JP2009044793A - 圧電アクチュエータおよびその駆動方法 - Google Patents

圧電アクチュエータおよびその駆動方法 Download PDF

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Takashi Katsuno
超史 勝野
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Abstract


【課題】 小型化に対応できる、簡素な電極構成を備え製品設計上の自由度が大きい圧電アクチュエータを提供する。
【解決手段】 矩形状の圧電セラミックスからなる圧電アクチュエータであって、該矩形状の圧電セラミックス上に対角線を挟んで厚さ方向に分極された2つの領域に励振用電極部1、2を備え、長さ縦振動及び屈曲2次振動が励振され、さらに、前記厚さ方向に分極された2つの領域が、それぞれ厚み方向に複数層積層されていることも可能な圧電アクチュエータであり、その駆動方法は、圧電アクチュエータの2つの分極領域を同位相の信号で駆動することで縦振動が励振され、互いに逆異相の信号を入力することで屈曲2次振動が励振される圧電アクチュエータの駆動方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧電セラミックス振動子の機械的共振を利用して駆動する圧電アクチュエータおよびその駆動方法に関する。
圧電セラミックスを用いた圧電アクチュエータは、共振を利用しない圧電効果のみの構造のものと、共振を用いる構造のものに分けることが出来る。後者の共振を用いる構造の中で、主に損失の少ないハード系圧電セラミックスを用いられている。
例えば、矩形板上に3〜5箇所の分極された領域を構成し、これら分極領域に適宜駆動信号を印加することで、縦振動と屈曲振動を励振させる超音波モータと同様な動作を行うものがある。
図6に、従来の縦、屈曲2次振動を用いる圧電アクチュエータの例を示す。形状は長さ20mm×幅5mm×厚さ1.5mmの高Qm系セラミックスの矩形状で、4箇所の厚み方向に分極された励振用電極部1、2、3、4を備えている。この圧電アクチュエータを動作させる方法は下記の通りである。長さ縦1次振動の場合、1〜4の励振用電極部に同位相の交流駆動信号を印加すると、4箇所の電極部が一体となって略矩形版状の1つの電極として作用し、80kHz近傍において図7のような伸縮振動が矢印AB、CD方向に励振される。
一方、屈曲2次振動に対しては、4箇所の電極部に対し、それぞれ対角状の2箇所1、4及び2、3の励振用電極部に同振幅で位相の異なる交流駆動信号を印加することで、図8に示す屈曲振動が同じく80kHz近傍にて矢印E、F方向、矢印G、H方向に励振される。
さらに、3〜4箇所の電極に交流電界を印加することためには、その2倍の6〜8箇所の信号入力用電極が必要である。従って、小型化に際しての製品設計において形状寸法精度を確保することが困難であった。
特開平5−3688号公報 特許第2722211号公報 特開2005−278388号公報
しかしながら、上述したように従来の圧電セラミックを用いた共振型圧電アクチュエータの構造においては一つの面内に多数の分割された電極が必要となり、小型化に際して、電極寸法精度、さらにはそれら電極部分の分極処理の困難さ、各電極に接合されるリード線接合作業の難しさ等精度を確保することが困難であった。そこで、本発明の目的は、上記課題に鑑み、小型化に対応できる、簡素な電極構成を備え製品設計上の自由度が大きい圧電アクチュエータとその駆動方法を提供することである。
そこで、上記課題を解決するために、本発明の圧電アクチュエータは、矩形状の圧電セラミックスからなる圧電アクチュエータとし、該矩形状の圧電セラミックス上に対角線を挟んで厚さ方向に分極された2つの領域を備え、長さ縦振動及び屈曲2次振動が励振されることを特徴としている。
また、本発明は、前記2つの領域が、それぞれ厚み方向に複数層積層されていることを特徴とする圧電アクチュエータである。
また、本発明は、前記2つの領域に同位相の信号で駆動することで縦振動が励振され、互いに逆異相の信号を入力することで屈曲2次振動が励振されることを特徴とする圧電アクチュエータの駆動方法である。
本発明によれば、対角線を挟んだ2箇所の分極領域だけで縦、屈曲双方を例振する事で4箇所の信号入力用電極を別途設けるだけで良く、小型化に際しての製品設計上の自由度が増大する。また、2箇所の分極領域は厚み方向に複数層積層し、低インピーダンス化、低電圧駆動化を図ることも可能となる。
