JP2009047991A - 表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】点滅駆動時の輝度変動を抑えて良好な表示を行う自発光素子を用いた表示装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】周期的な点滅駆動を行う表示装置に関し、発光周期を垂直ブランキング期間のほぼ1/n倍、かつ、フィールド期間のほぼ1/m倍(n、mは1以上の自然数)に合わせることで点滅駆動の位置と時間における周期的な連続性を維持し、表示領域の発光面積変動を抑え、表示領域へ流れる総電流量の変動を抑えることができるので、電源インピーダンスの大きさによらず、電源インピーダンスが存在することによる電源変動を抑えることができ、電源変動により引き起こされる輝度変化に伴う画質の低下を抑制する。
【選択図】図4

Description

本発明は、自発光型素子をマトリクス状に配置した表示装置及びその駆動方法に関する。特に、本発明は、点滅駆動するEL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子等の自発光型素子と、発光期間を任意に制御する電気回路とを用いて表示を行うアクティブマトリクス型表示装置及びこれらの駆動方法に関する。
近年、自発光型の高輝度ディスプレイとして、有機ELを用いた薄型表示装置が、注目を集めている。自発光である為に、液晶表示装置とは異なり、バックライトが不要である。また、表示パネル全体を1〜2mm程度にまで薄型化できるので小型・軽量化が図れる。更に、視野角の制限も無く、応答速度が速く、高輝度、高コントラスト、低消費電力といった長所がある。従って、次世代ディスプレイの有力な候補とされている。有機ELディスプレイは現在、ディジタルカメラや携帯電話などモバイル機器(携帯用情報機器)用小型ディスプレイへの応用が進んでいる。更に、今後は、PC向けモニタやテレビなど中大型ディスプレイへの応用が考えられている。モバイル機器は屋内、野外を問わず簡単に持ち運びができることから、部屋の中などの暗い場所から野外の太陽下などの明るい場所まで様々な使用環境において最適な表示画像を実現する必要がある。また、PCモニタやテレビに関しても使用者によって様々な環境下で使用される為、最適な表示画像を実現する必要がある。
CRTや液晶、有機ELなどの表示装置では、表示する映像フレームを1秒間に数十回書き換えるリフレッシュ操作が行われており、このフレームの書き換え周波数をリフレッシュ・レートという。このリフレッシュ・レートが低い場合にフリッカ(ちらつき)が発生する。従って、通常これらの表示装置のリフレッシュ・レートはフリッカが発生しない周波数(60Hz)としている。ところで、液晶表示装置は、1フレーム毎に画素電極に印加する電圧の極性を基準電圧に対して反転させたり、水平画素ライン毎に極性を反転させたり、表示画素毎に極性を反転させたりする駆動方法によってフリッカを抑制している。
一方、有機EL表示装置は、画素毎に自発光型の表示素子を用い、各発光素子に電流を流すことによって発光し画像を表示する。1フレームに占める発光時間や発光強度に応じて表示画面の明るさを設定することができる。発光の周波数や1フレームにおける発光時間と非発光時間の比率(デューティ比)によっては、発光(明部)と非発光(暗部)の差を人が視認してしまい、それが表示画面のフリッカ(ちらつき)として認識される。従って、表示する画像のリフレッシュ・レートを60Hzで表示させていたとしても、デューティ比によっては表示画面のフリッカが発生し、表示品質が劣化してしまう。
そこで、表示する映像のリフレッシュ・レートを高速化することでフリッカは発生しなくなる。しかし、駆動回路の動作スピードを高速にしなければならず、消費電力が増加し、それにともなう使用部材(電子部品など)や駆動回路の大幅な変更が必要である。
そのため、発光時間のデューティ比によって表示画面の明るさを制御するデューティ駆動方式でありながら、リフレッシュ・レートを高速化させずに、フリッカを抑える駆動方法が、特許文献1に開示されている。この駆動方法は、発光制御により1フレームを複数のサブフレームに分割し、各サブフレームで該デューティ比に応じた発光期間だけ発光させることで、フリッカを抑える駆動方法である。
また、同様な点滅駆動により階調表示を行う駆動方法として、サブフィールド法というものがある。この方法では、1枚の画像に相当する1フィールドを複数のサブフィールドに分割する。そして、各サブフィールドにおける発光維持期間の比率を2のべき乗に設定し、これらサブフィールドの組み合わせで多階調表示を行う。8個のサブフィールドSF1 ,SF2 ,…,SF8 の発光維持期間の比率をそれぞれ1:2:4:8:16:32:64:128に設定すれば、サブフィールドの組み合わせで256階調を実現することが可能である。サブフィールド法に関する技術は、たとえば、特許文献2に開示されている。
この駆動方法は、良好な階調表示を得るという目的で発光期間を複数に分割し、各発光期間の長さを特定の長さ(一般的に2のn乗)に変化させている。しかし、この駆動方法は、本発明の課題や目的とは関連がない。また、この駆動方法は、階調表示を発光期間により制御している点で階調表示手段も異なるため、本発明とは関係ない技術である。
特開2006−30516号公報 特開2001−222257号公報
しかしながら、特許文献1に記載の表示装置の駆動方法によって、あるデューティ比で点滅駆動させると、表示領域に流れる総電流量が時間により変動し、この電流変動は有限の値を持つ電源インピーダンスに作用し電源変動をもたらす。1フレーム(又は1フィールド)を複数のサブフレーム(又はサブフィールド)に分割し、発光期間を分割すると、この電源変動と発光期間が同期し、表示領域に輝度変動が発生する。その結果、画質の低下を招いてしまう。
