JP2009044650A - 無線通信装置、および無線通信装置の制御プログラム - Google Patents

無線通信装置、および無線通信装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線チャネルの占有を中断するための信号が使用される環境下においても、送信遅延の長期化を抑制しながら、消費電力を低減することができる。
【解決手段】本発明の無線通信装置11は、受信フレームのMACヘッダを解析する解析手段41と、その受信フレームが無線チャネルの占有を中断するための中断信号であると解析された場合にその送信元アドレスを記憶する記憶手段44と、その受信フレームの宛先が他の無線通信装置であると解析された場合に、受信フレームの送信元アドレスが記憶手段44に記憶されているか否かを判定する判定手段43と、記憶されていないと判定された場合はMACヘッダに記載された無線チャネルが占有される期間の残り時間、復調手段31と解析手段41への電源供給を遮断する電源制御手段43とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線通信装置、および無線通信装置の制御プログラムに関するものである。
近年、IEEE802.11規格に沿った無線LAN(local area network)システムは、加速的に普及している。このような無線LANシステムを構成する無線通信装置は、CSMA/CA(carrier sense multiple access with collision avoidance)方式に従って、無線チャネルを介した通信を行う。同一の無線チャネルに同時に複数の信号が送信されて衝突が発生するのを防止するため、無線通信装置は、通信を行う前に無線チャネルを占有する。無線通信装置は、無線チャネルを占有するために一定期間NAV(network allocation vector)を設定する。NAVが設定されている期間中、NAVを設定した無線通信装置は無線チャネル介して通信を行い、他の無線通信装置は通信を控える。
ここで、上記の無線通信装置はバッテリ駆動であるモバイルパソコンなどの携帯端末に搭載されるため、ユーザに不自由さを与えることなく無線LANの機能を提供するために、その消費電力をできるかぎり低減させることが重要である。
IEEE802.11a/b/g規格では、送受信に1本のアンテナを使用するSISO(single input single output)を前提としていたが、現在策定が進められているIEEE802.11n規格では、送受信に複数のアンテナを使用するMIMO(multi input multi output)に対応する。そのため、MIMOに対応する無線通信装置は、より高速かつ高安定な無線通信を実現できるが、消費電力は増大する。そのため、無線LANの消費電力を低減させることの重要性は、ますます増大している。
無線LANの消費電力を低減させる1つの手法として、宛先が他の無線通信装置である信号を受信した場合に、その受信した信号のPHY(physical layer)ヘッダに記載されているフレーム長とフレームの伝送速度とからその信号の通信に要する時間を算出し、その時間内は他の無線通信装置によって無線チャネルが占有されるものとして、無線LANの受信部の受信動作を停止させる手法が報告されている(例えば、特許文献1。)。
特開2005−303585公報
IEEE802.11n規格は、Long NAVに対応する予定である。なお、Long NAVは、IEEE802.11 Task Group n(TGn)によって、既存のIEEE802.11規格のNAVよりも長期間無線チャネルを占有するためのNAVと定義されている。
ここで、Long NAVを設定した無線通信装置は、従来のNAVを設定した場合と異なり、無線チャネルの占有を中断するための信号(CF_End信号:Contention Free End)を送信することによって、無線チャネルの占有を中断することができる。
例えば、消費電力を低減させるためにLong NAVが設定されている期間中、無線通信装置が無線LANの受信部の受信動作を停止させることとした場合、無線LANの受信部の受信動作を停止している最中に他の無線通信装置からCF_End信号が送信されて無線チャネルの占有が中断されたとしても、その無線通信装置はCF_End信号を受信することはできず、無線チャネルの占有が中断されたことを検知することができない。
そのため、その無線通信装置は、無線チャネルが占有されていないにも関わらず、無線LANの受信部の受信動作を停止し、信号の送信を控える。また、その無線通信装置が信号の送信を控えている間に、他の無線通信装置によってさらに無線チャネルの占有が行われる可能性がある。このような場合、その無線通信装置は、他の無線通信装置によって設定されたLong NAVの期間、あるいはそれ以上の期間、信号の送信を行えず、送信遅延が大きくなるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、無線チャネルの占有を中断するための信号が使用される環境下においても、送信遅延の長期化を抑制しながら、消費電力を低減することができる無線通信装置、および無線通信装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係る無線通信装置は、無線チャネルを一定期間占有して伝送フレームの送受信を行う無線通信装置において、アンテナによって受信された前記伝送フレームを復調し、受信フレームとして出力する復調手段と、前記復調手段によって復調された前記受信フレームに含まれるMAC(Media Access Control)ヘッダを解析する解析手段と、前記解析手段によって前記受信フレームが前記無線チャネルの占有を中断するための中断信号であると解析された場合に、前記受信フレームに含まれる送信元アドレスを記憶する記憶手段と、前記解析手段によって前記受信フレームの宛先が他の無線通信装置であると解析された場合に、前記受信フレームに含まれる送信元アドレスが前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記受信フレームに含まれる送信元アドレスが前記記憶手段に記憶されていないと判定された場合は、前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間、前記復調手段と前記解析手段への電源供給を少なくとも一部遮断する電源制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、無線チャネルの占有を中断するための信号が使用される環境下においても、送信遅延の長期化を抑制しながら、消費電力を低減することができる
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システム100は、無線通信装置1、2、3と、アクセスポイント4とを備える。無線通信装置1、2、3およびアクセスポイント4は、無線チャネルを介して互いに通信を行う。なお、無線通信システム100は、IEEE802.11規格に沿って構成される。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置1の構成を示すブロック図である。なお、無線通信装置2、3およびアクセスポイント4の構成も同様である。
この第1の実施形態に係る無線通信装置1は、アンテナ10と、RF(Radio Frequency)部20と、変復調部30と、MAC(Media Access Control)層処理部40とを備える。RF部20は、無線受信部21と、無線送信部22とを有する。変復調部30は、復調部31と、変調部32とを有する。MAC層処理部40は、MAC制御部41と、送信バッファ42と、電源制御部43と、メモリ44とを有する。
