される排気ファン(遠心ファンや多翼ファンなど)18とを備えた構成としている。
そして、給気送付機3bは、図3に示すように、屋外へと配管される給気ダクト19に接続されるファンケーシング16の外気吸込み口20を、設置ボックス3aの上面板にネジ止めなどによって取り付けることで、ファンケーシング16の外気吐出し口21を、幕板部材4の後記する外気取入れ口24に向けた状態で設置ボックス3a内に横置きに収容されるようになっている。
これにより、ファンケーシング16の外気吐出し口21は、幕板部材4の外気取入れ口24にネジ止めなどによって接続されるようにしている。
そして、給気送付機3bは、図3に示すように、屋外へと配管される給気ダクト19に接続されるファンケーシング16の外気吸込み口20を、設置ボックス3aの上面板にネジ止めなどによって取り付けることで、ファンケーシング16の外気吐出し口21を、幕板部材4の後記する外気取入れ口24に向けた状態で設置ボックス3a内に横置きに収容されるようになっている。
これにより、ファンケーシング16の外気吐出し口21は、幕板部材4の外気取入れ口24にネジ止めなどによって接続されるようにしている。
≪幕板部材の構成≫
図4は、本実施形態に係る幕板部材を示す縦断側面図であり、図5は、前面蓋を取り外し、エアフィルタを取り出した状態で示す幕板部材の斜視図であり、図6は、前面蓋を裏側から見たときの状態を示す斜視図である。ここでは、図1〜図3を適宜参照しながら説明する。
幕板部材4は、図1に示すように、フード部1の左右両側幅に相当する長さで、フード部1の天板1aの上からキッチン天井Kに至る高さを有する中空薄型の箱状に形成されている。
これにより、幕板部材4は、図4に示すように、エアフィルタ22を着脱自在に取り付けるための外気流路23を内部に確保するようにしている。
そして、幕板部材4は、背面板4aにおける下側で、調理者側から見て右側(図1において紙面右側)に、給気送風機3bのファンケーシング16の外気吐出し口21を接続するための外気取入れ口24を備え、前面板4bにおける上側には、キッチン内に外気を導入させるための外気吹出し口25を備えている。
図4は、本実施形態に係る幕板部材を示す縦断側面図であり、図5は、前面蓋を取り外し、エアフィルタを取り出した状態で示す幕板部材の斜視図であり、図6は、前面蓋を裏側から見たときの状態を示す斜視図である。ここでは、図1〜図3を適宜参照しながら説明する。
幕板部材4は、図1に示すように、フード部1の左右両側幅に相当する長さで、フード部1の天板1aの上からキッチン天井Kに至る高さを有する中空薄型の箱状に形成されている。
これにより、幕板部材4は、図4に示すように、エアフィルタ22を着脱自在に取り付けるための外気流路23を内部に確保するようにしている。
そして、幕板部材4は、背面板4aにおける下側で、調理者側から見て右側(図1において紙面右側)に、給気送風機3bのファンケーシング16の外気吐出し口21を接続するための外気取入れ口24を備え、前面板4bにおける上側には、キッチン内に外気を導入させるための外気吹出し口25を備えている。
外気取入れ口24は、ファンケーシング16の外気吐出し口21の開口面積(開口形状)にて幕板部材4の背面板4aに設けられ、外気吐出し口21がネジ止めなどによって接続されるように形成されている。
外気吹出し口25は、図1および図4に示すように、幕板部材4の前面板4aに適宜の開口幅(高さ)を有する横長形状に設けられている。そして、外気吹出し口25は、開口幅方向を等間隔おいて仕切るように2枚のフィン(羽板)25aを開口長さ方向にわたり備えているルーバー構造に形成されている。
これにより、外気の室内への給気方向を上向きや下向きなどに任意に変更し得るようにしている。
これにより、外気の室内への給気方向を上向きや下向きなどに任意に変更し得るようにしている。
また、幕板部材4は、図4に示すように、外気吹出し口25が開口されている前面板4bの上側を残して、その下側に前面開口部26を備えている。これにより、エアフィルタ22の清掃や交換などを行うときに、エアフィルタ22の出し入れを行うことができるようにしている。
