JP2009043693A - コネクタ、カードエッジコネクタ、配線板、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンタクトやガイドモジュールの破損が発生しないコネクタ、カードエッジコネクタ、及び電子機器を提供することを課題とする。
【解決手段】ガイドピン113を備えたコネクタ105であって、ガイドピン113の先端部に、ガイドピン113が挿入されるガイドモジュール117上を転動可能なボール(回転体)121を設けたり、ガイドピンの先端部分は略テーパ状をなし、先端部分の表面に、ガイドモジュール上を転動可能な回転体を設け、コンタクトやガイドモジュールの破損を防止する。
【選択図】図1
【解決手段】ガイドピン113を備えたコネクタ105であって、ガイドピン113の先端部に、ガイドピン113が挿入されるガイドモジュール117上を転動可能なボール(回転体)121を設けたり、ガイドピンの先端部分は略テーパ状をなし、先端部分の表面に、ガイドモジュール上を転動可能な回転体を設け、コンタクトやガイドモジュールの破損を防止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ガイドピンを備えたコネクタ、該コネクタが設けられた配線板、エッジコネクタが挿入される差し込み口を有するエッジコネクタソケット、該エッジコネクタソケットが設けられた配線板、電子機器に関する。
図5に示すように、電子機器1には、外部ユニット3と相互接続するために、電子機器1と外部ユニット3とにコネクタ5、7が設けられる。そして、コネクタ5、7同士が正しく簡単に接続できるように、一方のコネクタ5側に設けられたガイドピン9と、他方のコネクタ7側に設けられ、ガイドピン9が挿入される穴が形成されたガイドモジュール11とからなるガイド機構が設けられる場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特開9−283214号公報(図1、図5)
しかし、図5において、ガイドピン9と、ガイドモジュール11とからなるガイド機構があっても、極端にずれた状態でコネクタ同士を接続しようとすると、図6、図7に示すような問題点が発生する。
(1)図6:外部ユニット3の挿入方向と直交する平面内での位置精度がでていない場合(図においては上下方向にずれている)
ガイドピン9の先端部がガイドモジュール11の穴11aの開口周辺の平坦部11bに当接し、さらに外部ユニット3を挿入すると、ガイドモジュール11やコネクタ7内のコンタクト7aが破損する。
(2)図7:外部ユニット3を電子機器1に対して斜めに挿入する場合
ガイドピン9の先端部がガイドモジュール11の穴11aの内壁面の開口近傍のテーパ部11cを押し、ガイドモジュール11やコネクタ7内のコンタクト7aが破損する。
(1)図6:外部ユニット3の挿入方向と直交する平面内での位置精度がでていない場合(図においては上下方向にずれている)
ガイドピン9の先端部がガイドモジュール11の穴11aの開口周辺の平坦部11bに当接し、さらに外部ユニット3を挿入すると、ガイドモジュール11やコネクタ7内のコンタクト7aが破損する。
(2)図7:外部ユニット3を電子機器1に対して斜めに挿入する場合
ガイドピン9の先端部がガイドモジュール11の穴11aの内壁面の開口近傍のテーパ部11cを押し、ガイドモジュール11やコネクタ7内のコンタクト7aが破損する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、コネクタを接続する際に、コンタクトやガイドモジュールの破損が発生しないコネクタ、カードエッジコネクタ、及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、ガイドピンを備えたコネクタであって、前記ガイドピンの先端部に、前記ガイドピンが挿入されるガイドモジュール上を転動可能な回転体を設けたことを特徴とするコネクタである。
請求項2に係る発明は、ガイドピンを備えたコネクタであって、前記ガイドピンの先端部分は略テーパ状をなし、前記先端部分の表面に、前記ガイドモジュール上を転動可能な回転体を設けたことを特徴とするコネクタである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載のコネクタが設けられたことを特徴とする配線板である。
請求項4に係る発明は、エッジコネクタが接続されるエッジコネクタソケットであって、前記エッジコネクタが差し込まれる差し込み口の開口近傍の内壁面の前記エッジコネクタのコンタクトと干渉しない位置に、前記エッジコネクタが接触すると回転する回転体を設けたことを特徴とするエッジコネクタソケットである。
請求項4に係る発明は、エッジコネクタが接続されるエッジコネクタソケットであって、前記エッジコネクタが差し込まれる差し込み口の開口近傍の内壁面の前記エッジコネクタのコンタクトと干渉しない位置に、前記エッジコネクタが接触すると回転する回転体を設けたことを特徴とするエッジコネクタソケットである。
請求項5に係る発明は、請求項3記載のエッジコネクタソケットが設けられたことを特徴とする配線板である。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載のコネクタ、配線板、エッジコネクタソケットを有することを特徴とする電子機器である。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載のコネクタ、配線板、エッジコネクタソケットを有することを特徴とする電子機器である。
