JP2009043685A - 外部端子接続部用キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造でありながら優れた防水性を有する外部端子接続部用キャップを提供する。
【解決手段】側部開口部18にケーブル8を通した状態で、ボルト4により導電部3の上端に外部端子5を接続した後、外部端子5と導電部3との接続部を接続部収容部12で覆い、締め付け部16を広げて端子台2の円筒状突条部11の外周部に被せると共に、リップ部15を端子台2の上面2aに向けて押しつけながら押さえ部17を外部端子5の張り出し部5aの直下に嵌入させる。外部端子接続部用キャップの弾力性に起因して、リップ部15が端子台2の上面2aに押圧されると共に、締め付け部16が端子台2の円筒状突条部11の外周面に押圧され、外部端子5と導電部3との接続部に対する防水性が確保される。
【選択図】図3
【解決手段】側部開口部18にケーブル8を通した状態で、ボルト4により導電部3の上端に外部端子5を接続した後、外部端子5と導電部3との接続部を接続部収容部12で覆い、締め付け部16を広げて端子台2の円筒状突条部11の外周部に被せると共に、リップ部15を端子台2の上面2aに向けて押しつけながら押さえ部17を外部端子5の張り出し部5aの直下に嵌入させる。外部端子接続部用キャップの弾力性に起因して、リップ部15が端子台2の上面2aに押圧されると共に、締め付け部16が端子台2の円筒状突条部11の外周面に押圧され、外部端子5と導電部3との接続部に対する防水性が確保される。
【選択図】図3
Description
この発明は、外部端子接続部用キャップに係り、特に外部端子の接続部を覆うキャップの防水性の向上に関する。
従来から、図6に示されるような端子接続部が知られている。電子機器のケーシング等からなる取り付け部1に取り付けられた樹脂製の端子台2を導電部3が貫通し、導電部3の上端にボルト4を用いて外部端子5が接続されると共に、導電部3の下端にボルト6を用いて内部端子7が接続されている。これにより、取り付け部1の外側において外部端子5に接続されているケーブル8と取り付け部1の内側において内部端子7に接続されているケーブル9とが導電部3を介して互いに電気的に接続される。
このとき、外部端子5は取り付け部1の外側に配設されることから、例えば取り付け部1が作業車両等において周辺雰囲気中に露出した状態に設置されている場合には、外部端子5と導電部3との接続部が風雨に晒されることとなる。
このとき、外部端子5は取り付け部1の外側に配設されることから、例えば取り付け部1が作業車両等において周辺雰囲気中に露出した状態に設置されている場合には、外部端子5と導電部3との接続部が風雨に晒されることとなる。
そこで、外部端子5と導電部3との接続部を防水する目的で、この接続部を覆うキャップ10が用いられることがある。キャップ10は、弾力性のあるゴム等の材質から形成され、導電部3の外周部に配された端子台2の円筒状突条部11を通す底面開口部10aと、外部端子5に接続されたケーブル8を通す側部開口部10bとを有している。
このキャップ10においては、底面開口部10a及び側部開口部10bが、それぞれ円筒状突条部11及びケーブル8に対して締め付け力を有することにより、防水性を確保しようとしているが、例えば作業車両等を洗浄するために高圧水を供給すると、端子台2との境界部等からキャップ10の内部へ水が浸入するおそれがあった。
このキャップ10においては、底面開口部10a及び側部開口部10bが、それぞれ円筒状突条部11及びケーブル8に対して締め付け力を有することにより、防水性を確保しようとしているが、例えば作業車両等を洗浄するために高圧水を供給すると、端子台2との境界部等からキャップ10の内部へ水が浸入するおそれがあった。
また、例えば特許文献1には、互いに並設されたバッテリのバッテリポスト間を接続する接続端子用のカバーが開示されている。接続端子は、帯状の編組電線の両端にそれぞれ金属板を巻き付けた接続体を固着したもので、カバーは、接続端子の両端の接続体をそれぞれ収容する一対の筒部と、これら筒部の間に設けられ且つ接続端子の編組電線を収容するチューブ部とを有している。接続端子にカバーを取り付け、双方の接続体に形成された貫通孔に対応するバッテリポストを通し、カバーの筒部の上側開口からナットをバッテリポストに螺合させることにより接続体をバッテリポストに固定する。
特許文献1のカバーでは、ナットをバッテリポストに螺合させることで筒部の下端部がバッテリの上面に押しつけられて密着するが、ナットを操作する必要があるために、筒部の上部が開口している。このため、筒部の上側開口に蓋体を嵌め込んで防水性を確保しなければならず、部品点数が多くなって構造が複雑になると共に、蓋体と筒部とが別体であるので、これらの間で防水性が損なわれるおそれがある。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、簡単な構造でありながら優れた防水性を有する外部端子接続部用キャップを提供することを目的とする。
