JP2009048773A - 光源保持具、及びそれを用いた照明装置、及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

光源保持具、及びそれを用いた照明装置、及びそれを用いた表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】輝度ムラを改善する。
【解決手段】ランプクリップ21は、管状をなす冷陰極管15の周面を取り囲んだ状態で保持可能なランプ保持部23と、冷陰極管15を収容するケース14に形成された取付孔33に対して挿入されてその周縁に係止されることで、ケース14に対して固定可能とされるケース固定部25とを備え、これらランプ保持部23及びケース固定部25が本体部22に連結された構成とされる。ランプクリップ21をケース14に取り付けると、取付孔33が本体部22により覆われる。ランプクリップ21は、透光性を有する透光性樹脂材料と反射性を有する反射性樹脂材料とから二色成形され、ランプ保持部23の全域が透光部Tとされ、本体部22の全域が反射部Hとされる。
【選択図】図6

Description

本発明は、光源保持具、及びそれを用いた照明装置、及びそれを用いた表示装置に関する。
例えば、液晶テレビなどの液晶表示装置に用いる液晶パネルは、自発光しないため、別途に外部光源としてバックライトを必要としている。このバックライトは、液晶パネルの裏側に設置されるようになっており、大まかには、金属製で液晶パネル側の面が開口したケースと、光源としてケース内に収容される多数本の冷陰極管と、ケースの開口部に配されて各冷陰極管が発する光を面状に変換して効率的に液晶パネル側へ照射させるための多数枚の光学部材(拡散シートなど)とを備えている。
近年、液晶表示装置の大型化が進行しており、それに伴って冷陰極管の管長も長大化している。このような管長が長大な冷陰極管では、両端に加えてその途中部分もケースに対して保持する必要があり、そのためにランプクリップが用いられている。ランプクリップは、ケース側に宛われる本体部と、本体部から表側へ突出するとともに冷陰極管の途中部分を抱き抱えるようにして保持可能な有端環状をなすランプ保持部と、本体部から裏側へ突出するとともにケースに形成された取付孔内に挿入されてその周縁に係止されるケース固定部とを備えている。
上記したようなランプクリップを用いると、冷陰極管の途中部分がランプ保持部により取り囲まれることになるため、その保持される部分については発光領域が部分的に減少することになり、輝度ムラが発生し易くなる、という問題があった。
そこで、上記した問題を解決すべく下記特許文献1に記載されたものが提案されている。すなわち、このものでは、ランプクリップ全体を透明な材料により構成しているので、冷陰極管の途中部分の周面を取り囲むランプ保持部により光が遮られることがなく、もって輝度ムラを解消できるようになっている。
特開2001−210126公報
しかしながら、上記したものにおいても未だ輝度ムラの改善の余地があった。すなわち、ケースには、ランプクリップを固定するための取付孔が貫通して形成されているため、ランプクリップ全体を透明にすると、冷陰極管から発せられた光が取付孔を通ってケースの裏側外部へ漏れ出してしまい、その部分が他と比べて暗くなるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、輝度ムラを改善することを目的とする。
本発明の光源保持具は、管状をなす光源の周面を取り囲んだ状態で保持可能な有端環状をなす光源保持部と、前記光源を収容可能なケースに形成された取付孔に対して挿入されてその周縁に係止されることで、前記ケースに対して固定可能とされるケース固定部と、前記光源保持部の少なくとも一部に形成されるとともに透光性を有する透光部と、前記取付孔の少なくとも一部を覆うとともに反射性を有する反射部とから構成されている。
このようにすると、ケース固定部が取付孔に挿入されてその周縁に係止されることで、ケースに対して固定される。ケースに収容された光源は、有端環状をなす光源保持部により周面が取り囲まれた状態で保持される。光源から発せられる光は、光源のうち光源保持部によって保持された部分においても、透光部を透過することで遮られることなく照射される。一方、ケースの取付孔については、反射部により覆われることで光源から発せられた光が取付孔を通して外部へ漏れ出すことなくケース内に反射される。
本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)光源保持部の全域を透光部とする。これにより、光源のうち光源保持部により保持された部分において、発せられる光が全周にわたって遮られることなく照射される。
(2)光源保持部とケース固定部とが連結されるとともに取付孔の全域を覆う本体部の全域を反射部とする。これにより、取付孔からの光の漏れ出しを確実に防いで光をケース内へ反射させることができる。
(3)ケースとは光源を挟んだ反対側に配される光学部材を支持するための支持部の少なくとも一部に透光部を設けた構成とする。これにより、光源から発せられた光が、支持部に設けられた透光部により遮られることなく照射される。
