JP2009042803A - オーダリングシステムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】管理サーバがダウンしても業務を継続することができると共に、紙資源の無駄を無くすことができるオーダリングシステムを提供する。
【解決手段】電子明細書端末3は、注文入力端末2から注文情報を受信する第1注文情報受信手段と、受信した注文情報を記憶する記憶手段43と、受信した注文情報を表示する表示手段41と、を備え、注文入力端末2は、記憶手段43から注文情報を読み取る注文情報読取手段18と、注文情報を入力する注文情報入力手段15と、記憶手段43から読み取った注文情報を、入力した注文情報に基づいて更新する注文更新手段と、電子明細書端末3に対し、更新後の注文情報である更新済み注文情報を送信する第1注文情報送信手段と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】電子明細書端末3は、注文入力端末2から注文情報を受信する第1注文情報受信手段と、受信した注文情報を記憶する記憶手段43と、受信した注文情報を表示する表示手段41と、を備え、注文入力端末2は、記憶手段43から注文情報を読み取る注文情報読取手段18と、注文情報を入力する注文情報入力手段15と、記憶手段43から読み取った注文情報を、入力した注文情報に基づいて更新する注文更新手段と、電子明細書端末3に対し、更新後の注文情報である更新済み注文情報を送信する第1注文情報送信手段と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、レストラン等の飲食店において、顧客からの注文を受けるために使用されるオーダリングシステムおよびプログラムに関するものである。
従来、飲食店等において、店員が所持する注文入力端末(携帯端末)に注文情報を入力することで、顧客からの注文を受け付けるオーダリングシステムが知られている。このシステムでは、各従業員が所持する注文入力端末と、注文入力端末により入力された注文情報(オーダ情報)を管理する管理サーバ(店舗サーバ)と、注文情報を印刷するプリンタと、で構成されている。この場合、従業員がタッチパネルを操作して顧客からの注文を入力し、その注文情報を管理サーバに送信する。管理サーバは、受信した注文情報を管理すると共に注文伝票としてプリンタで印刷する(例えば、特許文献1参照)。
特開平2004−234046号公報
しかしながら、上記のオーダリングシステムでは、管理サーバが故障した場合、顧客からの注文の受付けや精算ができないという問題がある。管理サーバの故障に備えて、バックアップサーバを構築することも考えられるが、システム構築に掛かるコストが増大してしまう。また、注文情報を印刷するため、注文の追加や変更が生じた場合、再印刷が必要となり紙資源の無駄が生じる。また、追加注文の度に伝票が増えるため、顧客が複数枚の伝票を持つことになったり、店員が伝票を追加するためにテーブル間を往復するといった手間が生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みたものであり、管理サーバがダウンしても業務を継続することができると共に、紙資源の無駄を無くすことができるオーダリングシステムおよびプログラムを提供することを目的とする。
本発明のオーダリングシステムは、飲食店において、店員が顧客からの注文情報を入力する注文入力端末と、注文入力端末に入力された注文情報を表示すると共に携帯可能な電子明細書端末と、が、無線通信を行うオーダリングシステムであって、電子明細書端末は、注文入力端末から注文情報を受信する第1注文情報受信手段と、受信した注文情報を記憶する記憶手段と、受信した注文情報を表示する表示手段と、を備え、注文入力端末は、記憶手段から注文情報を読み取る注文情報読取手段と、注文情報を入力する注文情報入力手段と、記憶手段から読み取った注文情報を、入力した注文情報に基づいて更新する注文更新手段と、電子明細書端末に対し、更新後の注文情報である更新済み注文情報を送信する第1注文情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、電子明細書端末は、店員が注文入力端末により入力した注文情報を受信し、受信した注文情報を記憶すると共に画面に表示する。また、注文の追加やキャンセルが発生した場合は、注文入力端末により電子明細書端末に記憶されている注文情報を読み取り、注文入力端末で、読み取った注文情報を、入力した注文情報に基づいて更新する。そして、更新された注文情報を電子明細書端末に送信し、電子明細書端末は、この更新された注文情報を記憶すると共に画面に表示する。