この発明に係る外部端子接続部用キャップは、端子台を貫通する導電部の上端に外部端子が接続され、端子台が導電部の外周部を覆う円筒状突条部と外部端子に対向する上面とを有し、外部端子が導電部の上端縁より外方へ延出する張り出し部を有する外部端子接続部を覆うキャップにおいて、外部端子の張り出し部の下面に係合される押さえ部と、端子台の円筒状突条部の外周面に押圧される締め付け部と、端子台の上面に押圧されるリップ部とを備えたものである。
好ましくは、押さえ部、締め付け部及びリップ部が、互いに同心円状に形成されている。さらに、リップ部は、先端に向かうほど肉薄になるように形成されることが好ましい。また、端子台が、円筒状突条部を囲むように形成された環状溝を有し、リップ部が、端子台の環状溝内に収容されるように構成することもできる。
押さえ部に対応する位置から外方へ向かって延出形成された着脱用つまみ部をさらに備えることが好ましい。
外部端子に接続されるケーブルの端部を収容する先細り形状のケーブル収容部をさらに備え、このケーブル収容部の先端にケーブルを通すための側部開口部を形成することができる。
押さえ部に対応する位置から外方へ向かって延出形成された着脱用つまみ部をさらに備えることが好ましい。
外部端子に接続されるケーブルの端部を収容する先細り形状のケーブル収容部をさらに備え、このケーブル収容部の先端にケーブルを通すための側部開口部を形成することができる。
この発明によれば、押さえ部が外部端子の張り出し部の下面に係合され、締め付け部が端子台の円筒状突条部の外周面に押圧され、リップ部が端子台の上面に押圧されるので、簡単な構造でありながら優れた防水性を確保することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1及び図2にこの発明の実施の形態1に係る外部端子接続部用キャップの外観形状を示す。外部端子接続部用キャップは、弾力性のあるゴム、樹脂等の材質から形成されており、ほぼドーム形状の接続部収容部12と、この接続部収容部12に連通するほぼ円筒形のケーブル収容部13とを有している。
実施の形態1
図1及び図2にこの発明の実施の形態1に係る外部端子接続部用キャップの外観形状を示す。外部端子接続部用キャップは、弾力性のあるゴム、樹脂等の材質から形成されており、ほぼドーム形状の接続部収容部12と、この接続部収容部12に連通するほぼ円筒形のケーブル収容部13とを有している。
接続部収容部12の下端に底面開口部14が形成され、底面開口部14の周縁に、外方へ突出するリップ部15が形成されている。さらに、リップ部15に隣接する接続部収容部12の内周面上に締め付け部16が画成され、締め付け部16の上側に内方へ突出する押さえ部17が形成されている。これらリップ部15、締め付け部16及び押さえ部17は、互いに同心円状に形成されている。
ケーブル収容部13は、接続部収容部12とは反対方向に向かって先細り形状を有しており、その先端に側部開口部18が形成されている。
さらに、接続部収容部12の外周面上には、外方へ向かって延出された着脱用つまみ部19が形成されている。
ケーブル収容部13は、接続部収容部12とは反対方向に向かって先細り形状を有しており、その先端に側部開口部18が形成されている。
さらに、接続部収容部12の外周面上には、外方へ向かって延出された着脱用つまみ部19が形成されている。
この外部端子接続部用キャップを図6に示した構造の端子接続部に装着した状態が図3に示されている。すなわち、端子接続部は、電子機器のケーシング等からなる取り付け部1に取り付けられた樹脂製の端子台2と、取り付け部1の外側から内側に至るように端子台2を貫通する導電部3とを有しており、導電部3の上端にボルト4を用いて外部端子5が接続されると共に、導電部3の下端にボルト6を用いて内部端子7が接続されている。これにより、取り付け部1の外側において外部端子5に接続されているケーブル8と取り付け部1の内側において内部端子7に接続されているケーブル9とが導電部3を介して互いに電気的に接続されている。
取り付け部1の外側に位置する外部端子5と導電部3との接続部が外部端子接続部用キャップの接続部収容部12で覆われ、外部端子5に接続されたケーブル8が外部端子接続部用キャップの側部開口部18に通されている。
図4に示されるように、外部端子5は導電部3の上端縁より外方へ延出する張り出し部5aを有しており、接続部収容部12の押さえ部17が外部端子5の張り出し部5aの直下に嵌入している。さらに、接続部収容部12の締め付け部16が導電部3の外周部に配された端子台2の円筒状突条部11の外周面に対向し、リップ部15が端子台2の上面2aの上に位置している。
図4に示されるように、外部端子5は導電部3の上端縁より外方へ延出する張り出し部5aを有しており、接続部収容部12の押さえ部17が外部端子5の張り出し部5aの直下に嵌入している。さらに、接続部収容部12の締め付け部16が導電部3の外周部に配された端子台2の円筒状突条部11の外周面に対向し、リップ部15が端子台2の上面2aの上に位置している。
