JP2009050027A - 無線送受信ユニット、および、無線通信のための受信信号を処理するための方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】処理労力に関して最適にすること。
【解決手段】無線送受信ユニット(WTRU)および方法は、無線通信システム内で、サンプリングされた受信信号を処理して無線通信を確立および/または維持するために使用される(図9および10)。選択的制御可能コヒーレント累積ユニットは、電力遅延プロファイルを作成する。選択的制御可能後処理ユニットは、しきい値制限された大きさ近似値およびPDP位置を、レーキ受信器などのデバイスに渡して、受信信号パスを決定する。
【選択図】図9
【解決手段】無線送受信ユニット(WTRU)および方法は、無線通信システム内で、サンプリングされた受信信号を処理して無線通信を確立および/または維持するために使用される(図9および10)。選択的制御可能コヒーレント累積ユニットは、電力遅延プロファイルを作成する。選択的制御可能後処理ユニットは、しきい値制限された大きさ近似値およびPDP位置を、レーキ受信器などのデバイスに渡して、受信信号パスを決定する。
【選択図】図9
Description
本発明は、無線通信機器のための方法、および、コンポーネントに関し、詳細には、無線通信の開始および維持を容易にするための方法、および、コンポーネントに関する。
無線通信システムは当技術分野で周知である。無線システムのためのグローバルな接続性を提供するために、規格が開発され、実施されている。広く使用されている1つの現在の規格は、Global System for Mobile Telecommunications(GSM)として知られる。これは、いわゆる第2世代移動無線システム規格(2G)と見なされ、その後にその改訂(2.5G)が続く。GPRSおよびEDGEは、2.5G技術の例であり、(2G)GSMネットワークの上で比較的高速なデータサービスを提供する。これらの規格の各々は、追加の機能および強化により以前の規格を改良することを求めた。1998年1月、European Telecommunications Standard Institute-Special Mobile Group(ETSI SMG)が、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)と呼ばれる第3世代無線システムのための無線アクセススキームについて合意した。UMTS規格をさらに実施するために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)が1998年12月に結成された。3GPPは、共通の第3世代移動無線規格に取り組み続けている。
現在の3GPP仕様による通常のUMTSシステムアーキテクチャを、図1に示す。UMTSネットワークアーキテクチャには、Iuとして知られるインターフェースを介して、UMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)と相互接続されたコアネットワーク(CN)が含まれ、Iuは、現在公的に入手可能な3GPP仕様文書で詳細に定義される。UTRANは、無線通信サービスをユーザに、3GPPにおいてユーザ機器(UE)として知られる無線送受信ユニット(WTRU)を通じて、Uuとして知られる無線インターフェースを介して提供するように構成される。UTRANは1つまたは複数の無線ネットワークコントローラ(RNC)、および、3GPPにおいてノードBとして知られる基地局を有し、これらは集合的に、UEとの無線通信のための地理的カバレッジを提供する。1つまたは複数のノードBは各RNCに、3GPPにおいてIubとして知られるインターフェースを介して接続される。UTRANは、異なるRNCに接続されたノードBのいくつかのグループを有する場合があり、2つを図1に示す実施例において示す。複数のRNCがUTRAN内で提供される場合、RNC間の通信はIurインターフェースを介して実行される。
ネットワークコンポーネントの外部の通信は、ユーザレベルではノードBによってUuインターフェースを介して、ネットワークレベルではCNによって外部システムへの様々なCN接続を介して実行される。
一般に、ノードBなど、基地局の主要な機能は、無線通信を基地局のネットワークとWTRUの間で提供することである。通常、基地局は共通チャネル信号を出力し、接続されていないWTRUが、基地局のタイミングと同期することができるようにする。3GPPでは、ノードBはUEとの物理的な無線接続を実行する。ノードBは信号をIubインターフェースを介してRNCから受信し、信号は、ノードBによってUuインターフェースを介して送信された無線信号を制御する。
CNは、情報をその正しい宛先にルーティングすることを担う。例えば、CNは、UMTSによって受信されるUEからの音声トラフィックを、ノードBの1つを介して、公衆交換電話網(PSTN)、または、インターネットに向かうことになるパケットデータにルーティングすることができる。3GPPでは、CNは6つの主要なコンポーネントを有し、すなわち、1)サービス側の汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード、2)ゲートウェイGPRSサポートノード、3)ボーダーゲートウェイ、4)ビジターロケーションレジスタ、5)移動通信交換局、および、6)ゲートウェイ移動通信交換局である。サービス側GPRSサポートノードは、インターネットなど、パケット交換ドメインへのアクセスを提供する。ゲートウェイGPRSサポートノードは、他のネットワークへの接続のためのゲートウェイノードである。他のオペレータのネットワークまたはインターネットに行くすべてのデータトラフィックは、ゲートウェイGPRSサポートノードを通過する。ボーダーゲートウェイは、ネットワーク外部の侵入者による、ネットワーク領域内の加入者への攻撃を防止するための、ファイアウォールの機能を果たす。ビジターロケーションレジスタは、サービスを提供するために必要とされた加入者データの現在のサービス側ネットワーク「コピー」である。この情報は最初に、モバイル加入者を管理するデータベースから来る。移動通信交換局は、UMTS端末からネットワークへの「回線交換」接続を管理する。ゲートウェイ移動通信交換局は、加入者の現在のロケーションに基づいて必要とされたルーティング機能を実施する。ゲートウェイモバイルサービスはまた、外部ネットワークからの加入者からの接続要求を受信および管理する。
RNCは一般に、UTRANの内部機能を制御する。RNCはまた、ノードBとのUuインターフェース接続を介してローカルコンポーネント、および、例えば、国内UMTS内の携帯電話から行われた国際電話など、CNと外部システムの間の接続を介して外部サービスコンポーネントを有する、通信のための中間サービスをも提供する。
通常、RNCは複数の基地局を監視し、ノードBによってサービスされた無線サービスカバレッジの地域内の無線リソースを管理し、Uuインターフェースのための物理的無線リソースを制御する。3GPPでは、RNCプロバイダのIuインターフェースはCNへの2つの接続を提供し、一方はパケット交換ドメインへの接続であり、他方は回線交換ドメインへの接続である。RNCの他の重要な機能には、機密性および保全性の保護が含まれる。このようなシステムのための背景仕様データは公的に入手可能であり、開発され続けている。
一般に、商用無線システムは、無線通信信号の送信のために明確なシステムタイムフレームフォーマットを利用する。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)時分割複信(TDD)および周波数分割複信(FDD)システムなどの通信システムでは、可変レートデータの複数の共有および専用チャネルが送信のために結合される。しかし、システムがTDDに基づくか、FDDに基づくかにかかわらず、受信無線信号は、それらの信号が送信されるタイムフレーム構造に従って復号化されなければならない。
無線通信の開始において実行されるべき最初のタスクの1つは、同期のために受信信号の相対的タイミングを決定することである。現代のシステムでは、搬送波、周波数、コード、シンボル、フレームおよびネットワーク同期など、様々なレベルの同期がある。各レベルで、同期を2つの段階、すなわち、獲得(初期同期)および追跡(細かい同期)に分割することができる。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)で指定されるものなど、通常の無線通信システムは、ダウンリンク通信を基地局から1つまたは複数のユーザ機器(UE)へ、アップリンク通信をUEから基地局へ送信する。各UE内の受信器は、受信されたダウンリンク信号を既知のコードシーケンスと相関または分散させることによって動作する。相関器から最大出力を得るために、コードシーケンスは受信されたシーケンスに同期化される。
受信器は、マルチパスとして知られる、送信された通信信号の時間オフセットコピーを、受信することができる。マルチパスフェーディングチャネルでは、異なるエコーパスおよびスキャタリングのために、信号エネルギーがある量の時間にわたって分散される。パフォーマンスを改善するために、受信器は信号のマルチパスコピーを結合することによって、チャネルを推定することができる。受信器がチャネルプロファイルについての情報を有する場合、信号エネルギーを収集する1つの方法は、いくつかの相関器ブランチを異なるエコーパスに割り当て、それらの出力を構造的に結合することである。これは従来、RAKE受信器として知られる構造を使用して行われる。
従来は、RAKE受信器はいくつかの「フィンガー」を有し、各エコーパスにつき1つのフィンガーを有する。各フィンガーにおいて、直接または最古の受信パスなど、ある参照遅延に関するパス遅延が、送信の間中、推定および追跡されなければならない。時間内のパス初期位置の推定を、マルチパス探索アルゴリズムを使用することによって得ることができる。マルチパス探索アルゴリズムは、相関器を通じて拡張探索を行い、所望のチップ精度によりパスを探し出す。RAKE受信器はマルチパス伝搬を活用して、送信信号のパスダイバーシティから利益を得ることができる。複数のパスまたは光線を使用することは、受信器にとって使用可能な信号電力を増す。加えて、これはフェーディングに対する防御を提供し、これは、いくつかのパスが深いフェードを同時に受ける可能性が低いからである。適切な結合により、これは、受信された信号対雑音比を改善し、フェーディングを低減し、電力制御問題を緩和することができる。
受信中に、受信されたエネルギーを、異なるマルチパスコンポーネントに帰属可能なコンポーネントに分離することは、必ずしも可能とは限らない。これは、例えば、様々な到着パスの相対遅延がチップの持続時間に比較して非常に小さい場合、発生する場合がある。このような状況はしばしば、屋内および都会の通信チャネルにおいて生じる。この問題はしばしば、「ファットフィンガー効果(Fat Finger Effect)」と呼ばれる。したがって、ファットフィンガーを識別することができるRAKE受信器が開発されており、これは、開示されたRAKE受信器などである(例えば、2003年8月21日に公開番号US−2003−0157892−A1として公開され、本発明の譲受人によって所有された、「RECEIVER FOR WIRELESS TELECOMMUNICATION STATIONS AND METHOD」という名称の特許文献1参照)。図2は、ファットフィンガー割り振りを含む、好ましいRAKE受信器による受信無線通信信号の処理の例示である。
図2で例示するように、受信無線通信システムは、RAKEフィンガー割り振りの前の初期セル探索前処理を受ける。初期前処理は、パイロットシーケンス、または、例えば、ランダムアクセスチャネル(RACH)のプリアンブルシーケンスなど、特定の信号シーケンスの受信を識別する。既知の送信信号シーケンスを探索および識別する様々な方法は、当技術分野で知られている。例えば、このような方法および装置が開示されている(例えば、2003年8月28日に公開番号US−2003−0161416として公開され、本発明の譲受人によって所有された、「APPARATUS AND METHOD OF SEARCHING FOR KNOWN SEQUENCES」という名称の特許文献2参照)。
受信器に知られたシンボルのシーケンスがなぜ送信器から送出される可能性があるかの目的はいくつかあり、例えば、パス探索などにおけるタイミング遅延、振幅および位相に関するチャネル推定、RACHプリアンブル検出などによる(スロッテド)ALOHAマルチアクセス衝突検出およびアクセス付与のためのシグナリング、ならびに、セル探索などにおけるタイミング関係およびコードグループ割り振りのシグナリングである。
下位レベルのシグナリングが関連する場合、通常は、場合によっては送出される可能性のあるいくつかの異なる既知のシーケンスがあり、シグナリング値は、発見されるものによって決まる。したがって、探索は、すべての使用可能な、可能または関連のあるシーケンスにわたって実行されなければならない。
既知のシーケンスの正確な受信タイミングは、しばしば知られていない。残念ながら、これは、送信器と受信器の間の距離およびしたがって伝搬レイテンシが知られていない場合、例えばRACHプリアンブルでは、まさに重要なパラメータである。加えて、セル探索などにおいて、送信タイミングは完全に未知となる可能性があり、または、既知のシーケンスの受信は、タイミング、振幅および位相に関して異なるレプリカ内になる可能性があるが、これらのパラメータは次いで、パス探索などにおいて、特に重要となる。
一般に、シーケンスが受信されると予想される、ある時間ウィンドウがあり、この時間ウィンドウは、ある送信タイミング関係、または、シーケンスが繰り返して定期的に送出される場合は単に繰り返し率によって、構成される。したがって、受信側では、シーケンスの探索は時間ウィンドウ内で行われ、通常は、時間内の連続インスタンスで入ってくる受信信号の繰り返された相関と、その後に続く、相関器の出力信号における最大の探索またはしきい値比較によって行われる。この連続時間インスタンスでの相関のオペレーションを、期待されたシーケンスをFIRフィルタのための係数として使用する、入ってくる信号の有限インパルス応答(FIR)フィルタリングと見なすことができる。これは、検出のためのマッチドフィルタを使用する考えと一致する。
3GPPシステムでは、既知のシンボルのシーケンスは、ルート二乗余弦(root−raised−cosine)(RRC)タイプのパルス整形フィルタを使用して送信される。受信器側では、この送信パルスにマッチされたRRCタイプのフィルタが使用される。時間ドメイン畳み込みにおける両方のフィルタの結合は、次いで二乗余弦(RC)タイプである。図3は、時間ドメインにおけるRCフィルタのインパルス応答を示し、3GPPで使用されるように0.22のフィルタロールオフ係数を有し、最大振幅として1.0に正規化される。図3のフィルタのためのインパルス応答のdB単位の振幅の大きさを、図4に示す。
シンボルのための送信および受信タイミングが十分に調整される場合、受信信号振幅は最大であり、シンボル持続時間TCの整数の倍数で間隔をあけられた隣接シンボルでは、受信信号はゼロである。これは、これらのタイプのフィルタの本質的な特性の1つであり、このタイプのフィルタがこの応用例で使用される理由である。
正確なシンボルタイミングが知られておらず、受信があるタイミングオフセットによってオフである場合、受信信号振幅はもはや最大ではない。未知のタイミングを有する既知のシーケンスの探索では、正確なシンボルタイミングは通常満たされなくなる。したがって、このタイプの誤差はほとんど常に発生する。
既知のシーケンスのための探索がTCの時間において間隔をあけられて実行される場合、最大可能なタイミング誤差はTC/2であり、この結果生じる振幅劣化は、図4に示すように、約4dBであり、パフォーマンスの理由でひどく高い。TC/2で間隔をあけられて実行されたシーケンス探索では、最大タイミング誤差はTC/4であり、振幅劣化は約0.94dBである。
上記に鑑みて、全相関をTC/2のレートで実行することは、未知のタイミングを有する既知のシーケンス探索の課題への現在の手法において、もっとも幅広く見られる手法である。例えば、図5は、ディラック(dirac)パルス12がシーケンスFIRフィルタ14に適用されるシステムモデル10を示し、ディラックパルス12は、チャネル16の一部を形成するルート二乗余弦(RRC)FIRフィルタ18に適用される。受信側では、ルート二乗余弦(RRC)FIRフィルタ20は送信信号を受信し、フィルタ20は送信パルスにマッチされる。フィルタ18および20の組合せは、二乗余弦(RC)タイプフィルタとして機能する。既知シーケンス検出器22は、信号処理チェーンにおいて使用される。補間の後、後処理、例えば、最大探索またはしきい値検出がステージ22で実行される。
