JP2009043191A - 画像連続表示プログラム、画像連続表示装置及び画像連続表示方法 - Google Patents

画像連続表示プログラム、画像連続表示装置及び画像連続表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の画像を拡大縮小、回転、移動させて連続表示する画像連続表示プログラムを提供する。
【解決手段】画像表示エリア13には画像Aが表示されている。2点指定用ポインタ20の第1点目を指定する第1ポインタ20Aと第2点目を指定する第2ポインタ20Bの位置がユーザーが指定した2点となる。2点から画像の処理の基準となる基準点を求める。求めた基準点間の距離、角度、座標と次の画像について指定した2点間の距離、角度、座標が一致するように次の画像の拡大縮小率、回転角度、移動距離を算出し、算出した拡大縮小率、回転角度、移動距離に応じて画像を処理する。そして、上述の手順で処理を行った画像を1コマ分表示して、画像が完全に切り替わったかを判断し、切り替わっていない場合は、表示を繰り返し画像を徐々に切り替える。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の画像を拡大縮小、回転、移動させて連続表示する画像連続表示プログラム、画像連続表示装置及び画像連続表示方法に関する。
従来、パソコンやデジタルカメラ等の画像表示機器において、複数の画像を連続して表示する機能がある。この機能はいわゆるスライドショーと称され、多くの画像表示機器に装備されている。それらの多くは、単に画像をその状態のまま連続して表示するのみである。そこで、複数の画像の特定部分を拡大して連続して表示する表示装置がある。また、複数の画像について、拡大縮小、回転、移動を行い、ユーザーの任意の被写体の大きさ、傾きを一致させる画像表示プログラムがある。
特開2005−286550号公報 特開2005−107325号公報
しかし、多くの画像表示機器に装備されているスライドショー機能は、単に静止画を連続で表示するだけに過ぎず、画像の構図が異なる場合、写っている人や物の大きさが異なっている場合、それらの画像はその統一のない状態のまま表示されることからまとまりのない連続画像となってしまい、画像をより魅力的に見せる演出的効果はほとんどない。また、一部のスライドショー機能には画像の構図を指定して表示することができるものがあるが、画像中の被写体の位置を合わせる手段が用意されていないから、全ての画像を特定の部分で一致させて統一感をもたせて連続表示するには全ての写真について構図を指定する必要があり、大変手間の掛かる作業で実用性に乏しい。
一方、上述の特開2005−286550号公報記載の表示装置では、複数の画像中の被写体の特定の部分を一致させて拡大して連続して表示することはできるが、拡大しようとする部分が斜めに写っているような場合には、画像の角度を補正して表示することが出来ないから拡大した特定部分の角度がばらばらで見づらい連続画像となり、やはり単に連続表示しているにすぎないまとまりのない連続画像となってしまう。また、拡大部分の特定方法として、画像情報において指定した対象物の特徴を認識して、切り換えられた画像においてもその認識した特徴を認識して自動的に画像を抜き出す公知の画像認識技術を用いているから、被写体の状態、画像の状態、写り方、被写体の画像中の向きなどによっては特定部分を認識することが出来ず、的確に画像の特定部分を拡大して表示することが出来ない場合があると考えられる。
また、上記特開2005−107325号公報記載の画像表示プログラムは、2つの画像の内どちらかを基準とする画像として、もう一方の画像をその基準の画像に合わせるために拡大縮小、回転、移動を行うものであるから、基準となる画像の表示態様を設定することができず、画像の表示の自由度が低く、バリエーションに乏しい。
本発明は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもので、簡易な作業で複数の画像を拡大縮小、回転、移動して、画像中のユーザーの任意の部分を一致させつつ、各画像についてユーザーが自由に構図を設定して連続して表示することができる画像連続表示プログラム、画像連続表示装置及び画像連続表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために構成した本発明の手段は、コンピューターを、複数の画像を順次切り替えて表示画面に連続表示する画像表示手段、前記表示画面に表示される画像ごとに基準となる長さを設定する基準設定手段、該基準設定手段により設定された基準の長さが互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を拡大縮小する画像処理手段、として機能させることにある。
そして、前記基準設定手段は、前記表示画面に表示される画像ごとに2点を指定することにより、該2点間の距離を、前記基準の長さとして設定するとよい。
また、前記基準設定手段は、基準となる長さと共に基準となる角度を設定するものであり、前記画像処理手段はさらに、該基準設定手段により設定された基準の角度が互いに一致するように、前記表示画面に表示される各画像を回転させるものとするとよい。
また、前記基準設定手段は、前記表示画面に表示される画像ごとに2点を指定することにより、該2点間の距離を、前記基準の長さとして設定すると共に、該2点間を結ぶ線分の傾きを前記基準の角度として設定するものとするとよい。
また、前記基準設定手段は、基準となる長さ、角度と共に基準となる位置を設定するものであり、前記画像処理手段はさらに、該基準設定手段により設定された基準の位置が互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を平行移動するものとするとよい。
また、前記基準設定手段は、前記表示画面に表示される画像ごとに2点を指定することにより、該2点間の距離を、前記基準の長さとして設定し、2点間を結ぶ線分の傾きを前記基準の角度として設定すると共に、2点の座標を前記基準の位置として設定するものとするとよい。
また、前記画像表示手段は、表示中の画像を次の画像へ切り替える場合、表示中の画像に次の画像を重ねて表示し、各画像の透過率を徐々に変更することのより画像を順次切り替えるものとするとよい。
また、前記コンピューターをさらに、前記表示画面に表示される画像ごとに表示範囲、表示角度からなる構図を設定する構図設定手段、該構図設定手段により構図設定した画像の前記基準設定手段により設定した2点の該構図における座標を基準点として算出する基準点算出手段、として機能させ、前記画像処理手段はさらに、該構図設定手段により設定された構図に従い、前記表示画面に表示される構図を設定した画像を拡大縮小、回転、移動させ、また、表示画面に表示される他の画像の前記基準設定手段により設定した2点の座標が該基準点に一致するように該他の画像を拡大縮小、回転、平行移動させるものとするとよい。
また、前記構図設定手段は、前記表示画面に表示される画像ごとに四角形領域を指定することにより、該四角形領域の大きさとして前記表示範囲を設定し、該四角形領域の傾きとして表示角度を設定するものとするとよい。
また、前記画像処理手段は、前記複数の画像のうち前記構図設定手段により構図を設定した1の画像から前記構図設定手段により構図を設定した他の画像へ画像が切り替わる場合、画像の切り替えの進度に比例して、前記基準点算出手段により算出した該1の画像の基準点が、前記基準点算出手段により算出した該他の画像の基準点に一致するように前記表示画面に表示される1の画像及び他の画像を拡大縮小、回転、平行移動させるものとするとよい。
また、前記コンピューターをさらに、画像の切り替え進度に基づき、画像の切り替え進度に比例して前記基準点算出手段により算出した1の画像の基準点から前記基準点算出手段により算出した他の画像の基準点へと移動する切替進度比例基準点を算出する切替進度比例基準点算出手段として機能させ、前記画像処理手段はさらに、前記複数の画像のうち前記構図設定手段により構図を設定した1の画像から前記構図設定手段により構図を設定した他の画像へ画像が切り替わる場合、該切替進度比例基準点算出手段により算出した切替進度比例基準点に前記基準設定手段により設定した該1の画像の2点及び、前記基準設定手段により設定した該他の画像の2点が一致するように前記表示画面に表示される1の画像及び他の画像を拡大縮小、回転、平行移動させるものとするとよい。
また、前記コンピューターをさらに、前記表示画面に表示される各画像の切り替えに要する時間を設定する切り替え時間設定手段として機能させ、前記画像表示手段は、さらに、該切り替え時間設定手段により設定された切り替え時間の進度に比例して表示中の画像から次の画像へ切り替えて前記表示画面に表示させるものとするとよい。
