JP2009045700A - 燃焼式打込機 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータを効率的に冷却して該モータの特性を安定化させることができる燃焼式打込機を提供すること。
【解決手段】シリンダヘッド14にヘッドカバー15を被着し、該ヘッドカバー15に複数の吸気口16を形成し、ハウジング内に移動可能に配されたチャンバとハウジング下部に設けられたプッシュレバーとを連結するとともに、シリンダをハウジング内に固設し、該シリンダ内に摺動可能に嵌挿されたピストンとシリンダヘッド14及びチャンバによって画成される燃焼室内にファンを設け、該ファンを回転駆動するモータ17をシリンダヘッド14に保持されたモータマウント18内に収容して成る燃焼式打込機において、ヘッドカバー15に形成された吸気口16から燃焼室に吸入される空気の流路上にモータ17を配置するとともに、モータマウント18に冷却フィン18aを空気の流れ方向に沿って形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、可燃ガスと空気との混合気を着火燃焼させることによってピストンを駆動する動力を発生させ、該ピストンによって釘等の締結具を打ち込むための燃焼式釘打機に関するものである。
木材等の被締結材に釘等の締結具を打ち込む携帯型の燃焼式打込機が知られているが、斯かる燃焼式打込機は、ハウジングの開口部を塞ぐシリンダヘッドにヘッドカバーを被着し、該ヘッドカバーに複数の吸気口を形成し、前記ハウジング内に移動可能に配されたチャンバとハウジング下部に設けられたプッシュレバーとを連結するとともに、前記チャンバをガイドするシリンダをハウジング内に固設し、該シリンダ内に摺動可能に嵌挿されたピストンと前記シリンダヘッド及びチャンバによって画成される燃焼室内にファンを設け、該ファンを回転駆動するモータを前記シリンダヘッドに保持されたモータマウント内に収容して構成されている。
前記ハウジング内にはガスボンベが収納されており、ガスボンベには、シリンダヘッドに形成された噴射通路を経て燃焼室内に可燃ガスとして噴射される液化ガスが充填されている。又、ハウジングの端部にはマガジンが装着されており、その内部には釘等の締着具が収容されている。
而して、プッシュレバーを工作物に押し付けると、燃焼室が画成された状態でガスボンベから液化ガスが燃焼室内に噴射され、燃焼室内ではモータによって回転駆動されるファンによって空気と可燃ガスが撹拌混合され、この状態でトリガスイッチがONされると、点火プラグによる点火によって燃焼室内で混合気が着火燃焼せしめられ、そのとき燃焼室内に発生する高圧によってピストンが駆動され、該ピストンに連結されたドライバブレードによって釘等の締結具が木材等の工作物に打ち込まれる。
混合気が爆発燃焼した後、所定の時間が経過するまではチャンバがシリンダヘッドに当接した状態が維持され、燃焼ガスが排気された後の排気逆止弁の閉鎖によって燃焼室が密閉されるとともに、温度低下に伴う燃焼室内の圧力低下によって燃焼室側で熱真空が得られ、ピストンの上下面の圧力差によってピストンが上昇して元の位置に復帰する。
尚、モータによって燃焼室内で回転駆動されるファンは、可燃ガスと空気の混合を促進して燃焼室内での混合気の効率的な燃焼と、燃焼ガスの排出を含めた掃気の促進及び燃焼反応に必要な空気を取り込む吸気の促進を促す。
ところで、特許文献1には、モータマウントの外周に冷却フィンを設ける構成が開示されている。
特開2005−329533号公報
ところで、従来の燃焼式打込機においては、燃焼室の外壁を構成するシリンダヘッドにモータが設置されており、燃焼室内における混合気の燃焼熱がシリンダヘッドを経てモータに伝わるために該モータが高温となり、モータの特性に悪影響を及ぼすという問題があった。
特許文献1に開示された構成では、吸気口から吸込まれた空気はファンの回転によって下方向に流れるため、冷却フィンは空気の流れに沿っておらず、冷却フィンによるモータの冷却効率が悪いという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、モータを効率的に冷却して該モータの特性を安定化させることができる燃焼式打込機を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ハウジングの一端に設けられたシリンダヘッドと、該シリンダヘッドを覆い空気を吸込むための吸気口が形成されたヘッドカバーと、前記吸気口から吸入された空気を燃焼室内に取り込むためのファンが取り付