アンテナ10は、無線受信部21と無線送信部22と接続される。無線受信部21は、復調部31と接続され、無線送信部22は変調部32と接続される。復調部31はMAC制御部41と接続され、変調部32は送信バッファ42と接続される。MAC制御部41は、電源制御部43とメモリ44と送信バッファ42と上位層処理部と接続される。電源制御部43は、MAC制御部41と、復調部31と、無線受信部21と接続され、それらに対する電源の供給を制御する。なお、この無線通信装置1は、MIMO(Multi Input Multi Output)によって通信を行う。
メモリ44は、アンテナ10によって受信したフレームの送信元アドレスごとに、フレームの受信回数とその送信元アドレスに指定される無線通信装置1が無線チャネルの占有を中断させるための信号(CF_End信号)を過去に送信したことがあるか否かを示す情報とを、関連付けて記憶する。
無線通信装置1が無線信号を送信する際には、上位層処理部は、MAC制御部41へデータを送信する。MAC制御部41は、受信したデータにMACヘッダの付加等の処理を行い、フレームとして送信バッファ42へ送信する。送信バッファ42は、MAC制御部41から受信したフレームを順に一時記憶する。送信バッファ42は、一時記憶したフレームを、記憶された順番に変調部32へ送信する。変調部32は、送信バッファ42から受信したフレームに対して物理層関連の処理および変調処理を行う。無線送信部22は、変調部32によって変調されたフレームを、D/A(Digital to Analog)変換処理してから、無線通信の周波数帯へ周波数変換する。アンテナ10は、変調部32から受信した無線信号を無線チャネルを介して送信する。
無線通信装置1が無線信号を受信する際には、アンテナ10によって無線チャネルを介して受信された無線信号が、無線受信部21に送信される。無線受信部21は、アンテナ10から受信した無線信号を、ベースバンドへ周波数変換してからA/D(Analog to Digital)変換処理する。復調部31は、無線受信部21によってA/D(Analog to Digital)変換処理された信号を復調し、物理層関連の処理を行い、フレームとしてMAC制御部41へ送信する。
MAC制御部41は、復調部31から受信したフレームのMACヘッダを解析する。
MAC制御部41は、復調部31から受信したフレームから送信元アドレスを抽出する。MAC制御部41は、抽出した送信元アドレスと関連付けて記憶されているフレームの受信回数をメモリ44から読み出し、そのフレームの受信回数を“1”増加させ、メモリ44へ上書きする
MAC制御部41は、復調部31から受信したフレームの宛先が自分宛か否かを判定する。復調部31から受信したフレームの宛先が自分宛である場合は、MAC制御部41は、復調部31から受信したフレームに対してMAC層関連の処理を行い上位層処理部へ送信する。一方、復調部31から受信した受信フレームの宛先が自分宛でない場合は、MAC制御部41は、抽出したフレームの送信元アドレスと、他の無線通信装置によって設定されたLong NAVによって無線チャネルが占有される残り時間(Durationフィールドに記載された時間)と、を電源制御部43へ送信する。
MAC制御部41は、復調部31から受信した受信フレームが無線チャネルの占有を中断させるための信号(CF_End信号)である場合、その送信元アドレスと関連付けて記憶される“CF_End信号の送信あり”を示す情報をメモリ44へ記憶する。
電源制御部43は、MAC制御部41から送信元アドレスとDurationフィールドに記載された時間とを受信した場合に、受信した送信元アドレスに応じて、受信処理を停止するか否かを判定する。なお、電源制御部43が受信処理を停止するか否かを判定する方法は、後述する。
受信処理を停止すると判定した場合は、電源制御部43は、Durationフィールドに記載された時間だけ、MAC制御部41と復調部31と無線受信部21とに対する電源供給を遮断する。電源制御部43は、電源供給を遮断する方法として、MAC制御部41と復調部31と無線受信部21とに対して電源供給を遮断するための受信停止信号を送信する。MAC制御部41と復調部31と無線受信部21は、それぞれ、受信停止信号を受信すると、図示しない電源供給部から電源が供給される線を遮断する。
なお、電源制御部43は、Durationフィールドに記載された時間より短い期間だけ、MAC制御部41と復調部31と無線受信部21とに対する電源供給を遮断することとしても良い。例えば、他の無線通信装置による無線チャネルの占有が終了した直後に無線通信装置1が無線信号を送信する場合、あるいは、電源を再び供給しはじめてからMAC制御部41と復調部31と無線受信部21とが正常に動作するまでに一定時間を要する場合など、Durationフィールドに記載された時間よりも一定時間小さい時間としても良い。
また、電源制御部43がMAC制御部41と復調部31と無線受信部21とに対する電源供給を遮断した後、電源供給を遮断する時間の測定については、電源制御部43が行っても良く、あるいはMAC制御部41と復調部31と無線受信部21のそれぞれが行っても良い。
一方、受信処理を停止しないと判定した場合は、電源制御部43は、MAC制御部41から受信した送信元アドレスとLong NAVの残り時間とを廃棄する。
なお、MAC制御部41と復調部31と無線受信部21とに対して電源供給を遮断する方法として、電源制御部43は、電源管理部に対して受信停止信号を送信し、その電源管理部が一括してMAC制御部41と復調部31と無線受信部21とに対する電源供給を遮断する構成としても良い。
図3は、電源制御部43が受信処理を停止するか否かを判定する際の動作を示すフローチャートである。
まず、電源制御部43は、他の無線通信装置を宛先とするフレームの送信元アドレスと、他の無線通信装置によって設定されたLong NAVによって無線チャネルが占有される残り時間(Durationフィールドに記載された時間)とを、MAC制御部41から受信する(ステップS101)。
次に、電源制御部43は、MAC制御部41から受信した送信元アドレスと関連付けてメモリ44に記憶されたフレームの受信回数が所定回数以上か否かを判定する(ステップS102)。
フレームの受信回数が所定回数未満である場合は、電源制御部43は動作を終了する。
一方、フレームの受信回数が所定回数以上である場合は、電源制御部43は、MAC制御部41から受信した送信元アドレスによってメモリ44へアクセスし、その送信元アドレスに指定される無線通信装置1が過去にCF_End信号を送信したことがあるか否かを判定する(ステップS103)。
その送信元アドレスに指定される無線通信装置1が過去にCF_End信号を1回でも送信したことがあると判定された場合は、電源制御部43は動作を終了する。
一方、その送信元アドレスに指定される無線通信装置1が過去にCF_End信号を送信したことがないと判定された場合は、電源制御部43は、MAC制御部41と復調部31と無線受信部21に対して受信停止信号を送信する(ステップS104)。
このように、第1の実施形態に係る無線通信装置1によれば、CF_End信号を過去に1回も送信したことがない無線通信装置から送信されたフレームであって、その宛先が自分宛でないフレームを受信した場合にのみ、受信処理を停止することによって、CF_End信号の受信失敗の可能性を低減し、送信遅延を長期化させることなく、消費電力を低減することができる。
