JP2009049828A - 無線ネットワークシステム - Google Patents

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Tomomi Shimamura
智美 島村
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Abstract

【課題】 ネットワーク稼働中に通信品質を把握できる無線ネットワークシステムを実現する。
【解決手段】ネットワークを介して複数の無線ノードと品質測定装置が相互に接続され、各無線ノードは各無線ノード間の無線通信の通信品質を測定して品質測定装置に送信し、前記品質測定装置は各無線ノードから入力される無線通信の通信品質に基づき長期トレンドを算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線ネットワークシステムに関し、詳しくは、無線ノード間における通信品質の測定に関する。
一般に、無線ネットワークシステムにおける無線ノード間の無線通信では、無線ノードの設置場所によっては障害物のために電波障害や通信障害が発生し、無線ノードから送信されたデータが送信先に到達しないことがある。このような場合には、電波障害に応じて無線ノードのデータ送信におけるデータ出力強度を高めるなどの調整を行うために、無線通信の品質を把握することが必要になる。
そこで、従来から、たとえば無線ネットワークシステムを構成する無線ノード間における無線通信の通信品質を把握する方法として、無線ノードの設置位置にスペクトラムアナライザを設置して信号強度を測定することや、パケットロス率を測定できる通信品質測定装置を用いて無線ノード間におけるデータ通信のパケットロス率を測定することなどが提案されている。
従来の無線ネットワークシステムにおける無線通信の品質を測定する方法に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開2002−217825号公報 特開2007−068171号公報
図12は従来の無線ネットワークシステムの一例を示す構成ブロック図であって、スペクトラムアナライザで信号強度を測定する例を示している。図12において、無線ノード1〜6は、データを無線伝送する無線通信機能を有している。スペクトラムアナライザ7は、新たに無線ノードを設置する場所に設置されたものであり、データを無線伝送する無線通信機能と、無線通信における信号強度を測定する通信測定機能を有している。
無線ノード1は、無線回線CN101を介して無線ノード2に接続されるとともに、無線回線CN103を介して無線ノード4に接続されている。無線ノード2は、無線回線CN102を介して無線ノード3に接続されるとともに、無線回線CN104を介して無線ノード5に接続されている。無線ノード4は、無線回線CN106を介して無線ノード5に接続されている。無線ノード6は、無線回線CN105を介して無線ノード3に接続されるとともに、無線回線CN107を介して無線ノード5に接続されている。
このような構成において、無線ノード1は、新たな無線ノードの設置予定場所に設置されたスペクトラムアナライザ7にデータを送信する。スペクトラムアナライザ7は、無線ノード1から出力される信号を受信し、その信号強度を測定する。オペレータは、スペクトラムアナライザ7によって測定された信号強度に基づいて通信品質を把握でき、新たに設置する無線ノードのデータ送信における出力強度を高めるなどの調整を行うことができる。
図13も従来の無線ネットワークシステムの一例を示す構成ブロック図であり、パケットロス率を測定する例を示している。なお、図12と共通する部分には同一符号を付している。図13において、無線ノード8は、データ通信のパケットロス率測定用の受信専用の無線ノードであり、新たに無線ノードを設置する場所に設置され、無線通信機能とデータを受信した回数をカウントするカウント機能を有している。ロス率計算装置9はデータ通信を行う通信機能と、送信元からのパケットデータが送信先にどの程度到達できなかったかを表す「パケットロス率」を計算するロス率計算機能を有している。
無線ノード1および無線ノード8は無線回線を介して接続されている。また、ロス率計算装置9は、無線ノード1および無線ノード8と接続されている。
無線ノード1は、無線ノード8にパケットデータを送信する。このとき、無線ノード1は、無線ノード8にパケットデータを送信した回数(以下、送信回数という)をカウントする。無線ノード8は、無線ノード1からのパケットデータを受信し、無線ノード1からパケットデータを受信した回数(以下、受信回数という)をカウントする。あらかじめ定められた時間が経過した時点で、無線ノード1および無線ノード8はロス率計算装置9にパケットデータの送信回数および受信回数を送信する。
