JP2009044294A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
記録再生装置に記録されている番組の再生を開始させてから正常な映像フォーマットで映像を表示するまでの時間を短縮することが可能なデジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】
記録番組の再生開始指示を受けたら、記録再生装置300の所定領域に予め記録されている記録番組に対応する映像フォーマット情報を先に取得し、この取得した映像フォーマット情報をモニタ8に設定してから、前記記録番組の再生を開始させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル放送受信装置に係り、特に、本装置で受信した番組を記録再生装置に記録させる機能、及び、記録再生装置に記録させた番組を本装置で再生する機能を有するデジタル放送受信装置に関する。
現在の地上波デジタル放送や衛星デジタル放送では、送出される番組の表示形態として1080i,720p,480p,480iなど複数の映像フォーマットが許容されている。
また、それぞれの映像フォーマットにおいて、その表示画像の縦横比(以下アスペクト比と呼ぶ)についても、16:9や 4:3といった複数の種類がある。そして、これら異なる映像フォーマット及びアスペクト比の組み合わせの番組が放送チャンネル毎及び時間毎に混在して放送されている。
そのため、これら異なる映像フォーマット及びアスペクト比の組み合わせで放送される番組を受信するデジタル放送受信装置は、これらの番組を正常に表示させるために、受信する番組毎にその番組の映像フォーマット及びアスペクト比情報を取得して、その番組を表示するモニタに設定しなければならない。
例えば、映像フォーマットが480iでアスペクト比が4:3の番組の場合は、モニタをSDシンク(480iで映像同期をとるモード)で画像が4:3になるように設定してこの番組を表示させる。また、映像フォーマットが1080iでアスペクト比が16:9の番組の場合は、モニタをHDシンク(1080iで映像同期をとるモード)で画像が16:9になるように設定してこの番組を表示させる。
なお、現在商品化されているモニタは、上記のような複数の異なる映像フォーマット及びアスペクト比に対応しているものがほとんどであり、本発明のデジタル放送受信装置はこのモニタを使用することを前提とする。
従来のデジタル放送受信装置では、現在選局して受信中の番組と選局後に受信する番組とで映像フォーマット情報及びアスペクト比情報が異なる場合、選局後に受信する番組のMPEGビデオストリームをデコードした後でないと、映像フォーマット情報及びアスペクト比情報が確定しないため、モニタへの映像フォーマット情報及びアスペクト比情報の設定が遅くなる。従って、設定した映像フォーマット情報及びアスペクト比情報でモニタが表示動作を開始してから映像同期が確立するまでの期間に表示映像に乱れが生じる。従って、選局開始から正しい映像が表示されるまでの時間が長くなるという問題があった。
そこで、上記問題を鑑み、本発明者は選局開始から正しい映像が表示されるまでの時間を短縮することが可能なデジタル放送受信機を開示した(特許文献1)。これは、選局対象チャンネルの番組の映像フォーマット情報及びアスペクト比情報をSI情報から選局前に取得し、その映像フォーマット情報及びアスペクト比情報をモニタに設定してから選局を開始することで、選局開始から正常な映像フォーマット及びアスペクト比で番組の映像を表示するまでの時間を短縮するものである。
特開2007−110295号公報
ところで、現在のデジタル放送受信装置の多くは、IEEE1394等のデジタルインターフェースを介して記録再生装置と接続し、この記録再生装置に本装置で受信した番組を記録させるとともに、この記録させた番組を本装置で再生する機能(記録再生機能)を有している。
そして、この記録再生機能を有したデジタル放送受信装置が記録再生装置に記録させた番組を再生する際における、再生開始から正常な映像フォーマット及びアスペクト比で映像がモニタに表示されるまでの時間に関しても、出来る限り短縮されることが望ましい。
しかしながら、従来例や特許文献1に開示した技術においては、この記録再生機能に関しては考慮していない。