FIRフィルタ構造を信号処理チェーンから除くと、相関による既知のシーケンスのための探索となり、深刻なパフォーマンス劣化を被るか、または、すでに主要なチップレート処理の複雑さが倍にされることが必要となる。例えば、図6は「強引な」方法を示し、既知シーケンス検出器22は相関器有限インパルス応答(FIR)フィルタ24を含み、相関器有限インパルス応答(FIR)フィルタ24は着信信号を、チップにつき2サンプルのレートで受信し、その出力を、同様にチップにつき2サンプルのレートで動作するピーク探索検出器25に提供する。
比較すると、上記で参照し、図7に示す、特許文献2で開示された実施態様は、着信信号をシーケンス相関器FIRフィルタ24に、チップにつき1サンプルのレートで提供する。その出力もまたチップにつき1サンプルであり、マルチプレクサ28、ならびに、推定フィルタ26に直接適用され、推定フィルタ26は好ましくは4タップFIRフィルタである。信号はFIRフィルタ24に、チップにつき1サンプルのレートで適用され、その出力も同様にチップにつき1サンプルのレートであり、推定FIRフィルタ26によって処理される。マルチプレクサ28は2つの信号ストリームを受信し、ピーク探索/検出器25へのこれらのストリームの通過を交互に行い、ピーク探索/検出器25はピーク探索/検出オペレーションをチップにつき2サンプルのレートで実行する。しかし、この改善された手法でも、処理労力に関して最適ではない。
無線送受信ユニット(WTRU)および方法は、無線通信システム内で、サンプリングされた受信信号を処理して無線通信を確立および/または維持するために使用される。選択的制御可能コヒーレント累積ユニットは、電力遅延プロファイルを作成する。選択的制御可能後処理ユニットは、しきい値制限された大きさ近似値およびPDP位置を、レーキ受信器などのデバイスに渡して、受信信号パスを決定する。
コヒーレント累積を対象とする本発明の一態様では、アンテナシステムは、無線信号を受信し、選択されたレートで受信信号サンプルの少なくとも1つの順次ストリームを作成する。N個のベクトル相関器VC[1]からVC[N]の順次アレイが提供され、各々は、順次受信信号サンプルのLサイズのセットをコヒーレントに累積するように構成される。ベクトル相関器は好ましくはアンテナシステムに結合され、いかなる所与の一連のN+L−1個のサンプル、S1からSN+L−1についても、各ベクトル相関器VC[i]、ただしi=1からNは、各サンプルSiからSi+L−1を処理するようにし、ただし、サンプルS1は第1のベクトル相関器VC[1]によって処理されたセットの第1の要素となる。シーケンス生成器は、受信無線信号内で検出されるように求められた既知シーケンスを選択的に生成するように構成される。シーケンス生成器は好ましくはベクトル相関器に結合され、各ベクトル相関器VC[i]、ただしi=1からNが、一連のサンプルS1からSN+L−1内のL個の順次サンプルのセットを処理するとき、L個の生成された要素の所与の既知のシーケンスの生成された要素Gj、G0からGL−1は、VC[i]内でサンプルSi+jと混合されて、VC[i]内でコヒーレントに累積される混合値が作成されるようにする。ベクトル相関器累積器制御回路は好ましくは、各ベクトル相関器の累積された混合値出力を選択的に制御し、各ベクトル相関器が、L個の累積された混合値の選択された倍数Mのセットを累積した後、累積値を出力するように、構成される。この結果、一連の少なくともN個の要素E1からENの電力遅延プロファイル(PDP)が作成され、ただし、各PDP要素Eiは、ベクトル相関器VC[i]、ただしi=1からN、によって作成されたM*L個の混合値のコヒーレント累積を表す。
ベクトル相関器累積器制御回路は好ましくは、各ベクトル相関器の累積された混合値出力を選択的に制御し、各ベクトル相関器が、選択された数Pの累積された値を出力するように構成される。このような場合、一連のN*P個の要素E1からEN*Pの電力遅延プロファイル(PDP)が作成され、ただし、各PDP要素Ei+(j*N)は、ベクトル相関器VC[i]によって作成されたM*L個の混合値のコヒーレント累積を表し、ただしi=1からN、および、j=0からP−1である。アンテナシステムは好ましくは複数のアンテナと共に、選択されたレートで受信信号サンプル複数の順次ストリームを作成するように構成される。各ベクトル相関器は好ましくは、複数のサンプルストリームの中から、各ベクトル相関器によって処理するためにそこからサンプルを受信するべきサンプルストリームを選択するように構成された、制御可能アンテナスイッチデバイスを含む。好ましくは、アンテナスイッチ制御回路はアンテナスイッチデバイスを制御し、いかなる所与の一連のN+L−1個のサンプル、S1からSN+L−1についても、各ベクトル相関器VC[i]、ただしi=1からN、の各アンテナスイッチデバイスが、ベクトル相関器VC[i]のための特定のサンプルストリームを選択して、そこから受信された各サンプルSiからSi+L−1を処理するように、制御されるようにし、ただし、サンプルS1は、特定のサンプルストリームから受信された、第1のベクトル相関器VC[1]によって処理されたセットの第1の要素となる。
ベクトル相関器を、それぞれ複数のn個の累積器デバイスAD1からADnと共に構成することができる。その場合、各累積器デバイスADjは、j=1からnについて、好ましくは、各ベクトル相関器によって処理された信号サンプルと混合するために共通の生成シーケンスの要素を受信するために、シーケンス生成器に選択的に結合され、各サンプルをn個の異なるシーケンスと共に処理して、混合値のn個の累積を作成することができるようにする。この結果、ベクトル相関器アレイは、n個のPDPを同時に作成する能力を有し、各PDPはn個の異なるシーケンスの1つに対応する。シーケンス生成器は、スクランブリングコード生成器、および、n個のシグネチャコード生成器を含むことができる。シーケンス生成器は次いで好ましくは、n個の出力SGO1からSGOnと共に構成され、各シーケンス生成器出力SGOjが、生成された要素の異なるシグネチャ/スクランブリングコードの組合せシーケンスを出力するようにする。ベクトル相関器がそれぞれ複数のn個の累積器デバイスAD1からADnと共に構成される場合、各累積器デバイスADjは、j=1からnについて、各ベクトル相関器によって処理された信号サンプルと混合するために共通の生成シーケンスの要素を受信するために、シーケンス生成器に選択的に結合され、各サンプルをn個の異なるシーケンスと共に処理して、混合値のn個の累積を作成することができるようにする。これにより、ベクトル相関器アレイはn個のPDPを同時に作成することが可能となり、各PDPはn個の異なるシーケンスの1つに対応する。
好ましくは、ベクトル相関器アレイは、選択されたサンプリングレートより48倍速い速度で動作する。補間器をベクトル相関器と結合し、補間を通じて要素の数をPからPの所望の倍数に増すことによって、拡張PDPを作成するように構成することができる。後処理ユニットは好ましくは、拡張PDP値の大きさ近似値を計算すること、および、しきい値デバイスによって制限される大きさ近似値および関連付けられたPDP位置値をRAKE受信器タイプのデバイスに渡すことによって、拡張PDPを処理する。WTRUを、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)内で使用するために、ノードBまたはUEとして構成することができる。
受信無線信号を処理するための方法が提供され、選択されたレートで受信信号サンプルの少なくとも1つの順次ストリームが作成される。順次受信信号サンプルのLサイズのセットは、N個のベクトル相関器VC[1]からVC[N]の順次アレイを使用してコヒーレントに累積され、いかなる所与の一連のN+L−1個のサンプル、S1からSN+L−1についても、各ベクトル相関器VC[i]、ただしi=1からNは、各サンプルSiからSi+L−1を処理するようにし、ただし、サンプルS1は第1のベクトル相関器VC[1]によって処理されたセットの第1の要素となる。受信無線信号内で検出されるように求められた既知シーケンスは、コヒーレント累積中に選択的に生成および混合され、各ベクトル相関器VC[i]、ただしi=1からNが、一連のサンプルS1からSN+L−1内のL個の順次サンプルのセットを処理するとき、L個の生成された要素の所与の既知のシーケンスの生成された要素Gj、G0からGL−1は、VC[i]内でサンプルSi+jと混合されて、VC[i]内でコヒーレントに累積される混合値が作成されるようにする。各ベクトル相関器の累積された混合値出力が選択的に制御され、各ベクトル相関器が、L個の累積された混合値の選択された倍数Mのセットを累積した後、累積値を出力するようにし、それにより、一連の少なくともN個の要素E1からENの電力遅延プロファイル(PDP)が作成され、ただし、各PDP要素Eiは、ベクトル相関器VC[i]、ただしi=1からN、によって作成されたM*L個の混合値のコヒーレント累積を表すようにする。この方法の変形形態は、所望の構成およびパラメータに従って作成される。
本発明のもう1つの態様では、作成されたPDPの後処理のための様々な構成が提供される。電力遅延プロファイル(PDP)作成ユニットは、既知のシーケンスと共に混合された受信サンプルの順次セットのコヒーレント累積を表す値を有する、選択された数Lの順次要素をそれぞれ有する、対応するPDPのグループG1〜GNを作成し、対応するPDPのセットは各グループからのPDPによって定義され、対応するPDPのセットのすべてのPDPについて、各PDP要素が、同じ既知のシーケンスを使用してコヒーレント累積処理に基づいて作成される。後処理ユニットは、各PDPのL/2個未満のPDP要素を選択するように、および、選択されたPDP要素の値および各PDP位置値を格納するように構成される。後処理ユニットは選択的に、格納されたPDP値を結合し、同じ各PDP位置について格納される対応するPDPのセットの各PDPの要素の値が結合されるようにする。後処理ユニットは、各PDP位置について結合された値を、選択されたしきい値に対して評価して、しきい値制限された結合値および各位置値を、それと共に各PDP要素が作成される既知のシーケンスと共に送信された信号の受信信号パスにおける決定において使用するために、さらなる信号処理のために渡す。
後処理ユニットを、各PDPのN個の上位値を選択するように構成することができ、ただしNは>2および<L/2である。PDP要素値が同相および直角成分を含む場合、後処理ユニットを、しきい値評価のためにコヒーレント結合によって、格納されたPDP要素値を選択的に結合するように構成することができる。その場合、後処理ユニットは好ましくは、しきい値制限される各結合値について大きさ近似値を計算し、しきい値制限された大きさ近似値および各位置値が、受信信号パスの決定において利用されるようにする。代替として、後処理ユニットをさらに、各格納されたPDP要素値について大きさ近似値を計算するように、コヒーレントに結合される対応するPDP要素値の大きさ近似値を非コヒーレントに結合するように、および、受信信号パスの決定におけるさらなる信号処理のために、コヒーレントおよび非コヒーレントに結合された値をしきい値に対して別々に評価して、各PDP位置の値を制限するように、構成することができる。
後処理ユニットによって処理されたPDP要素値が、信号サンプルの順次セットのコヒーレント累積の大きさ近似である場合、後処理ユニットは好ましくは、しきい値評価のために非コヒーレント結合によって、格納されたPDP要素値を、選択的に結合するように構成される。
後処理ユニットを、制限された数のPDP要素をPDPの第1のグループG1から選択し、これらの要素の値および各位置値を格納するように、および次いで、PDPの各他のグループが処理されるとき、PDPセットの各対応するPDPからのそれぞれ位置決めされた要素の要素値および各位置値を格納するように、構成することができる。その場合、第1のグループG1のPDPから選択された要素のいかなる位置にもマッチしない制限された数の他の要素もまたPDPから選択され、しきい値制限のために格納される。後処理ユニットを、要素を第1のグループG1 PDPから、PDP要素の上位のN個の値を選択することに基づいて、選択するように構成することができ、ただし、NはL/4未満である。代替として、後処理ユニットを、要素をグループG1 PDPから、しきい値制限によって選択するように構成することができ、ただし、L/4個未満の要素が第1のグループG1 PDPの各々から選択されるように、しきい値が設定される。
電力遅延プロファイル(PDP)を処理する方法が提供され、対応するPDPのグループG1〜GNは、既知のシーケンスと共に混合された受信サンプルの順次セットのコヒーレント累積を表す値を有する、選択された数Lの順次要素をそれぞれ有し、対応するPDPのセットは各グループからのPDPによって定義され、対応するPDPのセットのすべてのPDPについて、各PDP要素が、同じ既知のシーケンスを使用してコヒーレント累積処理に基づいて作成されるようにする。この方法は、各PDPのL/2個未満のPDP要素を選択すること、および、選択されたPDP要素の値および各PDP位置値を格納することを含む。格納されたPDP値は選択的に結合され、同じ各PDP位置について格納される対応するPDPのセットの各PDPの要素の値が結合されるようになる。各PDP位置について結合された値は、選択されたしきい値に対して評価される。しきい値制限された結合値および各位置値は、それと共に各PDP要素が作成される既知のシーケンスと共に送信された信号の受信信号パスにおける決定において使用するために、さらなる信号処理のために渡される。この方法の変形形態は、所望の構成およびパラメータに従って作成される。
本発明のもう1つの態様では、電力遅延プロファイル(PDP)値の作成が選択的に制御される。これは特にパス探索において有用である。無線送受信ユニット(WTRU)は無線信号を他のWTRUから受信し、WTRUによって受信されるときの各無線信号の相対的タイミングが知られ、無線信号が、システムタイムフレームのタイムスロット内で送信された一連の所定の数Jのシンボル、SYM(0)からSYM(J−1)によって定義されるようにし、ただし各シンボルは所定のビット長Bを有する。電力遅延プロファイル(PDP)作成ユニットは、既知のシーケンスと共に混合された、選択された数Pの受信サンプルの順次セットのコヒーレント累積を表す値を有する、選択された数Lの順次要素をそれぞれ有するPDPを作成するように構成され、ただし、pは、選択された正の整数IについてのB倍に等しく、p=B*Iである。電力遅延プロファイル作成ユニットは好ましくは、受信されたWTRU無線信号に関して連続PDPを選択的に作成するように構成され、N個の無線信号が同時に受信されるとき、PDPが、既知のタイミングから導出された、最古から最新の受信信号、WS(0)からWS(N−1)の順で各無線信号について作成され、第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の発生において開始する、第1の最古の受信無線信号WS(0)で開始し、引き続いて、無線信号WS(n)の既知のタイミングに基づいた時間調整遅延の後、無線信号WS(n)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM((j+(I*n))mod J)の発生において開始する、各後続で受信された無線信号WS(n)、n=1からN−1について継続し、それにより、最新の受信無線信号WS(N−1)についてのPDPの処理は、第1の無線信号の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM((j+(I*(N−1)))mod J)の開始に対して、Dチップの累積遅延を有して開始し、第1の受信無線信号について作成された次のPDPが、第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(K)の発生において開始するようにし、ただし、Kは((j+(I*(N−1))+(D/B))mod J未満の最大整数である。
p=J*Bであるように、J個のシンボルを表す受信サンプルの順次セットのコヒーレント累積を表す値を有するPDPを作成することが望ましい場合、電力遅延プロファイル作成ユニットは、受信されたWTRU無線信号に関して連続PDPを選択的に作成し、N個の無線信号が同時に受信されるとき、PDPが、既知のタイミングから導出された、最古から最新の受信信号、WS(0)からWS(N−1)の順で各無線信号について作成され、第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の発生において開始する、第1の最古の受信無線信号WS(0)で開始し、引き続いて、無線信号WS(n)の既知のタイミングに基づいた時間調整遅延の後、無線信号WS(n)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の発生において開始する、各後続で受信された無線信号WS(n)、n=1からN−1について継続し、それにより、最新の受信無線信号WS(N−1)についてのPDPの処理は、第1の無線信号の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の開始に対して、Dチップの累積遅延を有して開始し、第1の受信無線信号について作成された次のPDPが、第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(K)の発生において開始するようにし、ただし、Kは(j+(D/B))mod J未満の最大整数である。一実施例では、WTRUは、2560チップのシステムタイムスロットを有するユニバーサル移動体通信システム(UMTS)内で使用するために構成され、電力遅延プロファイル(PDP)作成ユニットは、パイロットチャネルタイムスロットにつき256ビットのパイロットチャネルフォーマットされた10シンボル上で受信された無線信号についてPDPを作成するように構成される。
