JP2009042645A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009042645A
JP2009042645A JP2007209747A JP2007209747A JP2009042645A JP 2009042645 A JP2009042645 A JP 2009042645A JP 2007209747 A JP2007209747 A JP 2007209747A JP 2007209747 A JP2007209747 A JP 2007209747A JP 2009042645 A JP2009042645 A JP 2009042645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
liquid crystal
substrate
seal
crystal display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007209747A
Other languages
English (en)
Inventor
Takenori Hirota
武徳 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Epson Imaging Devices Corp
Original Assignee
Epson Imaging Devices Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Epson Imaging Devices Corp filed Critical Epson Imaging Devices Corp
Priority to JP2007209747A priority Critical patent/JP2009042645A/ja
Publication of JP2009042645A publication Critical patent/JP2009042645A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】光硬化性を有するシールを十分に硬化可能であるとともに周辺領域での光漏れを防止可能な液晶表示装置およびその製造方法を提供することである。
【解決手段】液晶表示装置50は、表示領域52の外側の周辺領域54に配線150,170を有する第1基板100と、第1基板100に対向する第2基板200とを含んでいる。液晶表示装置50の製造方法は、配線150の少なくとも一部分に透明導電材料によって透明部分を形成して配線150を形成する配線形成工程と、光硬化性を有するシール350を介して第1基板100と第2基板200とを貼り合わせる貼り合わせ工程と、シール350に配線150の上記透明部分を介して光照射を行ってシール350を硬化するシール硬化工程と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は液晶表示装置およびその製造方法に係り、特に一対の基板が光硬化性を有するシールで貼り合わされた構造に対して好適な液晶表示装置およびその製造方法に関する。
従来の液晶表示装置は、素子基板と対向基板とが液晶層を挟持し両基板が周辺領域においてシールで接着された構造を有している。両基板間に液晶を配置する方法として真空注入法や液晶滴下(One Drop Fill:ODF)法が知られている。また、シールとして紫外線硬化型や、紫外線硬化と熱硬化との併用型が知られている。
紫外線硬化性を有するシールの場合、上記両基板をシールを介して貼り合わせた後に当該シールに紫外線を照射する。しかし、従来の液晶表示装置では素子基板の周辺領域に金属配線が設けられ、対向基板の周辺領域には遮光膜が設けられているので、金属配線または遮光膜によって紫外線が遮られ、シールを十分に硬化させることが難しかった。
シールが十分に硬化されていないと、シールの成分が液晶へ溶出して液晶を変質させる場合がある。また、十分に硬化していないシール中へ液晶がしみ込むと、シールの接着強度や耐湿性が低下する場合がある。これらの問題は真空注入法、液晶滴下法を問わず発生しうる。
下記の特許文献1および特許文献2には、対向基板の遮光膜をシールが形成される部分には形成しない液晶表示装置が記載され、これによればシールを十分に硬化させることができると述べられている。
特開2002−333611号公報 特開平8−106101号公報
しかし、対向基板の遮光膜をシールの形成部分に設けない場合、当該部分においてバックライト光等の光漏れが発生して表示品質が低下するという別個の問題が発生してしまう。かかる光漏れは周辺領域におけるものであるが、狭額縁化が進む液晶表示装置では周辺領域における光漏れを防止する必要性は高いと考えられる。
本発明の目的は、光硬化性を有するシールを十分に硬化可能であるとともに周辺領域での光漏れを防止可能な液晶表示装置およびその製造方法を提供することである。