従って、記録再生装置に記録させた番組を本装置で再生する際における、再生開始から正常な映像フォーマット及びアスペクト比で映像がモニタに表示されるまでの時間は、依然として長いという課題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、記録再生装置に記録されている番組の再生を開始させてから正常な映像フォーマット及びアスペクト比で映像を表示するまでの時間を短縮できるデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は以下の装置を提供するものである。
(1)映像フォーマット情報を含んで放送されるデジタル放送番組を受信し、この受信したデジタル放送番組を記録装置に記録させる機能を有するデジタル放送受信装置において、
デジタル放送波のうちの所望チャンネルを選局するとともに、この所望チャンネルに含まれる前記デジタル放送番組である受信番組を抽出する第1の抽出手段(2,3,6)と、
前記受信番組から前記映像フォーマット情報を抽出する第2の抽出手段(4,5)と、
前記受信番組と、この受信番組の映像フォーマット情報とを、前記記録装置に出力するとともに、前記受信番組は前記記録装置の番組記録領域に記録させ、前記映像フォーマット情報は前記番組記録領域以外の領域に前記受信番組と対応付けて記録させるように前記記録装置を制御する制御手段(7)と、
を有することを特徴とするデジタル放送受信装置。
(2)記録再生装置に記録されている記録番組を本装置で再生する機能を有するデジタル放送受信装置において、
前記記録番組を、本装置へ出力させるように前記記録再生装置を制御する第1の制御手段(7)と、
前記記録番組が記録されている番組記録領域以外の領域に、前記記録番組と対応付けて記録されている映像フォーマット情報を、本装置へ出力させるように前記記録再生装置を制御する第2の制御手段(7)と、
入力される前記記録番組を再生して映像信号を生成し、この映像信号を表示装置に出力する再生手段と(3,4,7)、
前記記録番組の再生開始指示を受けたら、前記第2の制御手段を用いて前記記録番組に対応する前記映像フォーマット情報を取得し、この取得した映像フォーマット情報を前記表示装置に設定し、その後、前記第2の制御手段を用いて前記記録番組の本装置への出力を開始させるとともに、前記再生手段を用いて前記記録番組の再生を開始させるように前記記録再生装置を制御する第3の制御手段(1,7)と、
を有することを特徴とするデジタル放送受信装置。
本発明によれば、記録再生装置に記録されている番組の再生を開始させてから正常な映像フォーマット及びアスペクト比で映像を表示するまでの時間を短縮することが可能となる。
《従来例》
本発明のデジタル放送受信装置の一実施例を詳細に説明する前に、まず、記録再生機能を備えた従来のデジタル放送受信装置について説明する。
[従来装置の全体構成]
図3は、この従来のデジタル放送受信装置の構成図である。
従来のデジタル放送受信装置101は、アンテナ200、及び記録再生装置300と接続されている。
アンテナ200は、放送波を受信して、この受信した放送波をデジタル放送受信装置101へ送信する。
デジタル放送受信装置101内の全体制御部1は、本装置内の各部と接続されており、各部を適宜制御して、選局を始めとする各種動作を実現する。
NIM(Network Interface Module)2は、アンテナ200から送信される放送波のうち後述する選局処理部6によって設定される所定周波数の放送波に選局し、復調して、その復調した復調信号に含まれる少なくとも1つ以上のMPEG−TS(Transport Stream)を抽出する。
TSデコーダ3は、NIM2で抽出された少なくとも1つ以上のMPEG−TSから、選局処理部6によって設定される所定チャンネルの番組のMPEG−TSのみを抽出するとともに、その抽出したMPEG−TSを、MPEGビデオストリーム、MPEGオーディオストリーム、及びPSI(Program Specification Information)/SI(Service Information)などの付加情報データに分離する。