これは、IEEE802.11nに沿った無線通信装置であっても、CF_End信号の送信機能は必須でないため、CF_End信号を過去に1回も送信したことがない無線通信装置は、CF_End信号の送信機能をもたない無線通信装置と推測することができるからである。
さらに、宛先が自分宛でないフレームを受信した際に、その送信元アドレスからフレームを受信した回数が所定回数以上である場合にのみ、受信処理を停止するかの判定を行うため、フレームを受信した回数がそもそも少なく、偶発的にCF_End信号が送信されていない無線通信装置によって無線チャネルが占有されているときに受信停止処理を行うことによってCF_End信号の受信に失敗することを防ぐことができる。
なお、上記の実施形態に係る無線通信装置1では、CF_End信号を過去に送信したことがあるか否かを示す情報を用いて、電源制御部43は、受信処理を停止するか否かを判定するものとしたが、CF_End信号の送信頻度を用いて、受信処理を停止するか否かを判定することとしても良い。
このような場合、メモリ44は、送信元アドレスごとに、フレームの受信回数とその送信元アドレスに指定される無線通信装置1からのCF_End信号の送信頻度を示す情報と、を関連付けて記憶する。
電源制御部43は、図3に示すステップS103において、MAC制御部41から受信した送信元アドレスによってメモリ44へアクセスし、その送信元アドレスに指定される無線通信装置1のCF_End信号の送信頻度が閾値以上か否かを判定する。
その送信元アドレスに指定される無線通信装置1のCF_End信号の送信頻度が閾値以上の場合、電源制御部43は、動作を終了する。
一方、その送信元アドレスに指定される無線通信装置1のCF_End信号の送信頻度が閾値未満の場合、電源制御部43は、MAC制御部41と復調部31と無線受信部21とに対して、受信停止信号を送信する。
このようにすることによって、CF_End信号を過去に送信したことがあるものの、その送信頻度が小さい無線通信装置1によって無線チャネルが占有された場合に受信処理を停止することで、送信遅延の長期化を防ぎながら、消費電力を低減することができる。
また、上記の実施形態に係る無線通信装置1では、フレームを受信した場合に、そのフレームの送信元アドレスごとに、受信処理を停止するか否かを判定するものとしたが、そのフレームの送信元アドレスと、そのアプリケーションの種別を示すTID(Traffic Identifier)との2つの情報を用いて、受信処理を停止するか否かを判定することとしても良い。
このような場合、メモリ44は、送信元アドレスとTIDの組ごとに、フレームの受信回数とCF_End信号を送信したことがあるか否かを示す情報と、を関連付けて記憶する。
電源制御部43は、図3に示すステップS102、S103において、送信元アドレスとTIDの組と関連付けてメモリ44に記憶された、フレームの受信回数とCF_End信号を過去に送信したことがあるか否かを示す情報へアクセスし、それぞれ判定を行う。
このようにすることによって、ある特定のアプリケーションによる通信を行っているときにはCF_End信号を送信しない無線通信装置から送信されたフレームであって、その宛先が自分宛でないフレームを受信した場合にのみ、受信処理を停止することによって、送信遅延を長期化させることなく、消費電力を低減することができる。
なお、この無線通信装置1は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち、MAC制御部41、電源制御部43、および上位層処理部は、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、無線通信装置1は、上記のプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。また、送信バッファ42およびメモリ44は、上記のコンピュータ装置に内蔵あるいは外付けされた半導体メモリ、ハードディスクもしくはCD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−Rなどの記憶媒体などを適宜利用して実現することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る無線通信装置1と第1の実施形態に係る無線通信装置1は、その構成が同一であり、受信処理の停止判定に関する動作が異なる。ここで、無線通信装置1は、IEEE802.11e規格およびそれを包含する規格(例えば、IEEE802.11n規格)に沿った無線システム100の一部として構成される。
アクセスポイント4は、接続されている複数の無線通信装置1、2、3に対して、一定時間(例えば、数十μsec)ごとに、報知信号(Beecon信号)を送信する。報知信号には、アクセスポイント4に接続されている無線通信装置の接続端末数、および無線チャネルの占有率が記載されている。
無線通信装置1がアクセスポイント4から報知信号のフレームを受信した場合、そのフレームは、無線受信部21および復調部31によって受信処理がなされ、MAC制御部41へ送信される。
MAC制御部41は、受信した報知信号のフレームに記載されている情報であって、アクセスポイント4に接続されている無線通信装置の接続端末数と無線チャネルの占有率とを、報知信号を受信した時間とともにメモリ44に書き込む。
メモリ44は、報知信号が受信された時刻と関連付けて、アクセスポイント4に接続されている無線通信装置の接続端末数と無線チャネルの占有率とを記憶する。なお、メモリ44は、最新の報知信号の情報のみを記憶すれば良い。
図4は、電源制御部43が受信処理を停止するか否かを判定する際の動作を示すフローチャートである。
まず、MAC制御部41は、他の無線通信装置を宛先とするフレームを復調部31から受信した場合、他の無線通信装置を宛先とするフレームを受信した旨の通知を、電源制御部43へ送信する。
次に、電源制御部43は、MAC制御部41から他の無線通信装置を宛先とするフレームを受信した旨の通知を受信する(ステップS201)。
次に、電源制御部43は、メモリ44へアクセスし、過去に受信した報知信号の情報が記憶されているか否かを判定する(ステップS202)。
過去に受信した報知信号の情報がメモリ44に記憶されていない場合、電源制御部43は、動作を終了する。
一方、過去に受信した報知信号の情報がメモリ44に記憶されている場合、次に、電源制御部43は、メモリ44に記憶されている報知信号が受信された時刻を読み出し、その時刻からの経過時間が所定時間以内か否かを判定する(ステップS203)。
メモリ44に記憶されている報知信号の受信された時刻からの経過時間が所定時間以上である場合は、電源制御部43は動作を終了する。即ち、メモリ44に記憶されている報知信号の受信された時刻から所定時間以上が経過している場合は、その報知信号の情報は古いため、電源制御部43は、受信処理を停止するか否かの判定には使用せず、動作を終了する。
一方、メモリ44に記憶されている報知信号が受信された時刻からの経過時間が所定時間未満である場合、次に、電源制御部43は、アクセスポイントに接続された無線通信装置の接続端末数をメモリ44から読み出し、その接続端末数が第1閾値以下か否かを判定する(ステップS204)。アクセスポイントに接続された無線通信装置の接続端末数が第1閾値より大きい場合は、電源制御部43は動作を終了する。
一方、アクセスポイントに接続された無線通信装置の接続端末数が第1閾値以下である場合、次に、電源制御部43は、無線チャネルの占有率をメモリ44から読み出し、その占有率が第2閾値以下か否かを判定する(ステップS205)。