これにより、注文入力端末と電子明細書端末との間で、注文に関する処理が完結できるため、例えば、注文情報を管理する管理サーバが故障した場合でも、業務を継続することができる。また、全ての注文情報を電子明細書端末に表示することができるため、従来のように、注文情報の印刷、あるいは注文の追加や変更が生じた場合の注文情報の再印刷が不要となり、紙資源の無駄を無くすことができる。また、この構成によれば、管理サーバを必要としない構成をとることができ、この場合、システムの構築に要するコストを削減することができる。なお、本発明の電子明細書端末の表示部(画面)は、電子ペーパーで形成されていることが好ましい。
この場合、記憶手段は、2次元コードであり、表示手段は、2次元コードを表示することが好ましい。
この構成によれば、注文情報をいわゆるQRコードなどのシンボル画像として電子明細書端末に表示する。これにより、特別な読取装置(読取手段)を必要とせず、一般的に普及しているコードリーダで簡単に、且つ素早く注文情報を読み取ることができる。
これらの場合、システム構成要素として、注文入力端末とネットワーク接続されると共に注文情報を管理する管理サーバをさらに備え、注文入力端末は、管理サーバに対して、更新済み注文情報および顧客が着席したテーブルを特定するテーブル特定情報を送信する第2注文情報送信手段をさらに備え、管理サーバは、注文入力端末から、テーブル特定情報と共に更新済み注文情報を受信する第2注文情報受信手段と、受信したテーブル特定情報と更新済み注文情報と、を関連付けて記憶する受信結果記憶手段と、を備えたことが好ましい。
この構成によれば、注文入力端末から管理サーバに対して注文情報およびテーブル特定情報を送信し、管理サーバで当該情報を関連付けて記憶する。これにより、テーブル毎(顧客毎)の注文情報、および当該店舗で注文された全ての注文情報を一括管理できる。また、例えば、注文情報を分析することで、人気メニュー/不人気メニューの把握等を行うことができ、経営戦略を組み立てる際に活用することができる。
これらの場合、注文入力端末は、電子明細書端末に対して、無接点で電力を供給する電力供給手段をさらに有し、電子明細書端末は、電力供給手段により供給された電力を利用して表示手段の書き換えを行うことが好ましい。
この構成によれば、電子明細書端末に電池が不要となるため、電池交換や充電の必要がなく、運用管理が容易になると共に、電池切れにより電子明細書端末が動作しないといったトラブルを回避することができる。また、電池に要するコストを削減できると共に、電子明細書端末自体の価格も抑えることができる。
本発明のプログラムは、コンピュータを、上記に記載のオーダリングシステムにおける注文入力端末の各手段として機能させるためのものであることを特徴とする。
これを用いることにより、注文の追加やキャンセル等により、注文情報が更新された場合でも、常に、全ての注文情報を提供することができるプログラムを提供することができる。
以下、添付の図面を参照して、本実施形態に係るオーダリグシステムについて説明する。本実施形態に係るオーダリングシステムは、顧客からの注文情報を管理する管理サーバがダウンしても業務を継続することができると共に、紙資源の無駄を無くすことができるシステムである。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るオーダリングシステム1は、各従業員が所持する注文入力端末2と、顧客(テーブル)毎に提供される電子明細書端末3と、注文入力端末2で入力された注文情報を管理する管理サーバ4と、決済処理を行うPOS端末5と、で構成され、注文入力端末2と電子明細書端末3とは、近接無線通信により情報の送受信を行い、管理サーバ4と、注文入力端末2およびPOS端末5とは、無線LANにより接続され情報の送受信を行う。なお、管理サーバ4とPOS端末5とは、有線LANで接続されていても良い。
注文入力端末2は、店員が顧客からの注文を入力するための携帯情報端末であり、CPU11(Central Processing Unit)、RAM12(Random Access Memory)、ROM13(Read Only Memory)、フラッシュROM14、入力部15(注文情報入力手段)、表示部16、RFID部17、コード読取部18(注文情報読取手段)、無線LAN通信部19から構成される。CPU11は、ROM13に記憶された制御プログラムをRAM12にコピーし、その制御プログラムに従ってRAM12内などに保存されたデータの処理を行う。また、フラッシュROM14には、メニューデータ25が記録されている。なお、フラッシュROM14のメニューデータ25は、メモリカード(図示省略)等の外部記憶媒体に記録し、これを注文入力端末2にセットするようにしても良い。