けられたモータと、該モータを前記シリンダヘッドに保持するためのモータマウントとを備えた燃焼式打込機において、前記吸気口から前記燃焼室に吸入された空気の流路上に前記モータマウントを配置するとともに、前記モータマウントに第1の冷却フィンを前記流路上の空気の流れ方向に沿って形成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記シリンダヘッドに、前記ヘッドカバー側に向かって突出した第2の冷却フィンを形成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記モータマウントは、その一部が前記シリンダヘッドから前記ヘッドカバー側に突出しており、該突出部分に前記モータの軸方向に延びた前記第1の冷却フィンが設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記モータマウントの前記第1の冷却フィンは複数設けられ、該複数の第1の冷却フィン間の空間内を前記吸気口から吸入された空気が通過することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記シリンダヘッドの前記第2の冷却フィンは複数設けられ、該複数の第2の冷却フィン間の空間内を前記吸気口から吸入され前記シリンダヘッドに衝突した空気が通過することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、前記複数の第2の冷却フィン間の空間は、前記シリンダヘッドに設けられ、前記燃焼室と連通する開口部に向かって延びていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れかに記載の発明において、前記シリンダヘッドカバーの吸気口は、前記モータマウントの上方に位置するとともに、前記第1の冷却フィンは前記モータの軸方向に延びていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記ヘッドカバーの吸気口の開口領域は、前記モータマウント外周より大きいことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ヘッドカバーに形成された吸気口から燃焼室に吸入される空気をモータに直接当てて該モータを効率良く冷却することができるとともに、モータを収容するモータマウントの冷却面積が第1の冷却フィンによって増大するため、該モータマウントに伝わる燃焼熱を第1の冷却フィンに沿って流れる空気によって効率良く放熱することができ、モータへの伝熱量を抑えてモータの温度上昇を抑制し、該モータへの熱的悪影響を排除してモータの特性を安定化させることができる。
又、第1の冷却フィンを空気の流れ方向に沿って形成したため、該第1の冷却フィンが空気の流れの抵抗となることがなく、空気の流速を低下させることなく、該空気によってモータマウントを効率良く冷却することができる。
請求項2記載の発明によれば、モータマウントを保持するシリンダヘッドに形成された第2の冷却フィンによってシリンダヘッドの冷却面積が増大し、又、第2の冷却フィンを空気の流れ方向に沿って形成したために該第2の冷却フィンが空気の流れの抵抗となることがない。従って、空気の流速を低下させることなく、該空気によってシリンダヘッドを効率良く冷却してモータへの伝熱量を更に抑えることができ、モータの温度上昇を抑制して該モータへの熱的悪影響を排除し、モータの特性を安定化させることができる。
請求項3記載の発明によれば、シリンダヘッドから突出したモータマウントの一部に第1の冷却フィンを設けたため、吸気口から吸入された空気が第1の冷却フィンに直接当たり、モータマウントの冷却面積が増大してモータの温度上昇が低く抑えられる。
請求項4記載の発明によれば、複数の第1の冷却フィン間の空間に沿って空気が流れるため、冷却面積が増大し、モータの温度上昇を効果的に抑えることができる。
請求項5記載の発明によれば、モータマウントの第1の冷却フィンに加え、シリンダヘッドに設けられた第2の冷却フィン間の空間に沿って空気が流れるため、冷却面積が更に増大し、モータの温度上昇を効果的に抑えることができる。
請求項6記載の発明によれば、吸気口から吸入されシリンダヘッドに衝突した空気が第2の冷却フィン間の空間に沿って流れるように第2の冷却フィンを形成したため、空気がスムーズに流れてモータの冷却効率が高められる。
請求項7記載の発明によれば、モータマウントの上方に吸気口を設けたため、吸気口から吸入された空気がモータマウントの第1の冷却フィンに沿ってスムーズに流れる。