無線チャネルの占有率が第2閾値より大きい場合、電源制御部43は、動作を終了する。一方、無線チャネルの占有率が第2閾値以下である場合、電源制御部43は、MAC制御部41と復調部31と無線受信部21とに対して電源供給を遮断するための受信停止信号を送信する(ステップS206)。
このように、第2の実施形態に係る無線通信装置1によれば、報知信号に記載されている情報であって、アクセスポイントに接続された無線通信装置の接続端末数と無線チャネルの占有率とを考慮して、宛先が自分宛でないフレームを受信した場合に受信処理を停止することで、送信遅延の長期化を防ぎながら、消費電力を低減することができる。
無線通信装置1の接続端末数が第1閾値以下であり、かつ、無線チャネルの占有率が第2閾値以下であるため、例え、無線通信装置1が受信処理を停止している最中にCF_End信号によって無線チャネルの占有が中断されたにも関わらず、無線通信装置1が無線チャネルの占有の中断を検知できず受信処理を停止し続けたとしても、無線通信装置1が受信処理を停止している間に、他の無線通信装置によってさらに無線チャネルの占有が行われる確率は小さい。
なお、無線通信装置1が受信処理を停止し、一定期間経過後、無線通信装置1が受信処理を再開したときに、受信処理を停止する直前に無線チャネルを占有していた無線通信装置と、受信処理を再開した直後に無線チャネルを占有している無線通信装置とが異なっていた場合、無線通信装置1は、第1閾値および第2閾値を変更することとしても良い。
このとき、電源制御部43は、例えば、無線チャネルの占有率の第2閾値を40%から30%へ変更する、あるいは無線通信装置1の接続端末数の第1閾値を減少させる等の処理を行う。
また、第2の実施形態に係る無線通信装置1において、無線通信装置1の接続端末数と無線チャネルの占有率とのいずれか一方をメモリ44に記憶させ、いずれか一方のみを用いて、電源制御部43が、受信処理を停止するか否かを判定することとしても良い。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る無線通信装置1と第1の実施形態に係る無線通信装置1は、その構成が同一であり、受信処理の停止判定方式に関する動作が異なる。なお、第3の実施形態に係る無線通信装置1において、メモリ44は備えなくても良い。
無線通信装置1は、IEEE802.11n規格に沿った無線システム100の一部として構成される。無線通信装置1、2、3は、送信するフレームのPLCP(physical medium dependent)ヘッダに、Legacy Rate情報と、Legacy Length情報とを記載する。このとき、Legacy Length情報をLegacy Rate情報で除算した結果は、フレームの送信元である無線通信装置が、複数のフレームの送信するためにチャネルを占有する期間となる。
なお、L−SIG TXOP protection(Legacy signal field transmission opportunity protection)に対応する無線通信装置は、複数のフレームを送信するためのLegacy Rate情報とLegacy length情報とをPLCPヘッダに記載することによって、複数のフレームを送信するのに要する期間、他の無線通信装置にフレームの送信を控えさせる。
図5は、電源制御部43が受信処理を停止するか否かを判定する際の動作を示すフローチャートである。
まず、MAC制御部41は、他の無線通信装置を宛先とするフレームを復調部31から受信した場合、他の無線通信装置を宛先とするフレームを受信した旨の通知を、電源制御部43へ送信する。
MAC制御部41は、他の無線通信装置を宛先とするフレームの受信に要した時間“t1”を、電源制御部43へ送信する。ここで、他の無線通信装置を宛先とするフレームの受信に要した時間“t1”とは、送信元である無線通信装置からフレームが送信されてから、MAC制御部41がフレームを受信するまでの時間である。
MAC制御部41は、フレームのPLCPヘッダに記載された、Legacy Rate情報とLegacy Length情報とを抽出する。MAC制御部41は、Legacy Length情報をLegacy Rate情報で除算して得られる時間“t2”を、電源制御部43へ送信する。ここで、L−SIG TXOP Protectionで使用されるLegacy Length情報をLegacy Rate情報で除算して得られる時間“t2”とは、他の無線通信装置によって無線チャネルが占有される期間を示しており、この占有期間は中断されることはない。
MAC制御部41は、他の無線通信装置によって設定されたLong NAVによって無線チャネルが占有される残り時間(Durationフィールドに記載された時間)“t3”を抽出し、電源制御部43へ送信する。
次に、電源制御部43は、他の無線通信装置を宛先とするフレームを受信した旨の通知、そのフレームの受信に要した時間“t1”、Legacy Length情報をLegacy Rate情報で除算して得られる時間“t2”、およびLong NAVの残り時間“t3”をMAC制御部41から受信する(ステップS301)。
次に、電源制御部43は、他の無線通信装置を宛先とするフレームの受信に要した時間“t1”と、Legacy Length情報をLegacy Rate情報で除算して得られる時間“t2”とを加算する。電源制御部43は、その加算結果“t1+t2”とLong NAVの残り時間“t3”とが同一か否かを判定する(ステップS302)。
その加算結果“t1+t2”とLong NAVの残り時間“t3”とが同一である場合、電源制御部43は、MAC制御部41と復調部31と無線受信部21とに対して電源供給を遮断するための受信停止信号を送信する(ステップS303)。一方、その加算結果とLong NAVの残り時間とが同一でない場合、電源制御部43は動作を終了する。
なお、MAC制御部41および電源制御部43は、L−SIG TXOP Protectionで使用されないLegacy Rate情報とLegacy Length情報とがフレームのPLCPヘッダに記載されていた場合、受信処理を停止しないと判定する。
このように、第3の実施形態に係る無線通信装置1によれば、Legacy Length情報とLegacy Rate情報から求まるチャネル占有時間と、Dulationフィールドに記載されたLong NAVによるチャネル占有時間とが等しいかを判定し、無線チャネルの占有が中断しないことを確認したうえで受信処理を停止することで、CF_End信号の受信に失敗することなく、消費電力を低減することができる。
L−SIG TXOP protectionを設定するために、フレームのPLCPヘッダにLegacy Length情報とLegacy Rate情報が記載された場合、Legacy Length情報をLegacy Rate情報で除算して得られる時間だけ、無線チャネルは他の無線通信装置によって必ず占有される。そのため、そのLong NAVが設定されている期間中にCF_End信号によって無線チャネルの占有が中断されることは無く、無線通信装置1は、その期間中、受信処理を停止したとしても、CF_End信号の受信に失敗することはない。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る無線通信装置1と第1の実施形態に係る無線通信装置1は、その構成が同一であり、受信処理の停止判定方式に関する動作が異なる。第4の実施形態に係る無線通信装置1では、第1乃至第3の実施形態に係る無線通信装置1における受信処理の停止判定方式を並列に運用する。