以下、図1〜図8を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の圧電アクチュエータの斜視図である。図1において、1、2は、矩形板状の圧電アクチュエータの対角線を挟んだ2たつの領域の励振用電極部である。また、図2は、本発明の積層圧電アクチュエータの斜視図である。11a、11b、12a、12bは、励振用電極部1,2の対となる複数の内部電極と接続する対となる外部電極である。また、図3は、積層圧電アクチュエータの内部電極構造を示す斜視図である。22a、22bは、励振用電極部2領域の積層する各層の対となる内部電極である。また、図4は、積層圧電アクチュエータの内部電極構造を示す斜視図である。21a、21bは、励振用電極部1領域の積層する各層の対となる内部電極である。また、図5は、積層圧電アクチュエータの各層の内部分極方向である。図は5層の例を示している。また、図6は、従来例の圧電アクチュエータの斜視図である。図6において、1,2,3,4は、励振用電極部である。これら4箇所の電極部は厚み方向に分極されている。また、図7は、圧電アクチュエータを駆動させることを目的とする長さ縦振動を示す図である。長さ縦振動とは、長さ方向に伸縮する動きである。また、図8は、圧電アクチュエータを駆動させることを目的とする屈曲2次振動を示す図である。対角状の電極に同振幅で位相の異なる交流駆動信号を印加することで屈曲振動が励振される。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1について図を参照しながら詳細に説明する。図1に示す本発明の圧電アクチュエータは、図6同様に、外形寸法は20mm×5mm×1.5mmで同一であるが、矩形板の対角線を挟んだ2たつの領域に、厚み方向に分極された励振用電極部1、2を備えている。
この圧電アクチュエータを駆動させる方法は下記の通りである。長さ縦1次振動の場合、1、2の電極部に同位相の交流駆動信号を印加すると、2箇所の電極部が一体となって略矩形板状の1つの電極として作用し、80kHz近傍において長さ縦振動を示す図7の様な伸縮振動が励振され、一方、屈曲2次振動に対しては、励振用電極部1、2に対し、同振幅で位相の異なる交流駆動信号を印加することで図8に示す屈曲2次振動が同じく80kHz近傍において励振される。
図6および図1において、それぞれの励振用電極部は厚み方向上下に1対(2枚)の電極を備えるため、図6の従来例においては計8枚、本発明の図1の構造においては計4枚の電極を必要とする。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図2〜図5を参照しながら説明する。
図2に、本発明の積層型圧電アクチュエータの斜視図を示す(図は5層の例を示す)。形状、使用材料等は実施の形態1と同じであるが、2箇所の厚み方向に分極された励振用電極部1、2は、それぞれ複数対の内部電極21a、21bとそれが接続する外部電極11a、11b、および内部電極22a、22bとそれが接続する外部電極12a、12bから構成されており、各層は図5に示すように、厚み方向に互いに逆向きに分極されている(図中矢印は分極の向き)。合計4箇所の外部電極部に励振用の信号電圧が印加される。
この積層型圧電アクチュエータを駆動させる方法は下記の通りである。長さ縦1次振動の場合、図2の11a、11bおよび12a、12bの外部電極部に同位相の駆動電圧を印加すると、80kHz近傍において図7のような伸縮振動が励振される。
一方、屈曲2次振動に対しては、外部電極11a、11bと12a、12bに対し、同振幅で位相の異なる交流駆動信号を印加する事で図8に示す屈曲振動が同じく80kHz近傍において励振される。
実施の形態1、2から明らかなように、一つの電極部には一対、2枚の電極が使用され、従来例においては4箇所の電極部が存在するため、計8個の電極が必要となる。これは複数対の積層化を図った際も同じであり、本発明の構造によって、同じ振動を励起するのに必要な電極数は略1/2で済む事となる。
本発明の圧電アクチュエータの斜視図。 本発明の積層圧電アクチュエータの斜視図。 本発明の積層圧電アクチュエータの内部電極構造を示す図。 本発明の積層圧電アクチュエータの内部電極構造を示す図。 本発明の積層圧電アクチュエータの内部分極方向を示す図。 従来例の圧電アクチュエータの斜視図。 長さ縦振を示す図。図7(a)は、矢印方向A,Bに伸びた状態を示す図、図7(b)は矢印方向C,Dに縮んだ状態を示す図。 屈曲2次振動を示す図。図8(a)は矢印方向E,Fに駆動した状態を示す図、図8(b)は矢印方向G,Hに駆動した状態を示す図。
符号の説明
1、2、3、4 励振用電極部
5 層
6 電極
7 分極方向(矢印方向)
11a、11b、12a、12b 外部電極
21a、21b、22a、22b 内部電極

Claims (3)

  1. 矩形状の圧電セラミックスからなる圧電アクチュエータであって、該矩形状の圧電セラミックス上に対角線を挟んで厚さ方向に分極された2つの領域を備え、長さ縦振動及び屈曲2次振動が励振されることを特徴とした圧電アクチュエータ。
  2. 前記2つの領域が、それぞれ厚み方向に複数層積層されていることを特徴とする請求項1記載の圧電アクチュエータ。
  3. 前記2つの領域に、同位相の信号を入力することで前記圧電アクチュエータに長さ縦振動が励振され、または互いに逆異相の信号を入力することで屈曲2次振動が励振されることを特徴とする請求項1または2記載の圧電アクチュエータの駆動方法。
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