ロス率計算装置9は、無線ノード1でカウントされたパケットデータの送信回数と無線ノード8でカウントされたパケットデータの受信回数とに基づいて、式(1)を利用してパケットデータのロス率を計算する。
(送信回数−受信回数)/送信回数×100=パケットロス率・・・(1)
オペレータは、ロス率計算装置9によって計算されたパケットロス率に基づいて通信品質を把握でき、新たに設置する無線ノード8のデータ送信におけるデータ出力強度を高めるなどの調整を行うことができる。
しかし、これら従来の無線ネットワークシステムでは、時間によっては無線ノード間の無線通信を障害物が一時的に遮ったり、他の無線機器などからの出力の干渉により電波障害が生じて通信品質に影響を与えることがあった。また、設置場所が数センチ異なるだけでも無線通信の品質が大きく変化したりすることもあった。
また、上記いずれの場合も、無線ノードと同じ位置にスペクトラムアナライザやロス率測定専用の無線ノードなどを設置してあらかじめ定められた周期で無線通信の品質を測定しなければならず、従来スループットなどを利用してネットワーク全体についての通信品質の調査や監視は行われているものの、各無線ノード間の通信品質(いいかえればP2P間の通信)の調査や監視は行うことができなかった。
また、スペクトラムアナライザを用いて無線通信の品質を測定する方法では、無線ノードの設置位置にスペクトラムアナライザを設置することから、無線ネットワークシステムを構成する無線ノードを一時的に停止させなければならないという問題点がある。
また、品質測定装置を用いて無線通信の品質を測定する方法でも、データ通信のパケットロス率測定用の受信専用無線ノードを設置するために、無線ネットワークシステムを構成する無線ノードを一時的に停止させなければならないといった問題点がある。
すなわち、P2P間の通信品質を把握するためには一時的にネットワークを停止させなければならず、ネットワーク稼動時の通信品質を把握できないといった問題点がある。
本発明はこれらの問題点を解決するものであり、その目的は、ネットワークを停止させることなく通信品質を把握できる無線ネットワークシステムを実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
ネットワークを介して複数の無線ノードと品質測定装置が相互に接続され、各無線ノードは各無線ノード間の無線通信の通信品質を測定して品質測定装置に送信し、前記品質測定装置は各無線ノードから入力される無線通信の通信品質に基づき長期トレンドを算出することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の無線ネットワークシステムにおいて、
前記品質測定装置は、前記通信品質の長期トレンドを前記各無線ノードに通知することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、
請求項1もしくは請求項2記載の無線ネットワークシステムにおいて、
前記各無線ノードは、無線通信を行う通信部と、各無線ノード間の無線通信に関する情報、前記通信品質、前記通信品質の長期トレンドのうち少なくともいずれかを格納する近隣ノード情報テーブルを記憶する記憶部と、他の無線ノードからパケットデータを受信した時点の前記通信品質を測定して前記近隣ノード情報テーブルに格納し、これらの通信品質を前記品質測定装置に送信し、前記品質測定装置から得られた前記通信品質の長期トレンドを前記近隣ノード情報テーブルに格納する演算制御部とから構成されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、
請求項1ないし請求項3いずれかに記載の無線ネットワークシステムにおいて、
前記品質測定装置は、無線通信を行う通信部と、各無線ノード間の無線通信に関する情報、前記通信品質、前記長期トレンドのうち少なくともいずれかを格納する品質情報テーブルを記憶する記憶部と、前記各無線ノードから入力される前記通信品質に基づき各無線ノード間の前記通信品質の長期トレンドを算出してこれらの前記通信品質の長期トレンドを前記品質情報テーブルに格納するとともに、これらの前記通信品質の長期トレンドを前記各無線ノードに通知する演算制御部とから構成されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、
請求項1ないし請求項4いずれかに記載の無線ネットワークシステムにおいて、
前記品質測定装置の前記演算制御部は、前記各無線ノードから入力された前記通信品質の標準偏差を求め、これら標準偏差と標準偏差の平均の差分を求めて各無線ノード間の無線通信の安定度を把握することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークを停止させることなく通信品質を把握できる。