前面開口部26は、図4および図5に示すように、前面板4bの高さ方向における途中部位よりやや上側から幕板部材4を構成する底面板4c、そして両側面板4dに至る広い開口面積にて開口されて、前面蓋27によって開閉されるようになっている。
前面蓋27は、図に示すように、前面開口部26の開口縁に沿う上下左右の各辺縁うち、下辺縁側を除く3辺縁を内側に折り曲げるなどの曲げ加工によって、当該3辺縁に断面が略長方形状に囲繞された補強縁部27aを備えている。
そして、前面蓋27の下辺縁側においては、補強縁部27aの断面長さ方向の幅にて内側に折り曲げた後に、外向きに折り返すことによって長さ方向に沿わせた手掛け部27bを備えている。
これにより、図4に示す実線の状態から二点鎖線の状態のように、閉じ状態から前面蓋27を取り外して前面開口部26を開くときには、手掛け部27bに手を掛けて、前面蓋27を手前側に引いて後記する下側の係止手段28の係止状態を解除することにより、前面蓋27を取り外すことができるようにしている。
そして、前面蓋27の下辺縁側においては、補強縁部27aの断面長さ方向の幅にて内側に折り曲げた後に、外向きに折り返すことによって長さ方向に沿わせた手掛け部27bを備えている。
これにより、図4に示す実線の状態から二点鎖線の状態のように、閉じ状態から前面蓋27を取り外して前面開口部26を開くときには、手掛け部27bに手を掛けて、前面蓋27を手前側に引いて後記する下側の係止手段28の係止状態を解除することにより、前面蓋27を取り外すことができるようにしている。
そして、本実施形態では、このように形成されている前面蓋27を、幕板部材4の前面開口部26に係脱自在に取り付けるために、前面蓋27の上辺縁側と下辺縁側におけるそれぞれの左右両側と、前面開口部26の上辺開口縁側と下辺開口縁側におけるそれぞれの左右両側に互いに係脱自在に係合される上下の係止手段28,29をそれぞれ備えている。
図7は、上側の係止手段を示す斜視図である。
上側の係止手段28は、図4および図7に示すように、前面開口部26の上辺開口縁における両側のコーナーにそれぞれ開口される係止窓28aと、前面蓋27の上辺縁における両側のコーナーの裏側において、上向きの傾斜状にそれぞれ取り付けられる係止爪片28bとを備えて構成されている。
つまり、上側の係止手段28は、図4に示すように、前面蓋27の上辺縁両側の係止爪片28bを、前面開口部26の開口上辺両側の係止窓28aにそれぞれ挿し込み係止させることで、前面蓋27の上辺縁側が前面開口部26の開口上辺縁側に係脱自在に定着されるようにしている。
なお、図7の(b)に示すように、係止爪片28bの上向きの傾斜先端側は、係止窓28aへの挿し込み方向に向けて略L字状に折り曲げている。これにより、前面蓋27の手掛け部27bに手をかけて前面蓋27の下側を手前側に引いたときに、係止爪片28bの先端折曲部が係止窓28aの縁に引っ掛かり、この掛止状態がヒンジ機能を成す。つまり、前面蓋27を取り外すときに、係止窓28aの縁に対する係止爪片28bの引っ掛かりがヒンジ機能としての役目を成す。
上側の係止手段28は、図4および図7に示すように、前面開口部26の上辺開口縁における両側のコーナーにそれぞれ開口される係止窓28aと、前面蓋27の上辺縁における両側のコーナーの裏側において、上向きの傾斜状にそれぞれ取り付けられる係止爪片28bとを備えて構成されている。
つまり、上側の係止手段28は、図4に示すように、前面蓋27の上辺縁両側の係止爪片28bを、前面開口部26の開口上辺両側の係止窓28aにそれぞれ挿し込み係止させることで、前面蓋27の上辺縁側が前面開口部26の開口上辺縁側に係脱自在に定着されるようにしている。
なお、図7の(b)に示すように、係止爪片28bの上向きの傾斜先端側は、係止窓28aへの挿し込み方向に向けて略L字状に折り曲げている。これにより、前面蓋27の手掛け部27bに手をかけて前面蓋27の下側を手前側に引いたときに、係止爪片28bの先端折曲部が係止窓28aの縁に引っ掛かり、この掛止状態がヒンジ機能を成す。つまり、前面蓋27を取り外すときに、係止窓28aの縁に対する係止爪片28bの引っ掛かりがヒンジ機能としての役目を成す。