まず、第3の実施形態で説明したLegacy Length情報をLegacy Rate情報を用いた受信処理の停止判定方式によって、電源制御部43は、受信処理を停止するかを判定する。
停止しないと判定された場合は、次に、電源制御部43は、第1の実施形態で説明したCF_End信号の送信の有無を示す情報を用いた受信処理の停止判定方式によって、受信処理を停止するかを判定する。
さらに停止しないと判定された場合は、その次に、電源制御部43は、第2の実施形態で説明したアクセスポイントに接続された無線通信装置1の接続端末数や無線チャネルの占有率を用いた受信処理の停止判定方式によって、受信処理を停止するかを判定する。
これら3つの受信処理の停止判定方式のいずれにおいても、受信処理を停止しないと判定された場合は、電源制御部43は、受信処理を停止しない。
一方、これら3つの受信処理の停止判定方式のいずれかで受信処理を停止すると判定された場合は、その時点で、電源制御部43は、受信処理を停止する。
このように、第1乃至第3の実施形態に係る無線通信装置1における受信処理の停止判定方式を並列に運用することで、無線通信装置1の消費電力をより小さくすることができる。
また、上記方法によって受信処理を停止するための判定処理を開始する前に、Long NAVの残り時間が閾値以下である場合には、電源制御部43は、受信処理を停止しないこととしても良い。
この閾値は、例えば、データレートが24Mbps(Mega Bits per second)で1500Bytesのフレームを6個送信するのに要する時間、3msec(milli second)と設定される。この場合、Long NAVの残り時間が3msec以下である場合は、電源制御部43は、MAC制御部41と復調部31と無線受信部21とに対して電源供給を遮断するための受信停止信号を送信しない。
このように、Long NAVの残り時間が極めて短い場合に受信処理を停止しないことによって、電源制御部43が受信処理を停止したあと即座に受信処理を再開することによる消費電力の増大を、防ぐことができる。
また、TIDに指定されるアプリケーションの種別に応じて、電源制御部43が受信処理を停止するか否かを判定することとしても良い。
例えば、TIDに指定されるアプリケーションの種別が音声情報を取り扱うものか否かで、電源制御部43が受信処理を停止するか否かを判定することとする。音声情報に関する通信は、1つのフレームのサイズが小さく、データ送信遅延に対する要求が厳しい。このような場合に、電源制御部43が受信処理を停止したとしても、受信処理を停止することができる期間は短く、消費電力を削減する効果は小さい。
そこで、電源制御部43は、TIDに指定されるアプリケーションの種別が音声情報を取り扱うものであれば、受信処理を停止しない。
一方、電源制御部43は、TIDに指定されるアプリケーションの種別が音声情報以外を取り扱うものであれば、第1乃至第3の無線通信装置1における受信処理の停止判定方式に応じて、受信処理を停止するか否かを判定する。
このように、TIDに指定されるアプリケーションの種別が音声情報である場合に、受信処理を停止しないことで、電源制御部43による受信処理の停止および再開に伴う処理を行わず、無線通信装置1の負荷を軽減することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態に係る無線通信装置1と第1の実施形態に係る無線通信装置1は、その構成が同一であり、受信処理の停止判定方式に関する動作が異なる。第5の実施形態に係る無線通信装置1では、第1乃至第3の実施形態に係る無線通信装置1における受信処理の停止判定方式を並列に運用する。第5の実施形態では、受信処理が停止および再開された後に、メッセージの送信を行う際の無線通信装置1が行う処理を説明する。
第1の実施形態で説明したCF_End信号の送信の有無を示す情報を用いて受信処理を停止した場合、および、第3の実施形態で説明したLegacy Length情報をLegacy Rate情報を用いて受信処理を停止した場合は、無線通信装置1は、受信処理を再開したあと、一定期間待機した後、メッセージの送信を行う。なお、送信前の待機期間とは、例えば、IEEE802.11規格では、DIFS(distributed coordination function interframe space)とバックオフ処理時間とを加算した時間とされる。
第1の実施形態で説明したCF_End信号の送信頻度を示す情報を用いて受信処理を停止した場合、および、第2の実施形態で説明したアクセスポイントに接続された無線通信装置1の接続端末数や無線チャネルの占有率を用いて受信処理を停止した場合は、無線通信装置1は、無線チャネルの状況に応じてフレームの送信処理を行う。
図6は、無線チャネルの状況に応じたフレームの送信処理を行う際の無線通信装置1の動作を示すフローチャートである。
まず、無線通信装置1は、無線チャネルの状況を把握する(ステップS401)。無線チャネルが他の無線通信装置によって占有されている場合はBUSY状態にあるとし、無線チャネルが他のいずれの無線通信装置によっても占有されていない場合はIDLE状態にあるとする。
次に、無線通信装置1は、無線チャネルが他の無線通信装置によって占有されているか否か、即ち、無線チャネルがBUSY状態かIDLE状態かを判定する(ステップS402)。
無線チャネルがIDLE状態と判定された場合は、無線通信装置1は、そのIDLE状態の期間がTXOP Limit(transmission opportunity limit)を超えているか否かを判定する(ステップS403)。
IDLE状態の期間がTXOP Limitを超えていると判定された場合は、無線通信装置1は、フレームの送信処理を開始する(ステップS405)。
一方、IDLE状態の期間がTXOP Limitを超えていないと判定された場合は、無線通信装置1は、報知信号を受信したか否かを判定する(ステップS404)。
報知信号を受信した場合は、無線通信装置1は、フレームの送信処理を開始する(ステップS405)。一方、報知信号を受信しなかった場合は、無線通信装置1は、再度、無線チャネルの状況を把握してフレームの送信処理を開始する。
ステップS402で、無線通信装置1が、無線チャネルがBUSY状態であると判定した場合は、第1乃至第3の実施形態で説明した受信処理の停止判定方式を使用して、受信処理を停止するか否かを判定する(ステップS406)。受信処理を停止すると判定された場合は、電源制御部43は、再度、MAC制御部41と復調部31と無線受信部21とに対して電源供給を遮断するための受信停止信号を送信する(ステップS409)。
一方、受信処理を停止しないと判定された場合は、無線通信装置1は、他の無線通信装置による無線チャネルの占有が終了したかを判定する(ステップS407)。他の無線通信装置による無線チャネルの占有が終了していない場合は、無線通信装置1は、他の無線通信装置による無線チャネルの占有が終了したかの判定を継続して行う。
一方、他の無線通信装置による無線チャネルの占有が終了した場合は、無線通信装置1は、一定期間だけ待機する(ステップS408)。送信前に一定期間待機した後、無線通信装置1は、フレームの送信処理を開始する(ステップS405)。
このように、第5の実施形態に係る無線通信装置1によれば、所定の条件下において受信処理を停止することで消費電力を低減しながら、受信処理の停止方法に応じて、受信処理を再開したあとにフレームの送信処理を行うことで、送信遅延の長期化を抑制することができる。