図1は、本発明に係る無線ネットワークシステムの一実施例を示す構成ブロック図である。無線ノード11〜16は、無線通信機能と、他の無線ノードからパケットデータを受信した際にその信号強度および電波干渉の強度に基づきパケットデータ受信時点での通信品質(以下、SQ(Signal Quality)という)を算出する品質計算機能を有している。品質測定装置17は、無線通信機能と、各無線ノードで算出されるSQに基づいて無線通信の安定度などの通信品質の長期トレンド(以下、CQ(Communication Quality)という)を算出する品質計算機能を有している。なお、図1の無線ネットワークシステムを構成する無線ノード11〜16は、従来の無線ノード1〜6と共通するものであり、各部の説明を適宜省略する。
図2は図1の無線ノード12の構成ブロック図である。通信部121は、主に品質測定装置17、無線ノード11および13との間で通信を行うものであり、各部の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)などの演算制御部122に接続されている。演算制御部122は記憶部123に接続されている。記憶部123には、無線ノードとして動作させるためのプログラムおよび無線回線を介して接続している無線ノードや近隣に設置されている無線ノードに関する情報を保持する「近隣ノード情報テーブル」などが格納されている。
図3は図2の無線ノード12を構成する演算制御部122の機能ブロック例図である。データ受信部1221は、主として品質測定装置17、無線ノード11および13からのパケットデータを受信する。品質計算部1222は、データ受信部1221で受信したパケットデータに基づいてデータ受信時点での通信品質(SQ)を算出する。テーブル管理部1223は、データ受信部1221で受信したパケットデータおよび品質計算部1222で算出されたSQに基づいて近隣ノード情報テーブルを作成し、無線ノード12の近隣に設置されている無線ノードや接続している無線ノードに関する情報を記憶する。リクエスト送信部1224は、他の無線ノードとの無線通信の安定度などを含む通信品質の長期トレンド(CQ)の算出を要求するために、近隣ノード情報テーブルに記憶している各無線ノードのSQを付加した「リクエストデータ」を品質測定装置17に送信する。データ送信部1225は、主として品質測定装置17、無線ノード11および13にパケットデータを送信する。なお、無線ノード11、13〜16の構成も無線ノード12の構成と同様である。
図4は図1の品質測定装置17の構成ブロック図である。通信部171は、主に無線ノード11〜13との間で通信を行うものであり、各部の動作を制御するCPUなどの演算制御部172に接続されている。演算制御部172は記憶部173に接続されている。記憶部173には、品質測定装置17として動作させるためのプログラムおよび各無線ノードから得られるSQや品質測定装置17で算出するCQに関する情報を保持する「品質情報テーブル」などが格納されている。
図5は図4の品質測定装置17を構成する演算制御部172の機能ブロック図である。データ受信部1721は、主として無線ノード11〜13からリクエストデータを受信する。品質計算部1722は、データ受信部1721で受信したリクエストデータに基づいて各無線ノード間における通信品質の統計情報や安定度などを含む通信品質の長期トレンド(CQ)を算出する。テーブル管理部1723は、データ受信部1721で受信したパケットデータおよび品質計算部1722で算出されたCQに基づいて品質情報テーブルを作成し、各無線ノード間の通信品質に関する情報を記憶する。レスポンス送信部1724は、各無線ノード間のCQを付加した「レスポンスデータ」を無線ノードに送信する。
図6は図1の無線ネットワークシステムの動作の説明図である。無線ノード11が無線ノード12にパケットデータを送信するデータ通信DF200の流れと、無線ノード13が無線ノード12にパケットデータを送信するデータ通信DF201の流れと、無線ノード12が品質測定装置17にリクエストデータを送信するデータ通信DF202の流れと、品質測定装置17が無線ノード12にレスポンスデータを送信するデータ通信DF203の流れと、無線ノード12が無線ノード11にレスポンスデータを送信するデータ通信DF204の流れと、無線ノード12が無線ノード13にレスポンスデータを送信するデータ通信DF205の流れを示している。
図7は主に図2の無線ノード12の演算制御部122と図4の品質測定装置17の演算制御部172の動作を説明するフロー図であり、図6のデータ通信DF200〜205の流れに基づき説明する。
ステップS101において、無線ノード11および13は、図6のデータ通信DF200および201の流れに示すように、無線ノード12にパケットデータをそれぞれ送信する。