また、特許文献2に記載の表示装置のサブフィールド駆動方法は、良好な階調表示を得るという目的で発光期間を複数に分割し、各発光期間の長さを特定の長さ(一般的に2のn乗)に変化させているが、階調と全体輝度を独立に設定できない、という課題がある。
もし、実行しようとすると、発光期間をさらに短く分割して制御する必要があり、駆動のためには高速動作が必須になるので好ましくない。例えば、256階調を表示する場合、少なくともフィールド期間を1/256に分割するが、さらに全体輝度を10段階に変化させようとすると、少なくともフィールド期間を1/(256×10)に分割する必要がある。しかも、本発明の課題や目的とは関連がなく、本発明とは異なる技術である。
本発明における説明において、フィールド期間とは1つの画像を表示するのに必要なデータを画素に入力し、発光させ、次の画像データが入力されるまでの最小の単位期間とする。また、フィールド期間の中で行走査期間終了後からフィールド期間終了までの期間を垂直ブランキング期間とする。
図13はデューティ駆動時の表示領域に流れる総電流量の変動を説明したものである。TS信号は表示領域の先頭行の発光制御信号であり、Hiならば発光、Lowならば非発光である。
表示領域は画素がm行×n列の2次元状に配列されている。ここでm、nは自然数とする。画素にデータが線順次書き込みを行い、書き込む行を選択する信号がm行走査され、TS信号も各行を順次走査していく。
図13の発光パターンは、表示領域内の等間隔の位置にある複数の行における点滅タイミングを表している。表示領域先頭行は図13の一番上に示すTS信号と同じ発光パターンである。それより一定間隔の各行はその間隔の走査時間だけ発光開始が遅れていく。
図13の最下段の破線で示す非表示領域とは、垂直ブランキング期間中の仮想的な走査点滅信号を表すもので、このタイミングで実際に走査され発光する行は存在しない。
ΣIは、各タイミングにおける各行で発光している発光素子に流れる電流の和、つまり表示領域に流れる総電流量(ΣIとする。)を表している。
図13のようにΣIは時間により変動する。以下ΣIの変動について詳しく説明する。
図16は発光領域が表示領域の上から下へ移動していくときの点滅の時間変化と、ΣIの時間変化、および輝度分布を示す。図13では1フィールド期間内の発光が1回であるが、図16では1フィールド期間内に2回の発光がある場合を示した。
101のパターンは横方向が行走査方向(表示領域の縦方向)の位置を、縦方向が時間を表している。白色部は発光を意味し、黒色部は非発光を意味する。図13のTS信号は101の左端の白黒パターンに該当する。
発光パターン101の右に総電流ΣIの時間変化102を示してある。縦軸は時間で、表示領域の発光パターン101における時間と一致している。ΣIは大きな値になる期間105と小さな値をとる期間106とを交互に繰り返す。103は垂直ブランキング期間である。
表示領域先頭行(101の左端)が点灯から消灯に転じた後しばらくは、表示領域内の縦方向(101の横軸)に沿って点灯行の数と消灯行の数が一定であり、ΣIも一定の値をとる。この期間105中は、表示領域の上から下へ点灯行の帯が2つ移動している。点灯行数は消灯行数よりも多く、その差は垂直ブランキング期間中の仮想走査本数に等しい。
その後、表示領域の先頭行が消灯のまま、最終行が消灯から点灯に転じると、それ以後は点灯行の数が減り消灯行の数が増えていく。このためΣIは減少する。点灯行の減少と消灯行の増加は時間とともに一定の割合での変化であるから、ΣIは時間に対して線形の変化を示す。
先頭行が点灯期間に入ると、点灯行と消灯行の数は再び一定になる。この期間106は、表示領域の上から下へ消灯行の帯が2つ移動する期間なので、105の期間に比べて点灯行の数が少なく消灯行の数が多い。(その差はやはり垂直ブランキング期間中の仮想走査本数に等しい。)したがってΣIの値は105の期間より小さい。
その後、表示領域の先頭行が点灯を維持する一方、最終行が消灯に転じると、それ以後は点灯行の数が増え消灯行の数が減っていく。このためΣIは増加する。
以上がΣIの時間変動の1サイクルである。このように、垂直ブランキング期間が存在すると、表示領域内の点灯行と消灯行の差が変化する。これがΣIの変動の原因である。
電源には装置固有の電源インピーダンスが存在するため、ΣIが変動すると、電源インピーダンスとΣIの積に応じて、電源電圧が降下し電源変動となる。
電源電圧が降下すると、輝度の変化を引き起こす。その原因の1つは、駆動トランジスタの電流電圧特性である。図14は駆動TFT(Thin Film Transistor)のVds−Ids特性である。発光素子の駆動にTFTの飽和領域を用いていた場合、アーリー特性により電圧降下が電流減少を引き起こす。その結果、自発光素子への流入電流が減少し輝度低下を引き起こす。
輝度変化のもう1つの原因は自発光素子の電流電圧特性である。図15は、代表的な有機EL素子の電圧−電流特性である。有機EL等の発光素子への印加電圧が減少すると、電流も減少し、輝度の低下を引き起こす。
画素回路の構成によっては、電源が降下すると、自発光素子への流入電流が増加して輝度上昇を引き起こす場合もあるが、以下では電源降下に伴い輝度が減少する回路構成の場合を考える。
図16の発光パターン101の下は、輝度変化が表示装置上でどのように見えるかを表した図である。
105の期間は総電流量が多く、電源が降下しているため、この期間に発光している位置の輝度は低下している。また、106の期間は総電流量が少なく、電源が降下していないため、この期間に発光している位置の輝度は他の位置に比べて明るい。これら輝度の変動をフィールド期間で積分した結果が104である。発光パターンによるΣIの時間変動と発光パターンの移動が同期しているために、行走査方向の特定の位置で輝度が低下し、表示画面上に位置が固定された明暗の模様となって見える。このような輝度の不均一性は画質低下を引き起こす。