また、前記コンピューターをさらに、前記表示画面に表示される複数の画像の表示順序を設定する順序設定手段として機能させ、前記画像表示手段はさらに、該順序設定手段により設定した順序で複数の画像を順次切り替えて前記表示画面に表示させるものとするとよい。
更に、前記複数の画像は人物の画像であるとよい。
また、請求項15に係る本発明を構成する手段は、複数の画像を表示画面に順次切り替えて連続表示する画像表示手段と、前記表示画面に表示される画像ごとに基準となる長さ、角度、座標を設定する基準設定手段と、該基準設定手段により設定された基準の長さが互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を拡大縮小し、基準の角度が互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を回転し、基準の座標が互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を平行移動する画像処理手段とを有するようにしたことにある。
また、請求項16に係る本発明を構成する手段は、複数の画像を表示画面に順次切り替えて連続表示する画像表示ステップと、前記表示画面に表示される画像ごとに基準となる長さ、角度、座標を設定する基準設定ステップと、該基準設定手段により設定された基準の長さが互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を拡大縮小し、基準の角度が互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を回転し、基準の座標が互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を平行移動する画像処理ステップとを有するようにしたことにある。
本発明は、上述の構成とすることにより以下の諸効果を奏する。
(1)複数の画像についてそれぞれ設定した基準が一致するように画像を拡大縮小、回転、移動することにより、各画像中のユーザーの任意の被写体の大きさ、傾き、位置を一致させて画像を連続表示することができるから、アニメーション動画的に表示することができ、画像をより魅力的に見せることができる。
(2)複数の画像をそれぞれ拡大縮小等して、ユーザーの任意の被写体の大きさ等を一致させて連続表示することができるから、各画像の大きさや解像度が同一である必要はなく、様々な画像素材を利用することができる。
(3)連続表示する各画像についてそれぞれ2点を指定して、その2点間の距離が等しくなるように自動で各画像を拡大縮小し、2点間を結ぶ直線の傾きが等しくなるように各画像を回転させ、2点の位置がそれぞれ等しくなるように画像の移動を行うから簡易な作業で画像処理を行うことができる。
(4)画像の拡大縮小等のために画像ごとに設定する基準はマウスなどの入力装置を用いてユーザーが行うから、画像の状態、被写体の写り方などに影響を受けず2点を指定することができ、確実に複数の画像中の被写体の大きさ、傾き、位置を一致させることができる。
(5)各画像中のユーザーの任意の被写体の大きさ、傾き、位置を一致させて、さらに画像の透過率を変更することにより画像を切り替えて連続表示するから、モーフィングに比べて極めて簡易な作業で、モーフィングと同等の画像表示効果を連続して複数の画像に渡って得ることができる。
(6)画像の切り替えに要する時間をユーザーが任意に設定することができるから、切り替え時間を変更して、画像をゆっくり切り替えて滑らかに変化させるなどのユーザーの好み、目的などに合わせて視覚的、演出的効果を画像表示に付与することができる。
(7)連続表示する複数の画像の表示順序をユーザーが任意に設定することができるから、画像が撮影された日時、画像中の被写体の時間の経過に伴う変化などに合わせて画像を表示することができ、ストーリー付けして画像を表示する等して画像をより魅力的に見せることができる。
(8)各画像について、それぞれ表示範囲、表示角度からなる構図を設定し、その構図で画像を表示することが可能であるから、各画像中のユーザーの任意の被写体の大きさ、角度、位置を一致させつつ、各画像を構図を変化させて連続表示することができ、被写体を一致させて統一感を持たせて画像を連続表示しながらも各画像をユーザーが自由な構図で表示して、画像をより魅力的に見せることができる。
(9)基準設定手段により設定した基準に基づいて各画像の大きさ、角度、位置を自動で一致させて表示するから、構図を新たに設定した場合、設定していた構図を変更した場合であっても各画像の大きさ、角度、位置を一致させるための基準の設定をやり直す必要がない。
(10)画像ごとに四角形領域を指定することにより、その領域の大きさとして前記表示範囲を設定し、領域の角度として表示角度を設定するから、簡易な作業で構図の指定を行うことができる。
(11)連続表示する複数の画像を人物が写し出されている画像にすることによって、各画像の人物の顔が一致するようにして連続表示すれば、人物の成長を動画的に見せるなどの魅力的な画像表示を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基き説明する。図1は、画像連続表示装置の構成を示すブロック図である。1は制御部であり、該制御部1は後述する入力部2からのユーザーの操作入力に応じて、画像の拡大縮小、回転、移動等の画像処理を行い、また、画像の連続表示、透過度の変更等の画像表示の制御を行う、中央演算処理装置である。2は入力部を示し、該入力部2はユーザーが画像連続表示装置に対して入力する手段を提供するものであり、キーボード、マウス、タッチパネル、タッチホイール、タッチペンなどがこれに含まれており、各種コマンドの入力や、後述する画像上の2点指定などに用いる。3は表示部を示し、前記制御部1により拡大縮小等の処理がなされた画像を制御部1による制御に従い表示し、また、操作のためのカーソル等も表示する液晶表示装置やプラズマ表示装置等がこれに含まれる。4は記憶部を示し、デジタルカメラ等で撮影してメモリーカード等から入力した画像、インターネットからダウンロードした画像、スキャナで取り込んだ画像などを格納し、さらに前記入力部2により入力した各画像ごとの表示条件や、画像連続表示装置の設定などを記憶しておくメモリ、ハードディスクなどがこれに含まれる。5は外部機器接続部を示し、例えば、USB等により、画像取り込み用のデジカメ、スキャナなどの外部機器と接続するためのものである。また、画像の連続表示を動画ファイルとして外部に転送するために動画再生機器を接続することもできる。
この画像連続表示装置は、コンピュータにおいて画像連続表示プログラムを実行することにより構成されるものとなっている。なお、専用ハードウェアの組み合わせにより同様の装置を構成してもよく、既存の装置に画像連続表示方法を適用するようにしたものでもよい。
図2は、連続画像表示プログラムをパソコン等で実行した場合にディスプレイに一つのウィンドウとして表示される該画像連続表示プログラムの画面を示す。11はディスプレイに表示されるウィンドウを示す。12は前記入力部2による入力のために該ウィンドウ11に表示されるカーソルを示す。本実施の形態では入力部2の入力装置としてマウスを用いており、マウスによって該カーソル12を操作することができる。ただし、入力装置はマウスに限られるものではなく、キーボード、タッチパネル、タッチホイール、タッチペンなどでもよい。13は、画像を表示して、後述する画像の連続表示のプレビュー、画像処理のための2点指定、画像の構図指定等を行うための画像表示エリアである。Aは該画像表示エリア13に表示された画像である。本実施の形態では、人物が写っている画像を用いている。
14は、ウィンドウ右端に位置するサムネール表示エリアを示す。該、サムネール表示エリア14は縦長で、縦に複数のブロックに分割してあり、前記記憶部4に格納してある画像や外部機器から取り込んだ画像のうち、ユーザーが連続表示を行う画像を縦に表示順に並べてファイル名と共にサムネール表示するものである。該サムネール表示エリア14は前記カーソル12でサムネール表示されている画像のいずれかをクリックすることによって、前記画像表示エリア13に表示する画像の選択を行うことができるように構成してある。本実施の形態では、サムネール表示エリア14には人物が写し出された画像A、画像B、画像C、画像Dが表示されており、一番上に表示されている画像Aが選択されて前記画像表示エリア13に表示されている。15は画像の枚数が多く、一画面のサムネール表示エリア14に画像の全てを表示することが出来ない場合に、サムネール表示エリア14をスクロールして複数の画像を全て見ることができるようにするためにスクロールバーである。