また、TSデコーダ3は、記録再生装置300へ上記所定チャンネルの番組を記録する場合は、上記で分離した各種ストリーム及びデータから、所定のストリーム及びデータを選択し、これら選択した各種ストリーム及びデータを基に、記録再生装置300にて記録再生を行なうために規定されているストリームフォーマットであるパーシャルTSを生成し、後述するデジタルIF制御部7へ供給する。更に、記録再生装置300に記録した番組のパーシャルTSを再生する場合は、デジタルIF制御部7を介して入力されるパーシャルTSに含まれるMPEGビデオストリーム、MPEGオーディオストリーム、及びPSI/SIなどの付加情報データを抽出する。
MPEGビデオデコーダ4は、TSデコーダ3によって分離されたMPEGビデオストリームを映像信号にデコードしてモニタ8に出力する。また同時にMPEGビデオストリームからシーケンスヘッダ情報を抽出する。
映像表示情報解析部5は、MPEGビデオデコーダ4が抽出したシーケンスヘッダ情報を取得する。そしてこのシーケンスヘッダ情報に含まれている映像情報から映像フォーマット及びアスペクト比情報を抽出して、この抽出した映像フォーマット及びアスペクト比情報をモニタ8に設定する。
選局処理部6は、全体制御部1から選局指示を受けたならば、その選局指示された選局対象チャンネルが存在する放送波の放送周波数をNIM2に設定し、選局対象チャンネルのチャンネル情報をTSデコーダ3に設定する。
デジタルIF制御部7は、受信した番組を記録再生装置300へ記録する場合(番組記録時)は、TSデコーダ3から供給されるこの番組のパーシャルTSを、汎用デジタルインターフェースフォーマットのデジタルストリームに変換し、記録再生装置300へ出力する。また、記録再生装置300に記録した番組を、本装置で再生する場合(番組再生時)は、記録再生装置300から入力されるデジタルストリームからこの番組のパーシャルTSを抽出し、TSデコーダ3へ供給する。
モニタ8は、映像表示情報解析部5によって設定される映像フォーマット及びアスペクト比情報に従ってMPEGビデオデコーダ4から入力される映像信号を表示する。
[従来装置の動作フロー]
次に、この従来のデジタル放送受信装置101で実行される、記録再生装置300への番組の記録処理、及び、その記録した番組の再生処理の一連の流れについて図4のフローチャートと図3の構成図を用いて説明する。
なお、以降の説明において、特に記述がない限りはその動作の主体は全体制御部1である。
まず記録処理の流れを説明する。
<ステップS401>
番組の記録開始の指示を受けたら、その番組の存在するチャンネル(選局対象チャンネル)への選局を行うよう選局処理部6へ指示する。選局処理部6は、この選局指示を受けたら、NIM2へ、選局対象チャンネルが存在する放送波の放送周波数を設定すると共に、TSデコーダ3へ、選局対象チャンネルを設定する。そして、それぞれの処理を実行させ、選局対象チャンネルのMPEG−TSを抽出するとともに、その抽出したMPEG−TSを、MPEGビデオストリーム、MPEGオーディオストリーム、及びPSI/SIなどの付加情報データに分離する。
<ステップS402>
TSデコーダ3は、次に、ステップS401で分離したMPEGビデオストリーム、MPEGオーディオストリーム、及びPSI/SIなどの付加情報データを基にパーシャルTSを生成し、デジタルIF部7へ出力する。
デジタルIF制御部7は、入力されるパーシャルTSを、汎用デジタルインターフェースフォーマットのデジタルストリームに変換し、記録再生装置300へ出力するとともに、このデジタルストリームで規定されている制御信号を用いて、記録再生装置300に対して、記録動作を開始するように指示する。
以上の流れで、所定番組の記録再生装置への記録処理を実行する。
次に再生処理の流れを説明する
<ステップS411>
記録再生装置300にパーシャルTSとして記録されている番組の再生開始の指示を受けたら、記録再生装置300の再生を開始させるようデジタルIF制御部7へ指示する。デジタルIF制御部7は、この再生指示を受けたら、記録再生装置300に対して、デジタルストリームで規定されている所定の制御信号を用いて、記録されているパーシャルTSを再生し出力するよう指示する。
デジタルIF制御部7は、記録再生装置300から入力されるデジタルストリームからパーシャルTSを抽出し、TSデコーダ3へ供給する。
<ステップS412>