この輝度変化の大きさは、電源インピーダンスの大きさ、画素回路の電圧降下に対する感度、TFTの特性の影響、自発光素子の効率など複数の要因が積算されて決まる。
図17は図16の発光パターンでのΣIと各位置(1)−(4)の発光輝度の時間変化を示したものである。すなわち、図17は、発光制御信号TS、発光タイミングに依存した表示領域内に流れ込む総電流量ΣI、表示領域内のある行の位置(1)〜(4)の発光タイミングとその時の輝度、それぞれの時間変化を示す。発光タイミングと輝度については、Low側が消灯、Hi側が発光を、中間はやや暗めに発光している事を意味し、斜め線は徐々に輝度が変化していく様子をイメージした説明図である。
位置(1)は表示領域先頭行の発光の様子を表しており、TS信号とほぼ同じ発光パターンである。(2)〜(4)はそれぞれ、(1)から表示領域の縦方向に1/4ずつ下にシフトした位置での発光の様子であり、行走査により行がシフトしていくと、その時間だけTS信号の発光開始が遅れていき、図のように発光タイミングが行により変化していく。ΣIの変動に着目すると、図16のΣIの小さい期間106は図17の期間P1、P2,P1‘,P2’に相当する。
位置(1)はフィールド期間開始直後から発光が始まっており、図16に示すように、その発光期間の前半(P1の期間)はΣIが小さく一定で電源電圧が高く保たれている期間であるため、高い輝度で発光している。しかし、途中からΣIの増加に伴い、電源電圧が降下するため、発光輝度も減少していく。2回目の発光も同様の発光パターンで発光している。
位置(2)ではΣIが高い位置で発光開始するので、やや低い輝度で発光する。その後、ΣIの下降に伴い若干輝度が上昇する。2回目の発光も同様の発光パターンで発光している。
位置(3)と位置(4)も発光開始のタイミングがそれぞれ位置(1)と位置(2)に対して1/2フィールド期間遅れているが、発光パターンは全く同じになっている。
位置(2)や位置(4)は、ΣIが上昇している変動と、発光期間が同期してしまい、明るく発光する期間がほとんどなくなっている。その結果、ある時間(例えば1フィールド期間)で積分された各行での発光量に大きな差が発生し、図16の104のように表示領域内で行方向に輝度変化が発生し、画質の低下を引き起こしている。
本発明は、周期的な点滅駆動を行う表示装置に関し、電源変動により引き起こされる画質の低下を抑制した良好な表示を行う表示装置の駆動方法を提供することを目的とする。
本明細書において、「発光周期」とは1回の点灯期間と1回の消灯期間とからなる連続した1つの期間をいう。1つの発光周期における点灯と消灯の期間の長さは必ずしも同じでなくてもよい。1つの発光周期における点灯期間の割合を点灯デューティという。
また、本明細書において「発光パターン」とは、1フィールド期間をいくつかの区間に分割して交互に発光と消灯を切り替えるときの、区間分割の仕方および切換えタイミングをいう。この場合の発光期間と消灯期間は、各画素の表示信号に依存するものではなく、行単位で制御される発光可能な区間と発光が禁止される区間とである。1フィールドを半分に区切り、前半を点灯、後半を消灯とする、などが発光パターンである。
本発明の第1の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、第1の発光周期の発光パターンと第2の発光周期の発光パターンを含む発光パターンで各走査線の発光素子を駆動することを特徴とする駆動方法が提供される。
本発明の第2の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、第1の発光周期の発光パターンと第2の発光周期の発光パターンと第3の発光周期の発光パターンを含む発光パターンで各走査線の発光素子を駆動することを特徴とする駆動方法が提供される。
本発明の第3の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、ランダムな発光パターンで各走査線の発光素子を駆動することを特徴とする駆動方法が提供される。
本発明の第4の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、
少なくとも1つの発光期間を除き、所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、少なくとも1つの発光期間を他の発光期間と異ならせることを特徴とする駆動方法が提供される。
本発明の第5の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、少なくとも1つの消灯期間を除き、所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、少なくとも1つの消灯期間を他の消灯期間と異ならせることを特徴とする駆動方法が提供される。
本発明の第6の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、少なくとも1つの発光周期を除き、所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、少なくとも1つの発光周期を他の発光周期の1/4から3/4の間の周期とすることを特徴とする駆動方法が提供される。
本発明の第7の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、少なくとも1つの発光周期を除き、1つの所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、少なくとも1つの発光周期を他の発光周期の2倍の周期とすることを特徴とする駆動方法が提供される。
本発明の第8の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、第1の発光周期の発光パターンと第2の発光周期の発光パターンを含む発光パターンで各走査線の発光素子を駆動する手段を備えることを特徴とする表示装置が提供される。