本発明に係る液晶表示装置の製造方法は、表示領域の外側の周辺領域に配線を有する第1基板と、前記第1基板に対向する第2基板とを備えた液晶表示装置の製造方法であって、前記配線の少なくとも一部分に透明導電材料によって透明部分を形成して前記配線を形成する配線形成工程と、光硬化性を有するシールを介して前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせる貼り合わせ工程と、前記シールに前記配線の前記透明部分を介して光照射を行って前記シールを硬化するシール硬化工程と、を含むことを特徴とする。上記構成によれば、第1基板の配線が透明部分を有し、当該透明部分を介してシール硬化のための光照射を行うので、シールを十分に硬化することができる。かかる効果は第2基板が周辺領域に遮光膜を有する場合であっても得られるので、当該遮光膜を設けることによって周辺領域での光漏れを防止して良好な表示品質を得ることができる。
ここで、前記配線形成工程では、前記透明部分を有する前記配線を10μm以上500μm以下の線幅で形成することが好ましい。上記構成によれば、配線が透明部分を有さない場合にはシールの硬化が不十分になりやすい構造に対しても、シールを十分に硬化することができる。
また、前記配線形成工程では、前記透明部分を前記表示領域に設けられた画素電極よりも厚く形成することが好ましい。上記構成によれば、配線の低抵抗化を図ることができる。
また、前記配線形成工程では、前記透明導電材料よりも導電率が高い材料によって前記配線に高導電率部分を形成することが好ましい。上記構成によれば、配線の全体を透明部分で構成する場合に比べて、配線の低抵抗化を図ることができる。
また、前記配線形成工程では、前記導電率が高い材料が前記透明導電材料よりも遮光性が高く、前記高導電率部分の幅を10μm以下で形成することが好ましい。上記構成によれば、シールのうちで高導電率部分に重なった部分にもシール硬化工程での照射光が回り込み、当該部分を十分に硬化することができる。
また、前記配線形成工程では、隣接する前記高導電率部分の間隔が前記高導電率部分の幅以上であることが好ましい。上記構成によれば、シールのうちで高導電率部分に重なった部分にもシール硬化工程での照射光が回り込み、当該部分を十分に硬化することができる。
本発明に係る液晶表示装置は、表示領域の外側の周辺領域に配線を有する第1基板と、前記第1基板に対向して設けられ、前記周辺領域に遮光膜を有する第2基板と、前記遮光膜と前記配線との間に設けられ、光硬化性を有するシールと、を備え、前記配線は少なくとも前記シールと重なる一部分に透明導電材料によって構成された透明部分を含むことを特徴とする。上記構成によれば、シールへの光照射を第1基板の配線の透明部分を介して行うことが可能である。このため、シールが第1基板の配線と第2基板の遮光膜との間に設けられていても、シールを十分に硬化することができる。したがって、第2基板の遮光膜によって周辺領域の光漏れを防止可能であるとともにシールを十分に硬化可能な液晶表示装置を提供することができる。
ここで、前記配線は、前記透明導電材料よりも導電率が高い材料によって構成された高導電率部分をさらに含むことが好ましい。上記構成によれば、配線の全体を透明部分で構成する場合に比べて、配線の低抵抗化を図ることができる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態について詳細に説明する。
図1に実施の形態に係る液晶表示装置50を説明する断面図を示す。図1には液晶表示装置50の周縁部付近の構造を例示しており、後述のシール350の延在方向に直交する断面を例示している。
液晶表示装置50は、第1基板100と、第1基板100に対向する第2基板200と、両基板100,200に挟持された液晶層300とを含んでいる。さらに、液晶表示装置50は、両基板100,200の間に設けられ両基板100,200を互いに固定するシール350を含んでいる。シール350は表示領域52の周辺の(すなわち外側の)領域である周辺領域54に設けられている。シール350は光硬化性を有するシール材を光照射によって硬化して形成されている。ここで、光硬化性を有するシール材とは、少なくとも光硬化性を有していればよく、例えば光硬化性と熱硬化性との併用型のシール材もこれに含まれる。また、当該シール材を硬化させる光(以下、シール硬化光と呼ぶ)として例えば紫外線を含む光が挙げられるが、これに限定されるものではない。シール350の幅(図1の場合、図面左右方向の寸法)は例えば500μm〜1mmである。
第1基板100は、図1の例示では、透明基板102と、配線150,170と、絶縁膜104とを含んでいる。透明基板102は例えばガラス板等で構成可能である。
配線150,170は周辺領域54内に設けられており、ここでは透明基板102上に配置されている。配線150,170は例えば各種の信号線、電源線、周辺回路中の配線等である。
周辺領域54内に配置される配線150,170の合計本数は図1に例示の3本に限定されるものではない。また、図1では、第1基板100の周縁側の2本の配線150はシール350に対向し(重なっており)、配線150よりも表示領域52側の配線170はシール350に対向していない場合を例示しているが、各配線150,170の本数はこの例示に限定されるものではない。
シール350に対向する配線150のうちで少なくとも1本は例えばITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)等の透明導電材料で構成されている。他方、シール350に対向しない配線170は例えばアルミニウム、モリブデン、チタン等の金属で構成可能である。
配線150,170の線幅(図1の場合、図面左右方向の寸法)は例えば数μm〜500μmであり、例えば電源線は信号線よりも太く形成される。なお、図1では各配線150,170の幅が同じ場合を例示しているが、これらは異なっていてもよい。