図8は、下側の係止手段を示す斜視図である。
下側の係止手段29は、図4および図8に示すように、前面開口部26の下辺開口縁に沿わせた両側のコーナーに近い位置においてそれぞれ取り付けられて、バネ材(図示省略)によって常に閉じ方向(挟み方向)に付勢されている雌側係止凹部29aと、前面蓋27の下辺縁に沿わせた両側のコーナーに近い位置における裏側においてそれぞれ取り付けられる雄側係止凸部29bとを備えて構成されている。
つまり、下側の係止手段29は、前面蓋27側に備えられている雄側係止凸部29bを、前面開口部26側に備えられている雌側係止凹部29aの間にバネ材に抗して押し込むことで、前面蓋27の下辺縁側が前面開口部26の開口下辺縁側に係脱自在に定着されるようにしている。
下側の係止手段29は、図4および図8に示すように、前面開口部26の下辺開口縁に沿わせた両側のコーナーに近い位置においてそれぞれ取り付けられて、バネ材(図示省略)によって常に閉じ方向(挟み方向)に付勢されている雌側係止凹部29aと、前面蓋27の下辺縁に沿わせた両側のコーナーに近い位置における裏側においてそれぞれ取り付けられる雄側係止凸部29bとを備えて構成されている。
つまり、下側の係止手段29は、前面蓋27側に備えられている雄側係止凸部29bを、前面開口部26側に備えられている雌側係止凹部29aの間にバネ材に抗して押し込むことで、前面蓋27の下辺縁側が前面開口部26の開口下辺縁側に係脱自在に定着されるようにしている。
≪エアフィルタの構成≫
図9は、本実施形態に係るエアフィルタ、フィルタ取付枠、このフィルタ取付枠に取り付けられるフィルタ保持枠をそれぞれ示す斜視図である。ここでは、図を適宜参照しながら説明する。
図9は、本実施形態に係るエアフィルタ、フィルタ取付枠、このフィルタ取付枠に取り付けられるフィルタ保持枠をそれぞれ示す斜視図である。ここでは、図を適宜参照しながら説明する。
エアフィルタ22は、外気(空気)中に浮遊しているミクロ単位の塵埃、そして花粉などを捕獲除去(吸着除去)し得るように、不織布やその他の帯電性を有する繊維を用いて形成されている。
このエアフィルタ22は、幕板部材4内の外気流路23における下側の外気取入れ口24側と上側の外気吹出し口25側との間において、外気流路23を上下斜め方向に仕切るように、幅方向の面積を、外気取入れ口24の開口面積よりも大きく形成されているとともに、金属材料やその他の耐熱性を有する合成樹脂材料(ABS樹脂材料)などから形成されている縁枠30を備えている。
このエアフィルタ22は、幕板部材4内の外気流路23における下側の外気取入れ口24側と上側の外気吹出し口25側との間において、外気流路23を上下斜め方向に仕切るように、幅方向の面積を、外気取入れ口24の開口面積よりも大きく形成されているとともに、金属材料やその他の耐熱性を有する合成樹脂材料(ABS樹脂材料)などから形成されている縁枠30を備えている。
なお、図示を省略しているが、エアフィルタ22の片面又は両面に押さえ込むように、縁枠30の間にわたり、細い線材などを格子状に備えることができる。これにより、エアフィルタ22が外側へ膨らむなどの崩れを抑えて面状(平板状)に保つことができる。
そして、本実施形態では、このように形成されているエアフィルタ22を、図4に示すように、フィルタ取付枠31を介して外気流路23内に取り付けている。
≪フィルタ取付枠の構成≫
フィルタ取付枠31は、断熱性に優れた材料、そして、不燃性の材料を用いて形成されている。
ここで、断熱性に優れた材料とは、ISO7345で定義されている「常温において略0.15W/(m・k)以下の熱伝導率を持っている材料」である。そして、不燃性の材料とは、建設省告示第1400号に示されている18種類の材料である。本実施形態では、ケイ酸カルシウムを用いて、ファイル取付枠31を形成している。
フィルタ取付枠31は、断熱性に優れた材料、そして、不燃性の材料を用いて形成されている。
ここで、断熱性に優れた材料とは、ISO7345で定義されている「常温において略0.15W/(m・k)以下の熱伝導率を持っている材料」である。そして、不燃性の材料とは、建設省告示第1400号に示されている18種類の材料である。本実施形態では、ケイ酸カルシウムを用いて、ファイル取付枠31を形成している。