本発明の第9の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、第1の発光周期の発光パターンと第2の発光周期の発光パターンと第3の発光周期の発光パターンを含む発光パターンで各走査線の発光素子を駆動する手段を備えることを特徴とする表示装置が提供される。
本発明の第10の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、ランダムな発光パターンで各走査線の発光素子を駆動する手段を備えることを特徴とする表示装置が提供される。
本発明の第11の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、少なくとも1つの発光期間を除き、所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、少なくとも1つの発光期間を他の発光期間と異ならせる手段を備えることを特徴とする表示装置が提供される。
本発明の第12の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、少なくとも1つの消灯期間を除き、所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、少なくとも1つの消灯期間を他の消灯期間と異ならせる手段を備えることを特徴とする表示装置が提供される。
本発明の第13の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、少なくとも1つの発光周期を除き、所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、少なくとも1つの発光周期を他の発光周期の1/4から3/4の間の周期とする手段を備えることを特徴とする表示装置が提供される。
本発明の第14の観点によれば、走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、少なくとも1つの発光周期を除き、1つの所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、少なくとも1つの発光周期を他の発光周期の2倍の周期とする手段を備えることを特徴とする表示装置が提供される。
本発明では、デューティ駆動を行いながら、フリッカを抑えるために、点滅駆動を行う表示装置に関し、発光周期と電源変動周期の位相をずらした発光期間と発光開始タイミングを決める。その結果、自発光素子が、電源が降下したタイミングでのみ発光したり、電源が高い状態でのみ発光したりすることを抑制することができる。つまり、フィールド期間内で、電源が降下したタイミングと降下していないタイミングで発光することになり、表示領域内の輝度均一性が向上するため、良好な表示を行うことが可能となる。
以下、本発明に係る表示装置を実施するための最良の形態について、実施例1〜実施例5において図面を参照して具体的に説明する。本形態は、EL素子を用いたアクティブマトリクス型表示装置に適用され、点滅駆動を行いながら、良好な表示が得られる駆動方法である。なお、各実施例において、EL素子を用いた有機EL表示装置を例に挙げて説明するが、本発明の表示装置はこれに限定されるものではなく、自発光素子の発光を制御しうる装置であれば、好ましく適用される。また、本発明による表示装置においては、発光素子であるEL素子の発光強度は画像信号によって決定される。
図1は、本実施例による表示装置の全体構成を示す。
図1において、画像表示部には、RGB原色数のEL素子と、このEL素子に入力される電流を制御するためのTFTから構成される画素回路2(図2参照)とが画素1を構成してm行×n列の2次元状に配列されている。ここでm、nは自然数とする。表示領域の周辺には行制御回路3、及び列制御回路4を備えている。行制御回路3の各出力端子からは走査信号P1(1)〜P1(m)、と発光期間制御信号P2(1)〜P2(m)が出力される。走査信号は走査線5を介して各行の画素回路2に入力される。発光期間制御信号は発光期間制御線6を介して各行の画素回路2に入力される。列制御回路4には映像信号が入力され、各出力端子から階調表示データである電圧信号Vdataが出力される。階調表示データである電圧信号Vdataはデータ線7を介して各列の画素回路に入力される。
図2は、本実施例のEL素子を含む画素回路2の構成例を示す。
図2において、P1が走査信号であり、P2は発光期間制御信号である。データ信号として階調表示データである電圧信号Vdataが入力される。EL素子の陽極(アノード)はTFT(M3)のドレイン端子に接続されており、陰極(カソード)は接地電位CGNDに接続されている。M2、M3がP型TFTであり、M1がN型TFTである。
図3は、画素回路2の駆動方法を説明するタイミングチャートである。
図3において、V(i−1)、V(i)、V(i+1)は、フィールド単位におけるi−1行(1行前)、i行(対象行)、i+1行(1行後)の対象列の画素回路2に入力される電圧データVdataを示す。
まず、時刻t0前の時点では、対象行の画素回路2には、走査信号P1にはLowレベルの信号が、発光期間制御信号P2にはHighレベルの信号が入力され、トランジスタM1がOFF、M3がOFFの状態である。この状態では、対象行であるm行の画素回路2には、1行前の階調表示データである電圧信号Vdataに対応するV(i−1)は入力されない。
次いで、時刻t0では、P1にはHighレベルの信号が、P2にはHighレベルの信号が入力され、トランジスタM1がON、M3はOFFとなる。この状態で、m行の画素回路2に該当行の階調表示データである電圧信号Vdataに対応するV(i)が入力される。入力されたVdataの電圧が、M2のゲート端子と電源電位VCCの間に配置された容量C1に充電される。
