JP2009051396A - 車両駆動装置の搭載構造および車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両衝突時等に前方から荷重が作用した場合にも、電気機器と駆動ユニットとを接続する配線の損傷を抑制することが可能な車両駆動装置の搭載構造および該構造を含む車両を提供する。
【解決手段】車両駆動装置の搭載構造は、モータジェネレータの動力を用いて車両を駆動する駆動ユニット200と、駆動ユニット200の上方に設けられ、駆動ユニット200を制御するPCU300と、駆動ユニット200とPCU300とを接続するケーブル500とを備える。ケーブル500は、PCU300における車両の前方側に位置する部分からPCU300に接続されるとともに、駆動ユニット200におけるモータジェネレータの中心軸O1に対して車両の後方側に位置し、かつ、モータジェネレータの中心軸O1に対して上方側に位置する部分から駆動ユニット200に接続される。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両駆動装置の搭載構造および車両に関し、特に、回転電機の動力を用いて車両を駆動する駆動ユニットと、該駆動ユニットを制御する電気機器とを含む車両駆動装置の搭載構造および該構造を含む車両に関する。
特開2001−97052号公報(特許文献1)には、衝突等による強い衝撃を受けた際に、インバータの接続端子がモータの接続端子に接近する方向にインバータが移動するようにした車載用部品の取付構造が記載されている。
特開2004−306846号公報(特許文献2)には、ハイブリッド車両において、インバータとモータジェネレータとを接続する高圧電線が、車両前後方向に対してエンジンの後方に配策されることが記載されている。
特開2005−262894号公報(特許文献3)には、車両骨格部材が変形した際に、ブラケットをその変形に追従して変位させ、ブラケットを介して車両骨格部材に固定されたインバータも変位させることにより、車両骨格部材とブラケットとインバータとの相対的な変位量を小さくして高電圧線が車両骨格部材とインバータとに挟まれないようにした車両が記載されている。
特開2006−88871号公報(特許文献4)には、衝突時にインバータを所定の方向に回動させることにより、インバータとモータとを衝突前の相対位置を保って移動させ、強電ハーネスの断線を防止することが記載されている。
特開2001−97052号公報 特開2004−306846号公報 特開2005−262894号公報 特開2006−88871号公報
車両の衝突時等において、ハイブリッド車両に搭載されるインバータなどの電気機器については、回転電機を含む駆動ユニットよりも変位が生じやすい傾向にある。この結果、電気機器と駆動ユニットとの間の相対的な変位が生じ、ケーブルの張力が増大して該ケーブルが損傷することが懸念される。
特許文献1では、衝突時に想定されるインバータの移動方向における前方側から該インバータにケーブルが接続されているため、インバータが移動することによってインバータと他部品との間にケーブルが挟まれる場合が生じ得る。
特許文献2では、高圧電線をエンジンの後方に配策しているだけであり、インバータとモータジェネレータとの間に相対変位が生じたときの対策は、引用文献2には記載されていない。
特許文献3においては、インバータと車両骨格部材との間に相対変位が生じることを抑制しているだけであり、インバータとモータとの間に相対変位が生じたときの対策は、引用文献3には記載されていない。
特許文献4においても、特許文献1と同様に、インバータの回動方向における前方側から該インバータにケーブルが接続されているため、インバータが回動することによってインバータと他部品との間にケーブルが挟まれる場合が生じ得る。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、回転電機の動力を用いて車両を駆動する駆動ユニットと、該駆動ユニットを制御する電気機器とを含む車両駆動装置の搭載構造であって、車両衝突時等に前方から荷重が作用した場合にも、電気機器と駆動ユニットとを接続する配線の損傷を抑制することが可能な車両駆動装置の搭載構造および該構造を含む車両を提供することにある。
本発明に係る車両駆動装置の搭載構造は、回転電機の動力を用いて車両を駆動する駆動ユニットと、駆動ユニットの上方に設けられ、該駆動ユニットを制御する電気機器と、駆動ユニットと電気機器とを接続する配線とを備える。
1つの局面では、上記車両駆動装置の搭載構造において、配線は、電気機器における車両の前方側に位置する部分から電気機器に接続されるとともに、駆動ユニットにおける回転電機の中心軸に対して車両の後方側に位置し、かつ、回転電機の中心軸に対して上方側に位置する部分から駆動ユニットに接続される。