無線送受信ユニット(WTRU)内で電力遅延プロファイル(PDP)作成を制御するための方法が提供され、無線送受信ユニット(WTRU)は、無線信号を他のWTRUから受信し、WTRUによって受信されるときの各無線信号の相対的タイミングが知られ、無線信号が、システムタイムフレームのタイムスロット内で送信された一連の所定の数Jのシンボル、SYM(0)からSYM(J−1)によって定義されるようにし、ただし各シンボルは所定のビット長Bを有し、ただし、PDPはそれぞれ、既知のシーケンスと共に混合された、選択された数pの受信サンプルの順次セットのコヒーレント累積を表す値を有する、選択された数Lの順次要素をそれぞれ有し、ただし、pは、選択された正の整数IについてのB倍に等しく、p=B*Iである。受信されたWTRU無線信号に関して連続PDPが選択的に作成され、N個の無線信号が同時に受信されるとき、PDPが、既知のタイミングから導出された、最古から最新の受信信号、WS(0)からWS(N−1)の順で各無線信号について作成され、第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の発生において開始する、第1の最古の受信無線信号WS(0)で開始し、引き続いて、無線信号WS(n)の既知のタイミングに基づいた時間調整遅延の後、無線信号WS(n)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM((j+(I*n))mod J)の発生において開始する、各後続で受信された無線信号WS(n)、n=1からN−1について継続し、それにより、最新の受信無線信号WS(N−1)についてのPDPの処理は、第1の無線信号の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM((j+(I*(N−1)))mod J)の開始に対して、Dチップの累積遅延を有して開始し、第1の受信無線信号について作成された次のPDPが、第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(K)の発生において開始するようにし、ただし、Kは((j+(I*(N−1))+(D/B))mod J未満の最大整数である。
他の目的および利点は、以下の本発明の現在好ましい実施形態の説明に基づいて、当業者には明らかであろう。
本発明を、図面を参照して説明し、図面の全体にわたって、類似の番号は類似の要素を表す。基地局、無線送受信ユニット(WTRU)およびモバイルユニットという用語は、それらの一般的な意味において使用される。本明細書で使用されるとき、基地局という用語には、それだけに限定されないが、基地局、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント、または、WTRUに、基地局が関連付けられるネットワークへの無線アクセスを提供する、無線環境内の他のインターフェーシングデバイスが含まれる。
本明細書で使用されるとき、WTRUという用語には、それだけに限定されないが、ユーザ機器(UE)、移動局、固定またはモバイル加入者ユニット、ページャー、基地局、または、無線環境内で動作することができる他のタイプのデバイスが含まれる。WTRUには、電話、テレビ電話、および、ネットワーク接続を有するインターネット対応電話など、パーソナル通信デバイスが含まれる。加えて、WTRUには、PDA、および、類似のネットワーク機能を有する無線モデムを有するノートブックコンピュータなど、ポータブルパーソナルコンピューティングデバイスが含まれる。ポータブルであるか、またはそうでない場合は、ロケーションを変更することができるWTRUは、モバイルユニットと呼ばれる。
本発明は、複数のWTRUからの無線通信を受信する基地局と共に使用されるとき、特に有用であるが、一般に既知のシーケンスの検出のためにWTRUのための幅広い適用可能性を有する。例えば、本発明を、図1に例示した従来のUTMSシステムのUEまたはノードBにおいても実施することができ、例えば、3GPP TS 25.211セクション5.2.2によって指定されたフォーマットにより送信されたFDD RACHまたはCPCHプリアンブルの、パス探索または共通アップリンク物理チャネル検出を実施する、ノードB基地局のために、特別な有用性を有する。
図8を参照すると、本発明によるシーケンス検出のためのベクトル相関器(VC)ベースのアーキテクチャ30が示される。通信が開始されるとき、送信された信号シーケンスが受信器に到達する正確な時間は知られておらず、モバイルWTRUの速度、オシレータの不確実性、および、セルサービスエリア内の位置のために、後で変わる可能性がある。受信信号はかなり頻繁に、わずかに異なる時間に受信された送信信号の複数のコピーを含み、これは、受信器のアンテナに到達する電波が異なるパスを取るからである。RAKE受信器は従来、受信信号のこれらのコピーを結合して、受信機能を高めるために使用される。したがって、基地局は、ある時間ウィンドウ内で、期待されたシーケンスの到着を探索する。一般に、探索ウィンドウは、Lチップの長さなど、所望のサイズのものが選択され、ただし、Lは、信号の初期コピーならびにマルチパスコピーを取り込むために十分長くなるように選択される。
従来、受信信号のフロントエンド処理は、RF、混合信号、および信号サンプルのベースバンドフィルタリングによって実行される。本発明では、無線通信信号は1つまたは複数のアンテナant1...ant Mを介して受信される。受信信号は、選択されたレートでのサンプリングによって前処理される。特許文献2で開示された好ましい実施形態のように、比較的高価なオーバーサンプリングを回避するために、サンプリングは好ましくはシステム送信のために指定されたチップレート1/Tcで行われる。
前処理の後、サンプルを次いで既知のシーケンスコードに相関させることができ、すなわち、コヒーレント累積である。ある3GPPシステム送信では、例えば、相関は、既知の長さおよびスクランブリングコードのシーケンス/シグネチャコードの関数である。既知の送信シーケンスはしばしば、より短いシーケンスまたはシグネチャの繰り返しで構成される。例えば、現在、3GPP FDD RACHプリアンブルは、16ビットのシグネチャコードの256の繰り返しからなる、4096チップの長さとして指定される。現在は、RACHプリアンブル送信について指定された16個の異なるシグネチャコードがあり、それらの16ビットのシグネチャのうち1つが選択されて、特定の送信のための拡散コードによる符号化のためにRACHプリアンブル全体が作成される。16個の拡散コードは通常、3GPPシステムの各セルについて割り振られるが、異なるセルが異なるグループの拡散コードを使用する場合がある。
静的な場合、サンプルの推定値を完全なシーケンスにわたって統合し、最大の増大された信号対雑音比(SNR)とすることができる。しかし、これは一般に、WTRUの送信および受信が互いに対して低い速度でのみ移動する場合にのみ、実現可能である。最大時速250kmの移動のドップラー効果によって引き起こされた周波数オフセットが考慮される場合、シーケンス全体のコヒーレント結合は通常、適切に機能しなくなる。これは、シーケンス全体を、非コヒーレントに結合することができるより小さい均等なパッケージに分割すること、非コヒーレント累積が望ましい場合の一例である。RACHプリアンブル検出では、1024チップのセグメント長が選択されることが好ましく、ただし、各セグメントは、送信された16ビットシグネチャコードの64の繰り返しを表す。
本発明によれば、コヒーレント累積ユニット31が提供され、コヒーレント累積ユニット31は、選択されたアンテナソースからの受信信号のサンプルストリームの選択を含み、サンプルストリームは、シーケンス生成器によって作成された既知のシーケンスと相関される。サンプルストリームおよび既知のシーケンスは、ベクトル相関器アレイ内で相関されて、電力遅延プロファイル(PDP)が作成される。以下で詳細に説明するように、コヒーレント累積ユニット31のベクトル相関器アレイハードウェアは、多様なセットのパラメータの下でPDPを作成するために、大変適合可能である。アンテナ選択ユニットが各ベクトル相関器のために別々に含まれて、複数のアンテナに渡る活用RXダイバーシティが可能にされることが好ましい。一般に、異なるアンテナ上で受信された同じ送信信号のサンプルのチップアラインメントを維持することはできるが、RX処理のために受信信号サンプルの品質を高めるか、または下げる、著しい位相差がある場合がある。
コヒーレント累積ユニット31によって作成されたPDPは補間器32に渡されて、補間によってチップレート処理が増す。好ましくは、これは特許文献2で説明されるように、図7に例示したような推定フィルタ26を使用して、チップの長さを倍にし、チップ長さはPDPの長さを倍にすることによって実施される。
拡張PDPは好ましくは次いで大きさ近似デバイス33(MAG)に渡されて、各PDP要素の累積されたサンプルの大きさが近似される。3GPPによって指定されたものなどのシステムにおけるサンプリングで通常であり、各サンプルは、少なくとも同相(I)および直角(Q)成分を有するようになる。コヒーレント累積後に結果として生じるPDP要素は、IおよびQ成分を保持する。MAG33によって実行された大きさ近似は、好ましくは、従来のmax(I,Q)+0.5min(I,Q)の公式化を使用して実行される。
非コヒーレント累積ユニット34は、PDP要素の大きさ近似値を受信し、それらを元の順序で、または位置情報と共に格納する。PDPプロファイルの大きさ近似値の完全セットが入手可能であるとき、これらを、しきい値比較ユニット35を通過させることができ、しきい値比較ユニット35は好ましくは、しきい値制限された大きさ近似および位置の値を、RAKE受信器のフィンガー決定コンポーネントに渡す。十分な大きさを有するPDP要素は一般に、受信無線信号内の既知の送信シーケンスの少なくとも1つのコピーの開始のロケーションを表す。
プロファイル内で検出されたピークおよびそれらの位置は、RAKE受信器ソフトウェアに供給され、RAKE受信器ソフトウェアは、好ましくは「ファットフィンガー検出(Fat Finger Detection)」と呼ばれるタスクにより開始する。これは、共に非常に接近して位置するピークが2つの分離されたピークとして扱われず、1つのピークとして一体化されて、例えば、レークフィンガーの割り当てにおける問題が回避されることを意味する。ファットフィンガー検出ソフトウェアは、RACHプリアンブルおよびパス探索シーケンス検出の両方について好ましい。
図9は、コヒーレント累積ユニット40の全体的な好ましい構成を例示する。コヒーレント累積ユニット40は、関連付けられたベクトル相関器VC[1]...VC[N]のアレイを含む。単純な場合、各VCユニットはあるWTRUのためのPDPの1つの値を作成する。並行して処理することができるWTRUの最大数、およびPDPの長さで、ハードウェアの複雑さが決定する。以下で説明するように、ハードウェア処理速度を利用して、各VCユニットにより複数の値を作成して、PDPの長さをVCユニットの数より大きくすることが可能であるので、有利である。
単一のアンテナを使用することができるが、複数のアンテナAnt 1...Ant Mが提供される場合、各ベクトル相関器VC[1]...VC[N]は好ましくは各アンテナスイッチAS[1]...AS[N]を含み、各アンテナスイッチは、処理のために複数のアンテナの中からサンプルストリームを選択する。コヒーレント累積ユニット40は、アンテナスイッチ制御のための入力41を含み、入力41を通じて制御信号がアンテナスイッチAS[1]...AS[N]に送信されて、処理入力が、選択されたアンテナサンプルに切り替えられる。通常、制御信号は累積の開始で送信される。好ましくは、ユニット40は、入力41からの制御信号が第1のベクトル相関器VC[1]のアンテナスイッチAS[1]に向けて送られ、次いで順次に、指定された遅延、好ましくは1チップの長さの遅延を有して、各ベクトル相関器VC[i]の各順次アンテナスイッチAS[i]、i=2からN、にカスケードされるように、構成される。したがって、各ベクトル相関器VC[i]は好ましくは、それと共に第1のベクトル相関器VC[1]がシーケンス相関を開始した第1のサンプルに対してi番目のサンプルにより、シーケンス相関を開始する。各後続のアンテナスイッチAS[i]への遅延カスケード制御信号を実施するため、第1のベクトル相関器VC[1]のアンテナスイッチAS[1]について例示するように、遅延デバイスzが、各先行するアンテナスイッチAS[i−1]に関連付けられる。
既知のシーケンスを生成するシーケンス生成器42が提供され、既知のシーケンスと、選択されたアンテナからのサンプルストリームが各ベクトル相関器内で相関される。シーケンス生成器は好ましくはベクトル相関器VC[1]...VC[N]と、各ミキサー43[1]...43[N]を介して結合されて、生成された既知のシーケンスを、各累積デバイス44[1]...44[N]内で累積された混合サンプルと直列に混合し、これはそれぞれ、作成されているPDPの累積された要素を作成する。各一連のサンプルは、生成されたシーケンスと混合され、第1の生成された要素が各ベクトル相関器VC[i]内で、それと共に第1のベクトル相関器VC[1]がシーケンス相関を開始した第1のサンプルに対してi番目のサンプルと混合されるようになり、すなわち、第1の生成された要素が、第1のベクトル相関器VC[1]内の第1のサンプルと、および、最後のベクトル相関器VC[N]内のN番目のサンプルと混合されるようになる。各後続のVC[i]への、生成されたシーケンス要素の遅延を実施するため、ベクトル相関器VC[1]内の生成されたシーケンス要素パスについて例示するように、遅延デバイスzが、各先行するベクトル相関器VC[i−1]内の生成されたシーケンス要素パスに関連付けられる。
制御入力45は、各ベクトル相関器VC[1]...VC[N]の累積デバイス44[1]...44[N]に関連付けられて、選択された数のサンプルpでの累積の終了をシグナル通知して、各VCによる各PDP要素の出力をトリガする。対応する1チップ遅延デバイスは、制御信号を各後続のVC[i]にカスケードする。
サンプリングレートより大きいクロック速度で動作する、コヒーレント累積ユニット40内のハードウェアデバイスを利用することによって、ベクトル相関器を複数回使用して、N個以上の要素を有するPDPを作成することができる。例えば、コヒーレント累積ユニット40内のハードウェアデバイスが、サンプリングレート1/Tcの2倍であるレート2/Tcで動作する場合、シーケンス生成器42を、順次作成されたあらゆる奇数要素についての既知のシーケンスの第1のコピー、および次いで、N個の偶数要素の遅延の後に順次作成されたあらゆる偶数要素についてのその既知のシーケンスの第2のコピーを出力するように、構成することができる。このように、シーケンス生成器から出力された第1、第3および第5の要素は、既知のシーケンスの第1のコピーの第1、第2および第3の要素に対応するようになり、シーケンス生成器から出力された2N+2、2N+4、および2N+6番目の要素は、既知のシーケンスの第2のコピーの1番目、2番目および3番目の要素に対応するようになる。
このような場合、1/Tcのレートで各選択されたアンテナから受信された各サンプルは、2/Tcで動作する各ミキサー43[1]...43[N]に2回供給され、累積器デバイス44[1]...44[N]は、偶数および奇数の生成された要素との混合をそれぞれ追跡し、累積器デバイスは2N個の生成された要素の遅延の後に偶数の混合を追跡する。p個のサンプルが各PDP要素について累積される場合、第1のベクトル相関器VC[1]は次いで、最初のp+N個のサンプルを第1のアンテナから処理して、PDPの1番目およびN+1番目の要素を作成することができる。1番目のPDP要素は1番目のpの奇数の累積混合サンプルであり、すなわち、奇数の混合サンプル1、3、5..から2p+1であり、N+1のPDP要素は、2N+2ないし2N+2pからの偶数の累積サンプルである。
代替として、ハードウェアが2/Tcで動作して1/Tc受信サンプルを処理するような場合では、シーケンス生成器は、同じシーケンスの2つのコピーまたは2つの異なるシーケンスを生成することができ、一方のコピーまたはシーケンスは、奇数の生成された要素について生成され、他方のコピーまたは異なるシーケンスは、偶数の生成された要素について生成される。