16はモード切り替えボタンを示す。該モード切り替えボタン16は、2つのボタン、画像表示モードボタン16A、2点指定モードボタン16Bとからなり、カーソル12でクリックすることによってウィンドウ11を各モードに切り替わるように構成してある。画像表示モードは前記画像表示エリア13に画像を連続表示時と同じ状態で表示するためのものであり、2点指定モードは後述する画像の拡大縮小等のために用いる2点の指定を行うためのものである。
17は、プレビューボタンを示す。該プレビューボタンをクリックすることによって、制御部1は画像処理、表示制御がなされて作成される画像の連続表示を画像表示エリア13に表示しプレビューを行う。18は保存ボタンを示す。該保存ボタン18をクリックすることによって画像連続表示内容を動画ファイルとして書き出して、前記記憶部4に保存することができるように構成してある。19は転送ボタンを示す。該転送ボタン19をカーソル12でクリックすることによって画像の連続表示を動画ファイルとしてパソコンに接続した携帯電話、携帯端末、デジタルカメラ等の外部機器に転送することができる。そして、その外部機器で動画として画像の連続表示を見ることができる。なお、表示部3に表示されるウィンドウは図2に示すようなウィンドウに限られず、ユーザーにとって簡易でわかりやすいウィンドウを採用するのが望ましい。
次に複数の画像の表示順序を指定し、さらに画像の中のユーザーの任意の被写体の大きさ、傾き、位置を一致させて連続表示するための操作手順を示す。本実施の形態では、人物が映し出されている画像A、画像B、画像C、画像Dを用い、人物の左右の目じりの2点を基準に顔の大きさ、傾き、位置を一致させて画像の連続表示を行う。なお、画像Bは人物が二人映し出されており、本実施の形態では向かって右側の人物を他の画像と一致させて連続表示を行うことにしている。
まず、画像の表示順序の指定の手順について説明する。記憶部4に記憶されている複数の画像の読み込みを行うと、読み込まれた複数の画像がサムネール表示エリア14に縦方向に並んで表示される。画像は該サムネール表示エリア14に並んでいる順に上から連続表示される。そして、マウスでカーソル12を操作してサムネール表示エリア14上に移動させて、いずれかの画像に合わせてクリックして、他の画像上にドラッグ&ドロップすることにより画像の表示順序を変更することができる。例えば、画像Cの上にカーソル12を合わせて、クリックして該画像Cを画像A上にドラッグすると、画像Cが画像Aが位置していたサムネール表示エリア14の一番上に表示され、画像A及び画像Bが一つ下にずれて、上から画像C、画像A、画像B、画像Dの順に表示されることになる。このようにして、ユーザーが容易に画像の表示順序を入れ替えることができる。なお、画像はデジタルカメラで撮影した写真である場合は内部のExif情報で撮影日時順に並べ替えることができるようにしてもよい。
次に、画像の拡大縮小等の処理に用いる2点を指定する操作手順について説明する。図3は、画像の拡大縮小等に用いる2点を指定する操作の手順を示すための2点指定モードのウィンドウ11を示す図である。
2点指定を行う場合はまず、前記2点指定モードボタン16Bをカーソル12でクリックする。そうすると、ウィンドウ11が2点指定モードに切り替わる。そして、2点指定を行う画像を選択する。画像の選択はサムネール表示エリア14を利用して行い、2点指定を行おうとする画像をサムネール表示エリア14で選んでカーソル12でその画像をクリックするとその選択した画像が画像表示エリア13に表示される。図3では画像Aが選択されて画像表示エリア13に表示されている。
20は、ウィンドウ11が2点指定モードに切り替わると画像表示エリア13上に表示される2点指定用ポインタを示す。該2点指定用ポインタ20は、画像の拡大縮小、回転、移動の処理を行うために用いる2点を各画像に設定するためのものである。該2点指定用ポインタ20は×の字型に形成した第1点目を指定する第1ポインタ20Aと第2点目を指定する第2ポインタ20Bとから構成してあり、カーソル12でドラッグ&ドロップすることにより画像表示エリア13に表示された画像上でユーザーが自由に動かすことができる。そして、画像上の2点指定用ポインタ20の位置がユーザーが指定した2点となる。
第1ポインタ20Aと第2ポインタ20Bはユーザーが区別して認識することができるように異なる色で表示している。例えば、1番目の画像において、画像の被写体の左側を第1ポインタ20Aで指定し、被写体の右側を第2ポインタ20Bで指定し、2番目の画像の被写体の右側を第1ポインタ20Aで指定し、左側を第2ポインタで指定すると、第2の画像が第1の画像に対して上下反転して連続表示されることとなる。これは、後述するように、1番目の画像の第1ポインタで指定した点と、2番目の画像の第1ポインタで指定した点が一致するように、そして1番目の画像の第2ポインタで指定した点と2番目の画像の第2ポインタで指定した点が一致するように画像の拡大縮小、回転、移動を行うからである。そこで、第1ポインタ20Aと第2ポインタ20Bを区別できるように異なる色で表示することにより、このような画像の上下反転を防止することができる。なお、第1ポインタ20Aと第2ポインタ20Bをユーザーが区別して認識することができるのであれば、異なる色で表示することに限られず、ポインタの形を異なるものにする等どのようなものであってもよい。
また、2点指定用ポインタ20は、第1ポインタ20Aをカーソル12で動かすとそれに連動して第2ポインタ20Bも第1ポインタ20Aとの位置関係を保ったまま第1ポインタ20Aと同じ移動量移動するように構成してある。これに対し、第2ポインタ20Bをカーソル12で動かした場合には、第2ポインタ20Bのみが動き、第1ポインタ20Aは動かないように構成してある。このように構成することにより、第1ポインタ20Aでユーザーが連続表示の際に一致させようとする被写体を特定して、第2ポインタ20Bでその被写体の大きさ及び傾きを特定することができ、2点の指定を容易に行うことができる。
21はウィンドウ11が2点指定モードに切り替わると、ウィンドウ11に表示される倍率変更スライダーを示す。該倍率変更スライダー21は、前記2点指定用ポインタ20で画像上の2点を指定する際に、より詳細に指定することができるように、スライダー操作により画像の表示倍率を変更して画像を拡大して表示するためのものである。
また、本発明を各画像中の被写体の人物の顔を一致させて連続表示する目的で用いる場合は、図4に示すように第1ポインタ20Aと第2ポインタ20Bを内包するように顔範囲表示枠22を設けてもよい。該顔範囲表示枠22は第1ポインタ20Aと第2ポインタ20Bをそれぞれ人物の顔の左右の目じりに合わせた場合に顔の輪郭に位置するように構成してある楕円形の枠である。第1ポインタ20Aをカーソル12で動かすと該顔範囲表示枠22は枠の大きさ、傾きを維持した状態でそれに従い移動し、第2ポインタ20Bをカーソル12で左右方向に動かすと拡大縮小し、上下方向に動かすと回転する。画像中の人物の顔の大きさ、傾き、位置を一致させて連続表示したい場合、まず、第1ポインタ20Aを左目の目じりに合わせる。これにより顔の大まかな位置を決定する。次に第2ポインタ20Bを右目の目じりに合わせることにより、2点間の距離から顔の大きさを特定し、また2点間の直線の傾きにより顔の角度を特定する。そうすると、顔範囲表示枠22は第2ポインタ20Bの動きに連動して拡大縮小、回転して顔の輪郭に沿って位置する。このように、画像中の被写体の顔の範囲を的確に把握しながら2点の設定を行うことができるから2点の指定が容易なものとなる。
そして、画像表示エリア13に表示された画像上の第1ポインタ20A及び第2ポインタ20Bの位置がユーザーが指定した2点となる。画像A上で指定された2点をそれぞれp1、p2とする。画像Aについて2点を指定したら、サムネール表示エリア14で画像Bをクリックして画像Bを画像表示エリア13に表示し、同様に2点を指定する。画像B上に設定された2点をそれぞれq1、q2とする。さらに画像C、画像Dについても同様に2点の指定を行う。これを繰り返すことにより全ての画像について2点を容易に指定することができる。そして、この各画像上に指定した2点は記憶部4に記憶しておくことができるので、プログラム起動のたびに改めて2点を指定する必要はない。
本実施の形態では、図5に示すように人物が映し出されている画像A、画像B、画像C、画像Dを用い、人物の顔の大きさ、傾き、位置を一致させて画像の連続表示を行うため、全ての画像の人物の左右の目じりを2点として指定している。各画像の人物の顔の大きさ、角度、位置を一致させて連続表示する場合、指定する2点は人物の目じりにするのが望ましいと考えられる。左右の目の目じりの2点は顔の大きさと顔の傾きの両方を比較する基準となり、また、瞳の中心よりも離れているから画像の倍率計算、傾き計算において精度を高めることができる。さらに、被写体が斜めに写っていて横顔に近いような場合であっても、目じりであれば2点を指定することができる。耳を指定位置にすると被写体が斜め向きの場合には耳が写っていないことがあり、指定することが出来なくなってしまう。ただし、2点はユーザーが任意に指定することができるので、必ずしも目じりに限らず、瞳の中心、顔の両端、顔の上端下端、口の口角などでもよい。