請求項8記載の発明によれば、吸気口の開口領域がモータマウントの外径よりも大きいため、モータマウント外周の全域を空気が通過し、この空気によってモータを効率良く冷却してその温度上昇を効果的に抑えることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る燃焼式打込機の一形態としての燃焼式釘打機の破断側面図、図2は同燃焼式釘打機要部の側断面図、図3は同燃焼式釘打機のシリンダヘッドの平面図、図4は同燃焼式釘打機のヘッドカバーの吸気口からシリンダヘッドの吸気口に向かう空気の流れを示すシリンダヘッドとヘッドカバーの分解斜視図である。
本実施の形態に係る燃焼式釘打機1は、図1に示すように、本体を構成するハウジング2を有し、このハウジング2は、主ハウジング部2Aと、該主ハウジング部2Aの長手方向(図1の上下方向)に沿って主ハウジング部2Aの側部に並設されたボンベ室部2Bとで構成されている。
上記ハウジング2のボンベ室部2Bには、可燃ガスを充填したガスボンベ3が着脱可能に収容されており、ガスボンベ3の上方には計量バルブ4が設けられている。そして、ボンベ室部2Bからはハンドル5が一体に延設されており、ハンドル5にはトリガ6と該トリガ5の引き操作によってONするトリガスイッチ7が設けられるとともに、電池8が着脱可能に装着されている。
又、ハウジング2の下端部には、不図示の釘を装填したマガジン9と、該マガジン9に装填された釘を給送案内するためのノーズ10と、該ノーズ10の釘セット位置に対応して上下動可能に支持されたプッシュレバー11が設けられている。このプッシュレバー11は、ハウジング2の主ハウジング部2A内の上部に上下動可能に配された円筒状のチャンバ12に固定された不図示の連結部材に連設されている。ここで、プッシュレバー11の先端が木材等の不図示の工作物に押し付けられてハウジング2全体を工作物方向(図1の下方)に押圧したとき、該プッシュレバー11の上部が主ハウジング部2A内に後退し得るよう構成されている。
他方、ハウジング2の主ハウジング部2Aの上端には、該主ハウジング部2Aの上端開口部を塞ぐためのシリンダヘッド14が固着されており、該シリンダヘッド14の上部にはヘッドカバー15が被着されている。そして、ヘッドカバー15には、図2及び図4に示すように、複数の吸気口16が形成されている。
上記シリンダヘッド14の中心部には、モータ17を収容保持するモータマウント18が弾性体19によって弾性支持されており、モータ17から垂直下方へ延びる出力軸(モータ軸)17aの下端にはファン20が結着されている。又、図3及び図4に示すように、シリンダヘッド14の前記モータマウント18の周囲には複数の吸気口21が形成されている。ここで、前記吸気口16の開口領域は、モータマウント18の外周よりも大きく設定されている。尚、シリンダヘッド14には、前記トリガスイッチ7がONすることによって点火動作する不図示の点火プラグが取り付けられている。
又、図2に詳細に示すように、シリンダヘッド14のボンベ室部2B側には燃料通路22が形成されており、この燃料通路22の一端は、シリンダヘッド14の下端面に噴射口22aとして開口しており、同燃料通路22の他端は、前記ガスボンベ3に接続されている。
ところで、前記チャンバ12は、ハウジング2の主ハウジング部2Aの長手方向(図1の上下方向))に移動可能で、シリンダヘッド14の下端面に選択的に当接するが、このチャンバ12の下端面には前記連結部材13が固定されてプッシュレバー11に連設されているため、プッシュレバー11の移動に伴ってチャンバ12も移動する。そして、ハウジング2の主ハウジング部2Aには、チャンバ12の内周面に摺動可能に嵌合してチャンバ12の移動を案内するシリンダ23が固定されており、このシリンダ23の下端面と連結部材13との間には不図示の圧縮コイルスプリングが縮装され、この圧縮コイルスプリングによってチャンバ12が図1の下方に付勢されている。
上記シリンダ23の下部近傍には、主ハウジング部2Aに形成された不図示の排気口に連通可能な複数の排気孔24が形成されている。そして、シリンダ23内の底部にはバンパ25が設けられている。
又、シリンダ23内には、ピストン26が図1の上下方向に摺動可能に嵌挿されており、チャンバ12の上端がシリンダヘッド14に当接したとき、シリンダヘッド14、チャンバ12、シリンダ23のシリンダヘッド側端部及びピストン26によって燃焼室27が画成される。そして、ピストン26からはドライバブレード28が鉛直下方に向かって延設されている。