同じシーケンスの2つのコピーが生成される第1の場合、アンテナセレクタAS[1]...AS[N]は、各サンプルの交互のコピーを2つの異なるアンテナから提供し、VCが一方のアンテナからのサンプルを、奇数の生成されたシーケンス要素と共に処理して、そのアンテナのサンプリングされた信号のPDPを作成するようにし、VCが他方のアンテナからのサンプルを、偶数の生成されたシーケンス要素と共に処理して、他方のアンテナのサンプリングされた信号の第2のPDPを作成するようにすることができる。
2つの異なるシーケンスが生成される第2の場合、各サンプルの2つのコピーをVCによって処理して、第1のPDPを、第1の既知のシーケンスを定義する奇数の生成されたシーケンス要素と共に混合されたサンプルに基づいて作成し、同時に、第2のPDPを、第2の異なる既知のシーケンスを定義する偶数の生成されたシーケンス要素と共に混合されたサンプルに基づいて作成することができる。このように、2つの異なるWTRUから送信された信号からのPDPを同時に生成することができ、一方のWTRUは、第1の既知のシーケンスにより符号化されたその信号を送信したものであり、他方のWTRUは、第2の既知のシーケンスにより符号化されたその信号を送信したものである。
より複雑な実施例を、コヒーレント累積ユニット40の機能性のよりよい理解のために考察することができる。表1は、コヒーレント累積ユニットの構成における機能性およびサイズについて使用されたパラメータを識別する。
簡単にするために、以下の2つの実施例は、ただ1つのアンテナの場合に基づく。このような場合、アンテナスイッチは常に同じアンテナを選択するか、または、アンテナスイッチをまったく取り除くことができる。第1の実施例では、ハードウェアは、N=10、L=10、M=1、c=1、u=1、p=1024について構成される。コヒーレント累積ユニット40は次いで、1xで実行する10個のVCユニットVC[1]〜VC[10]を含んで、1つのアクティブなWTRUについて長さ10の1つの遅延プロファイルを作成することができる。1024チップが処理された後、第1のVCユニットVC[1]は第1の遅延プロファイル値を作成し、1024+9チップが処理された後、最後のVCユニットVC[10]は最後の遅延プロファイル値を作成し、PDPが完成される。
第2の実施例では、ハードウェアは、N=10、L=20、M=1、c=2、u=1、p=1024について構成される。コヒーレント累積ユニット40は次いでまた、10個のVCユニットVC[1]〜VC[10]を含むが、これらは2xで実行するものであり、1つのアクティブなWTRUについて長さ20の1つの遅延プロファイルを作成することができる。これを実行するために、シーケンスコードの2つのコピーがVCにキューイングされる。これは例えば、上述のように、第1のコピーが第1のVCユニットVC[1]に、奇数の生成された要素、すなわち、1番目、3番目、5番目などの生成された要素と共に供給され、第2のコピーが20、すなわち(2*N)個の要素の遅延を有して、第1のVCユニットVC[1]に、偶数の生成された要素、すなわち、22番目、24番目、26番目などの生成された要素において供給される場合に、実施することができる。第1のVCユニットVC[1]は次いで、1024番目のサンプルを2047番目に生成された要素と共に処理した後、第1のPDP値を作成し、1034番目のサンプルを2068番目に生成された要素と共に処理した後、11番目のPDP値を作成する。同様に、最後のVCユニットVC[10]は次いで、1033番目のサンプルを2047番目に生成された要素と共に処理した後、10番目のPDP値を作成し、1043番目のサンプルを2068番目に生成された要素と共に処理した後、12番目のPDP値を作成して、長さ20のPDPを完成させる。このように、2xで実行する10個のハードウェアVCユニットが使用されて、1xで実行する20個の仮想VCユニットが定義される。
仮想VCユニットの数は、可能な遅延プロファイルの最大の長さを決定する。UMTS FDDでは、これは、コヒーレント累積ブロックによって処理することができる、最大セル半径に等しい。ハードウェアによって提供された仮想VCユニットの数は、c*Nの積である。システムにより必要とされた仮想VCユニットの数は、L*uの積である。
好ましくは、パス探索では、コヒーレント累積ユニット40は、100個のベクトル相関器VC[1]...VC[100]により構成され、48/Tcで動作して、1/Tcでサンプリングされた受信信号を処理する。好ましくは、シーケンス生成器は次いで、それぞれが異なるスクランブリングコードを使用する最大48個の異なるWTRUによって送信されたシーケンスについて同時に探索するために、48個の異なるスクランブリングコードに基づいて、シーケンスを生成するように構成される。これを達成するために、各異なる生成されたシーケンスの第1の要素が生成された後に、既知のシーケンスのいずれかの次の順次要素が生成される前に、すべての既知のシーケンスの各順次要素が続くように、シーケンス生成器を構成することができる。これは例えば、第1のVCユニットVC[1]が、1番目の信号サンプルを48個の既知のシーケンスの各々の1番目の要素と共に処理すること、および、i番目の信号サンプルを48個の既知のシーケンスの各々のi番目の要素と共に処理して、48個のPDPの1番目の値を作成することを可能にし、各々は、受信信号を48個のスクランブリングコードのうち異なる1つにより処理することに対応する。この場合、各PDPの長さは100である。
同じハードウェア構成を制御して、長さ200のPDPを作成することができ、ただし各VCは2つの値を作成する。これは、同時に作成することができるPDPの数を48から24に減らす。
もう1つの実施例の構成では、コヒーレント累積ユニット40は、64個のベクトル相関器VC[1]...VC[64]により構成され、48/Tcで動作して、1/Tcでサンプリングされた受信信号を処理する。オペレーションでは、コヒーレント累積ユニット40はセルサイズ毎に基づいて制御され、例えば以下の通りである。
・ 1024チップの所望の探索ウィンドウについて、セル半径が40kmである場合、シーケンス生成器は次いで、長さ1024のPDPを同時に作成するために、3個のスクランブリングコードに基づいてシーケンスを生成するように構成される。
・ 512チップの所望の探索ウィンドウについて、セル半径が20kmである場合、シーケンス生成器は次いで、長さ512のPDPを同時に作成するために、6個のスクランブリングコードに基づいてシーケンスを生成するように構成される。
・ 256チップの所望の探索ウィンドウについて、セル半径が10kmである場合、シーケンス生成器は次いで、長さ256のPDPを同時に作成するために、12個のスクランブリングコードに基づいてシーケンスを生成するように構成される。
・ 128チップの所望の探索ウィンドウについて、セル半径が5kmである場合、シーケンス生成器は次いで、長さ128のPDPを同時に作成するために、24個のスクランブリングコードに基づいてシーケンスを生成するように構成される。
・ 64チップの所望の探索ウィンドウについて、セル半径が2.5kmである場合、シーケンス生成器は次いで、長さ64のPDPを同時に作成するために、48個のスクランブリングコードに基づいてシーケンスを生成するように構成される。
コヒーレント累積ユニット40は特に、シーケンスを複数の同時無線信号から検出することがしばしば望ましい、無線システム基地局について有用である。加えて、コヒーレント累積ユニット40は、基地局または他のWTRUから受信された通信信号についてのパス探索のためにマルチパス信号を検出するためなど、単一ユーザWTRUについて大変有用である。
図10は、48/Tcで動作して、1/Tcでサンプリングされた受信信号を処理する、22個のベクトル相関器VC[1]〜VC[22]を有する基地局による3GPP FDD RACHプリアンブル検出のために構成された、コヒーレント累積ユニット50の好ましい実施例を例示する。上記で説明したように、これは、22の倍数である長さを有する様々なPDPが容易に作成されることを可能にする。コヒーレント累積ユニット50は好ましくは、表2で示すパラメータに基づいて基地局によってサービスされたセルサイズによる長さを有する、PDPを作成するように構成される。したがって、例えばPDPサイズが88に選択される場合、各VCは各PDPの4個の要素を作成する。
図9で例示した一般的な実施形態のように、各ベクトル相関器VC[i]は、関連付けられたアンテナスイッチAS[i]を有し、第1のVCユニットVC[1]を例外として、各先行するVCユニットVC[i−1]に対して1チップ遅延を有して動作する。コヒーレント累積ユニット50は同様に、アンテナスイッチ制御信号のための入力51を含み、各アンテナスイッチに対して1チップ遅延を有して動作する。コヒーレント累積ユニット50では、各ベクトル相関器が、使用可能なシグネチャコードの数に等しいいくつかの累積器デバイスを含むように修正される。現在のFDD RACH仕様の場合、16個のシグネチャコードが使用可能であり、そのため各ベクトル相関器VC[i]は好ましくはそれぞれ16個の累積器ユニット54[i,1]〜54[i,16]を含む。
RACHスクランブリングコードを生成するためのシーケンス生成器52が提供される。シーケンス生成器52は、16個のシグネチャコード生成器52[s1]〜52[s16]の各々に関連付けられる。好ましくは、各シグネチャコード生成器52[sj]は、許可される16個の異なるRACHプリアンブルを形成するために使用された、16個の指定された16ビットシグネチャの1つを、繰り返して生成する。各シグネチャコード生成器52[sj]の出力は、シーケンス生成器52によって生成された1つまたは複数のスクランブリングシーケンスと混合されて、既知のシーケンス要素が第1のベクトル相関器VC[1]の各累積器デバイス54[1,j]に提供され、次いで、1チップ遅延を有して、各後続のベクトル相関器VC[i]の対応する累積器デバイス54[i,j]にカスケードされる。
PDPの長さが22で設定される場合、シーケンス生成器52を、48個のRACHスクランブリングコードを生成するように構成することができるので、有利である。現在、3GPP仕様は、16個のスクランブリングコードをFDD RACHプリアンブル送信について使用可能であると指定するが、異なるセルのための異なるセットのスクランブリングコードを提供することができる。したがって、生成された48個の異なるスクランブリングコードまでの容量は、基地局が、異なるスクランブリングコードのセットが各異なるセル内で使用される3GPPシステム内で、同時に3つの異なるセルについてFDD RACHプリアンブルのためのすべてのシグネチャ/スクランブリングコードの組合せを検出することを可能にする。
このような場合、各シグネチャコード生成器52[sj]によって生成された「j番目」のシグネチャとの混合が、j番目のシグネチャシーケンスの48個の異なるようにスクランブルされたコピーを、48個のPDPの1番目のPDP要素を生成する第1のベクトル相関器VC[1]の各累積器デバイス54[1,j]に渡し、各PDPはj番目のシグネチャシーケンスの異なるようにスクランブルされたバージョンに対応する。48個のPDPの各セットが、16個の異なるRACHシグネチャコードプリアンブルの各々について生成される。したがって、このような構成では、コヒーレント累積ユニット50は、いかなるWTRU RACHプリアンブル送信について観察されたウィンドウ内で送信されたRACHプリアンブルをも、16個の許可されたシグネチャシーケンスのいずれかと組み合わせて、48個のスクランブリングコードのいずれかに基づいて、検出するようになる。
jをシグネチャコードについて、iをスクランブリングコードについて使用して、作成されたPDPを、PDP[j,i]として示すと、PDP[12,17]によって識別されたPDPが非雑音値を含む場合、PDP[12,17]は、WTRUによって送信されたRACHプリアンブルの受信を、12番目に指定されたシグネチャシーケンスおよび17番目のスクランブリングコードを使用して反映する。少数のWTRUのみがRACHプリアンブルを送信中である場合、少数のみの作成されたPDPが非雑音値を含むようになり、これらは、送信側WTRUによって使用されたシグネチャ/スクランブリングコードの組合せに対応するPDPである。
好ましくは、コヒーレント累積ユニット50は信号サンプルを、図10に例示するようなAnt_1a、Ant_1bないしAnt_6a、Ant_6bのペアなど、1つまたは複数のペアのアンテナから受信する。RACHプリアンブルは反復セグメントからなるので、コヒーレント累積ユニット50を、プリアンブルシーケンス全体についてのPDPではなく、RACHプリアンブルセグメントについてのPDPを作成するように構成することができる。
コヒーレント累積ユニット50のための構成を、アンテナダイバーシティを活用しながら、コヒーレント累積のために、4096チップRACHプリアンブルを4つの1024チップセグメントに分割することに基づくようにすることができる。このような場合、1つの好ましい実施例は、各セグメントのためのアンテナ信号サンプルソースを、長さ22のPDPを作成することにおいて、アンテナペアの2つのアンテナから受信された信号の間で切り替えることである。したがって、アンテナAnt_1aは、最初の1024個のサンプルをVC[1]に提供して、第1のRACHプリアンブルセグメントのための各シグネチャ/スクランブリングコードの組合せに対応するPDPの第1のPDP値を作成することができる。アンテナスイッチAS[1]は次いで、アンテナAnt_1bに切り替えて、サンプル1025ないし2048をVC[1]に提供して、第2のRACHプリアンブルセグメントのための各シグネチャ/スクランブリングコードの組合せに対応するPDPの第1のPDP値を作成する。アンテナスイッチAS[1]は次いでアンテナAnt_1aに戻すように切り替えて、サンプル2049ないし3072をVC[1]に提供して、第3のRACHプリアンブルセグメントのための各シグネチャ/スクランブリングコードの組合せに対応するPDPの第1のPDP値を作成する。アンテナスイッチAS[1]は最後にアンテナAnt_1aに戻すように切り替えて、サンプル3073ないし4096をVC[1]に提供して、第4のRACHプリアンブルセグメントのための各シグネチャ/スクランブリングコードの組合せに対応するPDPの第1のPDP値を作成する。アンテナの切り替えは、各後続のVCについて1チップ遅延され、VC[22]が、アンテナAnt_1aからの信号チップ22から1043、および2070から3091、ならびに、アンテナAnt_1bからのチップ1044から2069、および3092から4115を処理して、4つのRACHプリアンブルセグメントのための各シグネチャ/スクランブリングコードの組合せに対応するPDPの最後のPDP値を作成するようにする。図15は、このようなVC処理のためのタイムラインを反映し、Lは上記の実施例における22に等しい。
PDP値がコヒーレント累積ユニットによって作成された後、PDP値は好ましくは補間器32に渡され、補間器32は、補間された値を元のPDP値と共にMAG33に渡す。p個のサンプルに渡るコヒーレント累積は一般に、各PDP値を作成するためにpチップの時間を要するが、これらの値はコヒーレント累積ユニットから各PDPについて、各後続のVCによる処理における遅延のレートで出力される。上記で説明したように、その遅延は、各PDPのためのPDP値が1/Tcのレートで作成されるように、1チップであることが好ましい。したがって、補間器32は、MAG33によって処理される拡張PDPを定義する、補間された値を提供するとき、各PDPについてチップレートを2/Tcへと2倍にすることが好ましい。
複数のPDPが同時に作成される場合、補間器を、より高速で動作するように構成することができ、または、複数の補間器を提供して、同時に作成されたPDPの異なるものを処理することができる。例えば、コヒーレント累積ユニット50が、16個のシグネチャコードおよび48個のスクランブリングコードの組合せの各々について、長さ22のPDPを同時に作成するように構成される場合、16個の補間器を提供することができ、各補間器は、拡張PDPを、1536/Tcの全体の有効出力レートについて、96/Tcの集合的レートで出力するように動作する。このような集合的出力を処理するため、MAG33を、それぞれ48/Tcで動作する32個のMAGサブユニットに分割して、補間ユニット32を介して作成された各拡張PDPのための値の大きさ近似を実行することができる。
図8に例示したような好ましい実施形態では、MAG33内の大きさ近似の後、拡張PDPの各々について作成された値が、非コヒーレント累積ユニット34に渡される。図11を見るともっともよくわかるように、非コヒーレント累積ユニット34は好ましくは、長さ2LのK個のラウンドロビン構造62[1]〜62[K]を含み、各ラウンドロビン構造が、1つのPDPのための大きさ近似値の拡張セット全体を格納することができるようにする。制御入力65が提供されて、逆多重化デバイス66が制御され、MAG33から受信された各拡張PDPセットの各値が、各ラウンドロビン構造62[1]〜62[K]に向けて送られるようにする。拡張PDP値の各セットは次いで、ラウンドロビン構造からしきい値比較ユニット35に向けて送られ、しきい値比較ユニット35は、各拡張PDPの大きさおよび位置の値をRAKE受信器のRAKEフィンガー検出ユニット36に渡す。好ましくは、選択された数のみの上位値がそれらの位置と共に、しきい値比較ユニット35を通じてRAKEフィンガー検出ユニット36に渡される。このタイプの純粋な非コヒーレント処理は、SNR性能を損なわず、比較的安価である。