このフィルタ取付枠31は、エアフィルタ22に備えられている縁枠30の内側各辺縁に沿う内輪郭を有する略額縁形状に形成されている。また、フィルタ取付枠31は、図9に示すように、幅広とする上下の枠部の幅方向における内側と外側とにネジ挿通孔32,33をそれぞれ備えている。
これにより、図4に示すように、内側のネジ挿通孔32を挿通させる止めネジ34によって、フィルタ保持枠35が取り付けられるようにしている。つまり、フィルタ取付枠31との間でエアフィルタ22を取り外し可能に保持させるための上下の係止溝36,37を形成するようにフィルタ保持枠35が取り付けられるようにしている。
そして、外側のネジ挿通孔33を挿通させる止めネジ38によって、フィルタ取付枠31を、幕板部材4の前面開口部26の下側から背面板4aに向けた上向き傾斜状に上下のブラケット39,40を介して取り付けるようにしている。
上下のブラケット39,40は、スポット溶接やネジ止めなどによって幕板部材4に取り付けられ
ている。
これにより、図4に示すように、内側のネジ挿通孔32を挿通させる止めネジ34によって、フィルタ保持枠35が取り付けられるようにしている。つまり、フィルタ取付枠31との間でエアフィルタ22を取り外し可能に保持させるための上下の係止溝36,37を形成するようにフィルタ保持枠35が取り付けられるようにしている。
そして、外側のネジ挿通孔33を挿通させる止めネジ38によって、フィルタ取付枠31を、幕板部材4の前面開口部26の下側から背面板4aに向けた上向き傾斜状に上下のブラケット39,40を介して取り付けるようにしている。
上下のブラケット39,40は、スポット溶接やネジ止めなどによって幕板部材4に取り付けられ
ている。
フィルタ保持枠35は、金属材料やその他の耐熱性を有する合成樹脂材料(ABS樹脂材料)などを用いて、図9に示すように、略額縁形状に形成されている。そして、断面が略L字形状にそれぞれ形成されている上下の辺枠部35a,35bには、フィルタ取付枠31の内側の各ネジ挿通孔32にそれぞれ相対させたネジ挿通孔41を有するフランジ42をそれぞれ備えている。
なお、図示を省略しているが、フィルタ取付枠31とフィルタ保持枠35とによって形成される上側の係止溝36の溝底には、溝方向に向けた板バネが備えられている。これにより、図4に二点鎖線で示すように、エアフィルタ22の上辺側の縁枠30を板バネに抗して上側の係止溝36に押し込み、エアフィルタ22の下辺側の縁枠30を下側の係止溝37に嵌め合わせることで、エアフィルタ22をフィル取付枠31に抱持(定着)させることができる。
[給排気式レンジフードの作用説明]
つぎに、以上のように構成されている本実施形態に係る給排気式レンジフードの作用について簡単に説明する。
調理するときに、フード部1の前面部1bに備えられている操作部8により排気装置2の運転を開始させると、給気装置3も運転を開始し、調理中に発生する汚染空気が排気装置2により排気ダクト12を通して屋外へと排気されると同時に、給気装置3により給気ダクト19を通して屋外から新鮮な外気が、幕板部材4の外気吹出し口25から室内に導入(給気)される。
このとき、給気装置3のファンケーシング16を通って幕板部材4の下側に開口されている外気取入れ口24から外気流路23内に流入された外気は、外気取入れ口24の開口面積よりも幅方向の面積が大きく形成されて、該外気取入れ口24側から見て、上向き傾斜の位置関係で対面しているエアフィルタ22に向けて流れ、エアフィルタ22を通過して、上側に開口されている前面板4bの外気吹出し口25から室内に導入される。
これにより、外気中に浮遊している塵埃や花粉などが外気流路23においてエアフィルタ22を通過するときに捕獲(付着)除去されて清浄化された外気を室内に導入させることができる。
つぎに、以上のように構成されている本実施形態に係る給排気式レンジフードの作用について簡単に説明する。