他の局面では、上記車両駆動装置の搭載構造において、駆動ユニットは、回転電機の動力を車両の駆動軸に伝達するディファレンシャルギヤを含み、配線は、電気機器における車両の前方側に位置する部分から電気機器に接続されるとともに、駆動ユニットにおける車両の前後方向において回転電機の中心軸とディファレンシャルギヤの中心軸との間に位置し、かつ、回転電機の中心軸に対して上方側に位置する部分から駆動ユニットに接続される。
上記構成によれば、衝突等の外部荷重により、電気機器が後方側に移動した場合にも、配線に過大な張力が作用することを抑制して、配線の保護を図ることができる。また、上記配線を、電気機器における車両の前方側に位置する部分から電気機器に接続することにより、電気機器が車両後方側に移動する際に、配線が電気機器と他部品との間に挟まれることを抑制することができる。
上記車両駆動装置の搭載構造において、1つの実施形態では、電気機器は42V以上の電圧用の電気機器である。
上記車両駆動装置の搭載構造において、1つの実施形態では、電気機器はインバータを含む。
本発明に係る車両は、上述した車両駆動装置の搭載構造を含む。これにより、配線の保護が図られた車両が提供される。
本発明によれば、車両衝突時等に前方から荷重が作用した場合にも、電気機器と駆動ユニットとを接続する配線の損傷を抑制することが可能な車両駆動装置の搭載構造および該構造を含む車両を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の構成を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
図1は、本発明の1つの実施の形態に係る車両駆動装置の搭載構造が適用されるハイブリッド車両の構成を示す概略図である。図1を参照して、本実施の形態に係るハイブリッド車両は、エンジン100と、駆動ユニット200と、PCU300と、バッテリ400とを含んで構成される。駆動ユニット200は、ケーブル500を介してPCU300と電気的に接続される。また、PCU300は、ケーブル600を介してバッテリ400と電気的に接続される。
内燃機関であるエンジン100は、ガソリンエンジンであってもよいし、ディーゼルエンジンであってもよい。駆動ユニット200は、エンジン100とともに車両を駆動する駆動力を発生させる。エンジン100および駆動ユニット200は、ともにハイブリッド車両のエンジンルーム内に設けられている。また、PCU300は、駆動ユニット200の動作を制御する制御装置である。
次に、図2を用いて、駆動ユニット200の構成について説明する。図2を参照して、駆動ユニット200は、モータジェネレータ210と、動力分割機構220と、カウンタギヤ230と、ディファレンシャルギヤ240とを含んで構成される。
モータジェネレータ210は、モータジェネレータ211,212を含む。モータジェネレータ211,212は、電動機および発電機の少なくとも一方の機能を有する回転電機である。動力分割機構220は、モータジェネレータ211,212の間に設けられる。カウンタギヤ230は、動力分割機構220とディファレンシャルギヤ240との間に設けられる。そして、ディファレンシャルギヤ240は、ドライブシャフトと接続される。モータジェネレータ211,212、動力分割機構220、カウンタギヤ230およびディファレンシャルギヤ240は、ケーシング(図示せず)内に設けられる。
モータジェネレータ211,212は、それぞれ、ロータ211A,212Aと、ステータ211B,212Bと、ステータ211B,212Bに巻回されるステータコイル211C,212Cとを含んで構成される。
動力分割機構220は、プラネタリギヤ221,222を含んで構成される。プラネタリギヤ221,222は、それぞれ、サンギヤ221A,222A、ピニオンギヤ221B,222B、プラネタリキャリヤ221C,222Cおよびリングギヤ221D,222Dを含んで構成される。
エンジン100のクランクシャフト100Aと、モータジェネレータ211のロータ211Aと、モータジェネレータ212のロータ212Aとは、同じ軸を中心に回転する。
プラネタリギヤ221におけるサンギヤ221Aは、クランクシャフト100Aに軸中心を貫通された中空のサンギヤ軸に結合される。リングギヤ221Dは、クランクシャフト100Aと同軸上で回転可能に支持されている。ピニオンギヤ221Bは、サンギヤ221Aとリングギヤ221Dとの間に配置され、サンギヤ221Aの外周を自転しながら公転する。プラネタリキャリヤ221Cは、クランクシャフト100Aの端部に結合され、各ピニオンギヤ221Bの回転軸を支持する。
モータジェネレータ212のロータ212Aは、減速機としてのプラネタリギヤ222を介して、プラネタリギヤ221のリングギヤ221Dと一体的に回転するリングギヤケースに結合されている。
プラネタリギヤ222は、回転要素の1つであるプラネタリキャリヤ222Cがケーシングに固定された構造により減速を行なう。すなわち、プラネタリギヤ222は、ロータ212Aのシャフトに結合されたサンギヤ222Aと、リングギヤ221Dと一体的に回転するリングギヤ222Dと、リングギヤ222Dおよびサンギヤ222Aに噛み合い、サンギヤ222Aの回転をリングギヤ222Dに伝達するピニオンギヤ222Bとを含む。