入力部15は、顧客情報(テーブル番号(テーブル特定情報)、人数)や、顧客からの注文情報(料理品目、数量等)を入力するものであり、店員のキー操作によりこれら情報の入力が行われる。この場合、まず、顧客情報を入力し、続けて注文情報を入力することで、テーブル番号と注文情報とを関連付けることができる。表示部16は、入力部15から入力された注文情報を表示する。これにより、店員は、入力した注文情報を確認することができ、例えば、当該注文情報を復唱する等して、顧客に注文情報の再確認を行う。なお、表示部16をタッチパネルにすることで、表示部16と入力部15とを一体に構成するようにしても良い。
RFID部17は、RFID通信部21と、RFIDアンテナ部22と、交流磁界発生部23(電力供給手段)と、を有し、電子明細書端末3と通信を行う。CPU11は、入力部15から顧客情報が入力され、続いて注文が入力されると、フラッシュROM14のメニューデータ25から当該注文に対するデータ(単価等)を読み出すと共に、品目毎の小計や注文の合計金額を算出し、これら情報(顧客情報、注文情報)を表示部16に表示する。また、CPU11は、当該注文情報に対して注文番号を付与する。これにより、注文番号により各注文情報を管理することができ、例えば、注文番号から注文情報を取得することができる。そして、CPU11は、RFID通信部21を制御すると共に、RFIDアンテナ部22を介してこれら情報を関連付けて電子明細書端末3に送信する。この時、これら情報の送信に先駆け、CPU11は、交流磁界発生部23を制御して交流磁界を発生させ、電子明細書端末3に非接触(無接点)で電力を供給する。また、CPU11は、無線LAN通信部19を介して管理サーバ4に対して上述の顧客情報、注文情報および注文番号を関連付けて送信する。
また、CPU11は、コード読取部18を制御して、後述する電子明細書端末3に表示されるシンボル画像43(図2参照)を読み取る。このシンボル画像43の読み取りは、注文の追加やキャンセルに伴い注文情報を更新する場合に行われる。CPU11は、コード読取部18によりシンボル画像43を読み取ることで、既に注文済みの注文情報を取得し、当該注文情報に新たに追加された注文情報を付加したり、あるいは注文のキャンセルにより注文情報を削除するなどして注文情報を更新する(注文更新手段)。そして、CPU11は、更新後の注文情報をRFID通信部21を制御し、RFIDアンテナ部22を介して電子明細書端末3に送信する(第1注文情報送信手段)と共に、無線LAN通信部19を介して管理サーバ4に送信する(第2注文情報送信手段)。
電子明細書端末3は、CPU31、記憶部32、表示部33(表示手段)、起電力部34、RFID通信部35、RFIDアンテナ部36から構成され、表示部33は、電子ペーパー41で形成されている。
起電力部34は、電子明細書端末3を駆動するための電力を発生させるものであり、RFIDアンテナ部36を介して注文入力端末2からの交流磁界を受信することにより、起電力を発生させる。この起電力により、CPU31は、RFID通信部35を制御し、RFIDアンテナ部36を介して注文入力端末2から送信される顧客情報、注文情報および注文番号を受信し(第1注文情報受信手段)、これらを関連付けて記憶部32に記録する(記憶手段)。また、CPU31は、受信した情報(顧客情報、注文情報および注文番号)に基づいた注文明細42を電子ペーパー41(表示部33)に表示する。さらに、CPU31は、顧客情報、注文情報および注文番号をコード化したシンボル画像43(QRコード等の2次元コード,記憶手段)を生成し、上述の注文明細42と共に当該シンボル画像43を電子ペーパー41に表示する(図2参照)。この場合、CPU31は、起電力部34により発生した電力により、電子ペーパー41の表示内容を書換えることで、注文明細42およびシンボル画像43の表示を行う。なお、CPU31は、注文入力端末2から送信される注文情報を受信する度に、電子ペーパー41全体を書換えることによって、表示される注文明細42およびシンボル画像43を更新する。
このように、電子明細書端末3は、注文入力端末2から発生する交流磁界により非接触(無接点)で電力が供給されるため、電池が不要となる。これにより、電池交換や充電の必要がなく、運用管理が容易になると共に、電池切れにより電子明細書端末3が動作しないといったトラブルを回避することができる。また、電池に要するコストを削減できると共に、電子明細書端末3自体の価格も抑えることができる。