なお、作業は画像の表示順序指定、各画像について2点指定の順で行うとは限らず、全ての画像について2点を指定してから表示順序を指定することもできるし、画像1枚について2点を指定した後に表示順序を指定して、その後に残りの画像について2点を指定するということも可能である。
図6は、制御部1が行う画像の処理及び画像表示の制御について示すフローチャートである。nは画像の表示順序を示す番号である。上述の手順で、画像の表示順序、2点を指定した後、処理を開始すると、処理開始時はn=1であるから、第1画像である画像Aの2点p1、p2から基準点を求める(ステップ1)。基準点は画像表示エリア13の左下角を原点とした座標系であり、画像Aの左下角が原点である画像表示エリア13の左下角に一致するように画像Aを移動させ、さらに画像Aの縦幅及び横幅の両方が画像表示エリア13の縦幅及び横幅に包含されるように画像の表示倍率を調整し、その状態における2点p1、p2の座標を基準点とするものである。この画像Aから求めた基準点をS1、S2とする。そして、この基準点S1、S2を処理用基準点とする。この処理用基準点に基づいて2枚目以降の画像B、画像C、画像Dの拡大縮小、回転、移動処理を行う。
次に、画像用インデックス初期化を行う(ステップ2)。これは、プレビューにおいて、ユーザーの任意の画像からプレビューを開始することができるようにするためのものである。プレビューは主に、画像の連続表示が適切に行われているか、被写体のずれ等の有無を確認するために行われるものであり、画像が多数あり連続表示の時間が長い場合、プレビューによる確認作業が煩雑になってしまう。そこで、ユーザの任意の画像からプレビューを始めることができれば、既に確認にした画像を飛ばしてプレビューすることができ、画像が多数ある場合でも短時間で連続表示の確認をすることができる。
その後、画像表示の透過度αを0とする(ステップ3)。透過度は0から1.0の範囲で変化するものであり、α=0では画像の透過率は0%であり画像は何ら変化なく画像本来の濃さで表示され、α=1.0では画像の透過率は100%であり表示されても画像の姿は現れない。そして、ステップ1で処理用基準点となっている基準点S1、S2間の距離と第(n+1)画像、現在n=1であるからすなわち第2画像である画像Bについて指定した2点q1、q2間の距離が一致するように画像Bの拡大縮小率を算出し、また、S1、S2間を結ぶ直線の傾きにq1、q2間を結ぶ直線の傾きが一致するように画像Bを回転させる回転角度を算出し、さらに、q1、q2の座標がS1、S2に一致するように画像Bの移動距離を算出する(ステップ4)。その後、画像Bを算出した拡大縮小率に応じて拡大縮小し、算出した回転角度に応じて回転し、さらに、S1とq1、S2とq2が重なるように画像Bを平行移動する(ステップ5)。
次に、第1画像Aを透過度αで、第2画像Bを透過度(1.0−α)で重ねて表示する(ステップ6)。ステップ3で透過度αを0としているから、まず、画像Aが透過率0%、画像Bが透過率100%で表示され、すなわち透過率100%の画像Bの姿は現れず、画像Aのみが表示される。この表示を1コマ分行う。画像は、画像切り替えに要する時間の毎秒当たりの表示コマ数を設定し、1コマずつ透過度を変更しながら表示していくことにより切り替わっていく。
そして、1.0≦αを判断することにより画像Aが完全に画像Bに切り替わったか否かを判断する(ステップ7)。αが1.0より小さい場合は、画像Aから画像Bへは完全に切り替わっておらず、その場合は、透過度αを1コマ分増加する(ステップ8)。ここで、透過度αを一コマ分増加とは、透過度αをコマ数で割ったものであり、毎秒コマ数が10であり、画像の切り替えが1秒で行われるとすると、透過度αは1回の処理ごとに0.1(透過率10%)増加することとなる。なお、透過度αが0.1(透過率10%)増加するということは、画像の切り替え進度及び画像切り替えに要する時間も10%進んだこととなり、透過度αは画像の切り替え時間の経過を表す変数でもあるといえる。そして、ステップ6へと進み、ステップ6乃至8を繰り返す。ステップ8で透過度αを増加していき、ステップ6においてその透過度で画像を表示することを繰り返すので、画像Aの透過率が徐々に上がって徐々に薄く表示されていき、それと同時に画像Bの透過率は徐々に下がって、徐々に濃く表示されていく。このように画像Aの透過率を徐々に上げて表示し、2番目の画像である画像Bを徐々に透過率を下げて表示することにより、1枚目の画像がフェードアウトしながら2枚目の画像がフェードインしていき、滑らかな画像変化を演出し、モーフィングに近い画像効果を生むことができる。
その後、ステップ7でαが1.0と等しくなったと判断した場合、すなわち、画像Aが透過率100%に、画像Bが透過率0%で表示され、画像Aから画像Bに完全に切り替わったと判断した場合は、次に画像番号であるnの値を1増加させる(ステップ9)。そして、全ての画像を表示したか、まだ表示する画像があるか否かを判断する(ステップ10)。表示する画像がまだある場合には、ステップ3に戻り、ステップ3乃至ステップ10を繰り返す。ステップ9において画像番号nを1増やしているので、次は第2画像である画像Bと第3画像である画像Cについて同様の処理が行われる。そして、全ての画像の表示が終了した場合に、処理を終了する。
図7は、画像Aを基準として、画像B、画像C、画像Dの人物の顔の大きさ、角度、位置が上述の処理により一致して画像A、画像B、画像C、画像Dの順序で連続表示される際の各画像の表示状態を示す。全ての画像は目じりを画像処理用の2点に指定しているから、その各画像の2点を基準として画像は拡大縮小、回転、移動処理がなされ、全ての画像は顔の位置、大きさ、角度が一致して連続表示されて、あたかもアニメーション動画のように表示される。
図8は、画像Aから画像Bへの透過率の変化による画像の切り替えの流れを示す。図8(a)は、初め、画像Aが透過率0%、画像Bが透過率100%で表示されている状態を示し、透過率100%である画像Bの姿は現れない。そして、ステップ6乃至ステップ8を繰り返すことによって画像Bの透過率が徐々に下がっていき、画像Bは徐々に濃くなっていく(フェードインしてくる)。それと同時に、画像Aは透過率が徐々に上がっていき、徐々に薄くなっていく(フェードアウトしていく)。図8(b)は、画像Aの透過率が25%、画像Bの透過率が75%の状態を示し、画像Aが画像Bに比べ濃く表示されている。そして、画像切り替え時間が半分経過した時点で図8(c)に示すように画像A、画像B共に透過率50%となり、両画像が同じ濃度で半透明で重なった状態で表示される。その後も、画像Aの透過率が徐々に上がり、画像Bの透過率が徐々に下がっていき、図8(d)に示すように、画像Bが画像Aよりも濃く表示され始める。そして、図8(e)に示すように画像Aが透過率100%、画像Bが透過率0%になった時点で画像Bのみが表示されて画像が完全に切り替わり、画像切り替え処理が終了する。
なお、画像の切り替えに要する時間の1秒当たりのコマ数を設定することもできる。コマ数が多い方が画像は滑らかに変化していく。また、画像の切り替えに要する時間をユーザーが指定することもできる。切り替え時間を長く設定すると、画像はゆっくり切り換わり、滑らかに変化していく。切り替え時間を短く設定した場合は、各画像の背景などはあまり認識できないが、顔の変化のみを強調することができる。
プレビューボタン17をクリックすることにより、制御部1は上述の処理を行った画像の連続表示の内容を動画として画像表示エリア13に表示する。プレビューした結果、画像の表示に満足しない箇所がある場合は、上述の手順を2点の指定をやり直し、再び画像処理を行うことで何度でもやり直して動画を作成することができる。なお、表示する画像の枚数は4枚に限られず、連続表示可能枚数はPCなどのハードウェアの性能に依存し、理論上制限はない。
図9は本発明の第2の実施の形態に係る画像連続表示プログラムの画像表示モードのウィンドウ31を示す。なお、本実施の形態及び後述する他の実施の形態において、第1の実施の形態の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して援用し、その説明を省略する。第2の実施の形態は、ユーザーが任意の画像について表示範囲及び表示角度からなる構図を指定し、第1画像と第2画像のように表示順序が連続している2つの画像について構図を指定している場合は、画像の切り替えと同時に構図の切り替えを行うものである。