次いで、時刻t1では、P1にLowレベルの信号が入力され、P2にLowレベルの信号が入力され、M1がOFF、M3がONの状態となる。この状態では、M3が導通状態であるため、C1に充電された電圧により、M2の電流駆動能力に応じた電流がEL素子に供給される。これにより、供給された電流に応じた階調の輝度でEL素子が図3(d)のようなパターンで発光する。
次いで、時刻t2では、P2にHighレベルの信号が入力され、M3がOFFとなり、EL素子への電流の供給が止まって非発光状態となる。P2がLowレベルの期間とLowレベルになる時刻を変化させることで発光期間を制御する。
次いで、時刻t3では、P2にLowレベルの信号が入力され、M3がONとなり、EL素子への電流が供給され、発光状態となる。このP2がHighレベルの期間を変化させることで非発光期間を制御する。
時刻t0から時刻t1までのP1がHighレベル信号の期間が1行の走査に係る時間でこれを1走査期間という。また、時刻t1から時刻t3までで指定される、P2がLowレベルの期間とHighレベルの期間の連続した1組の和の期間が発光周期である。
本実施例においては画素回路として、図2の構成を一例に挙げたが、これに限るものではない。
図4は、本発明における表示装置の駆動方法を説明するタイミングチャートの例である。
図4において、P1(1)〜P1(m)は、第1行〜第m行にそれぞれ対応する走査信号P1を示している。P2(1)〜P2(m)は第1行〜第m行にそれぞれ対応する発光期間制御信号P2を示している。
行走査期間では、第1行、第2行、第3行、・・・、第m行の走査信号P1(1)、P1(2)、P1(3)、・・・、P1(m)を順次、1走査期間づつ、Highレベルにしている。このHighレベル期間で画素回路2に階調表示データである電圧信号Vdataが入力される。
発光期間制御信号P2は、階調表示データである電圧信号Vdataが入力された後、Lowレベル期間となり発光状態となる。その後、Highレベル期間となり、非発光状態となる。1つの発光期間と非発光期間の和が発光周期であり、フィールド期間中、発光・非発光を繰り返す。
図4の例では、発光周期A(第1の発光周期)という長さの発光周期が1回または複数回繰り返された後、フィールド期間の最後の発光周期は他よりも短く、発光周期B(第2の発光周期)という期間になるように設定されている。
すなわち本実施例はフィールド期間が長さの異なる複数の発光周期からなることを特徴としている。
図5は本実施例の1つとして、フィールド期間内に発光周期Aとそれよりも短い発光周期Bがそれぞれ1回ずつある場合の様子を示したものである。すなわち、図5は、発光制御信号TS、表示領域内に流れ込む総電流量ΣIを示す。更に、図5は、表示領域内のある行の位置(1)〜(4)の発光タイミングとその時の輝度、それぞれの時間変化を示す。
位置(1)は表示領域先頭行の発光の様子を表しており、TS信号と同じ発光パターンである。(2)〜(4)はそれぞれ、m/4行下にシフトした位置での発光の様子であり、行走査により行がシフトしていくと、その時間だけTS信号の発光開始が遅れていき、図5のように発光タイミングが行により変化していく。
位置(1)はフィールド期間開始直後から発光が始まっており、ΣIがQ1の期間は電源変動が小さい期間であるため、高い輝度で発光している。しかし、途中からΣIの増加に伴い、電源が降下するため、発光輝度も減少していく。その後消灯期間を経て、発光周期Bでも発光期間は短いが、同様の発光パターンで発光している。位置(2)ではQ1期間の終盤から発光が始まり高い輝度で発光しているが、ΣIの上昇に伴い、すぐに輝度が減少し、ΣIが高い位置で安定すると、やや低い輝度で安定して発光する。そして、発光周期Bのパルスに相当する2回目の発光はほとんどが次のフィールドのQ1’期間での発光となり、明るく発光している。位置(3)(4)もΣIの変動に合わせて輝度が変化しながら発光している。
発光周期が等しい駆動方法では、図17の位置(2)や位置(4)のように、特定の位置で、ΣIが大きな値をとる期間と発光期間とが一致し、位置(1)や位置(3)のように、別の特定の位置で、ΣIが小さい値をとる期間と発光期間とが一致し、それらのあいだに大きな輝度差が出来てしまう。発光周期の長さを変えることにより、ΣIの変動と発光パターンの位相をずらして同期させずに駆動しているため、どの行でも少なくともある程度の期間は明るく発光する期間を存在させることが可能となる。その結果、ある時間(例えば1フィールド期間)で積分された各行での発光量の差を抑え、表示領域内での輝度変化を抑えることが可能となり、良好な画質が得られる。
図6は位置(1)〜(4)を含む表示領域内の行方向の輝度変化を図示したものである。10が本実施例の輝度変動であり、11は図13の発光周期が等しい場合の輝度変動である。図6より本実施例では輝度の変動が抑えられていることがわかる。
本実施例においては、図1の構成による表示装置を例示したが、これに限らず、図4又は図5のように、フィールド期間内に発光周期の長さが異なるものが存在する駆動方法を実施できる構成であればよい。
また、図5ではデューティ比がほぼ50%の例が図示されているが、フィールド期間内に発光周期の長さが異なるものが存在すれば、各発光周期内の発光期間の割合(デューティ比)はどんな比率でも構わない。
また、各発光周期のデューティ比が同一であれば、発光周期を変更しても発光期間の和が保たれるために、輝度がほとんど変わらない。そのため、デューティ比の設定により容易に階調以外の輝度変更が可能であり、より好ましい。しかし、ロジック回路で本実施例を実現する場合、デューティ比より計算された発光期間のカウント値が整数にならない場合など、発光期間のカウント値が整数になるように発光期間を調整する必要がある。従って、完全に同一のデューティ比でなくても上記の利便性を損なうものではない。