ここで、外部端子接続部用キャップは、予め、弾力性のある材質により、リップ部15の先端から押さえ部17の上面までの高さが端子台2の上面2aから外部端子5の張り出し部5aの下面までの高さより所定量だけ大きく、且つ、締め付け部16における接続部収容部12の内径が端子台2の円筒状突条部11の外径より所定量だけ小さく製造されている。
このため、図4のように外部端子接続部用キャップが端子接続部に装着されたときには、外部端子接続部用キャップの弾力性に起因して、押さえ部17の上面が外部端子5の張り出し部5aの下面に係合されることによりリップ部15が端子台2の上面2aに押圧されると共に、締め付け部16が端子台2の円筒状突条部11の外周面に押圧されることとなる。
このため、図4のように外部端子接続部用キャップが端子接続部に装着されたときには、外部端子接続部用キャップの弾力性に起因して、押さえ部17の上面が外部端子5の張り出し部5aの下面に係合されることによりリップ部15が端子台2の上面2aに押圧されると共に、締め付け部16が端子台2の円筒状突条部11の外周面に押圧されることとなる。
これにより、外部端子5と導電部3との接続部に対して優れた防水性を確保することができる。すなわち、例えば洗浄等の目的で高圧水を供給しても、外部端子接続部用キャップと端子台2との境界部であるリップ部15の先端が端子台2の上面2aに押圧されているため、端子台2の上面2aに沿ってリップ部15の下部を通り、円筒状突条部11の方向へ水が浸入することが防止される。たとえリップ部15の下部を通って水が浸入したとしても、外部端子接続部用キャップの締め付け部16が端子台2の円筒状突条部11の外周面に押圧されているため、円筒状突条部11の外周面に沿って導電部3及び外部端子5にまで水が浸入することが防止される。
これらリップ部15及び締め付け部16は、互いに同心円状に環状に形成されているため、端子台2の円筒状突条部11の全周にわたって同様の防水効果が得られる。
さらに、図4に示されるように、リップ部15は、先端に向かうほど肉薄になるように形成されているので、リップ部15の先端に高圧水が衝突する圧力でリップ部15がめくれ上がるおそれが少なく、防水効果がより一層向上する。
さらに、図4に示されるように、リップ部15は、先端に向かうほど肉薄になるように形成されているので、リップ部15の先端に高圧水が衝突する圧力でリップ部15がめくれ上がるおそれが少なく、防水効果がより一層向上する。
また、外部端子接続部用キャップの側部開口部18は、予め、外部端子5に接続されたケーブル8の径よりわずかに小さい内径を有するように形成されており、このため、側部開口部18にケーブル8を通したときに、側部開口部18の内周面がケーブル8に対して締め付け力を有するように構成されている。これにより、側部開口部18を通って外部端子接続部用キャップ内に水が浸入することが防止されている。
このような外部端子接続部用キャップを装着する際には、側部開口部18にケーブル8を通した状態で、ボルト4により導電部3の上端に外部端子5を接続した後、外部端子5と導電部3との接続部を接続部収容部12で覆い、締め付け部16を広げて端子台2の円筒状突条部11の外周部に被せると共に、リップ部15を端子台2の上面2aに向けて押しつけながら押さえ部17を外部端子5の張り出し部5aの直下に嵌入させればよい。
このとき、図3及び図4に示されるように、接続部収容部12の外周面上には、押さえ部17に対応する位置から外方へ向かって着脱用つまみ部19が延出形成されているため、この着脱用つまみ部19を引っ張ることで締め付け部16及び押さえ部17を広げて、容易に外部端子接続部用キャップの装着を行うことができる。
また、メンテナンス等のために外部端子接続部用キャップを取り外す際には、着脱用つまみ部19を引っ張りながら持ち上げることにより、押さえ部17を外部端子5の張り出し部5aの下面から外して外部端子5と導電部3との接続部を露出させればよい。
このとき、図3及び図4に示されるように、接続部収容部12の外周面上には、押さえ部17に対応する位置から外方へ向かって着脱用つまみ部19が延出形成されているため、この着脱用つまみ部19を引っ張ることで締め付け部16及び押さえ部17を広げて、容易に外部端子接続部用キャップの装着を行うことができる。
また、メンテナンス等のために外部端子接続部用キャップを取り外す際には、着脱用つまみ部19を引っ張りながら持ち上げることにより、押さえ部17を外部端子5の張り出し部5aの下面から外して外部端子5と導電部3との接続部を露出させればよい。
実施の形態2
図5に、実施の形態2に係る外部端子接続部用キャップの要部を示す。この実施の形態2は、図4に示される実施の形態1のキャップにおいて、円筒状突条部11を囲むように端子台2の上面2aに形成された環状溝20の内部にリップ部15の先端を収容したものである。
