JP2009037153A - オートフォーカス装置と、これを有する顕微鏡装置 - Google Patents

オートフォーカス装置と、これを有する顕微鏡装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009037153A
JP2009037153A JP2007203408A JP2007203408A JP2009037153A JP 2009037153 A JP2009037153 A JP 2009037153A JP 2007203408 A JP2007203408 A JP 2007203408A JP 2007203408 A JP2007203408 A JP 2007203408A JP 2009037153 A JP2009037153 A JP 2009037153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
photoelectric converter
light emission
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007203408A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryosuke Komatsu
亮介 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2007203408A priority Critical patent/JP2009037153A/ja
Publication of JP2009037153A publication Critical patent/JP2009037153A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】受光素子に最適な光量が入射する光源の発光量を短時間で設定可能なオートフォーカス装置と、これを有する顕微鏡装置を提供すること。
【解決手段】光電変換器30と、フォーカス用の光源20と、前記光源からの光に基づく光像を観察対象物上に結像させるフォーカス用照明光学系5と、前記観察対象物からの前記光像の反射光を受光し前記光像の反射像を前記光電変換器の受光面に結像させるフォーカス用結像光学系7と、前記光電変換器の信号により前記フォーカス用結像光学系と前記観察対象物とを前記光軸方向に相対移動可能な焦点位置調節手段8、34と、前記光電変換器の信号が所定範囲内にあるか否かに基づき、前記光源の発光量に所定値を乗じ、前記光源の発光量を増減させて前記光電変換器の信号を前記所定範囲内に設定する光量調整手段41とを有するオートフォーカス装置1と顕微鏡装置2。
【選択図】図1

Description

本発明は、受光素子の信号に基づき光源の発光量を調整可能なオートフォーカス装置と、これを有する顕微鏡装置に関する。
従来、生物顕微鏡において、スリット状の光像を照明光を標本に照射し、その反射光を用いて対物レンズの前側焦点に標本の観察位置を位置決めし、かつ焦点検出光学系に設けられた焦点位置調節レンズを焦点検出光学系の光軸に沿って移動させることにより、対物レンズの前側焦点を標本に対して移動するオートフォーカス装置とこれを有する顕微鏡が知られている(例えば、特許文献1参照)。従来のオートフォーカス制御には、焦点情報を利用しているが、その元はCCDセンサ等の受光素子に結像された像である。そして受光素子上のこの像の光量が適正な値となるように、スリット状の光像を照射するための光源の光量を自動的に調整することが行われている。
特開2004−70276号公報
従来の光量調整は、受光素子の信号に所定範囲の閾値を設け、信号が閾値を上回っている場合、或いは下回っている場合、光源の発光量をデジタル的に1ステップずつ加減算することで受光素子に入射する光量調整を行っている。このため、光量調整範囲が広くなればなるほど光量調整に時間がかかり、結果としてオートフォーカス制御開始が遅れ、観察開始までに時間がかかると言う問題がある。
上記課題を解決するため、本発明は、光電変換器と、フォーカス用の光源と、前記光源からの光に基づく光像を観察対象物上に結像させるフォーカス用照明光学系と、前記観察対象物からの前記光像の反射光を受光し前記光像の反射像を前記光電変換器の受光面に結像させるフォーカス用結像光学系と、前記光電変換器の信号により前記フォーカス用結像光学系と前記観察対象物とを前記光軸方向に相対移動可能な焦点位置調節手段と、前記光電変換器の信号が所定範囲内にあるか否かに基づき、前記光源の発光量に所定値を乗じ、前記光源の発光量を増減させて前記光電変換器の信号を前記所定範囲内に設定する光量調整手段とを有することを特徴とするオートフォーカス装置を提供する。