ステップS102において、無線ノード12の演算制御部122は、記憶部123に格納されたプログラムを読み出し実行する。演算制御部122において、データ受信部1221は無線ノード11および13からのパケットデータを受信し、テーブル管理部1223は無線ノードから受信したパケットデータに基づき図8に示すような近隣ノード情報テーブルを作成し送信元の無線ノードごとに各種データを記憶する。近隣ノード情報テーブルは、主として「ノードID」、「SQ」、「統計情報」と「通信の安定度」を含む「CQ(送信)」、「統計情報」と「通信の安定度」を含む「CQ(受信)」などで構成される。
ステップS103において、無線ノード12の演算制御部122の品質計算部1222は、無線ノード11および13から受信したパケットデータの信号強度および電波干渉の強度に基づいて、無線ノード11と無線ノード12間、無線ノード12と無線ノード13間の無線通信のパケットデータ受信時点での通信品質SQをそれぞれ算出し、算出したSQを近隣ノード情報テーブルの送信元の無線ノードごとにそれぞれ格納する。
品質計算部1222は、たとえば図8に示すように、それぞれ算出された無線ノード11からのパケットデータのSQ「D13」、無線ノード13からのパケットデータのSQ「D14」を近隣ノード情報テーブルにそれぞれ記憶する。なお、品質計算部1222は、各無線ノードからパケットデータを受信する度にSQを算出し、近隣ノード情報テーブルに記憶するものであってよい。
ステップS104において、無線ノード12のリクエスト送信部1224は、他の無線ノードとの通信品質の長期トレンド(CQ)を把握するか否かを判断する。たとえばリクエスト送信部1224はあらかじめ定められた回数だけパケットデータを受信した場合やあらかじめ定められた時間が経過した場合には、他の無線ノードとのCQを把握すべきものと判断する。他の無線ノードとのCQを把握する場合は、ステップS105に移行する。他の無線ノードとのCQを把握しない場合は、ステップS101にもどる。
ステップS105において、図6のデータ通信DF202の流れに示すように、無線ノード12のリクエスト送信部1224は、接続している無線ノードや近隣の無線ノードなどの他の無線ノードとのCQの算出を要求するためのリクエストデータを品質測定装置17に送信する。図示しないリクエストデータは、各無線ノード間の通信品質を付加したテーブル管理部1223の近隣ノード情報テーブルに記憶している各無線ノードの「ノードID」やそれらの「SQ」などで構成される。
ステップS106において、品質測定装置17の演算制御部172は、記憶部173に格納されたプログラムを読み出し実行する。演算制御部172において、データ受信部1721は無線ノード12からのリクエストデータを受信し、テーブル管理部1723は受信したリクエストデータに基づいて図9に示すような品質情報テーブルを作成し無線ノードごとにSQを記憶する。品質情報テーブルは、主として「送信元ノードID」、「送信先ノードID」、「SQ」、「統計情報」と「通信の安定度」を含む「CQ」などで構成される。
ステップS107において、演算制御部172の品質計算部1722は、無線ノード12から受信したリクエストデータに基づき統計処理を行って無線ノード間通信ごとにCQを算出し、これらのCQを品質情報テーブルに記憶する。
たとえば品質計算部1722は、無線ノード12と無線ノード11および13とのSQに基づいて統計処理を行い、SQの標準偏差である「統計情報(SQ Stats Data)」やこの統計情報の平均値と統計情報との差分である「安定度(Stability)」からなるCQを送信元や送信先の無線ノードごとに(いいかえれば無線ノード間通信ごとに)それぞれ算出して、品質情報テーブルに記憶する。具体的には図9に示すように、それぞれ算出された無線ノード11から無線ノード12へのデータ通信の通信品質データとして、統計情報「SD13」と安定度「ST13」を品質情報テーブルに記憶する。
ステップS108において、演算制御部172のレスポンス送信部1724は、図6のデータ通信DF203に示すように、CQの算出結果を通知するための「レスポンスデータ」を無線ノード12に送信する。図示しないレスポンスデータは各無線ノード間のCQが付加され、テーブル管理部1723の品質情報テーブルに記憶している各無線ノードの「ノードID」とそれらの「CQ」などで構成される。
ステップS109において、無線ノード12の演算制御部122のデータ受信部1221は、品質測定装置17からのレスポンスデータを受信する。一方、テーブル管理部1223は、レスポンスデータに基づき品質測定装置17で得られたCQを、送信元の無線ノードごとに近隣ノード情報テーブルに記憶する。たとえば図10に示すように、無線ノード11からパケットデータを受信する場合のCQとして、統計情報「SD13」と安定度「ST13」を近隣ノード情報テーブルにそれぞれ記憶する。