TSデコーダ3は、デジタルIF制御部7から供給されるパーシャルTSからMPEGビデオストリームを抽出し、MPEGビデオデコーダ4へ供給する。MPEGビデオデコーダ4は、供給されるMPEGビデオストリームのデコード処理を開始する。そしてデコードした映像信号をモニタ8へ出力する。また同時にMPEGビデオストリームの中のシーケンスヘッダ情報を抽出して映像表示情報解析部5へ出力する。
<ステップS413>
映像表示情報解析部5は入力されるシーケンスヘッダ情報に記述されている映像情報を解析し、映像フォーマット及びアスペクト比情報を抽出する。
<ステップS414>
現映像表示情報解析部5は、ステップS413で抽出した映像フォーマット及びアスペクト比情報が現在モニタ8に設定している映像フォーマット及びアスペクト比情報とそれぞれ値が同じであるか否かを調べる。そしてその値が異なっていると判断した場合は処理をステップS415へ移行し、値が同じであると判断した場合は処理をステップS416へ移行する。
<ステップS415>
ステップS414で抽出した映像フォーマット及びアスペクト比情報をモニタ8に設定する。
<ステップS416>
ステップS415から処理が移行した場合は、モニタ8は設定された映像フォーマット及びアスペクト比情報に設定を変更した後に、MPEGビデオデコーダ4から入力される映像信号を表示する。またステップS414から移行した場合は、モニタ8は映像フォーマット及びアスペクト比情報を変更せずに、MPEGビデオデコーダ4から入力される映像信号を表示する。
上記説明のように、従来のデジタル放送受信装置101では、記録再生装置300に記録された番組を再生する場合、その番組のMPEGビデオストリームをデコードし、そのMPEGビデオストリームのシーケンスヘッダに記述されている映像情報から映像フォーマット及びアスペクト比の情報を取得する。そして、この取得した映像フォーマット及びアスペクト比の情報が、現在選局し表示しているチャンネルの番組の映像フォーマット及びアスペクト比の情報と異なっている場合、取得した映像フォーマット及びアスペクト比の情報をモニタに設定する構成となっている。
従って、現在選局し表示しているチャンネルの番組の映像信号と、記録再生装置300から再生された番組の映像信号とで、映像フォーマット及びアスペクト比情報が異なる場合、再生された番組の映像信号であるMPEGビデオストリームをデコードした後でないと、映像フォーマット及びアスペクト比情報が確定しないため、モニタ8への映像フォーマット及びアスペクト比情報の設定が遅くなる。従って、設定した映像フォーマット及びアスペクト比情報でモニタ8が表示動作を開始してから映像同期が確立するまでの期間に表示映像に乱れが生じる。従って、記録再生装置に記録されている番組の再生を開始させてから正しい映像が表示されるまでの時間が長くなるという課題があった。
《実施例》
以下に、上記課題を解決する本発明のデジタル放送受信装置の一実施例を詳細に説明する。
[全体構成]
図1は、本発明のデジタル放送受信装置の一実施例の構成図である。
なお、図3で示す従来のデジタル放送受信機とほぼ同じ機能を有するブロックには同じ符号を付している。
デジタル放送受信装置100は、アンテナ200、及び記録再生装置300と接続されている。
アンテナ200は、放送波を受信して、この受信した放送波をデジタル放送受信装置100へ送信する。
デジタル放送受信装置100内の全体制御部1は、本装置内の各部と接続されており、各部を適宜制御して、選局を始めとする各種動作を実現する。
NIM2は、アンテナ200から送信される放送波のうち、後述する選局処理部6によって設定される所定周波数の放送波に選局し、復調して、その復調した復調信号に含まれる少なくとも1つ以上のMPEG−TSを抽出する。
TSデコーダ3は、NIM2で抽出された少なくとも1つ以上のMPEG−TSから、選局処理部6によって設定される所定チャンネルの番組のMPEG−TSのみを抽出するとともに、その抽出したMPEG−TSを、MPEGビデオストリーム、MPEGオーディオストリーム、及びPSI/SIなどの付加情報データに分離する。