時々、新しいPDPが作成される場合がある。制御信号は次いで各ラウンドロビン構造を選択して、新しいPDPをアップデートする。RACHプリアンブル検出のために、ラウンドロビン構造の数は16*uで固定されることが好ましい。パス探索では、この数は、PDPがタイムフレームベースで配信されるべきであるか、タイムスロットベースで配信されるべきであるかに基づいて選択され、タイムフレームベースが好ましい。非コヒーレント累積ユニット34を、ラウンドロビンの出力が選択的に制御されて関連のあるPDPが結合されるように、構成することができる。例えば、同じシグネチャ/スクランブリングコードの組合せの異なるRACHセグメントについてのPDPを、RAKE受信器によって同時に処理するしきい値比較ユニット35に向けて送ることができる。同様に、シーケンス検出ハードウェアがパス探索についてタイムフレームベースで構成される場合、非コヒーレント累積ユニット34は、アンテナダイバーシティ結合のためのアンテナ的なPDP結合に加えて、スロット内結合のためのセグメント的なPDP結合、および、スロット間結合のためのスロット的なPDP結合をも許可するように、構成されることが好ましい。ラウンドロビンユニットのプールの同じ大変単純な構造は、このような結合の汎用性を許可し、これは、結合されるべきすべての関連PDPがラウンドロビンユニットの集合から容易にアクセス可能であるからである。
非コヒーレント累積ユニット34のラウンドロビンのために必要とされたメモリのサイズは、格納されるべきPDPの数KおよびPDPサイズLの一次関数である。KおよびLが増すとき、メモリ要件はひどく高くなる可能性がある。
RACHプリアンブル検出では、好ましいサイズのメモリは受け入れの境界に近いが、上述の構造の単純さは、このような応用例のための、図11で反映された構成の実現可能性を支える。しかし、RACHプリアンブル検出は、シーケンス探索器のための唯一の応用例ではない。
例えば、パケットチャネル技術に基づいた共通パケットチャネル(CPCH)についての現在の3GPP仕様は、RACHについて指定されたプリアンブルに大変類似しているプリアンブルの送信を指定する。しかし、CPCHでは、可能なスクランブリングコードの数が64に増やされる。これは、図11に例示したような非コヒーレント累積ユニット34を実施するために必要なメモリを増す。このような単純な構造でメモリがひどく高くなる場合、作成されたPDPの処理においてそのメモリの低減を可能にするアルゴリズムを実施することが好ましい。
図12、14、および16は、図11に例示した非コヒーレント累積ユニット34の代わりに代替処理を提供する、3つの代替物を提供する。説明のため、3つの代替物を、4096チップの長さを有するRACHプリアンブルに基づいて説明し、このRACHプリアンブルはまたCPCHの場合でも使用され、その場合、プリアンブルはそれぞれ長さ1024チップの4つのセグメントに分割される。各セグメントのためのPDP要素は、図10に例示したユニット50など、コヒーレント累積器ユニット内で、1024チップ、すなわちp=1024にわたって、チップサンプルをコヒーレントに結合することによって作成される。特定の送信シーケンスの4つのセグメントを表す、作成されたPDPは、次いでコヒーレントおよび/または非コヒーレントに結合される。4つのセグメントの結合は、後処理と呼ばれる。
メモリを低減するための代替物は、事前選択アルゴリズムに基づく。図12、14および16で反映された後処理の3つの異なる方法を、それぞれ以下のように特徴付けることができる。
・ 最大ソートによる事前選択、
・ 既知の最大位置を利用したソートによる事前選択、および
・ 既知の位置を使用したしきい値比較による事前選択。
・ 最大ソートによる事前選択、
・ 既知の最大位置を利用したソートによる事前選択、および
・ 既知の位置を使用したしきい値比較による事前選択。
ソートによる事前選択を後処理するために、これらの方法を実施するためにスケーラブルなソーターが提供されることが好ましい。
RACHプリアンブル検出の実施例では、最大48個のスクランブリングコード、16個のシグネチャ、および、22から1024まで変わる長さの探索ウィンドウにわたって、探索が行われる。コヒーレント累積ユニットは、各セグメントについてのPDP値の大きいマトリックスAj、j=1から4を作成して、すべてのシグネチャ/スクランブリングコードの組合せを考慮することができる。非コヒーレント累積ユニット34のラウンドロビン構造内でセグメントマトリックスAj、j=1から4について作成された値の完全セットを格納するためのメモリを提供する代わりに、事前選択を使用することができるので有利である。これは、制限された数のPDPプロファイルの非常に少数の要素のみが受信プリアンブル送信を表すようになるので、実行可能である。PDP値の残りは、累積された雑音を表す。
結合されたPDPはしきい値に対して比較される。値が、選択されたしきい値より上である場合、プリアンブルは、PDP内のPDP値の各位置で開始するとして検出されると見なされる。しきい値は好ましくは、10-3のフォールスアラームおよび検出誤り率に到達されるように、選択される。フォールスアラームは、プリアンブルが送信されなかったときにプリアンブルが検出されると見なされる場合、発生する。検出誤りは、プリアンブルが送信されたときにプリアンブルが検出されない場合、発生する。しきい値検出器35のために使用された従来のしきい値は、事前選択の代替物では、フォールスアラームおよび検出誤り率に関する参照としての機能を果たす。
最大ソートによる事前選択
図12を参照すると、PDP値の設定サイズをそれぞれ2Lに増す、補間された値による拡張されたPDPの作成から、しきい値制限されたPDP値および関連付けられた位置をRAKE受信器のRAKEフィンガー制御に渡すことまでの、プロセスの全体図が、提供される。様々なファンクションのハードウェアおよびソフトウェア実施の間の好ましい分散は、ハードウェア内で実施されることが好ましいファンクションのわずかな陰影によって示される。
図12を参照すると、PDP値の設定サイズをそれぞれ2Lに増す、補間された値による拡張されたPDPの作成から、しきい値制限されたPDP値および関連付けられた位置をRAKE受信器のRAKEフィンガー制御に渡すことまでの、プロセスの全体図が、提供される。様々なファンクションのハードウェアおよびソフトウェア実施の間の好ましい分散は、ハードウェア内で実施されることが好ましいファンクションのわずかな陰影によって示される。
MAG機能性はオプショナルで、PDP値のコヒーレントおよび/または非コヒーレント結合が望まれるかどうかに応じて、ハードウェアまたはソフトウェアのいずれかで、3つの例示されたロケーション、MAG1、MAG2、MAG3の1つで実施される。大きさ近似値への変換の前に、それらの複雑なコンポーネントを追加することによる、PDP値の結合は、MAGファンクションが位置MAG1で発生するときなど、コヒーレント結合を表す。それらの大きさ近似値を追加することによる、PDP値の結合は、MAGファンクションが位置MAG3で発生するときなど、非コヒーレント結合を表す。MAGファンクションが位置MAG2で発生するとき、コヒーレントおよび非コヒーレント結合を実施して、しきい値評価のために、各PDP位置について、生の複合の結合値および大きさ近似値の両方を渡すことができる。このような場合、好ましくは、複合の結合値または大きさ近似値のいずれかが各しきい値を超える場合、大きさ近似値および関連付けられた位置データは、しきい値比較を通過してRAKEフィンガー制御に行く。
MAG機能性がMAG1に位置すると仮定すると、最大ソートによる事前選択の処理は、図12に示したように、図13に示したタイミングにより進行し、以下のパラグラフで説明する。
第1セグメントPDPが生成および補間され、A1によって表され、これらの値はソートデバイスを通過させられて、PDP毎にN個の最大値が発見され、次いで、N個の複合値および各位置値がメモリR1に格納される。
第2セグメントPDPは、A1値のソートと同時に開始して、生成および補間され、A2によって表される。A2値はソートデバイスを通過させられて、PDP毎にN個の最大値が発見され、次いで、N個の複合値および各位置値がメモリR2に格納される。
第3セグメントPDPは、A2値のソートと同時に開始して、生成および補間され、A3によって表される。A3値はソートデバイスを通過させられて、PDP毎にN個の最大値が発見され、次いで、N個の複合値および各位置値がメモリR3に格納される。
第4セグメントPDPは、A3値のソートと同時に開始して、生成および補間され、A4によって表される。A4値はソートデバイスを通過させられて、PDP毎にN個の最大値が発見され、次いで、N個の複合値および各位置値がメモリR4に格納される。
上記で処理されたPDP毎の要素の数は、補間を通じて作成された追加の要素を含むように意図され、L’と呼ぶことができる。好ましくは、補間は、PDP毎の要素の数を2倍にし、最初にL個の要素により作成されたPDPでは、L’=2*Lであるようにする。最大値の数Nは常に、L’の半分未満に選択されるが、好ましくは実質的にその数未満である。例えば、探索ウィンドウが1024チップであり、その結果、補間により2倍にすることにより、L’=2048となる場合、Nは好ましくは100であり、上位の100個のPDP値がA1、A2、A3およびA4の各PDPから選択されるようにする。
表3および4は、上記のプロセスを実施するためのスケーラブルなソーターおよびメモリR1〜R4のための、典型的なハードウェア要件を提供する。
その後、プロセッサ75aが提供され、メモリR1〜R4にアクセスされて、4つのセグメントの対応するPDPのPDPセット、すなわち、A1、A2、A3およびA4の各々からの1つのPDPによって定義された各PDPセットの、格納値がコヒーレントに結合されて、以下のステップが実行される。
・ PDPセットにつき2回発生する、Rj、j=1から4のすべての位置を発見する。発見された複合振幅をコヒーレントに結合し、結果および関係する位置をソフトウェア構成S2に格納する。
・ PDPセットにつき3回発生する、Rj、j=1から4のすべての位置を発見する。発見された複合振幅をコヒーレントに結合し、結果および関係する位置をソフトウェア構成S3に格納する。
・ 4つのセットRj、j=1から4の各々において発生する、PDPセット毎のすべての位置を発見する。発見された複合振幅をコヒーレントに結合し、結果および関係する位置をソフトウェア構成S4に格納する。
・ PDPセットにつき2回発生する、Rj、j=1から4のすべての位置を発見する。発見された複合振幅をコヒーレントに結合し、結果および関係する位置をソフトウェア構成S2に格納する。
・ PDPセットにつき3回発生する、Rj、j=1から4のすべての位置を発見する。発見された複合振幅をコヒーレントに結合し、結果および関係する位置をソフトウェア構成S3に格納する。
・ 4つのセットRj、j=1から4の各々において発生する、PDPセット毎のすべての位置を発見する。発見された複合振幅をコヒーレントに結合し、結果および関係する位置をソフトウェア構成S4に格納する。
コヒーレント結合の代わりに、非コヒーレント結合、および/または、2つの組合せが、上述のように代替MAGロケーション、MAG2、MAG3に基づいて実行される。
処理は、S2、S3およびS4に渡された各PDPセットの値についての、各しきい値K1、K2、K3に対する比較を継続する。候補がしきい値より上である場合、その位置が格納され、プリアンブルが検出される。しきい値は、結合された値の数により、S2、S3およびS4について異なる。しきい値はまた、それらの特性値に基づいたコヒーレントおよび非コヒーレントメトリックスについても異なるが、所望のフォールスアラームおよび検出誤り率を達成するように選択される。
既知の最大位置を利用したソートによる事前選択
図14を参照すると、補間された値による拡張PDPに基づいたMAGによる大きさ近似値の作成から、しきい値制限された拡張PDP大きさ近似値および関連付けられた位置をRAKE受信器のRAKEフィンガー制御に渡すことまでの、プロセスの全体図が、提供される。様々なファンクションのハードウェアおよびソフトウェア実施の間の好ましい分散は、ハードウェア内で実施されることが好ましいファンクションのわずかな陰影によって示される。
図14を参照すると、補間された値による拡張PDPに基づいたMAGによる大きさ近似値の作成から、しきい値制限された拡張PDP大きさ近似値および関連付けられた位置をRAKE受信器のRAKEフィンガー制御に渡すことまでの、プロセスの全体図が、提供される。様々なファンクションのハードウェアおよびソフトウェア実施の間の好ましい分散は、ハードウェア内で実施されることが好ましいファンクションのわずかな陰影によって示される。
MAG機能性はオプショナルで、拡張PDP値のコヒーレントおよび/または非コヒーレント結合が望まれるかどうかに応じて、異なるロケーションで実施することができる。図14は、拡張PDP値の非コヒーレント結合がそれらの大きさ近似値を追加することによって行われる、好ましい実施形態を例示する。したがって、既知の最大位置を利用したソートによる事前選択は、図14に示したように、図15に示したタイミングにより進行することが好ましい。
第1セグメントPDPは生成および補間され、A1によって表された拡張PDP大きさ近似値のマトリックスを作成するために、それらの大きさを近似させる。これらの値は好ましくはソートデバイスを通過させられて、PDP毎にN1個の上位の最大値が発見され、これらの値は、対応する位置レジスタR1’posに渡された各位置値と共にランク付けされた順序で、レジスタR1’valに渡される。N1個の上位の最大値が次いで、位置の順序に従って再ソートされ、再ソートされたPDP毎のN1個の最大値は、対応する位置メモリR1posに渡された各位置値と共に、メモリR1valに格納される。R1valおよびR1posメモリに関連付けられた分散デバイスは、対応する第2、第3および第4セグメントPDPについての対応する位置値が後述のように格納されているとき、各第1セグメントPDPのN1個の最大の大きさおよび位置の値を、ソフトウェア構成結合デバイスS4に選択的に渡す。
第2セグメントPDPは生成および補間され、A2によって表された拡張PDP大きさ値のマトリックスを作成するために、それらの大きさを近似させる。これらの値は最初に位置マッチングデバイスを通過させられて、第2セグメントPDPごとに、各対応する第1セグメントPDPのN1個の上位の最大値の位置に対応する、大きさおよび位置の値が抽出され、これらの値が次いでメモリR21に格納される。残りの第2セグメントPDP値はA2’によって表され、ソートデバイスを通過させられて、PDP毎にN2個の上位の最大値が発見され、これらの値は、対応する位置レジスタR2’posに渡された各位置値と共にランク付けされた順序で、レジスタR2’valに渡される。N2個の上位の最大値が次いで、位置の順序に従って再ソートされ、再ソートされたPDP毎のN2個の最大値は、対応する位置メモリR2posに渡された各位置値と共に、メモリR2valに格納される。R2valおよびR2posメモリに関連付けられた分散デバイスは、対応する第3および第4セグメントPDPについての対応する位置値が後述のように格納されているとき、各第2セグメントPDPのN2個の最大の大きさおよび位置の値を、ソフトウェア構成結合デバイスS3に選択的に渡す。
第3セグメントPDPは生成および補間され、A3によって表された拡張PDP大きさ値のマトリックスを作成するために、それらの大きさを近似させる。これらの値は最初に位置マッチングデバイスを通過させられて、第3セグメントPDP毎に、次いでメモリR31に格納される、各対応する第1セグメントPDPのN1個の上位の最大値の位置に対応する、および、次いでメモリR32に格納される、各対応する第2セグメントPDPのN2個の上位の最大値の位置に対応する、大きさおよび位置の値が抽出される。残りの第3セグメントPDP値はA3’によって表され、ソートデバイスを通過させられて、PDP毎にN3個の上位の最大値が発見され、これらの値は、対応する位置レジスタR3’posに渡された各位置値と共にランク付けされた順序で、レジスタR3’valに渡される。N3個の上位の最大値が次いで、位置の順序に従って再ソートされ、再ソートされたPDP毎のN3個の最大値は、対応する位置メモリR3posに渡された各位置値と共に、メモリR3valに格納される。R3valおよびR3posメモリに関連付けられた分散デバイスは、対応する第4セグメントPDPについての対応する位置値が後述のように格納されているとき、各第2セグメントPDPのN3個の最大の大きさおよび位置の値を、ソフトウェア構成結合デバイスS2に選択的に渡す。