(4)透光部を無色透明とする。これにより、透光性に優れる。
(5)反射部を白色または乳白色とする。これにより、反射性に優れる。
本発明によれば、光源から発せられる光は、光源保持部により保持された部分においても透光部を透過して遮られることなく照射されるとともに、反射部により取付孔から外部へ漏れ出すことなくケース内に反射されるから、輝度ムラを改善することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。この実施形態1では、液晶表示装置10のバックライト12に用いられるランプクリップ21について例示する。なお以下では、図2に示す上側を表側、下側を裏側とし、左右方向については図2及び図3を基準とする。
まず、液晶表示装置10の全体の概要を説明する。液晶表示装置10は、大まかには、図1及び図2に示すように、横長形状(略矩形)をなす液晶パネル11と、外部光源であるバックライト12とを備え、これらが液晶表示装置10の表示領域を取り囲む枠状に形成されたベゼル13などにより一体的に保持されるようになっている。このうち、液晶パネル11は、一対の透明な(透光性を有する)ガラス基板11aが所定のギャップを空けた状態で張り合わせられるとともに、両ガラス基板11a間に電圧印加に伴って光学特性が変化する物質である液晶11bが封入された構成とされる。一方のガラス基板11aには、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子(例えばTFT)が、他方のガラス基板11aには、R,G,Bの画素電極がそれぞれマトリックス状に設けられている。また両ガラス基板11aの外面には、偏光板11cがそれぞれ貼り付けられている。
次に、バックライト12について説明する。バックライト12は、大まかには、上面側(液晶パネル11側)が開口した矩形の略箱型をなすケース14内に光源(ランプ)である冷陰極管15が収容されるとともに、ケース14の開口部側に複数の光学部材16が取り付けられた構成とされる。
ケース14は、金属製とされるとともに、略矩形の平板状をなす底部14aの周縁における長辺部分から一対の側部14bが立ち上がる構成とされる。両側部14bは、底部14aに対して鈍角の傾斜角度をもって連結されており、ケース14は開口部側に行くほど間口が拡がる形状となっている。各光学部材16は、互いに積層された状態でケース14の開口部に設けられた受け部14cに載せられるとともに、その表側からケース14に対して取り付けられるフレーム17によって保持されるようになっている。フレーム17は、金属製とされるとともに、液晶表示装置10の表示領域を取り囲む枠状に形成されている。
各光学部材16は、図2に示す下側(裏側)から拡散板、拡散シート、レンズシート、輝度上昇シートの順に積層され、ケース14とフレーム17との間に挟み込まれた状態で保持されるようになっている。各冷陰極管15から発せられた光は、各光学部材16を透過することで、面状に変換されるとともに効率的に液晶パネル11へと照射されるようになっている。
ケース14の内面側には、そのほぼ全域を覆うようにして反射シート18が取り付けられている。反射シート18は、合成樹脂製とされ、可撓性を有するとともに、表面が白色または乳白色になっていて光を反射できるようになっている(反射性を有している)。これにより、冷陰極管15から発せられた光を、ケース14の開口部側、つまり各光学部材16や液晶パネル11側へ導くことができるようになっている。
冷陰極管15は、一方向に細長い管状をなしており、その長さ方向(軸線方向)をケース14の長辺方向に一致させた状態で、且つ複数本(本実施形態では合計18本)互いに平行に並んだ状態でケース14内に収容されるようになっている。この冷陰極管15は、放電管の一種であり、その構成及び発光原理は概ね次の通りである。冷陰極管15は、内部に水銀を封入した細長い略円筒状のガラス管の両端に電極を備えた構成とされており、両電極間に瞬間的な高電圧が加えられることで電子が飛び出し、その電子が水銀原子に衝突すると、それに伴って水銀原子から紫外線が放出され、その紫外線がガラス管の内側に塗布された蛍光体によって可視光線に変換されることをもって発光するようになっている。この冷陰極管15は、線状光源であり、軸線方向と直交する平面による断面における配光分布は、軸心から放射方向への光強度がほぼ均一になっている(図6参照)。なお冷陰極管15の外径寸法は、例えば3,4mm程度とされるが、製造上の誤差により公差範囲内で増減する場合がある。
冷陰極管15は、両端部がゴム製(例えばシリコンゴム製)のホルダ19によって保持されるようになっており、ホルダ19を装着した状態でケース14に取り付けられる。ケース14に取り付けられた各冷陰極管15の両端部及び各ホルダ19は、一対のランプホルダ20によって一括して覆われるようになっている。ランプホルダ20は、合成樹脂製とされるとともに、ケース14における短辺方向に沿って延びる形態とされ、ケース14の長辺方向の両端位置にそれぞれ取り付けられる。そして、冷陰極管15のうち両端部を除いた途中の部分が、続いて詳細に説明するランプクリップ21によって保持されるようになっている。また、ランプホルダ20が光学部材16に対する受け部14cの一部を構成している。