このような構成にすれば、リップ部15の先端が環状溝20の内部に位置するので、例えば高圧水を供給したときに、リップ部15の先端に高圧水が衝突してリップ部15がめくれ上がるおそれが極めて少なくなる。このため、さらに防水性の向上を図ることが可能となる。
図5に、実施の形態2に係る外部端子接続部用キャップの要部を示す。この実施の形態2は、図4に示される実施の形態1のキャップにおいて、円筒状突条部11を囲むように端子台2の上面2aに形成された環状溝20の内部にリップ部15の先端を収容したものである。
このような構成にすれば、リップ部15の先端が環状溝20の内部に位置するので、例えば高圧水を供給したときに、リップ部15の先端に高圧水が衝突してリップ部15がめくれ上がるおそれが極めて少なくなる。このため、さらに防水性の向上を図ることが可能となる。
この発明は、図3に示した構造の端子接続部に限らず、端子台を貫通する導電部の上端に接続された外部端子が導電部の上端縁より外方へ延出する張り出し部を有し、端子台が導電部の外周部を覆う円筒状突条部と外部端子に対向する上面とを有するような構造の外部端子接続部に広く適用することができる。
また、電源供給のための端子接続部、信号伝送のための端子接続部等、各種の端子接続部への適用が可能である。
また、電源供給のための端子接続部、信号伝送のための端子接続部等、各種の端子接続部への適用が可能である。
1 取り付け部、2 端子台、3 導電部、4,6 ボルト、5 外部端子、7 内部端子、8,9 ケーブル、11 円筒状突条部、12 接続部収容部、13 ケーブル収容部、14 底面開口部、15 リップ部、16 締め付け部、17 押さえ部、18 側部開口部、19 着脱用つまみ部、20 環状溝、2a 上面、5a 張り出し部。
Claims (6)
- 端子台を貫通する導電部の上端に外部端子が接続され、前記端子台が前記導電部の外周部を覆う円筒状突条部と前記外部端子に対向する上面とを有し、前記外部端子が前記導電部の上端縁より外方へ延出する張り出し部を有する外部端子接続部を覆うキャップにおいて、
前記外部端子の張り出し部の下面に係合される押さえ部と、
前記端子台の円筒状突条部の外周面に押圧される締め付け部と、
前記端子台の上面に押圧されるリップ部と
を備えたことを特徴とする外部端子接続部用キャップ。 - 前記押さえ部、前記締め付け部及び前記リップ部は、互いに同心円状に形成された請求項1に記載の外部端子接続部用キャップ。
- 前記リップ部は、先端に向かうほど肉薄になるように形成されている請求項2に記載の外部端子接続部用キャップ。
- 前記端子台は、前記円筒状突条部を囲むように形成された環状溝を有し、
前記リップ部は、前記端子台の前記環状溝内に収容される請求項2または3に記載の外部端子接続部用キャップ。 - 前記押さえ部に対応する位置から外方へ向かって延出形成された着脱用つまみ部をさらに備えた請求項1〜4のいずれか一項に記載の外部端子接続部用キャップ。
- 前記外部端子に接続されるケーブルの端部を収容する先細り形状のケーブル収容部をさらに備え、このケーブル収容部の先端にケーブルを通すための側部開口部が形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の外部端子接続部用キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007210472A JP2009043685A (ja) | 2007-08-10 | 2007-08-10 | 外部端子接続部用キャップ |
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JP (1) | JP2009043685A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017059294A (ja) * | 2015-09-14 | 2017-03-23 | 株式会社豊田自動織機 | 端子カバー |
EP3297096A1 (de) * | 2016-09-19 | 2018-03-21 | Linde Material Handling GmbH | Explosionsgeschütztes flurförderzeug |
KR200486965Y1 (ko) * | 2017-05-08 | 2018-07-18 | 한국단자공업 주식회사 | 단자 캡 |
-
2007
- 2007-08-10 JP JP2007210472A patent/JP2009043685A/ja active Pending
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EP3297096A1 (de) * | 2016-09-19 | 2018-03-21 | Linde Material Handling GmbH | Explosionsgeschütztes flurförderzeug |
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