また、本発明は、前記オートフォーカス装置を有することを特徴とする顕微鏡装置を提供する。
本発明によれば、受光素子に最適な光量が入射する光源の発光量を短時間で設定可能なオートフォーカス装置と、これを有する顕微鏡装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態に関し図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施の形態にかかる光源装置1を搭載したオートフォーカス装置を有する顕微鏡2の概略構成図である。
図1において、顕微鏡2の光学系は、標本の上部に配置されている観察光学系3と、その側方に配置されたオートフォーカス装置の光学系であるフォーカス用照明光学系5およびフォーカス用結像光学系7により構成されている。
フォーカス用照明光学系5は、その光軸上に、光学装置1を構成するLED光源(以後、単にLEDと記す)20側から順に、第1コレクタレンズ21、スリット板22、第2コレクタレンズ23、第1瞳制限マスク24、第1ハーフミラー25、焦点位置調節レンズ8及び可視光カットフィルタ10が配設されて構成されている。スリット板22の中央部には長方形の細長いスリット開孔22aが形成されており、スリット板22は、スリット開孔22aの長手方向が図1において紙面に垂直方向に延びるように光軸を中心に配設されている。
LED20から出射された赤外光(近赤外光)は第1コレクタレンズ21で集光されてスリット板22に入射し、標本面(カバーガラス14と標本が浸された媒質との境界面)と共役位置に配置したスリット板22のスリット開孔22aを通り、第2コレクタレンズ23で平行光に変換され、第1瞳制限マスク24に照射される。
第1瞳制限マスク24は、瞳の半分を遮光するものであり、光軸を中心にスリット状の赤外光の長手方向の中心線にそって半分が遮光されるように配設されている。第1瞳制限マスク24を通過した赤外光Laは、第1ハーフミラー25を透過する。なお、第1ハーフミラー25は、フォーカス用照明光学系5とフォーカス用結像光学系7の光軸が交差する点に配設されており、赤外光の一部を反射して、他の一部を透過するものであり、後述するように、フォーカス用結像光学系7でも共用されている。
フォーカス用照明光学系5と観察光学系3の光軸が交差する点には、ダイクロイックミラー16が配設されており、後述するように観察光学系3でも共用されている。ダイクロイックミラー16は、観察光学系3の観察光路上のアフォーカル系に配設され、赤外光を反射して可視光や蛍光を透過する作用をする。第1ハーフミラー25を透過した赤外光Laは焦点位置調節レンズ8を透過した後、可視光カットフィルタ10で赤外光Laに含まれる可視光成分が除去された後、ダイクロイックミラー16で反射されて対物レンズ12方向に反射され(赤外光Lb)、対物レンズ12によって標本に集光されて照射される。なお、対物レンズ12は、後述するように観察光学系3でも共用されている。また、焦点位置調節レンズ8については後述する。
観察光学系3は、標本側から順に、対物レンズ12、ダイクロイックミラー16、赤外光カットフィルタ18、第2ハーフミラー17および第2対物レンズ13が配設されて構成されており、さらに第2対物レンズ13の先には図示しないが接眼レンズが配設されて構成されている。
また、図示しないが、ステージ11上に載置された標本を照明する照明装置が設けられている。この照明装置は、透過型または落射型であり、透過型の照明装置の場合はステージ11の下方に配置され、落射型の照明装置の場合はステージ11の上方に配置される。
照明装置から照射された光は標本を透過して観察光となり、対物レンズ12を経て、ダイクロイックミラー16を透過し、赤外光カットフィルタ18で赤外光が除去されて、第2ハーフミラー17に入射する。
第2ハーフミラー17に入射した観察光は、一部が反射され第2対物レンズ13および接眼レンズで標本の観察像が結像され、観察に供せれる。また、第2ハーフミラー17を透過した一部の観察光を、カメラ用対物レンズ36とカメラ用リレーレンズ37を通し、カメラ用CCDセンサ38の撮像面に結像させ、カメラ用信号処理部39で処理して標本の画像をモニタ(図示せず)に投影する。