絶縁膜104は配線150を覆って透明基板102上に配置されている。絶縁膜104は、図1に例示するように1層であってもよいし、多層構造であってもよい。絶縁膜104は例えば酸化シリコン、アクリル樹脂等で構成可能である。
第2基板200は、図1の例示では、透明基板202と、遮光膜204とを含んでいる。透明基板202は例えばガラス板等で構成可能である。遮光膜204は透明基板202上に配置されており、表示領域52および周辺領域54に設けられている。遮光膜204は例えばクロム膜、クロム膜と酸化クロム膜との積層膜、黒色顔料を含有した樹脂等で構成可能である。遮光膜204は周辺領域54においてシール350と対向している(重なっている)。なお、上記のように配線150がシール350に対向しているので、配線150と遮光膜204との間にシール350が設けられている。
液晶表示装置50の他の構成は種々の構成可能である。例えば表示領域52をTN(Twisted Nematic)、VA(Vertical Alignment)、FFS(Fringe Field Switching)、IPS(In-Plane Switching)等の各種方式で構成することが可能である。なお、TN方式、VA方式等では第1基板100に画素電極が設けられ第2基板200に共通電極が設けられる。他方、FFS方式、IPS方式等では第1基板100に画素電極と共通電極との両方が設けられる。また、液晶表示装置50は透過型、反射型、半透過型のいずれであってもよい。
図2および図3に液晶表示装置50の製造方法を説明するフローチャートおよび断面図をそれぞれ示す。ここでは液晶滴下法によって液晶表示装置50を製造する場合を例示するが、真空注入法によって製造することも可能である。
図2に例示の製造方法では、第1基板100の形成工程S11と、洗浄工程S14と、対極コンタクトの形成工程S15とがこの順序で行われる。また、第2基板200の形成工程S21と、洗浄工程S23と、シール350の形成工程S24と、液晶滴下工程S25とがこの順序で行われる。さらに、対極コンタクト形成工程S15および液晶滴下工程S25の後に、貼り合わせ工程S31と、シール350の硬化工程S32と、加熱工程S33と、洗浄工程S34とがこの順序で行われる。
第1基板形成工程S11は、配線150,170の形成工程S12と、絶縁膜104の形成工程S13とを含んでいる。
配線形成工程S12では、ITO等の透明導電膜を形成しパターニングすることによって配線150を形成し、アルミニウム等の金属膜を形成しパターニングすることによって配線170を形成する。配線150の形成と配線170の形成はいずれを先に行ってもよい。なお、シール350に対向しない配線170も透明導電材料で構成してもよく、これによれば上記の金属膜の形成およびパターニングの工程が不要になり、配線形成工程S12を簡略にすることができる。
絶縁膜形成工程S13では、例えば酸化シリコン、アクリル樹脂等によって絶縁膜104を形成する。
洗浄工程S14では、上記工程S11で形成された第1基板100を洗浄する。なお、洗浄工程S14の後に、第1基板100を例えば加熱し、これにより有機溶剤、ガス等を除去するデガス工程を行ってもよい。
対極コンタクト形成工程S15では、第1基板100上に、両基板100,200を電気的に接続するための対極コンタクト(図1等において図示せず)を形成する。例えば、導電性粒子が混練されたペーストをディスペンス法によって第1基板100の所定電極上に塗布する。対極コンタクトは第2基板200または両基板100,200に形成してもよい。なお、対極コンタクト形成工程S15の後にプリベーク工程を行ってもよい。ここで、第2基板200が電極を有さず両基板100,200間で電気的接続が必要ない場合、例えば液晶表示装置50がFFS方式、IPS方式等の場合には、対極コンタクト形成工程S15は不要である。
第2基板形成工程S21は、遮光膜204の形成工程S22を含んでいる。遮光膜形成工程S22では、例えばクロム膜等を形成することによって、遮光膜204を形成する。
洗浄工程S23では、上記工程S21で形成された第2基板200を洗浄する。なお、洗浄工程S23の後にデガス工程を行ってもよい。
シール形成工程S24では、第2基板200上にシール350を形成する。例えば、ペースト状のシール材をディスペンス法や印刷法によって第2基板200上に配置する。このとき、シール350を第2基板200の周縁に沿った閉ループのパターンに形成する。上記シール材として、少なくとも光硬化性を有する材料を用い、ここでは光硬化性と熱硬化性とを有する材料を用いる場合を例示する。シール350は第1基板100または両基板100,200に形成してもよい。この場合、シール350と対極コンタクトとの両方を基板100,200の一方に形成してもよい。なお、シール形成工程S24の後にプリベーク工程を行ってもよい。
液晶滴下工程S25では、第2基板200上に液晶を滴下する。液晶の滴下は第1基板100上に行ってもよいし、両基板100,200上に行ってもよい。
貼り合わせ工程S31では、基板100,200をシール350を介して対向させ、貼り合わせる。貼り合わせは大気圧よりも低い環境下で行い、貼り合わせ後に大気圧に開放する。