また、TSデコーダ3は、記録再生装置300へ上記所定チャンネルの番組を記録する場合は、上記で分離した各種ストリーム及びデータから、所定のストリーム及びデータを選択し、これら選択した各種ストリーム及びデータを基に、記録再生装置300にて記録再生を行なうために規定されているストリームフォーマットであるパーシャルTSを生成し、後述するデジタルIF制御部7へ供給する。更に、記録再生装置300に記録した番組のパーシャルTSを再生する場合は、デジタルIF制御部7を介して入力されるパーシャルTSに含まれるMPEGビデオストリーム、MPEGオーディオストリーム、及びPSI/SIなどの付加情報データを抽出する。
なお、MPEGオーディオに関しては本発明とは関係がないので以後の説明は省く。
MPEGビデオデコーダ4は、TSデコーダ3によって分離されたMPEGビデオストリームを映像信号にデコードしてモニタ8に出力する。また同時にMPEGビデオストリームからシーケンスヘッダ情報を抽出する。
映像表示情報解析部5は、MPEGビデオデコーダ4が抽出したシーケンスヘッダ情報を取得する。そして、このシーケンスヘッダ情報に含まれている映像情報から映像フォーマット及びアスペクト比情報を抽出して、この抽出した映像フォーマット及びアスペクト比情報をモニタ8に設定する。
なお、本説明では、モニタ8に設定するのは、映像フォーマット及びアスペクト比情報としているが、モニタ8の種類によっては映像フォーマット情報のみ設定すれば良いものもあり、この場合は、映像フォーマット情報のみ設定すれば良い。
また、記録再生装置300へ上記所定チャンネルの番組を記録する場合は、上記で抽出した映像フォーマット及びアスペクト比情報をデジタルIF制御部7へ供給する。
選局処理部6は、全体制御部1から選局指示を受けたならば、その選局指示された選局対象チャンネルが存在する放送波の放送周波数をNIM2に設定し、選局対象チャンネルのチャンネル情報をTSデコーダ3に設定する。
デジタルIF制御部7は、受信した番組を記録再生装置300へ記録する場合(番組記録時)は、TSデコーダ3から供給されるこの番組のパーシャルTSを、汎用デジタルインターフェースフォーマットのデジタルストリームに変換し、記録再生装置300へ出力する。また、記録再生装置300に記録した番組を、本装置で再生する場合(番組再生時)は、記録再生装置300から入力されるデジタルストリームからこの番組のパーシャルTSを抽出し、TSデコーダ3へ供給する。
汎用デジタルインターフェースフォーマットとしては、例えばIEEE1394などを用いる。IEEE1394は、時間にとらわれず非同期でデータ転送を行なう非同期(Asynchronous)転送モードと、所定の時間(例えば125マイクロ秒)内にデータ転送することを保証する同期(Isochronous)転送モードの2種類のデータ転送モードを備えている。そして、この2つのモードは、時分割によってほぼ同時期に使用することが可能である。このうちの、同期転送モードを用いて、パーシャルTSの入出力を実現する。
デジタルIF制御部7は、更に、番組記録時は、映像表示情報解析部5から供給される映像フォーマット及びアスペクト比情報を、記録再生装置300で扱うことが可能なフォーマットのデータ(番組関連データ)の所定エリアに設定して、記録再生装置300へ出力し記録させる。また、番組再生時は、この記録させた番組関連データを、対応する番組のパーシャルTSを再生させる前に、再生させて読み込む。そして、この読み込んだ番組関連データから、再生対象の番組に対応する映像フォーマット及びアスペクト比情報を取得し、この取得した映像フォーマット及びアスペクト比情報をモニタ8に設定する。その後、この設定した映像フォーマット及びアスペクト比情報に対応する番組のパーシャルTSを再生する。
こうすることにより、再生対象の番組のパーシャルTSを再生する前に、この番組の映像フォーマット及びアスペクト比情報をモニタ8に設定できるため、記録再生装置300に記録されている番組の再生を開始させてから正常な映像フォーマット及びアスペクト比で番組の映像を表示するまでの時間を短縮できる。
この番組関連データの入出力は、IEEE1394の場合は、上記した非同期転送モードを用いて実現する。なお、記録再生装置300に対して、番組の記録開始を指示する記録開始指示コマンドや番組の再生開始を指示する再生開始指示コマンドなどの各種制御コマンドも、この非同期転送モードで記録再生装置300に供給する。