光学装置1を構成するフォーカス用結像光学系7は、フォーカス用照明光学系5によりステージ11上の標本に照射されて反射するスリット状の赤外光を受光するものである。ここで、ステージ11上の標本はカバーガラス14によって覆われているため、対物レンズ12で結像された焦点検出用の赤外光は、カバーガラス14の表面やカバーガラス14と標本の境界面(標本面)で反射する。カバーガラス14や標本面等で反射した赤外光は、対物レンズ12で平行光に変換され(赤外光Lc)、ダイクロイックミラー16で反射され(赤外光Ld)、さらに可視光カットフィルタ10及び焦点位置調節レンズ8を通り、フォーカス用照明光学系5の光軸に対して略45度傾けて配設された第1ハーフミラー25に入射し、第1ハーフミラー25で一部が反射されフォーカス用結像光学系7に入射する。
フォーカス用結像光学系7は、フォーカス用照明光学系5側から光軸に沿って順に、第1ハーフミラー25、オートフォーカス用対物レンズ26、オートフォーカス用リレーレンズ27、第2瞳制限マスク28、オートフォーカス用リレーレンズ27、シリンドリカルレンズ29およびオートフォーカス用CCDセンサ(以後、単にCCDと記す)30が配設されて構成されている。
第1ハーフミラー25で反射された赤外光Ldは、オートフォーカス用対物レンズ26で集光して結像光に変換されスリット像を結像する。オートフォーカス用リレーレンズ27,27は、オートフォーカス用対物レンズ26によって結像されたスリット像(赤外光Le)をリレーし、シリンドリカルレンズ29を経て、CCD30の撮像面にスリット像を再結像する。
なお、第2瞳制限マスク28は、瞳の半分を遮光するように配設されており、遮光される領域は、第1瞳制限マスク24によって遮光される領域に対応している。また、シリンドリカルレンズ29は、所定方向のみに屈折作用を持つレンズであり、赤外光Leを図1において紙面に対して垂直方向(スリット像の長手方向)に圧縮して、CCD30の撮像面に結像させる作用をする。なお、CCD30は、複数の受光部が1次元に配列されたラインセンサ、または、2次元に配列されたエリアセンサで構成することが可能である。
なお、フォーカス用照明光学系5において、LED20から出射した光をスリット板22のスリット開孔22aを通してスリット状にしてスリット開孔22aの像を標本に照射している。これは、スポット光とした場合、標本面等に段差部分があると、その反射光が散乱して理想的な光量信号を得ることができないためであるが、標本面等の状態によってはこのスリット板22を無くし、上述の方法でLED20の像を標本に照射してオートフォーカス制御をすることも可能である。また、第1コレクタレンズ21はなくても実現可能である。
オートフォーカス装置において使用する焦点位置調節レンズ8について説明する。焦点位置調節レンズ8は図1に示すように、ダイクロイックミラー16と第1ハーフミラー25の間のフォーカス用照明光学系5とフォーカス用結像光学系7との共通光路上に位置しアフォーカル系に配設されている。
また、焦点位置調節レンズ8には焦点位置調節レンズ駆動部9が取り付けられており、図示しないが、焦点位置調節レンズ8を光軸に沿って前後に移動可能とする焦点位置調節レンズ用DCモータと、倍率の異なる複数の焦点位置調節レンズ8を交換可能とする焦点位置調節レンズ用電動ターレットで構成されている。焦点位置調節レンズ駆動部9は後述するCPU41の焦点位置調節レンズ移動制御部を介して移動が制御されている。
また、顕微鏡の入力部には焦点位置調節レンズ8を光軸に沿って移動させる焦点位置調節レンズ操作ダイアル51と不図示の焦点位置調節レンズ切り替えスイッチが配設されおり、観察者は焦点位置調節レンズ操作ダイアル51を操作すると、これに結合されたエンコーダ(不図示)からの信号に基づき焦点位置調節レンズ8を光軸にそって往復移動させることができる。また、焦点位置調節レンズ切り替えスイッチにより、焦点位置調節レンズ用電動ターレットに装着された複数の焦点位置調節レンズ8から任意の焦点位置調節レンズ8を選択して切り替えることができる。
焦点位置調節レンズ8は、対物レンズ12で標本18に集光照射されるスリット像(オートフォーカス用照明光)の結像位置を光軸に沿ってずらし、同時に、標本18で反射し、CCD30の撮像面に再結像するスリット像の結像位置を光軸に沿ってずらす働きをする。
この時のCCD30から図2に示すような信号が得られる。図2は、LED20の発光量が最適な状態で、合焦してる場合を示している。合焦している時には、スリット像の信号のピーク値がImaxとなり、Imaxからの垂線で二分される領域S1とS2の面積がほぼ等しい状態となっている。
一方、非合焦時には図3に示すように、CCD30からの信号がほとんど観測されない。この場合、LED20の発光量を上げてスリット像が検出されないか試す必要がある。或いは、図4に示すように、LED20の発光量が大きすぎて、スリット像の信号が飽和してしまい、焦点検出ができなくなる。この場合には、LED20の発光量を下げて、図2に示す信号にする必要がある。