シール硬化工程S32では、図3に示すように、シール350に第1基板100を介して、すなわち透明導電材料で構成された配線150を介してシール硬化光370を照射し、これによりシール350を硬化する。このとき、例えばシール350に対向する部分に開口362を有する保護マスク360を用い、当該保護マスク360を介してシール硬化光370を照射することが好ましい。これにより、例えば液晶300にシール硬化光370が照射されるのが回避され、液晶300の変質を防止することができる。
加熱工程S33では、貼り合わせた状態の基板100,200を加熱する。この加熱により、例えば、シール350をさらに硬化させ、液晶300を所定状態に配向させる(等方性処理)。洗浄工程S34では以上の工程を経て得られた液晶表示装置50を洗浄する。なお、いわゆる多数個取り基板を用いる場合、洗浄工程S34の前に個々の液晶表示装置50に分断する。
上記のように遮光膜204が周辺領域54に設けられているので、当該遮光膜204によって周辺領域54の光漏れを防止できる。その結果、良好な表示品質が得られる。また、透明導電材料で構成された配線150を介してシール350へシール硬化光を照射するので、シール350が第1基板100の配線150と第2基板200の遮光膜204との間に設けられていても、シール350を十分に硬化することができる。その結果、未硬化状態のシールに起因した不具合が防止され、かかる点からも良好な表示品質が得られる。
このように液晶表示装置50およびその製造方法によれば、周辺領域54の光漏れを防止できるとともにシール350を十分に硬化することができる。
ここで、種々の実験、調査から、仮にシール350に対向する配線150の全体をアルミニウム等の遮光性材料で形成した場合であっても、シール硬化光の回り込みによって、当該配線150で遮光された部分のシール350を硬化可能であることが分かった。その一方で、遮光性の配線150の線幅が10μm以上の場合、当該配線の中心線付近ではシール350が十分に硬化しない部分が発生することも分かった。このとき、配線150が長い場合、例えば配線150が第1基板100の周縁に沿って延在する場合(換言すればシール350の延在方向に延在する場合)、上記の硬化が不十分な部分は線状に発生しシール350全体において大きな割合を占めることになる。
さらに、遮光性の配線150の線幅が10μm未満の場合でも、隣接する配線間の距離(間隔)が、配線幅よりも小さい場合には、シール硬化光が十分に当たらない部分が発生することが分かった。
かかる点に鑑みれば、線幅が10μm以上の配線150を透明導電材料で構成することが好ましく、これによりシール350を十分に硬化できるという上記効果がより確実に得られる。線幅が10μm以上の配線150として各種の電源線(例えば接地電位線(いわゆるCOM配線)を含む)が挙げられる。なお、上記のように配線150の線幅は例えば500μm以下である。
また、配線幅が10μm未満の配線であっても、隣接する配線間の距離が配線幅より小さい場合には透明導電材料で構成することが好ましい。
一般にITO等の透明導電材料はアルミニウム等の金属材料よりも導電率が低いので、配線150は厚く形成するのが好ましい。例えば表示領域52に設けられた画素電極よりも厚いことが好ましい。かかる点に鑑みれば、透明導電材料で構成される配線150の厚さ(図1の場合、図面上下方向の寸法)は0.05μm以上であることが好ましく、これにより配線抵抗の低減化を図ることができる。その一方で過度に厚いと、絶縁膜104による被覆性(カバレッジ)が低下する場合があるので、配線150の厚さは0.2μm以下であることが好ましい。
上記ではシール350に重なった配線150の全体を透明導電材料で構成する場合を例示したが、図4〜図6に例示する配線150B〜150Dのように構成してもよい。なお、図4および図5において(a)は平面図、(b)は断面図であり、図6は平面図である。
図4に例示の配線150Bは、透明導電性部分152と、高導電率部分154とを含んでいる。透明導電性部分152は例えばITO、IZO等の透明導電材料で構成され、高導電率部分154は上記透明導電材料よりも導電率が高い材料、例えばアルミニウム、モリブデン、チタン等の金属で構成されている。
配線150Bの場合、高導電率部分154は透明基板102上に配置され透明導電性部分152で覆われている。なお、図5に例示する配線150Cのように、透明基板102上に透明導電性部分152を配置し、透明導電性部分152上に高導電率部分154を配置してもよい。
配線150B,150Cにおいて、透明導電性部分152のうちで高導電率部分154と重なっていない部分が、シール硬化光を透過可能な透明部分156を構成する。これに対して、一般にアルミニウム等の金属材料はITO等の透明導電材料よりも遮光性が高いので、図4(a)および図5(a)の平面視において高導電率部分154が配置された部分はシール硬化光に対して遮光性を呈する。このため、当該部分を遮光性部分、不透明部分等と呼んでもよい。
配線150B,150Cにおいて高導電率部分154は配線150B,150Cの延在方向に延在している。高導電率部分154の数は図示の例示に限られるものではない。なお、図6の平面図に例示する配線150Dのように高導電率部分154と透明部分156とを配線150Dの延在方向に交互に並べることも可能である。配線150Dにおける透明導電性部分152と高導電率部分154との積層順は、配線150Bと同じであってもよいし、配線150Cと同じであってもよい。