ランプクリップ21は、全体が合成樹脂製とされており、図4ないし図6に示すように、ケース14や反射シート18の底部14a,18aに沿った平板状をなす本体部22を備えている。本体部22は、ケース14の短辺方向に延びる細長い略矩形状に形成されており、その上面(表側の面、光学部材16や冷陰極管15との対向面)からランプ保持部23及び支持部24がそれぞれ表側へ突出して設けられるのに対し、下面(裏側の面、ケース14や反射シート18との対向面)からケース固定部25が裏側へ突出して設けられている。
ケース14におけるランプクリップ21の配置について説明する。ランプクリップ21は、図3に示すように、ケース14における長辺方向の中央位置と両端位置との間の位置にそれぞれ6つずつ配設されており、各冷陰極管15を長さ方向に異なる2位置で保持できるようになっている。ケース14の短辺方向について隣り合う各ランプクリップ21同士は、ケース14の長辺方向について互いに異なる位置に配されており、いわゆるジグザグ(互い違い)に配置されている。また、ケース14の長辺方向に隣り合う各ランプクリップ21間の間隔(冷陰極管15に対する保持位置間の間隔)は、ほぼ同じに設定されている。
続いて、ランプクリップ21の詳しい構造を説明する。ランプ保持部23は、図4に示すように、本体部22の上面における長辺方向の両端位置付近とほぼ中央位置との3位置に配置されている。各ランプ保持部23間の間隔は、ほぼ均等に設定されている。各ランプ保持部23は、共に本体部22の上面における短辺方向のほぼ中央位置に配置されている。また、各ランプ保持部23における本体部22の短辺方向の幅寸法は、本体部22の短辺寸法の約1/3程度に設定されている。
ランプ保持部23は、図6に示すように、全体として冷陰極管15の周面を取り囲むことが可能で、且つ冷陰極管15の着脱を許容すべく上方へ開口した有端環状に形成されている。詳しくは、ランプ保持部23は、互いの根元部分が連結された一対のアーム部26を備え、両アーム部26が本体部22の上面から立ち上がる連結部27に連結された構成とされており、冷陰極管15を本体部22から所定高さ分持ち上げた位置にて保持できるようになっている。両アーム部26は、根元部分が概ね水平方向に沿って外側(互いに逆側)へ突出した後、内向きに斜め上方(互いに接近する方向)へ向けて延出する片持ち状に形成され、互いに対称形状とされる。両アーム部26は、先端部同士の間隔が冷陰極管15における交差範囲の最小の外径寸法よりもさらに狭い間隔になっており、この隙間を通して冷陰極管15の着脱が許容されるとともに、その着脱に伴って弾性的に開き変形(先端部間の間隔を拡げつつ弾性変形可能)とされている。
両アーム部26の内周面(冷陰極管15との対向面)には、それぞれ凹部28が設けられている。凹部28は、アーム部26のうち撓み支点となる根元位置(連結部27との連結位置)と、自由端である先端位置との間に配置されている。従って、アーム部26の弾発力、言い換えるとアーム部26を弾性的に開き変形させるのに必要な力は、仮に凹部28を形成しなかった場合と比較して低減されており、つまりアーム部26が撓み易くなっている。
凹部28は、アーム部26の全幅にわたって円弧状に形成され、周方向の中央部分ほど深くなるよう形成されている。アーム部26における凹部28が形成された部分の外周面(冷陰極管15との対向面とは反対側の面)は、アーム部26が凹部28により凹まされた分だけ外側、すなわち冷陰極管15から離間する方向へ膨出して形成され、これによりアーム部26は、ほぼ全長にわたってほぼ均一な厚さになるよう形成されている。また、アーム部26における根元位置から先端位置までの延面距離(アーム長)は、凹部28を設けた部分が外側へ膨出する分だけ大きくなっている。
両アーム部26の内周面のうち、各凹部28に隣り合う部分、つまり両アーム部26の先端部と根元部分とには、凹部28よりも緩やかな円弧状をなす円弧面29,30が3つ、形成されている。先端側の両円弧面29における略先端部と、根元側の円弧面30における周方向略中央部とがそれぞれ冷陰極管15に対して点接触可能とされ、これにより冷陰極管15を三点支持できるようになっている。
支持部24は、図4に示すように、本体部22の上面のうち同図左端のランプ保持部23と中央のランプ保持部23とのほぼ中間位置(裏側のケース固定部25と本体部22の面方向について一部が重なる位置)に1つ、配置されている。支持部24は、本体部22の上面における短辺方向のほぼ中央位置に配置されている。また、支持部24の根元部分における外径寸法は、本体部22の短辺寸法の約1/3程度に設定されている。
支持部24は、図6に示すように、先端が丸められた略錐状(先細り状)で且つ断面形状が円形に形成されており、その先端部によって光学部材16のうち受け部14cにて支持されない部分(外周縁部以外の部分)の下面を支持できるようになっている。支持部24の高さ寸法は、ランプ保持部23よりも大きく、例えば作業者はこの支持部24を把持してケース14に対する取り付け作業を行うことが可能とされる。