而して、図1に示す状態においてハンドル5を把持してプッシュレバー11の先端を不図示の工作物に押し付けると、プッシュレバー11が不図示の圧縮コイルスプリングの付勢力に抗して上昇し、該プッシュレバー11に連設されたチャンバ12も上昇してシリンダヘッド14の下面に密着するため、外気と遮断された燃焼室27が形成される。
プッシュレバー11の動作と連動してガスボンベ3が押圧されると、ガスボンベ3に収容された液化ガスが計量バルブ4及び燃料通路22を通って噴射口22aから燃焼室27へと噴射され、チャンバ12が上死点に達するとモータ17が起動されてファン20が燃焼室27内で回転する。ファン20が燃焼室27内で回転することによって、該燃焼室27内に噴射された液化ガスが空気と混合撹拌されて混合気が形成される。
プッシュレバー11の工作物への押し付け動作に続いてトリガ6を引いてトリガスイッチ7をONすると、不図示の点火回路によって不図示の点火プラグにスパークが発生し、燃焼室27内の混合気が着火燃焼せしめられる。そして、燃焼室27内での混合気の燃焼によって膨張した高温高圧の燃焼ガスはピストン26をシリンダ23に沿って下方へと押し下げ、このピストン26と一体に下動するドライバブレード28によって釘が工作物に打ち込まれる。
上述のように釘が工作物に打ち込まれると、ピストン26はバンパ25に衝突して衝撃が緩和されるとともに、燃焼ガスが複数の排気孔24からシリンダ23外へと排出される。ここで、排気孔24には不図示の逆止弁が設けられており、燃焼ガスがシリンダ23外へ排出されてシリンダ23及び燃焼室27内が大気圧になった時点で逆止弁が閉じられる。
そして、燃焼室27内に残留する高温の燃焼ガスが急冷されて燃焼室27内の圧力が低下して大気圧以下に下がると(熱真空)、ピストン26とドライバブレード28は初期の上死点位置へと引き戻される。
その後、トリガ6の引き操作を開放してトリガスイッチ7をOFFし、当該燃焼式釘打機1を持ち上げてプッシュレバー11を工作物から離すと、プッシュレバー11とチャンバ12が不図示の圧縮コイルスプリングの付勢力によって下方へ移動して図1に示す元の初期位置に復帰する。このとき、ファン20は、所定時間だけ回転し続ける。
又、チャンバ12が下動して元の初期位置に復帰すると、燃焼室27の密閉状態が開放され、この状態でファン20が回転することによって燃焼室27内に流れが発生し、この流れによって図4に示すようにヘッドカバー15とシリンダヘッド14にそれぞれ形成された吸気口16,21を通って大気中の空気が燃焼室27内に吸引され、この空気によって燃焼室27内に残留する燃焼ガスが排出されるとともに、モータ17とモータマウント18及びシリンダヘッド14が冷却され、その後、ファン20の回転が停止される。
而して、本実施の形態は、図2〜図4に示すように、ヘッドカバー15に形成された吸気口16から燃焼室27に吸入される空気の流路上にモータ17を配置するとともに、モータマウント18のシリンダヘッド14からヘッドカバー15側(上方)に向かって突出する外周に冷却フィン18aを空気の流れ方向(上下方向)に沿って周方向に複数一体に形成したことを特徴とする。又、シリンダヘッド14の外壁のモータマウント18の周囲に複数の冷却フィン14aを空気の流れ方向に沿って一体に形成したこと特徴としている。
従って、本実施の形態に係る燃焼式釘打機1によれば、ヘッドカバー15に形成された吸気口16から燃焼室27に吸入される空気をモータ17に直接当てて該モータ17を効率良く冷却することができるとともに、モータ17を収容するモータマウント18の冷却面積が冷却フィン18aによって増大するため、該モータマウント18に伝わる燃焼熱を冷却フィン18aに沿って流れる空気によって効率良く放熱することができ、モータ17への伝熱量を抑えてモータ17の温度上昇を抑制し、該モータ17への熱的悪影響を排除してモータ17の特性を安定化させることができる。
又、モータマウント18に冷却フィン18aを空気の流れ方向に沿って形成したため、該冷却フィン18aが空気の流れの抵抗となることがなく、空気の流速を低下させることなく、該空気によってモータマウント18を効率良く冷却することができる。
更に、本実施の形態では、シリンダヘッド14の外壁にも複数の冷却フィン14aを形成したため、これらの冷却フィン14aによってシリンダヘッド14の冷却面積が増大し、又、冷却フィン14aを空気の流れ方向に沿って形成したため、該冷却フィン14aが空気の流れの抵抗となることがない。従って、空気の流速を低下させることなく、該空気によってシリンダヘッド14を効率良く冷却してモータ17への伝熱量を更に抑えることができ、モータ17の温度上昇を抑制して該モータ17への熱的悪影響を排除し、モータ17の特性を安定化させることができる。