以上のように、本実施例によれば、フィールド期間内において発光周期の長さが異なるものが存在するように、発光制御信号を設けている。したがって、各行での発光タイミングがΣIと同期することを抑え、ほとんどの発光期間で低い輝度でしか発光しない行を減少させることが可能となる。つまり、表示領域内のほとんどの行に明るい輝度で光るタイミングを分散することが可能となる。こうして、各行での輝度差を抑え、表示領域内の輝度変化を抑制して良好な表示を得ることが可能となる。
本実施例における表示装置の全体構成は図1と同様であり、画素回路2及びその駆動方法も図2、図3と同様であるため、その説明及び図を省略する。
図7は、本発明における表示装置の他の駆動方法の例を説明するタイミングチャートである。
図7において、P1(1)〜P1(m)は、第1行〜第m行にそれぞれ対応する走査信号P1を示している。P2(1)〜P2(m)は第1行〜第m行にそれぞれ対応する発光期間制御信号P2を示している。図4のタイミングチャートで説明した駆動方法と異なるのは、発光期間制御信号P2の波形である。
本実施例における発光期間制御信号P2は、少なくとも1つの発光期間を他の発光期間と異ならせた発光パターンで駆動させる波形に設定している。又は、発光期間制御信号P2は、少なくとも1つの消灯を他の消灯期間と異ならせた発光パターンで駆動させる波形に設定している。
図7では、その1例として、発光周期AとA’の長さは等しく、フィールド期間内の発光周期A’の発光期間を他よりも長く設定した波形である。他の例として、発光周期AとA’の長さが異なっていても構わない。
また、本実施例における他の例として、発光期間制御信号P2の他のパターンの例を図8に図示する。図8(A)は従来の駆動方法である、周期的な発光パターンとなる波形である。
これに対して、図8(B)は、発光期間2の発光開始のタイミングを維持して発光終了タイミングを図の斜線の範囲で可変し、発光期間の長さを変化した波形の例である。発光期間2の長さは非発光期間2がなくならない範囲で長さを変えても構わない。図8(C)は第2の発光開始タイミングと発光終了タイミングの両方を図の斜線の範囲で可変し、発光期間の長さをかえた波形の例である。図8(D)は第2の消灯開始のタイミングを維持して発光開始タイミングを図の斜線の範囲で可変し、第1の消灯期間の長さを変化した波形である。消灯期間1の長さは発光期間2がなくならない範囲で長さを変えても構わない。図8(E)は第1の発光期間の終了タイミングと第2の発光期間の開始タイミングの両方を図の斜線の範囲で可変し、第1の消灯期間の長さを変えた波形の例である。
図8では発光期間がフィールド期間内に2回しかない例を図示したが、発光期間と消灯期間はN回(Nは自然数)でも構わない。また、長さやタイミングを変化させる発光期間や消灯期間はフィールド期間中のどの発光期間や消灯期間でもよく、最大でN−1個の発光期間の長さやタイミングを個別に変化させても構わない。また、最大でN−1個の消灯期間の長さやタイミングを個別に変化させても構わない。また、最大でN−1個の発光期間と、最大でN−1個の消灯期間の長さやタイミングを個別に変化させても構わない。
また、発光期間や消灯期間の長さを変化させると、発光時間が変化した分だけ輝度も変化してしまう。そのため、本実施例の駆動法を用いて所望のデューティ比で発光させる場合は、所望のデューティ比に対応する発光期間制御信号のパターンを予め記憶素子等に記録しておき、発光時にデューティ比に応じたパターンを利用して発光期間制御信号を出力してもよい。
以上のように、本実施例によれば、発光期間制御信号P2が、少なくとも1つの発光期間又は少なくとも1つの消灯期間のうち、少なくとも1つがそれぞれの他の期間と異ならせた発光パターンで駆動させる波形に設定する。これにより、ΣIの時間変化つまり、電源変動と発光パターンの同期を抑えることができる。また、明るく発光するタイミングを表示領域内の各行に分散させることができる。したがって、各行間の輝度差を抑え、良好な表示を得ることが可能となる。
本実施例における表示装置の全体構成は図1と同様であり、画素回路2及びその駆動方法も図2、図3と同様であり、駆動方法を説明するタイミングチャートの例も図4と同様であるため、その説明及び図を省略する。
図9は、フィールド期間内に複数の発光周期があり、デューティ比を維持したまま、そのうち1つの発光周期(発光周期C)を(A)〜(E)は短く、逆に(F)は長く変化させた発光期間制御信号P2の波形である。発光周期Cの長さを変化させた分、他の発光周期の長さが変化している。図9(A)は発光周期が全て等しい。図9(C)は発光周期Cが他の発光周期のほぼ1/2の長さである。図9(E)は発光周期Cがなく、他の発光周期が全て等しい。図9(F)は発光周期Cが他の発光周期のほぼ2倍の長さである。
図10は図9の駆動を行った時の表示領域の面内輝度差を計算しグラフ化したものである。発光周期Cの長さを横軸、その時の表示領域の面内輝度差が縦軸である。発光周期Cの長さを変化させてプロットし、図10の(A)〜(F)は図9(A)〜(F)の波形で駆動した場合に対応している。駆動パターンにより面内輝度差が異なっていることがわかる。
図10のように、面内輝度差を抑えるためには、図9(A)や(E)のようにフィールド期間内の発光周期が全て等しい駆動ではなく、他の発光周期に比べて長さが異なる発光周期が存在していればよい。
また、図9(C)や図9(F)にあるように、フィールド期間内に少なくとも1つの発光周期が、他の発光周期のだいたい2倍に近いものが存在していると、他の駆動パターンより面内輝度差を抑えることが出来、好ましい。
しかし、本発明は、1つの発光周期が、他の発光周期の正確に2倍である必要はない。発光周期が全て等しい駆動の(E)や(A)の面内輝度差に対して、面内輝度差をより小さくすることが本発明の趣旨である。