ケース固定部25は、図5に示すように、本体部22の下面のうち各ランプ保持部23のほぼ中間位置に2つ、配置されている。各ケース固定部25は、共に本体部22の下面における短辺方向のほぼ中央位置に配置されている。また、各ケース固定部25における本体部22の短辺方向の幅寸法は、本体部22の短辺寸法の約1/3程度に設定されている。
ケース固定部25は、図6に示すように、本体部22の下面から垂設された基部31と、基部31の先端部から斜め上方(基部31から離間しつつ本体部22側)へ向けて延出する一対の弾性係止片32とから構成される。基部31は、本体部22の短辺方向に細長い底面視矩形状をなしている(図5)。両弾性係止片32は、基部31の先端部における長辺側の両側面に連結された片持ち状に形成され、その連結部分を支点として基部31に対して切離する方向(図6に示す横方向であってケース14に対する着脱方向と交差する方向)に沿って弾性変形可能とされる。弾性係止片32の外周面のうち、基部31の長辺方向に沿った外面は、次述する取付孔33に沿うよう略円弧状に形成されている。
上記したケース固定部25は、ケース14に形成された取付孔33内に挿入可能とされ、取付孔33の周縁に対して係止されることで、ランプクリップ21をケース14に対して固定できるようになっている。取付孔33は、図6及び図7に示すように、ケース14の底部14aのうち各ランプクリップ21の取付位置に対応する位置に複数配設されており、1つのランプクリップ21あたり2つずつ設けられている。また反射シート18の底部18aには、ケース14の各取付孔33に連通するとともにケース固定部25を挿通可能な挿通孔34がそれぞれケース14の各取付孔33に対応する位置に配設されている。
取付孔33は、ケース14を貫通して裏側外部に開口するとともに、平面視円形状に形成されており、その外径寸法は、ケース固定部25における基部31の長辺方向の長さ寸法や次述する両係止部35の外周面35b間の距離とほぼ同じ大きさ、またはそれよりも大きくなるよう設定されている。また挿通孔34は、反射シート18を貫通するとともに、取付孔33と同一形状で同一外径寸法を有しており、取付孔33に整合されるようになっている。従って、ランプクリップ21を取り付けた状態では本体部22によって取付孔33及び挿通孔34が全域にわたって覆われ、塞がれるようになっている(図7)。
ケース固定部25のうち両弾性係止片32は、図6に示すように、基部31の先端から上下方向に対して斜め方向に沿って延びた後、先端部が上下方向に沿って真っ直ぐに延びる形状とされる。そして、両弾性係止片32の先端部には、取付孔33における周縁の裏面に対して係止可能な係止部35が形成されている。係止部35は、弾性係止片32の先端部のうち基部31の長辺方向に沿った外縁を段付き状に切り欠くことで形成されており、取付孔33の周縁の下面(裏面)に対する係止面35aがケース14の下面とほぼ平行な(ほぼ水平な)面として形成されている。また、係止部35における取付孔33の内周面との対向する外周面35bは、取付孔33に沿って円弧状で上下に真っ直ぐに形成される。取付状態では、係止部35の外周面35bが取付孔33の内周面に対して当接する、または近接した位置に配され、両面間に殆ど隙間が形成されることはない。
係止部35の係止面35aと本体部22の下面(ケース14や反射シート18との対向面)とは、互いに離間した状態で対向して配されており、両面間の距離は、ランプクリップ21の製造上の誤差を考慮して、ケース14側の厚み寸法(ケース14の板厚寸法に反射シート18の厚み寸法を足した寸法)よりも少し大きくなるよう設定されている。詳しくは、両面間の距離は、ランプクリップ21の製造上の誤差により公差範囲内で増減するという事情があるが、上記のような設定とすることで、両面間の距離が公差範囲の最小値だった場合でも、ケース14側の厚み寸法と同じ程度となってケース14への取り付けが許容されるようになっている。
また、本体部22の下面には、ケース14に対して取り付けられたときにケース14の上面に対して当接可能な当接部36,37が下方へ突出して設けられている。当接部36,37は、図5及び図6に示すように、本体部22における長辺方向の中央位置と、両端位置付近との3位置に配されている。各当接部36,37は、断面形状が弓形(当接面が円弧状)に形成されている。各当接部36,37の突出寸法は、ほぼ同じに設定されており、その値は、係止部35の係止面35aと本体部22の下面との間の距離の公差範囲の最大値から、ケース14側の厚み寸法(ケース14の板厚寸法に反射シート18の厚み寸法を足した寸法)を差し引いた値、つまり取付板とケース14側との間に生じるクリアランスの最大値よりも僅かに大きくなるように設定されている。
中央の当接部36は、本体部22における短辺方向のほぼ中央位置に配され、ケース14に対して点接触可能な球冠状に形成されている。この当接部36は、両ケース固定部25のほぼ中間位置に配されている。両端の当接部37は、本体部22の短辺方向に延びる蒲鉾型に形成されており、ケース14に対して線接触可能とされる。両当接部37は、両端のランプ保持部23よりもさらに端寄りの位置に配されている。各当接部36,37は、本体部22の下面において対称位置に配されるとともに対称形状に形成されている。