請求項1−3、請求項6に係る発明によれば、前記ガイドピンの先端部に、前記ガイドピンが挿入されるガイドモジュール上を転動可能な回転体を設けたことにより、極端にずれた状態で、ガイドピンの先端がガイドモジュールの穴の開口周辺の平坦部や、ガイドモジュールの穴の内壁面の開口近傍に当接しても、回転体がガイドモジュール上を転動し、ガイドピンとガイドモジュールとがスームズに相対移動し、ガイドピンはガイドモジュールに挿入され、コンタクトやガイドモジュールが破損しない。
請求項4−6に係る発明によれば、前記エッジコネクタが差し込まれる差し込み口の開口近傍の内壁面の前記エッジコネクタのコンタクトと干渉しない位置に、前記エッジコネクタが接触すると回転する回転体を設けたことにより、極端にずれた状態で、エッジコネクタの先端がエッジコネクタソケットの差し込み口に挿入されても、差し込み口の開口近傍の内壁面に設けられた回転体上を滑りながらエッジコネクタが移動し、エッジコネクタソケットに接続され、コンタクトや、エッジコネクタ、エッジコネクタソケットが破損しない。
<第1の実施の形態例>
図1に示すように電子機器101には、外部ユニット103と相互接続するために、電子機器101と外部ユニット103とにコネクタ105、107が設けられる。一方のコネクタ105には、オスコンタクト109が、他方のコネクタ107にはオスコンタクト109が係脱するメスコンタクト111が設けられている。
図1に示すように電子機器101には、外部ユニット103と相互接続するために、電子機器101と外部ユニット103とにコネクタ105、107が設けられる。一方のコネクタ105には、オスコンタクト109が、他方のコネクタ107にはオスコンタクト109が係脱するメスコンタクト111が設けられている。
そして、コネクタ105、107同士が正しく簡単に接続できるように、一方のコネクタ105の両サイドには、ガイドピン113が設けられ、他方のコネクタ107の両サイドには、ガイドピン113が挿入される穴115が形成されたガイドモジュール117が設けられている。
本形態例のガイドピン113の先端部分は、略テーパ状をなし、先端部には、かしめによりボール(回転体)121が埋め込まれれている。
このような構成によれば、極端にずれた状態で、ガイドピン113の先端がガイドモジュール117の穴115の開口周辺の平坦部や、ガイドモジュール117の穴115の内壁面の開口近傍に当接しても、ボール121がガイドモジュール117上を転動し、ガイドピン113とガイドモジュールと117がスームズに相対移動し、ガイドピン113はガイドモジュール117の穴に挿入され、コンタクト109、111やガイドモジュール117が破損しない。
このような構成によれば、極端にずれた状態で、ガイドピン113の先端がガイドモジュール117の穴115の開口周辺の平坦部や、ガイドモジュール117の穴115の内壁面の開口近傍に当接しても、ボール121がガイドモジュール117上を転動し、ガイドピン113とガイドモジュールと117がスームズに相対移動し、ガイドピン113はガイドモジュール117の穴に挿入され、コンタクト109、111やガイドモジュール117が破損しない。
尚、本発明は、上記形態例に限定するものではない。上記形態例ではガイドピン113の先端にボール121を埋め込んだが、図2に示すように、テーパ状となったガイドピン113’の先端部分の周面に、ガイドモジュール117上を転動可能な複数のボール123を埋め込んでも良い。又、ボール123に限定するものではなく、ボール123の代わりに円筒状のローラであってもよい。
更に、上記形態例では、コネクタ105は電子機器105に設けられている例で説明を行ったが、配線板に設けてもよい。
<第2の実施の形態例>
図3に示すように、一方の配線板201の縁部には複数のコンタクト203が設けられ、エッジコネクタ205となっている。他方の配線板211には、エッジコネクタ205が接続されるエッジコネクタソケット213が設けられている。
<第2の実施の形態例>
図3に示すように、一方の配線板201の縁部には複数のコンタクト203が設けられ、エッジコネクタ205となっている。他方の配線板211には、エッジコネクタ205が接続されるエッジコネクタソケット213が設けられている。
図3の切断線A−Aにおける断面図である図4に示すように、エッジコネクタソケット213には、エッジコネクタ205が差し込まれる溝状の差し込み口215が形成されている。この差し込み口215の内部には、差し込まれたエッジコネクタ205のコンタクト203に電気的に接続する可撓性のコンタクト217が設けられている。
差し込み口215の開口217近傍の内壁面には、エッジコネクタ205のコンタクト203と干渉しない位置に、エッジコネクタ205が接触すると回転するボール(回転体)221が埋め込まれている。
このような構成によれば、極端にずれた状態で、エッジコネクタ205の先端がエッジコネクタソケット213の差し込み口215に挿入されても、差し込み口215の開口217近傍の内壁面に設けられたボール221上を滑りながらエッジコネクタ205が移動し、エッジコネクタ205のコンタクト203と、エッジコネクタソケット213のコンタクト217とが電気的に接触し、エッジコネクタ205は、エッジコネクタソケット213に接続され、コンタクト217、エッジコネクタ205,エッジコネクタソケット213が破損しない。