なお、無線チャネルがBUSY状態であるかIDLE状態であるかを判定するのは、Long NAVが終了した後であっても良く、Long NAVが設定されている最中に定期的に行っても良い。
(第6の実施形態)
第6の実施形態に係る無線通信装置1と第1の実施形態に係る無線通信装置1は、その構成が送信バッファ42を除き同一であり、受信処理の停止判定方式に関する動作が異なる。
第6の実施形態に係る無線通信装置1が備える送信バッファ42は、音声用キューと汎用キューから構成される。音声用キューには音声情報に関する送信フレームが記憶され、汎用キューには音声情報以外に関する送信フレームが記憶される。
第6の実施形態に係る無線通信装置1では、第1乃至第3の実施形態に係る無線通信装置1の電源制御部43による受信処理の停止判定方式を並列に運用する。
電源制御部43は、送信バッファ42の音声用キューに記憶されている送信フレームの量が一定以上の場合は、受信停止処理に関する処理を行わない。一方、送信バッファ42の音声用キューに記憶されている送信フレームの量が一定未満の場合には、電源制御部43は、上記の受信処理の停止判定方式に従い、受信停止信号の送信などを行う。
このように、第6の実施形態に係る無線通信装置1によれば、例えば音声情報のように、アプリケーションの遅延要求が厳しい送信フレームが送信バッファ42に一定以上記憶されている場合には、受信停止処理を行わないことによって、送信バッファ42に記憶された送信フレームを送信するまでの時間を短縮することができる。
なお、電源制御部43は、送信バッファ42の音声用キューと汎用キューに記憶されている送信フレームの総量が一定以上の場合には、受信停止処理に関する処理を行わないこととしても良い。
また、電源制御部43は、送信バッファ42に記憶されている送信フレームについて、その送信フレームが送信バッファ42に記憶されてからの経過時間と、送信フレームごとに記載されている送信遅延の限度時間とを比較し、その経過時間が送信遅延の限度時間の一定割合以上となったときに、受信停止処理に関する処理を行わないこととしてもよい。
また、送信バッファ42の音声用キューに記憶されている送信フレームの量が一定以上の場合には、電源制御部43は、第1の実施形態で説明したCF_End信号の送信の有無を示す情報を用いた受信処理の停止判定方式、あるいは、第3の実施形態で説明したLegacy Length情報をLegacy Rate情報を用いた受信処理の停止判定方式のみを用いることとしても良い。
このようにすることで、受信処理を停止して消費電力を低減しながら、送信バッファ42に記憶されたフレームを送信するまでの遅延時間が長期化するのを防止することができる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態に係る無線通信装置1と第1の実施形態に係る無線通信装置1は、その構成がアンテナ10を除き同一であり、受信処理の停止判定方式に関する動作が異なる。
無線通信装置1は、高速かつ高安定な通信が実現可能なMIMOによってデータを送受信する。無線通信装置1は、低消費電力での通信が可能なSISOによってCF_End信号を送受信する。これは、CF_End信号が、IEEEa/b/g規格に沿った無線通信装置、即ちMIMOに対応していない無線通信装置にも正しく受信される必要があるからである。
第7の実施形態に係る無線通信装置1では、第1乃至第3の実施形態に係る無線通信装置1における受信処理の停止判定方式を並列に運用する。
無線通信装置1は、上記受信処理の停止判定方式で受信処理を停止すると判定された場合、MIMOからSISOへ受信方式を変更する。なお、無線通信装置1は、SISOによって無線信号を受信する場合であっても、CF_End信号の受信は可能である。
このように、第7の実施形態に係る無線通信装置1によれば、MIMOからSISOへ変更することで、CF_End信号の受信を可能にしながら、消費電力を低減することができる。
なお、CF_End信号は、IEEEa/b/g規格のみに沿った無線通信装置に正しく受信される必要があるため、IEEEa/b/g規格のみに沿った無線通信装置が受信可能なデータレートで送受信される。
そのため、IEEEa/b/g規格のみに沿った無線通信装置が受信できる通信速度のフレームのみを受信する方式であって、低消費電力でのフレーム受信を可能とする方式を、無線通信装置1が用意することとしても良い。
この場合、上記受信処理の停止判定方式で受信処理を停止すると判定された場合、電源制御部43は、IEEEa/b/g規格のみに沿った無線通信装置が受信できる通信速度のフレームのみを受信する方式へ変更し、CF_End信号の受信を行う。
このようにすることで、CF_End信号の受信を可能にしながら、消費電力を低減することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る電源制御部の受信処理停止の判定時の動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る電源制御部の受信処理停止の判定時の動作を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係る電源制御部の受信処理停止の判定時の動作を示すフローチャート。 本発明の第5の実施形態に係る無線通信装置のフレームの送信時の動作を示すフローチャート。
符号の説明
1・・・無線通信装置
2・・・無線通信装置
3・・・無線通信装置
4・・・アクセスポイント
10・・・アンテナ
20・・・RF部
21・・・無線受信部
22・・・無線送信部
30・・・復変調部
31・・・復調部
32・・・変調部
40・・・MAC層処理部
41・・・MAC制御部
42・・・送信バッファ
43・・・電源制御部
44・・・メモリ
100・・・無線通信システム

Claims (18)

  1. 無線チャネルを一定期間占有して伝送フレームの送受信を行う無線通信装置において、
    アンテナによって受信された前記伝送フレームを復調し、受信フレームとして出力する復調手段と、
    前記復調手段によって復調された前記受信フレームに含まれるMAC(Media Access Control)ヘッダを解析する解析手段と、
    前記解析手段によって前記受信フレームが前記無線チャネルの占有を中断するための中断信号であると解析された場合に、前記受信フレームに含まれる送信元アドレスを記憶する記憶手段と、
    前記解析手段によって前記受信フレームの宛先が他の無線通信装置であると解析された場合に、前記受信フレームに含まれる送信元アドレスが前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記受信フレームに含まれる送信元アドレスが前記記憶手段に記憶されていないと判定された場合は、前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間、前記復調手段と前記解析手段への電源供給を少なくとも一部遮断する電源制御手段とを備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 無線チャネルを一定期間占有して伝送フレームの送受信を行う無線通信装置において、
    アンテナによって受信された前記伝送フレームを復調し、受信フレームとして出力する復調手段と、
    前記復調手段によって復調された前記受信フレームに含まれるMACヘッダを解析する解析手段と、
    前記解析手段によって前記受信フレームが前記無線チャネルの占有を中断するための中断信号と判明した場合に、前記受信フレームに含まれる送信元アドレスと関連付けて前記中断信号の送信頻度を記憶する記憶手段と、