ステップS110において、演算制御部122のデータ送信部1221は、図6のデータ通信DF204および205に示すように、品質測定装置17からのレスポンスデータを無線ノード11および13に転送する。いいかえれば無線ノード12は、品質測定装置17からのレスポンスデータを、無線通信の送信元である無線ノード11および13に通知することになる。
ステップS111において、無線ノード11および無線ノード13は、無線ノード12からのレスポンスデータに基づいて、品質測定装置17で得られたCQを送信先の無線ノードごとに近隣ノード情報テーブルに記憶する。たとえば無線ノード11は、図11に示すように、無線ノード12にパケットデータを送信する場合のCQとして、統計情報「SD13」と安定度「ST13」を近隣ノード情報テーブルにそれぞれ記憶する。
このように、本発明の無線ネットワークシステムによれば、各無線ノードは他の無線ノードから受信したパケットデータに基づいてデータ受信時における無線通信の通信品質を算出して蓄積するとともに、各無線ノード間における無線通信の通信品質を付加したリクエストデータを品質測定装置に送信し、品質測定装置は受信したリクエストデータに基づいて無線ノード間の無線通信における通信品質の長期トレンドを算出して記憶し、算出した通信品質の長期トレンドを各無線ノードに通知することにより、ネットワークの稼働中における通信品質を把握できる。
また、本発明の無線ネットワークシステムではネットワークの稼動中に通信品質を把握するので、通信品質の変化をリアルタイムに把握することができる。
また、品質測定装置は、通信品質の統計情報およびその安定度を算出し、長期的なトレンドを把握するので、一時的な通信品質の低下であるか長期的な低下であるかを把握できる。
さらに、品質測定装置は、得られた通信品質の長期的なトレンドを各無線ノードに通知するので、送信元無線ノードおよび送信先無線ノードの両方において無線ノード間の通信品質を把握することができる。
なお、上記実施例の無線ネットワークシステムでは無線ノード11〜16が無線ネットワークを構成しているが、各無線ノードおよび品質測定装置はルータやスイッチなどの中継機器を介して相互に接続されるものであってもよい。たとえば無線ノードで他の無線ノード間における無線通信のCQを把握したい場合は、中継機器を経由してリクエストデータを品質測定装置に送信し、品質測定装置は中継機器を介してCQを含むレスポンスデータを無線ノードに通知するものでもよい。また、無線ノードは中継機器の機能を有するものであってもよい。
なお、上記実施例の無線ネットワークシステムでは、無線ノード11〜16と品質測定装置17が無線ネットワークを構成しているが、本発明の無線ネットワークシステムは無線ノードと品質測定ノードとがそれぞれ1個以上からなる構成であってもよい。
また、上記実施例の無線ネットワークシステムでは、無線ノード11〜16および品質測定装置17によって無線ネットワークが構成されているが、無線通信にはIEEE802.15.4の無線通信方式を用いるものであってもよい。
また、上記実施例の無線ネットワークシステムでは、無線ノードの品質計算部1222は各無線ノードからパケットデータを受信する度に通信品質(SQ)を算出し、近隣ノード情報テーブルに記憶すると示しているが、各無線ノードは通信品質としてIEEE802.15.4の無線通信方式で利用されているリンク品質(LQI:Link Quality Indicator)を用いるものであってもよい。この場合は品質計算部1222が受信したパケットデータに基づいてLQIを求め、近隣ノード情報テーブルに記憶することになる。また、各無線ノードは通信品質として受信したパケットデータの強度を表す信号強度(RSSI(Received Signal Strength Indicator))を用いるものであってもよい。
また、上記実施例の無線ネットワークシステムでは、品質計算部1722は、無線ノード12と各無線ノード間におけるSQの標準偏差などの「統計情報」やこの統計情報の平均値と統計情報との差分などの「安定度」からなる通信品質の長期トレンド(CQ)をそれぞれ算出すると示しているが、特にこれに限定するものではなく、CQは無線ノード間の通信品質を把握できるものであるならばどのような情報であっても構わない。
また、上記実施例の無線ネットワークシステムは、無線ノード11〜16が無線ネットワークを構成しているが、無線ノード11〜16がマルチホップネットワークを構成する場合は、CQに基づいて送信先ノードとのデータ通信における過去から現在までの長期にわたる通信品質を把握し、SQに基づいてパケットデータを受信した瞬間の通信品質を把握し、CQの「安定度」に基づいて将来の通信品質を予測することにより、新たな通信経路を発見する際にSQおよびCQに基づいて通信経路全体の通信品質を把握することができ、通信品質を考慮した最適な通信経路を選択することができる。