第4セグメントPDPは生成および補間され、A4によって表された拡張PDP大きさ値のマトリックスを作成するために、それらの大きさを近似させる。これらの値は位置マッチングデバイスを通過させられて、第4セグメントPDP毎に、以下に対応する、大きさおよび位置の値が抽出される。
・ 次いでメモリR41に格納される、各対応する第1セグメントPDPのN1個の上位の最大値の位置、
・ 次いでメモリR42に格納される、各対応する第2セグメントPDPのN2個の上位の最大値の位置、および
・ 次いでメモリR43に格納される、各対応する第2セグメントPDPのN3個の上位の最大値の位置。
・ 次いでメモリR41に格納される、各対応する第1セグメントPDPのN1個の上位の最大値の位置、
・ 次いでメモリR42に格納される、各対応する第2セグメントPDPのN2個の上位の最大値の位置、および
・ 次いでメモリR43に格納される、各対応する第2セグメントPDPのN3個の上位の最大値の位置。
第4セグメントPDPのN1個の要素がR41メモリに格納された後、R41メモリに関連付けられた分散デバイスは、それぞれR31、R21メモリに関連付けられた類似の分散デバイスと共に、および、R1valおよびR1posメモリに関連付けられた分散デバイスと共に、値の完全セットをソフトウェア構成結合デバイスS4に選択的に渡すことができる。このような値の完全セットは、対応する第1、第2、第3および第4セグメントPDPの各々についての、N1個の最大の第1セグメントPDP値のN1個の位置に対応する、大きさおよび位置の値から構成される。ソフトウェア構成S4は次いで、結合された大きさ値を各位置値と共に、関連付けられたしきい値比較ユニットに渡し、そこで結合された大きさ値がしきい値K1に対して比較される。K1しきい値を超える結合された大きさ値は次いで、それらの各位置値と共に、RAKE受信器のRAKEフィンガー制御に渡される。
第4セグメントPDPのN2個の要素がR42メモリに格納された後、R42メモリに関連付けられた分散デバイスは、R32メモリに関連付けられた類似の分散デバイスと共に、および、R2valおよびR2posメモリに関連付けられた分散デバイスと共に、値の完全セットをソフトウェア構成結合デバイスS3に選択的に渡すことができる。このような値の完全セットは、対応する第2、第3および第4セグメントPDPの各々についての、N2個の最大の第2セグメントPDP値のN2個の位置に対応する、大きさおよび位置の値から構成される。ソフトウェア構成S3は次いで、結合された大きさ値を各位置値と共に、関連付けられたしきい値比較ユニットに渡し、そこで結合された大きさ値がしきい値K2に対して比較される。K2しきい値を超える結合された大きさ値は次いで、それらの各位置値と共に、RAKE受信器のRAKEフィンガー制御に渡される。
第4セグメントPDPのN3個の要素がR43メモリに格納された後、R43メモリに関連付けられた分散デバイスは、R3valおよびR3posメモリに関連付けられた分散デバイスと共に、値の完全セットをソフトウェア構成結合デバイスS2に選択的に渡すことができる。このような値の完全セットは、対応する第3および第4セグメントPDPの各々についてのN3個の最大の第3セグメントPDP値のN3個の位置に対応する、大きさおよび位置の値から構成される。ソフトウェア構成S2は次いで、結合された大きさ値を各位置値と共に、関連付けられたしきい値比較ユニットに渡し、そこで結合された大きさ値がしきい値K3に対して比較される。K3しきい値を超える結合された大きさ値は次いで、それらの各位置値と共に、RAKE受信器のRAKEフィンガー制御に渡される。各しきい値K1、K2、K3は、結合される値の数により、S2、S3およびS4について異なるが、所望のフォールスアラームおよび検出誤り率を達成するように選択される。
上記で処理されたPDP毎の要素の数は、補間を通じて作成された追加の要素を含むように意図され、L’と呼ぶことができる。好ましくは、補間は、PDP毎の要素の数を2倍にし、最初にL個の要素により作成されたPDPでは、L’=2*Lであるようにする。最大値の総数N1+N2+N3は常に、L’の半分未満に選択されるが、好ましくは実質的にその数未満である。例えば、探索ウィンドウが1024チップであり、その結果、補間により2倍にすることにより、L’=2048となる場合、N1は好ましくは90であり、上位の90個のPDP値がA1の各PDPから選択され、N2は好ましくは80であり、上位の80個のPDP値がA2’の各PDPから選択され、N3は好ましくは50であり、上位の50個のPDP値がA3’の各PDPから選択される。
既知の位置を利用したしきい値比較による事前選択
図16を参照すると、補間された値による拡張PDPに基づいたMAGによる大きさ近似値の作成から、しきい値制限された拡張PDP大きさ近似値および関連付けられた位置をRAKE受信器のRAKEフィンガー制御に渡すことまでの、プロセスの全体図が提供される。様々なファンクションのハードウェアおよびソフトウェア実施の間の好ましい分散は、ハードウェア内で実施されることが好ましいファンクションのわずかな陰影によって示される。
図16を参照すると、補間された値による拡張PDPに基づいたMAGによる大きさ近似値の作成から、しきい値制限された拡張PDP大きさ近似値および関連付けられた位置をRAKE受信器のRAKEフィンガー制御に渡すことまでの、プロセスの全体図が提供される。様々なファンクションのハードウェアおよびソフトウェア実施の間の好ましい分散は、ハードウェア内で実施されることが好ましいファンクションのわずかな陰影によって示される。
MAG機能性はオプショナルで、拡張PDP値のコヒーレントおよび/または非コヒーレント結合が望まれるかどうかに応じて、異なるロケーションで実施することができる。図16は、拡張PDP値の非コヒーレント結合がそれらの大きさ近似値を追加することによって行われる、好ましい実施形態を例示する。したがって、既知の最大位置を利用したソートによる事前選択は、図16に示したように進行することが好ましい。
第1セグメントPDPは生成および補間され、A1によって表された拡張PDP大きさ値のマトリックスを作成するために、それらの大きさを近似させる。これらの値は好ましくはしきい値比較ユニットを通過させられて、そこで大きさ値がしきい値K4に対して比較される。K4しきい値を超える大きさ値は次いで、対応する位置メモリR1posに渡された各位置値と共に、メモリR1valに渡される。R1valおよびR1posメモリに関連付けられた分散デバイスは、対応する第2、第3および第4セグメントPDPについての対応する位置値が後述のように格納されているとき、各第1セグメントPDPのK4制限された大きさおよび位置の値を、ソフトウェア構成結合デバイスS4に選択的に渡す。
第2セグメントPDPは生成および補間され、A2によって表された拡張PDP大きさ値のマトリックスを作成するために、それらの大きさを近似させる。これらの値は最初に位置マッチングデバイスを通過させられて、第2セグメントPDP毎に、次いでメモリR21に格納される、各対応する第1セグメントPDPのK4制限された大きさ値の位置に対応する、大きさおよび位置の値が抽出される。残りの第2セグメントPDP値はA2’によって表され、これらの値はしきい値比較ユニットを通過させられ、そこで大きさ値がしきい値K5に対して比較される。K5しきい値を超える大きさ値は次いで、対応する位置メモリR2posに渡された各位置値と共に、メモリR2valに渡される。R2valおよびR2posメモリに関連付けられた分散デバイスは、対応する第3および第4セグメントPDPについての対応する位置値が後述のように格納されているとき、各第2セグメントPDPのK5制限された大きさおよび位置の値を、ソフトウェア構成結合デバイスS3に選択的に渡す。
第3セグメントPDPは生成および補間され、A3によって表された拡張PDP大きさ値のマトリックスを作成するために、それらの大きさを近似させる。これらの値は最初に位置マッチングデバイスを通過させられて、第3セグメントPDP毎に、次いでメモリR31に格納される、各対応する第1セグメントPDPのK4制限された大きさ値の位置に対応する、および、次いでメモリR32に格納される、各対応する第2セグメントPDPのK5制限された大きさ値の位置に対応する、大きさおよび位置の値が抽出される。残りの第3セグメントPDP値はA3’によって表され、しきい値比較ユニットを通過させられ、そこで大きさの値がしきい値K6に対して比較される。K6しきい値を超える大きさ値は次いで、対応する位置メモリR3posに渡された各位置値と共に、メモリR3valに渡される。R3valおよびR3posメモリに関連付けられた分散デバイスは、対応する第4セグメントPDPについての対応する位置値が後述のように格納されているとき、各第2セグメントPDPのK6制限された大きさおよび位置の値を、ソフトウェア構成結合デバイスS2に選択的に渡す。
第4セグメントPDPは生成および補間され、A4によって表された拡張PDP大きさ値のマトリックスを作成するために、それらの大きさを近似させる。これらの値は位置マッチングデバイスを通過させられて、第4セグメントPDP毎に、以下に対応する、大きさおよび位置の値が抽出される。
・ 次いでメモリR41に格納される、各対応する第1セグメントPDPのK4制限された大きさ値の位置、
・ 次いでメモリR42に格納される、各対応する第2セグメントPDPのK5制限された大きさ値の位置、および
・ 次いでメモリR43に格納される、各対応する第2セグメントPDPのK6制限された大きさ値の位置。
・ 次いでメモリR41に格納される、各対応する第1セグメントPDPのK4制限された大きさ値の位置、
・ 次いでメモリR42に格納される、各対応する第2セグメントPDPのK5制限された大きさ値の位置、および
・ 次いでメモリR43に格納される、各対応する第2セグメントPDPのK6制限された大きさ値の位置。
第4セグメントPDPの第1セグメントK4制限された大きさ値の位置に対応するすべての要素がR41メモリに格納された後、R41メモリに関連付けられた分散デバイスは、それぞれR31、R21メモリに関連付けられた類似の分散デバイスと共に、および、R1valおよびR1posメモリに関連付けられた分散デバイスと共に、値の完全セットをソフトウェア構成結合デバイスS4に選択的に渡すことができる。このような値の完全セットは、対応する第1、第2、第3および第4セグメントPDPの各々について、第1セグメントK4制限された大きさ値の位置に対応する、大きさおよび位置の値から構成される。ソフトウェア構成S4は次いで、結合された大きさ値を各位置値と共に、関連付けられたしきい値比較ユニットに渡し、そこで結合された大きさ値がしきい値K1に対して比較される。K1しきい値を超える結合された大きさ値は次いで、それらの各位置値と共に、RAKE受信器のRAKEフィンガー制御に渡される。
第4セグメントPDPの第2セグメントK5制限された大きさ値の位置に対応するすべての要素がR42メモリに格納された後、R42メモリに関連付けられた分散デバイスは、R32メモリに関連付けられた類似の分散デバイスと共に、および、R2valおよびR2posメモリに関連付けられた分散デバイスと共に、値の完全セットをソフトウェア構成結合デバイスS3に選択的に渡すことができる。このような値の完全セットは、対応する第2、第3および第4セグメントPDPの各々について、第2セグメントK5制限された大きさ値の位置に対応する、大きさおよび位置の値から構成される。ソフトウェア構成S3は次いで、結合された大きさ値を各位置値と共に、関連付けられたしきい値比較ユニットに渡し、そこで結合された大きさ値がしきい値K2に対して比較される。K2しきい値を超える結合された大きさ値は次いで、それらの各位置値と共に、RAKE受信器のRAKEフィンガー制御に渡される。
第4セグメントPDPのK6制限された大きさ値の位置に対応するすべての要素がR43メモリに格納された後、R43メモリに関連付けられた分散デバイスは、R3valおよびR3posメモリに関連付けられた分散デバイスと共に、値の完全セットをソフトウェア構成結合デバイスS2に選択的に渡すことができる。このような値の完全セットは、対応する第3および第4セグメントPDPの各々について、第3セグメントK6制限された大きさ値の位置に対応する、大きさおよび位置の値から構成される。ソフトウェア構成S2は次いで、結合された大きさ値を各位置値と共に、関連付けられたしきい値比較ユニットに渡し、そこで結合された大きさ値がしきい値K3に対して比較される。K3しきい値を超える結合された大きさ値は次いで、それらの各位置値と共に、RAKE受信器のRAKEフィンガー制御に渡される。
上記で処理されたPDP毎の要素の数は、補間を通じて作成された追加の要素を含むように意図され、L’と呼ぶことができる。好ましくは、補間は、PDP毎の要素の数を2倍にし、最初にL個の要素により作成されたPDPでは、L’=2*Lであるようにする。K4、K5およびK6しきい値は常に、メモリに渡されたPDP毎のPDP要素の総数がL’の半分未満であるように選択されるが、好ましくは実質的にその数未満である。K4、K5およびK6しきい値はすべて同じ値にすることができ、好ましくは、K1しきい値より低い値により設定することができる。反復的しきい値K1、K2、K3は、結合された値の数により、S2、S3およびS4について異なる。集合的に、しきい値は、所望のフォールスアラームおよび検出誤り率を達成するように選択される。
後述の後処理は、3GPP RACHおよびCPCHプリアンブルなど、プリアンブルセグメントのPDPを選択的に結合する場合にのみ適用可能であるのではなく、パス探索のために生成されるものなど、PDPアップデートを結合するために使用することもできる。3GPP設定では、あるUE−ノードB接続の電力遅延プロファイルPDPの検出、および、レーク受信器の関係するフィンガー割り当てが、PDP推定について有効であったフェーディング状態を完全に変更するために十分に長い最大1無線フレーム(10ms)を要する場合があることは、まれである。したがって、(非常に低い速度でない限り)UEからノードBへのすべての接続が検出され、パス接続がそれ以上存在しないと判断されるまで保たれるように、パス探索が設計されることが望ましい。PDP結果をある期間にわたって平均することによって、特定のPDPアップデートがその消失を反映する場合も、それがある期間内に再検出される限り、パスを維持することができる。
一般に、非コヒーレント累積は信号対雑音比(SNR)を増し、フェーディング状態によって制限されず、したがって、比較的長期間にわたって望ましい。時間の長さは一般に、レーキ受信器で割り振られたパスのアップデートレートによって制限される。このアップデートレートを、システムフレームにつき1回にすることができ、このような状況では、非コヒーレント累積の持続は1タイムフレームより長くないことが好ましい。
ある期間に渡る候補プロファイルの平均化は、有効パスを失うことを回避することができ、その一時的な検出は発生しない。この期間は、相対速度およびモビリティ環境によって決まる。妥当な値は5フレームまたは50msである。
3GPPノードBは通常、2つのアンテナによる送信を受信するように装備される。パス探索のために構成されたシーケンス検出システムは、デュアルアンテナ受信のRXダイバーシティを容易に活用することができる。デュアル受信アンテナは一般に高速フェーディングに対して無相関であるが、低速フェーディングとは相関性がある。すなわち、信号パスの検出されたロケーションは、両方のアンテナ上で同じであるが、パスの振幅は異なる。これを、2つのアンテナから受信された各信号に基づいて作成されたPDPの非コヒーレント結合によって活用して、雑音低減およびフェーディング軽減をもたらすことができる。
選択的パス探索制御
パス探索の1つの目的は、新しい信号パスを識別し、以前に検出された信号パスを、それらの適時な動きに対して追跡することである。適時な動きは、ノードBから見られた周波数オフセットによって引き起こされる。この周波数オフセットは、モバイルWTRUの速度によって導入されたドップラー効果、および、その発振器によって導入された周波数オフセットの和である。
パス探索の1つの目的は、新しい信号パスを識別し、以前に検出された信号パスを、それらの適時な動きに対して追跡することである。適時な動きは、ノードBから見られた周波数オフセットによって引き起こされる。この周波数オフセットは、モバイルWTRUの速度によって導入されたドップラー効果、および、その発振器によって導入された周波数オフセットの和である。
上述のように、WTRUから基地局への一部または全部のパス接続は、高速フェーディングを被る可能性がある。モバイルWTRUの速度に応じて、パス接続は、干渉によって引き起こされて消失するが、次いで再度現れるように見える可能性がある。フェーディングによる劣化は、接続が存在しないことを意味するのではなく、位相干渉のためにパスが一時的に認識不可能であることを反映する可能性がある。モバイルWTRUがおよそ波長の半分移動した後、パスはしばしば再び現れる場合がある。