車両の走行時において、エンジン100から出力された動力は、クランクシャフト100Aに伝達され、動力分割機構220により2経路に分割される。
上記2経路のうちの一方は、カウンタギヤ230から、ディファレンシャルギヤ240を介してドライブシャフトに伝達される経路である。ドライブシャフトに伝達された駆動力は、駆動輪に回転力として伝達されて、車両を走行させる。
もう一方は、モータジェネレータ211を駆動させて発電する経路である。モータジェネレータ211は、動力分割機構220により分配されたエンジン100の動力により発電する。モータジェネレータ211により発電された電力は、車両の走行状態や、バッテリ400の状態に応じて使い分けられる。たとえば、車両の通常走行時および急加速時においては、モータジェネレータ211により発電された電力はそのままモータジェネレータ212を駆動させる電力となる。一方、バッテリ400において定められた条件の下では、モータジェネレータ211により発電された電力は、PCU300内に設けられたインバータおよびコンバータを介してバッテリ400に蓄えられる。
モータジェネレータ212は、バッテリ400に蓄えられた電力およびモータジェネレータ211により発電された電力のうちの少なくとも一方の電力により駆動する。モータジェネレータ212の駆動力は、カウンタギヤ230からディファレンシャルギヤ240を介してドライブシャフトに伝達される。このようにすることで、モータジェネレータ212からの駆動力によりエンジン100の駆動力をアシストしたり、モータジェネレータ212からの駆動力のみにより車両を走行させたりすることができる。
一方、車両の回生制動時には、駆動輪は車体の慣性力により回転させられる。駆動輪からの回転力によりディファレンシャルギヤ240およびカウンタギヤ230を介してモータジェネレータ212が駆動される。このとき、モータジェネレータ212が発電機として作動する。このように、モータジェネレータ212は、制動エネルギーを電力に変換する回生ブレーキとして作用する。モータジェネレータ212により発電された電力は、PCU300内に設けられたインバータを介してバッテリ400に蓄えられる。
図3は、PCU300の主要部の構成を示す回路図である。図3を参照して、PCU300は、コンバータ310と、インバータ320(321,322)と、制御装置330と、コンデンサC1,C2とを含む。コンバータ310は、バッテリ400とインバータ320との間に接続され、インバータ321,322は、それぞれ、モータジェネレータ211,212と接続される。
コンバータ310は、パワートランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2と、リアクトルLとを含む。パワートランジスタQ1,Q2は直列に接続され、制御装置330からの制御信号をベースに受ける。ダイオードD1,D2は、それぞれパワートランジスタQ1,Q2のエミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにパワートランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間にそれぞれ接続される。リアクトルLは、バッテリ400の正極と接続される電源ラインに一端が接続され、パワートランジスタQ1,Q2の接続点に他端が接続される。
このコンバータ310は、リアクトルLを用いてバッテリ400から受ける直流電圧を昇圧し、その昇圧した昇圧電圧を電源ラインに供給する。また、コンバータ310は、インバータ320から受ける直流電圧を降圧してバッテリ400を充電する。
インバータ321,322は、それぞれ、U相アーム321U,322U、V相アーム321V,322VおよびW相アーム321W,322Wを含む。U相アーム321U、V相アーム321VおよびW相アーム321Wは、ノードN1とノードN2との間に並列に接続される。同様に、U相アーム322U、V相アーム322VおよびW相アーム322Wは、ノードN1とノードN2との間に並列に接続される。
U相アーム321Uは、直列接続された2つのパワートランジスタQ3,Q4を含む。同様に、U相アーム322U、V相アーム321V,322VおよびW相アーム321W,322Wは、それぞれ、直列接続された2つのパワートランジスタQ5〜Q14を含む。また、各パワートランジスタQ3〜Q14のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D14がそれぞれ接続されている。
インバータ321,322の各相アームの中間点は、それぞれ、モータジェネレータ211,212の各相コイルの各相端に接続されている。そして、モータジェネレータ211,212においては、U,V,W相の3つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成される。