32はモード切り替えボタンを示す。該モード切り替えボタン32は、3つのボタン、画像表示モードボタン32A、2点指定モードボタン32B、構図指定モードボタン32Cからなり、カーソル12でクリックすることによってウィンドウ11を各モードごとに切り替わるように構成してある。構図指定モードは、後述する各画像の表示範囲、表示角度の設定を行うためのものである。
次に、画像の表示範囲、表示角度からなる構図を指定する操作手順について説明する。図10は構図を指定する操作手順を説明するための構図指定モードのウィンドウ31を示す図である。
構図指定を行う場合はまず、構図指定モードボタン32Cをカーソル12でクリックする。そうすると、ウィンドウ31が構図指定モードに切り替わる。そして、構図指定を行う画像を選択する。画像の選択は上述の2点指定モードの際と同様にサムネール表示エリア14で任意の画像をカーソル12でクリックすることにより行う。図10では画像Aが選択されて画像表示エリア13に表示されている。
33は、ウィンドウ11が構図指定モードに切り替わると画像表示エリア13上に表示される構図指定枠を示す。該構図指定枠33の4つの角にはそれぞれ枠拡大縮小ポインタ33Aが設けてある。カーソル12を該枠拡大縮小ポインタ33Aのいずれかに合わせて、クリックし、構図指定枠33の外側方向へ動かすと構図指定枠33を大きくすることができ、逆にポインタ33Aを構図指定枠33の内側方向に動かすと構図指定枠33を小さくすることができる。構図指定枠33の大きさを変更することによって、画像のどの部分をどのくらいの大きさで表示するかを任意に設定することができる。なお、構図指定枠33の縦横比は固定で、画像表示エリア13の縦横比と一致しており、上述の手順で拡大縮小しても縦横比を保持した状態で拡大縮小がなされる。
また、該構図指定枠33の各4辺の中間に位置して枠回転ポインタ33Bがそれぞれ設けてある。該枠回転ポインタ33Bはカーソル12を合わせてクリックして、上下方向又は左右方向に動かすことによって、構図指定枠33を自由に回転させることができる。構図指定枠33の角度を変更することにより、画像をどのような角度で傾けて表示するかを任意に設定することができる。これを利用して、画像中の被写体が傾いている場合、構図指定枠33の回転角度をその被写体の傾きの角度に合わせてれば、その被写体の傾きを補正して表示することもできる。なお、構図指定枠33の回転可能範囲は±90度以内としている。
さらに、構図指定枠33は枠内のどこかにカーソル12を合わせてクリックしてドラッグすることにより該構図指定枠33を上述の手順で設定した大きさ、傾きを固定したまま画像表示エリア13内で自由に動かして位置を変更することができるように構成してある。これによって、画像のどの範囲を表示するのかをユーザーが任意に設定することができる。
このようにして、構図指定枠33で画像をどのくらいの大きさで、どのくらいの角度でどの範囲を表示するかをユーザーが自由に設定することができる。画像は、連続表示の際に、構図指定枠33を画像の外枠として、指定された大きさ、角度、範囲で表示される。なお、構図指定枠33は初期状態では縦横比を維持した状態で画像表示エリア13に表示された画像が丁度包含される大きさに設定されている。
34は、2点指定モードで指定された2点を結ぶ直線からなる補助線を示す。該補助線34は、構図指定モードのときにのみ画像表示エリア13に表示される。補助線34が表示されることにより、構図指定モードにおいて2点指定モードで指定した2点間を結ぶ直線の傾き具合を的確に認識することができるから、例えば、被写体が斜めに写っているが、連続表示の際には、その被写体を水平に表示させたい場合は、構図指定枠33を回転させて、構図指定枠33の上もしくは下の一辺と補助線34が水平となるように構図を設定すればいい。
35は、構図指定モードでウィンドウ31に表示される構図リセットボタンを示す。該構図リセットボタン35をカーソル12でクリックすると、制御部1はその時点で構図指定枠33によって設定されている構図をリセットし、初期状態に戻す。
図11は、各画像についての構図指定枠33による構図指定の状態及び2点の指定の状態を示す。画像Aは斜めに写っている人物の顔が真っ直ぐに表示されるように構図指定しており、画像Bは、高さの異なる二人の人物の顔が同じ高さに表示され、さらに大きく表示されるように構図指定している。画像C、画像Dについては構図の指定は行っていない。ただし、画像C、画像Dについても同様にユーザーが任意に構図の指定をすることができる。2点は第1の実施の形態同様、全ての画像について人物の両目の目じりを指定している。第1画像である画像Aに指定した2点をp1、p2、第2画像である画像Bの2点をq1、q2とする。さらに画像の表示順序も第1の実施の形態同様、画像A、画像B、画像C、画像Dの順としている。なお、1枚目に表示される第1画像については必ず構図指定を行う必要がある。
図12は、制御部1が行う画像の処理及び画像表示の制御について示すフローチャートである。nは第1の実施形態と同様画像の表示順序を示す番号であり、mは基準点の番号であり、αは画像の透過度で、0から1.0の範囲で変動する。
図11に示すように、画像の表示順序、2点、構図を指定して、処理を開始すると、開始時はn=1、m=1であるから第1画像Aに指定した2点p1、p2の位置と構図から第1基準点を求める。基準点は、構図指定枠33が画像表示エリア13と一致するように、すなわち、画像Aを構図指定枠33の左下角と画像表示エリア13の左下角が一致するように移動し、構図指定枠33の上辺又は下辺が水平になるように回転し、構図指定枠の横幅が画像表示エリアの横幅と一致するように拡大縮小した状態で、構図指定枠33の左下角を原点とした座標系であり、画像とは独立した座標系である。この画像Aの2点p1、p2及び構図から求めた第1基準点をS1、S2とする。そして、第1基準点S1、S2を処理用基準点に代入、すなわち第1基準点S1、S2を処理用基準点とする(ステップ21)。この処理用基準点が第1画像A以降の画像を処理する基準となる。次に、前記ステップ2を行い、画像用インデックス初期化を行う。
次に、第(n+1)画像、現在n=1であるからすなわち、第2画像Bが構図指定枠33で構図を指定した画像か否かを判断する(ステップ22)。そして、構図を指定した画像である場合は、基準点の番号であるmを1増やす(ステップ23)。その後、第2画像の2点q1、q2の座標と構図から第m基準点、現在m=2であるからすなわち、第2基準点を求める(ステップ24)。その第2基準点をT1、T2とする。そして、後述するステップ27の計算に用いるために第(m−1)基準点、すなわち第1基準点及び第2基準点の座標を記憶部4に保存する(ステップ25)。
その後、前記ステップ3を行い、透過度αを0とする。そして、第2画像が構図指定画像か否かを判断する(ステップ26)。次に画像Bは構図を指定した画像であるから、第1基準点、第2基準点、透過度αに基づいて、第1基準点から第2基準点へ徐々に切り替わっていく基準点の切り替わりの進度を算出する(ステップ27)。以下、ステップ27により求まる各進度における基準点を進度比例基準点C1、C2と称する。この基準点の切り替わり進度に伴って構図切り替えがなされる。進度比例基準点の算出は、C1のxy座標を(C1x、C1y)、C2のxy座標を(C2x、C2y)として、第1基準点S1、S2のxy座標(S1x、S1y)、(S2x、S2y)第2基準点T1、T2のxy座標(T1x、T1y)、(T2x、T2y)、透過度αを用いて、
C1x=S1x+α(T1x−S1x)、C1y=S1y+α(T1y−S1y)、C2x=S2x+α(T2x−S2x)、C2y=S2y+α(T2y−S2y)、により行う。この式からわかるように進度比例基準点C1、C2はその時点での透過度αに比例して変動するものである。そして、進度比例基準点C1、C2を処理用基準点に代入、すなわち進度比例基準点C1、C2を処理用基準点とする(ステップ28)。ステップ28が行われる前まではステップ21によって第1基準点S1、S2が処理用基準点となっていたが、ステップ28を行うことによって処理用基準点が更新されることとなる。
そして、前記ステップ28で進度比例基準点C1、C2を代入した処理用基準点に画像Aの2点p1、p2、画像Bの2点q1、q2が一致するように画像A及び画像Bの拡大縮小率及び回転角度、移動距離を算出する(ステップ29)。また、前記ステップ22、ステップ26で構図を指定した画像ではなかったと判断した場合は、ステップ27の進度比例基準点の算出及びステップ28の処理用基準点への代入は行なわず処理用基準点は更新されないので、処理用基準点はステップ21で代入された第1基準点S1、S2のままであり、ステップ29で画像Aのp1、p2、画像Bのq1、q2が第1基準点S1、S2が代入された処理用基準点に一致するように拡大縮小率、回転角度、移動距離の算出を行う。そして、ステップ30での算出結果に基づき、画像A及び画像Bについて拡大縮小、回転、平行移動の処理を行う。