また、本体部22の下面のうち、図5に示す左端の当接部37における長さ方向略中央位置(ケース固定部25と本体部22の短辺方向について同じ位置)には、ケース14に貫通して設けられた位置決め孔39に対して嵌合可能な位置決め突部38が設けられている。ランプクリップ21をケース14に取り付ける際に、ランプクリップ21が正規の向きだった場合にのみ位置決め突部38が位置決め孔39に対して嵌合され、正規の向きとは逆向きだった場合には、位置決め突部38が位置決め孔39に対して不整合となって取り付けが規制されるようになっている。位置決め孔39は、取付孔33とケース14の短辺方向についてほぼ同一直線上に配置されており、その外径寸法が取付孔33よりも小さく設定されている。また反射シート18の底部18aには、ケース14の位置決め孔39に連通するとともに位置決め突部38を挿通可能な位置決め用挿通孔40がそれぞれ位置決め孔39に対応する位置に配設されている。位置決め用挿通孔40は、反射シート18を貫通するとともに、位置決め孔39と同一形状で同一外径寸法を有しており、位置決め孔39に整合されるようになっている。従って、取り付け状態において位置決め孔39及び位置決め用挿通孔40は、本体部22によって全域にわたって覆われ、塞がれるようになっている(図7)。
さて、上記したランプクリップ21は、二種類の色の樹脂材料から構成されている。詳しくは、ランプクリップ21を構成する樹脂材料は、無色透明で透光性を有し光の反射性を殆ど有さない透光性樹脂材料(例えば、無色透明なポリカーボネートやアクリル)と、少なくとも表面が白色で反射性を有し透光性を殆ど有さない反射性樹脂材料(例えば、白色のポリカーボネートやアクリル)との2種類であり、これらの樹脂材料を二色成形することでランプクリップ21が製造されるようになっている。このうち、透光性樹脂材料は、光の透過率がほぼ100%となっている。また、反射性樹脂材料は、光の反射率がほぼ100%となっており、反射シート18と同等の反射性を有している。なお、透光性樹脂材料と反射性樹脂材料は、色が異なっていれば同一素材(例えば、両者共にポリカーボネート)でも異素材(例えば、ポリカーボネートとアクリル)でも構わない。
ランプクリップ21のうち、各ランプ保持部23及び支持部24の全域が透光性樹脂材料により構成される透光部Tとされ、本体部22、各ケース固定部25、各当接部36,37、及び位置決め突部38の全域が反射性樹脂材料により構成される反射部Hとされている。言い換えると、ランプクリップ21のうち、本体部22の上面から上方(冷陰極管15側、光学部材16側、液晶パネル11側)へ突出する部分が全て透光部Tとされ、それ以外が反射部Hとされている。このことは、ランプクリップ21のうち、ケース14内の空間において冷陰極管15から発せられる光が光学部材16や液晶パネル11へ向かうのを妨げ得る部分が全て透光部Tとされ、反射シート18やケース14の各孔を覆う部分が全て反射部Hとされていることを意味する。なお、ランプクリップ21の製造にあたっては、一次成形で反射部Hを成形し、その反射部Hを中子として透光部Tを二次成形するようにすればよい。また逆に透光部Tを一次成形してから反射部Hを二次成形するようにしてもよい。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。先にバックライト12の組み付け作業について説明する。ケース14内に反射シート18を取り付けた状態で各ランプクリップ21をケース14に対して取り付ける作業を行う。支持部24を把持するとともに、各ケース固定部25を対応する各挿通孔34及び各取付孔33に、位置決め突部38を位置決め用挿通孔40及び位置決め孔39に整合させつつ、本体部22を反射シート18の上面に押し付けるようにする。すると、弾性係止片32が取付孔33の表側の周縁に係合されることで、一旦基部31側に接近するよう弾性変形される。また、各当接部36,37が反射シート18の上面に当接される。
ランプクリップ21が正規深さまで押し込まれると、図6に示すように、弾性係止片32が復元して係止部35の係止面35aが取付孔33の周縁の下面に対して係止される。このとき、本体部22のうち各当接部36,37を設けた部分が反射シート18から僅かに浮いた状態に保たれるのに対し、ケース固定部25を設けた部分が反射シート18側へ接近するよう反るようにして弾性変形されているので、係止部35の係止面35aが取付孔33の周縁の下面に対して密接した状態で弾性的に保たれる。これにより、製造上の誤差によりランプクリップ21の各寸法に多少のばらつきが生じたとしても、ケース14に対してランプクリップ21ががたつきなく固定されるようになっている。
ランプクリップ21の取り付けが完了した後、ケース14内に各冷陰極管15を収容し取り付ける作業を行う。冷陰極管15は、図1に示すように、その両端部にホルダ19が装着されることで、2本で1組にまとめられた状態でランプクリップ21により保持されるようになっている。
冷陰極管15をランプ保持部23における開口部分(両アーム部26の先端部間の隙間)に押し込むと、両アーム部26が根元部分を支点として弾性的に一旦開き変形される。このとき、両アーム部26に凹部28が形成されているので、冷陰極管15の押し込みに必要な操作力が小さくて済み、作業性に優れる。冷陰極管15が正規深さまで押し込まれると、図6に示すように、両アーム部26が所定位置まで弾性的に戻るとともに、各円弧面29,30が冷陰極管15の周面に点接触されることで、冷陰極管15は三点支持される。