パス探索を容易にするために、それと共に通信が確立されている、各送信側WTRUは、例えば、継続的にパイロットシーケンスをパイロットチャネル上で一意の拡散コードと共に、それと共に通信が確立されている他の送信側WTRUに対して、ブロードキャストすることができる。パイロットシーケンスのための他の知られている伝送フォーマットは、パイロットシンボルをシステムタイムフレームのタイムスロット内で繰り返して送信することであり、各タイムスロットは10シンボルによって定義され、各シンボルは256チップからなる。一意のスクランブリングコードは、基地局と通信する各送信側WTRUのためのパイロット信号を符号化するために使用され、そのため、タイムスロット全体のチップのすべてを、送信されるシンボルのすべてが同じでない場合でさえ、各スクランブリングコードとのベクトル相関に基づいてコヒーレントに結合することが可能である。
シーケンス検出システム30を使用して、生成されたシーケンスを変更することによって、異なるWTRUから逐次に受信されている各通信についてのPDPを生成して、連続PDPの生成のために異なる拡散コードを反映することができる。例えば、コヒーレント通信が4つのWTRUと共に行われている場合、各々についてのPDPを引き続いて生成することができ、次いで、プロセスを繰り返して、アップデートされたPDP値を提供することができる。
異なるWTRUからの受信信号についての連続PDPを生成するための1つの手法は、各連続PDPについてのコヒーレント累積を、タイムスロットの開始時に開始することである。図17は、4つのWTRUである、WTRU1、WTRU2、WTRU3、WTRU4について、長さLの連続PDPを繰り返して処理する場合を例示し、ただし、受信信号は、正確に同期されるようになり、送信はタイムスロットにつき10個の256チップシンボルのタイムスロットで行われ、タイムスロットが2560の長さを有するようになる。受信信号が同期されるので、あらゆる信号の各タイムスロットの開始は、すべてのWTRUのための正確なタイムスロット信号の終了と正確に位置合わせされる。したがって、この実施例では、特定のWTRUの信号についてのアップデートPDPの完成の間で、正確に4つのPDPタイムスロットの遅延がある。これは図17において反映され、WTRU1についての1つのPDPがタイムスロット1の終了プラスLチップで完成され、WTRU1についての次のPDPがタイムスロット5の終了プラスLチップで完成される。
しかし、受信信号の正確な同期は、特に送信側WTRUがモバイルである場合、実際には達成および維持することが困難である。例えば、3GPP FDDシステムの有意な特性は、ノードBに到達するUE信号が同期されないことである。したがって、各UEノードB接続は異なるタイミングを有する。
一般に、各異なる受信された伝送についての少なくとも1つの相対的に強力なパスのタイミングが知られており、そこから伝送の相対タイムフレーム開始位置が識別される。したがって、受信信号を、各異なる信号の間のタイミングオフセットの量の知識と共に、受信優先度に基づいて処理するために、順序付けることができる。図18は、4つのWTRUのための受信信号がどのように時間においてオフセットされる可能性があるかを例示する。WTRU1は、4つの信号の最初の受信信号として例示され、WTRU4は、4つの信号の最後の受信信号として例示される。WTRU受信信号は同期されないので、スケジューリングにおいて、PDP処理タイミング調整遅延が必要とされる。
図19は、図18の4つのWTRUである、WTRU1、WTRU2、WTRU3、WTRU4について、長さLの連続PDPを繰り返して処理する場合を例示し、ただし、受信信号は同期されず、送信はタイムスロットにつき10個の256チップシンボルのタイムスロットで行われ、タイムスロットが2560の長さを有するようになる。受信信号が同期されないので、各連続PDP生成の開始の前に必要とされたタイミングに等しい、タイミング遅延がある。例えば、WTRU2についてのPDPの生成はWTRU2のタイムスロット2の開始で開始し、WTRU2のタイムスロット2の開始はWTRU1のタイムスロット1の終了からのタイミングオフセットを有し、そのため、WTRU2 PDPの処理の開始はその時間量だけ遅延される。同様に、WTRU3についてのPDPの生成はWTRU3のタイムスロット3の開始で開始し、WTRU3のタイムスロット3の開始はWTRU2のタイムスロット2の終了からのタイミングオフセットを有し、そのため、WTRU3 PDPの処理の開始はその時間量だけ遅延される。同様に、WTRU4についてのPDPの生成はWTRU4のタイムスロット4の開始で開始し、WTRU4のタイムスロット4の開始はWTRU3のタイムスロット3の終了からのタイミングオフセットを有し、そのため、WTRU4 PDPの処理の開始はその時間量だけ遅延される。
WTRU4のタイムスロット4の終了で、WTRU1についての次のPDPが生成のためにスケジュールされる。しかし、その時点で、Dチップの累積遅延がWTRU1信号のタイミングに対して発生している。したがって、WTRU1受信信号についての次のPDPの処理は、WTRU1のスロット5の開始で開始することができず、WTRU1のスロット6の開始まで遅延され、これは2560−Dチップの遅延である。この実施例のすべてのPDP処理は、信号のタイムスロットの開始で開始するので、この遅延特性を、タイムスロット細分性と称することができる。
本発明者は、ある状況で、タイムスロット伝送に限定されない同等のPDPを作成することができることを認識している。具体的には、本発明者は、3GPP仕様のWTRUによって送信された典型的なパイロット信号について、信号サンプルの等しい数の連続シンボルに渡るサンプルの累積が、パス探索アップデートに使用可能な同等のPDPの結果となることを認識している。したがって、シーケンス検出器30のコヒーレント累積器ユニット31を、シンボルベースの細分性遅延のみを有して異なるWTRUの非同期受信信号についての連続PDPを作成するように構成することができるので、有利である。作成されたPDPのための累積値はなお、各PDP要素についての2560チップ累積に基づくが、各PDPの処理の開始は、タイムスロットの開始ではなく、送信されたシンボルの開始と相対的であることのみが必要とされる。
図20は、図18の4つのWTRUである、WTRU1、WTRU2、WTRU3、WTRU4について、長さLの連続PDPを繰り返して処理する場合を例示し、ただし、受信信号は同期されず、送信はタイムスロットにつき10個の256チップシンボルのタイムスロットで行われ、タイムスロットが2560の長さを有するようになる。受信信号が同期されないので、各連続PDP生成の開始の前に必要とされたタイミングに等しい、タイミング遅延がある。例えば、WTRU2についてのPDPの生成はWTRU2のタイムスロット2の開始で開始し、WTRU2のタイムスロット2の開始はWTRU1のタイムスロット1の終了からのタイミングオフセットを有し、そのため、WTRU2 PDPの処理の開始はその時間量だけ遅延される。同様に、WTRU3についてのPDPの生成はWTRU3のタイムスロット3の開始で開始し、WTRU3のタイムスロット3の開始はWTRU2のタイムスロット2の終了からのタイミングオフセットを有し、そのため、WTRU3 PDPの処理の開始はその時間量だけ遅延される。同様に、WTRU4についてのPDPの生成はWTRU4のタイムスロット4の開始で開始し、WTRU4のタイムスロット4の開始はWTRU3のタイムスロット3の終了からのタイミングオフセットを有し、そのため、WTRU4 PDPの処理の開始はその時間量だけ遅延される。
WTRU4のタイムスロット4の終了で、WTRU1についての次のPDPが生成のためにスケジュールされる。図19に例示したタイムスロット細分性に基づく処理のように、その時点で、Dチップの累積遅延がWTRU1信号のタイミングに対して発生している。しかし、シンボル細分性に基づいて処理することによって、WTRU1受信信号についての次のPDPの処理は、WTRU1の次に発生するタイムスロット、すなわち、WTRU1のスロット6の開始で開始する必要はなく、WTRU1の次に発生するシンボルで開始するようにスケジュールされ、これは256未満の遅延であり、タイムスロット細分性の場合の2560−Dチップの遅延よりも著しく低い。シンボルを任意にJと示すと、図20は、PDP値の累積が、WTRU1のスロット5のJ番目のシンボルないしWTRU1のスロット5の(J−1)番目のシンボルに関することを例示する。他のWTRUについての次のPDPの作成は、同様に、各タイムスロットのJ番目のシンボルにより開始する。
一般に、シーケンス検出器30によるPDP作成は、シンボル細分性に基づいて適用可能であり、ただし、ビットサイズBを有する一連のJ個のシンボル、SYM(0)からSYM(J−1)がタイムスロット毎に送信され、I個のシンボルが各PDP要素についてコヒーレントに累積される。PDP作成は次いで好ましくは、受信WTRU無線信号に対して連続PDPを選択的に作成するように制御され、N個のパイロット信号が同時に受信されるとき、PDPが各無線信号WS(0)からWS(N−1)について、既知のタイミングから導出された最古から最新の受信信号の順で作成されるようにする。第1の最古の受信無線信号WS(0)で開始して、PDPは、第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の発生において開始して作成される。PDP作成は、引き続いて、信号WS(n)の既知のタイミングに基づいた時間調整遅延の後、無線信号WS(n)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM((j+(I*n))mod J)の発生において開始する、各後続で受信された無線信号WS(n)、n=1からN−1について継続し、それにより、最新の受信無線信号WS(N−1)についてのPDPの処理は、第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM((j+(I*(N−1)))mod J)の開始に対して、Dチップの累積遅延を有して開始する。第1の受信無線信号WS(0)について作成された次のPDPは、第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(K)の発生において開始し、ただし、Kは((j+(I*(N−1))+(D/B))mod J未満の最大整数である。
図20の実施例は、PDP要素についてのコヒーレント累積が1タイムスロット内のシンボルの数にわたって実行される、すなわち、I=Jである場合を例示する。このような場合、PDP作成は、引き続いて、信号WS(n)の既知のタイミングに基づいた時間調整遅延の後、無線信号WS(n)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の発生において開始する、各後続で受信された無線信号WS(n)、n=1からN−1について継続し、第1の受信無線信号WS(0)について作成された次のPDPは、第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(K)の発生において開始し、ただし、Kは(j+(D/B))mod J未満の最大整数である。
処理遅延における短縮は、それが経時的に累積的であるので、さらにより著しい。WTRU1 PDPが生成されるたびに、タイムスロット細分性処理についての2560−Dチップの遅延と対照的に、シンボル細分性スケジューリングを使用して、256チップ未満の類似の遅延を受ける。
スロットに基づくのではなく、シンボルに基づくスケジューリングは、パイロットチャネル上の受信3GPP信号の処理においてまったく同じ結果を生じるのではなく、これは、3GPP仕様が複数のタイプの256ビットシンボルの送信を可能にするからである。しかし、この差は比較的最小限であり、スロットに基づいたスケジューリングと比較して、より非コヒーレントな累積を行うことによって、補正を行うことができる。
コヒーレント累積ユニット40を、異なる時間で同じ受信信号についてのPDPを作成するようにスケジューリングすることは、非コヒーレント累積のための時間ダイバーシティを可能にする。これは、受信信号の様々なパスフェーディング特性に対抗することによって、パフォーマンスを改善するために有用である。これをベクトル相関器の非擬似ランダムスケジューリングと称することができ、これは、2003年8月14日に公開番号US−2003−0152167−A1として公開され、本発明の譲受人によって所有された、2002年11月26日出願の「RECEIVER FOR WIRELESS TELECOMMUNICATION STATIONS AND METHOD」という名称の特許文献3で開示されたものなど、擬似ランダムの手法と比較することができる。しかし、ベクトル相関器の非擬似ランダムスケジューリングは本質的に同等のパフォーマンスを、より低い実施コストで提供する。
図8〜12、14および16のコンポーネントは、特定用途向け集積回路(ASIC)など、単一の集積回路上で実装される。しかし、これらのコンポーネントをまた、複数の別々の集積回路上で容易に実装することもできる。ソフトウェアにおける実装であることが好ましいとして示された要素を、このようなASIC上でファームウェアとして供給することができる。
前述の説明は、3GPPおよび3GPP FDDシステムを、限定としてではなく例としてのみ参照する。本発明は、既知のシーケンスがWTRU受信器によって検出される無線通信の他のシステムに適用可能である。本発明と一致する他の変形形態および修正は、当業者によって理解されるであろう。
Claims (28)
- 無線通信システム内で使用するための無線送受信ユニット(WTRU)であって、
既知のシーケンスと共に混合された受信サンプルの順次セットのコヒーレント累積を表す値を有する、選択された数Lの順次要素をそれぞれ有する、対応するPDPのグループG1〜GNを作成する、電力遅延プロファイル(PDP)作成ユニットであって、対応するPDPのセットは各グループからのPDPによって定義され、対応するPDPのセットのすべてのPDPについて、各PDP要素が、同じ既知のシーケンスを使用してコヒーレント累積処理に基づいて作成される、電力遅延プロファイル(PDP)作成ユニットと、
各PDPのL/2個未満のPDP要素を選択するように、および、前記選択されたPDP要素の値および各PDP位置値を格納するように構成された、後処理ユニットと、
前記後処理ユニットは、格納されたPDP値を選択的に結合し、同じ各PDP位置について格納される対応するPDPのセットの各PDPの要素の前記値が結合されるようにさらに構成され、
前記後処理ユニットは、各PDP位置について前記結合された値を、選択されたしきい値に対して評価して、しきい値制限された結合値および各位置値を、それと共に前記各PDP要素が作成される前記既知のシーケンスと共に送信された信号の受信信号パスにおける決定において使用するために、さらなる信号処理のために渡すようにさらに構成されたことを特徴とする無線送受信ユニット。 - 前記後処理ユニットは、各PDPのN個の上位値を選択するように構成され、ただしNは>2および<L/2であることを特徴とする請求項1記載の無線送受信ユニット。
- 前記PDP要素値が同相および直角成分を含む場合、前記後処理ユニットは、しきい値評価のためにコヒーレント結合によって、格納されたPDP要素値を選択的に結合するように構成され、前記後処理ユニットはさらに、しきい値制限される各結合値について大きさ近似値を計算するように構成され、それにより、前記大きさ近似値および各位置値が、受信信号パスの決定におけるさらなる信号処理のために利用されることを特徴とする請求項2記載の無線送受信ユニット。
- 前記PDP要素値が同相および直角成分を含む場合、前記後処理ユニットは、しきい値評価のためにコヒーレント結合によって、格納されたPDP要素値を選択的に結合するように構成され、
前記後処理ユニットは、
各格納されたPDP要素値について大きさ近似値を計算すること、
コヒーレントに結合される対応するPDP要素値の大きさ近似値を非コヒーレントに結合すること、
受信信号パスの決定におけるさらなる信号処理のために、コヒーレントおよび非コヒーレントに結合された値をしきい値に対して別々に評価して、各PDP位置の値を制限することを行うように、構成されたことを特徴とする請求項2記載の無線送受信ユニット。 - 前記後処理ユニットによって処理された前記PDP要素値が、信号サンプルの順次セットのコヒーレント累積の大きさ近似である場合、前記後処理ユニットは、しきい値評価のために非コヒーレント結合によって、格納されたPDP要素値を、選択的に結合するように構成されることを特徴とする請求項1記載の無線送受信ユニット。
- 前記後処理ユニットは、
制限された数のPDP要素をPDPの第1のグループG1から選択し、これらの要素の値および各位置値を格納すること、
PDPの各他のグループが処理されるとき、PDPセットの各対応するPDPからのそれぞれ位置決めされた要素の要素値および各位置値を格納すること、