従来、LED20の発光量の調整は、図1に示すCPU41からの指令に基づき、光量調節ドライバー45が、1ステップずつ加減算してLED20の発光量を増減して行っていた。光量調整ドライバー45は、LED20の発光量ゼロから最大値までをデジタル的に所定数のステップに分割してD/Aを介してLED20の発光量を調整している。このため、ステップ数が多くなると、加減算を行っているために最適な光量に達するまでに時間を要していた。
本実施の形態では、LED20の光量調整をより早く行えるようにしている。以下、図5〜図7を参照しつつ説明する。図5は、光量調節のための制御フォローを示し、図6、7は、光量調整過程におけるCCD30からの受光信号の変化を模式的に示している。
ステップS1
顕微鏡装置の電源が投入されると、CPU41はCCD30の受光信号をオートフォーカス用信号処理部31を介して読み取る。この時得られた信号は、例えば図2に示すようになっている。
ステップS2
オートフォーカスがONか否かをCPU41が検出し、OFF状態(N)であれば、信号処理の必要が無いのでステップS1にもどり、CCD30の受光信号を読み取るステップS1とS2の動作を継続する。
ステップS3
オートフォーカスがONの状態(Y)の場合、CPU41はCCD30の信号の中から最大値Imaxを求める。
ステップS4
求めたImaxが、CCD30の受光量が最適な受光範囲を規定している上限閾値thHよりも大きいか否かを判定し、大きい場合(Y)はステップS10にジャンプし、小さい場合にはステップS5を実行する。
ステップS5
求めたImaxが、CCD30の受光量が最適な受光範囲を規定している下限閾値thLより小さいか否かを判定し、小さい場合(Y)はステップS8にジャンプし、大きい場合はステップS6を実行する。
ステップS6
求めたImaxは、受光量が最適な受光範囲のthLとthHの間にあるので信号をオートフォーカス用信号処理部31で処理し、オートフォーカシング制御パラメータを算出する。
ステップS7
算出された制御パラメータに基づきオートフォーカス制御を実行する。
ステップS8
求めたImaxが図6の破線で示すようにthLより小さいので、オートフォーカス制御を停止し、焦点調節レンズ8の移動を停止する。
ステップS9
LED20の発光量を現在の発光量を基に再設定する。この時、再設定する発光量は、現在の発光量に比率PLを乗じた値に設定する。即ち、
再設定する発光量=現在の発光量×PL
とする。その後、ステップS1に戻る。
図6は、現在の発光量が小さいために、CCD30の信号のImaxが閾値thLより小さい場合の光量調整について説明する図を示している。この例では、比率PL=2の場合を示している。
CCD30の信号のImaxを最適な受光範囲内に入れるため、CPU41が光量調整ドライバー45を介してLED20の発光量を増加させる。この時、現在の発光量が20であれば、比率PL=2の場合、変更後の発光量を20×2=40になる。図6の場合、発光量40でも、CCD30の信号のImaxが最適な受光範囲に達していないため、再度発光量の変更を行う。再度の変更によって変更後の発光量は、40×2=80となり、Imaxを最適な受光範囲内に設定できる。このよう、本実施の形態では、2ステップで、Imaxを最適な受光範囲に設定することができる。
この例を、従来の1ステップごとの変更で実行すると、数十ステップ以上のステップを踏まなければならず、1ステップにかかる時間が同じであれば、数十倍以上の時間を要することになる。このように、本実施の形態の方式では、従来に比べ短時間で、最適なLED20の光量を設定することが可能になる。
ステップS10
求めたImaxが図7の破線に示すようにthHより大きいので、オートフォーカス制御を停止し、焦点調節レンズ8の移動を停止する。
ステップS11
LED20の発光量を現在の発光量を基に再設定する。この時、再設定する発光量は、現在の発光量を比率PHで除した値に設定する。即ち、
再設定する発光量=現在の発光量/PH
とする。その後、ステップS1に戻る。
図7は、現在の発光量が大きすぎるため、CCD30の信号のImaxが閾値thHより大きい場合の光量調整の例を示している。この例では、比率PH=2の場合を示している。現在の発光量が100で大きすぎため、変更後の発光量を100/2=50とすることで、Imaxを最適な受光範囲内に設定できる。このよう、本実施の形態では、1ステップで、Imaxを最適な受光範囲に設定することができる。この例を、従来の1ステップごとの変更で実行すると、数十ステップ以上のステップを踏まなければならず、1ステップにかかる時間が同じであれば、数十倍以上の時間を要することになる。このように、本実施の形態の方式では、従来に比べ短時間で、最適なLED20の光量を設定することが可能になる。