又、本実施の形態では、ヘッドカバー15の吸気口16の開口領域をモータマウント18の外径よりも大きく設定したため、モータマウント18外周の全域を空気が通過し、この空気によってモータ17を効率良く冷却してその温度上昇を効果的に抑えることができる。
尚、以上は本発明を特に燃焼式釘打機に対して適用した形態について説明したが、本発明は、ピン、ステープル等の釘以外の締結具を打ち込むための他の任意の燃焼式打込機に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
本発明に係る燃焼式釘打機の破断側面図である。 本発明に係る燃焼式釘打機要部の側断面図である。 本発明に係る燃焼式釘打機のシリンダヘッドの平面図である。 本発明に係る燃焼式釘打機のヘッドカバーの吸気口からシリンダヘッドの吸気口に向かう空気の流れを示すシリンダヘッドとヘッドカバーの分解斜視図である。
符号の説明
1 燃焼式釘打機(燃焼式打込機)
2 ハウジング
2A ハウジングの主ハウジング部
2B ハウジングのボンベ室部
3 ガスボンベ
4 計量バルブ
5 ハンドル
6 トリガ
7 トリガスイッチ
8 電池
9 マガジン
10 ノーズ
11 プッシュレバー
12 チャンバ
14 シリンダヘッド
14a シリンダヘッドの冷却フィン(第2の冷却フィン)
15 ヘッドカバー
16 ヘッドカバーの吸気口
17 モータ
17a モータの出力軸(モータ軸)
18 モータマウント
18a モータマウントの冷却フィン(第1の冷却フィン)
19 弾性体
20 ファン
21 シリンダヘッドの吸気口
22 燃料通路
22a 燃料通路の噴射口
23 シリンダ
24 排気孔
25 バンパ
26 ピストン
27 燃焼室
28 ドライバブレード

Claims (8)

  1. ハウジングの一端に設けられたシリンダヘッドと、
    該シリンダヘッドを覆い空気を吸込むための吸気口が形成されたヘッドカバーと、
    前記吸気口から吸入された空気を燃焼室内に取り込むためのファンが取り付けられたモータと、
    該モータを前記シリンダヘッドに保持するためのモータマウントとを備えた燃焼式打込機において、
    前記吸気口から前記燃焼室に吸入された空気の流路上に前記モータマウントを配置するとともに、前記モータマウントに第1の冷却フィンを前記流路上の空気の流れ方向に沿って形成したことを特徴とする燃焼式打込機。
  2. 前記シリンダヘッドに、前記ヘッドカバー側に向かって突出した第2の冷却フィンを形成したことを特徴とする請求項1記載の燃焼式打込機。
  3. 前記モータマウントは、その一部が前記シリンダヘッドから前記ヘッドカバー側に突出しており、該突出部分に前記モータの軸方向に延びた前記第1の冷却フィンが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の燃焼式打込機。
  4. 前記モータマウントの前記第1の冷却フィンは複数設けられ、該複数の第1の冷却フィン間の空間内を前記吸気口から吸入された空気が通過することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の燃焼式打込機。
  5. 前記シリンダヘッドの前記第2の冷却フィンは複数設けられ、該複数の第2の冷却フィン間の空間内を前記吸気口から吸入され前記シリンダヘッドに衝突した空気が通過することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の燃焼式打込機。
  6. 前記複数の第2の冷却フィン間の空間は、前記シリンダヘッドに設けられ、前記燃焼室と連通する開口部に向かって延びていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の燃焼式打込機。
  7. 前記シリンダヘッドカバーの吸気口は、前記モータマウントの上方に位置するとともに、前記第1の冷却フィンは前記モータの軸方向に延びていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の燃焼式打込機。
  8. 前記ヘッドカバーの吸気口の開口領域は、前記モータマウント外周より大きいことを特徴とする請求項7記載の燃焼式打込機。
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