次いで、前記第1のグループG1の前記PDPから選択された前記要素のいかなる位置にもマッチしない、制限された数の他の要素をPDPから選択することを行うように、構成されたことを特徴とする請求項1記載の無線送受信ユニット。 - 前記後処理ユニットは、要素を前記第1のグループG1 PDPから、PDP要素の上位のN個の値を選択することに基づいて、選択するように構成され、ただし、NはL/4未満であることを特徴とする請求項6記載の無線送受信ユニット。
- 前記後処理ユニットは、要素を前記グループG1 PDPから、しきい値制限によって選択するように構成され、ただし、L/4個未満の要素が前記第1のグループG1 PDPの各々から選択されるように、前記しきい値が設定されることを特徴とする請求項6記載の無線送受信ユニット。
- 無線送受信ユニット(WTRU)のための後処理ユニットであって、
電力遅延プロファイル(PDP)のグループG1〜GNが作成され、前記電力遅延プロファイル(PDP)のグループG1〜GNは、既知のシーケンスと共に混合された受信サンプルの順次セットのコヒーレント累積を表す値を有する、選択された数Lの順次要素をそれぞれ有し、対応するPDPのセットは各グループからのPDPによって定義され、対応するPDPのセットのすべてのPDPについて、各PDP要素が、同じ既知のシーケンスを使用してコヒーレント累積処理に基づいて作成され、
該後処理ユニットは、
各PDPのL/2個未満のPDP要素を選択するように、および、前記選択されたPDP要素の値および各PDP位置値を格納するように構成された、ハードウェアユニットと、
格納されたPDP値を選択的に結合し、同じ各PDP位置について格納される対応するPDPのセットの各PDPの要素の前記値が結合されるようにするように構成された、ソフトウェアユニットと、
各PDP位置について前記結合された値を、選択されたしきい値に対して評価して、しきい値制限された結合値および各位置値を、それと共に前記各PDP要素が作成される前記既知のシーケンスと共に送信された信号の受信信号パスにおける決定において使用するために、さらなる信号処理のために渡すようにさらに構成された、前記ソフトウェアユニットと
を具えたことを特徴とする後処理ユニット。 - 前記後処理ユニットは、
制限された数のPDP要素をPDPの第1のグループG1から選択し、これらの要素の値および各位置値を格納すること、
PDPの各他のグループが処理されるとき、PDPセットの各対応するPDPからのそれぞれ位置決めされた要素の要素値および各位置値を格納すること、
次いで、前記第1のグループG1の前記PDPから選択された前記要素のいかなる位置にもマッチしない、制限された数の他の要素をPDPから選択することを行うように、構成されたことを特徴とする請求項9記載の後処理ユニット。 - 無線送受信ユニット(WTRU)のための、電力遅延プロファイル(PDP)を処理する方法であって、
対応するPDPのグループG1〜GNは、既知のシーケンスと共に混合された受信サンプルの順次セットのコヒーレント累積を表す値を有する、選択された数Lの順次要素をそれぞれ有し、対応するPDPのセットは各グループからのPDPによって定義され、対応するPDPのセットのすべてのPDPについて、各PDP要素が、同じ既知のシーケンスを使用してコヒーレント累積処理に基づいて作成され、
各PDPのL/2個未満のPDP要素を選択し、前記選択されたPDP要素の値および各PDP位置値を格納するステップと、
前記格納されたPDP値を選択的に結合し、同じ各PDP位置について格納される対応するPDPのセットの各PDPの要素の前記値が結合されるようにするステップと、
各PDP位置について前記結合された値を、選択されたしきい値に対して評価して、しきい値制限された結合値および各位置値を、それと共に前記各PDP要素が作成される前記既知のシーケンスと共に送信された信号の受信信号パスにおける決定において使用するために、さらなる信号処理のために渡すステップと
を具えたことを特徴とする方法。 - 前記後処理ユニットは、各PDPのN個の上位値を選択するように構成され、ただしNは>2および<L/2であることを特徴とする請求項11記載の方法。
- 前記PDP要素値が同相および直角成分を含む場合、しきい値評価のために格納されたPDP要素値を選択的に結合する前記ステップは、コヒーレント結合によるものであり、さらに、しきい値制限される各結合値について大きさ近似値を計算するステップを具え、それにより、前記大きさ近似値および各位置値が、受信信号パスの決定におけるさらなる信号処理のために利用されることを特徴とする請求項12記載の方法。
- 前記PDP要素値が同相および直角成分を含む場合、格納されたPDP要素値を選択的に結合する前記ステップは、しきい値評価のためにコヒーレント結合によるものであり、
各格納されたPDP要素値について大きさ近似値を計算するステップと、
コヒーレントに結合される対応するPDP要素値の大きさ値を非コヒーレントに結合するステップと、
受信信号パスの決定におけるさらなる信号処理のために、コヒーレントおよび非コヒーレントに結合された値をしきい値に対して別々に評価して、各PDP位置の値を制限するステップと
をさらに具えたことを特徴とする請求項12記載の方法。 - 前記後処理ユニットによって処理された前記PDP要素値が、信号サンプルの順次セットのコヒーレント累積の大きさ近似である場合、格納されたPDP要素値を選択的に結合する前記ステップは、しきい値評価のために非コヒーレント結合によるものであることを特徴とする請求項11記載の方法。
- 制限された数のPDP要素がPDPの第1のグループG1から選択され、これらの要素の値および各位置値が格納され、
PDPの各他のグループが処理されるとき、PDPセットの各対応するPDPからのそれぞれ位置決めされた要素の要素値および各位置値が格納され、
次いで、前記第1のグループG1の前記PDPから選択された前記要素のいかなる位置にもマッチしない、制限された数の他の要素がPDPから格納されることを特徴とする請求項11記載の方法。 - 要素は前記第1のグループG1 PDPから、PDP要素の上位のN個の値を選択することに基づいて選択され、ただし、NはL/4未満であることを特徴とする請求項16記載の方法。
- 要素は前記グループG1 PDPから、しきい値制限によって選択され、ただし、L/4個未満の要素が前記第1のグループG1 PDPの各々から選択されるように、前記しきい値が設定されることを特徴とする請求項16記載の方法。
- 無線通信システム内で使用するための無線送受信ユニット(WTRU)であって、
無線信号を他のWTRUから受信し、前記WTRUによって受信されるときの各無線信号の相対的タイミングが知られ、前記無線信号が、システムタイムフレームのタイムスロット内で送信された一連の所定の数Jのシンボル、SYM(0)からSYM(J−1)によって定義されるようにし、ただし各シンボルは所定のビット長Bを有し、前記WTRUは、
電力遅延プロファイル(PDP)作成ユニットであって、既知のシーケンスと共に混合された、選択された数pの受信サンプルの順次セットのコヒーレント累積を表す値を有する、選択された数Lの順次要素をそれぞれ有するPDPを作成するように構成され、ただし、pは、選択された正の整数IについてのB倍に等しく、p=B*Iである、電力遅延プロファイル(PDP)作成ユニットと、
前記電力遅延プロファイル作成ユニットであって、受信されたWTRU無線信号に関して連続PDPを選択的に作成するように構成され、N個の無線信号が同時に受信されるとき、PDPが、既知のタイミングから導出された、最古から最新の受信信号、WS(0)からWS(N−1)の順で各無線信号について作成され、第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の発生において開始する、第1の最古の受信無線信号WS(0)で開始し、引き続いて、無線信号WS(n)の既知のタイミングに基づいた時間調整遅延の後、前記無線信号WS(n)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM((j+(I*n))mod J)の発生において開始する、各後続で受信された無線信号WS(n)、n=1からN−1について継続し、それにより、前記最新の受信無線信号WS(N−1)についての前記PDPの処理は、前記第1の無線信号の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM((j+(I*(N−1)))mod J)の開始に対して、Dチップの累積遅延を有して開始し、前記第1の受信無線信号について作成された次のPDPが、前記第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(K)の発生において開始するようにし、ただし、Kは((j+(I*(N−1))+(D/B))mod J未満の最大整数である、前記電力遅延プロファイル作成ユニットと
を具えたことを特徴とする無線送受信ユニット。 - 前記電力遅延プロファイル(PDP)作成ユニットは、p=J*Bであるように、J個のシンボルを表す受信サンプルの順次セットのコヒーレント累積を表す値を有するPDPを作成するように構成され、それにより、前記電力遅延プロファイル作成ユニットは、受信されたWTRU無線信号に関して連続PDPを選択的に作成し、N個の無線信号が同時に受信されるとき、PDPが、既知のタイミングから導出された、最古から最新の受信信号、WS(0)からWS(N−1)の順で各無線信号について作成され、前記第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の発生において開始する、第1の最古の受信無線信号WS(0)で開始し、引き続いて、前記無線信号WS(n)の既知のタイミングに基づいた時間調整遅延の後、前記無線信号WS(n)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の発生において開始する、各後続で受信された無線信号WS(n)、n=1からN−1について継続し、それにより、前記最新の受信無線信号WS(N−1)についての前記PDPの処理は、前記第1の無線信号の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の開始に対して、Dチップの累積遅延を有して開始し、前記第1の受信無線信号について作成された次のPDPが、前記第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(K)の発生において開始するようにし、ただし、Kは(j+(D/B))mod J未満の最大整数であることを特徴とする請求項19記載の無線送受信ユニット。
- 前記無線送受信ユニットは、2560チップのシステムタイムスロットを有するユニバーサル移動体通信システム(UMTS)内で使用するために構成され、前記電力遅延プロファイル(PDP)作成ユニットは、パイロットチャネルタイムスロットにつき256ビットのパイロットチャネルフォーマットされた10シンボル上で受信された無線信号についてPDPを作成するように構成されることを特徴とする請求項20記載の無線送受信ユニット。
- 前記電力遅延プロファイル(PDP)作成ユニットと結合され、補間を通じて要素の数をPからPの所望の倍数に増すことによって、拡張PDPを作成するように構成された補間器と、
前記拡張PDPを処理するための後処理ユニットであって、
拡張PDP値の大きさ近似値を提供するように構成された大きさ近似デバイスと、
しきい値評価デバイスとを含む、後処理ユニットと、
前記しきい値デバイスによって制限される大きさ近似値および関連付けられたPDP位置値をRAKE受信器タイプのデバイスに渡すように構成された、前記後処理デバイスと
をさらに具えたことを特徴とする請求項20記載の無線送受信ユニット。 - 前記無線送受信ユニットは、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)内でノードBとして使用するために構成されることを特徴とする請求項22記載の無線送受信ユニット。
- 前記WTRUは、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)内でユーザ機器(UE)として使用するために構成されることを特徴とする請求項22記載の無線送受信ユニット。
- 無線送受信ユニット(WTRU)内で電力遅延プロファイル(PDP)作成を制御するための方法であって、
前記無線送受信ユニット(WTRU)は、無線信号を他のWTRUから受信し、前記WTRUによって受信されるときの各無線信号の相対的タイミングが知られ、前記無線信号が、システムタイムフレームのタイムスロット内で送信された一連の所定の数Jのシンボル、SYM(0)からSYM(J−1)によって定義されるようにし、ただし各シンボルは所定のビット長Bを有し、ただし、前記PDPはそれぞれ、既知のシーケンスと共に混合された、選択された数pの受信サンプルの順次セットのコヒーレント累積を表す値を有する、選択された数Lの順次要素をそれぞれ有し、ただし、pは、選択された正の整数IについてのB倍に等しく、p=B*Iであり、
受信されたWTRU無線信号に関して連続PDPを選択的に作成するステップであって、N個の無線信号が同時に受信されるとき、PDPが、既知のタイミングから導出された、最古から最新の受信信号、WS(0)からWS(N−1)の順で各無線信号について作成され、第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の発生において開始する、第1の最古の受信無線信号WS(0)で開始し、引き続いて、無線信号WS(n)の既知のタイミングに基づいた時間調整遅延の後、前記無線信号WS(n)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM((j+(I*n))mod J)の発生において開始する、各後続で受信された無線信号WS(n)、n=1からN−1について継続し、それにより、前記最新の受信無線信号WS(N−1)についての前記PDPの処理は、前記第1の無線信号の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM((j+(I*(N−1)))mod J)の開始に対して、Dチップの累積遅延を有して開始し、前記第1の受信無線信号について作成された次のPDPが、前記第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(K)の発生において開始するようにし、ただし、Kは((j+(I*(N−1))+(D/B))mod J未満の最大整数であることを特徴とする方法。 - 前記PDPが、p=J*Bであるように、J個のシンボルを表す受信サンプルの順次セットのコヒーレント累積を表す値を有する場合、受信されたWTRU無線信号に関する連続PDPが選択的に作成され、N個の無線信号が同時に受信されるとき、PDPが、既知のタイミングから導出された、最古から最新の受信信号、WS(0)からWS(N−1)の順で各無線信号について作成され、前記第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の発生において開始する、第1の最古の受信無線信号WS(0)で開始し、引き続いて、前記無線信号WS(n)の既知のタイミングに基づいた時間調整遅延の後、前記無線信号WS(n)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の発生において開始する、各後続で受信された無線信号WS(n)、n=1からN−1について継続し、それにより、前記最新の受信無線信号WS(N−1)についての前記PDPの処理は、前記第1の無線信号の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(j)の開始に対して、Dチップの累積遅延を有して開始し、前記第1の受信無線信号について作成された次のPDPが、前記第1の無線信号WS(0)の受信タイミングを有するタイムスロットに関するシンボルSYM(K)の発生において開始するようにし、ただし、Kは(j+(D/B))mod J未満の最大整数であることを特徴とする請求項25記載の方法。
- 前記方法は、2560チップのシステムタイムスロットを有するユニバーサル移動体通信システム(UMTS)内で実施され、PDPは、パイロットチャネルタイムスロットにつき256ビットのパイロットチャネルフォーマットされた10シンボル上で受信された無線信号について選択的に作成されることを特徴とする請求項26記載の方法。
- 補間を通じて要素の数をPからPの所望の倍数に増すことによって、拡張PDPを作成するステップと、
前記拡張PDPを処理するステップであって、拡張PDP値の大きさ近似値を作成するステップを含み、前記しきい値デバイスによって制限される大きさ近似値および関連付けられたPDP位置値がRAKE受信器タイプのデバイスに渡されるようにするステップと
をさらに具えたことを特徴とする請求項25記載の方法。
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