なお、上記の説明では、比率PL、PHは同じ値(例えば、2)としているが、PL、PHは異なる値を用いることも可能である。例えば、Imaxが下限閾値thL以下の場合は、上限閾値以上の場合に比べ同じ比率でもLED20の発光量変化が小さいので、比率PLを比率PHより大きい値(例えば、PL=4)に設定し、最適な受光範囲内に設定するまでのステップ数を少なくすることも可能である。或いは、変更するステップ数を極力する少なくするように適宜比率を変更するようにしても良い。また、上記実施の形態では、PL=PH=2の場合について説明したが、1.5、2.5、3・・等の値に適宜設定することも可能である。
また、上記の比率は、対物レンズの倍率に応じた比率をCPU41に接続されたメモリ42に保存しておき、対物レンズ交換に応じて適宜読み出して使用するように構成しても良い。これは、LED20が同じ発光量でも、対物レンズの倍率を高倍から低倍に変えるとCCD30の受光量Imaxが上限閾値thHを超えてしまうことが多くなり、対物レンズを低倍から高倍に換えるとImaxが下限閾値thL以下になることが多くなる。よって、対物レンズの交換に応じて発光量をかえる比率を設定しておけば、より早くオートフォーカス動作を実行することが可能になる。
以上述べたように、実施の形態にかかる光学装置1を用いることによって、オートフォーカス顕微鏡2において、オートフォーカス動作に入るまでの設定時間を大幅に短縮することが可能になる。この結果、オートフォーカスを使用する顕微鏡観察の観察開始時間を短縮することが可能になる。
なお、上記実施の形態では、オートフォーカス用の受光素子に対する光量調整について説明したが、その他の受光素子の受光量を最適にする光量調節にも適用可能である。
また、上述の実施の形態は例に過ぎず、上述の構成や形状に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
実施の形態にかかる顕微鏡装置の光学系及び制御系の構成の概略図。 合焦した状態におけるCDDの受光信号例。 非合焦状態におけるCCDの受光信号例。 光源の発光量が大きすぎてCCDの受光信号が飽和してしまった例。 最適受光範囲にCCDの受光信号値を入れるための発光量の制御フローを示す。 CCDの受光信号が下限閾値以下の場合の発光量変更例。 CCDの受光信号が上限閾値以上の場合の発光量変更例。
符号の説明
1 光学装置
2 顕微鏡装置(オートフォーカス顕微鏡)
3 観察光学系
5 フォーカス用照明光学系
7 フォーカス用結像光学系
8 焦点位置調節レンズ
9 焦点位置調節レンズ駆動部
10 可視光カットフィルタ
11 ステージ
12 対物レンズ
13 第2対物レンズ
14 カバーガラス
15 スライドガラス
16 ダイクロイックミラー
17 第2ハーフミラー
18 標本
20 LED光源
21 LED光源(LED)
22 スリット板
23 第2コレクタレンズ
24 第1瞳制限マスク
25 第1ハーフミラー
26 オートフォーカス用対物レンズ
27 オートフォーカス用リレーレンズ
28 第2瞳制限マスク
29 シリンドリカルレンズ
30 オートフォーカス用CCDセンサ(CCD)
31 オートフォーカス用信号処理部
34 ステージ駆動部
35 電動リボルバ駆動部
36 カメラ用対物レンズ
37 カメラ用リレーレンズ
38 カメラ用CCDセンサー
41 CPU
42 メモリ
43 入力部
45 光量調整ドライバー
51 焦点位置調節レンズ操作ダイアル

Claims (6)

  1. 光電変換器と、
    フォーカス用の光源と、
    前記光源からの光に基づく光像を観察対象物上に結像させるフォーカス用照明光学系と、
    前記観察対象物からの前記光像の反射光を受光し前記光像の反射像を前記光電変換器の受光面に結像させるフォーカス用結像光学系と、
    前記光電変換器の信号により前記フォーカス用結像光学系と前記観察対象物とを前記光軸方向に相対移動可能な焦点位置調節手段と、
    前記光電変換器の信号が所定範囲内にあるか否かに基づき、前記光源の発光量に所定値を乗じ、前記光源の発光量を増減させて前記光電変換器の信号を前記所定範囲内に設定する光量調整手段と、を有することを特徴とするオートフォーカス装置。