モニタ8は、映像表示情報解析部5、またはデジタルIF制御部7によって設定される映像フォーマット及びアスペクト比情報に従ってMPEGビデオデコーダ4から入力される映像信号を表示する
ここで、上記した番組関連データの内容について詳細に説明する。
記録再生装置300は、パーシャルTSを記録する番組記録領域とは別に、この番組関連データを記録する番組情報記録領域を有している。
図5は、この番組関連データの構成例を示す図である。
図5では、番組関連データ全体をroot contents list500と呼ぶ。そして、このroot contents list500にはobject entry510と呼ぶ領域が1つ以上含まれている。このobject entry510のそれぞれが、記録再生装置300に記録されているパーシャルTSの1単位(オブジェクト)と対応付けられている。通常の場合、1回の記録動作において記録されたパーシャルTSが1つオブジェクトとなる。1回の記録動作では、1つの番組を記録する場合が多いので、通常1つのオブジェクトは1つの番組である。従って、object entry510は、記録されている番組毎に1つずつ存在することになる。なお、1回の記録動作において、連続する複数の番組を記録したような場合は、1つのオブジェクトに複数の番組が存在することもありえるが、これはまれなケースであるので、以降の説明は、1つのオブジェクトは1つの番組であるとして説明する。
更にobject entry510には、複数のinfo block520が含まれている。このinfo block520は、複数の種類があり、object entry510に対応する番組に関する情報が、それぞれの情報の種類毎に1つのinfo block520の中にまとめて設定される。そのinfo block520の1種類として、Program Attributes info block530がある。このprogram attributes info block530には、object entry510に対応する番組に関する属性情報が含まれている。属性情報とは、番組名(service name550)、番組が放送された日時(program starting data & time560)、視聴制限年齢(parental rating570)等の情報であり、それらの中の番組モード(program modes540)に、映像表示情報解析部5から供給される映像フォーマット及びアスペクト比情報を設定する。具体的には、このprogram modes540の下位4ビットのリザーブ領域を利用して、この領域に設定する。なお、これは一例であり、program modes540に設定するのではなく、映像フォーマット及びアスペクト比情報を設定するための新たな種類のinfo block520を新設して、これに設定するようにしても良い。
このroot contents list500は、番組記録領域に記録されている番組とは独立して再生可能な情報である。従って、番組再生時は、まずこのroot contents list500を再生して読み込み、このroot contents list500から再生対象の番組に対応するobject entry510を特定する。そして、この特定したobject entry510内のProgram Attributes info block530から、映像フォーマット及びアスペクト比情報を取得し、モニタ8に設定する。
また、番組記録時は、一旦root contents list500を再生して読み込む。そして、この読み込んだroot contents list500に、新たなobject entry510を追加し、この追加したobject entry510内のProgram Attributes info block530に、映像表示情報解析部5から供給される映像フォーマット及びアスペクト比情報を設定する。その後、この新たなobject entry510が追加されたroot contents list500を記録再生装置300に書き戻す。
[実施例の動作フロー]
次に、本実施例のデジタル放送受信装置100で実行される、記録再生装置300への番組の記録処理、及び、その記録した番組の再生処理の一連の流れについて図2のフローチャートと図1の構成図を用いて説明する。