また、各情報をコード化し、シンボル画像43として表示することで、特別な読取装置を必要とせず、一般的に普及しているコードリーダで簡単に、且つ素早く注文情報等を読み取ることができる。
POS端末5は、キーボード55、2次元コードリーダ56といった入力デバイス51に加え、通信部52、POS端末5全体を制御する制御部53を備え、キーボード55による入力や2次元コードリーダ56によるシンボル画像43の読み取りによって注文情報を取得し、決済処理を行う。具体的には、POS端末5(制御部53)は、2次元コードリーダ56を制御して、電子明細書端末3に表示されるシンボル画像43を読み取り、その読み取り結果である注文番号に基づく注文情報を管理サーバ4に要求する。そして、その要求に対する受信結果(注文情報)に基づいて決済処理を行う。また、管理サーバ4に何らかの障害が発生し、管理サーバ4から注文情報を受信(取得)できない場合は、POS端末5(制御部53)は、シンボル画像43に記憶された注文情報に基づいて決済処理を行い、当該決済処理済みの情報を保存する。そして、管理サーバ4が復旧した後に、決済を終えた注文情報を管理サーバ4に送信する。なお、決済処理済みの情報は、管理サーバ4が停止した場合にのみ保存するようにしても良いし、あるいは、管理サーバ4の状態に関わらず、常時保存するようにしても良い。
管理サーバ4は、CPU61、RAM62、ROM63、HDD64(Hard Disk Drive)、通信部65で構成されている。CPU61は、HDD64に記憶された制御プログラムを起動時にRAM62にコピーし、その制御プログラムに従ってRAM62内等に保存されたデータの処理を行う。また、HDD64には、注文データベース66が記録されている。
CPU61は、通信部65を介して、注文入力端末2から顧客情報、注文情報および注文番号を受信し(第2注文情報受信手段)、これらを関連付けて注文データベース66に記録する(受信結果記憶手段)。これにより、テーブル毎(顧客毎)の注文情報、および当該店舗で注文された全ての注文情報を一括管理でき、例えば、注文情報を分析することで、人気メニュー/不人気メニューを把握し、経営戦略を組み立てる際に活用することができる。また、CPU61は、POS端末5からの注文情報の要求に基づいて、注文データベース66から該当する注文情報を読み出し、当該注文情報をPOS端末5に送信する。また、管理サーバ4が何らかの原因で故障し、その後、復旧した場合、CPU61は、POS端末5から自身の障害発生中に決済処理された注文情報を受信し、当該注文情報に基づいて注文データベース66の更新を行う。
ここで、図3を参照し、注文入力端末2から最初の注文を行う場合の手順について説明する。まず、注文入力端末2は、店員が入力部15を操作することにより、顧客情報および注文情報を入力する(S01)。この時、注文入力端末2は、注文情報に対して注文番号を付与する。そして、注文入力端末2は、全ての注文情報の入力が終了すると、注文を確認するための注文確認画面を自身の表示部16に表示する(S02)。店員による注文確認後、注文入力端末2は、管理サーバ4に対し、顧客情報、注文情報および注文番号を送信する(S03)。管理サーバ4は、顧客情報、注文情報および注文番号を受信する(S04)と共に、これらを関連付けて注文データベース66に記録する(S05)。次に、注文入力端末2は、交流磁界発生部23を制御して交流磁界を発生させる(S06)。電子明細書端末3は、この交流磁界をRFIDアンテナ部36を介して受信し、起電力部34により起電力を発生させる(S07)。この状態で、注文入力端末2は、電子明細書端末3に対して、顧客情報、注文情報および注文番号を送信する(S08)。電子明細書端末3は、注文入力端末2から送信された顧客情報、注文情報および注文番号を受信し(S09)、これら情報を記憶部32に記録する(S10)と共に、受信した情報に基づいてシンボル画像43を生成する(S11)。そして、電子明細書端末3は、顧客情報、注文情報および注文番号に基づく注文明細42と、生成したシンボル画像43とを電子ペーパー41に表示する(S12)。