そのためには面内輝度差が、(A)と(C)、又は、(E)と(C)、又は(A)と(F)の中間レベル以下に抑えることが出来れば本発明の効果を十分に得ることが可能である。図10のシミュレーション結果より、(A)と(C)との関係からその中間値である(B)よりも低く、また、(E)と(C)との関係からその中間値である(D)よりも低い、そのような発光周期の設定方法は、次のように表現される。
フィールド期間内の少なくとも1つの発光周期Aと少なくとも1つの発光周期Bがあった場合に、
発光周期A × 1/4 ≦ 発光周期B ≦ 発光周期A × 3/4
この関係を満たす発光周期を持つ発光期間制御信号で駆動すれば、面内輝度差を抑えることが出来、良好な表示を得ることが可能である。
以上のように、本実施例によれば、ある発光周期が他の発光周期に比べて長さが異なっていれば本発明の効果を十分に得ることができる。また、1つの発光周期が、他の発光周期のおおよそ2倍に近いとより好ましい本発明の効果が得られ、発光領域内の輝度差を抑制し良好な表示を得ることが可能となる。
本実施例における表示装置の全体構成は図1と同様であり、画素回路2及びその駆動方法も図2、図3と同様であり、駆動方法を説明するタイミングチャートの例も図4と同様であるため、その説明及び図を省略する。
図11(A)、(B)は、図8(A)、(C)と同じである。(G)、(H)はデューティ比を維持したまま、フィールド期間内に複数の発光周期があり、発光周期を変化させた発光期間制御信号P2の波形の1例である。(G)は3種類の発光周期(第1の発光周期、第2の発光周期及び第3の発光周期)がある。
本実施例は複数の発光周期を変化させた駆動方法の1例である。
図12の(A)〜(F)は図9の(A)〜(F)の波形で駆動した場合と同じ位置を指している。図12(G)、(H)にとっては横軸に意味はなく、(A)〜(F)と比較のために同じグラフ上にプロットしてある。図12(G)と(H)は図のように(A)〜(F)よりも面内輝度差が小さい。(A)〜(F)はフィールド期間内の複数の発光周期のうち1つしか発光周期を変化させていなかったが、(G)と(H)はより多くの発光周期の長さを変化させ、面内輝度差が小さくなるように発光期間制御信号P2を設定している。
M系列のようなランダムなパターンの波形で各走査線の発光素子を駆動してもよい。
以上のように、本実施例によれば、ある発光周期が他の発光周期に比べて長さが異なっており、発光周期の長さを変えたものが複数あっても、より好ましい本発明の効果が得られ、発光領域内の輝度差を抑制し良好な表示を得ることが可能となる。
本実施例は、上述した各実施例を電子機器に用いた例である。
図18は、本実施例のデジタルスチルカメラシステムの一例のブロック図である。図中、50はデジタルスチルカメラシステム、51は撮影部、52は映像信号処理回路、53は表示パネル、54はメモリ、55はCPU、56は操作部を示す。
図18において、撮像部51で撮影した映像又はメモリ54に記録された映像を、映像信号処理回路52で信号処理し、表示パネル53で見ることができる。CPU55では、操作部56からの入力によって、撮影部51、メモリ54、映像信号処理回路52などを制御して、状況に適した撮影、記録、再生、表示を行う。また、表示パネル53は、この他にも各種電子機器の表示部として利用できる。
本発明は、自発光型素子をマトリクス状に配置した表示装置及びその駆動方法に関する。特に点滅駆動するEL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子等の自発光型素子と、発光期間を任意に制御する電気回路とを用いて表示を行うアクティブマトリクス型表示装置、及びこれらの駆動方法に適用される。
この表示装置を用いて、例えば情報表示装置を構成できる。この情報表示装置は、例えば携帯電話、携帯コンピュータ、スチルカメラ若しくはビデオカメラのいずれかの形態をとる。若しくは、それらの各機能の複数を実現する装置である。情報表示装置は、情報入力部を備えている。例えば、携帯電話の場合には情報入力部は、アンテナを含んで構成される。PDAや携帯PCの場合には、情報入力部は、ネットワークに対するインターフェース部を含んで構成される。スチルカメラやムービーカメラの場合には、情報入力部はCCDやCMOSなどによるセンサ部を含んで構成される。
本発明に係る表示装置の一例を示す図である。 本発明に係る表示装置における画素回路の一例を示す図である。 図2に示す画素回路の動作を説明するタイミングチャートである。 図1に示す表示装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明に係る駆動方法の発光パターンと電源変動、輝度変化の一例を示す図である。 図5に示す駆動時の輝度変化の1例を示す図である。 図1に示す表示装置の動作の他の例を説明するタイミングチャートである。 図6のタイミングチャートに係る発光パターンの他の例を示す図である。 本発明に係る駆動方法の発光パターンの例を示す図である。 図9の駆動における本発明の効果の一例を示す図である。 本発明に係る駆動方法の発光パターンの例を示す図である。 図11の駆動における本発明の効果の一例を示す図である。 従来の表示装置の駆動方法と電流量変動の一例を示す図である。 表示装置の画質に影響を与えるTFT特性を示す図である。 表示装置の画質に影響を与えるEL特性を示す図である。 従来例の発光パターンと電源変動、輝度変化の一例を示す図である。 従来例の発光パターンと電源変動、輝度変化の一例を示す図である。 本発明に係る表示装置を用いたデジタルスチルカメラシステムの全体構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 画素
2 画素回路
3 行制御回路
4 列制御回路
5 走査線
6 発光期間制御線
7 データ線