なお、以降の説明において、特に記述がない限りはその動作の主体は全体制御部1である。
まず記録処理の流れを説明する。
<ステップS201>
番組の記録開始の指示を受けたら、その番組の存在するチャンネル(選局対象チャンネル)への選局を行うよう選局処理部6へ指示する。選局処理部6は、この選局指示を受けたら、NIM2へ、選局対象チャンネルが存在する放送波の放送周波数を設定すると共に、TSデコーダ3へ、選局対象チャンネルを設定する。そして、それぞれの処理を実行させ、選局対象チャンネルのMPEG−TSを抽出するとともに、その抽出したMPEG−TSを、MPEGビデオストリーム、MPEGオーディオストリーム、及びPSI/SIなどの付加情報データに分離する。
<ステップS202>
TSデコーダ3は、次に、ステップS401で分離したMPEGビデオストリーム、MPEGオーディオストリーム、及びPSI/SIなどの付加情報データを基にパーシャルTSを生成し、デジタルIF部7へ出力する。
デジタルIF制御部7は、入力されるパーシャルTSを、汎用デジタルインターフェースフォーマットのデジタルストリームに変換し、記録再生装置300へ出力するとともに、このデジタルストリームで規定されている制御信号を用いて、記録再生装置300に対して、記録動作を開始するように指示する。
<ステップS203>
MPEGビデオデコーダ4は、TSデコーダ3から供給されるMPEGビデオストリームからシーケンスヘッダを抽出し、映像表示情報解析部5へ供給する。更に、映像表示情報解析部5は、供給されたシーケンスヘッダから、映像フォーマット及びアスペクト比情報を抽出しデジタルIF制御部7へ供給する。
<ステップS204>
デジタルIF制御部7は、予め記録再生装置300から読み込んでおいた番組関連データに、映像表示情報解析部5から供給された映像フォーマット及びアスペクト比情報を、今回記録する番組に対応付けて追加設定して、記録再生装置300へ出力し記録させる。
以上の流れで、所定番組の記録再生装置への記録処理を実行する。
次に再生処理の流れを説明する
<ステップS211>
記録再生装置300にパーシャルTSとして記録されている番組の再生開始の指示を受けたら、記録再生装置300から番組関連データを読みむようデジタルIF制御部7へ指示する。デジタルIF制御部7は、この番組関連データの読み込み指示を受けたら、記録再生装置300に対して、デジタルストリームで規定されている所定の制御信号を用いて、番組情報記録領域に記録されている番組関連データを再生し出力するよう指示し、この番組関連データを取得する。
<ステップS212>
ステップS211で取得した番組関連データから、再生対象の番組の映像フォーマット及びアスペクト比情報を抽出する。
そして、この抽出した映像フォーマット及びアスペクト比情報が、現在モニタ8に設定している映像フォーマット及びアスペクト比情報とそれぞれ値が同じであるか否かを調べる。そしてその値が異なっていると判断した場合は処理をステップS213へ移行し、値が同じであると判断した場合は処理をステップS214へ移行する。
<ステップS213>
ステップS212で抽出した映像フォーマット及びアスペクト比情報をモニタ8に設定する。
<ステップS214>
デジタルIF制御部7は、記録再生装置300に対して、デジタルストリームで規定されている所定の制御信号を用いて、記録されているパーシャルTSを再生し出力するよう指示する。
デジタルIF制御部7は、記録再生装置300から入力されるデジタルストリームからパーシャルTSを抽出し、TSデコーダ3へ供給する。
<ステップS215>
TSデコーダ3は、デジタルIF制御部7から供給されるパーシャルTSからMPEGビデオストリームを抽出し、MPEGビデオデコーダ4へ供給する。MPEGビデオデコーダ4は、供給されるMPEGビデオストリームのデコード処理を開始する。そしてデコードした映像信号をモニタ8へ出力する。また同時にMPEGビデオストリームの中のシーケンスヘッダ情報を抽出して映像表示情報解析部5へ出力する。
<ステップS216>
映像表示情報解析部5は入力されるシーケンスヘッダ情報に記述されている映像情報を解析し、映像フォーマット及びアスペクト比情報を抽出する。
<ステップS217>