コンデンサC1は、バッテリ400に並列に接続される。また、コンデンサC2は、インバータ321,322に並列に接続される。コンデンサC1,C2は、電源ラインの電圧レベルを平滑化する。
インバータ321,322は、制御装置330からの駆動信号に基づいて、コンデンサC2からの直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータ211,212を駆動する。
電流センサ340U,340V,340W,350U,350V,350Wは、それぞれ、モータジェネレータ211,212に流れる電流を検出し、その検出した電流を制御装置330へ出力する。
制御装置330は、モータトルク指令値、モータジェネレータ211,212の各相電流値、およびインバータ321,322の入力電圧に基づいてモータジェネレータ211,212の各相コイル電圧を演算し、その演算結果に基づいてパワートランジスタQ3〜Q14をオン/オフするPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成してインバータ321,322へ出力する。
また、制御装置330は、上述したモータトルク指令値およびモータ回転数に基づいてインバータ320の入力電圧を最適にするためのパワートランジスタQ1,Q2のデューティ比を演算し、その演算結果に基づいてパワートランジスタQ1,Q2をオン/オフするPWM信号を生成してコンバータ310へ出力する。
さらに、制御装置330は、モータジェネレータ211,212によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ400を充電するため、コンバータ310およびインバータ320におけるパワートランジスタQ1〜Q14のスイッチング動作を制御する。
図4は、本実施の形態に係る車両駆動装置の搭載構造を示す図である。図4を参照して、本実施の形態に係る搭載構造は、ハイブリッド車両1のボンネット2の下部に形成されたエンジンルーム3内に設けられ、ハイブリッド車両1の車輪4を駆動する駆動ユニット200と、ケーブル500を介して駆動ユニット200と電気的に接続されるPCU300とを含んで構成される。PCU300は、駆動ユニット200の上方に配置される。駆動ユニット200およびPCU300の前方には、ラジエータ5が設けられている。
ケーブル500は、端子台200Aから駆動ユニット200に接続される。端子台200Aは、駆動ユニット200におけるモータジェネレータ210の中心軸O1よりも上側で、かつ、後方側に位置する部分に設けられている。さらに具体的には、ケーブル500は、駆動ユニット200における車両の前後方向においてモータジェネレータ210の中心軸O1とディファレンシャルギヤ240の中心軸O2(すなわち、車輪4の中心軸)との間に位置する部分から駆動ユニット200に接続される。
また、ケーブル500は、端子台300AからPCU300に接続される。端子台300Aは、PCU300における車両の前方側の側面に設けられている。
ケーブル500は、比較的高電圧(たとえば42V以上600V以下程度)で使用される高電圧配線である。したがって、ケーブル500の損傷を抑制し、ケーブル500からの漏電を防止することは重要である。
たとえば、車両の前方衝突などの外部要因により、駆動ユニット200とインバータ300との相対的な位置関係が変動する場合がある。典型的には、前方衝突により、比較的移動しやすいPCU300がより大きく車両の後方側に移動することが考えられる。この場合に、ケーブル500を保護し、ケーブル500の損傷を防止する必要がある。
図5は、比較例に係る車両駆動装置の搭載構造を示す図である。図5を参照して、本比較例に係る搭載構造において、PCU300における車両前方側に位置する部分に設けられた端子台300AからPCU300にケーブル500が接続され、駆動ユニット200における車両前方側に位置する部分に設けられた端子台200Aから駆動ユニット200にケーブル500が接続されている。ここで、前方からの衝突などの外部要因によりPCU300が車両後方(矢印DR300方向)に移動した場合に、端子台200A,300A間の距離が大きくなり、ケーブル500の張力が大きくなる場合がある。ケーブル500の張力が増大することは、ケーブル500の保護の観点から好ましくない。
これに対し、本実施の形態においては、図4に示すように、ケーブル500の駆動ユニット200への接続部である端子台200Aが、駆動ユニット200におけるの車両の後方側に位置する部分に設けられている。このようにすることで、衝突等の外部荷重により、PCU300が車両後方側に移動した場合にも、ケーブル500に過大な張力が作用することを抑制して、ケーブル500の保護を図ることができる。また、ケーブル500を、PCU300における車両の前方側に位置する部分からPCU300に接続することにより、PCU300が車両後方側に移動する際に、ケーブル500がPCU300と他部品との間に挟まれることを抑制することができる。また、ケーブル500をモータジェネレータ210の中心軸O1よりも上側から駆動ユニット200に接続することで、ケーブル500の長さが過度に長くなることを抑制することができる。