図3に示すように、各冷陰極管15の取り付けが完了したら、ランプホルダ20を取り付けるとともに、光学部材16、フレーム17の順でケース14に組み付けることで、バックライト12が形成される。その後、フレーム17の受け部に液晶パネル11を載せてから、ベゼル13により一体的に組み付けることで、図2に示すように、液晶表示装置10が形成される。
液晶表示装置10に画像を表示させるには、各冷陰極管15を点灯させるとともに、液晶パネル11に対して図示しない駆動回路から電気信号を付与する。すると、各冷陰極管15から発せられた光が各光学部材16を通ってほぼ面状に変換された後、液晶パネル11を透過する過程で、上記電気信号により光学特性が変化させられた液晶11bにより偏光状態が変化されることをもって、液晶パネル11の表示領域において所定の画像が表示されるようになっている。
ここで、バックライト12内において各冷陰極管15から発せられた光は、次のようにして光学部材16側へ導かれるようになっている。すなわち、各冷陰極管15は、図6及び図7に示すように、その周面がランプクリップ21のランプ保持部23により取り囲まれているものの、このランプ保持部23が無色透明な透光部Tにより構成されているので、冷陰極管15から発せられた光は遮られることなく、透光部Tであるランプ保持部23を透過して放射方向へほぼ均一に照射されるようになっている。このとき、ランプ保持部23に隣り合って配されるとともに光学部材16に当接・支持している支持部24についても、同様に無色透明な透光部Tにより構成されているので、照射された光が遮られることなく、透光部Tである支持部24を透過して光学部材16側へと導かれる。
冷陰極管15から放射方向へ発せられた光は、直接光学部材16に到達するもの以外は、反射シート18などにより反射されてから光学部材16に到達するようになっている。ここで、反射シート18には、ケース14の取付孔33や位置決め孔39に整合する挿通孔34や位置決め用挿通孔40が形成されているものの、各孔の全域を覆う本体部22が白色の反射部Hにより構成されているので、冷陰極管15から発せられた光は各孔からケース14の裏側外部へと漏れ出すことなく、反射部Hである本体部22によりケース14内に反射されて光学部材16へと導かれる。以上により、各ランプ保持部23や各取付孔33の周りが部分的に暗く見えるような事態を解消することができ、もってバックライト12全体の輝度ムラを改善できるとともに、液晶表示装置10の表示品質の向上に寄与することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、冷陰極管15を保持するランプ保持部23を透光部Tとし、取付孔33を覆う本体部22を反射部Hとしたから、冷陰極管15から発せられる光が透光部Tであるランプ保持部23を透過して遮られることなく照射されるとともに、反射部Hにより取付孔33から外部へ漏れ出すことなくケース14内に反射され、もって輝度ムラを改善することができる。
また、輝度ムラを解消するには、液晶パネル11と各冷陰極管15との間の距離を大きくしたり、光学部材16の数や種類を増やすことが考えられるが、本実施形態によればその必要がない。逆に言うと、本実施形態によれば、液晶パネル11と各冷陰極管15との間の距離を縮めることができてバックライト12や液晶表示装置10の薄型化(小型化)を図ることができるとともに、光学部材16の数や種類を削減して低コスト化を図ることができる。
しかも、ランプ保持部23の全域が透光部Tにより構成されているので、冷陰極管15のうちランプ保持部23により保持された部分において、発せられた光が全周にわたって遮られることなく照射される。これにより、一層の輝度ムラの改善を図ることができる。
さらには、ランプ保持部23やケース固定部25が連結されるとともに取付孔33からの光の漏れ出しを確実に防いで光をケース14内に反射させることができる。これにより、一層の輝度ムラの改善を図ることができる。
その上、ケース14とは冷陰極管15を挟んだ反対側に配される光学部材16を支持するための支持部24が透光部Tにより構成されているから、光源から発せられた光が支持部24を透過して遮られることなく照射される。これにより、輝度ムラの改善を図ることができる。
また、透光部Tが無色透明とされているから、例えば有色で透明のものと比較すると、透光性に優れ、輝度ムラの改善に有効となる。また、反射部Hが白色とされているので、例えば黒色のものと比較すると、反射性に優れ、輝度ムラの改善に有効となる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図8によって説明する。この実施形態2では、ランプ保持部23Aの一部を透光部Tとし、他の部分を反射部Hとしたものを示す。なおこの実施形態2では、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