次に、図4を参照し、注文入力端末2から注文の追加および/またはキャンセルを行う場合の手順について説明する。まず、注文入力端末2は、コード読取部18を制御して、電子ペーパー41に表示されたシンボル画像43を読み取り(S21)、当該シンボル画像43に記録された顧客情報、注文情報および注文番号を取得する(S22)。次に、注文入力端末2は、店員が入力部15を操作することにより、注文の追加および/またはキャンセル等を行い、注文情報の更新を行う(S23)。そして、注文入力端末2は、全ての注文情報の更新(入力)が終了すると、注文を確認するための注文確認画面を自身の表示部16に表示する(S24)。店員による注文確認後、注文入力端末2は、管理サーバ4に対し、顧客情報および注文番号と共に更新した注文情報を送信する(S25)。管理サーバ4は、顧客情報、注文番号および更新された注文情報を受信する(S26)と共に、これらを関連付けて注文データベース66に記録する(S27)。次に、注文入力端末2は、交流磁界発生部23を制御して交流磁界を発生させる(S28)。電子明細書端末3は、この交流磁界をRFIDアンテナ部36を介して受信し、起電力部34により起電力を発生させる(S29)。この状態で、注文入力端末2は、電子明細書端末3に対して、顧客情報、注文番号および更新した注文情報を送信する(S30)。電子明細書端末3は、注文入力端末2から送信された情報を受信し(S31)、これら情報を記憶部32に記録する(S32)と共に、受信した情報に基づいてシンボル画像43を生成する(S33)。そして、電子明細書端末3は、顧客情報、注文番号および更新された注文情報に基づく注文明細42と、生成したシンボル画像43とを電子ペーパー41に表示する(S34)。
次に、図5を参照し、管理サーバ4が稼動している場合の決済処理の手順について説明する。まず、POS端末5は、2次元コードリーダ56により電子ペーパー41に表示されたシンボル画像43を読み取り(S41)、当該シンボル画像43に記録された情報(顧客情報、注文情報および注文番号)を取得する(S42)。そして、POS端末5は、取得した注文番号に基づく注文情報を要求する注文情報取得要求を管理サーバ4に送信する(S43)。管理サーバ4は、注文情報取得要求を受信し(S44)、当該要求の応答として該当する注文情報を注文データベース66から読み出し、POS端末5に送信する(S45)。POS端末5は、管理サーバ4から送信された注文情報を受信すると(S46)、当該注文情報に基づいて決済情報を生成し(S47)、決済処理を行う(S48)。
次に、図6を参照し、管理サーバ4が停止している場合の決済処理の手順について説明する。まず、POS端末5は、2次元コードリーダ56により電子ペーパー41に表示されたシンボル画像43を読み取り(S51)、当該シンボル画像43に記録された情報(顧客情報、注文情報および注文番号)を取得する(S52)。そして、POS端末5は、当該注文情報に基づいて決済情報を生成し(S53)、決済処理を行う(S54)。POS端末5は、管理サーバ4の停止時に処理した決済処理された注文情報、顧客情報および注文番号(決済処理済み情報)保存しておき、管理サーバ4が復旧した場合、当該決済処理済み情報を管理サーバ4に送信する(S55)。管理サーバ4は、これら情報を受信し(S56)、自身の注文データベース66に反映させる(S57)。
以上のように、本実施形態よれば、電子明細書端末3は、店員が注文入力端末2により入力した注文情報を受信し、受信した注文情報を記録すると共に画面に表示する。また、注文の追加やキャンセルが発生した場合は、注文入力端末2により電子明細書端末3に記録されている注文情報を読み取り、注文入力端末2で、読み取った注文情報を入力した注文情報に基づいて更新する。そして、更新された注文情報を電子明細書端末3に送信し、電子明細書端末3は、この更新された注文情報を記録すると共に画面に表示する。これにより、注文入力端末2と電子明細書端末3との間で、注文に関する処理が完結できると共に、電子明細書端末3に全ての注文情報を記録することができるため、注文情報を管理する管理サーバ4が故障した場合でも、顧客からの注文の受付け、あるいは電子明細書端末3に記録した注文情報に基づく決済処理といった業務を継続することができる。
また、全ての注文情報を電子明細書端末3に表示することができるため、従来のように、注文情報の印刷、あるいは注文の追加や変更が生じた場合の注文情報の再印刷が不要となり、紙資源の無駄を無くすことができる。
なお、本実施形態では、顧客情報や注文情報等をコード化し、シンボル画像43として記録しているが、これに限らず、ICチップにこれら情報を記録するようにしても良い。すなわち、電子明細書端末3に、記憶手段としてICチップを内蔵しても良い。
また、上記の例に示した、注文入力端末2、電子明細書端末3の機能をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを記憶媒体(図示省略)に格納して提供することも可能である。記録媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。