    前記解析手段によって前記受信フレームの宛先が他の無線通信装置であると解析された場合に、前記受信フレームに含まれる送信元アドレスと関連付けて前記記憶手段に記憶された前記中断信号の送信頻度が閾値以下か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記受信フレームに含まれる送信元アドレスと関連付けて前記記憶手段に記憶された前記中断信号の送信頻度が閾値以下であると判定された場合は、前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間、前記復調手段と前記解析手段への電源供給を少なくとも一部遮断する電源制御手段とを備えることを特徴とする無線通信装置。
  3. 前記記憶手段は、前記アンテナによって受信された前記伝送フレームの送信元アドレスごとにその受信回数を記憶し、
    前記解析手段によって解析された前記受信フレームに含まれる送信元アドレスの受信回数が所定回数以下である場合に、前記電源制御手段が、前記復調手段と前記解析手段への電源供給を遮断しないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信装置。
  4. アクセスポイントと無線チャネルを介して接続され、前記無線チャネルを一定期間占有して伝送フレームの送受信を行う無線通信装置において、
    アンテナによって受信された前記伝送フレームを復調し、受信フレームとして出力する復調手段と、
    前記復調手段によって復調された前記受信フレームに含まれるMACヘッダを解析する解析手段と、
    前記受信フレームが前記アクセスポイントから送信された報知信号である場合に、前記報知信号に記載された前記アクセスポイントに接続されている無線通信装置の接続数を記憶する記憶手段と、
    前記解析手段によって前記受信フレームの宛先が他の無線通信装置であると解析された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記接続数が閾値以下か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記記憶手段に記憶されている前記接続数が閾値以下と判定された場合は、前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間、前記復調手段と前記解析手段への電源供給を少なくとも一部遮断する電源制御手段とを備えることを特徴とする無線通信装置。
  5. アクセスポイントと無線チャネルを介して接続され、前記無線チャネルを一定期間占有して伝送フレームの送受信を行う無線通信装置において、
    アンテナによって受信された前記伝送フレームを復調し、受信フレームとして出力する復調手段と、
    前記復調手段によって復調された前記受信フレームに含まれるMACヘッダを解析する解析手段と、
    前記受信フレームが前記アクセスポイントから送信された報知信号である場合に、前記報知信号に記載された前記アクセスポイントの前記無線チャネルのチャネル使用率を記憶する記憶手段と、
    前記解析手段によって前記受信フレームの宛先が他の無線通信装置であると解析された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記チャネル使用率が閾値以下か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記記憶手段に記憶されている前記チャネル使用率が閾値以下と判定された場合は、前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間、前記復調手段と前記解析手段への電源供給を少なくとも一部遮断する電源制御手段とを備えることを特徴とする無線通信装置。
  6. 前記電源制御手段によって電源供給が遮断される直前に前記無線チャネルを介して通信を行っていた無線通信装置と、前記電源制御手段による電源供給の遮断が終了した直後に前記無線チャネルを介して通信を行っている無線通信装置とが相異している場合に、
    前記閾値が、現在の設定値よりも小さな値に再設定されることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 無線チャネルを一定期間占有して伝送フレームの送受信を行う無線通信装置において、
    アンテナによって受信された前記伝送フレームを復調し、受信フレームとして出力する復調手段と、
    前記復調手段によって復調された前記受信フレームのPHY(Physical Layer)ヘッダから、Legacy LengthとLegacy Rateとを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出した前記Legacy Lengthと前記Legacy Rateから、前記受信フレームの送信元である無線通信装置が前記無線チャネルを占有する占有期間を算出する算出手段と、
    前記受信フレームに含まれるMACヘッダを解析する解析手段と、
    前記解析手段によって前記受信フレームの宛先が他の無線通信装置であると解析された場合に、前記伝送フレームの受信に要した時間と前記算出手段で算出された前記占有期間との加算時間が前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間と一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって一致すると判定された場合は、前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間、前記復調手段と前記解析手段への電源供給を少なくとも一部遮断する電源制御手段とを備えることを特徴とする無線通信装置。
  8. 前記電源制御手段は、前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間よりも短い時間、前記復調手段と前記解析手段への電源供給を少なくとも一部遮断することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  9. 前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間が所定時間以下である場合は、前記電源制御手段は、前記復調手段と前記解析手段への電源供給を遮断しないことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  10. 通信相手となる無線通信装置に対して送信する送信フレームを一時的に記憶する送信バッファをさらに備え、
    前記送信バッファに前記送信フレームが一定数以上記憶されている場合に、前記電源制御手段が、前記復調手段と前記解析手段への電源供給を遮断しないことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  11. 通信相手となる無線通信装置に対して送信する送信フレームを、前記送信フレームを送信する際の優先度ごとに一時記憶する送信バッファをさらに備え、
    前記送信バッファに優先度の大きい前記送信フレームが一定数以上記憶されている場合に、前記電源制御手段が、前記復調手段と前記解析手段への電源供給を遮断しないことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  12. 通信相手となる無線通信装置に対して送信する送信フレームを一時記憶する送信バッファをさらに備え、