例えば配線150Bは、上記の配線形成工程S12(図2参照)として図7のフローチャートに例示した工程手順を適用することによって、形成可能である。すなわち、高導電率部分154の形成工程S51では、アルミニウム等の高導電率膜を形成し(工程S52)、所定の形状にパターニングする(工程S53)。その後の透明導電性部分152の形成工程S54では、ITO等の透明導電膜を形成し(工程S55)、所定の形状にパターニングする(工程S56)。なお、配線150Cの場合(図5参照)、透明導電性部分152の形成工程S54の後に、高導電率部分154の形成工程S51を行えばよい。
配線150B〜150Dによれば、高導電率部分154を含むので、配線150(図1参照)と比較して配線抵抗を低減することができる。もちろん、シール350と重なる部分には透明部分156も含むので、配線150B〜150Dによってもシール350を十分に硬化することができる。
ここで、上記のように遮光性の配線の線幅が10μm以上である場合、当該配線の中心線付近にシール350が十分に硬化しない部分が発生する。かかる点に鑑みれば、遮光性を呈する高導電率部分154の幅を(0μmよりも大きく)10μm以下で形成することが好ましい。さらに、上記のように遮光性の配線の線幅が10μm未満の場合であってもシール硬化光が十分に当たらない部分が発生するので、隣接する遮光性の高導電率部分154間の距離(間隔)を遮光性の高導電率部分154の幅以上とすることが好ましい。その結果、シール350のうちで高導電率部分154に重なった部分にもシール硬化光が回り込み、当該部分を十分に硬化することができる。
実施の形態に係る液晶表示装置を説明する断面図である。 実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法を説明するフローチャートである。 実施の形態に係る液晶表示装置の製造方法を説明する断面図である。 実施の形態に係る液晶表示装置の配線の第2例を説明する図である。 実施の形態に係る液晶表示装置の配線の第3例を説明する図である。 実施の形態に係る液晶表示装置の配線の第4例を説明する平面図である。 実施の形態に係る液晶表示装置の配線の形成方法を説明するフローチャートである。
符号の説明
50 液晶表示装置、52 表示領域、54 周辺領域、100 第1基板、150,150B〜150D 配線、152 透明導電性部分、154 高導電率部分、156 透明部分、200 第2基板、204 遮光膜、350 シール、S12 配線形成工程、S31 貼り合わせ工程、S32 シール硬化工程。

Claims (8)

  1. 表示領域の外側の周辺領域に配線を有する第1基板と、前記第1基板に対向する第2基板とを備えた液晶表示装置の製造方法であって、
    前記配線の少なくとも一部分に透明導電材料によって透明部分を形成して前記配線を形成する配線形成工程と、
    光硬化性を有するシールを介して前記第1基板と前記第2基板とを貼り合わせる貼り合わせ工程と、
    前記シールに前記配線の前記透明部分を介して光照射を行って前記シールを硬化するシール硬化工程と、
    を含むことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法であって、
    前記配線形成工程では、前記透明部分を有する前記配線を10μm以上500μm以下の線幅で形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の液晶表示装置の製造方法であって、
    前記配線形成工程では、前記透明部分を前記表示領域に設けられた画素電極よりも厚く形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液晶表示装置の製造方法であって、
    前記配線形成工程では、前記透明導電材料よりも導電率が高い材料によって前記配線に高導電率部分を形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の液晶表示装置の製造方法であって、
    前記配線形成工程では、前記導電率が高い材料が前記透明導電材料よりも遮光性が高く、前記高導電率部分の幅を10μm以下で形成することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の液晶表示装置の製造方法であって、
    前記配線形成工程では、隣接する前記高導電率部分の間隔が前記高導電率部分の幅以上であることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  7. 表示領域の外側の周辺領域に配線を有する第1基板と、
    前記第1基板に対向して設けられ、前記周辺領域に遮光膜を有する第2基板と、
    前記遮光膜と前記配線との間に設けられ、光硬化性を有するシールと、
    を備え、
    前記配線は少なくとも前記シールと重なる一部分に透明導電材料によって構成された透明部分を含むことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 請求項7に記載の液晶表示装置であって、
    前記配線は、前記透明導電材料よりも導電率が高い材料によって構成された高導電率部分をさらに含むことを特徴とする液晶表示装置。