また、上述した実施例によらず、オーダリングシステム1の装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
1…オーダリングシステム 2…注文入力端末 3…電子明細書端末 4…管理サーバ 15…入力部 18…コード読取部 23…交流磁界発生部 41…電子ペーパー 43…シンボル画像 66…注文データベース
Claims (5)
- 飲食店において、店員が顧客からの注文情報を入力する注文入力端末と、前記注文入力端末に入力された前記注文情報を表示すると共に携帯可能な電子明細書端末と、が、無線通信を行うオーダリングシステムであって、
前記電子明細書端末は、
前記注文入力端末から前記注文情報を受信する第1注文情報受信手段と、
受信した前記注文情報を記憶する記憶手段と、
受信した前記注文情報を表示する表示手段と、を備え、
前記注文入力端末は、
前記記憶手段から前記注文情報を読み取る注文情報読取手段と、
前記注文情報を入力する注文情報入力手段と、
前記記憶手段から読み取った前記注文情報を、入力した前記注文情報に基づいて更新する注文更新手段と、
前記電子明細書端末に対し、更新後の前記注文情報である更新済み注文情報を送信する第1注文情報送信手段と、を備えたことを特徴とするオーダリングシステム。 - 前記記憶手段は、2次元コードであり、
前記表示手段は、前記2次元コードを表示することを特徴とする請求項1に記載のオーダリングシステム。 - システム構成要素として、
前記注文入力端末とネットワーク接続されると共に前記注文情報を管理する管理サーバをさらに備え、
前記注文入力端末は、
前記管理サーバに対して、前記更新済み注文情報および顧客が着席したテーブルを特定するテーブル特定情報を送信する第2注文情報送信手段をさらに備え、
前記管理サーバは、
前記注文入力端末から、前記テーブル特定情報と共に前記更新済み注文情報を受信する第2注文情報受信手段と、
受信した前記テーブル特定情報と前記更新済み注文情報と、を関連付けて記憶する受信結果記憶手段と、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のオーダリングシステム。 - 前記注文入力端末は、
前記電子明細書端末に対して、無接点で電力を供給する電力供給手段をさらに有し、
前記電子明細書端末は、
前記電力供給手段により供給された電力を利用して前記表示手段の書き換えを行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のオーダリングシステム。 - コンピュータを、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のオーダリングシステムにおける前記注文入力端末の各手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007203874A JP2009042803A (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | オーダリングシステムおよびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2009042803A true JP2009042803A (ja) | 2009-02-26 |
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ID=40443518
Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010257332A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-11-11 | Shimadzu Corp | 分析装置制御システム |
JP2013069074A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Toshiba Tec Corp | 識別データ管理装置、識別データ管理方法、及び識別データ管理プログラム |
WO2021246415A1 (ja) * | 2020-06-04 | 2021-12-09 | 京セラ株式会社 | 表示機器、表示制御方法、及びプログラム |
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2007
- 2007-08-06 JP JP2007203874A patent/JP2009042803A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20101102 |