その後、前記ステップ6を行い、上述の手順で処理を行った画像Aを透過度αで、画像Bを透過度(1.0−α)で1コマ分表示する。次に、前記ステップ7で1.0≦αを判断し、αが1.0以下、すなわち画像が切り替わったか否かを判断し、αが1.0以下でまだ切り替わっていない場合は、前記ステップ8でαを1コマ分増やす。そして、ステップ26乃至30及びステップ6乃至8を繰り返すことによって、画像の透過度を変更していき画像を徐々に切り替えていく。ステップ8でαを1コマ分増やし、ステップ27でそのαに基づき基準点の切り替わり進度を計算することにより、画像の切り替わり進度に比例して、進度比例基準点C1、C2が第1基準点であるS1、S2から第2基準点であるT1、T2へ近づいていく。そして、ステップ28で進度比例基準点C1、C2を処理用基準点に代入することにより処理用基準点を更新して、その更新された処理用基準点に一致するようにステップ29、ステップ30で画像の拡大等の処理を行うことにより、画像Aの2点p1、p2、画像Bの2点q1、q2が一致した状態のまま画像Aの構図から画像Bの構図へ変化していくように表示することができる。
そして、前記ステップ7でαが1.0と等しくなった、すなわち画像が切り替わったと判断した場合は、次に前記ステップ9で画像番号nの値を1増やす。そして、ステップ10で全ての画像が終了したか否かを判断し、表示する画像がまだある場合には、ステップ22へ進み、前述の処理を繰り返し、残りの画像について上述と同様の処理を行う。本実施の形態では画像C、画像Dも連続表示するため、画像C、画像Dについても処理を行う。画像Cと画像Dについては構図を指定していないから、ステップ22及びステップ26共にNOへ進み、第1の実施例と同様の処理を行う。なお、画像C、画像Dはその時点での処理用基準点、すなわち、基準点T1、T2に重なっている進度比例基準点C1、C2に指定した2点が一致するように処理される。そして、全ての画像の表示が終了した場合に、処理を終了する。
図13は、図11に示すように表示順序、2点、構図を指定して処理を行った場合の各画像の連続表示における状態を示す。画像Aは斜めに写っている顔がまっすぐに表示されるように構図指定されているから、その構図指定に従い顔がまっすぐに表示されている。このように、構図指定することにより、斜めの被写体もまっすぐに表示することができるから画像がより見やすいものとなる。また、画像Bは2人の人物の顔が同じ高さになるように、さらに、画像B全体を表示した状態と比べて人物の顔が大きく表示されるように構図指定しているから、画像Bはその指定構図の状態で表示される。単に、構図を指定できず、各画像の被写体をユーザーの任意の部分で一致させるだけでは、画像Bは右の人物の顔のみが表示されることになるが、このように複数の画像についてそれぞれ構図を指定することができることにより、各画像をユーザーの希望する構図で表示させつつ、画像の被写体をユーザーの任意の部分で一致させて表示することができる。これは、画像によっては、同じ画像に写っている隣の人物もいっしょに見せたい、人物の顔だけではなく全身を見せたい、人物と一緒に後の景色も見せたいというような場合に極めて有効である。そして、画像C、画像Dは構図指定していないから、画像Bの右の人物の左右の目じりの2点を基準として、画像C、画像Dの人物の顔が画像Bの右の人物の顔に一致して表示される。
図14は、図13に示した画像の連続表示の際の画像Aから画像Bへの切り替えの流れを示す。図14(a)は画像Aが透過率0%であり、画像Bは透過率100%であり、画像Aのみが表示されている。図14(b)、(c)では、画像Aの透過度を上げてくことにより画像Aが徐々にフェードアウトしていき、それと同時に画像Bの透過度を下げていくことにより画像Bがフェードインしていき、両画像が重なって表示され始める。画像A、画像Bともに人物の両目じりを2点に指定しているから両画像は両目じりにおいて重なって表示される。それと同時に、透過度αの増加に比例して進度比例基準点C1、C2が画像Aの左右の目じりに指定した2点p1、p2から求めた基準点S1、S2から、画像Bの2点q1、q2から求めた次の基準点T1、T2へ移動していくから進度比例基準点を代入することにより更新されていく処理用基準点もS1、S2からT1、T2へと変化していき、画像A、画像B共に徐々に右方向へ小さくなりながら移動していく。そして、図14(d)は画像切り替え時間の中間で、画像A、画像Bともに透過率50%で半透明な状態で表示されている。そして、図14(e)、(f)では、これまでとは逆に画像Aの透過度が画像Bの透過度より高くなり画像Aが薄くなっていき、画像Bが徐々にはっきり表示されてくる。画像A、画像B共に右方向へ小さくなりながら移動していく。移動していく間も画像Aと画像Bは目じりの2点で一致した状態を保っている。そして図14(g)で、画像Aが透過率100%になり完全に消え、画像Bが透過率0%になり、画像Bのみが表示される。これで画像の切り替えが終了する。図14では画像の切り替えを7コマで示したが、コマ数は7コマに限られず、より多くのコマ数で画像の切り替えを行えば、より滑らかに自然に画像を切り替えることができ、モーフィングと同等の画像効果を画像表示に与えることができる。
なお、図11では連続している画像Aと画像Bを構図指定しているが、これに限らず、画像Aと画像Cを構図指定して、画像B、画像Dは構図指定を行わないということも可能である。
図15乃至図19は本発明の第3の実施の形態を示す。第3の実施の形態は、例えば、第1画像と第3画像のように表示順序が連続していない画像について、第1画像から第2画像へ画像を切り替え、第2画像から第3画像へ画像を切り替え、その第1画像から第3画像への一連の画像切り替えの進度に比例して徐々に第1画像から第3画像の構図へと構図を切り替えるものである。
図15は、本発明の第3の実施の形態に係る画像連続表示プログラムの画像表示モードのウィンドウ41を示す。42は、構図連続切替開始画像指定ボタンを示す。構図連続切替開始画像として指定する画像が選択され画像表示エリア13に表示されている状態で該構図切替開始画像指定ボタン42をクリックすることにより、その画像を構図連続切替開始画像として指定することができる。
図16は、構図指定枠33による第1画像A、第3画像Cの構図指定の状態及び画像A、画像B、画像Cのそれぞれの2点の指定の状態を示す。画像Aの2点をp1、p2、画像Bの2点をq1、q2、画像Cの2点をr1、r2とする。本実施の形態では、第1画像Aを構図連続切替開始画像として指定して、第3画像Cを構図指定することにより、第1画像Aから第2画像Bへ、そして第3画像Cへ画像を切り替えながら第1画像の構図から第3画像の構図へ構図を切り替える。なお、構図連続切替開始画像の次の構図指定画像が構図連続切替終了画像として扱われる。また、本実施の形態は構図の切り替えを複数の画像に渡って行うものであるから、構図連続切替開始画像として指定する画像はその画像以降に表示する画像の何れかに構図指定枠33で構図を指定した画像が存在している必要がある。
図17及び図18は、制御部1が行う画像の処理及び画像表示の制御について示すフローチャートである。図16に示すように画像の表示順序、2点、構図、構図連続切替開始画像を指定して、処理を開始すると、開始時はn=1、m=1であるから前記ステップ21で第1画像Aの2点p1、p2と構図から第1基準点S1、S2を求め、この第1基準点S1、S2を処理用基準点に代入し処理用基準点とする。次に、前記ステップ2を行い、画像用インデックス初期化を行う。
そして、第n画像、現在n=1であるからすなわち、第1画像Aが構図連続切替開始画像として指定されているか否かを判断する(ステップ31)。構図連続切替開始画像である場合は、該画像の後に続く全画像の中から次の構図を指定した画像を検索する(ステップ32)。第1画像Aは構図連続切替開始画像であるから、ステップ32で検索が行われ、構図指定画像である画像Cが見出される。その後、nを構図連続切替開始画像番号として、また、検索で見出された画像の画像番号を構図連続切替終了画像として認識し記憶部4に記憶する(ステップ33)。現在n=1であるから画像番号1を構図連続切替開始画像番号として、また、画像Cの画像番号3を構図連続切替終了画像番号として保存する。次に、基準点番号mの値を1増やす(ステップ34)。その後、構図連続切替終了画像である第3画像Cに指定した2点r1、r2と構図から第m基準点を求める(ステップ35)。現在、m=2であるから第2基準点を求める。その第2基準点をT1、T2とする。そして、ステップ21で求めた第1基準点と前記ステップ35で求めた第2基準点を後述するステップ39における計算に用いるために記憶部4に保存する(ステップ36)。