調理するときに、フード部1の前面部1bに備えられている操作部8により排気装置2の運転を開始させると、給気装置3も運転を開始し、調理中に発生する汚染空気が排気装置2により排気ダクト12を通して屋外へと排気されると同時に、給気装置3により給気ダクト19を通して屋外から新鮮な外気が、幕板部材4の外気吹出し口25から室内に導入(給気)される。
このとき、給気装置3のファンケーシング16を通って幕板部材4の下側に開口されている外気取入れ口24から外気流路23内に流入された外気は、外気取入れ口24の開口面積よりも幅方向の面積が大きく形成されて、該外気取入れ口24側から見て、上向き傾斜の位置関係で対面しているエアフィルタ22に向けて流れ、エアフィルタ22を通過して、上側に開口されている前面板4bの外気吹出し口25から室内に導入される。
これにより、外気中に浮遊している塵埃や花粉などが外気流路23においてエアフィルタ22を通過するときに捕獲(付着)除去されて清浄化された外気を室内に導入させることができる。
そして、幕板部材4の前面開口部26を閉じている前面蓋27を取り外すことにより、前面開口部26からエアフィルタ22を取り出すことができる。つまり、室内側においてエアフィルタ22を取り出し、清掃、交換などを行うことができる。
なお、本発明の実施形態の具体的な構成は、前記した実施形態に限られるものではなく、請求項1から請求項5に記載の本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更などがあっても本発明に含まれるものである。
例えば、エアフィルタ22は、外気中に浮遊している塵埃や花粉などの捕獲除去のみならず、エアフィルタ22を形成する不織布などに、活性炭などの顆粒を添着させたもの、或いは内部に層を成すように内在させるなどによって、塵埃や花粉などの除去と同時に臭いをも除去する脱臭機能を付加することができる。
例えば、エアフィルタ22は、外気中に浮遊している塵埃や花粉などの捕獲除去のみならず、エアフィルタ22を形成する不織布などに、活性炭などの顆粒を添着させたもの、或いは内部に層を成すように内在させるなどによって、塵埃や花粉などの除去と同時に臭いをも除去する脱臭機能を付加することができる。
そして、エアフィルタ22は、一枚に限らず、複数枚の組み合わせから形成することができる。例えば、塵埃用、花粉用、脱臭用の三枚の組み合わせによって形成することができる。また、複数枚のエアフィルタを並べて必要とする大きさの一枚のエアフィルタを形成することができる。
さらに、塵埃用、花粉用、脱臭用、そしてその他の外気中に浮遊し捕獲除去(吸着除去)を必要とする物質除去用のそれぞれエアフィルタを、前記したように、フィルタ取付枠31に抱持させて、幕板部材4の外気流路23内に適宜の間隔をおいて多段状に備えることができる。
さらに、塵埃用、花粉用、脱臭用、そしてその他の外気中に浮遊し捕獲除去(吸着除去)を必要とする物質除去用のそれぞれエアフィルタを、前記したように、フィルタ取付枠31に抱持させて、幕板部材4の外気流路23内に適宜の間隔をおいて多段状に備えることができる。
また、エアフィルタ22の外気流路23内への配置形態として、外気流路23の横幅方向に斜めに傾ける。つまり、一方の側面板4dから他方の側板板4dに向けて斜めに傾けた左右の斜め形態で配置することができる。
また、幕板部材4の前面開口部26を開閉する前面蓋27の、前面開口部26に対する取付構造としてはネジ止めにより、安価に、かつ、簡単に行うこともできる。また、ヒンジなどを用いることで、開閉が簡単な扉方式とすることができる。
さらに、断熱性に優れ、かつ、不燃性を有する材料からなるフィルタ取付枠31を、例えば、給気送風機3bの外気吐出し口(外気吐出しダクト)21内などに設けることもできる。
A 給排気式レンジフード
1 フード部
2 排気装置
3 給気装置
4 幕板部材
4a 背面板
4b 前面板
21 外気吐出し口(給気装置側)
22 エアフィルタ
23 外気流路
24 外気取入れ口
25 外気吹出し口
26 前面開口部
27 前面蓋
31 フィルタ取付枠
1 フード部
2 排気装置
3 給気装置
4 幕板部材
4a 背面板
4b 前面板
21 外気吐出し口(給気装置側)
22 エアフィルタ
23 外気流路
24 外気取入れ口
25 外気吹出し口
26 前面開口部
27 前面蓋