現映像表示情報解析部5は、ステップS216で抽出した映像フォーマット及びアスペクト比情報が現在モニタ8に設定している映像フォーマット及びアスペクト比情報とそれぞれ値が同じであるか否かを調べる。そしてその値が異なっていると判断した場合は処理をステップS218へ移行し、値が同じであると判断した場合は処理をステップS219へ移行する。
<ステップS218>
ステップS216で抽出した映像フォーマット及びアスペクト比情報をモニタ8に設定する。
<ステップS219>
ステップS218から処理が移行した場合は、モニタ8は設定された映像フォーマット及びアスペクト比情報に設定を変更した後に、MPEGビデオデコーダ4から入力される映像信号を表示する。またステップS217から移行した場合は、映像フォーマット及びアスペクト比情報を変更せずにMPEGビデオデコーダ4から入力される映像信号を表示する。
上記のように、予め記録再生装置300の番組情報記録領域に記録させている番組関連データから、再生対象の番組の映像フォーマット及びアスペクト比情報を取得し、モニタに8に設定した後に、実際の再生対象の番組の再生を開始させるので、番組の再生を開始させてから正常な映像フォーマット及びアスペクト比で番組の映像を表示するまでの時間を短縮できる。
なお、本発明は、上記した装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを含むものである。これらのプログラムは、記録媒体から読みとられてコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して伝送されてコンピュータに取り込まれてもよい。
本発明の一実施例を示す構成図である。 本発明の一実施例の処理手順を示すフローチャートである。 従来例を示す構成図である。 従来例における処理手順を示すフローチャートである。 番組関連データの構成例を示す図である。
符号の説明
1 全体制御部
2 NIM
3 TSデコーダ
4 MPEGビデオデコーダ
5 映像表示情報解析部
6 選局処理部
7 デジタルIF制御部
8 モニタ
100 本発明の一実施例のデジタル放送受信機
101 従来のデジタル放送受信機
200 アンテナ
300 記録再生装置

Claims (2)

  1. 映像フォーマット情報を含んで放送されるデジタル放送番組を受信し、この受信したデジタル放送番組を記録装置に記録させる機能を有するデジタル放送受信装置において、
    デジタル放送波のうちの所望チャンネルを選局するとともに、この所望チャンネルに含まれる前記デジタル放送番組である受信番組を抽出する第1の抽出手段と、
    前記受信番組から前記映像フォーマット情報を抽出する第2の抽出手段と、
    前記受信番組と、この受信番組の映像フォーマット情報とを、前記記録装置に出力するとともに、前記受信番組は前記記録装置の番組記録領域に記録させ、前記映像フォーマット情報は前記番組記録領域以外の領域に前記受信番組と対応付けて記録させるように前記記録装置を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 記録再生装置に記録されている記録番組を本装置で再生する機能を有するデジタル放送受信装置において、
    前記記録番組を、本装置へ出力させるように前記記録再生装置を制御する第1の制御手段と、
    前記記録番組が記録されている番組記録領域以外の領域に、前記記録番組と対応付けて記録されている映像フォーマット情報を、本装置へ出力させるように前記記録再生装置を制御する第2の制御手段と、
    入力される前記記録番組を再生して映像信号を生成し、この映像信号を表示装置に出力する再生手段と、
    前記記録番組の再生開始指示を受けたら、前記第2の制御手段を用いて前記記録番組に対応する前記映像フォーマット情報を取得し、この取得した映像フォーマット情報を前記表示装置に設定し、その後、前記第2の制御手段を用いて前記記録番組の本装置への出力を開始させるとともに、前記再生手段を用いて前記記録番組の再生を開始させるように前記記録再生装置を制御する第3の制御手段と、
    を有することを特徴とするデジタル放送受信装置。
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