たとえば、上記のようなSQおよびCQに基づいて通信経路全体の通信品質を把握することにより、マルチホップネットワークにおける新たな経路を発見した場合の判断基準として、「通信品質が長期にわたって安定し、かつ現時点の通信品質も良い経路」、「通信品質が長期にわたって安定し、現在一時的に通信品質が悪い経路」、「通信品質が長期にわたって不安定で、現在一時的に通信品質が良い経路」、「通信品質が長期にわたって不安定で、現時点もまた通信品質が悪い経路」というような基準を使用することにより、通信品質を考慮した最適な通信経路を選択することができる。
本発明に係る無線ネットワークシステムの一実施例を示す構成ブロック図である。 図1の無線ノード12の構成ブロック図である。 図2の無線ノード12を構成する演算制御部122の機能ブロック例図である。 図1の品質測定装置17の構成ブロック図である。 図4の品質測定装置17を構成する演算制御部172の機能ブロック例図である。 図1の無線ネットワークシステムの動作の説明図である。 図2の無線ノード12の演算制御部122と図4の品質測定装置17の演算制御部172の動作を説明するフロー図である。 近隣ノード情報テーブルと各種品質情報の具体例の説明図である。 品質情報テーブルと各種品質情報の具体例の説明図である。 近隣ノード情報テーブルと各種品質情報の具体例の説明図である。 近隣ノード情報テーブルと各種品質情報の具体例の説明図である。 従来の無線ネットワークシステムの一例を示す構成ブロック図である。 従来の無線ネットワークシステムのその他の例を示す構成ブロック図である。
符号の説明
1、2、3、4、5、6、8、11、12、13、14、15、16 無線ノード
7 スペクトラムアナライザ
9 ロス率計算装置
17 品質測定装置
121 通信部
122 演算制御部
123 記憶部
1222、1721 データ受信部
1222、1722 品質計算部
1223、1723 テーブル管理部
1224 リクエスト送信部
1225 データ送信部
171 通信部
172 演算制御部
173 記憶部
1724 レスポンス送信部

Claims (5)

  1. ネットワークを介して複数の無線ノードと品質測定装置が相互に接続され、
    前記各無線ノードは各無線ノード間の無線通信の通信品質を測定して品質測定装置に送信し、
    前記品質測定装置は各無線ノードから入力される無線通信の通信品質に基づき長期トレンドを算出することを特徴とする無線ネットワークシステム。
  2. 前記品質測定装置は、
    前記通信品質の長期トレンドを前記各無線ノードに通知することを特徴とする
    請求項1記載の無線ネットワークシステム。
  3. 前記各無線ノードは、
    無線通信を行う通信部と、
    各無線ノード間の無線通信に関する情報、前記通信品質、前記通信品質の長期トレンドのうち少なくともいずれかを格納する近隣ノード情報テーブルを記憶する記憶部と、
    他の無線ノードからパケットデータを受信した時点の前記通信品質を測定して前記近隣ノード情報テーブルに格納し、これらの通信品質を前記品質測定装置に送信し、前記品質測定装置から得られた前記通信品質の長期トレンドを前記近隣ノード情報テーブルに格納する演算制御部とから構成されることを特徴とする
    請求項1もしくは請求項2に記載の無線ネットワークシステム。
  4. 前記品質測定装置は、
    無線通信を行う通信部と、
    各無線ノード間の無線通信に関する情報、前記通信品質、前記長期トレンドのうち少なくともいずれかを格納する品質情報テーブルを記憶する記憶部と、
    前記各無線ノードから入力される前記通信品質に基づき各無線ノード間の前記通信品質の長期トレンドを算出してこれらの前記通信品質の長期トレンドを前記品質情報テーブルに格納するとともに、これらの前記通信品質の長期トレンドを前記各無線ノードに通知する演算制御部とから構成されることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3いずれかに記載の無線ネットワークシステム。
  5. 前記品質測定装置の前記演算制御部は、
    前記各無線ノードから入力された前記通信品質の標準偏差を求め、これら標準偏差と標準偏差の平均の差分を求めて各無線ノード間の無線通信の安定度を把握することを特徴とする
    請求項1ないし請求項4いずれかに記載の無線ネットワークシステム。
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