  2. 前記光電変換器の信号が前記所定範囲の下限値より小さい時、前記発光量調整手段は、前記光源の発光量に下限値用の前記所定値を乗じて、前記光源の発光量を増やすことを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  3. 前記光電変換器の信号が前記所定範囲の上限値より大きい時、前記光量調整手段は、前記光源の発光量に上限値用の前記所定値を乗じて、前記光源の発光量を減らすことを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  4. 前記下限値は、前記上限値に前記上限値用の所定値を乗じた値より小さいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置。
  5. 前記下限値用の所定値は、前記上限値用の所定値の逆数に等しいことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置。
  6. 請求項1から5に記載のオートフォーカス装置を有することを特徴とする顕微鏡装置。
JP2007203408A 2007-08-03 2007-08-03 オートフォーカス装置と、これを有する顕微鏡装置 Withdrawn JP2009037153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007203408A JP2009037153A (ja) 2007-08-03 2007-08-03 オートフォーカス装置と、これを有する顕微鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007203408A JP2009037153A (ja) 2007-08-03 2007-08-03 オートフォーカス装置と、これを有する顕微鏡装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009037153A true JP2009037153A (ja) 2009-02-19

Family

ID=40439089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007203408A Withdrawn JP2009037153A (ja) 2007-08-03 2007-08-03 オートフォーカス装置と、これを有する顕微鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009037153A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4370554B2 (ja) オートフォーカス装置およびオートフォーカス付き顕微鏡
EP1857853B1 (en) Illuminating device
JP5006694B2 (ja) 照明装置
JP4453088B2 (ja) オートフォーカス装置及び顕微鏡
TW201945786A (zh) 自動顯微鏡聚焦系統、裝置及方法
WO2005114293A1 (ja) 顕微鏡装置
JP4599941B2 (ja) 自動焦点検出装置およびこれを備える顕微鏡システム
CN107340584B (zh) 显微镜
US10642012B2 (en) Laser scanning microscope, and laser scanning microscope control method
JP5655617B2 (ja) 顕微鏡
JP5322368B2 (ja) 顕微鏡システム、観察方法および観察プログラム
JP4910382B2 (ja) 顕微鏡
JP5070696B2 (ja) オートフォーカス装置とこれを有する顕微鏡
JP7362904B2 (ja) 対象物のイメージング装置およびイメージング方法
JP2012159854A (ja) 倒立顕微鏡システム
JP5909902B2 (ja) オートフォーカス装置、顕微鏡装置
JP2017003827A (ja) 顕微鏡装置、制御方法および制御プログラム
JP5278489B2 (ja) 顕微鏡、顕微鏡の焦点調節制御方法
JP2009037153A (ja) オートフォーカス装置と、これを有する顕微鏡装置
JP2010008458A (ja) 光学式測定装置および投影板に形成されたパターン
JP2004102032A (ja) 走査型共焦点顕微鏡装置
JP5101867B2 (ja) 焦点検出装置
JP5399580B2 (ja) 顕微鏡システム、観察方法および観察プログラム
JP2010181493A (ja) 顕微鏡のオートフォーカス装置
JP2000098256A (ja) 顕微鏡の焦準装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20101005