11 従来駆動時の行走査方向位置の輝度変化
12 本発明の駆動時の行走査方向位置の輝度変化
50 デジタルスチルカメラシステム
51 撮影部
52 映像信号処理回路
53 表示パネル
54 メモリ
55 CPU
56 操作部
101 発光パターン
102 表示領域への総電流量変化
103 垂直ブランキング期間
104 行走査方向位置の輝度変化
105 輝度が減少しているタイミング
106 輝度が増加しているタイミング

Claims (14)

  1. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、
    第1の発光周期の発光パターンと第2の発光周期の発光パターンを含む発光パターンで各走査線の発光素子を駆動することを特徴とする駆動方法。
  2. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、
    第1の発光周期の発光パターンと第2の発光周期の発光パターンと第3の発光周期の発光パターンを含む発光パターンで各走査線の発光素子を駆動することを特徴とする駆動方法。
  3. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、
    ランダムな発光パターンで各走査線の発光素子を駆動することを特徴とする駆動方法。
  4. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、
    少なくとも1つの発光期間を除き、所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、
    少なくとも1つの発光期間を他の発光期間と異ならせることを特徴とする駆動方法。
  5. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、
    少なくとも1つの消灯期間を除き、所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、
    少なくとも1つの消灯期間を他の消灯期間と異ならせることを特徴とする駆動方法。
  6. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、
    少なくとも1つの発光周期を除き、所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、
    少なくとも1つの発光周期を他の発光周期の1/4から3/4の間の周期とすることを特徴とする駆動方法。
  7. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置の駆動方法であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって決定され、
    少なくとも1つの発光周期を除き、1つの所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、
    少なくとも1つの発光周期を他の発光周期の2倍の周期とすることを特徴とする駆動方法。
  8. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、
    第1の発光周期の発光パターンと第2の発光周期の発光パターンを含む発光パターンで各走査線の発光素子を駆動する手段を備えることを特徴とする表示装置。
  9. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、
    第1の発光周期の発光パターンと第2の発光周期の発光パターンと第3の発光周期の発光パターンを含む発光パターンで各走査線の発光素子を駆動する手段を備えることを特徴とする表示装置。
  10. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、
    ランダムな発光パターンで各走査線の発光素子を駆動する手段を備えることを特徴とする表示装置。
  11. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、
    少なくとも1つの発光期間を除き、所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、
    少なくとも1つの発光期間を他の発光期間と異ならせる手段を備えることを特徴とする表示装置。
  12. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、
    少なくとも1つの消灯期間を除き、所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、
    少なくとも1つの消灯期間を他の消灯期間と異ならせる手段を備えることを特徴とする表示装置。
  13. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、
    少なくとも1つの発光周期を除き、所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、
    少なくとも1つの発光周期を他の発光周期の1/4から3/4の間の周期とする手段を備えることを特徴とする表示装置。
  14. 走査線の順に時間をずらしながら発光素子が発光する表示装置であって、前記発光素子の発光強度が画像信号によって制御され、
    少なくとも1つの発光周期を除き、1つの所定の周期の発光パターンで各走査線の発光素子を駆動し、
    少なくとも1つの発光周期を他の発光周期の2倍の周期とする手段を備えることを特徴とする表示装置。
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