31 フィルタ取付枠
Claims (5)
- フード部により捕集される室内空気を屋外に排気すると同時に、外気を室内に導入するための排気装置と給気装置とを備え、
さらに、前記排気装置および前記給気装置などを目隠すための幕板部材が、前記フード部の上からキッチン天井に向けて取り付けられている給排気式レンジフードであって、
前記幕板部材は、内部を外気流路とする中空箱状に形成され、かつ、背面板における下側に前記給気装置を接続するための外気取入れ口を、前面板における上側には前記外気流路から室内に外気を取り込むための外気吹出し口をそれぞれ備え、
さらに、前記外気流路内における前記外気取入れ口と前記外気吹出し口との間に位置させてエアフィルタを備えていることを特徴とする給排気式レンジフード。 - 前記エアフィルタは、断熱性に優れ、かつ、不燃性を有する材料から形成されているフィルタ取付枠を介して前記外気流路内に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の給排気式レンジフード。
- 前記フィルタ取付枠は、前記幕板部材の前記前面板から前記背面板に向けて前記外気取入口側と前記外気吹出し口側とを上下斜め方向に仕切るように、前記外気流路内に取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給排気式レンジフード。
- 前記エアフィルタは、前記外気取入口の開口面積より大きい面積を有する面状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項の記載の給排気式レンジフード。
- 前記幕板部材の前記前面板に、前記フィルタを出し入れするための前面開口部が開閉可能に備えられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の給排気式レンジフード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007218494A JP2009052783A (ja) | 2007-08-24 | 2007-08-24 | 強制給排気式レンジフード |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009052783A true JP2009052783A (ja) | 2009-03-12 |
Family
ID=40504018
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009052783A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019060550A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | レンジフード用給気ユニットおよびこれを備えたレンジフード |
JP2020101305A (ja) * | 2018-12-20 | 2020-07-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | レンジフード |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62162537U (ja) * | 1986-04-02 | 1987-10-15 | ||
JPH10185268A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-14 | Fuji Kogyo Corp | レンジフード |
JP2007147240A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Casle Kk | レンジフード用フィルタ保持枠 |
-
2007
- 2007-08-24 JP JP2007218494A patent/JP2009052783A/ja active Pending
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