上述した内容について要約すると、以下のようになる。すなわち、本実施の形態に係る車両駆動装置の搭載構造は、「回転電機」であるモータジェネレータ210の動力を用いて車両を駆動する駆動ユニット200と、駆動ユニット200の上方に設けられ、駆動ユニット200を制御する「電気機器」としてのPCU300と、駆動ユニット200とPCU300とを接続するケーブル500とを備える。ケーブル500は、PCU300における車両の前方側に位置する部分からPCU300に接続されるとともに、駆動ユニット200におけるモータジェネレータ210の中心軸O1に対して車両の後方側に位置し、かつ、モータジェネレータ210の中心軸O1に対して上方側に位置する部分から駆動ユニット200に接続される。換言すると、駆動ユニット200は、モータジェネレータ210の動力を車両の駆動軸に伝達するディファレンシャルギヤ240を含み、ケーブル500は、駆動ユニット200における車両の前後方向においてモータジェネレータ210の中心軸O1とディファレンシャルギヤ240の中心軸O2との間に位置し、かつ、モータジェネレータ210の中心軸O1に対して上方側に位置する部分から駆動ユニット200に接続される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の1つの実施の形態に係る車両駆動装置の搭載構造が適用されるハイブリッド車両を示す図である。 図1に示されるハイブリッド車両に含まれる駆動ユニットの構成について説明するための図である。 図1に示されるハイブリッド車両に含まれるPCUの主要部の構成を示す回路図である。 本発明の1つの実施の形態に係る車両駆動装置の搭載構造を示す図である。 比較例に係る車両駆動装置の搭載構造を示す図である。
符号の説明
1 ハイブリッド車両、2 ボンネット、3 エンジンルーム、4 車輪、5 ラジエータ、100 エンジン、100A クランクシャフト、200 駆動ユニット、200A 端子台、210,211,221 モータジェネレータ、211A,212A ロータ、211B,212B ステータ、211C,212C ステータコイル、220 動力分割機構、221,222 プラネタリギヤ、221A,222A サンギヤ、221B,222B ピニオンギヤ、221C,222C プラネタリキャリヤ、221D,222D リングギヤ、230 カウンタギヤ、240 ディファレンシャルギヤ、300 PCU、300A 端子台、310 コンバータ、320 インバータ、321U,322U U相アーム、321V,322V V相アーム、321W,322W W相アーム、330 制御装置、340U,340V,340W,350U,350V,350W 電流センサ、400 バッテリ、500,600 ケーブル、C1,C2 コンデンサ、D1〜D14 ダイオード、L リアクトル、Q1〜Q14 パワートランジスタ。

Claims (5)

  1. 回転電機の動力を用いて車両を駆動する駆動ユニットと、
    前記駆動ユニットの上方に設けられ、該駆動ユニットを制御する電気機器と、
    前記駆動ユニットと前記電気機器とを接続する配線とを備え、
    前記配線は、前記電気機器における前記車両の前方側に位置する部分から前記電気機器に接続されるとともに、前記駆動ユニットにおける前記回転電機の中心軸に対して前記車両の後方側に位置し、かつ、前記回転電機の中心軸に対して上方側に位置する部分から前記駆動ユニットに接続される、車両駆動装置の搭載構造。
  2. 回転電機の動力を用いて車両を駆動する駆動ユニットと、
    前記駆動ユニットの上方に設けられ、該駆動ユニットを制御する電気機器と、
    前記駆動ユニットと前記電気機器とを接続する配線とを備え、
    前記駆動ユニットは、前記回転電機の動力を前記車両の駆動軸に伝達するディファレンシャルギヤを含み、
    前記配線は、前記電気機器における前記車両の前方側に位置する部分から前記電気機器に接続されるとともに、前記駆動ユニットにおける前記車両の前後方向において前記回転電機の中心軸と前記ディファレンシャルギヤの中心軸との間に位置し、かつ、前記回転電機の中心軸に対して上方側に位置する部分から前記駆動ユニットに接続される、車両駆動装置の搭載構造。
  3. 前記電気機器は42V以上の電圧用の電気機器である、請求項1または請求項2に記載の車両駆動装置の搭載構造。
  4. 前記電気機器はインバータを含む、請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両駆動装置の搭載構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両駆動装置の搭載構造を含む、車両。
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