ランプ保持部23Aのうち連結部27Aは、図8に示すように、本体部22Aなどと同じく反射性樹脂材料により形成され、反射部Hとされる。一方、ランプ保持部23Aのうち両アーム部26Aについては、その全域が透光性樹脂材料により形成され、透光部Tとされる。ランプ保持部23Aのうち、冷陰極管15に対して直接接触されるとともにその周りを取り囲む両アーム部26Aの全域が透光部Tとなっているので、実施形態1と同等の輝度ムラ改善を図ることができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図9によって説明する。この実施形態3では、ランプ保持部23Bのアーム部26Bのうち一部が透光部T、他の部分が反射部Hとされたものを示す。なおこの実施形態3では、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
ランプ保持部23Bのうち、連結部27Bと両アーム部26Bのうち連結部27Bに連結された根元部分の所定領域26Baは、図9に示すように、本体部22Bなどと同じく反射性樹脂材料により構成され、反射部Hとされており、両アーム部26Bの残りの領域26Bbが透光性樹脂材料により構成され、透光部Tとされる。詳しくは、アーム部26Bのうち、根元位置から凹部28Bが形成された部分のほぼ中央位置までが反射部Hとされ、そこから先端位置までが透光部Tとなっている。透光部Tと反射部Hとの境界面Kは、冷陰極管15から発せられる光の放射方向に概ね沿って傾斜しており、内端側に対して外端側が下がった面となっている。従って、反射部Hによって冷陰極管15からの光が妨げられ難くなっている。
<変形例>
上記した実施形態3の変形例を図10によって説明する。この変形例では、アーム部26B´における透光部Tと反射部Hとの境界位置を変更したものを示す。
アーム部26B´における透光部Tと反射部Hとの境界位置は、図10に示すように、両アーム部26B´のうち、凹部28B´と先端側の円弧面29B´との境界位置に設定されており、この境界位置から先端側が透光部T、根元側が反射部Hとなっている。透光部Tと反射部Hとの境界面Kは、内端側に対して外端側が上がった面となっている。
アーム部26B´のうち、冷陰極管15の着脱時に弾性を発揮する主な部分は、凹部28B´が設けられた部分であり、アーム部26B´の弾性に関して凹部28B´よりも先端寄りの部分の影響は軽微なものとなっている。従って、本変形例のように境界位置を設定すれば、反射性樹脂材料として弾性が得にくい材料を用いたときに有用である。
なお、透光部Tと反射部Hとの境界面Kは、水平でもよく、また傾斜角度についても任意に変更可能である。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図11によって説明する。この実施形態4では、ランプ保持部23Cの両アーム部26Cのうち、一方のアーム部26Cを透光部Tとし、他方のアーム部26Cを反射部Hとしたものを示す。なおこの実施形態4では、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
図11に示すように、ランプ保持部23Cのうち、図示左側のアーム部26Cの全域が透光性樹脂材料により形成されて透光部Tとされ、図示右側のアーム部26Cの全域が本体部22Cと同じく反射性樹脂材料により形成されて反射部Hとされる。なお、図11とは逆に右側のアーム部26Cを反射部H、左側のアーム部26Cを透光部Tとしても構わない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記した各実施形態では、透光部を無色透明とし、光の透過率をほぼ100%とした場合を例示したが、それ以外にも例えば透光部を無色の半透明や有色の半透明としてもよく、その場合の光の透過率を100%より小さく、0%より高い数値の範囲で任意に設定することができる。
(2)上記した各実施形態では、反射部を白色とした場合を例示したが、例えば乳白色にすることもでき、それ以外にも要は光の反射性を有するのであれば、白や乳白色以外の不透明な色に適宜に変更することができる。また、反射部は必ずしも不透明である必要はなく、光の反射性を有するのであれば、半透明であっても構わない。
(3)上記した各実施形態では、透光部と反射部とを有するランプクリップが二色成形により製造される場合を例示したが、例えば透光部と反射部とをそれぞれ別途に樹脂成形し、それらを接着剤により接着して一体化してもよく、また透光部と反射部とを凹凸嵌合させるなどして互いに機械的な組み付けにより一体化してもよい。また、例えばランプクリップの全域を透光性樹脂材料により無色透明に形成し、本体部の表面を白色に着色して反射部を形成するようにしても構わない。
(4)上記した各実施形態では、本体部の全域を反射部とした場合を示したが、取付孔(挿通孔)を覆う部分のみを反射部とし、残りの部分を透光部としてもよい。その場合、取付孔(挿通孔)を覆う部分の一部分のみを反射部とし、残りを透光部としてもよい。さらには、本体部の全域を透光部とし、取付孔に挿入されるケース固定部の全域または一部を反射部としてもよい。