次に、前記ステップ3を行い、画像の透過度αを0とする。そして、現在処理は構図連続切替中か否かを判断する(ステップ37)。現在、画像Aから画像Cまでの連続切り替え中であるから、ステップ38へ進み、構図切り替え進度βを算出する(ステップ38)。構図切り替え進度βは0から1.0の範囲のものであり、3枚の画像に渡って構図が切り替わる場合、まず、第1画像が表示された時点ではβ=0であり、第2画像に切り替わった時点では丁度中間でβ=0.5、第3画像に切り替わった時点でβ=1.0となる。
構図切り替え進度βの算出は、
(画像番号n+透過度α−連続変化開始画像番号)/(連続変化終了画像番号―連続変化開始画像番号)
を計算することにより行う。
次に、第1基準点、第2基準点、構図切り替え進度βに基づいて、構図切り替え進度βに比例して第1基準点から第2基準点へ移動するように徐々に切り替わっていく基準点の切り替わり進度を算出する。そして、その各進度における基準点を進度比例基準点C1、C2とする(ステップ39)。進度比例基準点C1、C2の計算は、C1のxy座標を(C1x、C1y)、C2のxy座標を(C2x、C2y)として、第1基準点S1、S2、のxy座標(S1x、S1y)、(S2x、S2y)第2基準点T1、T2のxy座標(T1x、T1y)、(T2x、T2y)、構図切り替え進度βを用いて、
C1x=S1x+β(T1x−S1x)、C1y=S1y+β(T1y−S1y)、C2x=S2x+β(T2x−S2x)、C2y=S2y+β(T2y−S2y)、により行う。この式からわかるように進度比例基準点C1、C2はその時点での構図切り替え進度βに比例して(S1、S2)から(T1、T2)へ近づいていくものである。その後、進度比例基準点C1、C2を処理用基準点に代入し、処理用基準点を更新する(ステップ40)。
そして、前記ステップ29で進度比例基準点C1、C2を代入し更新した処理用基準点と第1画像Aの2点p1、p2と第2画像Bの2点q1、q2が一致するように画像Aの拡大縮小率、回転角度、移動距離、画像Bの拡大縮小率、回転角度、移動距離を算出し、前記ステップ30でステップ29の算出結果に基づいて画像A、画像Bの拡大縮小、回転、移動処理を行う。
次に、前記ステップ6を行い、ステップ30で処理を行った画像Aを透過度αで、画像Bを透過度(1.0−α)で1コマ分表示する。そして、前記ステップ7で1.0≦αを判断し、αが1.0以下でまだ切り替わっていない場合は、前記ステップ8で透過度αを1コマ分増やす。透過度αを1コマ分増やすのは第1の実施の形態と同様である。そして、ステップ37乃至40及びステップ29、ステップ30、ステップ6乃至8を繰り返すことによって、透過度を変更して徐々に画像Aから画像Bへ切り替えていきながら、S1、S2からT1、T2へ徐々に切り替わっていく進度比例基準点C1、C2を代入することによって更新されていく処理用基準点に画像Aの2点p1、p2及び画像Bの2点q1、q2が一致し続けることにより、構図が画像Aの構図から画像Cの構図へ近づいていく。
そして、ステップ7で1.0≦αを判断し、α=1.0となった場合、画像Aから画像Bに完全に切り替わったので、前記ステップ9で画像番号nの値を1増やす。なお、画像Bに切り替わった時点で、構図切り替え進度は0.5であり、処理用基準点は第1基準点S1、S2、第2基準点T1、T2の丁度中間に位置している。次に、構図連続切替終了画像番号と画像番号nが等しいか否かを判断する(ステップ41)。構図連続変更終了画像番号は3であり、現在画像番号は2であるので、前記ステップ10へと進み、全画像終了か否かを判断する。まだ第3画像が残っているから、前記ステップ31へと進み、第3画像について処理を行う。
第3画像は連続変化開始画像ではないので、ステップ31からステップ42へと進む。そして、連続切り替え中ではなく、かつ、第(n+1)画像は構図指定画像か否かを判断する(ステップ42)。現在第1画像Aから第3画像Cへの連続切り替え中であるから、ステップ42からステップ3へと進み透過度αをリセットし0とする。その後、ステップ37へ進み、連続切り替え中か否かを判断し、現在、第1画像Aから第3画像Cへの連続切り替え中であるから、ステップ38へと進む。そして、ステップ38で透過度αより構図切り替え進度βを算出する。構図切り替え進度βは、画像が3枚に渡って切り替わる場合、第1画像Aから第2画像Bに切り替わった時点で0.5となっているから、第2画像Bから第3画像Cへの切り替え進度βは0.5から1.0へ進んでいく。その後、前記ステップ39で進度比例基準点C1、C2を算出し、前記ステップ40で進度比例基準点C1、C2を代入することにより処理用基準点を更新する。そして、ステップ29で処理用基準点と画像Bの2点q1、q2と画像Cの2点r1、r2が一致するように拡大縮小率、回転角度、移動距離を算出し、前記ステップ30で画像B及び画像Cの拡大縮小、回転、移動処理を行う。そして、前述の画像Aから画像Bへの切り替えと同様にステップ37乃至40及びステップ29、ステップ30、ステップ6乃至8を繰り返すことによって、画像の透過度を変更して徐々に画像Bから画像Cへ切り替えていくのと同時に、構図が画像Cについて指定した構図へと切り替わっていく。
そして、ステップ7で1.0≦αを判断し、α=1.0となった場合画像Bから画像Cに完全に切り替わっているので、前記ステップ9へ進み、nを1増やす。その後、構図連続切替終了画像番号とnが等しいかを判断する(ステップ41)。これにより構図連続切替が終了したか否かを判断することができる。構図連続切替終了画像番号は3であり、画像Cは第3画像であるから構図連続切り替えが終了する。そしてYESへ進み、構図連続切替開始画像番号、終了画像番号をクリアする(ステップ43)。そして前記ステップ10で全ての画像を表示下か否かを判断して画像が残っていない場合は全画像が終了したとして処理を終了する。
なお、画像が構図を指定していない画像である場合は、ステップ31、ステップ42、ステップ37、ステップ26全てNOへ進むので、ステップ40による処理用基準点の代入による更新は行われず、その時点の処理用基準点に基づいてステップ29、ステップ30、ステップ6乃至8を繰り返して第1の実施の形態と同様の処理を行う。
また、第3画像C以降に画像が構図連続切り替えではないが構図を指定した画像がある場合、その画像についての処理は、ステップ31では連続変化開始画像ではないからNOへ進み、ステップ42では構図連続切替中ではなくさらに画像は構図指定画像であるからYESへ進み、第2の実施の形態と同様にステップ23乃至25を行う。そして、ステップ37では連続切り替え中ではないのでNОへ進み、ステップ26では構図指定画像であるからYESへ進み、ステップ27乃至30、ステップ6乃至8を繰り返すことにより第2の実施の形態と同様の処理を行う。
図19は、画像A及び画像Cを構図指定して、画像Aから画像Cへ画像Bも含めて構図が変化し、画像が切り替わっていく状態を示す。図19(a)では画像Aが透過率0%、画像Bが透過率100%で表示され画像Aのみが指定された構図で現れている。画像の切り替えが始まり、図19(b)では、画像Aの透過率が上がりフェードアウトしていき、それと同時に、目じりの2点が一致するように処理された状態の画像Bの透過率が下がりフェードインしてくる。そして、図19(c)では画像Aが薄くなり、逆に画像Bが濃くなり始めている。この間にも構図は画像Cの構図へと変化しており、画像A及び画像Bは左側に徐々に移動している。その後、図19(d)では画像Aはフェードアウトして消えて画像Bのみが表示される。次に、図19(e)(f)では画像Cがフェードインし始めて徐々にはっきりしていき、画像Bはフェードアウトして徐々に薄くなっていく。この間にも構図は画像Cの構図へと変化しており、画像B及び画像Cは左側に徐々に移動している。そして、図19(g)では、フェードアウトしていた画像Bが透過率100%となり表示されなくなり、透過率0%の画像Cのみがはっきりと指定された構図で表示されている。このように、構図の変化は連続している2枚の画像間だけではなく、複数枚の画像に渡って行うこともできる。
第1実施の形態及び第2の実施の形態で示したように、画像を人物が写っている画像としてその人物の顔の大きさ、角度、位置が一致するように処理して連続表示すれば、顔の表情が変わるアニメーション動画的な画像の連続表示を行うことができる。なお、画像は人物の画像のみに限られず、ペットや建物やどのようなものでもよく、一致させる部分も顔に限らずユーザーが任意に決定することができる。