    前記送信バッファに記憶され続けた時間が、前記送信フレームの送信遅延限度時間の一定割合以上となった場合に、
    前記電源制御手段が、前記復調手段と前記解析手段への電源供給を遮断しないことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  13. 前記伝送フレームの送受信を行うための前記アンテナを複数個備え、
    前記電源制御手段が前記復調手段と前記解析手段への電源供給を少なくとも一部遮断する期間中、前記アンテナのうちのいずれか1つのみが、前記伝送フレームの送受信を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  14. アンテナにて受信した伝送フレームを復調して受信フレームとして出力する受信処理部を備え、無線チャネルを一定期間占有して伝送フレームの送受信を行う無線通信装置の制御プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    前記受信処理部で復調された前記受信フレームに含まれるMACヘッダを解析する機能と、
    前記受信フレームが前記無線チャネルの占有を中断するための中断信号であると解析された場合に、内蔵する記憶手段へ前記受信フレームに含まれる送信元アドレスを記憶する機能と、
    前記受信フレームの宛先が他の無線通信装置であると解析された場合に、前記受信フレームに含まれる送信元アドレスが前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する機能と、
    前記受信フレームに含まれる送信元アドレスが前記記憶手段に記憶されていないと判定された場合は、前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間、前記受信処理部への電源供給を少なくとも一部遮断する機能とを実現させることを特徴とする無線通信装置の制御プログラム。
  15. アンテナにて受信した伝送フレームを復調して受信フレームとして出力する受信処理部を備え、無線チャネルを一定期間占有して伝送フレームの送受信を行う無線通信装置の制御プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    前記受信処理部で復調された前記受信フレームに含まれるMACヘッダを解析する機能と、
    前記受信フレームが前記無線チャネルの占有を中断するための中断信号と判明した場合に、内蔵する記憶手段へ前記受信フレームに含まれる送信元アドレスと関連付けて前記中断信号の送信頻度を記憶する機能と、
    前記受信フレームの宛先が他の無線通信装置であると解析された場合に、前記受信フレームに含まれる送信元アドレスと関連付けて前記記憶手段に記憶された前記中断信号の送信頻度が閾値以下か否かを判定する機能と、
    前記受信フレームに含まれる送信元アドレスと関連付けて前記記憶手段に記憶された前記中断信号の送信頻度が閾値以下であると判定された場合は、前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間、前記受信処理部への電源供給を少なくとも一部遮断する機能とを実現させることを特徴とする無線通信装置の制御プログラム。
  16. アクセスポイントと無線チャネルを介して接続され、アンテナにて受信した伝送フレームを復調して受信フレームとして出力する受信処理部を備え、前記無線チャネルを一定期間占有して伝送フレームの送受信を行う無線通信装置の制御プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    前記受信処理部で復調された前記受信フレームに含まれるMACヘッダを解析する機能と、
    前記受信フレームが前記アクセスポイントから送信された報知信号である場合に、内蔵する記憶手段へ前記報知信号に記載された前記アクセスポイントに接続されている無線通信装置の接続数を記憶する機能と、
    前記受信フレームの宛先が他の無線通信装置であると解析された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記接続数が閾値以下か否かを判定する機能と、
    前記記憶手段に記憶されている前記接続数が閾値以下と判定された場合は、前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間、前記受信処理部への電源供給を少なくとも一部遮断する機能とを実現させることを特徴とする無線通信装置の制御プログラム。
  17. アクセスポイントと無線チャネルを介して接続され、アンテナにて受信した伝送フレームを復調して受信フレームとして出力する受信処理部を備え、前記無線チャネルを一定期間占有して伝送フレームの送受信を行う無線通信装置の制御プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    前記受信処理部で復調された前記受信フレームに含まれるMACヘッダを解析する機能と、
    前記受信フレームが前記アクセスポイントから送信された報知信号である場合に、内蔵する記憶手段へ前記報知信号に記載された前記アクセスポイントの前記無線チャネルのチャネル使用率を記憶する機能と、
    前記受信フレームの宛先が他の無線通信装置であると解析された場合に、前記記憶手段に記憶されている前記チャネル使用率が閾値以下か否かを判定する機能と、
    前記記憶手段に記憶されている前記チャネル使用率が閾値以下と判定された場合は、前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間、前記受信処理部への電源供給を少なくとも一部遮断する機能とを実現させることを特徴とする無線通信装置の制御プログラム。
  18. アンテナにて受信した伝送フレームを復調して受信フレームとして出力する受信処理部を備え、無線チャネルを一定期間占有して伝送フレームの送受信を行う無線通信装置の制御プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    前記受信処理部で復調された前記受信フレームのPHYヘッダから、Legacy LengthとLegacy Rateとを抽出する機能と、
    前記PHYヘッダから抽出した前記Legacy Lengthと前記Legacy Rateから、前記受信フレームの送信元である無線通信装置が前記無線チャネルを占有する占有期間を算出する算出手段と、
    前記受信フレームに含まれるMACヘッダを解析する機能と、
    前記受信フレームの宛先が他の無線通信装置であると解析された場合に、前記伝送フレームの受信に要した時間と前記算出手段で算出された前記占有期間との加算時間が前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間と一致するか否かを判定する機能と、
    前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間と算出された前記伝送時間とが一致すると判定された場合は、前記MACヘッダに記載された前記無線チャネルが占有される期間の残り時間、前記受信処理部への電源供給を少なくとも一部遮断する機能とを実現させることを特徴とする無線通信装置の制御プログラム。
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