(5)上記した各実施形態では、支持部の全域を透光部とした場合を示したが、一部を透光部とし、他の部分を反射部としてもよい。具体的には、支持部における先端側の所定高さ分を透光部とし、根元側の所定高さ分を反射部としてもよく、またその逆としてもよい。
(6)上記した実施形態3及びその変形例以外にも、ランプ保持部における透光部と反射部との境界位置について任意に変更可能である。
(7)ランプ保持部やケース固定部の形状については任意に変更可能である。例えば凹部を有さない形状のランプ保持部を備えるものや、弾性係止片を有さない形状のケース固定部を備えるものにも本発明は適用可能である。また、本体部の形状についても正方形や円形など任意に変更可能であり、その場合取付孔の一部のみを覆う形状であっても構わない。
(8)また、支持部や当接部や位置決め突部を有さないランプクリップにも本発明は適用可能である。
(9)1つのランプクリップあたりのランプ保持部や支持部やケース固定部などの数については任意に変更可能である。また、1つのバックライトあたりのランプクリップや冷陰極管の数についても任意に変更可能である。
(10)上記した実施形態では、ケースの底部における長辺側のみから側部が設けられた場合を例示したが、短辺側からも側部が設けられるものも本発明に含まれる。またケースのうち光学部材を受ける受け部について、ケースとは別体に形成してそれをケースに対して組み付けるようにしたものも本発明に含まれる。
(11)上記した実施形態では、金属製のケースを用いた場合を例示したが、樹脂製のケースを用いるようにしてもよい。その場合、ケースのうち少なくとも内周面を構成する部分について、反射シートと同等の反射性を有する色または材料とし、ケースと反射シートを一体化すれば、別部材としての反射シートを省略することができる。なお、ケースの内周面にのみ反射シートと同等の反射性を持たせるには、例えば樹脂成形したケースの内周面に良好な反射性を有する塗料などを塗布したり、またケースを二色成形すればよい。
(12)また、TFT以外のスイッチング素子を用いた液晶表示装置にも本発明は適用可能である。またカラー表示する液晶表示装置以外にも、白黒表示する液晶表示装置にも本発明は適用可能である。
(13)また、液晶表示装置以外にも、液晶以外でバックライトを用いる他の種類の表示装置にも本発明は適用可能である。
本発明の実施形態1に係る液晶表示装置の概略を表す分解斜視図 液晶表示装置の側断面図 ケースに反射シート、ランプクリップ及び冷陰極管を収容した状態を表す平面図 ランプクリップの平面図 ランプクリップの底面図 液晶表示装置の拡大側断面図 バックライトの拡大平断面図 本発明の実施形態2に係るランプクリップの拡大側断面図 本発明の実施形態3に係るランプクリップの拡大側断面図 本発明の実施形態3の変形例に係るランプクリップの拡大側断面図 本発明の実施形態4に係るランプクリップの拡大側断面図
符号の説明
10…液晶表示装置(表示装置)
12…バックライト(照明装置)
14…ケース
15…冷陰極管(光源)
16…光学部材
21…ランプクリップ(光源保持具)
22…本体部
23…ランプ保持部(光源保持部)
24…支持部
25…ケース固定部
33…取付孔
H…反射部
T…透光部

Claims (8)

  1. 管状をなす光源の周面を取り囲んだ状態で保持可能な有端環状をなす光源保持部と、
    前記光源を収容可能なケースに形成された取付孔に対して挿入されてその周縁に係止されることで、前記ケースに対して固定可能とされるケース固定部と、
    前記光源保持部の少なくとも一部に形成されるとともに透光性を有する透光部と、
    前記取付孔の少なくとも一部を覆うとともに反射性を有する反射部とから構成されている光源保持具。
  2. 前記光源保持部は、その全域が前記透光部により構成されていることを特徴とする請求項1記載の光源保持具。
  3. 前記光源保持部と前記ケース固定部とが連結されるとともに前記取付孔の全域を覆う本体部を備え、
    この本体部は、その全域が前記反射部により構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光源保持具。
  4. 前記ケースとは前記光源を挟んだ反対側に配される光学部材を支持するための支持部を備え、
    この支持部の少なくとも一部には、透光性を有する透光部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の光源保持具。
  5. 前記透光部は、無色透明とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の光源保持具。
  6. 前記反射部は、白色または乳白色とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の光源保持具。
  7. 請求項1ないし請求項6に記載された光源保持具と、管状をなす光源と、前記光源保持具及び前記光源を収容可能なケースとを備えていることを特徴とする照明装置。
  8. 請求項7に記載された照明装置と、表示パネルとを備えていることを特徴とする表示装置。
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