図1乃至図8は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は画像連続表示装置の構成を示すブロック図である。 画像連続表示プログラムの表示モードの画面を示す図である。 画像連続表示プログラムの2点指定モードの画面を示す図である。 画像連続表示プログラムの2点指定モードの画面の変形例を示す図である。 画像連続表示のために各画像について設定した2点を示す図である。 画像連続表示の処理を示すフローチャートである。 連続表示の際の各画像の表示状態を示す図である。 連続表示の際の画像の切り替えの流れを示す図である。 図9乃至図14は本発明の第2の実施の形態に係り、図9は画像連続表示プログラムの表示モードの画面を示す図である。 画像連続表示プログラムの構図指定モードの画面を示す図である。 画像連続表示のために画像について設定した構図及び2点を示す図である。 画像連続表示の処理を示すフローチャートである。 連続表示の際の各画像の表示状態を示す図である。 連続表示の際の画像の切り替え及び構図の移動の流れを示す図である。 図15乃至図19は本発明の第3の実施の形態に係り、図15は画像連続表示プログラムの表示モードの画面を示す図である。 画像連続表示のために画像について設定した構図及び2点を示す図である。 画像連続表示の処理を示すフローチャートである。 画像連続表示の処理を示すフローチャートである。 画像Aから画像Cへ画像Bも含めて行う画像の切り替え、構図の切り替えの流れを示す図である。
符号の説明
1 制御部
2 入力部
3 表示部
13 画像表示エリア
20 2点指定用ポインタ
20A 第1ポインタ
20B 第2ポインタ
33 構図指定枠

Claims (16)

  1. コンピューターを、複数の画像を順次切り替えて表示画面に連続表示する画像表示手段、前記表示画面に表示される画像ごとに基準となる長さを設定する基準設定手段、該基準設定手段により設定された基準の長さが互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を拡大縮小する画像処理手段、として機能させるための画像連続表示プログラム。
  2. 前記基準設定手段は、前記表示画面に表示される画像ごとに2点を指定することにより、該2点間の距離を、前記基準の長さとして設定するものであることを特徴とする請求項1記載の画像連続表示プログラム。
  3. 前記基準設定手段は、基準となる長さと共に基準となる角度を設定するものであり、前記画像処理手段はさらに、該基準設定手段により設定された基準の角度が互いに一致するように、前記表示画面に表示される各画像を回転させるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像連続表示プログラム。
  4. 前記基準設定手段は、前記表示画面に表示される画像ごとに2点を指定することにより、該2点間の距離を前記基準の長さとして設定すると共に、該2点間を結ぶ線分の傾きを前記基準の角度として設定するものであることを特徴とする請求項3記載の画像連続表示プログラム。
  5. 前記基準設定手段は、基準となる長さ、角度と共に基準となる位置を設定するものであり、前記画像処理手段はさらに、該基準設定手段により設定された基準の位置が互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を平行移動するものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像連続表示プログラム。
  6. 前記基準設定手段は、前記表示画面に表示される画像ごとに2点を指定することにより、該2点間の距離を前記基準の長さとして設定し、2点間を結ぶ線分の傾きを前記基準の角度として設定すると共に、2点の座標を前記基準の位置として設定するものであることを特徴とする請求項5記載の画像連続表示プログラム。
  7. 前記画像表示手段は、表示中の画像を次の画像へ切り替える場合、表示中の画像に次の画像を重ねて表示し、各画像の透過率を徐々に変更することのより画像を順次切り替えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像連続表示プログラム。
  8. 前記コンピューターをさらに、前記表示画面に表示される画像ごとに表示範囲、表示角度からなる構図を設定する構図設定手段、該構図設定手段により構図設定した画像の前記基準設定手段により設定した2点の該構図における座標を基準点として算出する基準点算出手段、として機能させ、前記画像処理手段はさらに、該構図設定手段により設定された構図に従い、前記表示画面に表示される構図を設定した画像を拡大縮小、回転、移動させ、また、表示画面に表示される他の画像の前記基準設定手段により設定した2点の座標が該基準点に一致するように該他の画像を拡大縮小、回転、平行移動させることを特徴とする請求項6又は7記載の画像連続表示プログラム。
  9. 前記構図設定手段は、前記表示画面に表示される画像ごとに四角形領域を指定することにより、該四角形領域の大きさとして前記表示範囲を設定し、該四角形領域の傾きとして表示角度を設定するものであることを特徴とする請求項8記載の画像連続表示プログラム。
  10. 前記画像処理手段は、前記複数の画像のうち前記構図設定手段により構図を設定した1の画像から前記構図設定手段により構図を設定した他の画像へ画像が切り替わる場合、画像の切り替えの進度に比例して、前記基準点算出手段により算出した該1の画像の基準点が、前記基準点算出手段により算出した該他の画像の基準点に一致するように前記表示画面に表示される1の画像及び他の画像を拡大縮小、回転、平行移動させることを特徴とする請求項8又は9記載の画像連続表示プログラム。
  11. 前記コンピューターをさらに、画像の切り替え進度に基づき、画像の切り替え進度に比例して前記基準点算出手段により算出した1の画像の基準点から前記基準点算出手段により算出した他の画像の基準点へと移動する切替進度比例基準点を算出する切替進度比例基準点算出手段として機能させ、前記画像処理手段はさらに、前記複数の画像のうち前記構図設定手段により構図を設定した1の画像から前記構図設定手段により構図を設定した他の画像へ画像が切り替わる場合、該切替進度比例基準点算出手段により算出した切替進度比例基準点に前記基準設定手段により設定した該1の画像の2点及び、前記基準設定手段により設定した該他の画像の2点が一致するように前記表示画面に表示される1の画像及び他の画像を拡大縮小、回転、平行移動させることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の画像連続表示プログラム。
  12. 前記コンピューターをさらに、前記表示画面に表示される各画像の切り替えに要する時間を設定する切り替え時間設定手段として機能させ、前記画像表示手段は、さらに、該切り替え時間設定手段により設定された切り替え時間の進度に比例して表示中の画像から次の画像へ切り替えて前記表示画面に表示させることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の画像連続表示プログラム。
  13. 前記コンピューターをさらに、前記表示画面に表示される複数の画像の表示順序を設定する順序設定手段として機能させ、前記画像表示手段はさらに、該順序設定手段により設定した順序で複数の画像を順次切り替えて前記表示画面に表示させることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の画像連続表示プログラム。
  14. 前記複数の画像は人物の画像であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の画像連続表示プログラム。
  15. 複数の画像を表示画面に順次切り替えて連続表示する画像表示手段と、前記表示画面に表示される画像ごとに基準となる長さ、角度、座標を設定する基準設定手段と、該基準設定手段により設定された基準の長さが互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を拡大縮小し、基準の角度が互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を回転し、基準の座標が互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を平行移動する画像処理手段と、を有する画像連続表示装置。
  16. 複数の画像を表示画面に順次切り替えて連続表示する画像表示ステップと、前記表示画面に表示される画像ごとに基準となる長さ、角度、座標を設定する基準設定ステップと、該基準設定手段により設定された基準の長さが互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を拡大縮小し、基準の角度が互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を回転し、基準の座標が互いに一致するように前記表示画面に表示される各画像を平行移動する画像処理ステップと、
    を有する画像連続表示方法。
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