尚、本発明は、上記形態例に限定するものではない。上記形態例ではエッジコネクタソケット213にボール221を埋め込んだが、ボール221の代わりに円筒状のローラであってもよい。
更に、上記形態例では、エッジコネクタソケット213は配線板211に設けられている例で説明を行ったが、電子機器に設けてもよい。
105、107 コネクタ
109 オスコンタクト
111 メスコンタクト
113 ガイドピン
115 穴
117 ガイドモジュール
109 オスコンタクト
111 メスコンタクト
113 ガイドピン
115 穴
117 ガイドモジュール
Claims (6)
- ガイドピンを備えたコネクタであって、
前記ガイドピンの先端部に、前記ガイドピンが挿入されるガイドモジュール上を転動可能な回転体を設けたことを特徴とするコネクタ。 - ガイドピンを備えたコネクタであって、
前記ガイドピンの先端部分は略テーパ状をなし、前記先端部分の表面に、前記ガイドモジュール上を転動可能な回転体を設けたことを特徴とするコネクタ。 - 請求項1又は2記載のコネクタが設けられたことを特徴とする配線板。
- エッジコネクタが接続されるエッジコネクタソケットであって、
前記エッジコネクタが差し込まれる差し込み口の開口近傍の内壁面の前記エッジコネクタのコンタクトと干渉しない位置に、前記エッジコネクタが接触すると回転する回転体を設けたことを特徴とするエッジコネクタソケット。 - 請求項3記載のエッジコネクタソケットが設けられたことを特徴とする配線板。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載のコネクタ、配線板、エッジコネクタソケットを有することを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007210625A JP2009043693A (ja) | 2007-08-13 | 2007-08-13 | コネクタ、カードエッジコネクタ、配線板、及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007210625A JP2009043693A (ja) | 2007-08-13 | 2007-08-13 | コネクタ、カードエッジコネクタ、配線板、及び電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009043693A true JP2009043693A (ja) | 2009-02-26 |
Family
ID=40444189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007210625A Withdrawn JP2009043693A (ja) | 2007-08-13 | 2007-08-13 | コネクタ、カードエッジコネクタ、配線板、及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009043693A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012028612A3 (de) * | 2010-08-30 | 2012-04-26 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Elektrische komponenten mit einem steckkontakt und anschlussstecker |
CN105098492A (zh) * | 2014-05-21 | 2015-11-25 | 纬创资通股份有限公司 | 具有导孔结构、导柱结构的连接器机构及电子装置组合件 |
JP5852296B1 (ja) * | 2015-04-21 | 2016-02-03 | ウイトコオブジュピター電通株式会社 | コネクタ |
-
2007
- 2007-08-13 JP JP2007210625A patent/JP2009043693A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9583879B2 (en) | 2010-08-30 | 2017-02-28 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Electrical component |
CN105098492A (zh) * | 2014-05-21 | 2015-11-25 | 纬创资通股份有限公司 | 具有导孔结构、导柱结构的连接器机构及电子装置组合件 |
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WO2016170605A1 (ja) * | 2015-04-21 | 2016-10-27 | ウイトコオブジュピター電通株式会社 | コネクタ |
US10361512B2 (en) | 2015-04-21 | 2019-07-23 | Witco Of Jupiter Dentsu Co., Ltd. | Electrical connector with plug and socket |
US10700473B2 (en) | 2015-04-21 | 2020-06-30 | Witco Of Jupiter Dentsu Co., Ltd. | Connector with plug and socket |
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