JP2007209747A 2007-08-10 2007-08-10 液晶表示装置およびその製造方法 Withdrawn JP2009042645A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007209747A JP2009042645A (ja) 2007-08-10 2007-08-10 液晶表示装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007209747A JP2009042645A (ja) 2007-08-10 2007-08-10 液晶表示装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009042645A true JP2009042645A (ja) 2009-02-26

Family

ID=40443414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007209747A Withdrawn JP2009042645A (ja) 2007-08-10 2007-08-10 液晶表示装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009042645A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080036A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Seiko Epson Corp 電気光学装置および電子機器
CN110133922A (zh) * 2019-06-03 2019-08-16 信利(仁寿)高端显示科技有限公司 改善液晶面板制造中框胶固化效果的方法及液晶面板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080036A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Seiko Epson Corp 電気光学装置および電子機器
CN110133922A (zh) * 2019-06-03 2019-08-16 信利(仁寿)高端显示科技有限公司 改善液晶面板制造中框胶固化效果的方法及液晶面板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102547266B1 (ko) 액정 표시장치
JP6457875B2 (ja) 表示装置
JP5645203B2 (ja) 液晶表示パネル及び液晶表示装置
KR101954979B1 (ko) 컬러필터 기판과 이를 포함하는 액정 표시 장치 및 컬러필터 기판 제조 방법
JP4851817B2 (ja) 表示装置及びその製造方法
US20100079718A1 (en) Liquid crystal display device
US20180173033A1 (en) Method of producing display device, and display device
JP2012181447A (ja) 液晶表示装置
JP4987422B2 (ja) 表示装置、及びその製造方法
KR102085810B1 (ko) 액정 표시 패널, 그 제조 방법 및 이를 갖는 액정 표시 장치
JP5375628B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP2014056222A (ja) 表示装置及びカバー部材
JP2014122947A (ja) 表示装置及びカバー部材
JP2014235185A (ja) 表示装置
KR102348373B1 (ko) 액정 표시 장치
JP2014056223A (ja) 表示装置及びカバー部材
JP2013127639A (ja) 液晶表示装置
JP2008139555A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
US9696595B2 (en) Liquid crystal display device having an array substrate with elongated protrusions
TW201009463A (en) System for displaying images and manufacturing method of the same
JP2009042645A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JP2016224220A (ja) 表示装置
JP2010266711A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP2009047841A (ja) 液晶表示装置
JP2014077857A (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100315

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100526

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20100526

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100630

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110216